簡易ネットワーク管理プロトコル(SNMP)のサポート
アプリケーション層プロトコルである SNMP を使用すると、ノードやルータなどのネットワーク デバイス間の管理情報を簡単に交換できます。TCP/IP プロトコル スイートの一部である SNMP を使用すると、管理者はリモートでネットワークのパフォーマンスを管理し、ネットワークの問題を検出および解決し、ネットワークの拡張計画を立てることができます。
Serviceability GUI を使用して、V1、V2c、および V3 のコミュニティ ストリング、ユーザ、通知先など、SNMP 関連の設定を行います。ユーザが設定した SNMP 設定は、ローカル ノードに適用されます。ただし、システム構成でクラスタをサポートしている場合、SNMP の設定ウィンドウで、[すべてのノードに適用(Apply to All Nodes)]" "オプションを使用して、クラスタ内のすべてのサーバに設定を適用することもできます。
ヒント |
Unified Communications Manager のみ:Cisco Unified CallManager または Unified Communications Manager 4.X で指定した SNMP 設定パラメータは、Unified Communications Manager 6.0 以降のアップグレード時に移行されません。Cisco Unified Serviceability で SNMP 設定手順を繰り返す必要があります。 |
SNMP は IPv4 と IPv6 をサポートし、CISCO-CCM-MIB には IPv4 と IPv6 の両方のアドレスやプリファレンスなどの列とストレージが含まれています。
SNMP の基礎
SNMP 管理のネットワークは、管理対象デバイス、エージェント、およびネットワーク管理システムという 3 つの主要コンポーネントで構成されています。
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管理対象デバイス:SNMP エージェントを含み、管理対象ネットワークに存在するネットワーク ノード。管理対象デバイスには管理情報が収集および格納され、その情報は SNMP を使用することによって利用可能になります。
Unified Communications Manager および IM and Presence Service のみ:クラスタをサポートする設定では、クラスタ内の最初のノードが管理対象デバイスとして機能します。
-
エージェント:管理対象デバイスに存在するネットワーク管理対象ソフトウェア モジュール。エージェントには、管理情報のローカルな知識が蓄積され、SNMP と互換性のある形式に変換されます。
SNMP をサポートするため、マスター エージェントとサブエージェントのコンポーネントが使用されます。マスター エージェントはエージェント プロトコル エンジンとして機能し、SNMP 要求に関連する認証、承認、アクセス制御、およびプライバシーの機能を実行します。同様に、マスター エージェントには、MIB-II に関係するいくつかの管理情報ベース(MIB)変数が含まれています。また、マスター エージェントは、サブエージェントへの接続も行います。サブエージェントでの必要なタスクが完了すると、その接続を解除します。SNMP マスター エージェントはポート 161 で待ち受けし、ベンダー MIB の SNMP パケットを転送します。
Unified Communications Manager サブ エージェントは、ローカルの Unified Communications Manager のみと通信します。Unified Communications Manager サブエージェントは SNMP マスター エージェントにトラップと情報メッセージを送信し、SNMP マスター エージェントは SNMP トラップ レシーバ(通知の宛先)と通信します。
IM and Presence Service サブエージェントは、ローカルの IM and Presence Service とのみ対話します。IM and Presence Service サブエージェントは SNMP マスター エージェントにトラップと情報メッセージを送信し、SNMP マスター エージェントは SNMP トラップ レシーバ(通知の宛先)と通信します。
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ネットワーク管理システム(NMS):SNMP 管理アプリケーション(および動作する PC)。ネットワーク管理に必要な処理リソースとメモリ リソースのほとんどを提供します。NMS では、管理対象デバイスをモニタおよび制御するアプリケーションが実行されます。次の NMS がサポートされます。
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CiscoWorks LAN Management Solution
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HP OpenView
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SNMP および Unified Communications Manager SNMP インターフェイスをサポートするサードパーティ製アプリケーション
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SNMP 管理情報ベース
SNMP では、階層的に編成された情報のコレクションである管理情報ベース(MIB)にアクセスできます。MIB は、オブジェクト ID で識別される管理対象オブジェクトで構成されます。MIB オブジェクトには、管理対象デバイスの特定の特性が格納され、1 つ以上のオブジェクト インスタンス(変数)で構成されます。
SNMP インターフェイスでは、次のシスコ標準 MIB が提供されます。
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CISCO-CDP-MIB
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CISCO-CCM-MIB
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CISCO-SYSLOG-MIB
-
CISCO-UNITY-MIB
次の制限事項があります。
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Unified Communications Manager は、CISCO-UNITY-MIB をサポートしていません。
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Cisco Unity Connection では CISCO-CCM-MIB はサポートされません。
-
IM and Presence Service では CISCO-CCM-MIB および CISCO-UNITY-MIB はサポートされません。
SNMP 拡張エージェントはサーバに常駐し、サーバが認識しているデバイスに関する詳細情報を提供する CISCO-CCM-MIB を公開します。クラスタ構成の場合、SNMP 拡張エージェントはクラスタ内の各サーバに常駐します。CISCO-CCM-MIB は、サーバ(クラスタでなく、クラスタをサポートする構成内のサーバ)にデバイスの登録状態、IP アドレス、説明、およびモデル タイプなどのデバイス情報を提供します。
SNMP インターフェイスでは、次の業界標準 MIB も提供されます。
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SYSAPPL-MIB
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MIB-II(RFC 1213)
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HOST-RESOURCES-MIB
CISCO-CDP-MIB
Cisco Discovery Protocol MIB(CISCO-CDP-MIB)を読み取るには、CDP サブエージェントを使用します。この MIB を使用すると、SNMP 管理対象デバイスが自身をネットワーク上の他のシスコ デバイスにアドバタイズできるようになります。
