この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
目次
このマニュアルでは、ユニファイド コミュニケーション セルフ ケア ポータルを使用して、Cisco Unified IP Phone および Jabber アプリケーションのユーザ設定をする方法について説明します。 ユニファイド コミュニケーション セルフ ケア ポータルを使用すると、スピード ダイヤル番号、連絡先リスト、電話サービス、ボイスメール通知などを設定できます。
このマニュアルの構成は、次のとおりです。
このユーザ ガイドでは、ユニファイド コミュニケーション セルフ ケア ポータルで使用可能なすべての設定について説明します。 このガイドでは、すべての使用可能な設定が電話でサポートされていること、およびネットワーク管理者がすべてのユーザ設定を表示できるようにユニファイド コミュニケーション セルフ ケア ポータルを設定していることを想定しています。
このガイドに掲載する一部の設定は、次の理由でユニファイド コミュニケーション セルフ ケア ポータルで電話を設定するときに表示されないことがあります。
このガイドに掲載されている設定が、ユニファイド コミュニケーション セルフ ケア ポータルでユーザ設定をするときに表示されない場合は、その機能が電話で使用可能であることを電話のマニュアルで確認してください。 その機能が電話で使用可能な場合は、Cisco Unified Communications Manager でエンタープライズ パラメータをチェックして、エンド ユーザがその機能を設定できることを確認するようにネットワーク管理者に要請してください。
ユニファイド コミュニケーション セルフ ケア ポータルでは 、メイン タブが 6 個ある Web ベースのグラフィカル インターフェイスを使用します。 それぞれのタブには、ユーザが設定可能なさまざまなオプションへのリンクが含まれています。 タブは次のとおりです。
次の画像はメイン画面を示しています。
ユニファイド コミュニケーション セルフ ケア ポータルでは、次のアイコンを使用して共通機能を実行します。
アイコン |
説明 |
---|---|
新規追加:このアイコンをクリックして、新しい電話、新しいサービス、または新しいスピード ダイヤル番号などの新規項目を追加します。 |
|
削除:このアイコンをクリックして、設定を削除します。 |
|
設定の編集:このアイコンをクリックして、既存の設定を編集します。 |
|
リンク:リンク アイコンが表示されているときは、この特定の電話設定にリンクしている電話設定があります。 自分用の電話のいずれかを更新すると、ユニファイド コミュニケーション セルフ ケア ポータルによって、自分用の他の電話に同じ更新が適用されます。 このアイコンをクリックしてステータスをリンク解除に変更すると、電話ごとに固有の設定を適用できます。 |
|
リンク解除:リンク解除アイコンが表示されているときは、その電話設定を自分のそれぞれの電話に固有に設定できます。 このアイコンをクリックしてリンクにステータスを変更すると、その電話設定と同じ設定が自分の電話で共有されます。 |
[電話] タブに表示される設定では、Cisco Unified IP Phone および Jabber デバイスごとに設定を表示および設定できます。 [電話] タブは、次の 3 つの主なセクションに分かれています。
[電話] ウィンドウには会社の電話と不在時に連絡を受けるための追加の電話の概要が表示されます。 [電話] ウィンドウは次の 2 つの見出しに大きく分かれています。
[電話] セクションには、会社から提供されている電話が表示されます。 [電話] ウィンドウでは、会社の電話に関する電話と回線の説明を編集できます。 [電話の設定] で適用する設定は、会社の電話のみに適用されます。
追加の電話は、会社が提供した電話以外で、席にいないときに連絡のとれる番号のリストに追加する電話です。 追加の電話で、シングル ナンバー リーチの利用、モビリティ ソフトキーの利用、または Jabber による Extend and Connect の制御が可能になります。 ただし、追加の電話に電話の設定をすることはできません。
[電話] ビューでは、会社の電話の回線ラベルおよび電話の説明を表示して編集できます。 会社の電話を編集するには、次の手順を実行します。
ステップ 1 | [電話] タブをクリックします。 |
ステップ 2 | 左側のナビゲーション パネルで [電話] をクリックします。 |
ステップ 3 | 編集する会社の電話をクリックします。 |
ステップ 4 | [電話の編集] をクリックします。 |
ステップ 5 | 編集する電話および電話回線の説明に新しいテキストを入力します。 |
