この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
目次
インストールのオプションを確認し、Cisco Jabber for Windows のインストールのさまざまな方法を学習します。 インストールを開始する前に、正常な導入の要件について理解します。
(注) |
Cisco Jabber for Windows には、Microsoft .NET Framework または Java モジュールは必要ではありません。 |
インストール要件の詳細については、ハードウェア要件およびソフトウェア要件のトピックを参照してください。
コマンドライン ウィンドウで引数を使用してインストール プロパティを指定して、Cisco Jabber for Windows をインストールできます。
組織間に渡る複数のインスタンスをインストールする場合は、このオプションを選択します。
詳細については、コマンドラインの使用を参照してください。
Microsoft Orca などのプログラムを使用して、Cisco Jabber for Windows のインストール パッケージをカスタマイズできます。 MSI を再パッケージ化すると、デフォルトのインストール パッケージを開いて必要なインストール プロパティを指定して、カスタム インストール パッケージを保存できます。
同じインストール プロパティを持つインストール パッケージを配布する場合は、このオプションを選択します。
詳細については、カスタム インストーラの使用を参照してください。
クライアント コンピュータのファイル システムで MSI を手動で実行してから、Cisco Jabber for Windows の初回起動時に接続のプロパティを指定できます。
テストまたは評価用に単一インスタンスをインストールする場合は、このオプションを選択します。
詳細については、MSI の手動による実行を参照してください。
Cisco Jabber for Windows の設定オプションを確認して、インストール前に設定ファイルを作成する必要があるかどうかを確認します。
ほとんどの環境で、Cisco Jabber for Windows はプレゼンス サーバに接続してディレクトリ照会を実行するための設定を必要としません。
オンプレミス導入で、Cisco Jabber for Windows は Cisco Unified Presence または Cisco Unified Communications IM and Presence を自動的に検出できるように、_cuplogin SRV レコードを使用します。 プレゼンス サーバ ドメイン上の DNS サーバの _cuplogin サービス名の DNS SRV レコードを追加する場合、Cisco Jabber for Windows は自動的にそのプレゼンス サーバに接続できます。
オンプレミス導入のディレクトリ統合では、Cisco Jabber for Windows は 拡張ディレクトリ統合 をデフォルトで使用します。 Active Directory ドメインに登録されているワークステーションに Cisco Jabber for Windows をインストールした場合、Cisco Jabber for Windows は自動的にディレクトリ サービスを検出し、ドメイン内のグローバル カタログに接続します。
クラウドベース導入では、Cisco WebEx Messenger は Cisco Jabber for Windows にプレゼンス機能と連絡先の解決を提供します。 Cisco Jabber for Windows のすべての設定は、Cisco WebEx Administration Tool を使用して実行します。 ただし、追加オプションを使用して Cisco Jabber for Windows をハイブリッド クラウドベース導入で設定できます。
インストール時にプロパティを Cisco Jabber for Windows に適用するために、コマンドラインの引数を指定できます。
ソフトウェア設定管理プログラムを使用して導入するために Cisco Jabber for Windows を準備します。
引数 | 値 | 説明 | ||
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TYPE | CUP WebEx |
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ADDRESS | プレゼンス サーバのアドレス |
プレゼンス サーバがドメイン ネーム システム サービス レコード(DNS SRV)をサポートしていない場合は、この引数の値を指定する必要があります。 たとえば、Cisco Unified Presence 8.5.2 では DNS SRV をサポートしていません。 |
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DOMAIN | ドメイン名(Domain Name) |
プレゼンス サーバのドメイン名を識別します。 この引数の値として、ドメイン名を指定します。たとえば、domain.com などです。 プレゼンス サーバのドメインが、Cisco Jabber for Windows がインストールされているワークステーションのドメインと同じではない場合は、この引数を指定する必要があります。
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LANGUAGE | 10 進数の LCID |
Cisco Jabber for Windows が使用する言語のロケール ID(LCID)を 10 進数で定義します。 値は、サポートされる言語に対応する、10 進数の LCID でなくてはなりません。 この引数は省略可能です。 値を指定しなかった場合は、Cisco Jabber for Windows はデフォルトとしてシステム ロケールの言語が使用されます。 指定可能な言語のリストについては、サポートされる言語のトピックを参照してください。 |
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FORGOT_PASSWORD_URL | URL |
