Cisco Unified Communications Manager リリース 12.0(1) Manager Assistant ユーザ ガイド
偏向のない言語
この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
翻訳について
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
- Updated:
- 2018年3月27日
章のタイトル： アシスタント向け：電話機での Manager Assistant の使用
アシスタント向け：電話機での Manager Assistant の使用
アシスタント向け：電話機での Manager Assistant の使用
この章では、Cisco Unified IP Phone（「Assistant Phone」と呼ばれることもあります）上で Manager Assistant 機能に直接アクセスする方法について説明します。
電話機上のボタンとソフトキーを使用して、Assistant Console で実行可能なほとんどのタスクを実行できます。また、Assistant Console の使用中に電話機を使用して、同時にいくつかのタスクを実行できます。さらに、固有呼び出し音を除き、電話機に用意されている機能は Assistant Console にも用意されています。
電話機で Manager Assistant を使用する場合、アシスタントがサポートするマネージャの人数を 5 人以下にすることを強くお勧めします。
また、優先アシスタントの割り当てなど、一部のタスクは電話機上で実行できません。マネージャは、システム管理者によって設定された Web サイトを使用してこれらのタスクを割り当てます。アシスタントは、Assistant Console を使用してこれらのタスクを割り当てます。
電話機の Manager Assistant 機能は、次の Cisco Unified IP Phone でサポートされます。
Cisco Unified IP Phone 7945G、7942G、7941G-GE、7941G、および 7940G
Cisco Unified IP Phone 7965G、7962G、7961G-GE、7961G、および 7960G
Cisco Unified IP Phone 7975G、7971G-GE、7970G
 （注） | 開始する前に、共有回線モードとプロキシ回線モードのどちらがシステム管理者によって選択されているかを確認する必要があります。これらのモードの詳細およびその識別方法については、共有回線モードとプロキシ回線モードの概要 を参照してください。 |
電話機で Manager Assistant にログインする
電話機上で Manager Assistant にログインするには、次の手順を使用します。
次の作業
プライマリ IP Manager Assistant（IPMA）サービスがダウンした場合、IP Phone の画面にはその状況が通知されません。ただし、ソフトキーを使用しようとすると「ホストが見つかりません：例外（Host not found Exception）」メッセージが表示されます。この場合、[IPサービス（IP Services）] メニューから [セカンダリIPMA Phoneサービス（Secondary IPMA Phone Service）] を手動で選択し、再度ログインする必要があります。
Cisco Desktop Collaboration Experience の電話機で Manager Assistant にログインする
電話機上で Manager Assistant にログインするには、次の手順を使用します。
電話機がアクティブであることを確認します。
マネージャのステータスの確認
[マネージャステータス（Manager Status）] 画面には、アシスタントがサポートしているマネージャのリストが表示されます。このトピックでは、この画面と画面に表示されるソフトキーについて説明します。
アシスタントがサポートしているそれぞれのマネージャについて、次の情報が表示されます。
マネージャのアシスタントのステータス行：アシスタントがオンラインかオフラインかを示します。
リストに含まれるマネージャの人数：マネージャの人数をすばやく確認できます。
マネージャの名前：名前は、新しいコールの通知、マネージャ ステータスのオンフックからの変更、またはオンフックの電話機に基づいてソートされます。
コール ステータス アイコン：[マネージャステータス（Manager Status）] 画面の表のコール ステータス アイコンは、マネージャの名前の左に表示されるステータス アイコンを説明しています。
マネージャのプロキシ回線
マネージャ コール ステータス アイコン |
機能 |
|---|---|
話し中（Busy）  |
マネージャの電話機が話中（電話回線が使用中）のときに表示されます。 |
保留（Hold）  |
マネージャがコールを保留にしたときに表示されます。 |
アイドル/オンフック（Idle/on hook）  |
マネージャの電話機がオンフック状態のときに表示されます。 |
オフフック（Off hook）  |
マネージャの電話機がオフフック状態（ハンドセットが持ち上げられているか、別のオーディオ デバイスが使用されている）のときに表示されます。 |
呼出音（Ring）  |
マネージャの電話機が呼び出し中のときに表示されます。 |
不明（Unknown）  |
Manager Assistant が状態を判定できないときに表示されます（たとえば、CTI 障害、マネージャがログイン中のとき）。 |
MWI |
マネージャ宛てのボイス メッセージがあるときに MWI（メッセージ受信インジケータ）が表示されます。 |
コールの処理および他の操作の実行
次の表では、[マネージャステータス（Manager Status）] 画面に表示されるソフトキーについて説明します。ソフトキーを使用して、さまざまなコール処理タスクを実行できます。
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ソフトキー |
機能 |
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|---|---|---|---|
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選択（Select） |
マネージャのリストからハイライトされたマネージャを選択すると、[マネージャの設定（Manager Settings）] 画面が表示されます。この画面では、選択したマネージャの設定を実行できます。 |
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応答（Answer） |
対応するマネージャの着信呼に応答します。 |
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終了（Exit） |
[マネージャステータス（Manager Status）] 画面を終了し、[サービス（Services）] メニュー ページを表示します。 |
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リダイレクト（Redirect） |