CDP サブエージェントは CDP-MIB を実装します。CDP-MIB には、次のオブジェクトが含まれています。
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cdpInterfaceIfIndex
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cdpInterfaceMessageInterval
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cdpInterfaceEnable
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cdpInterfaceGroup
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cdpInterfacePort
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cdpGlobalRun
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cdpGlobalMessageInterval
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cdpGlobalHoldTime
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cdpGlobalLastChange
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cdpGobalDeviceId
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cdpGlobalDeviceIdFormat
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cdpGlobalDeviceIdFormatCpd
(注) |
CISCO-CDP-MIB は、次の MIB の存在に依存しています。CISCO-SMI、CISCO-TC、CISCO-VTP-MIB。 |
SYSAPPL-MIB
インストールされているアプリケーション、アプリケーション コンポーネント、システム動作しているプロセスなど、SYSAPPL-MIB から情報を取得するには、System Application Agent を使用します。
System Application Agent は、SYSAPPL-MIB の次のオブジェクト グループをサポートしています。
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sysApplInstallPkg
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sysApplRun
-
sysApplMap
-
sysApplInstallElmt
-
sysApplElmtRun
コマンド |
説明 |
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デバイスに関連するクエリー | |||
sysApplInstallPkgVersion | ソフトウェアの製造元によってアプリケーション パッケージに割り当てられたバージョン番号を提供します。 | ||
sysApplElmPastRunUser | プロセス所有者のログイン名(root など)を提供します。 | ||
メモリ、ストレージ、CPU に関連するクエリー | |||
sysApplElmPastRunMemory | このプロセスが終了するまでに割り当てられた実システム メモリの合計(KB 単位)の最新の既知の値を提供します。 | ||
sysApplElmtPastRunCPU | このプロセスによって消費されたシステム CPU リソースの合計(1/100 秒単位)の最新の既知の値を提供します。
|
||
sysApplInstallElmtCurSizeLow | 現在のファイル サイズ(modulo 2^32 バイト)を提供します。For example, for a file with a total size of 4,294,967,296 bytes this variable would have a value of 0; for a file with a total size of 4,294,967,295 bytes this variable would be 4,294,967,295. | ||
sysApplInstallElmtSizeLow | インストールされたファイル サイズ(modulo 2^32 バイト)を提供します。This is the size of the file on disk immediately after installation. For example, for a file with a total size of 4,294,967,296 bytes this variable would have a value of 0; for a file with a total size of 4,294,967,295 bytes this variable would be 4,294,967,295. | ||
sysApplElmRunMemory | このプロセスに現在割り当てられている実システム メモリの合計値(KB 単位)を提供します。 | ||
sysApplElmRunCPU | このプロセスによって消費されたシステム CPU リソースの合計値(1/100 秒単位)を提供します。
|
||
プロセスに関連するクエリー | |||
sysApplElmtRunState | 実行中のプロセスの現在の状態を提供します。The possible values are running(1), runnable(2) but waiting for a resource such as CPU, waiting(3) for an event, exiting(4), or other(5). | ||
sysApplElmtRunNumFiles | プロセスによって現在開かれている通常ファイルの数を提供します。この値の計算には、転送接続(ソケット)や、オペレーティング システム固有の特殊なファイル タイプは含まれません。 | ||
sysApplElmtRunTimeStarted | プロセスが開始された時刻を提供します。 | ||
sysApplElmtRunMemory | このプロセスに現在割り当てられている実システム メモリの合計値(KB 単位)を提供します。 | ||
sysApplElmtPastRunInstallID | インストール済み要素テーブルのインデックスを提供します。The value of this object is the same value as the sysApplInstallElmtIndex for the application element of which this entry represents a previously executed process. | ||
sysApplElmtPastRunUser | プロセス所有者のログイン名(root など)を提供します。 | ||
sysApplElmtPastRunTimeEnded | プロセスが終了した時刻を提供します。 | ||
sysApplElmtRunUser | プロセス所有者のログイン名(root など)を提供します。 | ||
sysApplRunStarted | アプリケーションが起動された日時を提供します。 | ||
sysApplElmtRunCPU | このプロセスによって消費されたシステム CPU リソースの合計値(1/100 秒単位)を提供します。
|
||
ソフトウェア コンポーネントに関連するクエリー | |||
sysApplInstallPkgProductName | 製造元によってソフトウェア アプリケーション パッケージに割り当てられた名前を提供します。 | ||
sysApplElmtRunParameters | プロセスの起動パラメータを提供します。 | ||