ステップ 6 | [保存] をクリックします。 |
会社の電話のマニュアルをダウンロードするには、次の手順を実行します。
ステップ 1 | [電話] タブをクリックします。 |
ステップ 2 | 左側のナビゲーション パネルで [電話] をクリックします。 |
ステップ 3 | 対象の電話をクリックします。 |
ステップ 4 | [マニュアルのダウンロード] をクリックします。 |
ユニファイド コミュニケーション セルフ ケア ポータルでは、会社が提供する電話に対して、ホーム オフィスの電話や携帯電話などの追加の電話を設定できます。 追加の電話は、席にいない時にかかる追加の番号となります。
追加の電話を設定するには、次の手順を実行します。
会社が用意した電話と連動するようにホーム オフィスの電話などの追加の電話を設定する場合は、追加の電話でシングル ナンバー リーチを有効にして、会社の電話にかかってきたときに追加の電話も呼び出されるようにします。
追加の電話でシングル ナンバー リーチを有効にするには、次の手順を実行します。
ステップ 1 | [電話] タブをクリックします。 |
ステップ 2 | [電話] をクリックします。 |
ステップ 3 | 追加の電話をクリックしてから [編集] をクリックします。 |
ステップ 4 | [シングルナンバーリーチを有効にする] チェックボックスをオンにします。 |
ステップ 5 | 会社の電話にかかってきたときに呼び出す電話回線をオンにします。 |
ステップ 6 | [保存] をクリックします。 |
シングル ナンバー リーチを有効にした追加の電話では、呼び出しスケジュールを設定して、追加の電話にダイヤルできる日時を指定できます。 たとえば、通常の就業時間に限り、会社の電話番号をダイヤルした人の電話が、自宅にいる自分にかかるようにスケジュールを設定できます。
呼び出しスケジュールを設定するには、次の手順を実行します。
いずれかの追加の電話を携帯電話として設定した場合は、会社の電話でモビリティ ソフトキーを押して、自分の会社の電話のいずれかから携帯電話にコールを転送できます。
追加の電話を携帯電話として設定するには、次の手順を実行します。
ステップ 1 | [電話] タブをクリックします。 |
ステップ 2 | 左側のナビゲーション パネルで [電話] をクリックします。 |
ステップ 3 | 追加の電話をクリックしてから [編集] をクリックします。 |
ステップ 4 | [携帯電話への移動を有効にする] チェックボックスをオンにします。 |
ステップ 5 | [保存] をクリックします。 |
[電話の設定] ウィンドウでは、会社の電話の電話設定ができます。
デフォルトでは、会社の自分用の数種の電話の電話設定はリンクされます。 デフォルト設定では、特定の電話設定は自分用のそれぞれの電話で同一です。 各種の電話設定で電話のリンクまたはリンク解除を行うには、電話の設定のリンクおよびリンク解除の手順に従ってください。
[電話の設定] で使用可能なオプションが適用されるのは、会社の電話のみであることに注意してください。 追加の電話には電話の設定をすることはできません。
電話の設定では、電話の設定をリンクできます。 特定の電話設定で電話をリンクすると、ユニファイド コミュニケーション セルフ ケア ポータルではその電話設定での設定がすべての電話に適用されます。 たとえば、電話が 3 台あり、その 3 台の電話でスピード ダイヤル番号をリンクすると、3 台すべての電話で同じスピード ダイヤル設定が共有されます。 いずれかの電話でスピード ダイヤル番号を更新すると、ユニファイド コミュニケーション セルフ ケア ポータルではそのスピード ダイヤル番号がその他の電話にも自動的に適用されます。 リンクされている電話で固有の電話設定を適用するには、その電話をリンク解除します。
ユニファイド コミュニケーション セルフ ケアでは、リンクとリンク解除は電話設定ごとに切り離して行われます。 その結果、スピード ダイヤル番号など、ある特定の電話設定をリンクし、ボイスメール通知などのその他の電話設定をリンクせずにおくことができます。 デフォルトでは、すべての電話設定がリンクされています。
設定のリンクとリンク解除は、リンク/リンク解除アイコンをクリックして行います。 このアイコンには、電話がリンクされているかリンク解除されているかの現在の状態が表示されます。
次の画像は、サービスがリンクされている一連の電話がユーザ インターフェイスでどのように表示されるかを示しています。 サービスは現在リンクされているので、リンク アイコンが表示され、その設定は 3 台すべての電話に適用されます。 リンク アイコンをクリックして電話をリンク解除し、電話ごとに固有の設定を適用できます。
