Cisco Unified MeetingPlace Directory Services の実装
Directory Services を実装する
ステップ 1
ネットワーク アーキテクチャや社内のディレクトリ データ ソース、および対象となる情報の流れを分析し、Directory Services を実装した場合の影響について説明します。必要な処置:ミーティングおよびダイアグラム作成。
ステップ 2
各属性を適切に入力する方法を理解したうえで、顧客のディレクトリ スキーマおよびデータを評価します。データの確保が期待できない場合は、ビジネス ルールの作成が困難になります。顧客ディレクトリのプログラマまたはシステム マネージャと話し合ってください。必要な処置:ディレクトリ データおよびスキーマのサンプリング。
ステップ 3
既存プロファイルを評価して、ユーザ名およびプロファイル数などの作成パターンを決定します。このデータは顧客のディレクトリから抽出することが理想です。また、実装後に既存ビジネス ルールの使用を継続することができます。現在のシステム管理者および他のプロファイル作成ルールの関係者と話し合います。必要な処置:ミーティング、協議、および決定。
ステップ 4
新しいプロファイルを作成するためのビジネス ルールを確立します。これらのルールについて現在のシステム管理者および他のプロファイル作成ルールの関係者と協議します。
ステップ 5
Directory Services を実装する一方、「Cisco Unified MeetingPlace Directory Services の実装チェックリストの記入」 で使用するチェックリストを入手します。
ステップ 6
専用の Directory Services システムおよび初期テスト同期を行う Cisco Unified MeetingPlace ラボ サーバとして使用する、Windows NT または Windows 2000 サーバをセットアップします。ラボ サーバは Directory Services を既存の Cisco Unified MeetingPlace システムに実装する必要がある既存の顧客用サーバです。ラボ Cisco Unified MeetingPlace システムでテスト同期を行ってから、Directory Services を実稼働環境の Cisco Unified MeetingPlace システムに実装することをお勧めします。新規 Cisco Unified MeetingPlace システムを新規顧客用のラボ システムとして使用することができます。所要時間:Cisco Unified MeetingPlace ラボ サーバおよび NT サーバのセットアップに 1 ~ 2 日。
ステップ 7
新規 Directory Services に対しては、ステップ 11 に進んでください。
または
既存の Cisco Unified MeetingPlace Directory Services に対しては、Cisco Unified MeetingPlace ラボ サーバに現在のプロファイルを入力する必要があります。所要時間:ディレクトリにある 20,000 エントリのエクスポートとインポートに 4 ~ 8 時間。
(注) ステップ 7 からステップ 9 で最も多くの時間がかかります。これは、プロファイル作成ごとに同期におよそ 1 秒間ずつ必要になり、また Directory Services を実稼働環境に移行するたびにこの手順を繰り返す必要があるためです。
ステップ 8
Directory Services ソフトウェアをインストールし、顧客のディレクトリ、Directory Services、および Cisco Unified MeetingPlace ラボ サーバとの間で Metalink アグリーメントを構築します。所要時間:実装時間は顧客の実際のディレクトリ サイズによって異なります。
ステップ 9
ビジネス ルールをテストして、衝突が発生しないことと正確な数のプロファイルが作成されることを確認します。所要時間:この手順には、顧客のディレクトリ データの多様性に応じて 1 ~ 2 日から 1 ~ 2 週間の時間がかかります。
ステップ 10
既存の Cisco Unified MeetingPlace のデータに対して、実稼働環境の Cisco Unified MeetingPlace システムのバックアップをとります。所要時間:2 ~ 4 時間。
ステップ 11
Directory Services を Cisco Unified MeetingPlace の実稼働システムに移行します。所要時間:実装時間は顧客の実際のディレクトリ サイズによって異なります。
ステップ 12
Directory Services プロセスを自動化し、Cisco Unified MeetingPlace Directory Services システム管理者を訓練します。所要時間:4 時間。