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目次
この章は、Cisco Desktop Collaboration Experience を IP テレフォニー ネットワークに設置する場合に役立ちます。
(注) |
Cisco Desktop Collaboration Experience 電話機を設置する前に、ネットワーク内で電話機をどのように設定するかを決める必要があります。 その後、電話機を設置して機能を確認します。 詳細については、Cisco Desktop Collaboration Experience Cisco Desktop Collaboration Experience およびネットワークを参照してください。 |
Cisco Desktop Collaboration Experience 電話機を設置する前に、次の項目を確認してください。
Cisco Desktop Collaboration Experience 電話機をエンドポイントとしてネットワークで正常に運用するには、ネットワークが次の要件を満たしている必要があります。
(注) |
Cisco Desktop Collaboration Experience 電話機は、Cisco Unified Communications Manager から取得した日時を表示します。 ユーザが電話の [日付と時刻の設定(Date and Time Settings)] メニューで [日付と時刻の自動選択(Select Automatic Date & time)] をオフにすると、サーバの時間と同期が取れなくなる可能性があります。 |
Cisco Desktop Collaboration Experience 電話機は、コールの処理に Cisco Unified Communications Manager を必要とします。 電話機を管理し、コールのルーティングと処理を適切に行うよう、Cisco Unified Communications Manager を正しくセットアップするために、『Cisco Unified Communications Manager Administration Guide』 または Cisco Unified Communications Manager アプリケーションの状況依存ヘルプを参照してください。
自動登録を使用する計画がある場合は、Cisco Desktop Collaboration Experience 電話機をネットワークに接続する前に、自動登録が Cisco Unified Communications Manager の管理ページで有効になっていて、正しく設定されていることを確認してください。 自動登録のイネーブル化と設定については、『Cisco Unified Communications Manager Administration Guide』を参照してください。
テレフォニー機能を設定して Cisco Unified Communications Manager 電話機に割り当てるには、Cisco Desktop Collaboration Experience の管理ページを使用する必要があります。
Cisco Unified Communications Manager Administration では、ユーザをデータベースに追加し、特定の電話機に関連付けることができます。 この手順を完了すると、コール転送、スピード ダイヤル、ボイス メッセージング システム オプションなどの項目を設定する Cisco Unified Communications Manager ユーザ オプション ページにユーザがアクセスできるようになります。
Cisco Desktop Collaboration Experience DX600 シリーズの電話機は、電話機のコンポーネントまたはアクセサリとして、次のものを備えています。
Cisco Desktop Collaboration Experience 電話機の背面には次のポートがあります。
各ポートは、10/100/1000 Mbps 半二重または全二重(1000 Mbps 全二重を除く)による外部デバイスへの接続をサポートしています。 10 Mbps 接続にはカテゴリ 3/5/5e のケーブルを使用できますが、100 Mbps 接続にはカテゴリ 5/5e ケーブル、1000Mbps 接続の場合はカテゴリ 5e ケーブルを使用してください。
電話機をネットワークに接続するには、SW ネットワーク ポートを使用します。 このポートでは、ストレート ケーブルを使用する必要があります。 電話機は、この接続を通じてスイッチからインラインパワーを取得することもできます。
コンピュータなどのネットワーク デバイスを電話機に接続するには、コンピュータ ポートを使用します。 このポートでは、ストレート ケーブルを使用する必要があります。
ワイド バンド対応ハンドセットは、Cisco Desktop Collaboration Experience 電話機で使用するために特別に設計されたものです。 このハンドセットには、応答待ちの着信コールやボイス メッセージを示すライト ストリップが含まれています。
ハンドセットを Cisco Desktop Collaboration Experience 電話機に接続するには、ケーブルの一端をハンドセットに差し込み、反対側の端を電話機の背面にあるハンドセット ポートに差し込みます。
電話機が壁に取り付けられている場合は、受話器が受け台から滑り落ちないようにハンドセットの受け台を調整する必要があります。
デフォルトでは、Cisco Desktop Collaboration Experience 電話機でワイドバンド対応のスピーカーフォンが有効担っています。
スピーカーを無効にするには、Cisco Unified Communications Manager の管理ページを使用できます。
ステップ 1 | Cisco Unified Communications Manager Administration にアクセスします。 |
ステップ 2 | を選択し、変更する電話機を探します。 |
ステップ 3 | 電話機の [電話の設定(Phone Configuration)] ウィンドウで、[スピーカーフォンの無効化(Disable Speakerphone)] チェックボックスをオンにします。 |
次の表に、Cisco Desktop Collaboration Experience 電話機がサポートするアクセサリを示します。 「X」は特定の電話モデルのサポートを示し、ダッシュ(—)はサポートされていないことを意味します。
アクセサリ |
タイプ |
Cisco Desktop Collaboration Experience DX650 |
||
---|---|---|---|---|
シスコ製アクセサリ |
||||
Logitech C920-C Web カメラ:外部カメラを参照してください。 |
アドオン モジュール |
X |
||
サードパーティ製アクセサリ |
||||
ヘッドセット:ヘッドセットを参照してください。 この項では、各ヘッドセット タイプについて説明しています。 |
アナログ マイクロフォンに統合された 3.5 mm 単一プラグ アナログ ワイドバンド
|
X |
||
アナログ ワイドバンド |
X |
|||
Bluetooth |
X |
|||
USB(有線またはワイヤレス) |
X |
|||
マイクロフォン:外部スピーカーおよびマイクロフォンを参照してください。 |
外部 PC |
X |
||
スピーカー:外部スピーカーおよびマイクロフォンを参照してください。 |
外部 PC |
X |
||
ビデオ ディスプレイ:ビデオ ディスプレイを参照してください。 |
外部 PC |
X |
Cisco Desktop Collaboration Experience にはユニットの背面に microUSB ポートが 1 つ、USB ポートが 1 つあり、側面に USB ポートが 1 つ存在します。 Cisco Desktop Collaboration Experience では、USB ポートで合計で最大 10 台のデバイス接続をサポートしています。 Cisco Desktop Collaboration Experience に接続された各デバイスは、最大デバイス数に含まれます。 サポートされるアクセサリには、USB シリアル ケーブル、USB マウス、USB キーボード、USB 電源供給ハブ、USB メモリ スティックなどがあります。
(注) |
すべての USB ハブの電源をオンにする必要があるため、1 つ以上のハブを含むキーボードは、電話機で許可されません。それは、電源供給のないハブが含まれるためです。 |
また、Android Debug Bridge(ADB)アクセスに USB 接続を使用できます。 ADB 利用の詳細については、http://developer.android.com/index.html を参照してください。
USB シリアル コンソールでは、USB ポートをコンソールとして使用することで、シリアルポートが必要なくなります。 次の表に、USB コンソールの設定項目を示します。
パラメータ |
設定 |
---|---|
ボー レート |
115200 |
データ |
8 ビット |
パリティ |
なし |
ストップ |
1 ビット |
フロー制御 |
なし |
(注) |
Cisco Desktop Collaboration Experience にはドライバがあらかじめ組み込まれているため、シスコがサポートするケーブル タイプの数には制限があります。 シスコは、IOGEAR の USB シリアル アダプタを使用することを推奨します。 |
USB コンソール ケーブルは、一方に USB インターフェイス、そしてもう一方にシリアル インターフェイスを備えています。 USB インターフェイスは、Cisco Desktop Collaboration Experience 上の 3 つの USB ポートのいずれかに接続することが可能です。 シリアル インターフェイスは、PC のシリアル ポートに接続します。
ヒント |
PC/ラップトップ上にシリアル ポートがない場合は、背中合わせにした 2 本の USB コンソール ケーブルを、それらの間にヌル モデム ケーブルを挟んで接続できます。 |
外部スピーカーおよびマイクロフォンは、プラグアンドプレイ式のアクセサリです。 Cisco Desktop Collaboration Experience では、外部 PC タイプのマイクロフォン、および増幅器で電力が供給されるスピーカーを、ラインイン/アウトのジャックを使用して接続できます。 外部マイクロフォンを接続すると内部マイクロフォンが無効になり、外部スピーカーを接続すると電話機の内部スピーカーが無効になります。
(注) |
低品質の外部オーディオ デバイスを使用してラウドスピーカーを極端な大音量で再生したり、マイクロフォンをラウドスピーカーのごく近くに設置したりすると、スピーカーフォンの通話相手に不快なエコーが聞こえる場合があります。 |
