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このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
目次
Cisco Unified Communications Manager を、同時に仮想化しながらいずれかのリリースからリリース 9.1 にアップグレードする際、アップグレードが成功するための 5 つのキーがあります。 (適切なアップグレード パスに従うと同時に)次の重要な原則に従うと、効率的なアップグレード パスが得られます。
アップグレード後の電話機のダウンタイムを最小限に抑えるために、アップグレード前にクラスタへの新しいファームウェア ファイルを制御された方法で適用できます。 アップグレードの前にファームウェアを適用すると、電話機がアップグレード完了後にファームウェアを同時にアップグレードせずにすみます。 この手順は、電話機がアップグレード後に新しいファームウェアをダウンロードするので必要ではありません。 ただし、個々のデバイスのアップグレードを推進するため、管理者はこの手順によりグループの電話機に新しいファームウェアを適用し、アップグレード後の TFTP サーバの負荷を取り除く場合があります。
マニュアル『System Installation and Upgrade Manual for IP Telephony, Cisco Unified Communications System Release 9.1(1)』では、Cisco Unified Communications Manager Release 9.1(1) と共に出荷する電話機ファームウェアのバージョンがまとめられています。
すべての未請求またはインストールされていないライセンス ファイルをすぐに適用します。
リリース 9.x へのアップグレード後に、有効なインストールされたライセンスのみが、Enterprise License Manager に移行されます。 未請求 PAK コードがある場合、アップグレードが完了した後、リリース 9.x にこれらのライセンスをアップロードすることも、自動的に移行することもできません。 ご不明な点がありましたら、Cisco ライセンス チームまでお問い合わせください(licensing@cisco.com)。
また、これはアップグレードに影響を与える可能性があるため、インストールされたすべてのライセンスが有効であり、システムが「デモ」ライセンスで動作していないことを確認します。
[システム(System)] > [ライセンス(Licensing)] > [ライセンスの使用状況レポート(License Usage Report)] を選択して、Cisco Unified Communications Manager Administration インターフェイスのライセンス ステータスを確認します。 次のいずれかが「無効」または「デモ」と記載されている場合、アップグレードする前に修正する必要があります。
シスコは、アップグレードする直前に、現在のクラスタをバック アップすることを強く推奨します。 このマニュアルで詳しく説明する手順により正常にアップグレードすることを保証しますが、ネットワークまたは電源障害が原因でアップグレードが失敗する場合、バックアップでは、最後の既知の正常な設定にクラスタ全体を復元できます。
『Disaster Recovery System Administration Guide』の該当するリリースの「Starting a Manual Backup」の手順に従います。 クラスタにあるすべてのノードとバックアップのすべての機能を含めます。 手動バックアップのプロセスがクラスタ内のすべてのノードで完了するまで進めないでください。
(注) |
このステップは、リリース 8.6(x) リリースからアップグレードする場合は適用されません。 |
Cisco Unified Communications Manager の互換性のあるリリースからアップグレードする前に、Cisco.com(要ログイン)の [Download Software Center for Cisco Unified Communications Manager Utilities and COP Files] セクションで表示される ciscocm.refresh_upgrade_v1.1.cop.sgn という COP ファイルをインストールします。
リリース 9.1(1) 以降にアップグレードする前に、クラスタ内のすべてのノードに COP ファイルをインストールする必要があります。
ソフトウェア アップグレードを完了するには、『Upgrade Guide for Cisco Unified Communications Manager Release 9.1(1)』の「Upgrade tasks」セクションのアップグレード手順を実行します。 パブリッシャが最初に完了までアップグレードする必要があり、サブスクライバが続きます。
ソフトウェア アップグレードを完了するには、『Upgrade Guide for Cisco Unified Communications Manager Release 9.1(1)』の「Upgrade tasks」セクションのアップグレード手順を実行します。 パブリッシャが最初に完了までアップグレードする必要があり、サブスクライバが続きます。
『Disaster Recovery System Administration Guide』の該当するリリースの「Starting a Manual Backup」の手順に従ってください。 クラスタ内のすべてのノードとすべての機能をバック アップします。 手動バックアップのプロセスがクラスタ内のすべてのノードで完了するまで進めないでください。
DRS バックアップが完了した後、クラスタの仮想インストールとの競合を避けるため、既存のクラスタをシャット ダウンします。
