この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
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目次
この章では、Oracle データベースのインストールおよび設定について説明します。
シスコは、Oracle DBA が Oracle サーバをインストールすることを推奨します。
IM and Presence Service は、Oracle 9i、10G、および 11G をサポートしています。
IM and Presence Service は、Oracle Database Enterprise Edition のみへの SSL 接続をサポートしています。
Oracle データベースをインストールするには、Oracle のマニュアルを参照してください。
(注) |
XMPP 仕様に従って、IM and Presence Service ノードでは UTF8 の文字符号を使用します。 これにより、ノードは動作時に多数の言語を同時に使用することができ、クライアント インターフェイスで言語の特殊別文字を正しく表示できるようになります。 ノードで Oracle を使用する場合は、UTF8 に対応するようにノードを設定する必要があります。 |
テーブルスペースとデータベース ユーザを作成するには、次のように sysdba として Oracle データベースに接続します。
sqlplus / as sysdbaステップ 1 | dbca コマンドを入力します。 [Database Configuration Assistant(データベース設定補助)] ウィザードが開きます。 | ||
ステップ 2 | [Next(次へ)] をクリックします。 [Operations(操作)] ウィンドウが表示されます。 | ||
ステップ 3 | [Create a Database(データベースの作成)] オプション ボタンをクリックし、[Next(次へ)] をクリックします。 [Database Templates(データベース テンプレート)] ウィンドウが表示されます。 | ||
ステップ 4 |
[General Purpose or Transaction Processing(汎用またはトランザクション処理)] オプション ボタンをクリックし、[Next(次へ)] をクリックします。 [Database Identification(データベースの識別)] ウィンドウが表示されます。 |
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ステップ 5 |
この画面で一意のグローバル データベース名を入力し、データベースの一意の Oracle System Identifier(SID)も入力して、[Next(次へ)] をクリックします。
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ステップ 6 | [Enterprise Manager(エンタープライズ マネージャ)] タブでは、必要な設定がデフォルトで有効になっていますが、バックアップとアラートの通知をオプションで設定できます。 [Next(次へ)] をクリックします。 [Database Credentials(データベースの資格情報)] ウィンドウが表示されます。 | ||
ステップ 7 | そのウィンドウには、データベース ユーザのパスワード認証を設定する 2 つのオプションがあります。どちらかを選択し、[Next(次へ)] をクリックします。 [Database File Locations(データベース ファイルの場所)] ウィンドウが表示されます。 | ||
ステップ 8 |
[Storage Type(ストレージ タイプ)] ドロップダウン リストは、インストールした Oracle と同じはずです。 [Use Oracle-Managed Files(Oracle 管理ファイルの使用)] オプション ボタンをクリックし、[Next(次へ)] をクリックします。
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ステップ 9 | デフォルト値のまま、[Next(次へ)] をクリックします。 [Database Content(データベース コンテンツ)] ウィンドウが表示されます。 | ||
ステップ 10 | (オプション)サンプル スキーマを有効にする場合はそのチェックボックスを選択し、[Next(次へ)] をクリックします。 [Initialization Parameters(初期化パラメータ)] ウィンドウが表示されます。 | ||
ステップ 11 |
[Memory(メモリ)] タブでは、データベース インスタンスのデフォルト値は 4GB のメモリとなっています。 必要に応じて、これをより多くまたはより少なく設定できます。
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ステップ 12 | [Character Sets(文字セット)] タブで、[Use Unicode(Unicode の使用)] オプション ボタンをクリックし、[Next(次へ)] をクリックします。 [Database Storage(データベース ストレージ)] ウィンドウが表示されます。 | ||
ステップ 13 | デフォルト値のままにしておき、[Next(次へ)] をクリックします。 [Create Options(オプションの作成)] ウィンドウが表示されます。 | ||
ステップ 14 | [Create Database(データベースの作成)] チェック ボックスを選択し、[Finish(完了)] をクリックします。 | ||
ステップ 15 | 手順が完了して、新しいデータベース インスタンスが作成されたら、Unix システムで(ステップ 5 からの)ORACLE_SID 環境変数を一時的に変更する必要があります。次のコマンドを実行します。 export ORACLE_SID=new_oracle_db_instance_sid これで SID が変更され、sqlplus を使用してログインする際に、古いインスタンスではなく新しいインスタンスを使用することになります。その後に、Oracle データベースのインストール で手順を繰り返すことができます。 |
これらの手順が完了したら、バッシュ プロファイルをソースとするか(バッシュ プロファイルに古い SID があることが前提)、または SID を元の値に戻して export コマンド(ステップ 15)を実行することで、ORACLE_SID 環境変数を変更できます。
この章では、Oracle データベースのインストールおよび設定について説明します。
Oracle データベースのインストール
はじめる前に手順
シスコは、Oracle DBA が Oracle サーバをインストールすることを推奨します。
IM and Presence Service は、Oracle 9i、10G、および 11G をサポートしています。
