この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
CAR では、次の 3 レベルのユーザ向けにレポート機能が用意されています。
管理者:ロード バランシング、システム パフォーマンス、トラブルシューティングの参考にできるシステム レポートを生成します。
マネージャ:予算編成またはセキュリティを目的とする場合や、コールの音声品質を判断する場合のコール モニタリングに役立つユーザ、部門、および QoS に関するレポートを生成します。
個々のユーザ:コールの課金レポートを生成します。
(注) | ユーザの職務権限によっては、この章で説明している各レポートにアクセスできない場合があります。 |
ユーザ、マネージャ、および CAR 管理者は、ユーザ レポートを生成できます。CAR には、次のユーザ レポートが含まれています。
課金
個人:ユーザ、マネージャ、および CAR 管理者が使用できます。個人課金では、指定する日付範囲のコール情報が示されます。ユーザは、自身の通話の課金についての要約情報または詳細情報を生成、参照、またはメールで送信することができます。アプリケーション ユーザも兼ねている CAR 管理者は、このレポートを取得できません。
部門:マネージャおよび CAR 管理者が使用できます。部門用課金では、コール情報および Quality of Service(QoS)レーティングが示されます。マネージャの場合、部下であるすべてのユーザが行ったコール、またはマネージャが選択したユーザのみの、コールの要約レポートまたは詳細レポートを生成できます。CAR 管理者の場合、システム内の一部またはすべてのユーザが行ったコールの要約レポートまたは詳細レポートを生成できます。このレポートは、システム全体でユーザ レベルでのすべてのコールを追跡する場合に参考にできます。
上位 N 件
料金別:マネージャおよび CAR 管理者が使用できます。料金別上位 N 件レポートには、指定した期間中のコールのうち、発生した課金が最大の上位ユーザのリストが表示されます。接続先別に生成されるレポートには、発生した課金が最大の接続先のリストが表示されます。すべてのコールについて生成されるレポートには、発生した課金が最大のコールのリストが表示されます。マネージャの場合、指定した期間中に部下のユーザによって行われたすべてのコールのうち、料金が上位の情報がレポートに含まれます。CAR 管理者の場合、指定した期間中にシステム上のすべてのユーザによって行われたすべてのコールのうち、料金が上位の情報がレポートに含まれます。
接続時間別:マネージャおよび CAR 管理者が使用できます。接続時間別上位 N 件レポートには、指定した期間中のコールのうち、発生したコールの接続時間が最大の上位ユーザのリストが表示されます。接続先別に生成されるレポートには、発生した接続時間が最大の接続先のリストが表示されます。すべてのコールについて生成されるレポートには、発生した接続時間が最大のコールのリストが表示されます。マネージャの場合、指定した日付範囲中に部下のユーザによって行われたすべてのコールのうち、接続時間が最も長いユーザから、上位のユーザのリストがレポートに表示されます。CAR 管理者の場合、指定した日付範囲中に行われたすべてのコールのうち、接続時間が最も長いユーザから、上位のユーザのリストがレポートに表示されます。
コール数別:マネージャおよび CAR 管理者が使用できます。コール数別上位 N 件レポートには、発生したコール数が最大のユーザのリストが表示されます。内線番号ごとに生成されるレポートには、指定した期間中のコールのうち、発信または受信したコール数が最大の内線番号のリストが表示されます。マネージャの場合、指定した日付範囲中に部下のユーザのうち、ユーザまたは内線番号別のコール数が上位のリストがレポートに表示されます。CAR 管理者の場合、システム上の各ユーザまたは各内線番号のコール数のうち、コール数が上位のリストがレポートに表示されます。ユーザ別に生成されるレポートには、発生したコール数が最大のユーザのリストが表示されます。内線番号別に生成されるレポートには、グループ(マネージャの場合)またはシステム(CAR 管理者の場合)で、発信または受信したコール数が最大の内線番号のリストが表示されます。
Cisco Unified Communications Manager Assistant
マネージャ コールの使用状況:CAR 管理者が使用できます。Cisco Unified Communications Manager Assistant(IPMA)の要約レポートまたは詳細レポートには、IPMA マネージャの完了コール使用状況の詳細が示されます。マネージャ レポートには、マネージャが自身のために処理するコールのみ、アシスタントがマネージャのために処理するコールのみ、またはマネージャとアシスタントの両方がマネージャのために処理するコールを含めることができます。
