SIP プロファイル情報
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名前
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SIP プロファイルを識別する名前を入力します(例:「SIP_7905」)。この値には、1 ~ 50 文字(英数字、ドット、ダッシュ、またはアンダースコアを含む)を指定できます。
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[説明(Description)]
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SIP プロファイルの目的を識別します。たとえば、7970 の SIP。説明には、任意の言語で最大 50 文字を指定できますが、二重引用符(")、パーセント記号(%)、アンパサンド(&)、バックスラッシュ(\)、山カッコ(<>)は使用できません。
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デフォルト MTP テレフォニー イベント ペイロード タイプ(Default MTP Telephony Event Payload Type)
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RFC2833 テレフォニー イベントに対するデフォルトのペイロード タイプを指定します。詳細については、RFC 2833 を参照してください。通常、デフォルト値が適切なペイロード タイプです。この値を変更すると、DTMF トーンの受信や生成ができなくなる恐れがあるため、変更はこのパラメーターについて十分に理解した上で行ってください。デフォルト値は
101 ですが、96 ~ 127 の範囲で調整できます。
次の条件を満たす場合、このパラメーターの値がコールに影響を及ぼします。
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G.Clearコールに対するアーリーオファー
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[G.Clear コールに対するアーリーオファー] 機能は、標準ベースの G.Clear(CLEARMODE)と独自の Cisco Session Description Protocols(SDP)の両方をサポートします。
[G.Clear コールに対するアーリーオファー] を有効または無効にする場合、次のオプションのいずれかを選択します。
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ディセーブル
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CLEARMODE
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CCD[CCD]
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G.nX64
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X-CCD
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[アーリーオファーおよび再インバイトの SDP セッションレベル帯域幅修飾子(SDP Session-level Bandwidth Modifier for Early Offer and Re-invites)]
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すべてのメディア ストリームが使用される場合に必要となる帯域幅の最大量を指定します。セッション レベル帯域幅修飾子には、Transport Independent Application Specific(TIAS)、Application Specific(AS)
および Conference Total(CT)の 3 つがあります。
次のいずれかのオプションを選択して、SIP アーリー オファー要求または再招待要求の SDP 部分に組み込むセッション レベル帯域幅修飾子を指定します。
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[TIASとAS(TIAS and AS)]
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[TIASのみ(TIAS only)]
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[ASのみ(AS only)]
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[CTのみ(CT only)]
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[ユーザエージェントおよびサーバヘッダーの情報(User-Agent and Server header information)]
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Unified Communications Manager が SIP メッセージ内のユーザ エージェントおよびサーバ ヘッダー情報を処理する方法を示します。
次の 3 つのオプションのいずれかを選択します。
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[Unified Communications Manager のバージョン情報をユーザ エージェント ヘッダーとして送信(Send Unified Communications Manager Version Information as User-Agent
Header)]:INVITE 要求の場合は、ユーザ エージェント ヘッダーが、CM バージョン ヘッダー情報と一緒に組み込まれます。応答の場合、サーバ ヘッダーは省略されます。Unified Communications Manager は、すべての連絡先ヘッダーをそのまま渡します。これはデフォルトの動作です。
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[受信した情報を連絡先ヘッダーのパラメータとして渡す(Pass Through Received Information as Contact Header Parameters)]:このオプションを選択した場合、ユーザエージェント情報またはサーバ
ヘッダー情報は、Contact ヘッダー パラメータとして渡されます。ユーザエージェントまたはサーバ ヘッダーは、受信した Contact ヘッダー パラメータから取得されます(存在する場合)。存在しない場合は、受信したユーザエージェントまたはサーバ
ヘッダーから取得されます。
-
[受信した情報をユーザエージェントおよびサーバ ヘッダーとして渡す(Pass Through Received Information as User-Agent and Server Header)]:このオプションを選択した場合、ユーザエージェント情報またはサーバ
ヘッダー情報は、ユーザエージェントまたはサーバ ヘッダーとして渡されます。ユーザエージェントまたはサーバ ヘッダーは、受信した Contact ヘッダー パラメータから取得されます(存在する場合)。存在しない場合は、受信したユーザエージェントまたはサーバ
ヘッダーから取得されます。
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[ダイヤル文字列の解釈(Dial String Interpretation)]
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SIP id ヘッダーがディレクトリ番号かディレクトリ URI かを確認します。
ディレクトリ番号とディレクトリ URI は異なるデータベース ルックアップ テーブルに保存されているため、Ciscoユニファイド コミュニケーション マネージャ は SIP ID ヘッダーのユーザ部分の文字を調べます。これは、SIP アドレスの
@ 記号よりも前の部分(user@IP address や user@domain など)です。
[ダイヤル文字列の解釈(Dial String Interpretation)] を設定するには、リストから、次のいずれかのオプションを選択します。
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[常にすべてのダイヤル文字列をURIアドレスとして処理(Always treat all dial strings as URI addresses)]:Unified Communications Manager は、着信コールを URI アドレスであるかのように扱います。
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[電話番号は0~9、A~D、*、#、+で構成(これ以外はURIアドレスとして処理)(Phone number consists of characters 0–9、A–D、*、and + (others treated as URI addresses))]:SIP
ID ヘッダーのユーザ部分のすべての文字がこの範囲に含まれる場合は、ユニファイド コミュニケーション マネージャは着信コールを電話番号として扱います。アドレスのユーザ部分で、この範囲外の文字を使用している場合は、アドレスは URI として扱われます。
-
[電話番号は0~9、+で構成(これ以外はURIアドレスとして処理)]:SIP ID ヘッダーのユーザ部分のすべての文字がこの範囲に含まれる場合は、ユニファイド コミュニケーション マネージャは着信コールをディレクトリ番号として扱います。アドレスのユーザ部分で、この範囲外の文字を使用している場合は、アドレスは
URI として扱われます。
(注)
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要求 URI に user=phone タグが含まれる場合、ユニファイド コミュニケーション マネージャは、[ダイヤル文字列の解釈(Dial String Interpretation)] フィールドで選択したオプションに関係なく、ダイヤル文字列を番号として扱います。
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受信オファーのオーディオ コーデック プリファレンスの受け入れ
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ユニファイド コミュニケーション マネージャが、受信したオファー内のオーディオ コーデックの初期設定に従って、処理中にそれを保持できるようにするには、[オン(On)] を選択します。ユニファイド コミュニケーション マネージャが、受信したオファー内のオーディオ コーデックの初期設定を無視し、ローカルに設定された [オーディオコーデックの初期設定リスト(Audio Codec Preference List)]
を適用できるようにするには、[オフ(Off)] を選択します。デフォルトでは、サービス パラメータの設定が選択されます。
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通話中のメディア変更にSDP Inactive Exchangeが必須(Require SDP Inactive Exchange for Mid-Call Media Change)
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ユニファイド コミュニケーション マネージャがコーデックや(IP アドレス、ポート番号などの)接続情報を通話中に更新する方法を指定します。
