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目次
電話機および電話機 Web ページの電話機ステータス メニューを使用すると、電話機に関するさまざまな情報を表示できます。 この情報には次のものが含まれます。
この章では、電話機の Web ページから取得可能な情報について説明します。 この情報は、電話機の操作のリモート モニタやトラブルシューティングに役立てることができます。
Cisco IP Phone のトラブルシューティングの詳細については、トラブルシューティング(Troubleshooting)を参照してください。
ここでは、Cisco IP Phone 7821、7841、および 7861 のモデル情報、ステータス メッセージ、およびネットワーク統計を表示する方法について説明します。
[モデル情報(Model Information)]:電話機のハードウェアとソフトウェアに関する情報を表示します。
[ステータス(Status)] メニュー:ステータス メッセージ、ネットワーク統計、および現在のコールに関する統計を表示する画面にアクセスできます。
これらの画面に表示される情報は、電話機の操作のモニタやトラブルシューティングに役立てることができます。
また、これらの情報の大半およびその他の関連情報は、電話機の Web ページからリモートで取得することもできます。
Cisco IP Phone 7821、7841、7861 のトラブルシューティングの詳細については、トラブルシューティング(Troubleshooting)を参照してください。
ステップ 1 | [ステータス(Status)] メニューを表示するには、[アプリケーション(Applications)] を押します。 |
ステップ 2 | を選択します。 |
ステップ 3 | [ステータス(Status)] メニューを終了するには、[戻る(Back)] を押します。 |
ステップ 1 | アプリケーション ボタン を押します。 |
ステップ 2 | を選択します。 |
ステップ 3 | 現在のステータス メッセージを削除するには、[クリア(Clear)] を押します。 |
ステップ 4 | [ステータス メッセージ(Status Messages)] 画面を終了するには、[戻る(Back)] を押します。 |
次の表に、電話機の [ステータス メッセージ(Status Messages)] 画面に表示されるステータス メッセージを示します。
ステップ 1 | アプリケーション を押します。 |
ステップ 2 | を選択します。 |
ステップ 3 | [Rx Frames]、[Tx Frames]、および [Rx Broadcasts] の統計を 0 にリセットするには、[クリア(Clear)] を押します。 |
ステップ 4 | [ネットワーク統計(Network Statistics)] 画面を終了するには、[戻る(Back)] を押します。 |
次の表では、[ネットワーク統計(Network Statistics)] 画面の情報について説明します。
電話機の [コールの統計(Call Statistics)] 画面にアクセスすると、最新のコールのカウンタ、統計、および音声品質メトリックを表示できます。
(注) |
また Web ブラウザを使用して [ストリームの統計(Streaming Statistics)] Web ページにアクセスすることにより、リモートでコール統計情報を表示することもできます。 この Web ページには、電話機では表示できない追加の RTCP 統計が含まれています。 |
単一のコールが複数の音声ストリームを使用する場合がありますが、最後の音声ストリームに関するデータだけがキャプチャされます。 音声ストリームは、2 つのエンドポイント間のパケット ストリームです。 一方のエンドポイントが保留になると、コールが引き続き接続されている場合でも、音声ストリームは停止します。 コールが再開されると、新しい音声パケット ストリームが開始され、以前のコール データは新しいコール データによって上書きされます。
[コール統計(Call Statistics)] 画面に音声ストリームに関する最新情報を表示するには、次の手順を実行します。
ステップ 1 | アプリケーション を押します。 |
ステップ 2 | を選択します。 |
ステップ 3 | [コール統計(Call Statistics)] 画面を終了するには、[戻る(Back)] を押します。 |
次の表に、[コール統計(Call Statistics)] 画面の項目を示します。
