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このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
目次
この章では、設定ファイル、電話機の呼出音、および背景画像をカスタマイズする方法、ならびに電力節約のために電話機の画面をオフにする方法について説明します。
設定ファイルを修正して(たとえば、XML ファイルを編集して)、カスタマイズしたファイル(たとえば、独自の呼出トーンや、折返しトーン)を TFTP ディレクトリに追加することができます。 ファイルの修正、およびカスタマイズしたファイルの TFTP ディレクトリへの追加は、Cisco Unified Communications オペレーティング システムの管理ページの、TFTP サーバ ファイルのアップロード ウィンドウから実行できます。 Cisco Unified Communications Manager サーバ上の TFTP フォルダにファイルをアップロードする方法については、『Cisco Unified Communications Operating System Administration Guide』を参照してください。
Ringlist.xml ファイルおよび List.xml ファイルのコピーをシステムから取得するには、管理コマンドライン インターフェイス(CLI)で次の file コマンドを使用します。 正確な構文については、『Command Line Interface Reference Guide for Cisco Unified Communications Solutions』を参照してください。
デフォルトで、Cisco Desktop Collaboration Experience では G.722 コーデックが有効です。 Cisco Unified Communications Manager が G.722 を使用するように設定されており、通話先が G.722 をサポートしている場合、G.711 の代わりに G.722 コーデックを使用してコールを接続します。
この状態は、ユーザがワイドバンド ヘッドセットまたはワイドバンド ハンドセットを有効にしているかどうかを問わず発生します。ヘッドセットまたはハンドセットが有効になっている場合、ユーザはコール中の音声の感度がより高く感じられます。 感度が高いことで音声の明瞭さは増しますが、紙が擦れる音や近くの会話など通話先から聞こえる背景のノイズもより多く聞こえます。 ワイドバンド ヘッドセットまたはハンドセットがない場合でも、G.722 の高い感度を好むユーザもいます。 ユーザの中には G.722 の高い感度を好まないユーザもいます。
[アドバタイズ G.722 コーデック(Advertise G.722 Codec)] サービス パラメータは、この Cisco Unified Communications Manager サーバまたは特定の電話機に登録するすべてのデバイスについてワイド バンドがサポートされるかどうかに影響し、Cisco Unified Communications Manager 管理ウィンドウで設定されるパラメータによって決まります。
電話限定モードを有効にすると、ホーム画面、電話機アプリケーション、連絡先アプリケーション、設定アプリケーションへの電話機のユーザ アクセスが制限されます。 電話限定モードでは、ユーザはホーム画面にショートカットやウィジェットを追加することができません。 電話限定モードでは、連絡先アプリケーションに保存されているいずれの連絡先もローカルに保存され、サーバとの同期は取られません。 USB ストレージ デバイスおよび SD カードは、電話限定モードではサポートされません。 電話機が電話限定モードに設定されると、以前に設定されたアカウント データがユーザからは非表示になります。
標準プロファイルから電話限定モード、または電話限定モードから標準プロファイルへの切り替えをする場合は、電話機を再起動します。
シスコは、電話限定モードでは、電話機の Android Debug Bridge(ADB)を無効にすることを推奨します。
これは、電話限定モードでは電子メール アプリケーションが無効になっているため、ユーザが管理者に電子メールでログを送信するための問題レポート ツールが使用できないためです。 ユーザは、サービスアビリティ Web ページからログを収集する必要があります。
電力を節約し、電話スクリーン ディスプレイの寿命を確実に伸ばすには、不要なときに表示をオフにするように設定します(省電力)。 省電力は EnergyWise とは異なります。 EnergyWise の詳細については、Cisco Desktop Collaboration Experience での EnergyWise のセットアップを参照してください。
Cisco Unified Communications Manager の管理ページを使用すると、ディスプレイを特定の曜日の指定時刻にオフにし、他の曜日では終日オフにするように設定できます。 たとえば、ディスプレイを平日の勤務時間後にオフにし、土曜日と日曜日では終日オフにするように選択できます。