sysApplElmtRunName | プロセスのフル パスとファイル名を提供します。たとえば、実行パスが「opt/MYYpkg/bin/myyproc」のプロセス「myyproc」の場合は「/opt/MYYpkg/bin/myyproc」が返されます。 | ||
sysApplInstallElmtName | アプリケーションに含まれるこの要素の名前を提供します。 | ||
sysApplElmtRunUser | プロセス所有者のログイン名(root など)を提供します。 | ||
sysApplInstallElmtPath | この要素がインストールされているディレクトリのフル パスを提供します。たとえば、「/opt/EMPuma/bin」ディレクトリにインストールされている要素の場合、値は「/opt/EMPuma/bin」になります。ほとんどのアプリケーション パッケージには、パッケージ内の要素に関する情報が含まれています。また、要素は通常、パッケージのインストール ディレクトリのサブディレクトリにインストールされます。パッケージの情報自体に要素のパス名が含まれていない場合、通常はサブディレクトリの簡易検索でパスを特定することができます。要素がその場所にインストールされておらず、エージェント実装のために別の情報も参照できない場合には、パスは不明となり、null が返されます。 | ||
sysApplMapInstallPkgIndex | このオブジェクトの値を提供し、このプロセスが含まれているアプリケーションのインストール済みソフトウェア パッケージを特定します。プロセスの親アプリケーションを特定できる場合、このオブジェクトの値は、このプロセスが含まれているインストール済みアプリケーションに対応する sysApplInstallPkgTable のエントリの sysApplInstallPkgIndex と同じになります。ただし、親アプリケーションを特定できない場合には(プロセスが特定のインストール済みアプリケーションに含まれない場合など)、このオブジェクトの値は「0」になります。これは、このプロセスをアプリケーションやインストール済みソフトウェア パッケージと関連付けることができないことを示します。 | ||
sysApplElmtRunInstallID | sysApplInstallElmtTable のインデックスを提供します。The value of this object is the same value as the sysApplInstallElmtIndex for the application element of which this entry represents a running instance. If this process cannot be associated with an installed executable, the value should be '0'. | ||
sysApplRunCurrentState | 実行中のアプリケーション インスタンスの現在の状態を提供します。The possible values are running(1), runnable(2) but waiting for a resource such as CPU, waiting(3) for an event, exiting(4), or other(5). This value is based on an evaluation of the running elements of this application instance (see sysApplElmRunState) and their Roles as defined by sysApplInstallElmtRole. An agent implementation may detect that an application instance is in the process of exiting if one or more of its REQUIRED elements are no longer running. エージェント実装のほとんどは、システム時刻を提供して REQUIRED 要素を開始するために、2 番目の内部ポーリングが完了するまで待機してからアプリケーション インスタンスを終了としてマークします。 | ||
sysApplInstallPkgDate | このソフトウェア アプリケーションがホストにインストールされた日時を提供します。 | ||
sysApplInstallPkgVersion | ソフトウェアの製造元によってアプリケーション パッケージに割り当てられたバージョン番号を提供します。 | ||
sysApplInstallElmtType | インストール済みアプリケーションに含まれている要素のタイプを提供します。 | ||
日付または時刻に関連するクエリー | |||
sysApplElmtRunCPU | このプロセスによって消費されたシステム CPU リソースの合計値(1/100 秒単位)です。
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||
sysApplInstallPkgDate | このソフトウェア アプリケーションがホストにインストールされた日時を提供します。 | ||
sysApplElmtPastRunTimeEnded | プロセスが終了した時刻を提供します。 | ||
sysApplRunStarted | アプリケーションが起動された日時を提供します。 |
MIB-II
MIB-II から情報を取得するには、MIB2 エージェントを使用します。MIB2 エージェントは、インターフェイスや IP など、RFC 1213 で定義されている変数へのアクセスを提供し、次のオブジェクト グループをサポートしています。
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system
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interfaces
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at
-
ip
-
icmp
-
tcp
-
udp
-
snmp
コマンド |
説明 |
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デバイスに関連するクエリー | |||
sysName | この管理対象ノードに管理上割り当てられた名前を提供します。慣例として、この名前はノードの完全修飾ドメイン名になります。名前が不明な場合、この値は長さがゼロの文字列になります。 | ||
sysDescr | エンティティの説明テキストを提供します。この値には、システムのハードウェア タイプ、ソフトウェア オペレーティング システム、ネットワーク ソフトウェアの完全な名前とバージョン識別番号が含まれます。 | ||
SNMP 診断クエリー | |||
sysName | この管理対象ノードに管理上割り当てられた名前を提供します。慣例として、この名前はノードの完全修飾ドメイン名になります。名前が不明な場合、この値は長さがゼロの文字列になります。 | ||
sysUpTime | システムのネットワーク管理部分が最後に再初期化されてからの時間(1/100 秒単位)を提供します。 | ||
snmpInTotalReqVars | 有効な SNMP Get-Request と Get-Next PDU を受信した結果として、SNMP プロトコル エンティティによって正常に取得された MIB オブジェクトの合計数を提供します。 | ||
snmpOutPkts | SNMP エンティティから転送サービスに渡された SNMP メッセージの合計数を提供します。 | ||
sysServices | このエンティティが提供する可能性があるサービスのセットを示す値を提供します。The value is a sum. この合計は最初は 0 の値を取りますが、このノードがトランザクションを実行する各レイヤ(L)について 1 ~ 7 の範囲を取り、この合計に(L
- 1)の 2 乗が加算されます。たとえば、アプリケーション サービスを提供するホストであるノードの値が 4(2^(3-1))になる場合や、In contrast, a node which is a host offering application
services would have a value of 72 (2^(4-1) + 2^(7-1)).