シスコでは、Cisco Desktop Collaboration Experience 電話機で使用するサードパーティ製ヘッドセットについて社内でテストを実施していますが、ヘッドセットや受話器のベンダーの製品については動作の保証やサポートは行っていません。
電話機を使用すると、ヘッドセットのマイクロフォンが検出するバックグラウンド ノイズの一部が軽減されますが、さらにこのバックグラウンド ノイズを削減して全体的なオーディオ品質を改善するには、ノイズを遮断するヘッドセットを使用することを推奨します。
シスコでは、不要な無線周波数(RF)および可聴周波数(AF)が遮蔽された高品質のヘッドセットなどの外部デバイスの使用を推奨しています。 ヘッドセットの品質や、携帯電話および双方向ラジオなど他のデバイスとの間隔によっては、雑音やエコーが入ることもあります。 ハム音は、相手方だけに聞こえる場合もあれば、Cisco Desktop Collaboration Experience 電話機のユーザおよび相手方の両方に聞こえる場合もあります。 電灯、電動機、大型の PC モニタなど、さまざまな外部要因によりこの低い雑音が発生します。
(注) |
場合によっては、ローカル電源キューブやパワー インジェクタを使用することにより、ハム雑音を軽減または除去できることがあります。 |
Cisco Desktop Collaboration Experience 電話機を実際に展開する場合、環境やハードウェアにより不整合が発生することがあるので、すべての環境に対して最適な唯一のヘッドセットを見出すことは不可能です。
物理的、機械的、および技術的な性能以上に、ヘッドセットの音質がユーザと通話相手の双方にとって良質である必要があります。 音質の判断は主観によるので、シスコが特定のヘッドセットのパフォーマンスを保証することは不可能です。 しかし、大手メーカーのさまざまなヘッドセットについて、Cisco Desktop Collaboration Experience 電話機で良好に作動することが報告されています。 詳細については、ヘッドセットのマニュアルを参照してください。
有線ヘッドセットでは、音量ボタンやミュート ボタンも含めて、Cisco Desktop Collaboration Experience 電話機のすべての機能を使用できます。 これらのボタンを使用して、ヘッドセットの音量を調整したり、ヘッドセット マイクからの音声が相手に聞こえないようにしたりすることができます。
Cisco Desktop Collaboration Experience は、3.5 mm 単一プラグ ステレオ ヘッドセットをサポートします。 有線ヘッドセットを Cisco Desktop Collaboration Experience に接続する場合は、ヘッドセットをヘッドセット ポートに差し込んでから、そのヘッドセットを使用してコールの発信や応答を行います。
有線ヘッドセットを Cisco Desktop Collaboration Experience 電話機に接続するには、次の手順を実行します。
ステップ 1 | ヘッドセットを電話機の背面にあるヘッドセット ポートに差し込みます。 |
ステップ 2 | 電話の発信または応答を行うには、電話機のヘッドセット ボタンを押します。 |
ヘッドセットを無効にするには、Cisco Unified Communications Manager の管理ページを使用します。 ヘッドセットを無効にすると、スピーカーフォンも無効になります。
有線およびワイヤレスの USB ヘッドセットがサポートされています。 側面 USB ポートに USB ヘッドセット(またはワイヤレス ヘッドセットの場合はベース ステーション)を接続できます。
Cisco Unified Communications Manager の管理ページ(表示されるウィンドウの [プロダクト固有の設定(Product Specific Configuration)] のレイアウト部分)で、使用可能な USB ポート(背面 USB ポートのパラメータまたは側面 USB ポートのパラメータ)を有効にする必要があります。 また、Cisco Unified Communications Manager の管理ページで、USB クラスを有効化/無効化するパラメータとして [オーディオ クラス(Audio Class)] が選択されていることも確認します。
このパラメータは、[電話の設定(Phone Configuration)] ウィンドウ( )、[エンタープライズ電話の設定(Enterprise Phone Configuration)] ウィンドウ( )または、[共通の電話プロファイル(Common Phone Profile)] ウィンドウ( )で有効化または無効化できます。 また、設定ウィンドウで対応する [共通設定の上書き(Override Common Settings)] パラメータも確認します。
USB ヘッドセットを無効化するには、Cisco Unified Communications Manager の管理ページで有効化した USB ポート(またはオーディオ クラスのパラメータ)を無効化します。 また、電話機の [アクセサリ(Accessories)] ウィンドウから別のタイプのヘッドセットを選択することもできます。この選択により、直前に有効にしていたヘッドセットが無効になります。
アナログのヘッドセットは、Cisco Desktop Collaboration Experience でサポートされています。 ただし、Cisco Desktop Collaboration Experience では、アナログのヘッドセットが接続されたときに検出できません。
Cisco Desktop Collaboration Experience 電話機では、ワイヤレス ヘッドセットを使用できます。
シスコの Web サイトでは Cisco Desktop Collaboration Experience 電話機で動作するワイヤレス ヘッドセットについて説明しています。
http://www.cisco.com/en/US/prod/voicesw/ucphone_headsets.html ヘッドセットの接続およびこの機能の使用については、ワイヤレス ヘッドセットのマニュアルを参照してください。 |
Cisco Desktop Collaboration Experienceは、ヘッドセットで Bluetooth がサポートされている場合、Bluetooth バージョン 3.0 テクノロジーをサポートします。 Bluetooth では、30 フィート(10 m)以内の範囲の低帯域幅でワイヤレス接続を行えます。 1 ~ 2 m(3 ~ 6 フィート)の範囲で最良の性能が得られます。 ヘッドセットは最大 5 個以上ペア化できますが、最後に接続したヘッドセットだけがデフォルトとして使用されます。
干渉が発生する可能性が考えられます。 シスコでは、他の 802.11b/g デバイス、Bluetooth デバイス、電子レンジ、大型の金属製の物体を近くに置かないように推奨しています。 可能であれば、他の 802.11 デバイスで 802.11a チャネルを使用するように設定してください。
Bluetooth ワイヤレス ヘッドセットが動作するために、ヘッドセットが電話機の直接の見通し線内にある必要はありませんが、壁やドアなどの障害物、および他の電子デバイスからの干渉が接続に影響を及ぼすことがあります。
[デバイス プロファイル設定(Device Profile Settings)] 画面で、相手側デバイスに使用できるプロファイルが表示されます。 プロファイルを無効にすると、プロファイルがオフになり、ユーザは使用することができません。
ご使用の電話機は、さまざまハンズフリー プロファイル機能をサポートしており、電話機を操作しなくてもハンズフリー デバイス(Bluetooth ワイヤレス ヘッドセットなど)を使用して特定のタスクを実行できます。 たとえば、電話機で [リダイヤル(Redial)] を押す代わりに、Bluetooth ワイヤレス ヘッドセットからそのメーカーの手順に従って電話番号をリダイヤルできます。
Cisco Desktop Collaboration Experience で使用される Bluetooth ワイヤレス ヘッドセットには、次の一般的なハンズフリー機能が適用されます。
各種ハンズフリー デバイスは、それぞれ機能のアクティブ化方法が異なります。 デバイスのメーカーが、同じ機能を指すときに異なる用語を使用している可能性もあります。
Bluetooth 電話帳アクセス プロファイル(PBAP)により、ユーザは、ペアリングされたモバイル デバイスから Cisco DX650 に連絡先およびコール履歴を共有することができます。 ユーザは、モバイル デバイスがペアリングされている場合、手動もしくは自動での連絡先やコール履歴のダウンロードを選択することができ、DX650 に連絡先を保存することも選択できます。
Cisco Desktop Collaboration Experience 電話機では、Bluetooth ワイヤレス ヘッドセットを使用できます。
Cisco Desktop Collaboration Experience 電話機は、共有キーによる認証と暗号化方式を利用してヘッドセットと接続します。 Cisco Desktop Collaboration Experience は、一度に最大 5 個のヘッドセットと接続できます。 最後に接続されたヘッドセットがデフォルトとして使用されます。 通常、ペアリングはヘッドセットごとに 1 回実行されます。
デバイスがペア化された後、両方のデバイス(電話機とヘッドセット)が有効化済みで、相互の有効範囲内にある限り、その Bluetooth 接続が維持されます。 この接続は通常、一方のデバイスの電源が切断された後、再び電源が投入されると、自動的に接続を再確立します。 ただし、一部のヘッドセットでは、ユーザによる接続の再確立が必要です。
ステータス バーの Bluetooth アイコンは Bluetooth がオンであることを示します。
ヘッドセットが Cisco Desktop Collaboration Experience から 10 m(30 フィート)を超えて離れていると、Bluetooth の接続は 15 ~ 20 秒間のタイムアウト後にドロップされます。 ペア化されたヘッドセットが Cisco Unified IP Phone の範囲内に戻ってきたときに当該電話機が別の Bluetooth ヘッドセットに接続していないと、範囲内にある Bluetooth ヘッドセットが自動的に再接続します。 電力節約モードで動作する一部のタイプの電話機では、再接続を開始するために、ユーザがオペレーション ボタンを押してヘッドセットを「ウェイクアップ」させることができます。
デフォルトでは、Cisco Unified Communications Manager で Cisco Desktop Collaboration Experience に対する Bluetooth が有効になっています。