呼び出し中、接続中、または保留中のコールを、対応するマネージャ（デフォルト）またはプリセットされた別の電話番号に即座に転送します。 転送先を電話番号に設定するには、[設定（AsstSett）]、[転送先の設定（Set Divert Target）] の順に押し、電話番号を入力します。 |
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その他（More） |
[マネージャステータス（Manager Status）] 画面で使用できる残りのソフトキーを表示します。 |
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VM 転送（TrnsfVM） |
呼び出し中、接続中、または保留中のコールを、マネージャのボイス メールボックスに送信します。 |
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インターコム（InterCom） |
アシスタントがインターコム回線でマネージャと会話できるようにします。 |
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オフライン（GoOffLine） |
オフラインにします。マネージャに対して別のアシスタントが設定されていて、そのアシスタントがオンラインになっている場合、そのアシスタントがマネージャのアクティブなアシスタントになります。 電話に応答できる他のアシスタントがいない場合、マネージャ宛てのコールのフィルタ処理または即転送は行われず、マネージャの電話機の呼び出し音が鳴ります。
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設定（AsstSett） |
各種の設定を行うための [アシスタント設定（Assistant Settings）] 画面を表示します。設定できるフィールドについては、表 1 を参照してください。 |
電話機での Manager Assistant を使用したコールへの応答
[マネージャステータス（Manager Status）] ページに表示されたマネージャ宛てのコールに応答できます。
マネージャ設定を実行する
[マネージャステータス（Manager Status）] 画面のリストでマネージャを選択すると、[マネージャの設定（Manager Settings）] 画面が表示されます。
次の表では、この画面のフィールドを設定する方法について説明します。
（注） | Assistant Console でマネージャの設定を変更するときにメニュー項目を押す速度が速すぎると、セキュリティ対策としてそのマネージャがログアウトされ、[アシスタントモニタ（Assistant Watch）] ウィンドウが非表示になります。マネージャが再度ログインできるようにするには、その特定の [マネージャの設定（Manager Configuration）] Web ページで [保存（Save）] 操作を実行する必要があります。 |
ソフトキー |
機能 |
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|---|---|---|---|
フィルタ（Filter） |
[オン（On）] と [オフ（Off）] を切り替えます。このフィールドの設定を変更するには、フィールドを強調表示し、[選択（Select）] を押します。このフィールドが [オン（On）] に設定されている場合、[フィルタモード（Filter Mode）] フィールドで設定されたフィルタ ルールが適用されます。
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フィルタ モード（Filter Mode） |
[排他（Exclusive）] と [包含（Inclusive）] を切り替えます。このフィールドの設定を変更するには、フィールドを強調表示し、[選択（Select）] を押します。
使用できるワイルドカード文字として、1 つの数字を表す X と、数字の先頭または末尾の数字の文字列を表す * があります。 |
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サイレント（Do Not Disturb） |
マネージャの電話機の呼び出し音をオフにします。このタスクは、マネージャごとに実行できます。 |
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コールの転送（Divert Calls） |
[オン（On）] と [オフ（Off）] を切り替えます。このフィールドの設定を変更するには、フィールドを強調表示し、[選択（Select）] を押します。このフィールドが [オン（On）] に設定されている場合、呼び出し中、接続中、または保留中のコールがマネージャまたはプリセットされた別の電話番号（[転送先の設定（Set Divert Target）] フィールドを選択して指定した番号）に送信されます。 |
||
転送先の設定（Set Divert Target） |
[コールの転送（Divert Calls）] フィールドが [オン（On）] の場合にコールが転送される番号。 [デフォルト（Default）]：ここで別の電話番号を設定しないかぎり、コールは対応するマネージャの電話機に転送されます。 |
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アラート トーン（Alert Tone） |
[オン（On）] と [オフ（Off）] を切り替えます。このフィールドの設定を変更するには、フィールドを強調表示し、[選択（Select）] を押します。プロキシ回線環境でこのフィールドが [オン（On）] に設定されている場合にマネージャ宛てのコールがあると、マネージャの電話機でオーディオ アラートが生成されます。 |
- Cisco Desktop Collaboration Experience の電話機で [マネージャ設定（Manager Settings）] 画面を表示する
- Cisco Desktop Collaboration Experience の電話機でマネージャ設定を実行する
Cisco Desktop Collaboration Experience の電話機で [マネージャ設定（Manager Settings）] 画面を表示する
Cisco Desktop Collaboration Experience の電話機でマネージャ設定を実行する
この表は、[マネージャ設定（Manager Settings）] 画面でフィールドを設定する方法を示しています。
（注） | Assistant Console でマネージャの設定を変更するときにメニュー項目を押す速度が速すぎると、セキュリティ対策としてそのマネージャがログアウトされ、[アシスタントモニタ（Assistant Watch）] ウィンドウが非表示になります。マネージャが再度ログインできるようにするには、その特定の [マネージャの設定（Manager Configuration）] Web ページで [保存（Save）] をクリックします。 |