|
||
snmpEnableAuthenTraps | SNMP エンティティが authenticationFailure トラップの生成を許可されているかどうかを示します。このオブジェクトの値は、すべての設定情報を上書きします。そのため、すべての authenticationFailure トラップを無効化できる手段が提供されます。
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Syslog に関連するクエリー | |||
snmpEnabledAuthenTraps | SNMP エンティティが authenticationFailure トラップの生成を許可されているかどうかを示します。このオブジェクトの値は、すべての設定情報を上書きします。そのため、すべての authenticationFailure トラップを無効化できる手段が提供されます。
|
||
日付または時刻に関連するクエリー | |||
sysUpTime | システムのネットワーク管理部分が最後に再初期化されてからの時間(1/100 秒単位)を提供します。 |
HOST-RESOURCES MIB
HOST-RESOURCES-MIB から値を取得するには、Host Resources Agent を使用します。Host Resources Agent は、ストレージ リソース、プロセス テーブル、デバイス情報、およびインストールされたソフトウェア ベースなど、ホスト情報に対する SNMP アクセスを提供します。Host Resources Agent は次のオブジェクト グループをサポートしています。
-
hrSystem
-
hrStorage
-
hrDevice
-
hrSWRun
-
hrSWRunPerf
-
hrSWInstalled
コマンド |
説明 |
デバイスに関連するクエリー | |
hrFSMountPoint | このファイル システムのルートのパス名を提供します。 |
hrDeviceDescr | デバイスの製造元やリビジョン、シリアル番号(オプション)など、このデバイスの説明テキストを提供します。 |
hrStorageDescr | ストレージのタイプおよびインスタンスの説明を提供します。 |
メモリ、ストレージ、CPU に関連するクエリー | |
hrMemorySize | ホストに搭載されている物理的な読み取り/書き込みメイン メモリ(通常は RAM)の容量を提供します。 |
hrStorageSize | ストレージのサイズを hrStorageAllocationUnits の単位で提供します。このオブジェクトは書き込み可能であるため、操作が理に適っており、基盤となるシステムで実行可能な場合には、ストレージ エリアのサイズのリモート設定が可能です。たとえば、バッファ プールに割り当てるメモリの量や、仮想メモリに割り当てるディスク容量を変更できます。 |
プロセスに関連するクエリー | |
hrSWRunName | 製造元、リビジョン、一般に知られている名前など、この実行中のソフトウェアの説明テキストを提供します。このソフトウェアがローカルにインストールされている場合は、対応する hrSWInstalledName で使用されているものと同じ文字列である必要があります。 |
hrSystemProcesses | このシステムに現在ロードされているか、実行中のプロセス コンテキストの数を提供します。 |
hrSWRunIndex | ホストで実行中の各ソフトウェアに固有の値を提供します。可能な限り、ネイティブかつ一意のシステム識別番号を使用します。 |
ソフトウェア コンポーネントに関連するクエリー | |
hrSWInstalledName | 製造元、リビジョン、一般に知られている名前、およびシリアル番号(オプション)など、このインストールされているソフトウェアの説明テキストを提供します。 |
hrSWRunPath | このソフトウェアのロード元である長期ストレージの場所(ディスク ドライブなど)の説明を提供します。 |
日付または時刻に関連するクエリー | |
hrSystemDate | ホストのローカルの日時を提供します。 |
hrFSLastPartialBackupDate | このファイル システムの一部が、バックアップのために別のストレージ デバイスにコピーされた最後の日付を提供します。This information is useful for ensuring that backups are being performed regularly. この情報が不明な場合、この変数は 0000 年 1 月 1 日 00:00:00.0 に対応する値となり、「00 00 01 01 00 00 00 00」(16 進数)と符号化されます。 |
CISCO-SYSLOG-MIB
Syslog は、情報レベルから重大なものまでのすべてのシステム メッセージを追跡し、ログに記録します。この MIB を使用すると、ネットワーク管理アプリケーションでは Syslog メッセージを SNMP トラップとして受信できるようになります。
Cisco Syslog Agent では、次の MIB オブジェクトによるトラップ機能をサポートしています。
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clogNotificationsSent
-
clogNotificationsEnabled
-
clogMaxSeverity
-
clogMsgIgnores
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clogMsgDrops
(注) |
CISCO-SYSLOG-MIB は、CISCO-SMI MIB の存在に依存します。 |
コマンド |
説明 |
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Syslog に関連するクエリー | |||
clogNotificationEnabled | デバイスが Syslog メッセージを生成するときに、clogMessageGenerated 通知が送信されるかどうかを示します。Disabling notifications does not prevent syslog messages from being added to the clogHistoryTable. | ||
clogMaxSeverity | Indicates which syslog severity levels will be processed. エージェントは、重大度がこの値より大きい Syslog メッセージを無視します。
|
CISCO-CCM-MIB および CISCO-CCM-CAPABILITY MIB
CISCO-CCM-MIB には、Unified Communications Manager と、Unified Communications Manager ノードで確認できる、電話やゲートウェイなどのそれに関連するデバイスについての動的な(リアルタイム)情報と設定された(静的)情報の両方が含まれています。簡易ネットワーク管理プロトコル(SNMP)テーブルには、IP アドレス、登録ステータス、およびモデル タイプなどの情報が格納されています。
