この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
この章では、Business Edition 6000 サーバにソフトウェアをインストールするために必要なタスクについて説明します。これには、サーバにソフトウェアをインストールする方法を示す 2 つの主要なタスク フローが含まれます。
カスタマイズ展開の場合は、この章のタスクを使用して VMware を設定し、サーバにアプリケーション ソフトウェアをインストールします。
サーバを Business Edition Management で設定した場合は、VMware および UC アプリケーションがサーバにすでにインストールされています。追加の UC アプリケーションをインストールするのに必要なタスクだけを完了してください。
Cisco Business Edition サーバは、事前展開された仮想マシンに加えて、指定されたコラボレーション アプリケーション ソフトウェアがデータストアにプリロードされた状態で発送されます。アプリケーション インストール用のファイル タイプの内訳を次に示します。
ISO ファイル:ISO ファイルは、アプリケーション インストール ファイルを含む DVD イメージです(たとえば、Bootable_UCSInstall_UCOS_11.5.1.13900-1.sgn.iso)。UC アプリケーションの ISO ファイルは、そのアプリケーションの OVA ファイルにアプリケーション ソフトウェアが含まれていない場合にのみ存在します。
OVA ファイル:各 UC アプリケーションには、仮想マシンをパッケージ化して導入するために使用される Open Virtualization Archive(OVA)ファイルがあります。Business Edition サーバの OVA には 2 つのタイプがあります。
一部の OVA は VM を定義するテンプレートで、アプリケーション ソフトウェアを含んでいません。これらのアプリケーションについては、関連する ISO ファイルがデータストアに含まれています(たとえば、Bootable_UCSInstall_UCOS_11.5.1.13900-1.sgn.iso)。インストールでは、OVA テンプレートを導入し、関連する ISO ファイルを使用してソフトウェアをインストールする必要があります。
その他の OVA ファイルは、VM を定義し、アプリケーション ソフトウェアを含んでいます(たとえば、cpc-provisioning-11.2.0-523-small.ova)。これらのアプリケーションについては、ISO ファイルがありません。OVA ファイルを使用して VM を導入し、ソフトウェアをインストールできます。
サーバのデータストアにプリロードされている ISO および OVA ファイルについては、サーバのプリロード サマリー(http://www.cisco.com/c/en/us/support/unified-communications/business-edition-6000/products-release-notes-list.html)を参照してください。
(注) | シスコは OVA-ISO ディレクトリをローカルにアーカイブすることを推奨します。サーバに障害が発生した場合、代替品にはプリロード コンテンツが含まれていません。 |
Cisco Business Edition 6000 サーバにソフトウェアをインストールするには、次のタスクを実行します。
コマンドまたはアクション | 目的 | |||
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ステップ 1 | Cisco Integrated Management Controller の設定 |
Business Edition 6000 サーバの CIMC を設定します。 | ||
ステップ 2 | VMware vSphere Hypervisor のリモート アクセスのカスタマイズ および VMware vSphere Hypervisor のアクセスおよび設定 |
Business Edition 6000 サーバの ESXi 仮想化ハイパーバイザ ホストを設定します。 | ||
ステップ 3 | 仮想マシンの削除 |
不要な事前展開 VM を削除します。
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ステップ 4 | 仮想マシン OVA の導入 |
インストールする各 UC アプリケーションの仮想マシン OVA を導入します。 | ||
ステップ 5 | Cisco Unity Connection 用の仮想マシンのカスタマイズ |
Business Edition 6000 の展開に Cisco Unity Connection が含まれている場合は、Unity Connection VM をカスタマイズします。 | ||
ステップ 6 | アプリケーション ISO ファイルと仮想マシンの関連付け |
ISO ファイルを必要とする UC アプリケーションをインストールする場合は、ISO ファイルをアプリケーション VM にマウントします。
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ステップ 7 | ゼロタッチ インストールを使用した UC アプリケーションのインストール |
これはオプションです。ゼロタッチ インストールを使用して、次のコア UC アプリケーションをインストールします。