ディスプレイがオフの時間にオンにするには、ユーザがロックボタンを押します。
ディスプレイは、オンにするとそのままオン状態になりますが、指定された期間にわたって電話機がアイドル状態にあると、ディスプレイは自動的にオフになります。
次の表は、ディスプレイをオンおよびオフにするタイミングを制御する [Cisco Unified CM の管理(Cisco Unified Communications Manager Administration)] フィールドを示しています。 Cisco Unified Communications Manager Administration の [電話の設定(Phone Configuration)] ウィンドウの [プロダクト固有の設定(Product Specific configuration)] 領域で、次のフィールドを設定します。 Cisco Unified Communications Manager Administration で、 を選択して、このウィンドウにアクセスします。
フィールド |
説明 |
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---|---|---|---|
ディスプレイ非点灯日(Days Display Not Active) |
[ディスプレイ点灯時刻(Display On Time)] フィールドで指定された時刻になっても、ディスプレイを自動的にオンにしない日。 ドロップダウン リストから単一または複数の曜日を選択します。 複数の曜日を選択するには、Ctrl キーを押しながら目的の各曜日をクリックします。 |
||
ディスプレイ点灯時刻(Display On Time) |
毎日ディスプレイを自動的にオンにする時刻([ディスプレイ非点灯日(Days Display Not Active)] フィールドで指定されている日を除く)。 このフィールドには、24 時間形式で入力します(00:00 は午前 0 時で、時間:分の形式を使用します)。 たとえば、午前 7:00(0700)にディスプレイを自動的にオンにしてみます。 07:00 と入力します。 午後 2:00 (1400)にバックライトをオンにするには、14:00 と入力します。 このフィールドがブランクの場合、ディスプレイは午前 0 時に自動的にオンになります。 デフォルト値は 07:30 です。 |
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ディスプレイ点灯継続時間(Display On Duration) |
[ディスプレイ点灯時刻(Display On Time)] フィールドで指定した時刻にディスプレイがオンになった後、オン状態を保つ時間の長さ。 このフィールドには、時間:分の形式で値を入力します。 たとえば、ディスプレイを自動的にオンにしてから 4 時間 30 分にわたってオン状態を保つには、04:30 と入力します。 このフィールドがブランクの場合、電話機は午前 0 時(0:00)にオフになります。
デフォルト値は 10:30 です。 |
消費電力を減らす場合、ご使用のシステムに EnergyWise コントローラが含まれていると、電話機をスリープ(電源オフ)とウェイク(電源オン)に設定できます。
Cisco Unified Communications Manager Administration で、EnergyWise を有効にして、スリープ時間とウェイク時間の設定を行います。 これらのパラメータは、電話機の表示設定パラメータと緊密に結びついています。
EnergyWise が有効になっていて、スリープ時間が設定されていると、電話機を設定時刻に復帰させるように、電話機からスイッチに要求が送信されます。 この要求の受諾または拒否が、スイッチから戻ります。 スイッチが要求を拒否した場合、またはスイッチが応答しない場合は、電話機はオフになりません。 スイッチが要求を受諾すると、アイドル状態の電話機がスリープ状態となり、消費電力をあらかじめ決められたレベルに減らすことができます。 アイドル状態になっていない電話機にはアイドル タイマーが設定され、タイマーの期限が切れると、電話機がスリープ状態になります。
復帰させるには、電話機のロックを押します。 スケジュールされているウェイク時間になると、システムは電話機の電力を元に戻して電話機を復帰させます。
次の表は、EnergyWise 設定を制御する Cisco Unified Communications Manager 管理ページの各フィールドについて説明しています。 これらのフィールドの設定は、Cisco Unified Communications Manager の管理ページの [電話の設定(Phone Configuration)] ウィンドウの [プロダクト固有の設定(Product Specific configuration)] 領域にある、 で行います。
ユーザは、電話にデフォルトの壁紙を設定する場合、電話機のCisco Unified Communications Manager管理ページから管理できます。