次の URL の [OVA Template Details for Unified CM Release 9.0] docwiki ページから環境に適切な OVA を選択します。
http://docwiki.cisco.com/wiki/
必須ではありませんが、シスコはクラスタ全体にわたって同じ OVA を導入することを推奨します。
Cisco.com から入手可能な OVA ファイルの 2 種類のリリースがあります。 バージョン 8 OVA(vm8)は ESXi 5.X 環境のインストール用ですが、バージョン 7 OVA(vm7)は ESXi 4.X 環境のインストール用です。 仮想化された UC アプリケーションを導入する vCenter 環境に基づいて適切な OVA リリースを選択します。
Cisco Unified Communications Manager Release 9.1(1) を仮想マシンにインストールする場合は、IP アドレス、ホスト名、セキュリティ パスワードが交換するクラスタとまったく同じであることを確認する必要があります。 また、Cisco Unified Communications Manager の仮想インストールは、交換するクラスタとまったく同じリリースである必要があります。 これらのコンポーネントのいずれかが既存のクラスタと異なる場合、クラスタを復元できません。
リリース 9.1(1) クラスタは、データを復元する前にインストールを完了するすべてのサブスクライバ ノードで新しいクラスタとしてインストールされます。 パブリッシャをインストールしたら、サブスクライバ サーバが正常にインストールできるようにサーバ リストに各サブスクライバを追加します。 パブリッシャ サーバの [システム(System)] > [サーバ(Server)] でサブスクライバ サーバを追加します。
パブリッシャおよびすべてのサブスクライバ/ユーティリティ ノードを物理サーバと厳密に同じリリース、ホスト名、IP アドレス、DNS 設定でインストールした後、クラスタを復元できます。
クラスタを復元する前に、バックアップ デバイスを再作成します。 物理サーバのバックアップに使用したのと同じバックアップ デバイス設定を使用する必要があります。 バックアップ デバイスを追加後、『Cisco Unified Communications Manager Disaster Recovery System』の「Restore Entire Cluster」の手順に従ってください。
(注) |
復元の完了後、サーバの再起動の順序に細心の注意を払ってください。 すべてのサブスクライバは、パブリッシャを再起動する前に再起動する必要があります。 |
DRS 復元プロセスがデータベース レプリケーションを再確立しますが、管理者は、クラスタの再起動後に、レプリケーションが実際に復元されていることを確認する必要があります。
レプリケーションのステータスを確認するには、『Database Replication Error in Cisco Unified Communications Manager』の手順の 1 つを使用します。 RTMT、CLI、または Cisco Unified Reporting ツールを使用すると、同じクラスタ全体のデータベース レプリケーション ステータスが得られます。 問題が検出された場合、同じマニュアルの「Solution」セクションの CLI 手順に従ってください。
DRS 復元プロセスおよびデータベース レプリケーションを確認したら、以前にインストールされたライセンスを移行する準備が整います。
(注) |
この手順では、リリース 9.0 にアップグレードした Cisco Unified Communications Manager の最初のクラスタが移行されます。 追加のクラスタは、同じ方法で移行できますが、ここではマスクされません。 |
すべての未請求およびインストールされていないライセンス ファイルをすぐに適用します。
リリース 9.0 へのアップグレード後、Enterprise License Manager に、有効なインストール済みライセンスのみが移行されます。 未請求の PAK コードがある場合、アップグレードが完了した後、リリース 9.0 にこれらのライセンスをアップロードすることも、自動的に移行することもできません。 ご不明な点がありましたら、Cisco ライセンス チームまでお問い合わせください(licensing@cisco.com)。
また、これはアップグレードに影響を与える可能性があるため、インストールされたすべてのライセンスが有効であり、システムが「デモ」ライセンスで動作していないことを確認します。
[システム(System)] > [ライセンス(Licensing)] > [ライセンスの使用状況レポート(License Usage Report)] を選択して、Cisco Unified Communications Manager Administration インターフェイスのライセンス ステータスを確認します。 次のいずれかが「無効」または「デモ」と記載されている場合、アップグレードする前に修正する必要があります。
シスコは、アップグレードする直前に、現在のクラスタをバック アップすることを推奨します。 このマニュアルで詳しく説明した手順により正常にアップグレードされることを保証しますが、万が一ネットワークまたは電源障害のためアップグレードが失敗した場合に、バックアップは最後の既知の正常な設定にクラスタ全体を復元できます。
『Disaster Recovery System Administration Guide』の該当するリリースの「Starting a Manual Backup」の手順に従います。 クラスタにあるすべてのノードとバックアップのすべての機能を含めます。 手動バックアップのプロセスがクラスタ内のすべてのノードで完了するまで進めないでください。