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ステップ 8 | UC アプリケーションの手動インストール |
残りの UC アプリケーションをインストールするには、手動のインタラクティブなプロセスを使用します。 |
Cisco Integrated Management Controller(CIMC)は、Cisco UCS サーバ用の管理インターフェイスです。CIMC はサーバ内で実行し、Web または SSH コマンドライン アクセスにより、サーバのリモート管理、設定、およびモニタリングを可能にします。
カスタマイズ展開および事前設定展開で Business Edition 6000 サーバの CIMC を設定するには、次のタスクを完了します。
(注) | 注文した場合は、CIMC がサーバにすでに設定されています。VMware vSphere Hypervisor の設定にスキップします。 |
Cisco Integrated Management Controller を設定するには、次のタスクを完了します。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | 電源オンと CIMC の初期設定 | |
ステップ 2 | CIMC 設定の完了 |
サーバの電源をオンにして Cisco Integrated Management Controller(CIMC)の基本的な設定を開始するには、次の手順を使用します。
『Quick Start Guide』の説明に従って、BE6000 サーバがラックに取り付けられ、電源装置に接続され、データ ネットワークに接続されていること、およびモニタとキーボードがサーバに接続されていることを確認します。
CIMC インターフェイスの DNS と NTP の設定を行うには、次の手順を使用します。
サーバの電源をオンにして Cisco Integrated Management Controller(CIMC)の基本的な設定を開始します。
VMware vSphere Hypervisor を設定するには、次のタスクを完了します。
仮想化ハイパーバイザ(VMware vSphere ハイパーバイザ)をカスタマイズして vSphere クライアントを使用した PC からのリモート アクセスを有効にするには、次の手順に従います。
(注) | Business Edition Management から注文したサーバの場合は、ステップ 5に進みます。 |
ステップ 1 | ハイパーバイザが起動されると、次の図に示すように、ESXi Direct Console のユーザ インターフェイスがモニタ上に表示されます。
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ステップ 2 | F2 キーを押して、次の図に示すような [システム カスタマイズ(System Customization)] メニューに入ります。
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ステップ 3 | [パスワードの設定(Configure Password)]を選択してパスワードを変更します。
アプリケーションが事前展開されている場合は、ステップ 5に進みます。 |
ステップ 4 | 固定 IP アドレスを割り当てるには、[管理ネットワークの設定(Configure Management Network)]メニューを選択し、画面の指示に従って "IP の設定"を変更します。
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ステップ 5 | PC をデータ ネットワークに接続し、新しいハイパーバイザの IP アドレスにアクセスします。
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ステップ 6 | vSphere クライアントが PC にインストールされていない場合は、ダウンロードしてインストールします。 vSphere クライアントは、インターネットからダウンロードするか、またはデータ ストアでアクセスできます。 |
一部の Business Edition アプリケーションでは、ホストで有効な時間を参照する必要があります。次の手順に従って、ESXi ホストにアクセスして NTP を設定するとともに、NIC チーミング機能を使用してネットワーク インターフェイス カード(NIC)の耐障害性を設定し、プレインストールされたアプリケーションを表示し、データストアを参照して事前にロードされたコラボレーション アプリケーション ソフトウェアを確認します。
ステップ 1 | vSphere クライアント アプリケーションを起動し、VMware vSphere Hypervisor の IP アドレスを入力します。
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ステップ 2 | 以前に設定したログイン クレデンシャルを使用します。 | ||||
ステップ 3 | (任意)Cisco UC Virtualization Hypervisor Plusのライセンスは、事前インストールされ、受け取ったときには使用できる状態にあります。ライセンスを再適用またはアップグレードする必要がある場合は、次の手順に従います。 | ||||
ステップ 4 | NTP の設定を行います。
