この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
アシスタントは、Assistant Console アプリケーションを使用してコンピュータの Manager Assistant 機能にアクセスして、マネージャ宛てのコールを処理できます。Manager Assistant は、アシスタント自身宛てのコールと最大 33 人のマネージャ宛てのコールを処理します。
Assistant Console では、次のコール機能を実行できます。
Assistant Console にログインおよびログアウトするには、次の手順を使用します。ログインすると、オンライン状態になり、コールを処理できるようになります。[マイマネージャ(My Managers)] パネルのマネージャ名の横の 2 つの緑色の矢印は、マネージャがログインしていてサポートを希望していることを示しています。名前が淡色表示されているマネージャは、サポートを希望していません。
[ログイン(Log In)] ダイアログボックスの [設定(Settings)] ボタンをクリックすると、管理設定をモニタできます(この設定は、問題が発生したときにシステム管理者から操作することが求められる場合があります)。システム管理者からの指示がないかぎり、これらの設定を変更しないでください。
システム管理者からユーザ名とパスワードを入手します。
プロキシ回線モードの Manager Assistant を使用している場合は、オフライン状態に移行して Assistant Console を探索できます。この場合、アシスタントはマネージャをサポートできなくなります。その場合、Manager Assistant によって、別のアシスタントがマネージャに割り当てられます。
オフライン状態になると、アシスタントはマネージャ宛てのコールに応答できなくなります。このとき、コンソールの [マイマネージャ(My Managers)] パネルが非アクティブになります。
(注) | 共有回線モードでは、探索のためにオフライン状態に移行することはできません。 |
オフライン状態に移行したりオンライン状態に復帰したりするには、次の手順を使用します。
オンライン状態に復帰すると、マネージャをサポートできるようになります。Manager Assistant により、マネージャが再び自分に誘導されます。
オンライン ステータスは、コンソールの右下隅のステータス バーに表示されます。
Assistant Console の上部にあるメニュー バーの使用法を次に示します(状況依存メニュー コマンド)。
[ファイル(File)]:オンライン状態とオフライン状態の切り替え、ログインおよびログアウト、コンソールの終了。
[編集(Edit)]:スピード ダイヤルの作成および編集、キーボード ショートカットのパーソナライズ、転送先の変更、初期設定の設定、および管理者設定へのアクセス。
[表示(View)]:テキスト サイズと配色の指定、デフォルト レイアウトの更新。
[コール(Call)]:発信、応答、終了、保留、転送、即転送、またはコールへの会議参加者の追加。
[マネージャ(Manager)]:マネージャへのインターコム コールの発信、[マネージャの設定(Manager Configuration)] ウィンドウへのアクセス、マネージャの機能の有効化または無効化(電話機でインターコム機能を使用できない場合は、システム管理者にお問い合わせください)。
[ヘルプ(Help)]:オンライン ヘルプへのアクセス。
コール制御ボタン(コンソールの上または横に並んでいる一連のアイコン)をクリックすると、Assistant Console からタスクを実行できます。マウス ポインタをコール制御ボタンの上に移動すると、機能の説明が表示されます。
コール制御ボタンは状況依存型です。ボタンが使用可能かどうかは、選択したコールの状態に依存します。
ボタンをクリックする前に、コールが選択(強調表示)されていることを確認してください。
コール制御パネルの(ボタン以外の)空白の領域で右クリックして、コンソール上での位置を変更することができます。
コール制御ボタンの一覧については、次の表を参照してください。
コール制御ボタン |
機能 |
---|---|
オンライン接続(Go Online) |
[オンライン接続(Go Online)] ボタンと [オフライン接続(Go Offline)] ボタンを使用すると、Assistant Console 上の接続ステータスを切り替えることができます。 [オンライン接続(Go Online)] ボタンを使用すると、Assistant Console 上のオンライン接続を再開して、マネージャ宛てのコールを処理できます。 |
オフライン接続(Go Offline) |
[オンライン接続(Go Online)] ボタンと [オフライン接続(Go Offline)] ボタンを使用すると、Assistant Console 上の接続ステータスを切り替えることができます。 [オフライン接続(Go Offline)] ボタンを使用すると、オフライン状態に移行してコンソールを探索できます。この間、マネージャ宛てのコールを処理できなくなります。 |