このボックスが選択されている場合、通話中のコーデックまたは接続情報の更新中に、ユニファイド コミュニケーション マネージャは INVITE a=inactive SDP メッセージをエンドポイントに送信して、メディア交換を中断させます。メディアに接続したままではエンドポイントがコーデックや接続情報の変更に対応できない場合、この設定にする必要があります。これは、SIP-SIP
コール内のオーディオ ストリームおよびビデオ ストリームにのみ適用されます。
このボックスがオフの場合、ユニファイド コミュニケーション マネージャはピア レッグに通話中 SDP を渡します。この際、Inactive SDP を先に送信してメディア交換を中断させることはしません。これはデフォルトの動作です。
(注)
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Early Offer 対応、またはベスト エフォート Early Offer 対応の SIP トランクの場合、このパラメータは [通話中INVITEで送受信 SDPを送信する(Send send-receive SDP in mid-call
INVITE)] パラメータによって上書きされます。
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[機密アクセス レベル ヘッダー(Confidential Access Level Headers)]
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機密アクセス レベル ヘッダーを INVITE メッセージや 200 OK メッセージに含めるかどうかを決定します。有効な値は、次のとおりです。
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[無効(Disabled)]:CAL ヘッダーは含まれません。
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[推奨(Preferred)]:CAL ヘッダーが含まれ、サポートしているヘッダーに confidential-access-level が追加されます。
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[必須(Required)]:CAL ヘッダーが含まれ、Require ヘッダーと Proxy-Require ヘッダーに confidential-access-level が追加されます。
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[SDP透明性プロファイル(SDP Transparency Profile)]
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SIP プロファイルに関して、次のオプションのいずれかを選択できます。
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[なし(None)]:ユニファイド コミュニケーション マネージャが既知の SDP 属性のみ透過するように設定する場合は、このオプションを選択します。デフォルトでは、このオプションが選択されています。
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[不明なSDP属性をすべて通過(Pass all unknown SDP attributes)]:メディア適合およびレジリエンス(MARI)の場合は、このオプションを選択します。セッション レベル MARI 属性がユニファイド コミュニケーション マネージャを経由して不明な属性を渡すようにするには、発信元デバイスと終端デバイスの双方に関連付けられている
SIP プロファイルでこの値を選択します。
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Redirect by Application
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このチェックボックスをオンにし、SIP トランクで SIP プロファイルを設定すると、ユニファイド コミュニケーション マネージャ 管理者は、次のことを行えるようになります。
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リダイレクトされたコンタクトが 3xx 応答で受信された場合に、特定のコーリング サーチ スペースを適用する。
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リダイレクトされたコンタクトに対して番号分析を適用し、コールが正しくルーティングされていることを確認する。
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サービス パラメータで設定できるリダイレクション(再帰リダイレクション)の数を制限することによって、DoS 攻撃を防止する。
-
リダイレクションの実行中にその他の機能を起動できるようにする。
制限された電話番号(国際電話の番号など)にリダイレクトされる場合は、スタック レベルでリダイレクションを処理する際に、そのコールがブロックされず、ルーティングされます。[アプリケーションによるリダイレクト(Redirect by Application)]
チェックボックスがオフになっていると、このような動作が発生します。
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Disable Early Media on 180
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デフォルトでは、SDP が 180 Response で受信されなかった場合、ユニファイド コミュニケーション マネージャ は、ローカル リングバックを再生するように、発信側電話機に通知します。SDP が 180 Response に含まれる場合は、リングバックをローカルで再生する代わりに、ユニファイド コミュニケーション マネージャ はメディアに接続し、発信側電話機は着信側電話機が送信しているもの(リングバックやビジー信号など)を再生します。リングバックを受信しない場合は、接続先のデバイスが 180 Response に SDP を含めているものの、200OK 応答の前にメディアを送信していない可能性があります。この場合、このチェックボックスをオンにして、発信側の電話機でローカル
リングバックを再生し、200 OK 応答の受信時にメディアを接続します。
(注)
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リングバックを受信するのは発信側電話機ですが、着信側デバイスのプロファイルが動作を決定するため、この設定は着信側デバイスで行う必要があります。
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[発信 T.38 INVITE にオーディオ mline を含める(Outgoing T.38 INVITE include audio mline)]
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システムが Microsoft Exchange からの信号を受け付け、オーディオから T.38 ファクスにコールを切り替えるように指定できます。この機能を使用するには、この SIP プロファイルを SIP トランクに設定する必要もあります。詳細については、第
68 章「トランクの設定」を参照してください。
(注)
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このパラメータは SIP トランクにのみ適用され、SIP を実行している電話機やその他のエンドポイントには適用されません。
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[有効なIPとT.38 Faxリレー専用送受信モードの提供(Offer valid IP and Send/Receive mode only for T.38 Fax Relay)]
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このチェックボックスがオンになっている場合、トランクのこの SIP プロファイルは、ユーザが有効な IP アドレスと送受信 SDP モードを使用してファクス オファーを送信することを許可します。
このチェックボックスがオフになっている場合、トランクのこの SIP プロファイルは、ユーザが null IP アドレスと送受信 SDP モードを使用してファクス オファーを送信することを許可します。
このパラメータはトランクにのみ適用され、SIP を実行している電話機やその他のエンドポイントには適用されません。これは T38 Fax リレーにのみ適用され、このチェックボックスはデフォルトではオフになっています。
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Enable ANAT
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デュアルスタック SIP トランクが IPv4 と IPv6 の両方のメディアを提供できるようになります。
[ANAT の有効化(Enable ANAT)] チェックボックスと [MTP が必須(MTP Required)] チェックボックスを両方ともオンにした場合、ユニファイド コミュニケーション マネージャ は デュアルスタック MTP を挿入し、IPv4 用の m-line と IPv6 用の m-line が指定されたオファーを送信します。デュアルスタック MTP を割り当てることができない場合、ユニファイド コミュニケーション マネージャ は SDP のない INVITE を送信します。
[ANAT の有効化(Enable ANAT)] チェックボックスをオンにして、[メディア ターミネーション ポイントが必須(Media Termination Point Required)] チェックボックスをオフにすると、ユニファイド コミュニケーション マネージャ は SDP のない INVITE を送信します。
[ANAT の有効化(Enable ANAT)] チェックボックスと [メディア ターミネーション ポイントが必須(Media Termination Point Required)] チェックボックスがオフになっている場合、ユニファイド コミュニケーション マネージャ は SDP のない INVITE を送信します。
[ANAT の有効化(Enable ANAT)] チェックボックスはオフにして、[メディア ターミネーション ポイントが必須(Media Termination Point Required)] チェックボックスをオンにする場合、次の情報を考慮してください。この場合、MTP
の割り当てが可能であることが前提になります。
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ユニファイド コミュニケーション マネージャ は、[IP アドレッシング モード(IP Addressing Mode)] が [IPv4 のみ(IPv4 Only)] に設定された SIP トランクの SDP に含まれる IPv4 アドレスを送信します。
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ユニファイド コミュニケーション マネージャ は、[IP アドレッシング モード(IP Addressing Mode)] が [IPv6 のみ(IPv6 Only)] に設定された SIP トランクの SDP に含まれる IPv6 アドレスを送信します。
-