次の画像は、スピード ダイヤル番号の設定がリンク解除されている一連の電話が、ユーザ インターフェイスでどのように表示されるかを示しています。 この場合、表示されている設定は My Jabber のみに適用されます。 設定は電話ごとに固有なので、リンク解除アイコンが表示されています。 このアイコンをクリックして、3 台すべての電話に同じ設定を適用できます。
|
(注) |
設定ウィンドウの右上隅に表示されるフィルタ コントロールでは、どの電話を表示するかを設定します。 これは、電話設定がリンクされているかどうかには影響しません。 設定がリンクされている電話の設定を表示し、その電話の設定を更新すると、ユニファイド コミュニケーション セルフ ケア ポータルにより、リンクされている電話も更新されます。 |
スピード ダイヤル番号を設定するには、次の手順を実行します。
サービスのオプションでは、会社の電話帳、ビジュアル ボイスメール、または天気予報などの電話サービスを Cisco Unified IP Phone および Jabber アプリケーションに追加できます。 利用可能なサービスのリストは、設定している電話のモデルによって異なります。
サービスを追加するには、次の手順を実行します。
ステップ 1 | [電話] タブをクリックします。 |
ステップ 2 | [電話の設定] をクリックします。 |
ステップ 3 | [サービス] をクリックします。サービス ビューが展開されます。 |
ステップ 4 | 次の操作を行います。 |
ステップ 5 | [サービス] ドロップダウン リスト ボックスから、追加するサービスを選択します。 |
ステップ 6 | [表示名] テキスト ボックスに、そのサービスを電話で識別するために使用するラベルを入力します。 |
ステップ 7 | 必要なパラメータを入力します。 |
ステップ 8 | [OK] をクリックします。 |
ボイスメール通知では、新しいメッセージがあることを示す通知を電話から受ける方法を設定できます。 たとえば、画面プロンプトを表示、またはメッセージ受信ランプを点滅して新しいメッセージがあることを通知するように電話を設定できます。
ボイスメール通知を設定するには、次の手順を実行します。
ステップ 1 | [電話] タブをクリックします。 |
ステップ 2 | [電話の設定] をクリックします。 |
ステップ 3 | [ボイスメール通知設定] をクリックします。 |
ステップ 4 | それぞれの電話で、電話に適用する通知オプションをオンにします。 |
ステップ 5 | [保存] をクリックします。 |
コール履歴では、電話ごとに不在着信を記録できます。 コール履歴を設定するには、次の手順を実行します。
ステップ 1 | [電話] タブをクリックします。 |
ステップ 2 | [電話の設定] をクリックします。 |
ステップ 3 | [コール履歴] をクリックします。 |
ステップ 4 | コール履歴を保存する電話回線ごとに [不在着信のログを取る] チェックボックスをオンにします。 |
ステップ 5 | [保存] をクリックします。 |
電話連絡先ごとに、連絡先の電話番号および電子メール アドレスを保存できます。 電話から連絡先のリストを参照し、番号を毎回押さずに連絡先リストから電話を直接かけることができます。
電話連絡先リストを設定するには、次の手順を実行します。
(注) |
各ユーザには、そのユーザのすべての電話用に 1 つの電話連絡先リストがあります。 電話連絡先リストのリンクおよびリンク解除をするオプションはありません。 |
ステップ 1 | [電話] タブをクリックします。 |
ステップ 2 | 左側のナビゲーション パネルで [電話の設定] をクリックします。 |
ステップ 3 | [新規連絡先の作成] をクリックします。 [新規電話連絡先の追加] ウィンドウが表示されます。 |
ステップ 4 | すべてのフィールドに連絡先の情報を入力します。 |
ステップ 5 | [OK] をクリックします。 |
コール転送ユーザ オプションでは、コールを別の番号に転送するように Cisco Unified IP Phone および Jabber デバイスを設定できます。
すべての着信コールを別の番号に転送するように電話を設定するには、次の手順を実行します。
ステップ 1 | [電話] タブをクリックします。 |
ステップ 2 | 左側のナビゲーション パネルで [コール転送] をクリックします。 |
ステップ 3 | コール転送を設定する電話番号をクリックします。 |
ステップ 4 | [すべてのコールの転送先:] チェックボックスをオンにします。 |
ステップ 5 | [コール転送先] ドロップダウン リスト ボックスから、すべてのコールの転送先の電話番号を入力します。 |