項目 |
説明 |
||
---|---|---|---|
受信コーデック(Receiver Codec) |
受信された音声ストリームのタイプ(RTP ストリーミング オーディオの送信元コーデック)。G.729、G.722、G.711 mu-law、G.711 A-law、iLBC。 |
||
送信コーデック(Sender Codec) |
送信された音声ストリームのタイプ(RTP ストリーミング オーディオの送信元コーデック)。G.729、G.722、G.711 mu-law、G.711 A-law、iLBC。 |
||
受信サイズ(Receiver Size) |
受信中の音声ストリーム(RTP ストリーミング オーディオ)の音声パケット サイズ(ミリ秒)。 |
||
送信サイズ(Sender Size) |
送信中の音声ストリームの音声パケット サイズ(ミリ秒)。 |
||
受信パケット(Rcvr Packets) |
音声ストリームが開始されてから受信された RTP 音声パケットの数。
|
||
送信パケット(Sender Packets) |
音声ストリームが開始されてから送信された RTP 音声パケットの数。
|
||
平均ジッター(Avg Jitter) |
受信中の音声ストリームが開始されてから測定された、RTP パケット ジッターの推定平均値(パケットがネットワークを経由する際の動的な遅延)(ミリ秒単位)。 |
||
最大ジッター(Max Jitter) |
受信中の音声ストリームが開始されてから測定された最大ジッター(ミリ秒単位)。 |
||
受信破棄(Receiver Discarded) |
受信中の音声ストリームで廃棄された RTP パケットの数(不良パケット、過度の遅延などによる)。
|
||
受信喪失パケット(Rcvr Lost Packets) |
失われた RTP パケット(転送中に喪失)。 |
||
音声品質メトリック(Voice Quality Metrics) |
|||
累積フレーム損失率(Cumulative Conceal Ratio) |
隠蔽フレームの総数を、音声ストリームの開始以降に受信された音声フレームの総数で割った値。 |
||
直近フレーム損失率(Interval Conceal Ratio) |
アクティブな音声に先行する 3 秒間の間隔における、音声フレームに対する隠蔽フレームの比率。 音声アクティビティ検出(VAD)を使用する場合は、アクティブな音声を 3 秒集めるために、もっと長い間隔が必要になる可能性があります。 |
||
最大フレーム損失率(Max Conceal Ratio) |
音声ストリームの開始以降、最も高い間隔の損失率。 |
||
フレーム損失発生秒数(Conceal Seconds) |
音声ストリームの開始以降、隠蔽イベント(フレーム損失)があった秒数([深刻なフレーム損失発生秒数(Severely Conceal Secs)] の値を含む)。 |
||
深刻なフレーム損失発生秒数(Severely Conceal Seconds) |
音声ストリームの開始以降、5 % を超える隠蔽イベント(フレーム損失)があった秒数。 |
||
遅延(Latency) |
ネットワーク遅延の推定値(ミリ秒単位)。 ラウンドトリップ遅延の実行中の平均値を表します。これは、RTCP 受信レポート ブロックの受信時に測定されます。 |
セキュリティに関する情報を電話機に表示できます。 [セキュリティのセットアップ(Security Setup)] 画面を表示するには、次の手順を実行します。
ステップ 1 | アプリケーション を押します。 |
ステップ 2 | を選択します。 |
ステップ 3 | 終了するには、[戻る(Back)] を押します。 |
[セキュリティ設定(Security Setup)] 画面には、次の項目が表示されます。
項目 |
説明 |
---|---|
セキュリティ モード(Security Mode) |
電話機に設定されているセキュリティ モードを表示します。 |
LSC |
ローカルで有効な証明書(LSC)(セキュリティ機能に使用される)が電話機にインストールされているかどうかを示します。 |
信頼リスト(Trust List) |
[信頼リスト(Trust List)] は、[CTL 署名(CTL Signature)] および [Call Manager/TFTP サーバ(Call Manager/TFTP Server)] のサブメニューが表示される、トップレベルのメニューです。 |
802.1X 認証(802.1x Authentication) |
