この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
この章では、ロケーション対応機能の一部として、スイッチとワイヤレス アクセスポイントなどのネットワーク インフラストラクチャ デバイスを管理するタスクについて説明します。ロケーション対応を有効にすると、Cisco Unified Communications Manager データベースには、各スイッチまたはアクセスポイントに現在関連付けられているエンドポイントのリストを含め、ネットワークのスイッチとアクセスポイントのステータス情報が保存されます。
エンドポイントからインフラストラクチャ デバイスへのマッピングは、Cisco Unified Communications Manager と Cisco Emergency Responder が発信者の物理的な場所を特定するのに役立ちます。たとえば、モバイル クライアントがローミング中に緊急通報を行っている場合、Cisco Emergency Responder はこのマッピングを使用して緊急サービスを送る場所を判断します。
データベースに保存されるインフラストラクチャ情報も、インフラストラクチャの使用状況をモニタするのに役立ちます。Cisco Unified Communications Manager インターフェイスから、スイッチとワイヤレス アクセスポイントなどのネットワーク インフラストラクチャのデバイスを確認できます。現時点で特定のアクセスポイントまたはスイッチに関連付けられているエンドポイントのリストを表示することもできます。インフラストラクチャ デバイスが使用されていない場合は、インフラストラクチャ デバイスを非アクティブ化して追跡されないようにできます。
Cisco Unified Communications Manager インターフェイス内でワイヤレス インフラストラクチャを管理するには、その前に、ロケーション認識機能を設定する必要があります。有線インフラストラクチャの場合、この機能はデフォルトで有効になっています。設定の詳細については、以下の章を参照してください。
『System Configuration Guide for Cisco Unified Communications Manager』の「Location Awareness」。
また、ネットワーク インフラストラクチャをインストールする必要もあります。詳細については、ワイヤレス LAN コントローラ、アクセス ポイント、スイッチなどのインフラストラクチャ デバイスに付属しているハードウェア ドキュメントを参照してください。
次のタスクを実行して、ネットワーク インフラストラクチャ デバイスを監視および管理します。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | インフラストラクチャ デバイスのステータスの表示 | ワイヤレス アクセス ポイントまたはイーサネット スイッチの現在のステータスを、関連付けられているエンドポイントの一覧とともに取得します。 |
ステップ 2 | インフラストラクチャ デバイス トラッキングの非アクティブ化 | 使用されていないスイッチまたはアクセス ポイントがある場合は、そのデバイスに非アクティブのマークを付けます。そのインフラストラクチャ デバイスのステータスまたは関連付けられているエンドポイントの一覧が更新されなくなります。 |
ステップ 3 | 非アクティブ化されたインフラストラクチャ デバイス トラッキングのアクティブ化 | 非アクティブなインフラストラクチャ デバイスのトラッキングを開始します。Cisco Unified Communications Manager が、インフラストラクチャ デバイスのステータスおよび関連付けられているエンドポイントの一覧により、データベースの更新を開始します。 |
この手順を使用して、ワイヤレス アクセス ポイントやイーサネット スイッチなどのインフラストラクチャ デバイスの現在のステータスを取得します。Cisco Unified Communications Manager インターフェイス内で、アクセス ポイントまたはスイッチのステータスおよび現在関連付けられているエンドポイントの一覧を表示できます。
スイッチやアクセス ポイントなどの特定のインフラストラクチャ デバイスのトラッキングを削除するには、次の手順を使用します。使用されていないスイッチまたはアクセス ポイントで、この手順を実行できます。
(注) | インフラストラクチャ デバイスのトラッキングを削除すると、デバイスはデータベースに残ったまま、非アクティブになります。Cisco Unified Communications Manager は、その後、そのインフラストラクチャ デバイスに関連するエンドポイントの一覧も含めて、そのデバイスのステータスを更新しません。[スイッチとアクセス ポイント(Switches and Access Points)] ウィンドウの [関連リンク(Related Links)] ドロップダウンで、非アクティブなスイッチとアクセスポイントを表示できます。 |
この手順を使用して、非アクティブ化されたインフラストラクチャ デバイスのトラッキングを開始します。スイッチまたはアクセス ポイントがアクティブになると、Cisco Unified Communications Manager では、スイッチまたはアクセス ポイントに関連付けられているエンドポイントの一覧を含むステータスを動的にトラッキングし始めます。
Location Awareness を設定する必要があります。詳細については、『System Configuration Guide for Cisco Unified Communications Manager』の「Location Awareness」の章を参照してください。