ステップ 6 | [保存] をクリックします。 |
ユニファイド コミュニケーション セルフ ケア ポータルでは、内線コールと外線コールでコール転送動作を変えるというように、詳細なコール転送オプションを設定できます。 詳細なコール転送を設定するには、次の手順を実行します。
ステップ 1 | [電話] タブをクリックします。 |
ステップ 2 | 左側のナビゲーション パネルで [コール転送] をクリックします。 |
ステップ 3 | コール転送を設定する電話番号を選択します。 |
ステップ 4 | [コールの詳細ルール] をクリックします。 |
ステップ 5 | ドロップダウン リスト ボックスを使用し、内線コールと外線コールの両方のコール転送オプションを設定します。 |
ステップ 6 | [保存] をクリックします。 |
この項では、ボイスメール、会議、一般設定など、電話以外の関連設定について説明します。
ユニファイド コミュニケーション セルフ ケア ポータルでボイスメール初期設定を実行するには、[ボイスメール] タブをクリックしてから [ボイスメール初期設定IVRにダイヤル] ボタンをクリックします。 Cisco WebDialer がボイスメール初期設定 IVR にダイヤルし、そこで電話のボイスメール初期設定を実行できます。
サイレントをオンにすると、だれかがその番号をダイヤルしても電話は鳴りません。 すべての電話でサイレント ステータスをオンにするには、次の手順を実行します。
ステップ 1 | [IMと在席情報] タブをクリックします。 | ||
ステップ 2 | [サイレント] をクリックします。 | ||
ステップ 3 | [有効] チェックボックスをクリックします。 | ||
ステップ 4 |
[サイレント] のその他の設定を行います。
|
||
ステップ 5 |
[保存] をクリックします。 サイレントがすべての会社の電話でオンになります。 |
ユニファイド コミュニケーション セルフ ケア ポータルでは、Cisco Unified IM and Presence のステータスをオンに切り替えて、会議に出席しているときに電話がテータスを更新するようにできます。 Cisco Unified IM and Presence のステータスをオンに切り替えるには、次の手順を実行します。
ステップ 1 | [IMと在席情報] タブをクリックします。 |
ステップ 2 | [ステータスポリシー] をクリックします。 |
ステップ 3 | [予定表に会議があるとき、ステータスを自動的に更新する] チェックボックスをオンにします。 |
ステップ 4 | [保存] をクリックします。 |
ユニファイド コミュニケーション セルフ ケア ポータルの [会議] タブで、会議をスケジュールできます。 管理者が設定したユーザ プロファイルに応じて、Cisco TelePresence Management Suite または Cisco WebEx で会議を設定できます。 会議をスケジュールする機能がユーザ プロファイルに含まれていない場合、会議をスケジュールするオプションは表示されません。
会議をスケジュールするには、[会議] タブをクリックしてから [ミーティングのスケジュール] ボタンをクリックします。
Cisco Unified IP Phone または Jabber アプリケーションの言語を設定するには、次の手順を実行します。
ステップ 1 | [一般設定] タブをクリックします。 |
ステップ 2 | [言語] をクリックします。 |
ステップ 3 | [表示言語] ドロップダウン リスト ボックスからオプションを選択し、[保存] をクリックします。 |
ユニファイド コミュニケーション セルフ ケア ポータルへのログインに使用するパスワードを再設定するには、次の手順を実行します。
ステップ 1 | [一般設定] タブをクリックします。 |
ステップ 2 | [クライアント/ポータルのパスワード] をクリックします。 |
ステップ 3 | [新しいパスワード] テキスト ボックスにパスワードを入力します。 |
ステップ 4 | [新しいパスワードの確認] テキスト ボックスにパスワードを入力します。 |
ステップ 5 | [保存] をクリックします。 |
電話サービスの暗証番号は、拡張モビリティおよび新しい電話のセルフプロビジョニングに使用します。 電話サービスの暗証番号を再設定するには、次の手順を実行します。
ステップ 1 | [一般設定] タブをクリックします。 |
ステップ 2 | [電話サービスの暗証番号] をクリックします。 |
ステップ 3 | [新しい電話の暗証番号] テキスト ボックスに暗証番号を入力します。 |
ステップ 4 | [新しい電話の暗証番号の確認] テキスト ボックスに暗証番号を入力します。 |