デフォルトで、ユーザが電話の壁紙を変更できます。
ステップ 1 | に移動します。 |
ステップ 2 | 壁紙を管理を管理者に制限するためには、[ユーザの電話の壁紙画像設定へのアクセスを有効にする(Enable End User Access to Phone Background Image Settings)] をオフにします。 |
ステップ 1 | 管理者に壁紙の管理を割り当てます。 |
ステップ 2 |
壁紙を TFTP サーバの Desktops/1600x1280x24 ディレクトリにアップロードし、TFTP サーバを再起動します。 壁紙の画像は、JPG、PNG、BMP ファイルを使用できます。 壁紙画像の最適なサイズは、1600 x 1280 ピクセルです。 |
ステップ 3 | に移動します。 |
ステップ 4 |
目的の壁紙を [背景イメージ(Background Image)] に設定します。 無効なファイルが指定されている場合、電話機はデフォルトの壁紙に戻ります。 この失敗が記録されるステータス メッセージはありません。 次のエラー メッセージが、デバイスの出力ログに追加されます。 提供された画像ファイル <admin_file_name> のデコードに失敗しました。無効な画像ファイルが提供されました。 壁紙として設定できません。 |
ポート 22 を経由する SSH デーモンへのアクセスを有効または無効にすることができます。 ポート 22 を開いたままにしておくと、電話機はサービス拒否(DoS)攻撃を受けやすい状態になります。 デフォルトでは、SSH ドメインは無効になっています。
フィールド |
説明 |
---|---|
SSH アクセス(SSH Access) |
SSH デーモンにアクセスできるようにするには、[有効(Enabled)] を選択します。 SSH デーモンにアクセスできないようにするには、[無効(Disabled)] を選択します。 デフォルトは [無効(Disabled)] です。 |
DX600 シリーズ電話機のアプリケーション ダイヤル ルールは、携帯電話の連絡先共有番号をネットワークでダイヤル可能な番号へ変換するために使用されます。 アプリケーション ダイヤル ルールは、グローバル検索、連絡先、お気に入り、クイックコンタクト バッジ、およびすべてのクリックツーダイヤル機能の数字に適用されます。 アプリケーション ダイヤル ルールは、ユーザが番号をダイヤルしている時、もしくはユーザによって開始される前に番号が [編集(Edit)] フィールドに移動された場合は、適用されません。
アプリケーション ダイヤル ルールがCisco Unified Communications Managerに設定されます。 『Cisco Unified Communications Manager System Guide』の「Dial Rules Overview」の章を参照してください(http://www.cisco.com/en/US/products/sw/voicesw/ps556/prod_maintenance_guides_list.htmlから入手可能)。
目次
- 設定ファイルのカスタマイズおよび変更
- ワイドバンド コーデックのセットアップ
- 電話限定モード
- Cisco Desktop Collaboration Experience のディスプレイの自動的な無効化
- Cisco Desktop Collaboration Experience での EnergyWise のセットアップ
- デフォルトの壁紙
- SSH アクセス(SSH Access)
- アプリケーション ダイヤル ルール
設定ファイルのカスタマイズおよび変更
設定ファイルを修正して(たとえば、XML ファイルを編集して)、カスタマイズしたファイル(たとえば、独自の呼出トーンや、折返しトーン)を TFTP ディレクトリに追加することができます。 ファイルの修正、およびカスタマイズしたファイルの TFTP ディレクトリへの追加は、Cisco Unified Communications オペレーティング システムの管理ページの、TFTP サーバ ファイルのアップロード ウィンドウから実行できます。 Cisco Unified Communications Manager サーバ上の TFTP フォルダにファイルをアップロードする方法については、『Cisco Unified Communications Operating System Administration Guide』を参照してください。
Ringlist.xml ファイルおよび List.xml ファイルのコピーをシステムから取得するには、管理コマンドライン インターフェイス(CLI)で次の file コマンドを使用します。 正確な構文については、『Command Line Interface Reference Guide for Cisco Unified Communications Solutions』を参照してください。
ワイドバンド コーデックのセットアップ
