この章では、SIP 電話機でのダイジェスト認証の設定について説明します。SIP を実行している電話機でのダイジェスト認証の仕組みの詳細は、ダイジェスト認証に関連したトピックを参照してください。
電話機のダイジェスト認証を有効にすると、Cisco Unified Communications Manager は SIP を実行する電話機のキープアライブ メッセージを除くすべての要求を確認します。電話機が提供するクレデンシャルの有効性を確認するために、Cisco Unified Communications Manager は [エンド ユーザの設定(End User Configuration)] ウィンドウで設定されたように、エンド ユーザのダイジェスト クレデンシャルを使用します。
電話機がエクステンション モビリティをサポートする場合、エクステンション モビリティ ユーザがログインすると、Cisco Unified Communications Manager は、[エンド ユーザの設定(End User Configuration)] ウィンドウで設定されたように、エクステンション モビリティ エンド ユーザのダイジェスト クレデンシャルを使用します。
SIP を実行しているシスコ以外の電話機のダイジェスト認証の設定の詳細は、『Administration Guide for Cisco Unified Communications Manager』の付録 C を参照してください。
電話へのチャレンジについて SIP レルムを設定するには、サービス パラメータ [SIP ステーション レルム(SIP Station Realm)] を使用します。インストール時には、Cisco Unified Communications Manager はデフォルト設定である ccmsipline を提供します。パラメータの詳細については、[サービスパラメータ設定(Service Parameter Configuration)] ウィンドウに表示されている疑問符またはパラメータ名リンクをクリックします。
SIP Realm Station パラメータなどのダイジェスト認証サービス パラメータを更新するには、次の手順を実行します。
次の手順は、Cisco Unified Communications Manager データベースにエンド ユーザが存在していることを前提としています。エンド ユーザにダイジェスト クレデンシャルを設定するには、次の手順を実行します。
ステップ 1 | 『Administration Guide for Cisco Unified Communications Manager』の説明に従って、エンド ユーザを探します。 |
ステップ 2 | 個別の [エンド ユーザ設定(End User Configuration)] ウィンドウが表示されたら、適切な設定値を入力します。
フィールドの説明については、表 1を参照してください。 |
ステップ 3 | [保存(Save)] をクリックします。 |
ステップ 4 | 追加エンド ユーザのダイジェスト クレデンシャルを設定するには、この手順を繰り返します。 |
[エンド ユーザの設定(End User Configuration)] ウィンドウでダイジェスト クレデンシャルを設定した後、[電話の設定(Phone Configuration)] ウィンドウで電話のダイジェスト ユーザを選択します。
ダイジェスト ユーザを選択した後、Cisco Unified IP Phone 7960G または 7940G(SIP のみ)の [エンド ユーザの設定(End User Configuration)] ウィンドウから取得したダイジェスト認証クレデンシャルを入力します。
Cisco Unified Communications Manager Administration の [エンド ユーザの設定(End User Configuration)] ウィンドウのダイジェスト クレデンシャルの設定について、次の表で説明します。
[ダイジェスト信用証明書(Digest Credentials)] の入力が正しいことを確認するために、このフィールドに再度資格情報を入力します。 |