デュアルスタック SIP トランクの場合、ユニファイド コミュニケーション マネージャ は、SDP に含まれる IP アドレス タイプのうちどちらを送信すべきかを、[メディア用 IP アドレッシング モード設定(IP Addressing Mode Preference for Media)] エンタープライズ パラメータの設定に従って決定します。
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デュアルスタック SIP トランクの場合、ユニファイド コミュニケーション マネージャ は、SDP に含まれる IP アドレス タイプのうちどちらを送信すべきかを、[メディア用 IP アドレッシング モード設定(IP Addressing Mode Preference for Media)] エンタープライズ パラメータの設定に従って決定します。
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通話中のメディア変更にSDP Inactive Exchangeが必須(Require SDP Inactive Exchange for Mid-Call Media Change)
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ユニファイド コミュニケーション マネージャがコーデックや(IP アドレス、ポート番号などの)接続情報を通話中に更新する方法を指定します。
このボックスが選択されている場合、通話中のコーデックまたは接続情報の更新中に、ユニファイド コミュニケーション マネージャは INVITE a=inactive SDP メッセージをエンドポイントに送信して、メディア交換を中断させます。メディアに接続したままではエンドポイントがコーデックや接続情報の変更に対応できない場合、この設定にする必要があります。これは、SIP-SIP
コール内のオーディオ ストリームおよびビデオ ストリームにのみ適用されます。
(注)
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Early Offer 対応 SIP トランクの場合、このパラメータは [通話中INVITEで送受信SDPを送信(Send send-receive SDP in mid-call INVITE)] パラメータによって上書きされます。
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このボックスがオフの場合、ユニファイド コミュニケーション マネージャはピア レッグに通話中 SDP を渡します。この際、Inactive SDP を先に送信してメディア交換を中断させることはしません。これはデフォルトの動作です。
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[SIP要求で完全修飾ドメイン名を使用(Use Fully Qualified Domain Name in SIP Requests)]
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英数字からなる発信元のホスト名を SIP ヘッダー情報の一部として着信側デバイスまたは発信トランクに渡すことにより、Ciscoユニファイド コミュニケーション マネージャ でこのホスト名をリレーすることができます。
-
ボックスがオフの場合、ユーザのホスト名の代わりに、ユニファイド コミュニケーション マネージャ の IP アドレスが回線デバイスまたは発信トランクに渡されます。これはデフォルトの動作です。
-
ボックスがオンの場合、ユニファイド コミュニケーション マネージャ は、英数字からなる発信元のホスト名を SIP ヘッダー情報の一部として着信側エンドポイントに渡すことにより、このホスト名をリレーします。これにより、着信側エンドポイントは、受信済みリストまたは不在着信リストを使用してコールを返すことができます。コールが
ユニファイド コミュニケーション マネージャ クラスタ上の回線デバイスから発信され、SIP トランクでルーティングされている場合、アイデンティティ ヘッダー(From、Remote-Party-ID、P-Asserted-ID など)には設定されている組織の最上位ドメイン(cisco.com
など)が使用されます。コールが ユニファイド コミュニケーション マネージャ 上のトランクから発信され、SIP トランクでルーティングされている場合の動作は次のとおりです。
-
着信コールの発信元情報にホストかドメインが含まれている場合、発信 SIP トランク メッセージは From、Remote-Party-ID、P-Asserted-ID などのアイデンティティ ヘッダーにホスト名を保持します。
-
着信コールの発信元情報にホストもドメインも含まれていない場合、設定されている組織の最上位ドメインが From、Remote-Party-ID、P-Asserted-ID などのアイデンティティ ヘッダーで使用されます。
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[Assured Services SIP との適合(Assured Services SIP conformance)]
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サードパーティの AS-SIP エンドポイント および AS-SIP トランクで適切な Assured Service の動作を確実に実行させるには、このチェックボックスをオンにするように指定します。この設定により、特定の Assured Service
の動作が会議ファクトリや SRTP などのサービスに影響します。
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外部 QoS を有効化
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外部 QoS をサポートの SIP プロファイルを設定するには、このチェックボックスをオンにするように指定します。この機能を有効にすると、APIC-EM コントローラを使用して、この SIP プロファイルを使用するデバイスの SIP メディア
フローの QoS を管理できます。デフォルトではオフになっています。
(注)
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このチェックボックスは、[外部 QoS の有効化(Enable External QoS)] サービス パラメータが [はい(True)] に設定されている場合にのみ表示されます。
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電話で使用されるパラメータ
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[インバイトのタイムアウト値(秒)(Timer Invite Expires (seconds))]
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SIP INVITE が期限切れになるまでの時間を秒数で指定します。Expires ヘッダーでこの値が使用されます。有効値は任意の正数で、デフォルト値は 180 です。
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[レジスタの再送間隔の調整値(秒)(Timer Register Delta (seconds))]
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SIP エンドポイントのみが使用します。エンドポイントは、TFTP 設定ファイルからこの値を受け取ります。このエンド ポイントは、登録期間が終わる前に [レジスタの再送間隔の調整値(秒)(Timer Register Delta (seconds))]
を再登録します。登録期間は、SIP Station KeepAlive Interval サービス パラメータの値によって決まります。[レジスタの再送間隔の調整値(Timer Register Delta)] の有効な値の範囲は 32767 から
0 です。デフォルト値は 5 です。
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[レジスタのタイムアウト値(秒)(Timer Register Expires (seconds))]
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SIP エンドポイントのみが使用します。SIP エンドポイントは、TFTP 設定ファイルからこの値を受け取ります。このフィールドは、SIP を実行している電話機が REGISTER メッセージの Expires ヘッダーで送信する値を指定します。有効値は任意の正数です。デフォルト値は
3600(1 時間)です。
エンドポイントが送信する Expires の値が SIP Station KeepAlive Interval サービス パラメータの値より小さい場合、ユニファイド コミュニケーション マネージャから 423「Interval Too Brief」が返されます。
エンドポイントが送信する Expires の値が SIP Station KeepAlive Interval サービス パラメータの値より大きい場合は、ユニファイド コミュニケーション マネージャから Expires の Keepalive
Interval を含む 200 OK が返されます。
(注)
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SIP を実行している携帯電話の場合、ユニファイド コミュニケーション マネージャ は、SIP Station KeepAlive Interval サービス パラメータで指定されている値の代わりに、このフィールドの値を使用して登録期間を決定します。
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(注)
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TCP 接続の場合、[レジスタのタイムアウト値(Timer Register Expires)] フィールドの値は [SIP TCP未使用接続(SIP TCP Unused Connection)] サービス パラメータの値より小さくなければなりません。
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[タイマー T1(ミリ秒)(Timer T1 (msec))]
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SIP メッセージの再送信タイマーの最小値をミリ秒数で指定します。有効値は任意の正数です。デフォルトは 500 です。
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[タイマー T2(ミリ秒)(Timer T2 (msec))]
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SIP メッセージの再送信タイマーの最高値をミリ秒数で指定します。有効値は任意の正数です。デフォルトは 4000 です。
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Retry INVITE
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INVITE 要求が再送信される最大回数を指定します。有効値は任意の正数です。デフォルトは 6 です。
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Retry Non-INVITE