(注) |
リリース 7.1(4) またはリリース 7.1(5) を実行する MCS サーバは、両リリースがリリース 8.0(3) の後にリリースされたため、リリース 8.0(3) にアップグレードできません。 現在のインストールされたリリースがこれらのリリースのいずれかに合致する場合は、中間アップグレード手順としてリリース 8.5(1)SU5 を使用します。 この手順の残りの部分は引き続き適用できますが、別のリリースを参照することになります。 |
Cisco Unified Communications Manager のすべてのリリースについては、『Release Notes for Cisco Unified Communications Manager 8.0(3)』の「Upgrading to Cisco Unified Communications Manager 8.0(3)」(8.0(3a)SU3)セクションに示されるアップグレード手順を実行します。
Cisco Unified Communications Manager 7.1(4) および 7.1(5) については、『Release Notes for Cisco Unified Communications Manager Release 8.5(1)』の「Upgrading to Cisco Unified Communications Manager 8.5(1)」(8.5(1)SU5)セクションに示されるアップグレード手順を実行します。
シスコは、アップグレードする直前に、現在のクラスタをバック アップすることを強く推奨します。 このマニュアルで詳しく説明するステップの結果、正常にアップグレードしますが、ネットワークまたは電源障害でアップグレードが失敗する場合、バックアップでは、最後の既知の正常な設定へクラスタを復元できます。
『Disaster Recovery System Administration Guide』の該当するリリースの「Starting a Manual Backup」の手順に従います。 クラスタ内のすべてのノードとすべての機能をバック アップします。 手動バックアップのプロセスがクラスタ内のすべてのノードで完了するまで進めないでください。
リリース 8.X で既存のクラスタのバックアップがあるため、シャットダウンして作成される新しいクラスタとの競合を回避します。 これはダウンタイムを伴います。
次の手順でインストールする Cisco Unified Communications Manager はリリース 8.0 またはリリース 8.5 ですが、Cisco Unified Communications Manager の最終リリースの OVA を使用する必要があります。 この場合、ターゲット リリースが Cisco Unified Communications Manager Release 9.0 なので、リリース 8.0 またはリリース 8.5 の仮想インストールにリリース 9.0 OVA を使用する必要があります。
次の URL の [OVA Template Details for Unified CM Release 9.0] docwiki ページから環境に適切な OVA を選択します。
http://docwiki.cisco.com/wiki/
Cisco.com から入手可能な OVA ファイルの 2 種類のリリースがあります。 バージョン 8 OVA は ESXi 5.X 環境のインストール用ですが、バージョン 7 OVA は ESXi 4.X 環境のインストール用です。 仮想化された UC アプリケーションを導入している環境に基づいて適切な OVA リリースを選択します。
必須ではありませんが、シスコはクラスタ全体にわたって同じ OVA を導入することを推奨します。 また、リリース 8.0 または 8.5 のインストール後に VM の VMtools を更新しようとしないでください。
Cisco Unified Communications Manager Release 8.0(3a) または 8.5(1) を仮想マシンにインストールする場合は、IP アドレス、ホスト名、セキュリティ パスワードが、交換するクラスタとまったく同じであることを確認する必要があります。 また、Cisco Unified Communications Manager の仮想インストールは、交換するクラスタとまったく同じリリースである必要があります。 これらのコンポーネントのいずれかが既存のクラスタと異なる場合、クラスタを復元できません。
リリース 8.0 または 8.5 クラスタを新しいクラスタとしてインストールし、すべてのサブスクライバ ノードがデータを復元する前にインストールを完了していることを確認します。 パブリッシャのインストール後、サーバが正しくインストールできるようにサーバ リストに各サブスクライバを追加します。 パブリッシャ サーバの [システム(System)] > [サーバ(Server)] でサブスクライバ サーバを追加します。
リリース固有の『Installing Cisco Unified Communications Manager』マニュアルの詳細なインストール手順を参照してください。
パブリッシャとすべてのサブスクライバ ノードを物理サーバとまったく同じリリース、ホスト名、IP アドレス、DNS 設定でインストール後、クラスタを復元できます。
インストールが完了した後、バックアップ デバイスを再作成します。 物理サーバで使用されているのと同じバックアップ デバイス設定を使用します。
バックアップ デバイスを追加した後、『Cisco Unified Communications Manager Disaster Recovery System』ドキュメントの「Restore Entire Cluster」セクションに進みます。
(注) |