デフォルトで、Cisco Desktop Collaboration Experience では G.722 コーデックが有効です。 Cisco Unified Communications Manager が G.722 を使用するように設定されており、通話先が G.722 をサポートしている場合、G.711 の代わりに G.722 コーデックを使用してコールを接続します。
この状態は、ユーザがワイドバンド ヘッドセットまたはワイドバンド ハンドセットを有効にしているかどうかを問わず発生します。ヘッドセットまたはハンドセットが有効になっている場合、ユーザはコール中の音声の感度がより高く感じられます。 感度が高いことで音声の明瞭さは増しますが、紙が擦れる音や近くの会話など通話先から聞こえる背景のノイズもより多く聞こえます。 ワイドバンド ヘッドセットまたはハンドセットがない場合でも、G.722 の高い感度を好むユーザもいます。 ユーザの中には G.722 の高い感度を好まないユーザもいます。
[アドバタイズ G.722 コーデック(Advertise G.722 Codec)] サービス パラメータは、この Cisco Unified Communications Manager サーバまたは特定の電話機に登録するすべてのデバイスについてワイド バンドがサポートされるかどうかに影響し、Cisco Unified Communications Manager 管理ウィンドウで設定されるパラメータによって決まります。
- [アドバタイズ G.722 コーデック(Advertise G.722 Codec)] フィールド:Cisco Unified Communications Manager の管理ページで、 を選択します。 このエンタープライズ パラメータのデフォルト値は True です。この Cisco Unified Communications Manager に登録されているすべての Cisco Desktop Collaboration Experience DX600 シリーズの電話機が Cisco Unified Communications Manager に G.722 をアドバタイズすることを意味します。 コールにおいて通話元および通話先の電話機が機能セットで G.722 をサポートしている場合、Cisco Unified Communications Manager は可能な限りこのコーデックを選択します。
- 特定の電話機で G.722 コーデックをアドバタイズする:Cisco Unified Communications Manager の管理ページで、 を選択します。 この製品固有のパラメータのデフォルト値には、エンタープライズ パラメータで指定されている値を使用します。 電話機単位でこのパラメータを上書きする場合、[電話の設定(Phone Configuration)] ウィンドウの [プロダクト固有の設定(Product Specific configuration)] 領域にある [アドバタイズ G.722 コーデック(Advertise G.722 Codec)] パラメータで、[有効(Enabled)] または [無効(Disabled)] を選択します。
電話限定モード
電話限定モードを有効にすると、ホーム画面、電話機アプリケーション、連絡先アプリケーション、設定アプリケーションへの電話機のユーザ アクセスが制限されます。 電話限定モードでは、ユーザはホーム画面にショートカットやウィジェットを追加することができません。 電話限定モードでは、連絡先アプリケーションに保存されているいずれの連絡先もローカルに保存され、サーバとの同期は取られません。 USB ストレージ デバイスおよび SD カードは、電話限定モードではサポートされません。 電話機が電話限定モードに設定されると、以前に設定されたアカウント データがユーザからは非表示になります。
標準プロファイルから電話限定モード、または電話限定モードから標準プロファイルへの切り替えをする場合は、電話機を再起動します。
シスコは、電話限定モードでは、電話機の Android Debug Bridge(ADB)を無効にすることを推奨します。
これは、電話限定モードでは電子メール アプリケーションが無効になっているため、ユーザが管理者に電子メールでログを送信するための問題レポート ツールが使用できないためです。 ユーザは、サービスアビリティ Web ページからログを収集する必要があります。
Cisco Desktop Collaboration Experience のディスプレイの自動的な無効化
電力を節約し、電話スクリーン ディスプレイの寿命を確実に伸ばすには、不要なときに表示をオフにするように設定します(省電力)。 省電力は EnergyWise とは異なります。 EnergyWise の詳細については、Cisco Desktop Collaboration Experience での EnergyWise のセットアップを参照してください。