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INVITE 要求以外の SIP メッセージが再送信される最大回数を指定します。有効値は任意の正数です。デフォルトは 10 です。
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[メディア ポートの範囲(Media Port Ranges)]
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この SIP プロファイルに関連付けられているデバイスのオーディオおよびビデオ通話に関して、選択する QoS の管理方法に対応するラジオ ボタンをクリックして指定します。
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[オーディオおよびビデオに共通のポート範囲(Common Port Range for Audio and Video)]:オーディオとビデオ メディア ストリームの両方を処理できる共通のポート範囲を使用する場合、このオプションを選択します。
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[オーディオおよびビデオに別個のポート範囲(Separate Port Ranges for Audio and Video)]:オーディオ ストリームとビデオ ストリームにそれぞれ別個のポート範囲を設定する場合、このオプションを選択します。
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Start Media Port
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メディア用のリアルタイム プロトコル(RTP)ポートの始点を指定します。メディア ポートの範囲は 2048 ~ 65535 です。デフォルトは 16384 です。
このフィールドは、[メディア ポートの範囲(Media Port Ranges)] で [オーディオおよびビデオに共通のポート範囲(Common Port Range for Audio and Video)] を選択している場合に表示されます。
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Stop Media Port
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メディア用のリアルタイム プロトコル(RTP)ポートの終点を指定します。メディア ポートの範囲は 2048 ~ 65535 です。デフォルトは 32766 です。
このフィールドは、[メディア ポートの範囲(Media Port Ranges)] で [オーディオおよびビデオに共通のポート範囲(Common Port Range for Audio and Video)] を選択している場合に表示されます。
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[開始オーディオ ポート(Start Audio Port)]
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ポート範囲の始点を入力して、オーディオ用のポート範囲の作成を可能にします。例えば 16384 と入力します。ビデオ ポートの範囲と重複する音声ポートの範囲は指定できません。
このフィールドは、[メディアポートの範囲(Media Port Ranges)] で [オーディオおよびビデオでポート範囲を分ける(Separate Port Ranges for Audio and Video)] を選択している場合に表示されます。
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[終了オーディオ ポート(Stop Audio Port)]
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音声通話用のポート範囲の終点の入力を可能にします。音声ポートの範囲は、ビデオ ポートの範囲と重複することができません。例えば 32766 と入力します。
このフィールドは、[メディアポートの範囲(Media Port Ranges)] で [オーディオおよびビデオでポート範囲を分ける(Separate Port Ranges for Audio and Video)] を選択している場合に表示されます。
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[開始ビデオ ポート(Start Video Port)]
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ポート範囲の始点を入力して、ビデオ通話のビデオ ストリーム用ポート範囲の作成を可能にします。例えば 32767 と入力します。音声ポートの範囲と重複するビデオ ポートの範囲は指定できません。
このフィールドは、[メディアポートの範囲(Media Port Ranges)] で [オーディオおよびビデオでポート範囲を分ける(Separate Port Ranges for Audio and Video)] を選択している場合に表示されます。
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[終了ビデオ ポート(Stop Video Port)]
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音声通話用のポート範囲の終点の入力を可能にします。音声ポートの範囲は、ビデオ ポートの範囲と重複することができません。
このフィールドは、[メディアポートの範囲(Media Port Ranges)] で [オーディオおよびビデオでポート範囲を分ける(Separate Port Ranges for Audio and Video)] を選択している場合に表示されます。
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音声コールの DSCP(DSCP for Audio Calls)
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音声のみの通話の DSCP 値として割り当てる値を選択できるようにします。デフォルト オプションでは、Audio Calls サービス パラメータの DSCP 値を使用します。
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ビデオ コールの DSCP(DSCP for Audio Calls)
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ビデオ通話の DSCP 値として割り当てる値を選択できるようにします。デフォルト オプションでは、Video Calls サービス パラメータの DSCP 値を使用します。
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ビデオコールのオーディオ部分の DSCP(DSCP for Audio Portion of Video Calls)
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ビデオ コールのオーディオ部分の DSCP 値として割り当てる値を選択できるようにします。デフォルト オプションでは、Audio Portion of Video Calls サービス パラメータの DSCP で設定されている値を使用します。
(注)
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ビデオ コールのオーディオ部分に、DSCP ビデオ コールで設定したものとは異なる DSCP 値を選択した場合、単一のビデオ コール内のオーディオ ストリームとビデオ ストリームに別々の DSCP マーキングと QoS ポリシー制御が設定されることになり、ネットワーク帯域幅の問題に起因する音声同期の問題が発生する恐れがあります。
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TelePresence コールの DSCP(DSCP for TelePresence Calls)
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TelePresence コールの DSCP 値として割り当てる値を選択できるようにします。デフォルト オプションでは、TelePresence Calls サービス パラメータの DSCP 値を使用します。
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TelePresence コールのオーディオ部分の DSCP(DSCP for Audio Portion of TelePresence Calls)
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TelePresence コールのオーディオ部分を DSCP 値として割り当てる値を選択できるようにします。デフォルト オプションでは、TelePresence Calls サービス パラメータの DSCP 値を使用します。
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コール ピックアップ URI(Call Pickup URI)
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SIP を実行している電話がコール ピックアップ機能を起動するために ユニファイド コミュニケーション マネージャ へ送信する固有のアドレスを提供します。
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Call Pickup Group Other URI
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SIP を実行している電話がコール ピックアップグループのその他の機能を起動するために ユニファイド コミュニケーション マネージャ へ送信する固有のアドレスを提供します。
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Call Pickup Group URI
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SIP を実行している電話がコール ピックアップのその他の機能を起動するために ユニファイド コミュニケーション マネージャ へ送信する固有のアドレスを提供します。
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Meet Me Service URI
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SIP を実行している電話がミートミー会議機能を起動するために ユニファイド コミュニケーション マネージャ へ送信する固有のアドレスを提供します。
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User Info
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REGISTER メッセージ内の user= パラメータを設定します。
有効な値は次のとおりです。
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DTMF DB レベル(DTMF DB Level)
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インバンド DTMF ディジットのトーン レベルを指定します。有効な値は次のとおりです。