(注) |
Cisco Unified Communications Manager から Bluetooth を無効にするには、 の順に選択します。 [電話の検索と一覧表示(Find and List Phones)] ウィンドウで、変更する Cisco Desktop Collaboration Experience デバイスの検索条件を入力し、[検索(Find)] を選択します。 [電話の設定(Phone Configuration)] ウィンドウの [プロダクト固有の設定(Product Specific Configuration Layout)] 部分で、Bluetooth まで下方向にスクロールし、下矢印をクリックし、[無効(Disabled)] を選択します。 |
Cisco Unified Communications Manager で Bluetooth が有効な状態で、ヘッドセットをアクセサリとして Cisco Desktop Collaboration Experience に追加するには、次の手順に従います。
Bluetooth デバイスを Cisco Desktop Collaboration Experience から削除するには、次の手順を実行します。
ステップ 1 | [アプリケーション(Applications)] メニューから、 を選択します。 |
ステップ 2 | デバイス名の横にある [設定(Settings)] アイコンをタップします。 |
ステップ 3 |
[ペアを解除(Unpair)] をタップします。 Bluetooth ワイヤレス ヘッドセットの使用方法については、次の資料を参照してください。 |
Bluetooth ワイヤレス ヘッドセットの使用方法については、次の資料を参照してください。
常に 1 つのヘッドセット タイプしか機能しないため、Bluetooth ヘッドセットとアナログ ヘッドセットの両方を使用しており、アナログ ヘッドセットを電話機に接続している場合は、Bluetooth ヘッドセットを有効にするとアナログ ヘッドセットが無効になります。 アナログ ヘッドセットを有効にする場合は、Bluetooth ヘッドセットを無効にします。 Bluetooth ヘッドセットが有効になっている電話機に USB ヘッドセットを接続すると、Bluetooth とアナログの両方のヘッドセットが無効になります。 USB ヘッドセットの接続を外した場合は、Bluetooth ヘッドセットの有効化またはアナログ ヘッドセットを使用するための Bluetooth ヘッドセットの無効化のいずれかができるようになります。
シスコでは、不要な無線周波数(RF)信号および可聴周波数(AF)信号を遮断(遮蔽)する高品質の外部デバイス(スピーカー、マイクロフォン、ヘッドセットなど)の使用を推奨しています。
これらのデバイスの品質や、携帯電話および双方向ラジオなど他のデバイスとの間隔によっては、雑音が入ることもあります。 その場合は、次のいずれかの方法で対処してください。
シスコでは、外部デバイス、ケーブル、コネクタの品質については制御できないため、システム パフォーマンスの保証ができません。 高品質のケーブルおよびコネクタを使用して適切なデバイスを接続すると、十分なシステム パフォーマンスが得られます。
注意 |
欧州連合諸国では、EMC Directive [89/336/EC] に完全に準拠した外部ヘッドセットだけを使用してください。 |
Cisco Desktop Collaboration Experience は、使用する前にネットワークおよび電源に接続する必要があります。 Cisco Desktop Collaboration Experience への電力は、Cisco Desktop Collaboration Experience 上の AC アダプタ経由で直接か、Power over Ethernet(PoE+ 802.3at)によって供給できます。 電話機の接続については、Cisco Desktop Collaboration Experience DX650 を参照してください。
(注) |
電話機は、新品の場合でも、設置する前に最新のファームウェア イメージにアップグレードしてください。 外部デバイスを使用する場合は、外部デバイスの使用を読んで、安全性およびパフォーマンスに関する情報を確認しておいてください。 |
(注) |
ワイヤレス接続の品質と帯域幅によっては、WLAN インターフェイスを通じたファームウェアのアップグレードは、有線インターフェイスより時間がかかることがあります。 一部のアップグレードでは完了までに 1 時間を超える場合があります。 |
Cisco Desktop Collaboration Experience 電話機を設置するには、次の手順を実行します。
Cisco Desktop Collaboration Experience デバイスを設置する前に、Cisco Unified Communications Manager に以下を追加する必要があります。 Cisco Desktop Collaboration Experience は、必ず最新のファームウェア イメージにアップグレードしておいてください。
ステップ 1 |
次のいずれかの方法で Cisco Desktop Collaboration Experience に電源を供給します。
詳細については Cisco Desktop Collaboration Experience DX600 シリーズ ユーザ ガイド を参照してください。 |
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ステップ 2 | ハンドセットをハンドセット ポートに接続します。 | ||
ステップ 3 | ヘッドセットをヘッドセット ポートに接続します。 ヘッドセットは設置の際に接続しなくても、後から追加できます。 詳細については、ヘッドセットを参照してください。 | ||
ステップ 4 | ワイヤレス ヘッドセットの接続 ワイヤレス ヘッドセットは設置の際に接続しなくても、後から追加できます。 詳細については、Bluetooth ワイヤレス ヘッドセットのマニュアルを参照してください。 | ||
ステップ 5 | ストレート イーサネット ケーブルを使用して、スイッチを Cisco Desktop Collaboration Experience 電話機のネットワーク ポートに接続します。 各 Cisco Desktop Collaboration Experience 電話機には、イーサネット ケーブルが 1 箱に 1 本添付されています。 10 Mbps 接続にはカテゴリ 3/5/5e のいずれかのケーブルを使用し、100 Mbps 接続にはカテゴリ 5/5e ケーブル、1000 Mbps 接続の場合はカテゴリ 5e ケーブルを使用してください。 詳細については、ネットワーク ポートとコンピュータ ポートを参照してください。 | ||
ステップ 6 |
ストレート イーサネット ケーブルを使用して、デスクトップ コンピュータなど、他のネットワーク デバイスを Cisco Desktop Collaboration Experience のコンピュータ ポートに接続します。 別のネットワーク デバイスは、ここで接続しなくても後で接続できます。 10 Mbps 接続にはカテゴリ 3/5/5e のいずれかのケーブルを使用し、100 Mbps 接続にはカテゴリ 5/5e ケーブル、1000 Mbps 接続の場合はカテゴリ 5e ケーブルが使用できます。 詳細については、ネットワーク ポートとコンピュータ ポート を参照してください。 |
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ステップ 7 |
ワイヤレス ローカル エリア ネットワーク(WLAN)を使用するために電話機を有効化します。
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ステップ 8 | ケーブル ロックで電話機を固定してください。 詳細については、電話機およびケーブル ロックを参照してください。 | ||
ステップ 9 |
ネットワークの設定値を設定します。 TFTP サーバの設定メニューを参照してください。 |
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ステップ 10 |
機能を設定します。 詳細については Cisco Desktop Collaboration Experience DX600 シリーズ ユーザ ガイド を参照してください。 |
Cisco Desktop Collaboration Experience は、デバイスの背面の HDMI ポートを介して、外部ディスプレイをサポートします。 モニタをデバイスに接続するには、HDMI ケーブルの一端を HDMI ポートに差し込み、もう一方の一端を micro-HDMI に差し込みます。
壁にCisco Desktop Collaboration Experience DX650 電話機を取り付けるために、Cisco Desktop Collaboration Experience壁面取り付けキットに使用できる特殊なブラケットを使用します。 壁面取り付けキットは、電話機とは別にご注文ください。
現在、目的の位置に電話用のイーサネット ジャックが存在しない場合は、イーサネット ジャックも設置します。 このジャックは、イーサネット接続のために適切に配線されている必要があります。 通常の電話ジャックは使用できません。 電話の設置要件と配線の詳細については、Cisco Desktop Collaboration Experience の設置を参照してください。
1 | 8 ~ 18 x 1.25 インチのプラス ネジ x 6 本 | 5 | 壁面用ブラケット x 1 個 |
2 | アンカー 6 本 | 6 | 6 インチのイーサネット ケーブル X 1 本 |
3 | 3 x 6mm の小ネジ x 4 本 | 7 | ロック ダウン キー x 1 個 |
4 | 電話機用ブラケット x 1 個 | 8 | ロック x 1 個 |
(注) |
この壁面取り付けキットに含まれるハードウェアは乾式壁に取り付けるためのものです。 ブリックまたはコンクリートなど、他の場所に取り付けるには、独自のハードウェアを提供する必要があります。 |
ステップ 1 |
取り付け位置に、壁面用ブラケットを取り付けます。 ブラケットをイーサネット ジャックにかぶせて取り付けることも、近くのジャックまでイーサネット ネットワーク ケーブルを配線することもできます。
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ステップ 2 |
電話に電話機用ブラケットを装着します。
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ステップ 3 |