電話機に対して 802.1X 認証を有効にできます。 |
Cisco IP Phone には、それぞれ Web ページがあります。この Web ページで、電話機に関する次のような情報を表示できます。
[デバイス情報(Device Information)]:電話機のデバイスの設定および関連情報を表示します。
[ネットワークのセットアップ(Network Setup)]:ネットワークのセットアップ情報とその他の電話機の設定情報を表示します。
[ネットワーク統計情報(Network Statistics)]:ネットワーク トラフィックに関する情報を提供するハイパーリンクを表示します。
[デバイス ログ(Device Logs)]:トラブルシューティングに利用できる情報を提供するハイパーリンクを表示します。
[ストリームの統計(Streaming Statistic)]:さまざまなストリーミング統計情報へのハイパーリンクが表示されます。
ここでは、電話機の Web ページから取得可能な情報について説明します。 この情報は、電話機の操作のリモート モニタやトラブルシューティングに役立てることができます。
また、この情報の多くは、電話機から直接取得することもできます。 詳細については、[モデル情報(Model Information)] ウィンドウの表示を参照してください。
Cisco IP Phone の Web ページにアクセスするには、次の手順を実行します。
(注) |
Web ページにアクセスできない場合は、デフォルトでアクセスが無効になっている可能性があります。 |
ステップ 1 | 次の方法のいずれかを使用して、Cisco IP Phone の IP アドレスを入手します。 |
ステップ 2 |
Web ブラウザを開いて、次の URL を入力します。ここで、IP_address は Cisco IP Phone の IP アドレスです。 http://<IP_address> |
電話機の Web ページの [デバイス情報(Device Information)] エリアには、電話機のデバイス設定と関連情報が表示されます。 次の表に、これらの項目を示します。
(注) |
次の表にリストしている一部の項目は、すべての電話機モデルに適用されません。 |
[デバイス情報(Device Information)] 領域を表示するには、電話機の Web ページへのアクセスの説明に従って、電話機の Web ページにアクセスしてから、[デバイス情報(Device Information)] ハイパーリンクをクリックします。
電話機の Web ページにある [ネットワークのセットアップ(Network Setup)] エリアには、ネットワークの設定情報と電話機のその他の設定に関する情報が表示されます。 次の表に、これらの項目を示します。
これらの項目の多くは、Cisco IP Phone の [ネットワークのセットアップ(Network Setup)] メニューで表示し、設定できます。
[ネットワークのセットアップ(Network Setup)] 領域を表示するには、電話機の Web ページにアクセスし、次に [ネットワークのセットアップ(Network Setup)] ハイパーリンクをクリックします。
電話機の Web ページにある次のネットワーク統計ハイパーリンクには、電話機のネットワーク トラフィックに関する情報が表示されます。
[イーサネット情報(Ethernet Information)]:イーサネット トラフィックに関する情報を表示します。
[アクセス(Access)]:電話機の PC ポートとの間で送受信されるネットワーク トラフィックに関する情報を表示します。
[ネットワーク(Network)]:電話機のネットワーク ポートとの間で送受信されるネットワーク トラフィックに関する情報を表示します。
ネットワーク統計領域を表示するには、電話機の Web ページにアクセスして、[イーサネット情報(Ethernet Information)]、[アクセス(Access)]、または [ネットワーク(Network)] ハイパーリンクをクリックします。
次の表では、[イーサネット情報(Ethernet Information)] Web ページの内容について説明しています。
項目 |
説明 |
---|---|
Tx フレーム(Tx Frames) |
電話機が送信するパケットの総数。 |
Tx ブロードキャスト(Tx broadcast) |
電話機が送信するブロードキャスト パケットの総数。 |