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公称 1 ~ 6 dB 未満
-
公称 2 ~ 3 dB 未満
-
公称 3
-
公称 4 ~ 3 dB より大
-
公称 5 ~ 6 dB より大
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Call Hold Ring Back
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コール保留中のステータスを示します。例えば、1 つのコールを保留にして別のコールで通話していた場合、通話中のコールを切断すると、このパラメータにより電話の呼出音が鳴り、保留中のコールがあることが通知されます。有効な値は次のとおりです。
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非通知着信拒否(Anonymous Call Block)
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番号非通知呼び出しのブロックを設定します。有効な値は次のとおりです。
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発信者 ID ブロック
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発信者 ID のブロッキングを設定します。ブロッキングが有効な場合、この電話機は、発信者 ID が有効になっている電話機から、自身の電話番号または電子メール アドレスをブロックします。有効な値は次のとおりです。
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サイレント コントロール(Do Not Disturb Control)
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応答不可(DND)機能を設定します。有効な値は次のとおりです。
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Telnet Level for 7940 and 7960
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Unified IP 電話 7940 および 7960 は、ログイン アクセスで SSH を使用したり、ログ収集に HTTP を使用することはできません。しかし、これらの電話機は Telnet をサポートしているので、電話機の制御、デバッグの収集、構成時設定の確認ができます。このフィールドは、telnet_level
設定パラメータを制御します。次のいずれかの値になります。
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リソース優先度ネームスペース
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管理者は、SIP プロファイル経由で回線を割り当てるのに必要になる、クラスタの定義済みリソース優先度ネームスペース ネットワーク ドメインを選択できます。
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[キープアライブのタイムアウト値(秒)(Timer Keep Alive Expires (seconds))]
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フェールオーバーが必要になったときにバックアップ ユニファイド コミュニケーション マネージャが使用可能であることを保証するために、バックアップ ユニファイド コミュニケーション マネージャ に送信されるキープアライブ メッセージの間隔を指定します。
ユニファイド コミュニケーション マネージャ では、冗長性をサポートするためにキープアライブ メカニズムが必要です。
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[サブスクライブのタイムアウト値(秒)(Timer Subscribe Expires (seconds))]
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加入が期限切れになるまでの時間を秒数で指定します。この値は、Expires ヘッダー フィールドに挿入されます。有効値は任意の正数で、デフォルト値は 120 です。
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[サブスクライブの再送間隔の調整値(秒)(Timer Subscribe Delta (seconds))]
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このパラメータを、[サブスクライブのタイムアウト値(Timer Subscribe Expires)] の設定と共に使用できるようにします。電話機は、[サブスクライブのタイムアウト値(Timer Subscribe Expires)] の設定に従い、サブスクリプション期間が終わる前に、[サブスクライブの再送間隔の調整値(Timer
Subscribe Delta)] の秒数を再びサブスクライブします。有効な値の範囲は 3 ~ 15 です。デフォルトは 5 です。
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Maximum Redirections
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この設定の変数を使用して、コールをドロップする前に電話がコールのリダイレクトを許可する最大回数を指定できるようにします。デフォルトでは、リダイレクトが 70 回に指定されます。
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[オフフックから最初の数字タイマー(マイクロ秒)(Off Hook to First Digit Timer (microseconds))]
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電話の受話器が外されてから最初のディジット タイマーが設定されるまでの経過時間をミリ秒で指定します。値の範囲は 0 ~ 150,000 マイクロ秒です。デフォルトでは、15,000 マイクロ秒に指定されます。
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Call Forward URI
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SIP を実行している電話が不在転送機能を起動するために ユニファイド コミュニケーション マネージャ へ送信する固有のアドレスを提供します。
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Abbreviated Dial URI
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SIP を実行している電話が短縮ダイヤル機能を起動するために ユニファイド コミュニケーション マネージャ へ送信する固有のアドレスを提供します。
回線キー(短縮ダイヤル インデックス)に関連付けられていない短縮ダイヤルは、電話機にダウンロードされません。短縮ダイヤル番号が入力されると、電話機はこの機能表示メカニズム(Call-Info ヘッダーが指定された INVITE)を使用して表示します。要求
URI に短縮ダイヤルの番号が格納され(14 など)、Call-Info ヘッダーに短縮ダイヤル機能が表示されます。ユニファイド コミュニケーション マネージャ は、短縮ダイヤル番号を設定済みの数字列に変換し、その数字列を使用してコールを拡張します。その短縮ダイヤル番号に対する数字列が設定されていない場合は、電話機に 404 Not Found 応答が返されます。
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Conference Join Enabled
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Unified IP 電話 7940 または 7960 を使用している会議開始者が電話を切った場合、その電話機が残りの会議参加者を参加させようとするかどうかを決定します。残りの会議参加者を参加させる場合は、このチェックボックスをオンにします。残りの会議参加者を参加させない場合は、このチェックボックスをオフのままにします。
(注)
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このチェックボックスは、Unified IP 電話 7941/61/70/71/11 で SRST モードに設定されている場合にのみ適用されます。
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RFC 2543 Hold
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コール保留の信号が ユニファイド コミュニケーション マネージャに送信される場合、RFC2543 に従って接続アドレスを 0.0.0.0 に設定できるようにします。この操作により、RFC3264 をサポートしないエンドポイントとの下位互換性を確保できます。
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[準在席転送(Semi Attended Transfer)]
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Unified IP 電話 7940 および 7960 の発信者が、コールの呼び出し音が鳴っているときに、在席転送の 2 番目のレッグを転送できるかどうかを決定します。準在席転送をイネーブルにする場合は、このチェックボックスをオンにします。準在席転送をディセーブルにする場合は、このチェックボックスをオフのままにします。
(注)
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このチェックボックスは、Unified IP 電話 7941/61/70/71/11 で SRST モードに設定されている場合にのみ適用されます。
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Enable VAD
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Voice Activation Detection(VAD)を有効にします。VAD がイネーブルである場合、音声が検出されるまでメディアは伝送されません。
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Stutter Message Waiting
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電話機がオフ フックになったときにメッセージが待機している場合に、スタッター ダイヤル トーンを有効にします。メッセージが待機していてもスタッター ダイヤル トーンが聞こえないようにする場合は、このチェックボックスをオフのままにします。
この設定は、SIP を実行している Unified IP 電話 7960 および 7940 をサポートしています。
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[MLPP ユーザ認証(MLPP User Authorization)]