復元の完了後、サーバの再起動の順序に細心の注意を払ってください。 すべてのサブスクライバは、パブリッシャを再起動する前に再起動する必要があります。 |
DRS 復元プロセスがクラスタの再起動後にデータベース レプリケーションを再確立しますが、管理者はレプリケーションが本当に復元されていることを確認する必要があります。
レプリケーションのステータスを確認するには、『Database Replication Error in Cisco Unified Communications Manager』マニュアルの手順の 1 つを使用します。 RTMT、CLI、または Cisco Unified Reporting ツールを使用すると、同じクラスタ全体のデータベース レプリケーション ステータスが得られます。 問題が検出された場合、同じマニュアルの「Solution」セクションの CLI 手順に従ってください。
クラスタを復元すると、現在の仮想環境に既存のライセンス ファイルを再ホストする必要があります。 Cisco Unified Communications Manager ライセンスの再ホスト プロセスは、次の URL の Cisco ソフトウェア ライセンス ポータルにあります。
https://tools.cisco.com/SWIFT/LicensingUI/Home
Cisco UC 製品のライセンス ファイルを再ホストする方法の手順については、『Cisco Software Licensing Portal Changes Quick Reference Guide』の「Rehost and RMA」セクションを参照してください。
シスコは、アップグレードする直前に、現在のクラスタをバック アップすることを強く推奨します。 このマニュアルで詳しく説明するステップが正常にアップグレードすることを保証しますが、ネットワークまたは電源障害のためアップグレードが失敗する場合に、バックアップにより最後の既知の設定にクラスタを復元できます。
『Disaster Recovery System Administration Guide』の該当するリリースの「Starting a Manual Backup」の手順に従います。 クラスタ内のすべてのノードとすべての機能をバック アップします。 手動バックアップのプロセスがクラスタ内のすべてのノードで完了するまで進めないでください。
Cisco Unified Communications Manager の互換性のあるリリースからアップグレードする前に、Cisco.com(要ログイン)の [Download Software Center for Cisco Unified Communications Manager Utilities and COP Files] セクションに表示される ciscocm.refresh_upgrade_v1.1.cop.sgn という COP ファイルをインストールします。
リリース 9.1(1) 以降にアップグレードする前に、クラスタ内のすべてのノードに COP ファイルをインストールする必要があります。
ソフトウェア アップグレードを完了するには、『Upgrade Guide for Cisco Unified Communications Manager Release 9.1(1)』の「Software Upgrades」の章の「Upgrade tasks」セクションのアップグレード手順を実行します。 最初にパブリッシャを完了するまでアップグレードし、サブスクライバが続きます。
インストールがメンテナンス ウィンドウ時に発生する場合、シスコは、アップグレード プロセスを促進するために、I/O スロットリングを無効にすることを推奨します。
I/O スロットリングを無効にする方法については、『Upgrade Guide for Cisco Unified Communications Manager Release 9.1(1)』の「Reference」セクションの手順に従ってください。 このオプションは、すべてのリリースで利用できる訳ではありません。サーバ CLI を点検して確認します。 それが使用できない場合でも、アップグレード手順を続行できます。
DRS 復元プロセスがデータベース レプリケーションを再確立しますが、管理者は、レプリケーションがクラスタの再起動後に本当に復元されていることを確認する必要があります。
レプリケーション ステータスを確認するには、『Database Replication Error in Cisco Unified Communications Manager』の手順の 1 つを使用します。 RTMT、CLI、または Cisco Unified Reporting ツールを使用すると、同じクラスタ全体のデータベース レプリケーション ステータスが得られます。 問題が検出された場合、同じマニュアルの「Solution」セクションの CLI 手順に従ってください。
DRS 復元プロセスおよびデータベース レプリケーションを確認したら、以前にインストールされたライセンスを移行する準備が整います。
(注) |
この手順では、リリース 9.0 にアップグレードした Cisco Unified Communications Manager の最初のクラスタが移行されます。 追加のクラスタは、同じ方法で移行できますが、ここではマスクされません。 |
MCS サーバが Cisco Unified Communications Manager をリリース 8.0(2) ~ 8.5(1) で実行すると、そのクラスタは同じリリースの仮想環境に移行中に現在のリリースを実行し続けられます。 この移行パスは「Virtualize at Release 8.0 アップグレード パス」に続くものですが、仮想サーバにすべての物理サーバを一度に移行する代わりに、このパスは物理から仮想へ 1 サーバを一度に移行します。 1 サーバを一度に移行することにより、クラスタは移行プロセス中にコール処理サービスを提供できます。