チャット管理の概要
IM and Presence Service は、チャット ルームを管理し、チャット ルームにアクセスできるユーザを制御するために使用できる設定を提供します。以下の機能が含まれます。
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新しいルームを作成したり、作成したルームのメンバーおよび設定を管理します。
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メンバーだけがアクセスである常設チャット ルームへのアクセスの制限。
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チャット ルームへの管理者の割り当て。
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ルームへの他のユーザの招待。
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ルームに表示されるメンバーのプレゼンス ステータスの確認。ルームに表示されるプレゼンス ステータスは、ルームへのメンバーの参加を示しますが、全体のプレゼンス ステータスが反映されないことがあります。
IM and Presence Service を使用すると、チャット ノードのエイリアスを管理することもできます。チャット ノード エイリアスを使用すると、ユーザは特定のノード上の特定のチャット ルームを検索して、参加することができます。
さらに、IM and Presence Service はトランスクリプトを保存し、チャット ルームに参加したばかりのメンバーを含むルーム メンバーにこのチャットルームの履歴が利用できるようにします。新規または古くからのメンバーが使用可能な既存のアーカイブのサイズは設定可能です。.
チャット ノード エイリアスの概要
システムの各チャット ノードに一意のエイリアスが必要です。チャット ノード エイリアスは、(任意のドメイン内の)ユーザが特定のノード上の特定のチャット ルームを検索し、これらのルームのチャットに入室できるように各チャット ノードに一意のアドレスを作成します。チャット
ノードのエイリアスは、そのノード上に作成される各チャット ルームの一意の ID の一部を形成します。たとえば、エイリアス conference-3-mycup.cisco.com
は、そのノード上に作成されるチャット ルーム名に使われて、roomjid@conference-3-mycup.cisco.com
となります。
チャット ノードのエイリアスを割り当てるには、以下の 2 つのモードを使用します。
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システム生成: 各チャットノードに一意のエイリアスが自動的に割り当てられます。システムは、命名規則
conference-x-clusterid.domain
を使用して、デフォルトではチャット ノード毎に 1 個のエイリアスを自動生成します。-
conference
はハードコードされたキーワードです -
x
は、ノード ID を示す一意の整数値です -
clusterid
は設定されたエンタプライズ パラメータです -
domain
が設定されているドメイン
たとえば、システムは、
conference-3-mycup.cisco.com
と割り当てられていることができます。 -
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手動:チャット ノード エイリアスを手動で割り当てることができるようにするには、システム生成エイリアスを無効にしなければなりません。手動管理されたエイリアスでは、特定の要件に合うエイリアスを使用してチャット ノードに名前を付けられるため、完全な柔軟性が提供されます。たとえば、
congerence-x-clusterid.domain
という命名規則が導入のニーズに合わない場合、このオプションを使用することができます。
ノードあたり複数のエイリアスの割り当て
ノード単位で各チャット ノードに複数のエイリアスを関連付けることができます。ノードごとに複数のエイリアスを関連付けると、ユーザはこれらのエイリアスを使用して追加のチャット ルームを作成できます。この機能は、システム生成のエイリアスおよび手動で作成されたエイリアスの両方に適用されます。