この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
ログサーバ(Log Server)/IPv6ログサーバ(IPv6 Log Server):IPv4 および IPv6 形式の Syslog サーバです
リモートログ(Remote Log):[有効(Enabled)] または [無効(Disabled)] です。[無効(Disabled)] に設定されている場合、ログ メッセージはサーバに送信されません。
ログプロファイル(Log Profile):ログ モジュールのデバッグ フラグの設定です。
ログモジュール(Log Module):デバッグ フラグを設定します。これらのパラメータは、[プリセット(Preset)] を選択していない限り、Unified Communications Manager ログ プロファイルによって上書きされます。
ログ設定(Log Setting):ログ サーバ、ポート、およびサイズを設定します。プロビジョニングの完了後、サーバ設定は上書きされます。
ログビューア(Log Viewer):ログ記録されているデバッグ メッセージを表示、消去、またはダウンロードします。
デバッグでは詳細情報を取り込むため、通信量によって電話が遅くなり応答が遅れる可能性があります。ログをキャプチャした後で、デバッグをオフにします。
0 - 緊急事態
1 - アラート
2 - クリティカル
3 - エラー
4 - 警告
5 - 通知
6 - 情報
7:デバッグ
デバッグ フラグをオンにしない限り、重大度が高いメッセージだけがログ記録されます。
お客様が解決できない電話機の問題が発生した場合は、Cisco TAC でサポートを受けることができます。電話機のデバッグをオンにし、問題を再現し、デバッグをオフにしてから、分析のためにそのログを TAC に送信してください。
次の表に、利用できるログ プロファイルとログ モジュール設定をまとめます。
パラメータ |
Cisco Unified Communications Manager のログプロファイルから設定 |
Phone Adapter Configuration Utility のログモジュールから設定 |
説明 |
---|---|---|---|
デフォルト |
X |
n/a |
デバッグ レベルをデフォルト(すべてのデバッグをオフ)にリセットします。 |
プリセット |
X |
n/a |
Phone Adapter Configuration Utility のログ モジュール設定をデバッグ フラグに使用します。 |
IP 電話 |
X |
X |
プロビジョニング(自動アップグレードを含む)およびコール機能のデバッグ フラグをオンにします。 |
SIP |
X |
X |
SIP メッセージのデバッグ フラグをオンにします。 |
UI |
X |
X |
DTMF、PRT、およびリセット ボタンなどのキー イベントのデバッグ フラグをオンにします。 |
ネットワーク |
X |
X |
DHCP、VLAN、またはリンク ステータスの変更などのネットワーク イベントに対してデバッグ フラグをオンにします。 |
メディア |
X |
X |
RTP、FAX、トーン、および SLIC に関連する問題に対してデバッグ フラグをオンにします。 |
システム |
X |
X |
再起動、初期設定へのリセットなどのシステム イベントのデバッグ フラグをオンにします。 |
Web |
X |
X |
Web 操作およびイベント ログのデバッグ フラグをオンにします。 |
NTP |
X |
X |
NTP に関連するログのデバッグ フラグをオンにします。 |
CDPLLDP |
X |
X |
CDP および LLDP ログのデバッグ フラグをオンにします。 |
セキュリティ |
X |
X |
セキュリティに関連するログのデバッグ フラグをオンにします。 |
このセクションでは、音声の syslog 情報を取得する対策の演習について説明します。
ステップ 1 | 管理者として、[Cisco Unified CMの管理(Cisco Unified Communications Manager Administration)] にサインインします。 |
ステップ 2 | の順に選択します |
ステップ 3 | ユーザに関連付けられた電話を特定します。 |
ステップ 4 | [プロダクト固有の設定(Product Specific Configuration Layout)] ペインに移動し、フィールドを設定します。 |
ステップ 5 | [プロダクト固有の設定(Product Specific Configuration Layout)] ペインに移動します。 |
ステップ 6 | [ログサーバ(Log Server)] フィールドに、ログ メッセージの送信先となるリモート システムの IP アドレスとポートを入力します。 |
ステップ 7 | [リモートログ(Remote Log)] フィールドで、[有効(Enabled)] を選択します。 |
ステップ 8 | [ログプロファイル(Log Profile)] フィールドで、[メディア(Media)] を選択します。
デバッグのための SIP モジュールを設定する場合は、[SIP] を選択します。 |
ステップ 9 | [保存(Save)] をクリックします。 |
ステップ 10 | [設定の適用(Apply Config)] をクリックします。 |
ATA 191 をネットワークに導入し、Cisco Unified Communications Manager に追加すると、電話機が起動します。電話機が正しく起動しない場合は、次の項のトラブルシューティング情報を参照してください。
ATA が起動プロセスの最初の段階を過ぎ、LED インジケータが点滅しているが、メッセージを繰り返し表示する場合、ATA は正常に起動されていません。ATA は、イーサネット ネットワークに接続され、Cisco Unified Communications Manager サーバに登録されていない限り、正常に起動できません。
ATA と、TFTP サーバまたは Cisco Unified Communications Manager との間でネットワークがダウンしていると、ATA は正常に起動できません。
ATA 191 で使用している TFTP サーバの IP アドレスを判別するには、http://x.x.x.x と入力します(x.x.x.x は ATA 191 の IP アドレス)。
Cisco Unified Communications Manager または TFTP サービスが作動していない場合は、電話機が正常に起動できないことがあります。そのような場合は、システム全体に障害が起きている可能性があり、他の電話機やデバイスも正常に起動できません。
Cisco Unified Communications Manager サービスが作動していない場合は、コールを確立するためにこのサービスに依存しているネットワーク上のすべてのデバイスが影響を受けます。TFTP サービスが作動していない場合は、多数のデバイスが正常に起動できません。
サービスを開始または停止するには、事前にサービスをアクティブにする必要があります。サービスを開始するには、 の順に選択します。
この章に記載された他の解決策を試みても解決しない問題が特定の電話機で存続する場合は、設定ファイルが破損している可能性があります。