ステップ 5 | [保存] をクリックします。 |
アプリケーション プラグインにより、Cisco Unified IP Phone および Jabber デバイスの機能が拡張されます。 電話用のプラグインをダウンロードするには、次の手順を実行します。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | [ダウンロード] タブをクリックします。 | |
ステップ 2 | ダウンロードするプラグインを選択します。 | |
ステップ 3 | [ダウンロード] をクリックします。 |
目次
- ユニファイド コミュニケーション セルフ ケア ポータル
- ユニファイド コミュニケーション セルフ ケアの設定
- グラフィカル ユーザ インターフェイス
- 共通機能およびアイコン
- 電話
- 電話
- 会社の電話の編集
- 電話のマニュアルのダウンロード
- 追加の電話の設定
- 追加の電話におけるシングル ナンバー リーチの有効化
- シングル ナンバー リーチの呼び出しスケジュールの設定
- 追加の電話のモビリティ コールの設定
- 電話の設定
- 電話の設定のリンクおよびリンク解除
- スピード ダイヤル番号の設定
- 電話サービスの設定
- ボイスメール通知の設定
- コール履歴の設定
- 電話連絡先の設定
- コール転送オプション
- すべてのコールの転送の設定
- 詳細なコール転送オプションの設定
- その他の設定
- ボイスメールの初期設定
- サイレント ステータスの設定
- 電話の IM & Presence ステータスの設定
- 会議のスケジュール
- 電話の言語の設定
- クライアント パスワードの設定
- 電話サービスの暗証番号の設定
- プラグインのダウンロード
このマニュアルでは、ユニファイド コミュニケーション セルフ ケア ポータルを使用して、Cisco Unified IP Phone および Jabber アプリケーションのユーザ設定をする方法について説明します。 ユニファイド コミュニケーション セルフ ケア ポータルを使用すると、スピード ダイヤル番号、連絡先リスト、電話サービス、ボイスメール通知などを設定できます。
このマニュアルの構成は、次のとおりです。
ユニファイド コミュニケーション セルフ ケアの設定
このユーザ ガイドでは、ユニファイド コミュニケーション セルフ ケア ポータルで使用可能なすべての設定について説明します。 このガイドでは、すべての使用可能な設定が電話でサポートされていること、およびネットワーク管理者がすべてのユーザ設定を表示できるようにユニファイド コミュニケーション セルフ ケア ポータルを設定していることを想定しています。
このガイドに掲載する一部の設定は、次の理由でユニファイド コミュニケーション セルフ ケア ポータルで電話を設定するときに表示されないことがあります。
- 電話の機能:電話の特定モデルで特定の機能を使用できない場合、ユニファイド コミュニケーション セルフ ケア ポータルで電話を設定するときにその機能は表示されません。 たとえば、サイレントが電話でサポートされていない場合、その機能は使用可能な設定として表示されません。
- エンタープライズ パラメータ:ネットワーク管理者は、Cisco Unified Communications Manager でエンタープライズ パラメータを設定し、ユーザがユニファイド コミュニケーション セルフ ケア ポータルでできる設定を制限できます。 たとえば、ネットワーク管理者はすべてのコール転送オプションを削除するようにユニファイド コミュニケーション セルフ ケア ポータルを設定できます。 このような設定の場合、ユニファイド コミュニケーション セルフ ケア ポータルではコール転送オプションが表示されません。
このガイドに掲載されている設定が、ユニファイド コミュニケーション セルフ ケア ポータルでユーザ設定をするときに表示されない場合は、その機能が電話で使用可能であることを電話のマニュアルで確認してください。 その機能が電話で使用可能な場合は、Cisco Unified Communications Manager でエンタープライズ パラメータをチェックして、エンド ユーザがその機能を設定できることを確認するようにネットワーク管理者に要請してください。
グラフィカル ユーザ インターフェイス
ユニファイド コミュニケーション セルフ ケア ポータルでは 、メイン タブが 6 個ある Web ベースのグラフィカル インターフェイスを使用します。 それぞれのタブには、ユーザが設定可能なさまざまなオプションへのリンクが含まれています。 タブは次のとおりです。