イーサネット ケーブルを 10/100/1000 SW ネットワーク ポートと壁面のジャックに接続します。 電話機にネットワーク デバイス(コンピュータなど)を接続する場合、ケーブルを 10/100/1000 コンピュータ(PC アクセス)ポートに装着します。 外部電源を使用する場合、電話機に電源コードを差し込みます。
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ステップ 4 |
電話機用ブラケットの上部にあるタブを壁面ブラケットのスロットに挿入して、電話機を壁面ブラケットに装着します。 ブラケット背後の壁面に差し込み口がある場合を除き、すべての電源コードやその他のケーブルが、ブラケット下部のケーブル アクセス用開口部を通っていることを確認します。 電話機用ブラケットと壁面用ブラケットの開口部によって、複数の円形の開口部ができ、1 つの開口部に 1 本のケーブルを通すことができるようになっています。
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ステップ 5 |
壁面用ブラケットに電話をロックした場合、ロック ダウン キーを使用します。 電話機用ブラケットの下部にあるキー フックにロック ダウン キーを保管できます。 |
Cisco Desktop Collaboration Experience 電話機を電源に接続すると、次の手順が繰り返され、電話機の起動診断プロセスが開始されます。
ステップ 1 | 画面に [ネットワークを検出中...(Detecting Network...)] と表示されている間に、電話のキー パッドで 8387# を押します。 |
ステップ 2 | 追加のピリオドが [ネットワークを検出中...(Detecting Network...)] の終わりに追加され、キー シーケンスが検出されたことが示されます。 |
ステップ 3 | [TFTP(TFTP)] 設定画面が表示されます。 TFTP サーバ アドレスを入力し、[確認(Confirm)] をタップします。 |
セルフ プロビジョニングにより、より少ない管理者の労力で、ユーザが電話機を設定することができます。
ステップ 1 | Cisco Unified Communications Manager Administration で、 に移動します。 |
ステップ 2 | セルフプロビジョニングを [有効(Enabled)] に設定します。 |
ステップ 3 | に移動します。 |
ステップ 4 | セルフ サービス ユーザ ID を設定します。 |
ステップ 5 | に移動し、認証モードを選択します。 |
ネットワークで DHCP を使用していない場合は、Cisco Desktop Collaboration Experience 電話機をネットワークに設置した後に、電話機上で次のネットワーク設定値を設定する必要があります。
必要に応じて、ドメイン名と DNS サーバ設定値も設定できます。
セキュリティ機能は、電話機の ID やデータへの脅威など、複数の脅威を防止します。 セキュリティ機能は、電話機と Cisco Unified Communications Manager サーバ間に認証された通信ストリームを確立し、これを維持するとともに、電話機がデジタル署名されたファイルのみ使用することを確認します。
Cisco Unified Communications Manager Release 8.5(1) 以降にはデフォルトでセキュリティ機能が搭載されており、CTL クライアントを実行しなくても、Cisco Desktop Collaboration Experience Phone に次のセキュリティ機能が提供されます。
(注) |
シグナリングおよびメディア機能を保護するには、引き続き、CTL クライアントを実行し、ハードウェア eToken を使用する必要があります。 |
セキュリティ機能の詳細については、関連項目および『Cisco Unified Communications Manager Security Guide』を参照してください。
認証局プロキシ関数(CAPF)に関連付けられた必要なタスクの実行後、ローカルで有効な証明書(LSC)が電話機にインストールされます。 LSC は Cisco Unified Communications Manager の管理ページで設定できます。詳細については、『Cisco Unified Communications Manager Security Guide』を参照してください。
あるいは、電話機の [セキュリティのセットアップ(Security Setup)] メニューから LSC のインストールを開始することもできます。 このメニューでは、LSC の更新および削除も実行できます。
次の点を調べて、対象の Cisco Unified Communications Manager および認証局プロキシ関数(CAPF)のセキュリティ設定が完了していることを確認してください。
詳細については、『Cisco Unified Communications Manager Security Guide』 を参照してください。
ステップ 1 | CAPF の設定後に設定された CAPF 認証コードを入手します。 | ||
ステップ 2 |
Cisco Desktop Collaboration Experience のホーム画面上から、 を選択します。
|
||
ステップ 3 | [LSC] をタップします。 認証文字列を要求するプロンプトが Cisco Desktop Collaboration Experience に表示されます。 | ||
ステップ 4 |
管理者から要求されている場合は認証文字列を入力し、[送信(Submit)] をタップします。 CAPF の設定に応じて、Cisco Desktop Collaboration Experience で LSC のインストール、更新、または削除が開始されます。 この作業の間、[セキュリティ設定(Security Configuration)] メニューの [LSC] オプション フィールドに一連のメッセージが表示されるので、進捗状況をモニタできます。 この作業が正常に完了すると、Cisco Desktop Collaboration Experience は [インストール済み(Installed)] または [未インストール(Not Installed)] を表示します。 LSC のインストール、更新、または削除プロセスは、完了するのに長時間かかることがあります。 このプロセスは、[キャンセル(Cancel)] をタップすることでいつでも中止できます。 インストールが正常に完了すると、Cisco Desktop Collaboration Experience は [インストール済み(Installed)] と表示します。 Cisco Desktop Collaboration Experience に [未インストール(Not Installed)] と表示された場合は、認証文字列に誤りがあるか、Cisco Desktop Collaboration Experience がアップグレード用に有効になっていない可能性があります。 CAPF 操作により LSC が削除された場合、Cisco Desktop Collaboration Experience は [未インストール(Not Installed)] を表示して、操作が成功したことを示します。 CAPF サーバ上で生成されるエラー メッセージを確認し、適切な処置を講じてください。
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目次
- Cisco Desktop Collaboration Experience の設置
- はじめる前に
- ネットワークの要件
- Cisco Unified Communications Manager
- Cisco Desktop Collaboration Experience の電話機コンポーネント
- ネットワーク ポートとコンピュータ ポート
- ハンドセット
- スピーカーフォンを無効にする
- Cisco Desktop Collaboration Experience のアクセサリのサポート
- USB ポートと USB シリアル コンソールのデータ情報
- USB コンソールの使用
- 外部スピーカーおよびマイクロフォン
- ヘッドセット
- 音質
- 有線ヘッドセット
- 有線ヘッドセットへの接続
- 有線ヘッドセットの無効化
- USB ヘッドセット
- USB ヘッドセットの有効化
- USB ヘッドセットの無効化
- アナログのヘッドセット
- ワイヤレス ヘッドセット
- サポートされるワイヤレス ヘッドセットの詳細情報
- Bluetooth ワイヤレス ヘッドセット
- Bluetooth デバイス プロファイル
- ハンズフリー プロファイル
- 電話帳アクセス プロファイル
- デバイス プロファイルの有効化
- Bluetooth ワイヤレス ヘッドセットおよび Cisco Desktop Collaboration Experience
- Bluetooth ワイヤレス ヘッドセットの有効化
- 電話機のアクセサリとして Bluetooth ワイヤレス ヘッドセットを追加
- Desktop Collaboration Experience デバイスから Bluetooth デバイスを削除
- Bluetooth の関連資料
- ヘッドセット タイプに関する重要な注意事項
- 外部デバイスの使用
- Cisco Desktop Collaboration Experience の設置
- ビデオ ディスプレイ
- Cisco Desktop Collaboration Experience DX650 の壁面取り付けキット
- はじめる前に
- 壁面取り付けキットのコンポーネント
- ブラケットの取り付け
- 電話機の起動確認
- 起動時の TFTP サーバの手動設定
- セルフプロビジョニング
- セルフプロビジョニングの有効化
- ネットワーク設定
- Cisco Desktop Collaboration Experience 電話機のセキュリティ
- ローカルで有効な証明書のセットアップ
この章は、Cisco Desktop Collaboration Experience を IP テレフォニー ネットワークに設置する場合に役立ちます。
(注)
Cisco Desktop Collaboration Experience 電話機を設置する前に、ネットワーク内で電話機をどのように設定するかを決める必要があります。 その後、電話機を設置して機能を確認します。 詳細については、Cisco Desktop Collaboration Experience Cisco Desktop Collaboration Experience およびネットワークを参照してください。
- はじめる前に
- Cisco Desktop Collaboration Experience の電話機コンポーネント
- Cisco Desktop Collaboration Experience の設置