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ステップ 5 | (任意)VMware の NIC チーミング機能を使用して、耐障害性を設定します。
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ステップ 6 | データ ストアを参照します。
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ステップ 7 | (任意)シスコは OVA-ISO ディレクトリをローカルにアーカイブすることを推奨します。サーバに障害が発生した場合、代替品にはプリロード コンテンツが含まれていません。 |
事前展開されたアプリケーション バージョンとは異なるアプリケーション バージョンを使用する場合は、これらの仮想マシンを vSphere インベントリから削除し、希望するバージョンをインストールします。
インストールするアプリケーションごとに、適切な仮想マシン OVA ファイルを導入します。
カスタマイズ展開では、デフォルトの事前展開されている VM を使用するか、古いバージョンをインストールする場合には、新しいインスタンスを導入する必要があります。新しい VM を導入する必要がない場合は、次のセクションに進むことができます。
Config To Order 展開では、追加でインストールするアプリケーション用の VM のみを導入する必要があります。
(注) | OVA テンプレート ファイルは、特定アプリケーションの仮想マシンを定義します。OVA テンプレートは瞬時に導入されますが、パッケージ化された OVA の導入には時間がかかる場合があります。 |
ステップ 1 | vSphere クライアント上で、
に移動します。 [OVF テンプレートの展開(Deploy OVF Template)] 画面が起動されます。 |
ステップ 2 | PC 上でソースの OVA テンプレート ファイルを参照し、選択します。アプリケーションとファイル名のマッピングについては、データストアの OVA-ISO ディレクトリにある、または http://www.cisco.com/c/en/us/support/unified-communications/business-edition-6000/products-release-notes-list.htmlからダウンロードした『Build Summary PDF』を参照してください。 |
ステップ 3 | ライセンス契約書に同意するように求められた場合は、引き続き [次へ(Next)]をクリックします。 |
ステップ 4 | 仮想マシンに意味のある名前を指定します。 |
ステップ 5 | 求められた場合は、導入に適切な仮想マシンのサイズを選択します。 |
ステップ 6 | 必要に応じて、残りのパラメータを設定します。 |
ステップ 7 | [ディスク フォーマット(Disk Format)]を指定するように求められた場合は、[シック プロビジョン レイジー ゼロ(Thick Provision Lazy Zero)] を指定します。 |
ステップ 8 | 次のタスクに進む前に、すべての UC アプリケーションの VM を導入します。 |
システムに Cisco Unity Connection が含まれている場合は、次に進みます。 Cisco Unity Connection 用の仮想マシンのカスタマイズ
それ以外の場合は、次に進みます。 アプリケーション ISO ファイルと仮想マシンの関連付け
カスタマイズ インストールでは、次の手順を使用して、最適なパフォーマンスを確保するように Cisco Unity Connection 仮想マシンの設定を行います。
事前設定カスタマイズ インストールでは、次の手順を使用して、最適なパフォーマンスを確保するように Cisco Unity Connection 仮想マシンの設定を行います。
次のアプリケーションの新しい VM テンプレートを導入した場合は、次の手順を使用して、インストールを完了するために使用する ISO インストール ファイルを関連付けます。それ以外の場合は、インストール タスクに進むことができます。
(注) | このステップは、デフォルトの事前展開されている VM では必要ありません。 |
Cisco Unified Communications Manager
IM and Presence Service
Cisco Unity Connection
Cisco Unified Contact Center Express
Cisco Emergency Responder
(注) | サーバのインストール ファイルの最新のリストについては、データストアの OVA-ISO ディレクトリまたは次の場所にあるサーバのプリロード サマリーを参照してください。 http://www.cisco.com/c/en/us/support/unified-communications/business-edition-6000/products-release-notes-list.html |
次のいずれかの手順を使用して、UC アプリケーションをインストールします。
ゼロタッチ インストールを使用すると、インストール プロセスの実行中にシステムとやりとりせずに、複数の UC アプリケーションを(必要な場合は複数のホストに)同時にインストールできます。ゼロタッチ インストールでは、システムを準備する必要がありますが、特に複数のアプリケーションをインストールする場合に時間を節約できます。インストールするアプリケーションが 1 つまたは 2 つだけの場合は、次のセクションに示す手動の手順を実行することもできます。