- [電話]:このタブの設定で、スピード ダイヤル番号、呼び出し音設定、コール履歴、コール転送設定などの電話の設定を表示および設定できます。
- [ボイスメール]:このタブの設定で、ボイスメール初期設定を実行できます。
- [IMと在席情報]:このタブの設定で、サイレントおよび IM & Presence のステータスを設定できます。
- [会議]:このタブの設定で、会議のオプションを設定できます。
- [一般設定]:このタブの設定で、ユーザのロケールやパスワードなどを設定できます。
- [ダウンロード]:このタブの設定で、電話用のプラグインおよびアプリケーションをダウンロードできます。
次の画像はメイン画面を示しています。
共通機能およびアイコン
ユニファイド コミュニケーション セルフ ケア ポータルでは、次のアイコンを使用して共通機能を実行します。
アイコン
説明
新規追加:このアイコンをクリックして、新しい電話、新しいサービス、または新しいスピード ダイヤル番号などの新規項目を追加します。
削除:このアイコンをクリックして、設定を削除します。
設定の編集:このアイコンをクリックして、既存の設定を編集します。
リンク:リンク アイコンが表示されているときは、この特定の電話設定にリンクしている電話設定があります。 自分用の電話のいずれかを更新すると、ユニファイド コミュニケーション セルフ ケア ポータルによって、自分用の他の電話に同じ更新が適用されます。 このアイコンをクリックしてステータスをリンク解除に変更すると、電話ごとに固有の設定を適用できます。
リンク解除:リンク解除アイコンが表示されているときは、その電話設定を自分のそれぞれの電話に固有に設定できます。 このアイコンをクリックしてリンクにステータスを変更すると、その電話設定と同じ設定が自分の電話で共有されます。
電話
[電話] タブに表示される設定では、Cisco Unified IP Phone および Jabber デバイスごとに設定を表示および設定できます。 [電話] タブは、次の 3 つの主なセクションに分かれています。
電話
[電話] ウィンドウには会社の電話と不在時に連絡を受けるための追加の電話の概要が表示されます。 [電話] ウィンドウは次の 2 つの見出しに大きく分かれています。
- [電話]
[電話] セクションには、会社から提供されている電話が表示されます。 [電話] ウィンドウでは、会社の電話に関する電話と回線の説明を編集できます。 [電話の設定] で適用する設定は、会社の電話のみに適用されます。
- [追加の電話]
追加の電話は、会社が提供した電話以外で、席にいないときに連絡のとれる番号のリストに追加する電話です。 追加の電話で、シングル ナンバー リーチの利用、モビリティ ソフトキーの利用、または Jabber による Extend and Connect の制御が可能になります。 ただし、追加の電話に電話の設定をすることはできません。
- 会社の電話の編集
- 電話のマニュアルのダウンロード
- 追加の電話の設定
- 追加の電話におけるシングル ナンバー リーチの有効化
- シングル ナンバー リーチの呼び出しスケジュールの設定
- 追加の電話のモビリティ コールの設定
追加の電話の設定
手順ユニファイド コミュニケーション セルフ ケア ポータルでは、会社が提供する電話に対して、ホーム オフィスの電話や携帯電話などの追加の電話を設定できます。 追加の電話は、席にいない時にかかる追加の番号となります。
追加の電話を設定するには、次の手順を実行します。
ステップ 1 [電話] タブをクリックします。 ステップ 2 左側のナビゲーション パネルで [電話] をクリックします。 ステップ 3 [追加の電話] で新規追加()アイコンをクリックします。 [新しい電話の追加] ウィンドウが表示されます。 ステップ 4 電話の電話番号および説明を入力します。 ステップ 5 オプション。 シングル ナンバー リーチをこの電話に設定する場合は、[シングルナンバーリーチを有効にする] チェックボックスをオンにします。 ステップ 6 オプション。 この電話が携帯電話の場合は、[携帯電話への移動を有効にする] チェックボックスをオンにします。 ステップ 7 オプション。 Cisco Jabber を使用した Extend and Connect 機能をこの電話で有効にする場合は、[Extend and Connectを有効にする] チェックボックスをオンにします。 ステップ 8 [保存] をクリックします。
追加の電話におけるシングル ナンバー リーチの有効化
手順会社が用意した電話と連動するようにホーム オフィスの電話などの追加の電話を設定する場合は、追加の電話でシングル ナンバー リーチを有効にして、会社の電話にかかってきたときに追加の電話も呼び出されるようにします。