- 電話機の起動確認
- ネットワーク設定
- Cisco Desktop Collaboration Experience 電話機のセキュリティ
はじめる前に
ネットワークの要件
Cisco Desktop Collaboration Experience 電話機をエンドポイントとしてネットワークで正常に運用するには、ネットワークが次の要件を満たしている必要があります。
(注)
Cisco Desktop Collaboration Experience 電話機は、Cisco Unified Communications Manager から取得した日時を表示します。 ユーザが電話の [日付と時刻の設定(Date and Time Settings)] メニューで [日付と時刻の自動選択(Select Automatic Date & time)] をオフにすると、サーバの時間と同期が取れなくなる可能性があります。
Cisco Unified Communications Manager
Cisco Desktop Collaboration Experience 電話機は、コールの処理に Cisco Unified Communications Manager を必要とします。 電話機を管理し、コールのルーティングと処理を適切に行うよう、Cisco Unified Communications Manager を正しくセットアップするために、『Cisco Unified Communications Manager Administration Guide』 または Cisco Unified Communications Manager アプリケーションの状況依存ヘルプを参照してください。
自動登録を使用する計画がある場合は、Cisco Desktop Collaboration Experience 電話機をネットワークに接続する前に、自動登録が Cisco Unified Communications Manager の管理ページで有効になっていて、正しく設定されていることを確認してください。 自動登録のイネーブル化と設定については、『Cisco Unified Communications Manager Administration Guide』を参照してください。
テレフォニー機能を設定して Cisco Unified Communications Manager 電話機に割り当てるには、Cisco Desktop Collaboration Experience の管理ページを使用する必要があります。
Cisco Unified Communications Manager Administration では、ユーザをデータベースに追加し、特定の電話機に関連付けることができます。 この手順を完了すると、コール転送、スピード ダイヤル、ボイス メッセージング システム オプションなどの項目を設定する Cisco Unified Communications Manager ユーザ オプション ページにユーザがアクセスできるようになります。
Cisco Desktop Collaboration Experience の電話機コンポーネント
- ネットワーク ポートとコンピュータ ポート
- ハンドセット
- スピーカーフォンを無効にする
- Cisco Desktop Collaboration Experience のアクセサリのサポート
- USB ポートと USB シリアル コンソールのデータ情報
- 外部スピーカーおよびマイクロフォン
- ヘッドセット
- 外部デバイスの使用
ネットワーク ポートとコンピュータ ポート
Cisco Desktop Collaboration Experience 電話機の背面には次のポートがあります。
各ポートは、10/100/1000 Mbps 半二重または全二重(1000 Mbps 全二重を除く)による外部デバイスへの接続をサポートしています。 10 Mbps 接続にはカテゴリ 3/5/5e のケーブルを使用できますが、100 Mbps 接続にはカテゴリ 5/5e ケーブル、1000Mbps 接続の場合はカテゴリ 5e ケーブルを使用してください。
電話機をネットワークに接続するには、SW ネットワーク ポートを使用します。 このポートでは、ストレート ケーブルを使用する必要があります。 電話機は、この接続を通じてスイッチからインラインパワーを取得することもできます。
コンピュータなどのネットワーク デバイスを電話機に接続するには、コンピュータ ポートを使用します。 このポートでは、ストレート ケーブルを使用する必要があります。
ハンドセット
ワイド バンド対応ハンドセットは、Cisco Desktop Collaboration Experience 電話機で使用するために特別に設計されたものです。 このハンドセットには、応答待ちの着信コールやボイス メッセージを示すライト ストリップが含まれています。
ハンドセットを Cisco Desktop Collaboration Experience 電話機に接続するには、ケーブルの一端をハンドセットに差し込み、反対側の端を電話機の背面にあるハンドセット ポートに差し込みます。
電話機が壁に取り付けられている場合は、受話器が受け台から滑り落ちないようにハンドセットの受け台を調整する必要があります。
スピーカーフォンを無効にする
手順デフォルトでは、Cisco Desktop Collaboration Experience 電話機でワイドバンド対応のスピーカーフォンが有効担っています。
スピーカーを無効にするには、Cisco Unified Communications Manager の管理ページを使用できます。
ステップ 1 Cisco Unified Communications Manager Administration にアクセスします。 ステップ 2 を選択し、変更する電話機を探します。 ステップ 3 電話機の [電話の設定(Phone Configuration)] ウィンドウで、[スピーカーフォンの無効化(Disable Speakerphone)] チェックボックスをオンにします。
Cisco Desktop Collaboration Experience のアクセサリのサポート
次の表に、Cisco Desktop Collaboration Experience 電話機がサポートするアクセサリを示します。 「X」は特定の電話モデルのサポートを示し、ダッシュ(—)はサポートされていないことを意味します。
表 1 Cisco Desktop Collaboration Experience 電話機のアクセサリのサポート アクセサリ
タイプ
Cisco Desktop Collaboration Experience DX650
シスコ製アクセサリ
Logitech C920-C Web カメラ:外部カメラを参照してください。
アドオン モジュール
X
サードパーティ製アクセサリ
ヘッドセット:ヘッドセットを参照してください。 この項では、各ヘッドセット タイプについて説明しています。
アナログ
マイクロフォンに統合された 3.5 mm 単一プラグ アナログ ワイドバンド
(注) RJ-11 アナログ ヘッドセットはサポートされません。
X
アナログ ワイドバンド
X
Bluetooth
X
USB(有線またはワイヤレス)
X
マイクロフォン:外部スピーカーおよびマイクロフォンを参照してください。
外部 PC
X
スピーカー:外部スピーカーおよびマイクロフォンを参照してください。
外部 PC
X
ビデオ ディスプレイ:ビデオ ディスプレイを参照してください。
外部 PC
X
USB ポートと USB シリアル コンソールのデータ情報
Cisco Desktop Collaboration Experience にはユニットの背面に microUSB ポートが 1 つ、USB ポートが 1 つあり、側面に USB ポートが 1 つ存在します。 Cisco Desktop Collaboration Experience では、USB ポートで合計で最大 10 台のデバイス接続をサポートしています。 Cisco Desktop Collaboration Experience に接続された各デバイスは、最大デバイス数に含まれます。 サポートされるアクセサリには、USB シリアル ケーブル、USB マウス、USB キーボード、USB 電源供給ハブ、USB メモリ スティックなどがあります。
(注)
すべての USB ハブの電源をオンにする必要があるため、1 つ以上のハブを含むキーボードは、電話機で許可されません。それは、電源供給のないハブが含まれるためです。また、Android Debug Bridge(ADB)アクセスに USB 接続を使用できます。 ADB 利用の詳細については、http://developer.android.com/index.html を参照してください。
USB シリアル コンソールでは、USB ポートをコンソールとして使用することで、シリアルポートが必要なくなります。 次の表に、USB コンソールの設定項目を示します。
(注)
Cisco Desktop Collaboration Experience にはドライバがあらかじめ組み込まれているため、シスコがサポートするケーブル タイプの数には制限があります。 シスコは、IOGEAR の USB シリアル アダプタを使用することを推奨します。
USB コンソールの使用
手順USB コンソール ケーブルは、一方に USB インターフェイス、そしてもう一方にシリアル インターフェイスを備えています。 USB インターフェイスは、Cisco Desktop Collaboration Experience 上の 3 つの USB ポートのいずれかに接続することが可能です。 シリアル インターフェイスは、PC のシリアル ポートに接続します。
ヒント
PC/ラップトップ上にシリアル ポートがない場合は、背中合わせにした 2 本の USB コンソール ケーブルを、それらの間にヌル モデム ケーブルを挟んで接続できます。
ステップ 1 Cisco Unified Communications Manager の、デバイス ページでクレデンシャルを設定します。 ステップ 2 [プロダクト固有の設定(Product Specific Configuration Layout)] ウィンドウで、[USB デバッグ(USB debugging)] 有効にします。 ステップ 3 Cisco Desktop Collaboration Experience に USB シリアル ケーブルを接続します。 Cisco Desktop Collaboration Experience のコンソール出力が、端末画面に表示されます。 ステップ 4 出力が停止したら、[<Return>] をタップしてサインインに進みます。 ステップ 5 $ プロンプト画面の後に、Cisco Desktop Collaboration Experience の問題を診断するための debugsh などのツールを使用できます。
外部スピーカーおよびマイクロフォン