Tx マルチキャスト(Tx multicast) |
電話機が送信するマルチキャスト パケットの総数。 |
Tx ユニキャスト(Tx unicast) |
電話機が送信するユニキャスト パケットの総数。 |
Rx フレーム(Rx Frames) |
電話機が受信したパケットの総数。 |
Rx ブロードキャスト(Rx broadcast) |
電話機が受信するブロードキャスト パケットの総数。 |
Rx マルチキャスト(Rx multicast) |
電話機が受信するマルチキャスト パケットの総数。 |
Rx ユニキャスト(Rx unicast) |
電話機が受信するユニキャスト パケットの総数。 |
Rx PacketNoDes |
ダイレクト メモリ アクセス(DMA)記述子がないため廃棄されたパケットの総数。 |
次の表で、[アクセス領域(Access Area)] および [ネットワーク領域(Network Area)] の Web ページの情報を説明します。
項目 |
説明 |
---|---|
Rx totalPkt |
電話機が受信したパケットの合計数 |
Rx crcErr |
CRC が失敗した、受信されたパケットの合計数 |
Rx alignErr |
フレーム チェック シーケンス(FCS)が無効であり、長さが 64 ~ 1522 バイトの受信されたパケットの合計数 |
Rx マルチキャスト(Rx multicast) |
電話機が受信したマルチキャスト パケットの合計数 |
Rx ブロードキャスト(Rx broadcast) |
電話機が受信したブロードキャスト パケットの合計数 |
Rx ユニキャスト(Rx unicast) |
電話機が受信したユニキャスト パケットの合計数 |
Rx shortErr |
サイズが 64 バイトより小さい、受信された FCS エラー パケットまたは Align エラー パケットの合計数 |
Rx shortGood |
サイズが 64 バイトより小さい、受信された有効なパケットの合計数 |
Rx longGood |
サイズが 1522 バイトより大きい、受信された有効なパケットの合計数 |
Rx longErr |
サイズが 1522 バイトより大きい、受信された FCS エラー パケットまたは Align エラー パケットの合計数 |
Rx size64 |
無効なパケットを含め、サイズが 0 ~ 64 バイトまでの受信されたパケットの合計数 |
Rx size65to127 |
無効なパケットを含め、サイズが 65 ~ 127 バイトまでの受信されたパケットの合計数 |
Rx size128to255 |
無効なパケットを含め、サイズが 128 ~ 255 バイトまでの受信されたパケットの合計数 |
Rx size256to511 |
無効なパケットを含め、サイズが 256 ~ 511 バイトまでの受信されたパケットの合計数 |
Rx size512to1023 |
無効なパケットを含め、サイズが 512 ~ 1023 バイトまでの受信されたパケットの合計数 |
Rx size1024to1518 |
無効なパケットを含め、サイズが 1024 ~ 1518 バイトまでの受信されたパケットの合計数 |
Rx tokenDrop |
リソース不足(FIFO オーバーフローなど)が原因でドロップされたパケットの合計数 |
Tx excessDefer |
メディアが使用中であることが原因で送信が遅延したパケットの合計数 |
Tx lateCollision |
パケット転送の開始後 512 ビット時間過ぎてから衝突が起こった回数 |
Tx totalGoodPkt |
電話機が受信した有効なパケット(マルチキャスト、ブロードキャスト、およびユニキャスト)の合計数 |
Tx Collisions |
パケットの送信中に生じた衝突の合計回数 |
Tx excessLength |
パケット送信が 16 回試行されたために送信されなかったパケットの合計数 |
Tx ブロードキャスト(Tx broadcast) |
電話機が送信したブロードキャスト パケットの合計数 |
Tx マルチキャスト(Tx multicast) |
電話機が送信したマルチキャスト パケットの合計数 |
LLDP FramesOutTotal |
電話機から送信された LLDP フレームの合計数 |
LLDP AgeoutsTotal |
キャッシュ内でタイムアウトになった LLDP フレームの合計数 |
LLDP FramesDiscardedTotal |
必須 TLV のいずれかについて、欠落している、順序に誤りがある、または範囲を超える文字列長が含まれているために廃棄された LLDP フレームの合計数 |