Cisco Unified Communications Manager データベースから電話機を削除すると、その設定ファイルが Cisco Unified Communications Manager TFTP サーバから削除されます。電話機の電話番号(1 つまたは複数)は、Cisco Unified Communications Manager データベースに残ります。これらは、「未定義の DN」と呼ばれ、他のデバイスで使用できます。
未定義の DN を他のデバイスで使用しない場合は、それらを Cisco Unified Communications Manager データベースから削除します。ルート プラン レポートを使用すると、未定義の DN を表示および削除できます。詳細については、『Administration Guide for Cisco Unified Communications Manager』を参照してください。
電話ボタン テンプレートのボタンを変更したり、異なる電話ボタン テンプレートを電話機に割り当てたりすると、電話機から電話番号にアクセスできなくなることがあります。Cisco Unified Communications Manager データベースでは、引き続き電話番号が電話機に割り当てられていますが、コールに応答するためのボタンが電話機にないためです。これらの電話番号は、電話機から消去し、必要に応じて削除してください。
ATA は、ATA がサーバに追加されている場合、または自動登録が有効になっている場合にのみ、Cisco Unified Communications Manager サーバに登録できます。
Cisco Unified Communications Manager データベースに ATA が追加されていることを確認します。
電話機がすでに Cisco Unified Communications Manager データベースに登録されている場合は、その設定ファイルが損傷している可能性があります。
電話機が起動中に IP アドレスを取得できない場合、その電話機は、DHCP サーバと同じネットワークまたは VLAN 上にない可能性があります。または、電話機が接続されているスイッチ ポートが無効になっている可能性があります。
電話機が通話中やデスク上でアイドル状態のときにリセットされるという報告をユーザから受けた場合は、その原因を調査します。ネットワーク接続と Cisco Unified Communications Manager の接続が安定している場合は、ATA 191 が独自にリセットされることはありません。
一般的に、電話機がリセットされるのは、イーサネット ネットワークへの接続、または Cisco Unified Communications Manager への接続に問題がある場合です。次の項は、ネットワーク内で電話機がリセットされる原因を特定するうえで役立ちます。
たとえば、電話機が接続されている特定のポートまたはスイッチがダウンしていないか、またスイッチが再起動中でないかどうかを確認します。 |
断続的なネットワークの停止は、データ トラフィックと音声トラフィックにそれぞれ異なる影響を与えます。ネットワークは、検出されないまま断続的に停止していることがあります。この場合、データ トラフィックでは喪失パケットを再送信し、パケットが受信および送信されたことを確認できます。ただし、音声トラフィックでは、喪失パケットを取り戻すことはできません。電話機は、失われたネットワーク接続を再送信するのではなく、リセットしてネットワークへの再接続を試みます。
ネットワーク使用率が高い状態で ATA がリセットされるような場合、音声 VLAN を設定していない可能性があります。ネットワーク使用率が高い状態の例には、電話機と同じスイッチに接続されたコンピュータでの Web サーフィンなどがあります。
次の表に、ATA 191 のセキュリティ機能のトラブルシューティング情報を示します。これらの問題の解決方法、およびセキュリティに関するトラブルシューティングの詳細情報については、『Security Guide for Cisco Unified Communications Manager』を参照してください。
次の表に、ATA 191 の一般的なトラブルシューティングの情報を示します。
問題レポートを発行するには、ATA の [PRT] ボタンを押します。
問題のトラブルシューティングを行う場合、Cisco TAC は問題レポート ツールのログを必要とします。電話機を再起動すると、ログは消去されます。電話機を再起動する前に、ログを収集します。
Cisco Unified Communications Manager の [カスタマーサポートアップロードURL(Customer Support Upload URL)] フィールドにサーバ アドレスを追加する必要があります。
次にサンプル スクリプトを示します。このスクリプトはあくまで参考例です。シスコでは、お客様のサーバにインストールされたアップロード スクリプトのサポートを提供していません。
<?php // NOTE: you may need to edit your php.ini file to allow larger // size file uploads to work. // Modify the setting for upload_max_filesize // I used: upload_max_filesize = 20M // Retrieve the name of the uploaded file $filename = basename($_FILES['prt_file']['name']); // Get rid of quotes around the device name, serial number and username if they exist $devicename = $_POST['devicename']; $devicename = trim($devicename, "'\""); $serialno = $_POST['serialno']; $serialno = trim($serialno, "'\""); $username = $_POST['username']; $username = trim($username, "'\""); // where to put the file $fullfilename = "/var/prtuploads/".$filename; // If the file upload is unsuccessful, return a 500 error and // inform the user to try again if(!move_uploaded_file($_FILES['prt_file']['tmp_name'], $fullfilename)) { header("HTTP/1.0 500 Internal Server Error"); die("Error: You must select a file to upload."); } ?>
|
ATA を清掃する際には、乾いた柔らかい布で表面を拭きます。液体や粉末をデバイスに直接付けないでください。すべての非耐候性の電子機器と同様に、液体や粉末はコンポーネントを損傷し、障害を引き起こすことがあります。