SNMP は IPv4 と IPv6 をサポートし、CISCO-CCM-MIB には IPv4 と IPv6 の両方のアドレスやプリファレンスなどの列とストレージが含まれています。
(注) |
Unified Communications Manager は、Unified Communications Manager システム内のこの MIB をサポートしています。IM and Presence Service と Cisco Unity Connection はこの MIB をサポートしていません。 |
CISCO-CCM-MIB および MIB 定義のサポート リストを参照するには、次のリンクにアクセスしてください。
ftp://ftp.cisco.com/pub/mibs/supportlists/callmanager/callmanager-supportlist.html
廃止オブジェクトを含め、Unified Communications Manage リリース全体での MIB の依存関係と MIB コンテンツを表示するには、次のリンクにアクセスしてください。http://tools.cisco.com/Support/SNMP/do/BrowseMIB.do?local=en&step=2&mibName=CISCO-CCM-CAPABILITY
動的テーブルは、Cisco CallManager サービスが起動され、実行中の場合のみ入力されます(またはUnified Communications Manage クラスタ設定の場合は、ローカルの Cisco CallManager サービス)。静的テーブルは、Cisco CallManager SNMP サービスが実行中の場合に入力されます。
テーブル |
コンテンツ |
---|---|
ccmTable |
このテーブルには、ローカル Unified Communications Manager のバージョンおよびインストール ID が保存されます。また、このテーブルには、ローカルの Unified Communications Manager が認識するクラスタ内のすべての Unified Communications Manager についての情報も保存されますが、バージョンの詳細は、「"unknown"」と示されます。ローカルの Unified Communications Manager がダウンした場合、バージョンおよびインストール ID の値を除き、テーブルは空のままになります。 |
ccmPhoneFailed、ccmPhoneStatusUpdate、ccmPhoneExtn、ccmPhone、ccmPhoneExtension |
Cisco Unified IP 電話の場合、ccmPhoneTable の登録済み電話機の数は、Unified Communications Manager/RegisteredHardware Phones perfmon カウンタと一致する必要があります。ccmPhoneTable には、登録済み、未登録、および拒否された Cisco Unified IP 電話ごとに 1 つのエントリがあります。ccmPhoneExtnTable では、インデックス ccmPhoneIndex と ccmPhoneExtnIndex を組み合わせて、ccmPhoneTable と ccmPhoneExtnTable のエントリが関連付けられます。 |
ccmCTIDevice、ccmCTIDeviceDirNum |
ccmCTIDeviceTable には、各 CTI デバイスが 1 つのデバイスとして保存されます。CTI ルート ポイントまたは CTI ポートの登録ステータスに基づいて、Unified Communications Manager MIB 内の ccmRegisteredCTIDevices、ccmUnregisteredCTIDevices、ccmRejectedCTIDevices カウンタが更新されます。 |
ccmSIPDevice |
CCMSIPDeviceTable には、各 SIP トランクが 1 つのデバイスとして保存されます。 |
ccmH323Device |
ccmH323DeviceTable には、Unified Communications Manager(または、クラスタ設定の場合は、ローカルの Unified Communications Manager)に情報が含まれる H.323 デバイスのリストが含まれます。H.323 電話機または H.323 ゲートウェイの場合、ccmH.323DeviceTable には H.323 デバイスごとに 1 つのエントリが作成されます。(H.323 電話機およびゲートウェイは、Unified Communications Manager で登録されません。指定された H.323 電話機およびゲートウェイのコールを処理する準備ができると、Unified Communications Manager によって H.323Started アラームが生成されます。) システムにより、H.323 トランク情報の一部としてゲートキーパー情報が提供されます。 |
ccmVoiceMailDevice、ccmVoiceMailDirNum |
Cisco uOne、ActiveVoice の場合、ccmVoiceMailDeviceTable には音声メッセージング デバイスごとに 1 つのエントリが作成されます。登録ステータスに基づいて、Cisc MIB 内の ccmRegisteredVoiceMailDevices、ccmUnregisteredVoiceMailDevices、ccmRejectedVoiceMailDevices カウンタが更新されます。 |
ccmGateway |
ccmRegisteredGateways、ccmUnregisteredGateways、および ccmRejectedGateways は、それぞれ、登録されたゲートウェイ デバイスまたはポートの数、登録されていないゲートウェイ デバイスまたはポートの数、および拒否されたゲートウェイ デバイスまたはポートの数を追跡します。 Unified Communications Manager は、デバイスまたはポート レベルでアラームを生成します。ccmGatewayTable には、CallManager アラームに基づいて、デバイスレベルまたはポートレベルの情報が格納されます。登録済み、未登録、または拒否されたデバイスまたはポートごとに、1 つのエントリが ccmGatewayTable に存在します。2 つの FXS ポートと 1 つの T1 ポートを備えた VG200 の場合、ccmGatewayTable には 3 つのエントリが作成されます。ccmActiveGateway および ccmInActiveGateway のカウンタは、アクティブな(登録済みの)ゲートウェイ デバイスまたはポート、および接続されていない(未登録または拒否)ゲートウェイ デバイスまたはポートの数を追跡します。 登録ステータスに基づき、ccmRegisteredGateways、ccmUnregisteredGateways、ccmRejectedGateways の各カウンタが更新されます。 |
ccmMediaDeviceInfo |