ダイヤル(Dial) |
発信コールを発信するためのキーパッドを開きます。 |
応答(Answer) |
着信呼に接続します。 |
終了(Hang Up) |
アクティブ コールを終了します。 |
保留(Hold) |
[保留(Hold)] ボタンと [再開(Resume)] ボタンを使用すると、コールの保留ステータスを切り替えることができます。 [保留(Hold)] ボタンは、コールを保留状態にします。 |
復帰(Resume) |
[保留(Hold)] ボタンと [再開(Resume)] ボタンを使用すると、コールの保留ステータスを切り替えることができます。 [再開(Resume)] ボタンは、コールの保留ステータスを解除します。 |
転送(Transfer) |
接続中のコールをポップアップ ウィンドウに入力した転送先番号に直接転送します。 |
打診転送(Consult Transfer) |
[転送(Transfer)] ボタンと同様に機能しますが、コールの転送先と会話することができます。 |
直接転送(Direct Transfer) |
既存のコールを別の既存のコールに転送します。 |
会議(Conference) |
会議参加者をコールに追加します。 |
参加(Join) |
複数の既存のコールの間で会議を行います。同時に最大で 15 件のコールを会議に参加させることができます。 |
リダイレクト(Redirect) |
呼び出し中、接続中、または保留中のコールを、本来意図されたコールの接続先であるマネージャまたは別の転送先番号に即座に転送します。転送先を指定するには、メニュー バーから を選択します。 |
VM へ転送(Transfer to VM) |
呼び出し中または接続中のコールをマネージャのボイスメッセージング システムにリダイレクトします。 |
Assistant Console では、アシスタントとマネージャ宛てのコールが [マイコール(My Calls)] パネルに表示されます。これらのコールは、Assistant Console ツールを使用して操作できます。
それぞれのコールは、関連付けられている電話回線の下に表示されます。
アシスタントに割り当てられているマネージャの人数に応じて、[マイコール(My Calls)] パネルの [マネージャの回線(Manager lines)] セクションに 1 ~ 33 の行が表示されます。
それぞれのマネージャの行には、次の情報が含まれます。
コールをマネージャに転送する場合は、プロキシ内線番号ではなく実際の内線番号を入力する必要があります。マネージャの実際の内線番号は、Assistant Console の [マイマネージャ(My Managers)] パネルで確認できます。
自分の電話回線を使用して発信または受信したコールに [ボイスメッセージングに転送(Transfer to Voice Messaging)] または [リダイレクト(Redirect)] を適用することはできません。これらの機能は、マネージャの回線を使用した受信したコールにのみ適用できます。
共有回線モードの Manager Assistant を使用している場合、マネージャの回線の横に表示された 2 つの赤い矢印は、マネージャまたは別のアシスタントがコールに応答したことを示します。
Assistant Console の [マイマネージャ(My Managers)] パネルを使用すると、それぞれのマネージャのコール アクティビティと機能ステータスをモニタできます。また、このパネルからマネージャの機能を有効化および無効化できます。
ここに表示されたコールはモニタのみが可能で、処理することはできません。これらのコールはすでにマネージャにリダイレクトされているか、またはマネージャによって直接発信または受信されています。
(注) | [アラートトーン(Alert Tone)]、[応答不可(Do Not Disturb)]、[すべて転送(Divert All)]、[アシスタントモニタ(Assistant Watch)]、[コールフィルタ(Filter Calls)]、および [フィルタモード(Filter Mode)] の各機能は、プロキシ回線モードでのみ使用できます。表「[マイマネージャ(My Managers)] パネルの表示」に、[マイマネージャ(My Managers)] パネルの各列見出しの下に表示される情報について説明します。 |
スピード ダイヤル機能を使用すると、Assistant Console 上に個人用の電話帳を設定できます。スピード ダイヤル番号を使用して、コールの発信やその他のコール処理タスクを実行できます。
スピード ダイヤル メニューを開いて使用可能なコマンドのリストを表示するには、[スピードダイヤル(Speed Dials)] パネルを右クリックするか、メニュー バーで を選択します。
淡色表示されているスピード ダイヤル コマンドがある場合は、メニューを開く前にスピード ダイヤル リストを選択してください。
スピード ダイヤル メニューを使用すると、スピード ダイヤル グループの作成と変更、コールの発信、転送先の指定、コールへの会議参加者の追加操作を実行できます。