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ソフトキー |
機能 |
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|---|---|---|---|
|
アシスタントを選択（Choose Assistant） |
設定を適用するアシスタントを選択します。
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|
通話をアシスタントに送信（Send calls to assistant） |
[オン（On）] と [オフ（Off）] を切り替えます。 |
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|
フィルタ グループの設定（Set up filter groups） |
フィルタ グループを設定する場合に押します。
|
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|
優先コール以外のすべてのコールをアシスタントに送信する（Send all calls except preferred calls to assistant） |
[オン（On）] と [オフ（Off）] を切り替えます。 |
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|
拒否された発信者のみを送信する（Send only rejected callers） |
[オン（On）] と [オフ（Off）] を切り替えます。 |
アシスタント設定を実行する
次の図は、[アシスタント設定（Assistant Settings）] 画面を示します。この画面は、[マネージャステータス（Manager Status）] 画面で [設定（AsstSett）] ソフトキーを押すと表示されます。[アシスタント設定（Assistant Settings）] 画面では、転送先や [マネージャステータス（Manager Status）] 画面でのソート順序などの項目を設定できます。
表「[アシスタント設定（Assistant Settings）] フィールド」では、画面のフィールドを設定する方法について説明します。表「[アシスタント設定（Assistant Settings）] ソフトキー」では、画面のソフトキーを使用する方法について説明します。
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フィールド |
機能 |
|---|---|
|
CallPlaneOverWrite |
[有効（Enabled）] と [無効（Disabled）] を切り替えます。このフィールドの設定を変更するには、フィールドを強調表示し、[選択（Select）] を押します。このフィールドを有効にすると、コールの応答中にリアルタイム更新が送信されます。 コールをマネージャに転送する前にマネージャのステータスが話中であるかまたはアイドルであるかを調べておくと便利です。このフィールドが有効な場合、コールに応答しているときにマネージャのステータスの変更が表示されます。 |
|
SmartSorting |
[有効（Enabled）] と [無効（Disabled）] を切り替えます。このフィールドの設定を変更するには、フィールドを強調表示し、[選択（Select）] を押します。このフィールドを有効にすると、[マネージャステータス（Manager Status）] 画面が新しいコール イベントに基づいてソートされます。 マネージャのリストのソート順序については、マネージャのステータスの確認 を参照してください。 このフィールドが無効な場合、[マネージャステータス（Manager Status）] 画面は静的です。 |
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SetDivertTarget |
マネージャに対して [すべて転送（Divert All）] フィールドを [オン（On）] に設定した場合、そのマネージャ宛ての着信呼が転送先に転送されます。転送先は、現在選択されているマネージャ（デフォルト）または電話番号です。 コールを電話番号に転送するには、[SetDivertTarget] フィールドに電話番号を入力します。電話番号を変更するには、[SetDivertTarget] フィールドを編集します。 |
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フィールド |
機能 |
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|---|---|---|---|
|
選択（Select） |
ボタンを押して、画面の 2 つの切り替えフィールド（[CallPlaneOverWrite] および [SmartSorting]）の設定を変更します。[転送先の設定（Set Divert Target）] フィールドを強調表示し、[選択（Select）] を押すと、即転送操作の転送先番号を設定するための画面が表示されます。 |
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StpUpdt/StrUpdt |
デフォルトでは、[マネージャステータス（Manager Status）] 画面は、マネージャのステータスが変更されたときまたはマネージャ宛ての新しいコールが着信したときに更新されます。 [StpUpdt] ボタンは、この自動更新を無効にします。 このボタンは、たとえば、33 人のマネージャをサポートしているときに 20 人目のマネージャの設定を変更する場合に使用します。 この場合、[マネージャステータス（Manager Status）] 画面でマネージャ リストを下にスクロールし、20 番目の名前を強調表示した後、[選択（Select）] を押します。 このとき画面の更新が発生すると、スクロール リスト内の位置が変化したり、潜在的に重要なステータスの更新を見失ったりする可能性があります。したがって、このような状況での更新を回避するには、[StpUpdt] ボタンを押します。
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終了（Exit） |
[アシスタント設定（Assistant Settings）] 画面を終了し、[マネージャステータス（Manager Status）] 画面に戻ります。 |
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ログアウト（LogOut） |
IPMA サービスからログアウトします。いったんログアウトした後は、再度サービスにログインする必要があります。 |
固有呼び出し音機能のカスタマイズ
固有呼び出し音機能では、一意の呼び出し音タイプを各電話回線に関連付けることができます。一意の呼び出し音タイプをマネージャのプロキシ回線に関連付けることにより、自分宛ての着信呼とマネージャ宛ての着信呼を簡単に区別できます。
固有呼び出し音機能を電話機上で直接カスタマイズするには、次の手順を使用します。
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