Visual Voicemail のキー マッピングについて
ユーザは、電話機のキーパッドの数字を押して Visual Voicemail の一部の操作を実行できます。どのキーでどの操作が実行されるかは、キー マッピング ファイルによって定義されます。
Visual Voicemail は、Cisco Unity および Cisco Unity Connection の電話インターフェイスと同じキー マッピングを使用されません。ただし、Visual Voicemail は Cisco Unity および Cisco Unity Connection のボイスメール サービスと同じキーの組み合わせの 一部 を使用します。
Visual Voicemail のキー マッピング ファイルは、Cisco Unity および Cisco Unity Connection のキー マッピング ファイルと形式が異なります。
関連項目
• 「Visual Voicemail のキー マッピングの有効化または変更」
• 「Visual Voicemail のキー マッピングの制限事項」
Visual Voicemail キー マッピング ファイルの形式
キー マッピング ファイルの各行は、1 つのキー マッピングを表しています。各行の形式は次のとおりです。
CONTEXT:INPUT:ACTION
次の表で、上記の各パラメータについて説明します。
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CONTEXT |
ユーザがキーを押したときのアプリケーションの状態を表します。たとえば、メッセージが再生中かどうかに応じて、キー押下に対するアプリケーションの応答を変えることができます。 |
INPUT |
ユーザが押したキー(またはキーのシーケンス)を表します。 |
ACTION |
ユーザがキーを押したときに実行される操作を表します。 |
キー マッピングの各パラメータは数字で表されます。たとえば、次のキー マッピングは、メッセージが再生されていないときにユーザが 3 を押したら、現在選択されているメッセージを削除するように指定しています。
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Visual Voicemail キー マッピング ファイル内の操作
表 6-2 に、Visual Voicemail キー マッピング ファイル内の操作と、各操作を表す数字を示します。
表 6-2 キー マッピング ファイル内の Visual Voicemail 操作の説明
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1 |
次のメッセージの再生 |
2 |
前のメッセージの再生 |
3 |
現在のメッセージの再生し直し |
4 |
メッセージの削除 |
5 |
メッセージの速度減少 |
6 |
メッセージへの応答 |
7 |
メッセージの速度増加 |
8 |
メッセージのマーク |
9 |
メッセージの巻き戻し |
10 |
メッセージの一時停止 |
11 |
メッセージの再生 |
12 |
メッセージの早送り |
13 |
サインアウト |
14 |
前のメッセージの再生 |
15 |
次のメッセージの再生 |
16 |
メッセージの転送 |
関連項目
• 「Visual Voicemail キー マッピング ファイルの形式」
• 「Visual Voicemail キー マッピング ファイル内のコンテキスト」
Visual Voicemail キー マッピング ファイルのサービス パラメータ
Visual Voicemail のキー マッピングを有効にするには、Visual Voicemail サービスに次のサービス パラメータを追加する必要があります。
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tui_key_mappings_file_url |
キー マッピング ファイルの HTTP ロケーションを指定します。 |
tui_key_mappings_file_version |
キー マッピング ファイルのバージョン番号を指定します。 Visual Voicemail は、このパラメータを使用してサーバ上にキー マッピング ファイルの新しいバージョンがないかどうかを確認します。新しいバージョンがある場合、Visual Voicemail は新しいバージョンをダウンロードします。バージョンが新しくない場合、Visual Voicemail は以前にダウンロードされたマッピング ファイルのキャッシュされたバージョンを使用します。 キー マッピング ファイルの新しいバージョンをサーバに配置するたびに、このパラメータの値を更新する必要があります。パラメータを更新するには、Visual Voicemail サービスを削除し、新しいパラメータの値を使用してもう一度サービスを追加する必要があります。このトピックの詳細については、「Visual Voicemail サービス パラメータの更新」を参照してください。 |
Visual Voicemail のキー マッピングの有効化または変更
始める前に
Visual Voicemail のキー マッピング ファイルは、HTTP を使用してアクセスできるサーバ上に配置します。
手順
ステップ 1 [Cisco Unified CM の管理(Cisco Unified Communications Manager Administration)] で、[デバイス(Device)] > [デバイス設定(Device Settings)] > [IP Phone サービス(Phone Services)] を選択します。
ステップ 2 Visual Voicemail サービスを検索します。
ステップ 3 Visual Voicemail サービスを選択します。
ステップ 4 [新規パラメータ(New Parameter)] を選択して、サービスにパラメータを追加します。
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パラメータ名(Parameter Name) |
このフィールドには次のテキストを入力します。 tui_key_mappings_file_url |
パラメータ表示名(Parameter Display Name) |
パラメータの名前を入力します。この名前は、Cisco Unified Communications Manager のユーザ インターフェイスに使用されます。たとえば、 URL for Visual Voicemail Key Mappings File と入力します。 |
デフォルト値(Default Value) |
Visual Voicemail のキー マッピング ファイルが配置されている URL を入力します。 |
サービス管理の詳細については、次の URL の『 Cisco Unified Communications Manager System Guide 』および『 Cisco Unified Communications Manager Administration Guide 』を参照してください。
http://www.cisco.com/en/US/products/sw/voicesw/ps556/prod_maintenance_guides_list.html
ステップ 5 [保存して閉じる(Save And Close)] を選択します。
ステップ 6 [新規パラメータ(New Parameter)] を選択して、サービスにパラメータをもう 1 つ追加します。
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パラメータ名(Parameter Name) |
このフィールドには次のテキストを入力します。 tui_key_mappings_file_version |
パラメータ表示名(Parameter Display Name) |
パラメータの名前を入力します。この名前は、Cisco Unified Communications Manager のユーザ インターフェイスに使用されます。たとえば、 Version Number of Visual Voicemail Key Mappings File と入力します。 |
デフォルト値(Default Value) |
キー マッピング ファイルのバージョン番号を入力します。 |
ステップ 7 [保存して閉じる(Save And Close)] を選択します。
関連項目
• 「Cisco Unified Communications Manager での Visual Voicemail サービスの追加方法」
Visual Voicemail のキー マッピングの制限事項
Visual Voicemail が受け付けるキーパッド入力は、1 つまたは 2 つのキー押下だけです(Cisco Unity および Cisco Unity Connection の電話インターフェイスは、最大 3 つのキー押下を受け付けます)。
デフォルトの Visual Voicemail キー操作
デフォルトの Visual Voicemail キー マッピング ファイルには、メッセージ リスト画面で各キーを押したときに実行される操作が定義されています。 表 6-3 、 表 6-4 、および 表 6-5 に、Visual Voicemail のデフォルトのキー機能を示します。
表 6-3 メッセージが再生されていないときのデフォルトのキー機能
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1 |
繰り返し 再生(メッセージがまだ再生されていない場合) |
3 |
削除 |
4 |
応答 |
5 |
転送 |
6 |
マーク |
* |
サインアウト |
# # |
次のメッセージの再生 |
1、4 |
前のメッセージの再生 |
表 6-4 メッセージが再生されているときのデフォルトのキー機能
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1 |
繰り返し |
3 |
削除 |
4 |
速度減少 |
6 |
速度増加 |
7 |
巻き戻し |
8 |
一時停止/再生 |
9 |
早送り |
* |
サインアウト |
表 6-5 メッセージが停止、再生、または一時停止されているときのデフォルトのキー機能
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|
1 4 |
前のメッセージの再生 |
1 6 |
次のメッセージの再生 |
# # |
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関連項目
• 「Visual Voicemail キー マッピング ファイルの形式」
• 「Cisco Visual Voicemail の管理」
• 「Cisco Visual Voicemail のトラブルシューティング」