このテーブルには、少なくとも 1 回はローカルの Unified Communications Manager での登録を試みたすべてのメディア デバイスのリストが格納されます。 |
ccmGroup |
このテーブルには、Unified Communications Manager クラスタ内の Unified Communications Manager グループが格納されます。 |
ccmGroupMapping |
このテーブルは、クラスタ内のすべての Unified Communications Manager を Unified Communications Manager グループにマッピングします。ローカルの Unified Communications Manager ノードがダウンしても、このテーブルは空のままです。 |
テーブル |
コンテンツ |
---|---|
ccmProductType |
このテーブルには、Unified Communications Manager(Unified Communications Manager クラスタ設定の場合はクラスタ)でサポートされる製品タイプのリストが格納されます。タイプには、電話機タイプ、ゲートウェイ タイプ、メディア デバイス タイプ、H.323 デバイス タイプ、CTI デバイス タイプ、音声メッセージング デバイス タイプ、SIP デバイス タイプなどがあります。 |
ccmRegion、ccmRegionPair |
ccmRegionTable には、Cisco Communications Network(CCN)システムの地理的に離れた場所にあるすべてのリージョンのリストが格納されます。ccmRegionPairTable には、Unified Communications Manager クラスタの地理的リージョン ペアのリストが含まれます。地理的リージョン ペアは、接続元リージョンと接続先リージョンで定義されます。 |
ccmTimeZone |
このテーブルには、Unified Communications Manager のクラスタ内のすべてのタイム ゾーン グループのリストが含まれます。 |
ccmDevicePool |
このテーブルには、Unified Communications Manager のクラスタ内のすべてのデバイス プールのリストが含まれます。デバイス プールは、リージョン、日付/時刻グループ、および Unified Communications Manager グループによって定義されます。 |
(注) |
CISCO-CCM-MIB の "ccmAlarmConfigInfo "グループおよび "ccmQualityReportAlarmConfigInfo" グループでは、通知に関する設定パラメータを定義します。 |
CISCO-UNITY-MIB
CISCO-UNITY-MIB では、Cisco Unity Connection に関する情報を入手するために Connection SNMP エージェントを使用します。
CISCO-UNITY-MIB の定義を確認するには、次のリンクにアクセスして [SNMP v2 MIB(SNMP v2 MIBs)] をクリックしてください。
http://www.cisco.com/public/sw-center/netmgmt/cmtk/mibs.shtml [英語]
(注) |
Cisco Unity Connection ではこの MIB をサポートしています。Unified Communications Manager と IM and Presence Service は、この MIB をサポートしていません。 |
Connection SNMP エージェントでは次のオブジェクトをサポートしています。
オブジェクト |
説明 |
---|---|
ciscoUnityTable |
このテーブルには、ホスト名やバージョン番号など、Cisco Unity Connection サーバに関する一般的な情報が格納されます。 |
ciscoUnityPortTable |
このテーブルには、Cisco Unity Connection のボイス メッセージング ポートに関する一般的な情報が格納されます。 |
General Unity Usage Info オブジェクト |
このグループには、Cisco Unity Connection のボイス メッセージング ポートの容量と使用率に関する情報が格納されます。 |
SNMP の設定要件
システムにはデフォルトの SNMP 設定はありません。MIB 情報にアクセスするには、インストール後に SNMP の設定を行う必要があります。シスコでは、SNMP V1、V2c、および V3 バージョンをサポートしています。
SNMP エージェントは、コミュニティ名と認証トラップによるセキュリティを提供します。MIB 情報にアクセスするには、コミュニティ名を設定する必要があります。次の表に、必要な SNMP 構成時の設定を提供します。
設定(Configuration) |
[Cisco Unified Serviceability] ページ |
---|---|
V1/V2c コミュニティ ストリング |
|
V3 コミュニティ ストリング |
|
MIB2 のシステム コンタクトおよびロケーション |
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トラップ通知先(V1/V2c) |
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トラップ通知先(V3) |
|
SNMP バージョン 1 のサポート
SNMP バージョン 1(SNMPv1)は、管理情報構造(SMI)の仕様の範囲内で機能する SNMP の初期実装で、User Datagram Protocol(UDP)や Internet Protocol(IP)などのプロトコル上で動作します。
SNMPv1 SMI では、高度な構造を持つテーブル(MIB)が定義されます。このテーブルは、表形式のオブジェクト(つまり、複数の変数を含むオブジェクト)のインスタンスのグループ化に使用されます。テーブルにはインデックスが付けられた 0 個以上の行が格納されるため、SNMP では、サポートされているコマンドを使用して、行全体を取得したり変更したりできます。
SNMPv1 では、NMS が要求を発行し、管理対象デバイスから応答が返されます。エージェントは、トラップ オペレーションを使用して、NMS に重要なイベントを非同期的に通知します。
Serviceability GUI では、SNMPv1 サポートを [V1/V2c の設定(V1/V2c Configuration)] ウィンドウで設定します。
SNMP バージョン 2c のサポート
SNMPv2c は、SNMPv1 と同様に、Structure of Management Information(SMI)の仕様の範囲内で機能します。MIB モジュールには、相互に関係のある管理対象オブジェクトの定義が格納されます。SNMPv1 で使用されるオペレーションと SNMPv2 で使用されるオペレーションは、ほぼ同じです。たとえば、SNMPv2 トラップ オペレーションは、SNMPv1 で使用する機能と同じですが、異なるメッセージ形式を使用する、SNMPv1 トラップに代わる機能です。