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MLPP ユーザ 認証を有効にします。MLPP ユーザ認証では、電話から MLPP ユーザ名とパスワードを送信する必要があります。
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正規化スクリプト
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正規化スクリプト
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この SIP プロファイルに適用するスクリプトを選択します。
別のスクリプトをインポートするには、[SIP正規化スクリプト設定(SIP Normalization Script Configuration)] ウィンドウ()に移動し、新しいスクリプト ファイルをインポートします。
注意
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SIP プロファイルの正規化スクリプトは、非トランク デバイスに対してのみ有効です。
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[パラメータ名/パラメータ値(Parameter Name/Parameter Value)]
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必要に応じて、パラメータ名とパラメータ値を入力します。有効な値には、等号(=)、セミコロン(;) およびタブなどの印刷不能文字を除くすべての文字を含めることができます。値を設定せずにパラメータ名を入力することもできます。
パラメータ行を追加するには、プラス ボタン(+)をクリックします。パラメータ行を削除するには、マイナス ボタン(-)をクリックします。
(注)
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パラメータ名とパラメータ値を入力するには、その前に [正規化スクリプト(Normalization Script)] リストからスクリプトを選択する必要があります。
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トレースを有効にする
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スクリプト内のトレースが有効になり、チェックボックスをオフにするとトレースが無効になります。オンの場合、Lua スクリプタに提供される trace.output API が SDI トレースを生成します。
(注)
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スクリプトをデバッグする場合にのみ、トレース機能を有効にすることをお勧めします。トレース機能はパフォーマンスに影響するため、通常の稼動状況で有効にすることは推奨されません。
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[URI からの着信要求の設定(Incoming Requests FROM URI Settings)]
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Caller ID DN
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発呼回線 ID に使用するパターンを 0 ~ 24 桁で入力できるようにします。たとえば、北米では次のとおりです。
国際的なエスケープ文字 + も入力することができます。
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Caller Name
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発信元 SIP デバイスから受信した発信者名よりも優先させる発信者名を入力できます。
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[トランク固有の設定(Trunk Specific Configuration)]
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着信要求を新規トランクへと再ルーティングする基準(Reroute Incoming Request to new Trunk based on)
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ユニファイド コミュニケーション マネージャ は、設定されている SIP トランクの宛先アドレスと一致する IP アドレスを持つ SIP デバイスからのコールのみ受け付けます。また、SIP メッセージを受信するポートが、SIP トランクで設定されているものと一致する必要があります。ユニファイド コミュニケーション マネージャ がコールを受け付けると、次に、ユニファイド コミュニケーション マネージャ はこの設定の構成を使用して、そのコールを別のトランクに再ルーティングすべきかどうかを決定します。
コールの再ルーティングを行う SIP トランクを識別するときに ユニファイド コミュニケーション マネージャが使用する方法を指定します。
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[なし(Never)]:SIP トランクが発信元デバイスの IP アドレスと一致する場合は、このオプションを選択します。これは、デフォルトの設定です。ユニファイド コミュニケーション マネージャ は、着信パケットの送信元 IP アドレスとシグナリング ポート番号を使用してトランクを識別しますが、コールを別の(新規の)SIP トランクにはルーティングしません。このコールはコールを受信した SIP トランクで発生します。
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[Contact Info ヘッダー(Contact Info Header)]:SIP トランクが SIP プロキシを使用する場合は、このオプションを選択します。ユニファイド コミュニケーション マネージャ は、着信要求に含まれる Contact ヘッダーを解析し、ヘッダーで指定されている IP アドレスかドメイン名 およびシグナリング ポート番号を使用して、その IP アドレスとポートを使用している SIP トランクにコールを再ルーティングします。SIP
トランクが識別されない場合、このコールがコールを受信した SIP トランクで発生します。
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[urpose=x-cisco-origIP が指定された Call-Info ヘッダー(Call-Info Header with purpose=x-cisco-origIP)]:SIP トランクが Customer Voice Portal(CVP)か
Back-to-Back User Agent(B2BUA)を使用する場合は、このオプションを選択します。着信要求を受信すると、ユニファイド コミュニケーション マネージャ は、Call-Info ヘッダーを解析し、purpose=x-cisco-origIP パラメータを探して、このヘッダーで指定されている IP アドレスかドメイン名 およびシグナリング ポート番号を使用して、その IP アドレスとポートを使用している
SIP トランクにコールを再ルーティングします。このパラメータがヘッダーに含まれていないか、SIP トランクが識別されない場合、このコールは、コールを受信した SIP トランクで発生します。
ヒント
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この設定は、Unified Presence プロキシ サーバに接続されている SIP トランクや、別の Unified CM グループ内の発信元ゲートウェイに接続されている SIP トランクでは機能しません。
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Resource Priority Namespace List
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設定済みの [Resource Priority Namespace] リストを選択できるようにします。 の順にアクセスして、[リソース優先度ネームスペース(Resource Priority Namespace)] メニューでリストを設定します。
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SIP Rel1XX Options
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すべての SIP 暫定応答(100 Trying メッセージ以外)をリモートの SIP エンドポイントに確実に送信されるかどうかを決定する、SIP Rel1XX を設定します。有効な値は次のとおりです。
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[無効(Disabled)]:SIP Rel1XX を無効にします。
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[1XXがSDPを含む場合はPRACKを送信(Send PRACK if 1XX contains SDP)]:1XX が SDP を含む場合にのみ、PRACK を使用して 1XX メッセージを認識します。
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[すべての1XXメッセージに関してPRACKを送信(Send PRACK for all 1XX messages)]:PRACK を使用してすべての 1XX メッセージを認識します。
(注)
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チェックボックスが [トランク別の構成設定(Trunk Specific Configuration)] で、[キューイング アナウンスを再生する前に着信コールを接続(Connect Inbound Call before Playing Queuing Announcement)] がオンになっている場合、上記のフィールドを設定する必要はありません。
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[セッションの更新方式(Session Refresh Method)]
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更新機能付きセッション タイマー:セッション更新タイマーを使用すると、SIP セッションを定期的に更新できるので、Unified Communications Manager およびリモート エージェントは、その SIP セッションが依然としてアクティブかどうかを判断できます。リリース
10.01 以前は、Unified Communications Manager が更新コマンドを受信した場合、セッションの更新では、Invite SIP 要求か Update SIP 要求のどちらか一方を受信することがサポートされていました。Unified
Communications Manager が更新を開始した場合は、セッションの更新では、Invite SIP 要求の送信のみがサポートされていました。リリース 10.01 以降、この機能で更新能力が拡張され、Unified Communications
Manager が Update 要求と Invite 要求の両方を送信できるようになっています。
セッションの更新方式として、Invite と Update のどちらを使用するか指定します。
INVITE(デフォルト)
(注)