追加の電話でシングル ナンバー リーチを有効にするには、次の手順を実行します。
ステップ 1 [電話] タブをクリックします。 ステップ 2 [電話] をクリックします。 ステップ 3 追加の電話をクリックしてから [編集] をクリックします。 ステップ 4 [シングルナンバーリーチを有効にする] チェックボックスをオンにします。 ステップ 5 会社の電話にかかってきたときに呼び出す電話回線をオンにします。 ステップ 6 [保存] をクリックします。
シングル ナンバー リーチの呼び出しスケジュールの設定
手順シングル ナンバー リーチを有効にした追加の電話では、呼び出しスケジュールを設定して、追加の電話にダイヤルできる日時を指定できます。 たとえば、通常の就業時間に限り、会社の電話番号をダイヤルした人の電話が、自宅にいる自分にかかるようにスケジュールを設定できます。
呼び出しスケジュールを設定するには、次の手順を実行します。
ステップ 1 [電話] タブをクリックします。 ステップ 2 左側のナビゲーション パネルで [電話] をクリックします。 ステップ 3 呼び出しスケジュールを追加する電話の追加設定アイコンをクリックします。 ステップ 4 [編集] をクリックします。 ステップ 5 [この割り当てのスケジュールを作成] をクリックします。 ステップ 6 [新規スケジュールの追加] ウィンドウのフィールドに情報を入力して、呼び出しスケジュールを作成します。 ステップ 7 [保存] をクリックします。
電話の設定
[電話の設定] ウィンドウでは、会社の電話の電話設定ができます。
デフォルトでは、会社の自分用の数種の電話の電話設定はリンクされます。 デフォルト設定では、特定の電話設定は自分用のそれぞれの電話で同一です。 各種の電話設定で電話のリンクまたはリンク解除を行うには、電話の設定のリンクおよびリンク解除の手順に従ってください。
[電話の設定] で使用可能なオプションが適用されるのは、会社の電話のみであることに注意してください。 追加の電話には電話の設定をすることはできません。
電話の設定のリンクおよびリンク解除
手順電話の設定では、電話の設定をリンクできます。 特定の電話設定で電話をリンクすると、ユニファイド コミュニケーション セルフ ケア ポータルではその電話設定での設定がすべての電話に適用されます。 たとえば、電話が 3 台あり、その 3 台の電話でスピード ダイヤル番号をリンクすると、3 台すべての電話で同じスピード ダイヤル設定が共有されます。 いずれかの電話でスピード ダイヤル番号を更新すると、ユニファイド コミュニケーション セルフ ケア ポータルではそのスピード ダイヤル番号がその他の電話にも自動的に適用されます。 リンクされている電話で固有の電話設定を適用するには、その電話をリンク解除します。
ユニファイド コミュニケーション セルフ ケアでは、リンクとリンク解除は電話設定ごとに切り離して行われます。 その結果、スピード ダイヤル番号など、ある特定の電話設定をリンクし、ボイスメール通知などのその他の電話設定をリンクせずにおくことができます。 デフォルトでは、すべての電話設定がリンクされています。
設定のリンクとリンク解除は、リンク/リンク解除アイコンをクリックして行います。 このアイコンには、電話がリンクされているかリンク解除されているかの現在の状態が表示されます。
次の画像は、サービスがリンクされている一連の電話がユーザ インターフェイスでどのように表示されるかを示しています。 サービスは現在リンクされているので、リンク アイコンが表示され、その設定は 3 台すべての電話に適用されます。 リンク アイコンをクリックして電話をリンク解除し、電話ごとに固有の設定を適用できます。
次の画像は、スピード ダイヤル番号の設定がリンク解除されている一連の電話が、ユーザ インターフェイスでどのように表示されるかを示しています。 この場合、表示されている設定は My Jabber のみに適用されます。 設定は電話ごとに固有なので、リンク解除アイコンが表示されています。 このアイコンをクリックして、3 台すべての電話に同じ設定を適用できます。
(注)
設定ウィンドウの右上隅に表示されるフィルタ コントロールでは、どの電話を表示するかを設定します。 これは、電話設定がリンクされているかどうかには影響しません。 設定がリンクされている電話の設定を表示し、その電話の設定を更新すると、ユニファイド コミュニケーション セルフ ケア ポータルにより、リンクされている電話も更新されます。
スピード ダイヤル番号の設定
手順
ステップ 1 [電話] タブをクリックします。 ステップ 2 [電話の設定] をクリックします。 ステップ 3 [スピードダイヤル番号] をクリックします。 ステップ 4 次の操作を行います。 ステップ 5 [番号] フィールドに連絡先の名前または電話番号を入力します。 ユニファイド コミュニケーション セルフ ケア ポータルによって、会社の電話帳が検索されます。