LLDP FramesInErrorsTotal |
検出可能なエラーが 1 つ以上含まれる状態で受信された LLDP フレームの合計数 |
LLDP FramesInTotal |
電話機が受信した LLDP フレームの合計数 |
LLDP TLVDiscardedTotal |
破棄された LLDP TLV の総数。 |
LLDP TLVUnrecognizedTotal |
電話機で認識されなかった LLDP TLV の総数。 |
CDP ネイバー デバイス ID(CDP Neighbor Device ID) |
CDP が検出した、このポートに接続されているデバイスの ID |
CDP ネイバー IP アドレス(CDP Neighbor IP Address) |
CDP プロトコルで検出されたネイバー デバイスの IP アドレス |
CDP ネイバー IPv6 アドレス(CDP Neighbor IP Address) |
CDP プロトコルで検出されたネイバー デバイスの IPv6 アドレス |
CDP ネイバー ポート(CDP Neighbor Port) |
CDP プロトコルで検出された、電話機が接続されているネイバー デバイスのポート。 |
LLDP ネイバー デバイス ID(LLDP Neighbor Device ID) |
LLDP で検出された、このポートに接続されているデバイスの ID。 |
LLDP ネイバー IP アドレス(LLDP Neighbor IP Address) |
LLDP プロトコルで検出されたネイバー デバイスの IP アドレス。 |
LLDP ネイバー IPv6 アドレス(LLDP Neighbor IP Address) |
CDP プロトコルで検出されたネイバー デバイスの IPv6 アドレス |
LLDP ネイバー ポート(LLDP Neighbor Port) |
LLDP プロトコルで検出された、電話機が接続されているネイバー デバイスのポート。 |
ポート情報(Port Information) |
速度と二重化モード。 |
電話機の Web ページにある次のデバイス ログのハイパーリンクには、電話機のモニタとトラブルシューティングに役立つ情報が表示されます。 デバイス ログの領域にアクセスするには、電話機の Web ページへのアクセスの説明に従って、電話機の Web ページにアクセスします。
[コンソール ログ(Console Logs)]:個々のログ ファイルへのハイパーリンクが含まれます。 コンソール ログ ファイルには、電話機が受信したデバッグ メッセージとエラー メッセージが含まれます。
[コア ダンプ(Core Dumps)]:個々のダンプ ファイルへのハイパーリンクが含まれます。 コア ダンプ ファイルには、電話のクラッシュ時のデータが含まれています。
[ステータス メッセージ(Status Messages)]:電話機に最後に電源が投入されてから電話機が生成したステータス メッセージの中で最近のものを最大 10 件表示します。 電話機の [ステータス メッセージ(Status Messages)] 画面にも、この情報が表示されます。 ステータス メッセージ ウィンドウの表示では、表示される可能性のあるステータス メッセージが説明されています。
[デバッグの表示(Debug Display)]:トラブルシューティングのサポートを依頼する際に、Cisco TAC に有用なデバッグ メッセージを提供します。
Cisco IP Phone は、同時に最大で 3 つのデバイスとの間で情報をストリーミングできます。 電話機は、コール中、または音声やデータの送受信サービスの作動中に、情報をストリーミングします。
電話機の Web ページにある [ストリームの統計(Streaming Statistics)] 領域には、ストリームに関する情報が表示されます。
[ストリームの統計(Streaming Statistics)] 領域を表示するには、電話機の Web ページにアクセスし、次に [ストリーム(Stream)] ハイパーリンクをクリックします。
次の表に、[ストリームの統計(Streaming Statistics)] 領域の項目を示します。
項目 |
説明 |
---|---|
リモート アドレス(Remote Address) |
ストリームの宛先の IP アドレスおよび UDP ポート。 |
ローカル アドレス(Local Address) |
電話機の IP アドレスおよび UPD ポート。 |
