この章では、アナログ エンドポイントセットアップの暗号化について説明します。この機能は Cisco VG2xx Gateway へのアナログ電話機のセキュアな SCCP 接続を作成することができます。ゲートウェイは SCCP シグナリング通信に Cisco Unified Communications Manager で Transport Layer Security(TLS)を使用し、音声通信には SRTP を使用します。証明書の管理を含む既存の Cisco Unified Communications Manager TLS の機能は、セキュアな SCCP 通信に使用されます。
アナログ電話機への暗号化された接続を確立するには、[デバイス セキュリティ モード(Device Security Mode)] パラメータを [認証済(Authenticated)] または [暗号化(Encrypted)] に設定して、アナログ電話機用の電話セキュリティ プロファイルを作成する必要があります。電話セキュリティ プロファイルを作成するには、[Cisco Unified CM の管理(Cisco Unified Communications Manager Administration)] で、 に移動します。
Cisco VG2xx ゲートウェイに接続されているアナログ電話機を設定する場合は、[デバイスのセキュリティ プロファイル(Device Security Profile)] パラメータに対して作成したセキュアなアナログ プロファイルを選択します。[デバイスのセキュリティ プロファイル(Device Security Profile)] パラメータを設定するには、[Cisco Unified CM の管理(Cisco Unified Communications Manager Administration)] で に移動し、設定を行う電話機の [プロトコル固有情報(Protocol Specific Information)] セクションまでスクロールします。
セキュアなアナログ電話を機能させるために、Cisco VG2xx によって使用されているのと同じ CA 署名付き証明書を Cisco Unified Communications Manager にインポートする必要があります。証明書のインポートの詳細については、『Administration Guide for Cisco Unified Communications Manager』の第 6 章「Security」を参照してください。