アシスタント コールの使用状況:CAR 管理者が使用できます。Cisco IPMA の要約レポートまたは詳細レポートには、IPMA アシスタントの完了コール使用状況の詳細が示されます。アシスタント レポートには、アシスタントが自身のために処理するコールのみ、アシスタントがマネージャのために処理するコールのみ、アシスタントが自身およびマネージャのために処理するコールを含めることができます。
Cisco IP Phone サービス:CAR 管理者が使用できます。Cisco IP Phone サービス レポートには、選択した Cisco IP Phone サービス、選択した各サービスに加入しているユーザの数、および、選択した各サービスの使用率が表示されます。広範囲なビジネス目的および娯楽目的での使用に対して、サービスを作成できます。アドバタイジングなど、サービスに密接に関連する収入がある場合、このレポートを使用して、サービスに加入したユーザの数を特定できます。また、このレポートを使用して、選択したサービスの人気度を示すこともできます。
関連項目を参照してください。
CAR では、すべてのレポートを電子メールで送信できます。CAR では、すべてのレポート ウィンドウから電子メールでレポートを送信できます。最初にレポートを参照してから送信することもできます。
レポートを電子メールで送信するには、まず、有効なメール パラメータを設定します。メール パラメータを使用すると、CAR では、システムにある電子メール サーバを使用して電子メールを送信できます。詳細については、メール サーバ パラメータの設定を参照してください。また、生成するレポートの詳細も設定します。
ステップ 1 | 任意の [CAR レポート(CAR Reports)] ウィンドウ内で、またはレポートの参照後に、[レポートの送信(Send Report)] ボタンをクリックします。
[メールの送信先(Mail To)] ウィンドウが表示されます。 |
ステップ 2 | レポートの送信先のユーザの電子メール ID を入力します。 |
ステップ 3 | [宛先(To)] ボタンをクリックすると、ユーザを検索できます。
[ユーザ検索(User Search)] ウィンドウが表示されます。 |
ステップ 4 | [名(First Name)] フィールドおよび [姓(Last Name)] フィールドに、ユーザの名または姓の文字を入力し、[検索(Search)] ボタンをクリックします。
同じページに [ユーザ検索結果(User Search Results)] ウィンドウが表示され、入力した検索基準に一致するすべてのユーザのリストが表示されます。 |
ステップ 5 | レポートの送信先のユーザの行で、[選択(Select)] リンクをクリックします。
選択したユーザが、[メールの送信先(Mail To)] ウィンドウの [宛先(To)] フィールドに追加されます。この手順を繰り返して、このレポートのコピーを電子メールで送信するユーザのリストにユーザを追加します。 |
ステップ 6 | すべてのユーザを追加したら、[ユーザ検索(User Search)] ウィンドウで [閉じる(Close)] ボタンをクリックします。
[ユーザの検索(Search Users)] ウィンドウに表示されているユーザが、[メールの送信先(Mail To)] ウィンドウの [宛先(To)] フィールドにコピーされます。 |
ステップ 7 | [Cc] フィールドにユーザを追加する場合は、[Cc] ボタンをクリックし、ステップ 4 からステップ 6 で説明されている手順と同じ手順に従います。 |
ステップ 8 | [件名(Subject)] フィールドに、メッセージの件名を入力します(任意)。 |
ステップ 9 | [メッセージ(Message)] 領域に、メッセージを入力します(任意)。 |
ステップ 10 | レポートを送信する場合は、[送信(Send)] ボタンをクリックします。 |
CSV レポートのデータは、見やすい状態で適切に表示されていない場合があります。データを整然と表記して正しい形式でレポートを参照するには、次の手順を実行します。
CAR の多くのレポートには検索機能があるため、ユーザを検索できます。次の CAR ユーザ レポートは、ユーザでの検索をサポートしています。部門課金と個人課金、料金別上位 N 件、接続時間別上位 N 件、コール数別上位 N 件、Cisco Unified Communications Manager Assistant、および Cisco Unified IP Phone。[レポートの送信(Send Report)] ボタンを使用すると、生成可能なすべてのレポートを電子メールで送信できます。