Cisco Unified Communications Manager の管理ページを使用すると、ディスプレイを特定の曜日の指定時刻にオフにし、他の曜日では終日オフにするように設定できます。 たとえば、ディスプレイを平日の勤務時間後にオフにし、土曜日と日曜日では終日オフにするように選択できます。
ディスプレイがオフの時間にオンにするには、ユーザがロックボタンを押します。
ディスプレイは、オンにするとそのままオン状態になりますが、指定された期間にわたって電話機がアイドル状態にあると、ディスプレイは自動的にオフになります。
次の表は、ディスプレイをオンおよびオフにするタイミングを制御する [Cisco Unified CM の管理(Cisco Unified Communications Manager Administration)] フィールドを示しています。 Cisco Unified Communications Manager Administration の [電話の設定(Phone Configuration)] ウィンドウの [プロダクト固有の設定(Product Specific configuration)] 領域で、次のフィールドを設定します。 Cisco Unified Communications Manager Administration で、 を選択して、このウィンドウにアクセスします。
表 1 ディスプレイのオンとオフを設定するフィールド フィールド
説明
ディスプレイ非点灯日(Days Display Not Active)
[ディスプレイ点灯時刻(Display On Time)] フィールドで指定された時刻になっても、ディスプレイを自動的にオンにしない日。
ドロップダウン リストから単一または複数の曜日を選択します。 複数の曜日を選択するには、Ctrl キーを押しながら目的の各曜日をクリックします。
ディスプレイ点灯時刻(Display On Time)
毎日ディスプレイを自動的にオンにする時刻([ディスプレイ非点灯日(Days Display Not Active)] フィールドで指定されている日を除く)。
このフィールドには、24 時間形式で入力します(00:00 は午前 0 時で、時間:分の形式を使用します)。
たとえば、午前 7:00(0700)にディスプレイを自動的にオンにしてみます。 07:00 と入力します。 午後 2:00 (1400)にバックライトをオンにするには、14:00 と入力します。
このフィールドがブランクの場合、ディスプレイは午前 0 時に自動的にオンになります。
デフォルト値は 07:30 です。
ディスプレイ点灯継続時間(Display On Duration)
[ディスプレイ点灯時刻(Display On Time)] フィールドで指定した時刻にディスプレイがオンになった後、オン状態を保つ時間の長さ。
このフィールドには、時間:分の形式で値を入力します。
たとえば、ディスプレイを自動的にオンにしてから 4 時間 30 分にわたってオン状態を保つには、04:30 と入力します。
このフィールドがブランクの場合、電話機は午前 0 時(0:00)にオフになります。
(注) [ディスプレイ点灯時刻(Display On Time)] が 0:00 で、[ディスプレイ点灯継続時間(Display On Duration)] がブランク(または 24:00)の場合、電話機は常にオン状態になります。
デフォルト値は 10:30 です。
Cisco Desktop Collaboration Experience での EnergyWise のセットアップ
消費電力を減らす場合、ご使用のシステムに EnergyWise コントローラが含まれていると、電話機をスリープ(電源オフ)とウェイク(電源オン)に設定できます。
Cisco Unified Communications Manager Administration で、EnergyWise を有効にして、スリープ時間とウェイク時間の設定を行います。 これらのパラメータは、電話機の表示設定パラメータと緊密に結びついています。
EnergyWise が有効になっていて、スリープ時間が設定されていると、電話機を設定時刻に復帰させるように、電話機からスイッチに要求が送信されます。 この要求の受諾または拒否が、スイッチから戻ります。 スイッチが要求を拒否した場合、またはスイッチが応答しない場合は、電話機はオフになりません。 スイッチが要求を受諾すると、アイドル状態の電話機がスリープ状態となり、消費電力をあらかじめ決められたレベルに減らすことができます。 アイドル状態になっていない電話機にはアイドル タイマーが設定され、タイマーの期限が切れると、電話機がスリープ状態になります。
復帰させるには、電話機のロックを押します。 スケジュールされているウェイク時間になると、システムは電話機の電力を元に戻して電話機を復帰させます。
次の表は、EnergyWise 設定を制御する Cisco Unified Communications Manager 管理ページの各フィールドについて説明しています。 これらのフィールドの設定は、Cisco Unified Communications Manager の管理ページの [電話の設定(Phone Configuration)] ウィンドウの [プロダクト固有の設定(Product Specific configuration)] 領域にある、 で行います。