(注) ネットワーク管理者からアクセスを有効にしてもらっていれば、会社の電話帳を検索できます。 アクセス権は Cisco Unified Communications Manager のエンタープライズ パラメータで設定します。
ステップ 6 [ラベル] テキスト ボックスにスピード ダイヤル番号の説明を入力します。 スピード ダイヤル番号を表示するために電話でこの説明が使用されます。 ステップ 7 [スピードダイヤル] テキスト ボックスでスピード ダイヤル番号を割り当てます。 ステップ 8 [保存] をクリックします。
電話サービスの設定
手順サービスのオプションでは、会社の電話帳、ビジュアル ボイスメール、または天気予報などの電話サービスを Cisco Unified IP Phone および Jabber アプリケーションに追加できます。 利用可能なサービスのリストは、設定している電話のモデルによって異なります。
サービスを追加するには、次の手順を実行します。
ステップ 1 [電話] タブをクリックします。 ステップ 2 [電話の設定] をクリックします。 ステップ 3 [サービス] をクリックします。サービス ビューが展開されます。 ステップ 4 次の操作を行います。 ステップ 5 [サービス] ドロップダウン リスト ボックスから、追加するサービスを選択します。 ステップ 6 [表示名] テキスト ボックスに、そのサービスを電話で識別するために使用するラベルを入力します。 ステップ 7 必要なパラメータを入力します。 ステップ 8 [OK] をクリックします。
電話連絡先の設定
手順電話連絡先ごとに、連絡先の電話番号および電子メール アドレスを保存できます。 電話から連絡先のリストを参照し、番号を毎回押さずに連絡先リストから電話を直接かけることができます。
電話連絡先リストを設定するには、次の手順を実行します。
(注)
各ユーザには、そのユーザのすべての電話用に 1 つの電話連絡先リストがあります。 電話連絡先リストのリンクおよびリンク解除をするオプションはありません。
ステップ 1 [電話] タブをクリックします。 ステップ 2 左側のナビゲーション パネルで [電話の設定] をクリックします。 ステップ 3 [新規連絡先の作成] をクリックします。 [新規電話連絡先の追加] ウィンドウが表示されます。 ステップ 4 すべてのフィールドに連絡先の情報を入力します。 ステップ 5 [OK] をクリックします。
コール転送オプション
コール転送ユーザ オプションでは、コールを別の番号に転送するように Cisco Unified IP Phone および Jabber デバイスを設定できます。
詳細なコール転送オプションの設定
手順ユニファイド コミュニケーション セルフ ケア ポータルでは、内線コールと外線コールでコール転送動作を変えるというように、詳細なコール転送オプションを設定できます。 詳細なコール転送を設定するには、次の手順を実行します。
ステップ 1 [電話] タブをクリックします。 ステップ 2 左側のナビゲーション パネルで [コール転送] をクリックします。 ステップ 3 コール転送を設定する電話番号を選択します。 ステップ 4 [コールの詳細ルール] をクリックします。 ステップ 5 ドロップダウン リスト ボックスを使用し、内線コールと外線コールの両方のコール転送オプションを設定します。 ステップ 6 [保存] をクリックします。
その他の設定
この項では、ボイスメール、会議、一般設定など、電話以外の関連設定について説明します。
- ボイスメールの初期設定
- サイレント ステータスの設定
- 電話の IM & Presence ステータスの設定
- 会議のスケジュール
- 電話の言語の設定
- クライアント パスワードの設定
- 電話サービスの暗証番号の設定
- プラグインのダウンロード
電話の IM & Presence ステータスの設定
手順ユニファイド コミュニケーション セルフ ケア ポータルでは、Cisco Unified IM and Presence のステータスをオンに切り替えて、会議に出席しているときに電話がテータスを更新するようにできます。 Cisco Unified IM and Presence のステータスをオンに切り替えるには、次の手順を実行します。
ステップ 1 [IMと在席情報] タブをクリックします。 ステップ 2 [ステータスポリシー] をクリックします。 ステップ 3 [予定表に会議があるとき、ステータスを自動的に更新する] チェックボックスをオンにします。 ステップ 4 [保存] をクリックします。