IM and Presence Service は、Oracle Database Enterprise Edition のみへの SSL 接続をサポートしています。
Oracle データベースをインストールするには、Oracle のマニュアルを参照してください。
(注)
XMPP 仕様に従って、IM and Presence Service ノードでは UTF8 の文字符号を使用します。 これにより、ノードは動作時に多数の言語を同時に使用することができ、クライアント インターフェイスで言語の特殊別文字を正しく表示できるようになります。 ノードで Oracle を使用する場合は、UTF8 に対応するようにノードを設定する必要があります。テーブルスペースとデータベース ユーザを作成するには、次のように sysdba として Oracle データベースに接続します。
sqlplus / as sysdba
ステップ 1 テーブルスペースを作成します。
(注) CREATE TABLESPACE コマンドの DATAFILE キーワードは、テーブルスペースのデータファイルの配置場所を Oracle に通知します。
ステップ 2 データベース ユーザを作成します。 CREATE USER user_name IDENTIFIED BY "new_user's_password" DEFAULT TABLESPACE tablespace_name TEMPORARY TABLESPACE "TEMP" QUOTA UNLIMITED ON tablespace_name ACCOUNT UNLOCK;
ステップ 3 データベース ユーザに権限を付与します。 次の例は、すべての権限をデータベース ユーザに付与しています。
GRANT DBA TO user_name;次の例は、限定した権限をデータベース ユーザに付与しています。
関連情報
新しいデータベース インスタンスの作成
手順
ステップ 1 dbca コマンドを入力します。 [Database Configuration Assistant(データベース設定補助)] ウィザードが開きます。 ステップ 2 [Next(次へ)] をクリックします。 [Operations(操作)] ウィンドウが表示されます。 ステップ 3 [Create a Database(データベースの作成)] オプション ボタンをクリックし、[Next(次へ)] をクリックします。 [Database Templates(データベース テンプレート)] ウィンドウが表示されます。 ステップ 4 [General Purpose or Transaction Processing(汎用またはトランザクション処理)] オプション ボタンをクリックし、[Next(次へ)] をクリックします。
[Database Identification(データベースの識別)] ウィンドウが表示されます。ステップ 5 この画面で一意のグローバル データベース名を入力し、データベースの一意の Oracle System Identifier(SID)も入力して、[Next(次へ)] をクリックします。 [Management Options(管理オプション)] ウィンドウが表示されます。
(注) 今後の設定タスクで必要になるため、SID をメモしておいてください。 ステップ 6 [Enterprise Manager(エンタープライズ マネージャ)] タブでは、必要な設定がデフォルトで有効になっていますが、バックアップとアラートの通知をオプションで設定できます。 [Next(次へ)] をクリックします。 [Database Credentials(データベースの資格情報)] ウィンドウが表示されます。 ステップ 7 そのウィンドウには、データベース ユーザのパスワード認証を設定する 2 つのオプションがあります。どちらかを選択し、[Next(次へ)] をクリックします。 [Database File Locations(データベース ファイルの場所)] ウィンドウが表示されます。 ステップ 8 [Storage Type(ストレージ タイプ)] ドロップダウン リストは、インストールした Oracle と同じはずです。 [Use Oracle-Managed Files(Oracle 管理ファイルの使用)] オプション ボタンをクリックし、[Next(次へ)] をクリックします。 [Recovery Configuration(復元設定)] ウィンドウが表示されます。
(注) これは、他のデータベース インスタンスと同じフォルダに新しいデータベース インスタンスを作成します。 ステップ 9 デフォルト値のまま、[Next(次へ)] をクリックします。 [Database Content(データベース コンテンツ)] ウィンドウが表示されます。 ステップ 10 (オプション)サンプル スキーマを有効にする場合はそのチェックボックスを選択し、[Next(次へ)] をクリックします。 [Initialization Parameters(初期化パラメータ)] ウィンドウが表示されます。 ステップ 11 [Memory(メモリ)] タブでは、データベース インスタンスのデフォルト値は 4GB のメモリとなっています。 必要に応じて、これをより多くまたはより少なく設定できます。
(注) 使用するメモリ量は多すぎないよう設定してください。多すぎると、その他のデータベース インスタンスでメモリが不足してしまいます。 ステップ 12 [Character Sets(文字セット)] タブで、[Use Unicode(Unicode の使用)] オプション ボタンをクリックし、[Next(次へ)] をクリックします。 [Database Storage(データベース ストレージ)] ウィンドウが表示されます。 ステップ 13 デフォルト値のままにしておき、[Next(次へ)] をクリックします。 [Create Options(オプションの作成)] ウィンドウが表示されます。 ステップ 14 [Create Database(データベースの作成)] チェック ボックスを選択し、[Finish(完了)] をクリックします。 ステップ 15 手順が完了して、新しいデータベース インスタンスが作成されたら、Unix システムで(ステップ 5 からの)ORACLE_SID 環境変数を一時的に変更する必要があります。次のコマンドを実行します。 export ORACLE_SID=new_oracle_db_instance_sid これで SID が変更され、sqlplus を使用してログインする際に、古いインスタンスではなく新しいインスタンスを使用することになります。その後に、Oracle データベースのインストール で手順を繰り返すことができます。
これらの手順が完了したら、バッシュ プロファイルをソースとするか(バッシュ プロファイルに古い SID があることが前提)、または SID を元の値に戻して export コマンド(ステップ 15)を実行することで、ORACLE_SID 環境変数を変更できます。