ゼロタッチ インストールを使用して、次のアプリケーションをインストールします。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | アンサー ファイルの生成 |
UC アプリケーションのアンサー ファイル(AFG ファイル)を生成します。 |
ステップ 2 | 仮想フロッピー イメージの作成 |
AFG ファイルを使用して仮想フロッピー イメージを作成します。 |
ステップ 3 | 仮想フロッピー イメージのデータストアへのアップロード |
仮想フロッピー イメージをデータストアにアップロードします。 |
ステップ 4 | 仮想マシンおよびブート オプションの設定での仮想フロッピーのマウント |
個々の仮想フロッピーを対応する UC アプリケーション VM にマウントします。 |
ステップ 5 | ゼロタッチ インストールの実行 |
UC アプリケーションのゼロタッチ インストールを実行します。インストールを同時に実行することを推奨します。 |
UC アプリケーションのゼロタッチ インストール用のアンサー ファイルを生成するには、次の手順を使用します。
ヒント | ファイルが混在しないように、アプリケーションごとに生成されたファイルを保存するフォルダ(たとえば、UCM、IMP、CUC、CCX)を作成することを推奨します。 |
ステップ 1 | オンラインの応答ファイル ジェネレータ(www.cisco.com/web/cuc_afg/)にアクセスします。 |
ステップ 2 | [製品(Product)]ドロップダウン メニューから、対応するアンサー ファイルを生成する UC アプリケーションを選択します。 |
ステップ 3 | インストールする [バージョン(Version)]を選択します。 |
ステップ 4 | サーバに設定するインストールの詳細情報を残りのフィールドに入力します。たとえば、パスワード、IP アドレッシング、DNS 設定などの項目を割り当てることができます。 |
ステップ 5 | [アンサー ファイルの生成(Generate Answer Files)]をクリックして、その UC アプリケーションの platformConfig.xml ファイルを生成します。 各 UC アプリケーションによって platformConfig.xml ファイルが生成されます。Cisco Unified Communications Manager では、clusterConfig.xml ファイルも生成されます。 |
ステップ 6 | 次のようにして、生成されたアンサー ファイルを保存します。 |
ステップ 7 | ゼロタッチ インストールを使用する UC アプリケーションごとに、これらの手順を繰り返します。 |
アンサー ファイルから仮想フロッピー イメージを作成するには、次の手順を使用します。仮想フロッピー イメージはゼロタッチ インストールで使用します。
ヒント | .flp ファイルの推奨命名規則に従うことを推奨します。 |
Winimage を使用して仮想フロッピー イメージを作成できます。Winimage はhttp://www.winimage.com/download.htmからダウンロードできます。その他のツール(BFI など)を使用して仮想フロッピー イメージを作成することもできます。
仮想フロッピー イメージをデータストアにアップロードするには、次の手順を使用します。
仮想フロッピー イメージの作成
仮想マシンへの仮想フロッピーのマウント
UC アプリケーションの仮想フロッピー イメージを対応する VM にマウントするには、次の手順を使用します。
事前展開されている VM はすでに設定されているため、このステップは不要です。
仮想フロッピー イメージのデータストアへのアップロード
ゼロタッチ インストールの実行
(注) | VM が事前に展開されている場合は、ステップ 6 のみを実行する必要があります。 |
次のセクションで残りの UC アプリケーションをインストールするには、手動の方法を使用します。
ゼロタッチ インストール オプションがない UC アプリケーション(Cisco Emergency Responder など)をインタラクティブなインストール プロセスに従ってインストールするには、次の手順を使用します。
Cisco Prime Collaboration Provisioning または Cisco TelePresence Video Communications Server のインストールに固有の詳細情報については、次を参照してください。
Cisco Prime Collaboration Provisioning、Cisco Prime Collaboration Assurance and Analytics Business、または Cisco Prime Collaboration Deployment のインストールを完了するには、次の手順を使用します。
Cisco Expressway のインストールを完了するには、次の手順を使用します。
(注) | Cisco Expressway インストールと設定の詳細については、http://www.cisco.com/c/en/us/support/unified-communications/expressway-series/products-installation-guides-list.html を参照してください。 |