SNMPv2c のインフォーム オペレーションでは、ある NMS から別の NMS にトラップ情報を送信して、その NMS から応答を受信することができます。
Serviceability GUI では、SNMPv2c サポートを [V1/V2c の設定(V1/V2c Configuration)] ウィンドウで設定します。
SNMP バージョン 3 のサポート
SNMP バージョン 3 は、認証(要求が正規の送信元から送信されたものかどうかの確認)、プライバシー(データの暗号化)、承認(要求された操作がユーザに許可されているかどうかの確認)、およびアクセス制御(要求されたオブジェクトにユーザがアクセスできるかどうかの確認)などのセキュリティ機能を提供します。SNMP パケットがネットワーク上で公開されないように、SNMPv3 では暗号化を設定できます。
SNMPv3 では、SNMPv1 や SNMPv2 のようにコミュニティ ストリングを使用するのではなく、SNMP ユーザを使用します。
Serviceability GUI では、[V3の設定(V3 Configuration)] ウィンドウで SNMP v3 のサポートを設定します。
SNMP サービス
次の表のサービスでは、SNMP の操作をサポートしています。
(注) |
SNMP マスター エージェントは、MIB インターフェイスのプライマリ サービスとして機能します。Cisco CallManager SNMP サービスは手動でアクティブ化する必要があります。他のすべての SNMP サービスは、インストール後に実行する必要があります。 |
MIB | サービス | ウィンドウ |
---|---|---|
CISCO-CCM-MIB |
Cisco CallManager SNMP サービス |
。サーバを選択した後、[パフォーマンスおよびモニタリング(Performance and Monitoring)] カテゴリを選択します。 |
SNMP エージェント |
SNMP Master Agent |
サーバを選択した後、[Platform Services] カテゴリを選択します。 サーバを選択した後、[プラットフォーム サービス(Platform Services)] カテゴリを選択します。 |
CISCO-CDP-MIB |
Cisco CDP Agent |
|
SYSAPPL-MIB |
System Application Agent |
|
MIB-II |
MIB2 Agent |
|
HOST-RESOURCES-MIB |
Host Resources Agent |
|
CISCO-SYSLOG-MIB |
Cisco Syslog Agent |
|
ハードウェア MIB |
Native Agent Adaptor |
|
CISCO-UNITY-MIB |
Connection SNMP Agent |
サーバを選択した後、[Base Services] カテゴリを選択します。 |
注意 |
SNMP サービスを停止すると、ネットワーク管理システムが Unified Communications Manager または Cisco Unity Connection ネットワークをモニタしなくなるため、データが失われます。テクニカル サポート チームの指示がない限り、サービスを停止しないでください。 |
SNMP のコミュニティ ストリングとユーザ
SNMP コミュニティ ストリングでは、セキュリティは確保されませんが、MIB オブジェクトへのアクセスを認証し、組み込みパスワードとして機能します。SNMP コミュニティ ストリングは、SNMP v1 および v2c の場合にのみ設定します。
SNMPv3 では、コミュニティ ストリングを使用しません。バージョン 3 では、代わりに SNMP ユーザを使用します。SNMP ユーザを使用する目的はコミュニティ ストリングと同じですが、ユーザの暗号化や認証を設定できるため、セキュリティが確保されます。
Serviceability GUI では、デフォルトのコミュニティ ストリングやユーザは存在しません。
SNMP のトラップとインフォーム
SNMP エージェントは、重要なシステム イベントを識別するために、トラップ形式またはインフォーム形式で NMS に通知を送信します。トラップ形式の場合は宛先からの確認応答を受信しませんが、インフォーム形式の場合は確認応答を受信します。通知先を設定するには、Serviceability GUI の [SNMP 通知先設定(Notification Destination Configuration)] ウィンドウを使用します。
(注) |
Unified Communications Manager は、Unified Communications Manager および IM and Presence Service システムの SNMP トラップをサポートします。 |
SNMP 通知では、対応するトラップ フラグが有効な場合、トラップが即座に送信されます。Syslog エージェントの場合、アラームとシステム レベルのログ メッセージが Syslog デーモンに送信され、ログに記録されます。また、一部の標準的なサードパーティ製アプリケーションでもログ メッセージが syslog デーモンに送信され、ログに記録されます。これらのログ メッセージはローカルの syslog ファイルに記録され、SNMP トラップまたは通知への変換も行われます。
以下に、設定済みのトラップ通知先に送信される、Unified Communications Manager の SNMP のトラップおよびインフォーム メッセージの一覧を示します。
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Unified Communications Manager で障害が発生しました(Unified Communications Manager failed)
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電話機で障害が発生しました(Phone failed)
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電話機ステータスの更新(Phones status update)
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ゲートウェイで障害が発生しました(Gateway failed)
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メディア リソース リストが使い果たされました(Media resource list exhausted)
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ルート リストが使い果たされました(Route list exhausted)
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ゲートウェイ レイヤ 2 の変更(Gateway layer 2 change)
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品質レポート(Quality report)