ユーザがパスワードを忘れたか、リセットする必要がある場合に、Cisco Jabber for Windows ユーザに示される URL を指定します。 Cisco Jabber for Windows の機能を有効にするために、この引数を指定する必要はありません。 ただし、ユーザが新しいパスワードを取得できるよう、有効な URL を指定する必要があります。
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SSO_ORG_DOMAIN | 完全修飾ドメイン名 |
シングル サインオン(SSO)の完全修飾ドメイン名を指定します。 この引数を指定する場合、AUTHENTICATIONMODE 引数を指定する必要があります。 この引数は、Cisco WebEx Messenger で SSO を使用するために必要であり、クラウドベース導入にだけ適用されます。 |
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AUTHENTICATIONMODE | CloudSSO |
この引数を指定する場合、SSO_ORG_DOMAIN 引数を指定する必要があります。 この引数は、Cisco WebEx Messenger で SSO を使用するために必要であり、クラウドベース導入にだけ適用されます。 |
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TFTP_FILE_NAME | Filename |
TFTP サーバ上にある、グローバル設定ファイルの一意の名前を指定します。 グローバル設定ファイルが、デフォルト名(jabber-config.xml)を使用しない場合は、この引数の値を指定する必要があります。 値として、未修飾か完全修飾のファイル名を指定できます。 この引数の値として指定した名前は、TFTP サーバ上のその他のグローバル設定ファイルよりも優先されます。 この引数は省略可能です。 |
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LOGIN_RESOURCE | WBX MUT |
ユーザが複数のクライアント インスタンスに同時にログインできるかどうかを指定します。 デフォルトで、Cisco Jabber for Windows は Cisco Jabber の複数インスタンスへのログインを許可します。 デフォルトの動作を変更するには、次のいずれかの値を設定します。
次の設定パラメータでログイン リソースのインストール設定を上書きできます:LoginResource。 詳細については、「プレゼンス パラメータ」のトピックを参照してください。 |
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(注) |
Cisco Jabber for Windows では、すべてのサブ言語のロケール ID はサポートしていません。 たとえば、フランス語(カナダ)を指定した場合は、Cisco Jabber for Windows ではフランス語(フランス)が使用されます。 |
必要なインストール プロパティを含むカスタム MSI を作成するために CiscoJabberSetup.msi を再パッケージ化できます。
CiscoJabberProperties.mst トランスフォーム ファイルを使用して、CiscoJabberSetup.msi を変更し、カスタム インストーラを作成します。
(注) |
トランスフォーム ファイルの適用によって、CiscoJabberSetup.msi のデジタル シグニチャは変更されません。 |
ステップ 1 |
Microsoft Orca を起動します。 |
ステップ 2 |
Microsoft Orca で CiscoJabberSetup.msi を開きます。
CiscoJabberSetup.msi が Microsoft Orca で開きます。 インストーラのテーブルのリストが [テーブル(Tables)] ペインに表示されます。 |
ステップ 3 | CiscoJabberProperties.mst を適用します。 |
ステップ 4 |
[テーブル(Tables)] ペインのテーブルのリストから [プロパティ(Property)] を選択します。 CiscoJabberSetup.msi のプロパティのリストがアプリケーション ウィンドウの右側のパネルに表示されます。 これらのプロパティは、コマンドラインの引数に対応し、同じ値が設定されています。 各プロパティと指定できる値の説明については、「コマンドライン引数」を参照してください。 |
ステップ 5 | 必要に応じてプロパティの値を指定するか、不要なプロパティを削除します。 |
ステップ 6 | カスタム インストーラで埋め込みストリームを保存できるようにします。 |
ステップ 7 | カスタム インストーラを保存します。 |
ソフトウェア設定管理プログラムを使用して展開するためにカスタム インストーラを準備します。
カスタム トランスフォーム ファイルには、インストーラに適用できるプロパティおよび値が含まれます。 たとえば、インストール時に Cisco Jabber for Windows のデフォルト言語をフランス語に設定するトランスフォーム ファイルと、デフォルト言語をスペイン語に設定するもう 1 つのトランスフォーム ファイルを作成できます。 その後、各トランスフォーム ファイルを CiscoJabberSetup.msi に適用し、それぞれの言語にインストーラを 1 つずつ作成できます。
ステップ 1 |
Microsoft Orca を起動します。 |
ステップ 2 |
CiscoJabberSetup.msi を開き、CiscoJabberProperties.mst を適用します。 詳細については、カスタム インストーラの使用を参照してください。 |
ステップ 3 | 該当するインストーラ プロパティに値を指定します。 |
ステップ 4 | トランスフォーム ファイルを生成して保存します。 |
作成したトランスフォーム ファイルは、file_name.mst として保存されます。 このトランスフォーム ファイルを適用して、CiscoJabberSetup.msi のプロパティを変更できます。