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通話中 Invite 要求を送信するには、オファー SDP がその要求の中で指定されている必要があります。つまり、相手先は Invite 応答で応答 SDP を送信する必要があります。
Update:Unified Communications Manager は、Supported ヘッダーか Require ヘッダーで、SIP セッションの相手先により更新方式のサポートが指定されている場合、SIP Update 要求を送信します。Update
要求を送信する際に、Unified Communications Manager は SDP を含めます。これにより、SDP オファーと SDP 応答の交換が不要になるため、セッションの更新を簡略化できます。
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(注)
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その更新方式が SIP セッションの相手先でサポートされていない場合、Unified Communications Manager はセッションの更新に Invite 方式を使用し続けます。
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[音声コールとビデオコールに対する早期オファーサポート(Early Offer support for voice and video calls)]
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音声コールとビデオコールに対する Early Offer のサポートを設定します。有効になっている場合、Early Offer のサポートには発信コールに対する最初の INVITE に記述されていたセッションの説明が含まれます。SIP プロファイルの
Early Offer 構成時の設定は、SIP トランク コールにのみ適用されます。これらの構成時の設定は、SIP 回線側のコールには影響しません。このプロファイルをトランクと回線の間で共有する場合、プロファイルを使用する SIP トランクのみがこの設定の影響を受けます。
[トランクの設定(Trunk Configuration)] ウィンドウで [メディア転送ポイントが必須(Media Transfer Point (MTP) Required)] チェックボックスがオンになっている場合、これにより関連付けられている
SIP プロファイルの Early Offer の設定は上書きされます。ユニファイド コミュニケーション マネージャは、最初の INVITE に含まれる SDP の単一のコーデックで、MTP IP アドレスとポートを送信します。
次の 3 オプションのいずれかを選択します。
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[無効(Disabled)](デフォルト値):Early Offer を無効にします。発信コールに対する最初の INVITE に SDP は含まれません。
-
[ベストエフォート(MTPの挿入なし)]
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[必須(必要な場合は MTP を挿入)(Mandatory(insert MTP if needed))]:すべての発信コールに Early Offer を提供し、発信者側のメディア ポート、IP およびコーデック情報が利用できない場合は MTP
を挿入します。
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Video Call Traffic Class
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ビデオ エンドポイントのタイプ、または SIP プロファイルを関連付けるトランクを定義します。リストから、次の 3 オプションのいずれかを選択します。
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[イマーシブ(Immersive)]:高画質イマーシブ ビデオ。
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[デスクトップ(Desktop)]:標準のデスクトップ ビデオ。
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[混合(Mixed)]:イマーシブ ビデオとデスクトップ ビデオの混合。
ユニファイド コミュニケーション マネージャのロケーション コール アドミッション制御(CAC)は、[ビデオコールトラフィッククラス(Video Call Traffic Class)] で指定されたコールのタイプに基づいて、2 つのロケーション
ビデオ帯域幅プール(「ビデオ帯域幅」と「イマーシブ帯域幅」)から帯域幅を予約します。
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発信回線 ID の表記
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ネットワークが提供する ID を選択するには、[厳格な送信元URIプレゼンテーションのみ(Strict From URI presentation Only)] を選択します。
ユーザが提供する ID を選択するには、[厳格な ID ヘッダープレゼンテーションのみ(Strict Identity Headers presentation Only)] を選択します。
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[会議ブリッジ ID の配信(Deliver Conference Bridge Identifier)]
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b 番号をヌル値に変更するのではなく、トランク間の会議ブリッジを識別する b 番号を SIP トランクで渡すことが可能になります。
受信側では、このフィールドが有効である必要はありません。
録音機能に対する Open Recording Architecture(ORA)SIP ヘッダーの機能拡張を動作させるために、このチェックボックスをオンにする必要はありません。
このチェックボックスを有効にすると、レコーダはユーザが会議に参加している録音セッションを調整できます。
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音声コールとビデオ コールに対する SIP アーリー オファー サポート(必要に応じて MTP を挿入)
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アーリー オファーをサポートするトランクの作成が可能になります。
SIP プロファイルの Early Offer 設定は、SIP トランク コールに適用されます。これらの構成時の設定は、SIP 回線側のコールには影響しません。このプロファイルをトランクと回線の間で共有する場合、プロファイルを使用する SIP
トランクのみが Early Offer を提供します。
(注)
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オンになっている場合、[トランクの設定(Trunk Configuration)] ウィンドウの [メディア ターミネーションが必須(Media Termination Required)] チェックボックスの設定により、関連付けられている SIP
プロファイルの Early Offer 設定が上書きされます。ユニファイド コミュニケーション マネージャは、最初の INVITE に含まれる SDP の単一のコーデックで、MTP IP アドレスとポートを送信します。
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[通話中 INVITE で送受信 SDP を送信(Send send-receive SDP in mid-call Invite)]
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補足サービス中のコール保留またはメディア中断時に、ユニファイド コミュニケーション マネージャが Invite a=inactive SDP メッセージを送信しないように防ぐことができます。
(注)
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このチェックボックスは、Early Offer またはベスト Early Offer 対応の SIP トランクにのみ適用され、SIP 回線コールには影響しません。
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タンデム モードの Early Offer またはべスト Early Offer SIP トランクに対して [通話中 INVITE で送受信 SDP を送信(Send send-receive SDP in mid-call INVITE)]
を有効になっている場合、a=inactive、sendonly、または recvonly のいずれかに指定されたオファー SDP を SIP デバイスがオーディオ メディア回線に送信すると、ユニファイド コミュニケーション マネージャ は MTP を挿入して sendrecv SDP を提供します。タンデム モードの場合、ユニファイド コミュニケーション マネージャ はメディア パスの再確立を開始するのに SIP デバイスに依存しており、開始の際は send-recv SDP を使用して遅延 INVITE か通話中 INVITE を送信します。
同一の SIP プロファイル上で、[通話中INVITEで送受信SDP を送信(Send send-receive SDP in mid-call INVITE)] と [通話中のメディア変更にSDP Inactive Exchangeが必須(Require
SDP Inactive Exchange for Mid-Call Media Change)] の両方が有効になっている場合、[通話中INVITEで送受信SDPを送信(Send send-receive SDP in mid-call INVITE)]
の設定が [通話中のメディア変更にSDP Inactive Exchangeが必須(Require SDP Inactive Exchange for Mid-Call Media Change)] を上書きするため、ユニファイド コミュニケーション マネージャ は通話中のコーデック更新で a=inactive SDP に指定された INVITE を送信しません。[通話中のメディア変更にSDP Inactive Exchangeが必須(Require SDP Inactive Exchange for
Mid-Call Media Change)] が有効な場合、SIP 回線側のコールには適用されます。
(注)
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保留通話が複数ある状況で SDP モードが非アクティブに設定されないようにするには、クラスタ全体に対する [デュプレックスストリーミングを有効化(Duplex Streaming Enabled)] サービス パラメータ()を [はい(True)] に設定します。
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BFCP を使用するプレゼンテーション共有を許可(Allow Presentation Sharing using BFCP)
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サポートされている SIP エンドポイントが Binary Floor Control Protocol を使用してプレゼンテーション共有を有効化できます。