スピード ダイヤル番号にすばやくアクセスできるようにするには、エントリをスピード ダイヤル グループに分類することを検討してください。たとえば、自分のための個人用グループと、各マネージャのためのグループを作成できます。
新しいスピード ダイヤル リストを追加するとき、リストは作成順に表示されます。スピード ダイヤル リストのすべての項目をソートするには、列ヘッダ([名前(Name)]、[電話番号(Telephone Number)]、または [注意(Notes)])をクリックします。リストは、選択されたヘッダーに応じてアルファベット順または数字順にソートされます。同じヘッダーをもう一度クリックすると、ソート順序が昇順と降順の間で切り替わります。
スピード ダイヤル リストを使用して電話をかけるには、次のいずれかの方法を使用します。
スピード ダイヤル エントリを自分の回線またはマネージャの回線にドラッグする。
自分の回線またはマネージャの回線を強調表示し、スピード ダイヤル エントリをダブルクリックして電話をかける。
スピード ダイヤル エントリをコール制御パネルのダイヤル ボタンにドラッグし、[OK] をクリックする。
(スピード ダイヤル メニューを開かずに)すばやくスピード ダイヤル リストを使用する方法を次に示します。
スピード ダイヤル リストに登録されている人物に対してブラインド転送を行うには、アクティブ コールをその人物のスピード ダイヤル リストにドラッグします。
新しいスピード ダイヤル リストを追加するには、[ディレクトリ(Directory)] パネルからリストを [スピードダイヤル(Speed Dial)] パネルにドラッグ アンド ドロップします。
(注) | サンプル スピード ダイヤルのグループとスピード ダイアルの例のリストは、非アクティブになっています。これらのサンプルは、スピード ダイヤル情報がコンソールにどのように表示されるかを示すために用意されています。これらのサンプルは、必要に応じて削除できます。 |
ディレクトリを使用して同僚を検索し、その検索結果を使用してコールの発信や処理を行うことができます。
同僚を検索するには、同僚の名または姓の一部または名前と姓の両方を検索フィールドに入力し、[検索(Search)] をクリックします。検索結果は、名、姓、電話番号、および部署別にソートされます。検索結果と検索フィールドをクリアするには、[クリア(Clear)] をクリックします。
検索結果を使用して、次の操作を実行できます。
ステータス バーは Assistant Console 画面の下部にあります。ステータス バーには、次のシステム情報が表示されます。
[接続中(Connected)]/[未接続(Not Connected)]:Manager Assistant サーバへの接続のステータスを示します。
[オンライン(Online)]/[オフライン(Offline)]:アシスタントが対応可能かどうかをマネージャに示します。
[コール制御有効(Call-Control Up)]/[コール制御無効(Call-Control Down)]:コール処理機能が使用可能かどうかを示します。
[フィルタ使用不可(Filtering Down)]/[フィルタ使用可(Filtering Up)]:コール フィルタリング機能が使用可能かどうかを示します。
さらに、ステータス バーには、着信呼を受信したときにデスクトップにコンソールが自動的に表示されるように設定されているかどうかを示すアイコンも表示されます。このアイコンをクリックすると、機能のオン/オフを切り替えることができます。(この機能はデフォルトではディセーブルになっています)。この機能が有効な場合、アイコンを押すと色が暗くなります。
このオプションは、
メニューから有効化/無効化することもできます。Assistant Console の各パネルのサイズと位置をカスタマイズできます。[表示(View)] メニューを使用すると、配色とフォントを変更し、初期のデフォルト設定を更新できます。
着信呼を受信したときにデスクトップにコンソールが自動的に表示されるように設定できます。
コンソール画面の下部にあるステータス バーにアイコンが表示されます。この機能を有効にすると、アイコンは暗い色(押下状態)で表示されます。
管理設定は、[ログイン(Log In)] ダイアログボックスから表示できます。また、メニュー バーから
を選択して表示することもできます。システム管理者からの指示がないかぎり、これらの設定を変更する必要はありません。設定には、次の 2 つのタイプがあります。
[設定(Preferences)] メニューでは、次の 2 つの設定を有効にできます。
着信呼を受信したときにデスクトップにコンソールが自動的に表示されるように設定できます。参照先: コンソール レイアウトの調節
コンピュータを起動した際に、Assistant Console が自動的に起動するようにコンピュータを設定できます。この機能を有効にするには、メイン メニューで チェックボックスをオンにします。次回コンピュータを起動したときに、Assistant Console が自動的に起動されます。
を選択し、[コンピュータの起動時にコンソールを自動的に開始する(Autostart Console on computer startup)]これらの機能を無効にするには、対応するチェックボックスをオフにします。