外部スピーカーおよびマイクロフォンは、プラグアンドプレイ式のアクセサリです。 Cisco Desktop Collaboration Experience では、外部 PC タイプのマイクロフォン、および増幅器で電力が供給されるスピーカーを、ラインイン/アウトのジャックを使用して接続できます。 外部マイクロフォンを接続すると内部マイクロフォンが無効になり、外部スピーカーを接続すると電話機の内部スピーカーが無効になります。
(注)
低品質の外部オーディオ デバイスを使用してラウドスピーカーを極端な大音量で再生したり、マイクロフォンをラウドスピーカーのごく近くに設置したりすると、スピーカーフォンの通話相手に不快なエコーが聞こえる場合があります。
ヘッドセット
シスコでは、Cisco Desktop Collaboration Experience 電話機で使用するサードパーティ製ヘッドセットについて社内でテストを実施していますが、ヘッドセットや受話器のベンダーの製品については動作の保証やサポートは行っていません。
電話機を使用すると、ヘッドセットのマイクロフォンが検出するバックグラウンド ノイズの一部が軽減されますが、さらにこのバックグラウンド ノイズを削減して全体的なオーディオ品質を改善するには、ノイズを遮断するヘッドセットを使用することを推奨します。
シスコでは、不要な無線周波数(RF)および可聴周波数(AF)が遮蔽された高品質のヘッドセットなどの外部デバイスの使用を推奨しています。 ヘッドセットの品質や、携帯電話および双方向ラジオなど他のデバイスとの間隔によっては、雑音やエコーが入ることもあります。 ハム音は、相手方だけに聞こえる場合もあれば、Cisco Desktop Collaboration Experience 電話機のユーザおよび相手方の両方に聞こえる場合もあります。 電灯、電動機、大型の PC モニタなど、さまざまな外部要因によりこの低い雑音が発生します。
(注)
場合によっては、ローカル電源キューブやパワー インジェクタを使用することにより、ハム雑音を軽減または除去できることがあります。
Cisco Desktop Collaboration Experience 電話機を実際に展開する場合、環境やハードウェアにより不整合が発生することがあるので、すべての環境に対して最適な唯一のヘッドセットを見出すことは不可能です。
- 音質
- 有線ヘッドセット
- USB ヘッドセット
- アナログのヘッドセット
- ワイヤレス ヘッドセット
- Bluetooth ワイヤレス ヘッドセット
- Bluetooth デバイス プロファイル
- Bluetooth ワイヤレス ヘッドセットおよび Cisco Desktop Collaboration Experience
- ヘッドセット タイプに関する重要な注意事項
関連情報
有線ヘッドセット
有線ヘッドセットでは、音量ボタンやミュート ボタンも含めて、Cisco Desktop Collaboration Experience 電話機のすべての機能を使用できます。 これらのボタンを使用して、ヘッドセットの音量を調整したり、ヘッドセット マイクからの音声が相手に聞こえないようにしたりすることができます。
Cisco Desktop Collaboration Experience は、3.5 mm 単一プラグ ステレオ ヘッドセットをサポートします。 有線ヘッドセットを Cisco Desktop Collaboration Experience に接続する場合は、ヘッドセットをヘッドセット ポートに差し込んでから、そのヘッドセットを使用してコールの発信や応答を行います。
関連情報
USB ヘッドセット
関連情報
USB ヘッドセットの有効化
Cisco Unified Communications Manager の管理ページ(表示されるウィンドウの [プロダクト固有の設定(Product Specific Configuration)] のレイアウト部分)で、使用可能な USB ポート(背面 USB ポートのパラメータまたは側面 USB ポートのパラメータ)を有効にする必要があります。 また、Cisco Unified Communications Manager の管理ページで、USB クラスを有効化/無効化するパラメータとして [オーディオ クラス(Audio Class)] が選択されていることも確認します。
このパラメータは、[電話の設定(Phone Configuration)] ウィンドウ( )、[エンタープライズ電話の設定(Enterprise Phone Configuration)] ウィンドウ( )または、[共通の電話プロファイル(Common Phone Profile)] ウィンドウ( )で有効化または無効化できます。 また、設定ウィンドウで対応する [共通設定の上書き(Override Common Settings)] パラメータも確認します。
ワイヤレス ヘッドセット
サポートされるワイヤレス ヘッドセットの詳細情報
手順
次の URL にアクセスします。http://www.cisco.com/en/US/prod/voicesw/ucphone_headsets.html
ヘッドセットの接続およびこの機能の使用については、ワイヤレス ヘッドセットのマニュアルを参照してください。
Bluetooth ワイヤレス ヘッドセット
Cisco Desktop Collaboration Experienceは、ヘッドセットで Bluetooth がサポートされている場合、Bluetooth バージョン 3.0 テクノロジーをサポートします。 Bluetooth では、30 フィート(10 m)以内の範囲の低帯域幅でワイヤレス接続を行えます。 1 ~ 2 m(3 ~ 6 フィート)の範囲で最良の性能が得られます。 ヘッドセットは最大 5 個以上ペア化できますが、最後に接続したヘッドセットだけがデフォルトとして使用されます。
干渉が発生する可能性が考えられます。 シスコでは、他の 802.11b/g デバイス、Bluetooth デバイス、電子レンジ、大型の金属製の物体を近くに置かないように推奨しています。 可能であれば、他の 802.11 デバイスで 802.11a チャネルを使用するように設定してください。
Bluetooth ワイヤレス ヘッドセットが動作するために、ヘッドセットが電話機の直接の見通し線内にある必要はありませんが、壁やドアなどの障害物、および他の電子デバイスからの干渉が接続に影響を及ぼすことがあります。
Bluetooth デバイス プロファイル
ハンズフリー プロファイル
ご使用の電話機は、さまざまハンズフリー プロファイル機能をサポートしており、電話機を操作しなくてもハンズフリー デバイス(Bluetooth ワイヤレス ヘッドセットなど)を使用して特定のタスクを実行できます。 たとえば、電話機で [リダイヤル(Redial)] を押す代わりに、Bluetooth ワイヤレス ヘッドセットからそのメーカーの手順に従って電話番号をリダイヤルできます。
Cisco Desktop Collaboration Experience で使用される Bluetooth ワイヤレス ヘッドセットには、次の一般的なハンズフリー機能が適用されます。
- Bluetooth HFP の接続/切断状態に対応
- 音声ゲートウェイ(AG)で電話番号をダイヤルすることで発信
- コールが接続または接続解除されるタイミングの指定
- コールの受信時に、アプリケーションに通知(インバンド着信音)
- インバンド着信音の有効化または無効化
- 電話ステータスの報告(AG から発信者 ID、信号強度およびバッテリ レベル)
- コールの応答または拒否
- 発信者 ID でコール ウェイティング通知を受領
- コールの保留、待機中への切り替え
- AG および電話アプリケーションで保留と通話の切り替え
- 音声の携帯電話への切り替え、ハンズフリー機器への再切り替え
- 携帯電話のコール リストの取得
各種ハンズフリー デバイスは、それぞれ機能のアクティブ化方法が異なります。 デバイスのメーカーが、同じ機能を指すときに異なる用語を使用している可能性もあります。
デバイス プロファイルの有効化
手順
ステップ 1 Cisco Unified Communications Manager Administration で、 を選択し、変更する電話機を見つけ、その電話機の [電話の設定(Phone Configuration)] ウィンドウに移動します。 ステップ 2 [電話の設定(Phone Configuration)] ウィンドウで、Bluetooth の設定で [有効(Enable)] を選択します。 [Bluetooth 契約のインポートを有効にする(Enabled for Allow Bluetooth Contacts Import)] 設定を選択し、[電話帳のデータを転送するためのプロファイル(Phone Book Access Profile)] を有効にします。 [Bluetooth ハンズフリー モードを有効にする(Enabled for Allow Bluetooth Mobile Handsfree Mode)] を選択し、ハンズフリー プロファイルを有効にします。 ステップ 3 変更を保存します。
Bluetooth ワイヤレス ヘッドセットおよび Cisco Desktop Collaboration Experience
Cisco Desktop Collaboration Experience 電話機では、Bluetooth ワイヤレス ヘッドセットを使用できます。
Cisco Desktop Collaboration Experience 電話機は、共有キーによる認証と暗号化方式を利用してヘッドセットと接続します。 Cisco Desktop Collaboration Experience は、一度に最大 5 個のヘッドセットと接続できます。 最後に接続されたヘッドセットがデフォルトとして使用されます。 通常、ペアリングはヘッドセットごとに 1 回実行されます。
デバイスがペア化された後、両方のデバイス(電話機とヘッドセット)が有効化済みで、相互の有効範囲内にある限り、その Bluetooth 接続が維持されます。 この接続は通常、一方のデバイスの電源が切断された後、再び電源が投入されると、自動的に接続を再確立します。 ただし、一部のヘッドセットでは、ユーザによる接続の再確立が必要です。
ステータス バーの Bluetooth アイコンは Bluetooth がオンであることを示します。
ヘッドセットが Cisco Desktop Collaboration Experience から 10 m(30 フィート)を超えて離れていると、Bluetooth の接続は 15 ~ 20 秒間のタイムアウト後にドロップされます。 ペア化されたヘッドセットが Cisco Unified IP Phone の範囲内に戻ってきたときに当該電話機が別の Bluetooth ヘッドセットに接続していないと、範囲内にある Bluetooth ヘッドセットが自動的に再接続します。 電力節約モードで動作する一部のタイプの電話機では、再接続を開始するために、ユーザがオペレーション ボタンを押してヘッドセットを「ウェイクアップ」させることができます。