開始時刻(Start Time) |
Cisco Unified Communications Manager が電話機にパケットの送信開始を要求した時間を示す内部タイム スタンプ。 |
ストリーム ステータス(Stream Status) |
ストリーミングがアクティブかどうかを示します。 |
ホスト名(Host Name) |
電話機の MAC アドレスに基づいて電話機に自動的に割り当てられる一意の固定された名前。 |
送信パケット(Sender Packets) |
この接続の開始以降に電話機が送信した RTP データ パケットの総数。 接続が受信専用モードに設定されている場合、値は 0 です。 |
送信オクテット(Sender Octets) |
この接続の開始以降に電話が RTP データ パケットで送信したペイロード オクテットの総数。 接続が受信専用モードに設定されている場合、値は 0 です。 |
送信コーデック(Sender Codec) |
送信ストリームに対応する音声符号化のタイプ。 |
送信した送信レポート(Sender Reports Sent) (注を参照) |
RTCP 送信レポートが送信された回数。 |
送信した送信レポート時間(Sender Report Time Sent) (注を参照) |
最後に RTCP 送信レポートが送信された時間を示す内部タイム スタンプ。 |
受信喪失パケット(Rcvr Lost Packets) |
この接続でのデータの受信を開始してから失われた RTP データ パケットの総数。 予期されたパケット数から実際に受信されたパケット数を差し引いた値として定義されます。受信パケット数には、遅延または重複パケットも含まれます。 接続が送信専用モードに設定されていた場合、値は 0 として表示されます。 |
平均ジッター(Avg Jitter) |
RTP データ パケットの内部到着時間の平均偏差の推定値(ミリ秒単位)。 接続が送信専用モードに設定されていた場合、値は 0 として表示されます。 |
受信コーデック(Receiver Codec) |
受信ストリームに使用された音声符号化のタイプ。 |
送信した受信レポート (注を参照) |
RTCP 受信レポートが送信された回数。 |
送信した受信レポート時間 (注を参照) |
RTCP 受信レポートが送信された時間を示す内部タイム スタンプ。 |
受信パケット(Rcvr Packets) |
この接続でのデータ受信開始以降に電話機が受信信した RTP データ パケットの総数。 マルチキャスト コールの場合は、さまざまな送信元から受信したパケットが含まれます。 接続が送信専用モードに設定されていた場合、値は 0 として表示されます。 |
受信オクテット(Rcvr Octets) |
この接続でのデータ受信開始以降にデバイスが RTP データ パケットで受信したペイロード オクテットの総数。 マルチキャスト コールの場合は、さまざまな送信元から受信したパケットが含まれます。 接続が送信専用モードに設定されていた場合、値は 0 として表示されます。 |
累積フレーム損失率(Cumulative Conceal Ratio) |
隠蔽フレームの総数を、音声ストリームの開始以降に受信された音声フレームの総数で割った値。 |
直近フレーム損失率(Interval Conceal Ratio) |
アクティブな音声の直前の 3 秒間の音声フレームに対する隠蔽フレームの比率。 音声アクティビティ検出(VAD)を使用している場合、3 秒間のアクティブな音声を蓄積するには、より長い間隔が必要になることがあります。 |
最大フレーム損失率(Max Conceal Ratio) |
音声ストリームの開始以降、最も高い間隔の損失率。 |
フレーム損失発生秒数(Conceal Seconds) |
音声ストリームの開始以降、隠蔽イベント(フレーム損失)があった秒数([深刻なフレーム損失発生秒数(Severely Conceal Secs)] の値を含む)。 |
深刻なフレーム損失発生秒数(Severely Conceal Seconds) |
音声ストリームの開始以降、5 % を超える隠蔽イベント(フレーム損失)があった秒数。 |
遅延(Latency) (注を参照) |
ネットワーク遅延の推定値(ミリ秒単位)。 ラウンドトリップ遅延の実行中の平均値を表します。これは、RTCP 受信レポート ブロックの受信時に測定されます。 |
最大ジッター(Max Jitter) |
瞬時ジッターの最大値(ミリ秒単位)。 |
送信サイズ(Sender Size) |