表 2 EnergyWise の設定フィールド フィールド
説明
Power Save Plus の有効化(Enable Power Save Plus)
電話機の電源をオフにする日のスケジュールを選択します。 スケジュールを設定する日をクリックしたら、Control キーを押したままにして、複数日を選択します。
デフォルトでは、どの日も選択されていません。
[Power Save Plus の有効化(Enable Power Save Plus)] がオンになっていると、緊急(e911)の問題について警告するメッセージを受け取ります。
注意 Power Save Plus モード(「モード」)が有効である間は、モードに設定されたエンドポイントは、緊急コールでは無効で、インバウンド コールの受信ができません。 このモードを選択することにより、次の条項に同意したものと見なされます。(i)モードが有効である間、緊急コールとコールの受信用の代替方法を責任を持って用意する必要があります。(ii)シスコはこのモードの選択に関して何の責任を負いません。このモードを有効にすることは、お客様の責任で行っていただきます。(iii)コール、発信、およびその他について、このモードを有効にした場合の影響をユーザにすべて通知する必要があります。
(注) Power Save Plus を無効にするには、[EnergyWise オーバーライドを許可(Allow EnergyWise Overrides)] チェックボックスをオフにする必要があります。 [Power Save Plus の有効化(Enable Power Save Plus)] フィールドで、日数を選択しないまま [EnergyWise オーバーライドを許可(Allow EnergyWise Overrides)] チェックボックスをオンにしたままにしておくと、Power Save Plus は無効になりません。
電話機をオンにする時刻(Phone On Time)
[Power Save Plus の有効化(Enable Power Save Plus)] フィールドの日について、電話機の電源を自動的にオンにする時刻を決定します。
このフィールドには、24 時間形式で入力します(00:00 は午前 0 時)。
たとえば、午前 7 時(0700)に自動的に電話機の電源をオンにする場合は、 07:00 と入力します。 午後 2 時(1400)に電話機の電源をオンにするには、 14:00 と入力します。
デフォルト値はブランクで、これは 00:00 を意味します。
電話機をオフにする時刻(Phone Off Time)
[Power Save Plus の有効化(Enable Power Save Plus)] フィールドで選択した日について、電話機の電源をオフにする時刻。 [電話機をオンにする時刻(Phone On Time)] フィールドと [電話機をオフにする時刻(Phone Off Time)] フィールドに同じ値が含まれている場合、電話機はオフになりません。
このフィールドには、24 時間形式で入力します(00:00 は午前 0 時)。
たとえば、午前 7 時(0700)に自動的に電話機の電源をオフにする場合は、 07:00 と入力します。 午後 2 時(1400)に電話機の電源をオフにするには、 14:00 と入力します。
デフォルト値はブランクで、これは 00:00 を意味します。
電話機をオフにするアイドル タイムアウト(Phone Off Idle Timeout)
電話機の電源をオフにする前に、電話機をアイドル状態にしておく必要がある時間の長さ。
タイムアウトは次の条件で発生します。
- 電話機がスケジュールどおりに Power Save Plus モードになっていたが、電話機のユーザが [ロック(Lock)] ボタンを押したために、Power Save Plus モードが解除された場合。
- 接続スイッチで電話機が再びオンになった場合
- [電話機をオフにする時刻(Phone Off Time)] になったが、通話中の場合。
このフィールドの範囲は 20 ~ 1440 分です。
デフォルト値は 60 分です。
音声アラートを有効にする(Enable Audio Alert)
これを有効にすると、[電話機をオフにする時刻(Phone Off Time)] で指定した時刻の 10 分前に電話機で音声アラートの再生が開始されます。
音声アラートは、電話機の呼出音を使用します。この音は、10 分間のアラート期間中の特定期間、短く再生されます。 呼出音は、ユーザが指定した音声レベルで再生されます。 音声アラートのスケジュールは次のとおりです。
- 電源オフの 10 分前に、呼出音が 4 回再生されます。
- 電源オフの 7 分前に、呼出音が 4 回再生されます。
- 電源オフの 4 分前に、呼出音が 4 回再生されます。
- 電源オフの 30 秒前に、呼出音は、15 回再生されるか、電話機の電源がオフになるまで再生されます。
