ATA 191 は、2 つのモードの FAX サービスにより、IP ネットワークを介して Cisco IOS とのインターネットワーキングを提供します。これらのモードは、それぞれ FAX パススルー モード、T.38 FAX リレー モードと呼ばれています。
FAX パススルー モードの場合、ATA 191 は、FAX トラフィックを G.711 音声コーデックでエンコードします。続いて、その FAX トラフィックが音声コールと同様に Voice Over IP(VoIP)ネットワークを介して渡されます。
T.38 FAX リレー モード の場合、ATA 191 は SIP ネットワークで通信する 2 台の標準的な FAX 端末間でリアルタイム FAX 送信をサポートします。IP ネットワークで FAX を送信する T.38 FAX リレー モードの方が信頼性が高く、エラーのない方式です。
Unified CM の管理ページの [電話の設定(Phone Configuration)] ページで、優先する FAX モードを選択できます。FAX モード プルダウン ウィンドウから、次のいずれかのモードを選択します。
FAX エラー訂正モード オーバーライド値を設定できます。FAX モード プルダウン ウィンドウから、次のいずれかのモードを選択します。
ATA 191 では、次の FAX モデム規格をサポートしています。
![]() (注) | T.38 リレー FAX では、V.34 はサポートされていません。 |
ATA 191 では、次の FAX モデム速度をサポートしています。
![]() (注) | V.34 にのみ使用される速度は、T.38 リレーを使用する FAX には適用されません。 |