- Bluetooth ワイヤレス ヘッドセットの有効化
- 電話機のアクセサリとして Bluetooth ワイヤレス ヘッドセットを追加
- Desktop Collaboration Experience デバイスから Bluetooth デバイスを削除
- Bluetooth の関連資料
Bluetooth ワイヤレス ヘッドセットの有効化
電話機のアクセサリとして Bluetooth ワイヤレス ヘッドセットを追加
手順デフォルトでは、Cisco Unified Communications Manager で Cisco Desktop Collaboration Experience に対する Bluetooth が有効になっています。
(注)
Cisco Unified Communications Manager から Bluetooth を無効にするには、 の順に選択します。 [電話の検索と一覧表示(Find and List Phones)] ウィンドウで、変更する Cisco Desktop Collaboration Experience デバイスの検索条件を入力し、[検索(Find)] を選択します。 [電話の設定(Phone Configuration)] ウィンドウの [プロダクト固有の設定(Product Specific Configuration Layout)] 部分で、Bluetooth まで下方向にスクロールし、下矢印をクリックし、[無効(Disabled)] を選択します。
Cisco Unified Communications Manager で Bluetooth が有効な状態で、ヘッドセットをアクセサリとして Cisco Desktop Collaboration Experience に追加するには、次の手順に従います。
ステップ 1 ヘッドセットを検出/ペアリング モードに設定します。
(注) ヘッドセットを検出/ペアリング モードに設定する手順はヘッドセットによって異なります。 ペアリング手順については、ヘッドセット メーカーの手順を参照してください。
Cisco Desktop Collaboration Experience がヘッドセットとのペアリングおよび接続を正常に行うために、ヘッドセットは検出/ペアリング モードである必要があります。
ステップ 2 まだ有効になっていない場合は、Cisco Desktop Collaboration Experience で Bluetooth を有効にします。 Bluetooth が有効かどうかを確認するには、Cisco Desktop Collaboration Experience ステータス バー上で Bluetooth アイコンを確認します。 ステップ 3 [端末をスキャン(Scan for devices)] を選択します。 Bluetooth デバイスが特定されると、デバイス名前がウィンドウに表示されます。
Cisco Desktop Collaboration Experience は、自動的に PIN「0000」を使用してヘッドセットとのペア化を試みます。 ヘッドセットで別の PIN を使用する場合は、ヘッドセット付属のユーザ ガイドを参照して正しい PIN を入力します。
(注) ヘッドセットのペア化および接続の詳細については、ヘッドセットのユーザ ガイドを参照することを推奨します。
ペア化が失敗した場合、Cisco Desktop Collaboration Experience正しい PIN の入力が求められます。
Cisco Desktop Collaboration Experience に正しい PIN が設定されると、アクセサリへの接続を試みます。 Cisco Desktop Collaboration Experience は、アクセサリへの接続を試みている間、ユーザにフィードバックを提供します。 接続できなかった場合、Cisco Desktop Collaboration Experience は失敗の原因をユーザに通知するエラー アラートを表示します。 Cisco Desktop Collaboration Experience デバイスがアクセサリとの接続を再試行するまでに 10 秒間のタイムアウトがあります。 接続が成功しないままタイマーが時間切れになると、エラー アラートが表示されます。
Cisco Desktop Collaboration Experience は、共有キーによる認証と暗号化方式を利用してヘッドセットと接続します。 Cisco Desktop Collaboration Experience は、5 台以上のヘッドセットと同時に接続できます。 最後に接続されたヘッドセットがデフォルトとして使用されます。 通常、ペアリングはヘッドセットごとに 1 回実行されます。
デバイスがペア化されると、両方のデバイス(Cisco Desktop Collaboration Experience とヘッドセット)が有効化済みで、相互の有効範囲内にある限り、その Bluetooth 接続が維持されます。 この接続は通常、一方のデバイスの電源が切断された後、再び電源が投入されると、自動的に接続を再確立します。 ただし、一部のヘッドセットでは、ユーザによる接続の再確立が必要です。
Bluetooth ステータス インジケータは、デバイスが接続されているかどうかを示します。
ヘッドセットが Cisco Desktop Collaboration Experience の通信圏外にある場合、Bluetooth は 15 ~ 20 秒のタイムアウト後に接続をドロップします。 ペア化されたヘッドセットが Cisco Desktop Collaboration Experience の範囲内に戻ってきたとき(および Cisco Desktop Collaboration Experience が別の Bluetooth ヘッドセットに接続されていない場合)、範囲内にある Bluetooth ヘッドセットが自動的に再接続します。 ユーザが再接続操作を開始するために、オペレーション ボタンを押してヘッドセットを「ウェイクアップ」させなければならない場合もあります。
ユーザが Bluetooth ヘッドセットを使用して通話している最中に、何らかの理由でそのヘッドセットが電源オフ、圏外、または接続解除になると、アラートが表示され、そのコールはスピーカー/ヘッドセット上で続行されるか、切断されます。 ユーザが 30 秒以内に処理が行わない場合、コールは終了します。
ヘッドセット タイプに関する重要な注意事項
常に 1 つのヘッドセット タイプしか機能しないため、Bluetooth ヘッドセットとアナログ ヘッドセットの両方を使用しており、アナログ ヘッドセットを電話機に接続している場合は、Bluetooth ヘッドセットを有効にするとアナログ ヘッドセットが無効になります。 アナログ ヘッドセットを有効にする場合は、Bluetooth ヘッドセットを無効にします。 Bluetooth ヘッドセットが有効になっている電話機に USB ヘッドセットを接続すると、Bluetooth とアナログの両方のヘッドセットが無効になります。 USB ヘッドセットの接続を外した場合は、Bluetooth ヘッドセットの有効化またはアナログ ヘッドセットを使用するための Bluetooth ヘッドセットの無効化のいずれかができるようになります。
外部デバイスの使用
シスコでは、不要な無線周波数(RF)信号および可聴周波数(AF)信号を遮断(遮蔽)する高品質の外部デバイス(スピーカー、マイクロフォン、ヘッドセットなど)の使用を推奨しています。
これらのデバイスの品質や、携帯電話および双方向ラジオなど他のデバイスとの間隔によっては、雑音が入ることもあります。 その場合は、次のいずれかの方法で対処してください。
- RF または AF の信号源から外部デバイスを離す。
- RF または AF の信号源から外部デバイスのケーブルの経路を離す。
- 外部デバイス用にシールドされたケーブルを使用するか、シールドおよびコネクタが高品質のケーブルを使用する。
- 外部デバイスのケーブルを短くする。
- 外部デバイスのケーブルに、フェライトまたは同様のデバイスを適用する。
シスコでは、外部デバイス、ケーブル、コネクタの品質については制御できないため、システム パフォーマンスの保証ができません。 高品質のケーブルおよびコネクタを使用して適切なデバイスを接続すると、十分なシステム パフォーマンスが得られます。
注意
欧州連合諸国では、EMC Directive [89/336/EC] に完全に準拠した外部ヘッドセットだけを使用してください。
Cisco Desktop Collaboration Experience の設置
Cisco Desktop Collaboration Experience は、使用する前にネットワークおよび電源に接続する必要があります。 Cisco Desktop Collaboration Experience への電力は、Cisco Desktop Collaboration Experience 上の AC アダプタ経由で直接か、Power over Ethernet(PoE+ 802.3at)によって供給できます。 電話機の接続については、Cisco Desktop Collaboration Experience DX650 を参照してください。
(注)
電話機は、新品の場合でも、設置する前に最新のファームウェア イメージにアップグレードしてください。
外部デバイスを使用する場合は、外部デバイスの使用を読んで、安全性およびパフォーマンスに関する情報を確認しておいてください。
(注)
ワイヤレス接続の品質と帯域幅によっては、WLAN インターフェイスを通じたファームウェアのアップグレードは、有線インターフェイスより時間がかかることがあります。 一部のアップグレードでは完了までに 1 時間を超える場合があります。
Cisco Desktop Collaboration Experience 電話機を設置するには、次の手順を実行します。
はじめる前に手順Cisco Desktop Collaboration Experience デバイスを設置する前に、Cisco Unified Communications Manager に以下を追加する必要があります。 Cisco Desktop Collaboration Experience は、必ず最新のファームウェア イメージにアップグレードしておいてください。
ステップ 1 次のいずれかの方法で Cisco Desktop Collaboration Experience に電源を供給します。
(注) PoE+ 802.3at により、デバイスに接続されているアクセサリ(マウスまたはキーボードなど)が電源についてネゴシエートします。 アクセサリ用に十分な電力がなければ、Cisco Desktop Collaboration Experience の画面にエラー メッセージが表示されます。