Assistant Console では、いくつかのマウスとキーボードの組み合わせを使用してタスクを実行できます。
たとえば、次のオプションのいずれかを選択してコールに応答できます。
(注) | 特定のタスク(たとえば、コールの転送)を実行するためのオプションについては、Assistant Console を使用してコールを処理する を参照してください。 |
オプションのインターコム機能を使用すると、インターコム回線を使用してマネージャと会話できます。
この機能はシステム管理者が設定します。電話機でこの機能を使用できない場合は、システム管理者にお問い合わせください。
インターコム コールを発信するには、次のいずれかの操作を行います。
ステップ 1 | [マイコール(My Calls)] パネル内のマネージャ名をダブルクリックします。 | ||
ステップ 2 | [マイマネージャ(My Managers)] パネル内の [インターコム(Intercom)] ボタンをクリックします。 | ||
ステップ 3 | マネージャを指定せずにインターコム コールを開始します。
| ||
ステップ 4 | IP フォンの [インターコム(Intercom)] ボタンをクリックし、アシスタントと会話します。
このコールを開始すると、マネージャのスピーカーフォンが自動的に応答します。スピーカーフォン、ヘッドセット、またはハンドセットを使用して会話を開始できます。マネージャのリストの一番上のマネージャが、インターコム コールの対象になります。(また、インターコム コールで接続されるマネージャが、[インターコム(Intercom)] ボタンの対象になります)。
| ||
ステップ 5 | インターコム コールを終了するには、もう一度 [インターコム(Intercom)] ボタンをクリックします。 |
マウスの代わりにキーボード ショートカットを使用して、Assistant Console のほとんどのツールおよび機能を使用できます。キーボード ショートカットを使用すると、より効率的にコールを処理できます。
初期デフォルト ショートカットを使用することも、ニーズに合わせてショートカットをカスタマイズすることもできます。カスタマイズされたショートカットは、次回ログインしたときも保持されます。
キーボード ショートカットをカスタマイズするには:
ショートカットを使用するには、ショートカットの組み合わせの最初のキーを押しながら 2 番目のキーを押します。たとえば、コールを保留にする Ctrl+L ショートカットを使用するには、Ctrl を押しながら L を押します。
キーボード ショートカットが機能するためには、デスクトップ上で Assistant Console ページがアクティブ ウィンドウになっている必要があります。
電話機から Manager Assistant 機能を使用すると、Assistant Console によってマネージャ宛てのコールが処理されます。たとえば、マネージャ宛てのコールに応答するとき、Assistant Console 上のインターコム回線をダブルクリックしてマネージャに問い合わせることができます。マネージャがそのコールに応答することを選択した場合、アシスタントは、Assistant Console の [リダイレクト(Redirect)] コール ボタンを選択するか、電話機の [リダイレクト(Redirect)] ソフトキーを選択して、コールを転送できます。発信者にボイス メッセージを残してもらうことをマネージャが希望した場合は、[ボイスメールに転送(Transfer to Voice Mail)] コール ボタンまたは [VM転送(TrnsfVM)] ソフトキーを選択して、マネージャのボイスメッセージング システムにコールを転送できます。
マネージャは、次の例に示すように、主に Cisco Unified IP Phone から Manager Assistant 機能を使用します。
マネージャは、不動産業者からの電話を待っています。マネージャは、着信呼をモニタするために [アシスタントモニタ(Assistant Watch)] を有効にします。不動産業者の電話番号が表示されたとき、マネージャは、[キャッチ(Intrcpt)] ソフトキーを使用してコールをインターセプトできます。
マネージャは、電話機の [リダイレクト(Redirect)] ソフトキーを押して、呼び出し中のコールをアシスタントに転送できます。マネージャは、転送されたコールにアシスタントが応答したことを確認したうえで、電話機の LCD 画面の [Manager Assistantステータス(Manager Assistant status)] ウィンドウで通話時間をモニタできます。
アシスタントまたはマネージャは、[マネージャの設定(Manager Configuration)] ウィンドウからマネージャ機能をカスタマイズできます。このウィンドウを開くには、メニュー バーから を選択するか、または [マイマネージャ(My Managers)] パネル内で、マネージャの行の任意の場所で右クリックし、[設定(Configuration)] を選択します。