BFCP を使用すると、既存のオーディオ ストリームとビデオ ストリームの他に、さらにメディア ストリームが作成されます。追加されたこのストリームは、ラップトップから PowerPoint でプレゼンテーションを行う場合など、プレゼンテーションを
SIP ビデオ電話にストリーミングするために使用されます。
ボックスがオフの場合、ユニファイド コミュニケーション マネージャ は、BFCP アプリケーション回線のポートと関連付けられているメディア回線のポートを応答 SDP メッセージで 0 に設定することにより、SIP に関連付けられているデバイスからの BFCP オファーを拒否します。これはデフォルトの動作です。
(注)
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BFCP は SIP ネットワークでのみサポートされます。プレゼンテーション共有が機能するには、BFCP がすべての SIP トランク、回線、エンドポイントで有効になっている必要があります。SIP 回線か SIP トランクが MTP、RSVP、TRP、またはトランスコーダを使用している場合、BFCP
はサポートされません。
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[iX アプリケーション メディアを許可(Allow IX Application Media)]:
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IX メディアチャネルのサポートを有効にします。
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[設定済み回線デバイス発信者情報のパススルーを許可(Allow Passthrough of Configured Line Device Caller Information)]
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設定済み回線デバイス発信者情報の SIP トランクからのパススルーを可能にします。
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[非通知着信コールを拒否(Reject Anonymous Incoming Calls)]
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非通知着信コールの拒否を可能にします。
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[非通知発信コールを拒否(Reject Anonymous Outgoing Calls)]
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非通知発信コールの拒否を可能にします。
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[応答 SDP で複数のコーデックを許可(Allow multiple codecs in answer SDP)]
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着信 SIP 信号が複数コーデックのネゴシエーションをサポートすることを示しておらず、かつ ユニファイド コミュニケーション マネージャ がネゴシエートされたコーデックをファイナライズできる場合に適用されます。
このチェックボックスがオンになっている場合、トランクの背後にあるエンドポイントで応答 SDP の複数のコーデックを処理することができます。
たとえば、複数コーデックのネゴシエーションをサポートするエンドポイントは SIP トランクにコールを送信し、ユニファイド コミュニケーション マネージャ はトランクに Delay Offer 要求を送信します。トランクの背後にあるエンドポイントは、Contact ヘッダーを含めずにサポートするすべてのコーデックを返し、複数コーデックのネゴシエーションをサポートすることを示します。
この場合、ユニファイド コミュニケーション マネージャ はトランクが複数コーデックのネゴシエーションを処理できるものと識別し、両方のエンドポイントに対して、複数の共通コーデックを使用して SIP 応答メッセージを返します。
このチェックボックスがオフになっている場合、ユニファイド コミュニケーション マネージャ は、SIP の Contact ヘッダー URI で特に明示されていない限り、トランクの背後にあるエンドポイントには複数コーデックのネゴシエーションを処理する能力がないものと識別します。ユニファイド コミュニケーション マネージャ は、単一コーデックのネゴシエーションを使用してコールを続けます。
次のエンドポイントまたはトランクに対して、[応答 SDP で複数のコーデックを許可(Allow multiple codecs in answer SDP)] を設定します。
この機能を、Cisco SME、またはその他のユニファイド コミュニケーション マネージャ システムに対する SIP クラスタ間トランクには設定しないでください。
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[ILS学習接続先ルート文字列を送信(Send ILS Learned Destination Route String)]
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学習済みの Directory URI、番号、またはパターンにユニファイド コミュニケーション マネージャがルーティングするコールに対して、ユニファイド コミュニケーション マネージャは x-cisco-dest-route-string ヘッダーを発信 SIP INVITE メッセージと SUBSCRIBE メッセージに追加し、そのヘッダーに宛先ルート文字列を挿入します。
このチェックボックスをオフのままにしておくと、ユニファイド コミュニケーション マネージャはどの SIP メッセージに対しても x-cisco-dest-route-string ヘッダーを追加しません。
x-cisco-dest-route-string ヘッダーは、ユニファイド コミュニケーション マネージャが Cisco Unified Border Element 全体でコールをルーティングするのに使用します。
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キューイング アナウンスを再生する前に着信コールを接続します
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ハント グループアナウンスを再生する前に、キャリアに CONNECT メッセージを送信できます。キャリアのトランクがインバンド コール ステータスの更新をサポートしていないか、または外部の発信者がハント グループのアナウンスが再生されないことを報告した場合は、この機能を有効にする必要があります。
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SIP OPTIONS ping
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[サービスタイプ""なし(デフォルト)""のトランクの接続先ステータスをモニタするためにOPTIONS Pingを有効にする(Enable Options Ping to monitor destination status for Trunks with service type “None
(Default)”)]
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SIP オプション機能を有効にすることができます。
SIP OPTIONS は、SIP トランクの設定済み宛先アドレスに対する要求です。リモート SIP デバイスが応答に失敗するか、503 Service Unavailable または 408 Timeout などの SIP エラー応答を返す場合、ユニファイド
コミュニケーション マネージャは別のトランクか別のアドレスを使用することにより、コールの再ルーティングを試みます。
このチェックボックスがオフになっている場合、SIP トランクは SIP トランク接続先のステータスをトラックしません。
このチェックボックスをオンにすると、必要に応じて ping タイマーをより小さい値に変更できます。
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[インサービスおよび一部インサービスのトランクのPing間隔(秒)(Ping Interval for In-service and Partially In-service Trunks (seconds))]
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リモート ピアが応答しており、トランクに [インサービス(In Service)] のマークが付いている場合の SIP OPTIONS 要求の間隔を設定します。少なくとも 1 つの IP アドレスが利用可能な場合、トランクはイン サービスです。すべての
IP アドレスが利用できない場合、トランクはアウト オブ サービスです。
デフォルト値は 60 秒に指定されています。有効な値の範囲は、5 ~ 600 秒です。
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[アウトオブサービスのSIPトランクのPing間隔(秒)(Ping Interval for Out-of-service SIP Trunks (seconds))]
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リモート ピアが応答しており、トランクに [アウトオブサービス(Out of Service)] のマークが付いている場合の SIP OPTIONS 要求の間隔を設定します。リモート ピアが OPTIONS に応答しないか 503 または 408
応答を送信する場合、または Transport Control Protocol(TCP)接続が確立できない場合、リモート ピアはアウト オブ サービスと見なされます。少なくとも 1 つの IP アドレスが利用可能な場合、トランクはイン サービスです。すべての
IP アドレスが利用できない場合、トランクはアウト オブ サービスです。
デフォルト値は 120 秒に指定されています。有効な値の範囲は、5 ~ 600 秒です。
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[Ping再試行タイマー(ミリ秒)(Ping Retry Timer (milliseconds))]
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OPTIONS 要求を再送信するまでの最大待機時間を指定します。
有効な値の範囲は、100 ~ 1000 ミリ秒です。デフォルト値は 500 ミリ秒です。
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[Ping再試行数(Ping Retry Count)]
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ユニファイド コミュニケーション マネージャ がリモート ピアに OPTIONS 要求を送信する回数を指定します。設定された再試行回数に達すると、接続先は失敗したと見なされます。障害検出を迅速に実行するには、再試行回数を少なく設定します。
有効値の範囲は 1 ~ 10 です。デフォルト値は 6 です。
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