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悪質なコール(Malicious call)
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syslog メッセージが生成されました(Syslog message generated)
ヒント |
通知先を設定する前に、必要な SNMP サービスがアクティブ化され、動作していることを確認します。また、コミュニティ ストリング/ユーザに対する特権が正しく設定されていることを確認します。 Serviceability GUI の または を選択して SNMP トラップの宛先を設定します。 |
次の表では、ネットワーク管理システム(NMS)で設定するトラップとインフォームのパラメータについて説明します。この表の値を設定するには、その NMS をサポートする SNMP 製品のドキュメントの説明に従って、NMS 上で適切なコマンドを実行します。
(注) |
この表に一覧されているパラメータは、最後の 2 つのパラメータを除き、すべて CISCO-CCM-MIB の一部です。最後の 2 つの clogNotificationsEnabled と clogMaxSeverity は、CISCO-SYSLOG-MIB の一部です。 |
IM and Presence Service の場合、NMS で clogNotificationsEnabled パラメータと clogMaxSeverity trap/inform パラメータのみを設定します。
パラメータ名 |
デフォルト値 |
生成されるトラップ |
推奨設定 |
---|---|---|---|
ccmCallManagerAlarmEnable |
True |
ccmCallManagerFailed ccmMediaResourceListExhausted ccmRouteListExhausted ccmTLSConnectionFailure |
デフォルトの仕様を維持します。 |
ccmGatewayAlarmEnable |
True |
ccmGatewayFailed ccmGatewayLayer2Change Cisco Unified Communications Manager Administration では、Cisco ATA 186 デバイスを電話機として設定することができますが、Unified Communications Manager が SNMP トラップを Cisco ATA デバイスに送信する際には、ゲートウェイ タイプのトラップが送信されます(たとえば、ccmGatewayFailed など)。 |
なし。デフォルトではこのトラップは有効に設定されています。 |
ccmPhoneStatusUpdateStorePeriod ccmPhoneStatusUpdateAlarmInterval |
1800 0 |
ccmPhoneStatusUpdate |
ccmPhoneStatusUpdateAlarmInterval は 30 ~ 3600 の範囲の値に設定します。 |
ccmPhoneFailedStorePeriod ccmPhoneFailedAlarmInterval |
1800 0 |
ccmPhoneFailed |
ccmPhoneFailedAlarmInterval は 30 ~ 3600 の範囲の値に設定します。 |
ccmMaliciousCallAlarmEnable |
True |
ccmMaliciousCall |
なし。デフォルトではこのトラップは有効に設定されています。 |
ccmQualityReportAlarmEnable |
True |
このトラップは、Cisco Extended Functions サービスがサーバ上、または、クラスタ設定の場合には(Unified Communications Manager のみ)ローカル Unified Communications Manager サーバ上でアクティブ化されて実行されている場合にのみ生成されます。 ccmQualityReport |
なし。デフォルトではこのトラップは有効に設定されています。 |
clogNotificationsEnabled |
False |
clogMessageGenerated |
トラップ生成をイネーブルにするには、clogNotificationsEnable を True に設定します。 |
clogMaxSeverity |
Warning |
clogMessageGenerated |
clogMaxSeverity を warning に設定すると、アプリケーションが、重大度が警告以上の Syslog メッセージを生成したときに SNMP トラップが生成されます。 |
SFTP サーバのサポート
内部テストでは、Cisco が提供し、Cisco TAC がサポートする Cisco Prime Collaboration Deployment(PCD)上で SFTP サーバを使用します。SFTP サーバ オプションの概要については、次の表を参照してください。
SFTP サーバ |
サポートの説明 |
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Cisco Prime Collaboration Deployment |
このサーバは Cisco が提供およびテストした SFTP サーバのみとなり、Cisco TAC がサポートします。 バージョンの互換性は、使用している Unified Communications Manager および Cisco Prime Collaboration Deployment のバージョンに依存します。バージョン(SFTP)または Unified Communications Manager をアップグレードする前に、『Cisco Prime Collaboration Deployment Administration Guide』を参照して、互換性のあるバージョンであることを確認してください。 |
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テクノロジー パートナーの SFTP サーバ |
これらのサーバはサード パーティが提供およびテストしたものです。バージョンの互換性は、サード パーティによるテストに依存します。テクノロジー パートナーの SFTP サーバまたは Unified Communications Manager をアップグレードする場合、テクノロジー パートナーのページで、互換性のあるバージョンを確認してください。 |
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他のサードパーティの SFTP サーバ |
これらのサーバはサード パーティが提供するものであり、シスコが行うテストは限られています。Cisco TAC はこれらのサーバを正式にサポートしていません。 バージョンの互換性は、SFTP バージョンと Unified Communications Manager バージョンの互換性を確立するためのベスト エフォートに基づきます。
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