詳細については Cisco Desktop Collaboration Experience DX600 シリーズ ユーザ ガイド を参照してください。
ステップ 2 ハンドセットをハンドセット ポートに接続します。 ステップ 3 ヘッドセットをヘッドセット ポートに接続します。 ヘッドセットは設置の際に接続しなくても、後から追加できます。 詳細については、ヘッドセットを参照してください。 ステップ 4 ワイヤレス ヘッドセットの接続 ワイヤレス ヘッドセットは設置の際に接続しなくても、後から追加できます。 詳細については、Bluetooth ワイヤレス ヘッドセットのマニュアルを参照してください。 ステップ 5 ストレート イーサネット ケーブルを使用して、スイッチを Cisco Desktop Collaboration Experience 電話機のネットワーク ポートに接続します。 各 Cisco Desktop Collaboration Experience 電話機には、イーサネット ケーブルが 1 箱に 1 本添付されています。 10 Mbps 接続にはカテゴリ 3/5/5e のいずれかのケーブルを使用し、100 Mbps 接続にはカテゴリ 5/5e ケーブル、1000 Mbps 接続の場合はカテゴリ 5e ケーブルを使用してください。 詳細については、ネットワーク ポートとコンピュータ ポートを参照してください。 ステップ 6 ストレート イーサネット ケーブルを使用して、デスクトップ コンピュータなど、他のネットワーク デバイスを Cisco Desktop Collaboration Experience のコンピュータ ポートに接続します。 別のネットワーク デバイスは、ここで接続しなくても後で接続できます。 10 Mbps 接続にはカテゴリ 3/5/5e のいずれかのケーブルを使用し、100 Mbps 接続にはカテゴリ 5/5e ケーブル、1000 Mbps 接続の場合はカテゴリ 5e ケーブルが使用できます。 詳細については、ネットワーク ポートとコンピュータ ポート を参照してください。
ステップ 7 ワイヤレス ローカル エリア ネットワーク(WLAN)を使用するために電話機を有効化します。
(注) Cisco Desktop Collaboration Experience 電話機をワイヤレス LAN に配置する場合は、すべてのイーサネット接続を切断する必要があります。
ステップ 8 ケーブル ロックで電話機を固定してください。 詳細については、電話機およびケーブル ロックを参照してください。 ステップ 9 ネットワークの設定値を設定します。 TFTP サーバの設定メニューを参照してください。
ステップ 10 機能を設定します。 詳細については Cisco Desktop Collaboration Experience DX600 シリーズ ユーザ ガイド を参照してください。
関連資料
Cisco Desktop Collaboration Experience DX650 の壁面取り付けキット
壁にCisco Desktop Collaboration Experience DX650 電話機を取り付けるために、Cisco Desktop Collaboration Experience壁面取り付けキットに使用できる特殊なブラケットを使用します。 壁面取り付けキットは、電話機とは別にご注文ください。
はじめる前に
現在、目的の位置に電話用のイーサネット ジャックが存在しない場合は、イーサネット ジャックも設置します。 このジャックは、イーサネット接続のために適切に配線されている必要があります。 通常の電話ジャックは使用できません。 電話の設置要件と配線の詳細については、Cisco Desktop Collaboration Experience の設置を参照してください。
ブラケットの取り付け
手順
ステップ 1 取り付け位置に、壁面用ブラケットを取り付けます。 ブラケットをイーサネット ジャックにかぶせて取り付けることも、近くのジャックまでイーサネット ネットワーク ケーブルを配線することもできます。
ステップ 2 電話に電話機用ブラケットを装着します。
ステップ 3 イーサネット ケーブルを 10/100/1000 SW ネットワーク ポートと壁面のジャックに接続します。 電話機にネットワーク デバイス(コンピュータなど)を接続する場合、ケーブルを 10/100/1000 コンピュータ(PC アクセス)ポートに装着します。
外部電源を使用する場合、電話機に電源コードを差し込みます。
ステップ 4 電話機用ブラケットの上部にあるタブを壁面ブラケットのスロットに挿入して、電話機を壁面ブラケットに装着します。 ブラケット背後の壁面に差し込み口がある場合を除き、すべての電源コードやその他のケーブルが、ブラケット下部のケーブル アクセス用開口部を通っていることを確認します。 電話機用ブラケットと壁面用ブラケットの開口部によって、複数の円形の開口部ができ、1 つの開口部に 1 本のケーブルを通すことができるようになっています。 ステップ 5 壁面用ブラケットに電話をロックした場合、ロック ダウン キーを使用します。 電話機用ブラケットの下部にあるキー フックにロック ダウン キーを保管できます。
電話機の起動確認
Cisco Desktop Collaboration Experience 電話機を電源に接続すると、次の手順が繰り返され、電話機の起動診断プロセスが開始されます。
Cisco Desktop Collaboration Experience 電話機のセキュリティ
セキュリティ機能は、電話機の ID やデータへの脅威など、複数の脅威を防止します。 セキュリティ機能は、電話機と Cisco Unified Communications Manager サーバ間に認証された通信ストリームを確立し、これを維持するとともに、電話機がデジタル署名されたファイルのみ使用することを確認します。
Cisco Unified Communications Manager Release 8.5(1) 以降にはデフォルトでセキュリティ機能が搭載されており、CTL クライアントを実行しなくても、Cisco Desktop Collaboration Experience Phone に次のセキュリティ機能が提供されます。
(注)
シグナリングおよびメディア機能を保護するには、引き続き、CTL クライアントを実行し、ハードウェア eToken を使用する必要があります。
セキュリティ機能の詳細については、関連項目および『Cisco Unified Communications Manager Security Guide』を参照してください。
認証局プロキシ関数(CAPF)に関連付けられた必要なタスクの実行後、ローカルで有効な証明書(LSC)が電話機にインストールされます。 LSC は Cisco Unified Communications Manager の管理ページで設定できます。詳細については、『Cisco Unified Communications Manager Security Guide』を参照してください。
あるいは、電話機の [セキュリティのセットアップ(Security Setup)] メニューから LSC のインストールを開始することもできます。 このメニューでは、LSC の更新および削除も実行できます。
ローカルで有効な証明書のセットアップ
はじめる前に手順次の点を調べて、対象の Cisco Unified Communications Manager および認証局プロキシ関数(CAPF)のセキュリティ設定が完了していることを確認してください。
- CTL ファイルまたは ITL ファイルに CAPF 証明書が含まれていること。
- Cisco Unified Communications オペレーティング システムの管理ページで、CAPF 証明書がインストールされていることを確認してください。
- CAPF は実行および設定されています。
詳細については、『Cisco Unified Communications Manager Security Guide』 を参照してください。
ステップ 1 CAPF の設定後に設定された CAPF 認証コードを入手します。 ステップ 2 Cisco Desktop Collaboration Experience のホーム画面上から、 を選択します。
(注) Cisco Unified Communications Manager の管理ページの [電話の設定(Phone Configuration)] ウィンドウにある設定アクセス フィールドを使用すると、[設定(Settings)] メニューへのアクセスを制御できます。 詳細については、『Cisco Unified Communications Manager Administration Guide』を参照してください。
ステップ 3 [LSC] をタップします。 認証文字列を要求するプロンプトが Cisco Desktop Collaboration Experience に表示されます。 ステップ 4 管理者から要求されている場合は認証文字列を入力し、[送信(Submit)] をタップします。 CAPF の設定に応じて、Cisco Desktop Collaboration Experience で LSC のインストール、更新、または削除が開始されます。 この作業の間、[セキュリティ設定(Security Configuration)] メニューの [LSC] オプション フィールドに一連のメッセージが表示されるので、進捗状況をモニタできます。 この作業が正常に完了すると、Cisco Desktop Collaboration Experience は [インストール済み(Installed)] または [未インストール(Not Installed)] を表示します。
LSC のインストール、更新、または削除プロセスは、完了するのに長時間かかることがあります。 このプロセスは、[キャンセル(Cancel)] をタップすることでいつでも中止できます。
インストールが正常に完了すると、Cisco Desktop Collaboration Experience は [インストール済み(Installed)] と表示します。 Cisco Desktop Collaboration Experience に [未インストール(Not Installed)] と表示された場合は、認証文字列に誤りがあるか、Cisco Desktop Collaboration Experience がアップグレード用に有効になっていない可能性があります。 CAPF 操作により LSC が削除された場合、Cisco Desktop Collaboration Experience は [未インストール(Not Installed)] を表示して、操作が成功したことを示します。 CAPF サーバ上で生成されるエラー メッセージを確認し、適切な処置を講じてください。
(注) LSC がインストール、アップグレード、または削除された後、Cisco Desktop Collaboration Experience は再起動します。