このチェックボックスが表示されるのは、[Power Save Plus の有効化(Enable Power Save Plus)] リストボックスで 1 日以上が選択されている場合だけです。
EnergyWise ドメイン(EnergyWise Domain)
その電話機が含まれる EnergyWise ドメイン。
このフィールドの最大長は 127 文字です。
EnergyWise シークレット(EnergyWise secret)
EnergyWise ドメイン内でエンドポイントとの通信に使用されるセキュリティの秘密パスワード。
このフィールドの最大長は 127 文字です。
EnergyWise オーバーライドを許可(Allow EnergyWise Overrides)
このチェックボックスにより、電話機に電源レベルの更新を送信するための EnergyWise ドメイン コントローラのポリシーを許可するかどうかを決定します。 次の条件が適用されます。
- [Power Save Plus の有効化(Enable Power Save Plus)] フィールドで 1 日以上を選択する必要があります。
- Cisco Unified Communications Manager の管理での設定は、EnergyWise がオーバーライドを送信した場合でも、スケジュールどおりに有効になります。
たとえば、[電話機をオフにする時刻(Phone Off Time)] が 22:00(午後 10 時)に設定されていると仮定すると、[電話機をオンにする時刻(Phone On Time)] フィールドの値は 06:00(午前 6 時)となり、[Power Save Plus の有効化(Enable Power Save Plus)] では 1 日以上が選択されています。
- EnergyWise が 20:00(午後 8 時)に電話機をオフにするように指示すると、この指示は、午前 6 時に設定された [電話機をオンにする時刻(Phone On Time)] まで有効となります(電話機ユーザによる介入が発生しないと仮定した場合)。
- 午前 6 時になると、電話機はオンとなり、Unified Communications Manager の管理での設定から電力レベルの変更の受信を再開します。
- 電力レベルを電話機で再び変更するには、EnergyWise は電力レベル変更コマンドを新たに再発行する必要があります。
(注) Power Save Plus を無効にするには、[EnergyWise オーバーライドを許可(Allow EnergyWise Overrides)] チェックボックスをオフにする必要があります。 [Power Save Plus の有効化(Enable Power Save Plus)] フィールドで、日数を選択しないまま [EnergyWise オーバーライドを許可(Allow EnergyWise Overrides)] チェックボックスをオンにしたままにしておくと、Power Save Plus は無効になりません。
デフォルトの壁紙
デフォルトの壁紙の指定
手順
ステップ 1 管理者に壁紙の管理を割り当てます。 ステップ 2 壁紙を TFTP サーバの Desktops/1600x1280x24 ディレクトリにアップロードし、TFTP サーバを再起動します。 壁紙の画像は、JPG、PNG、BMP ファイルを使用できます。 壁紙画像の最適なサイズは、1600 x 1280 ピクセルです。
ステップ 3 に移動します。 ステップ 4 目的の壁紙を [背景イメージ(Background Image)] に設定します。 無効なファイルが指定されている場合、電話機はデフォルトの壁紙に戻ります。 この失敗が記録されるステータス メッセージはありません。 次のエラー メッセージが、デバイスの出力ログに追加されます。
提供された画像ファイル <admin_file_name> のデコードに失敗しました。無効な画像ファイルが提供されました。 壁紙として設定できません。
SSH アクセス(SSH Access)
アプリケーション ダイヤル ルール
DX600 シリーズ電話機のアプリケーション ダイヤル ルールは、携帯電話の連絡先共有番号をネットワークでダイヤル可能な番号へ変換するために使用されます。 アプリケーション ダイヤル ルールは、グローバル検索、連絡先、お気に入り、クイックコンタクト バッジ、およびすべてのクリックツーダイヤル機能の数字に適用されます。 アプリケーション ダイヤル ルールは、ユーザが番号をダイヤルしている時、もしくはユーザによって開始される前に番号が [編集(Edit)] フィールドに移動された場合は、適用されません。
アプリケーション ダイヤル ルールがCisco Unified Communications Managerに設定されます。 『Cisco Unified Communications Manager System Guide』の「Dial Rules Overview」の章を参照してください(http://www.cisco.com/en/US/products/sw/voicesw/ps556/prod_maintenance_guides_list.htmlから入手可能)。