CiscoJabberSetup.msi を手動で実行して Cisco Jabber for Windows の単一インスタンスをインストールし、[接続設定(Connection Settings)] ダイアログボックスで接続設定を指定できます。
ステップ 1 |
CiscoJabberSetup.msi を起動します。 インストール プログラムにより、インストール プロセスのウィンドウが開きます。 |
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ステップ 2 | 手順に従ってインストール プロセスを完了します。 | ||||||||||
ステップ 3 | Cisco Jabber for Windows を起動します。 | ||||||||||
ステップ 4 |
を選択します。 [接続設定(Connection Settings)] ダイアログボックスが開きます。 |
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ステップ 5 |
電話デバイスの基本接続設定を指定します。
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ステップ 6 | [保存(Save)] を選択します。 |
Microsoft Group Policy Management Console(GPMC)を使用して、グループ ポリシー付きで Cisco Jabber for Windows を Microsoft Windows Server にインストールします。
(注) |
グループ ポリシーを使用して Cisco Jabber for Windows をインストールするには、Cisco Jabber for Windows を導入する予定のすべてのコンピュータまたはユーザが同じドメインにある必要があります。 |
ステップ 1 |
導入のためのソフトウェア配布ポイントにインストール パッケージをコピーします。 Cisco Jabber for Windows を導入する予定のすべてのコンピュータまたはユーザは、分散ポイントのインストール パッケージにアクセスできる必要があります。 |
ステップ 2 |
を選択し、次のコマンドを入力します。GPMC.msc [グループ ポリシー管理(Group Policy Management)] コンソールが開きます。 |
ステップ 3 |
新しいグループ ポリシー オブジェクトを作成します。
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ステップ 4 |
導入の範囲を設定します。
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ステップ 5 |
インストール パッケージを指定します。
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各コンピュータの次回起動時に、グループ ポリシーによって Cisco Jabber for Windows がそれぞれのコンピュータにインストールされます。
トラフィック マーキング用のインストール
Cisco Medianet では、Cisco Prime Collaboration Manager および Cisco Medianet 対応ルータと連動する Microsoft Windows サービスを提供し、Cisco Jabber for Windows がネットワークで遅延やパケット損失を最小限に抑えて音声メディアとビデオ メディアを送信できるようにします。
Cisco Jabber for Windows では、音声メディアまたはビデオ メディアを送信する前に、Cisco Medianet サービスをチェックします。 そのサービスがコンピュータ上に存在しない場合には、Cisco Jabber for Windows によってフロー情報が Cisco Medianet サービスに提供されます。 その後、サービスはネットワークに信号を送信するため、ルータがフローを分類して Cisco Jabber for Windows のトラフィックにプライオリティを設定できるようになります。 サービスが存在しない場合には、Cisco Jabber for Windows ではサービスを使用せずに、通常どおりに音声メディアとビデオ メディアを送信します。 ただし、Cisco Jabber for Windows では、音声コールまたはビデオ コールごとに Cisco Medianet サービスをチェックします。
デスクフォン ビデオ機能用のインストール
ステップ 1 |
Cisco.com にある Cisco Jabber for Windows のダウンロード サイトから Cisco Media Services Interface のインストール プログラムをダウンロードします。 |
ステップ 2 |
Cisco Jabber for Windows をインストールする各コンピュータに Cisco Medianet サービスをインストールします。 サービスのインストールについては、該当する Cisco Medianet のマニュアルを参照してください。 |
コマンドラインまたは Microsoft Windows コントロール パネルを使用して、Cisco Jabber for Windows をアンインストールできます。 このトピックでは、コマンドラインを使用して Cisco Jabber for Windows をアンインストールする方法について説明します。
コマンドラインを使用して Cisco Jabber for Windows をアンインストールするには、MSI または製品コードを使用します。 MSI がファイル システムで使用できる場合、MSI を使用します。 ただし、MSI がファイル システムで使用できない場合には、製品コードを使用します。
ステップ 1 | コマンドライン ウィンドウを開きます。 | ||||||||
ステップ 2 |
次のいずれかのコマンドを入力して Cisco Jabber for Windows をアンインストールします。
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コマンドによって、Cisco Jabber for Windows がコンピュータから削除されます。