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Cisco Unity Connection でのボイス メッセージ ポートの計画
電話システムをプログラミングする前に、ボイス メッセージ ポートを Cisco Unity Connection でどのように使用するかを計画する必要があります。次の考慮事項は、電話システムのプログラミング(ハント グループの設定、ボイス メッセージ ポートへのコール転送など)に影響を与えます。
Unity Connection クラスタでは、他のサーバが機能停止した場合に、すべてのボイス メッセージ トラフィックを処理するのに十分なポートが各 Unity Connection サーバに割り当てられている必要があります。
発信専用ボイス メッセージ ポートの数。このポートは、たとえば、メッセージの到着通知の送信、メッセージ受信インジケータ(MWI)の設定、および電話での録音および再生(TRAP)接続の確立などを行います。
次の表は、[Cisco Unity Connection の管理(Cisco Unity Connection Administration)] の [テレフォニー統合(Telephony Integration)] > [ポート(Port)] で設定できる、Unity Connection のボイス メッセージ ポートの設定を示しています。
次のタスクでは、Cisco Unity Connection がインストールし、コールへの応答、コールの発信を行うボイス メッセージ ポートの数を決定するプロセスについて説明しています。
インストールするボイス メッセージ ポートの数は、次のような数多くの要因によって決まります。
コール トラフィックがピーク状態のときに必要になる TRAP 接続の数(TRAP 接続は、Unity Connection の Web アプリケーションが電話で再生および録音するときに使用します)。
Unity Connection クラスタが設定されているかどうか。考慮事項については、「Unity Connection クラスタに関する考慮事項」を参照してください。
システム リソースが未使用ポートに割り当てられない範囲で、必要な数のボイス メッセージ ポートだけをインストールすることを推奨します。
ボイス メッセージ ポートが応答する通話は、身元不明発信者またはユーザからの着信である可能性があります。通常、通話に応答するボイス メッセージ ポートは、稼働率が最も高くなります。
ボイス メッセージ ポートは、通話への応答と発信(たとえば、メッセージの到着通知を送信する)の両方を行うように設定できます。ただし、ボイス メッセージ ポートが複数の機能を実行する場合、稼働率の高い状態にある(たとえば、多数の通話に応答している)ときは、残りの機能はボイス メッセージ ポートが開放されるまで遅延されることがあります(たとえば、応答する通話数が減るまでメッセージの到着通知を送信できない)。最高のパフォーマンスを得るには、ボイス メッセージ ポートを応答専用と発信専用に分けます。ポートの機能を分割することにより、コリジョンが発生する可能性を最小限に抑えることができます。このようにした場合、Unity Connection がポートをオフフックにして発信すると同時に、着信コールがポートに到着します。
Unity Connection クラスタに対応するようにシステムを設定している場合は、「Unity Connection クラスタに関する考慮事項」(2-3 ページ)を参照してください。
発信専用でコールに応答しないポートは、次に示す 1 つ以上の処理を実行できます。
通常、このようなボイス メッセージ ポートは最も稼働率が低いポートです。
Cisco Unity Connection クラスタに対応するようにシステムを設定している場合は、「Unity Connection クラスタに関する考慮事項」(2-3 ページ)を参照してください。
システムが Unity Connection クラスタ用に設定されている場合は、さまざまなシナリオでのボイス メッセージ ポートの使用方法について検討してください。
ハント グループは、着信を最初にサブスクライバ サーバに送信し、次に、サブスクライバ サーバで応答ポートを使用できない場合はパブリッシャ サーバに送信します。
両方の Unity Connection サーバがアクティブであり、システムのボイス メッセージ トラフィックを処理します。
Cisco Unity Connection では、等しい数のボイス メッセージ ポートが各 Unity Connection サーバに割り当てられるようにボイス メッセージ ポートが設定されます。このマニュアルでは、適切な時期にボイス メッセージ ポートを特定のサーバに割り当てるよう推奨しています。
1 つの Unity Connection サーバに割り当てられるボイス メッセージ ポートの数は、他の Unity Connection サーバが機能停止したときにシステムのすべてのボイス メッセージ トラフィック(応答と発信)を処理するのに十分である必要があります。
ボイス メッセージ トラフィックを処理するために両方の Unity Connection サーバが機能している必要がある場合は、いずれかのサーバが機能停止するとシステムの能力は十分ではなくなります。
すべてのボイス メッセージ ポートが 1 つの Unity Connection サーバに割り当てられると、もう 1 つの Unity Connection サーバは通話に応答したり、発信したりできなくなります。
機能している Unity Connection サーバは、システムのすべてのボイス メッセージ トラフィックを受信します。
機能している Unity Connection サーバに割り当てられるボイス メッセージ ポートの数は、システムのすべてのボイス メッセージ トラフィック(応答と発信)を処理するのに十分である必要があります。
機能している Unity Connection サーバには、通話に応答し、(たとえば、MWI を設定するために)発信できるボイス メッセージ ポートが必要です。
機能している Unity Connection サーバに通話応答用のボイス メッセージ ポートがない場合、システムは着信コールに応答できません。同様に、機能している Unity Connection サーバに発信用のボイス メッセージ ポートがない場合、システムは(たとえば、MWI を設定するために)発信できません。