送信ストリームの RTP パケット サイズ(ミリ秒単位)。 |
受信した送信レポート(Sender Reports Received) (注を参照) |
RTCP 送信レポートが受信された回数。 |
受信した送信レポート時間(Sender Report Time Received) (注を参照) |
RTCP 送信レポートが最後に受信された時間。 |
受信サイズ(Receiver Size) |
受信ストリームの RTP パケット サイズ(ミリ秒単位)。 |
受信破棄(Receiver Discarded) |
ネットワークから受信されたが、ジッター バッファから廃棄された RPT パケット。 |
受信した受信レポート(Receiver Reports Received) (注を参照) |
RTCP 受信レポートが受信された回数。 |
受信した受信レポート時間(Receiver Report Time Receiveds) (注を参照) |
RTCP 受信レポートが最後に受信された時間。 |
音声品質メトリック(Voice Quality Metrics) |
|
累積フレーム損失率(Cumulative Conceal Ratio) |
隠蔽フレームの総数を、音声ストリームの開始以降に受信された音声フレームの総数で割った値。 |
直近フレーム損失率(Interval Conceal Ratio) |
アクティブな音声に先行する 3 秒間の間隔における、音声フレームに対する隠蔽フレームの比率。 音声アクティビティ検出(VAD)を使用している場合、3 秒間のアクティブな音声を蓄積するには、より長い間隔が必要になることがあります。 |
最大フレーム損失率(Max Conceal Ratio) |
音声ストリームの開始以降、最も高い間隔の損失率。 |
フレーム損失発生秒数(Conceal Seconds) |
音声ストリームの開始以降、隠蔽イベント(フレーム損失)があった秒数([深刻なフレーム損失発生秒数(Severely Conceal Secs)] の値を含む)。 |
深刻なフレーム損失発生秒数(Severely Conceal Seconds) |
音声ストリームの開始以降、5 % を超える隠蔽イベント(フレーム損失)があった秒数。 |
(注) |
RTP 制御プロトコルが無効になっている場合、このフィールドのデータは生成されないため、0 が表示されます。 |
目次
- 電話システムの監視
- 電話システムの監視の概要
- Cisco IP Phone のステータス
- [電話の情報(Phone Information)] ウィンドウの表示
- [ステータス(Status)] メニューの表示
- [ステータス メッセージ(Status Messages)] ウィンドウの表示
- ステータス メッセージ フィールド
- [ネットワーク統計(Network Statistics)] ウィンドウの表示
- [ネットワーク統計(Network Statistics)] フィールド
- [コール統計(Call Statistics)] ウィンドウの表示
- コール統計のフィールド
- [セキュリティのセットアップ(Security Setup)] ウィンドウの表示
- セキュリティ設定フィールド
- Cisco IP Phone Web ページ
- 電話機の Web ページへのアクセス
- デバイス情報
- ネットワークのセットアップ
- ネットワーク統計
- [イーサネット情報(Ethernet Information)] Web ページ
- [アクセス領域(Access Area)] と [ネットワーク領域(Network Area)] の Web ページ
- デバイス ログ
- ストリームの統計
電話システムの監視の概要
電話機および電話機 Web ページの電話機ステータス メニューを使用すると、電話機に関するさまざまな情報を表示できます。 この情報には次のものが含まれます。
この章では、電話機の Web ページから取得可能な情報について説明します。 この情報は、電話機の操作のリモート モニタやトラブルシューティングに役立てることができます。
Cisco IP Phone のトラブルシューティングの詳細については、トラブルシューティング(Troubleshooting)を参照してください。
Cisco IP Phone のステータス
ここでは、Cisco IP Phone 7821、7841、および 7861 のモデル情報、ステータス メッセージ、およびネットワーク統計を表示する方法について説明します。
[モデル情報(Model Information)]:電話機のハードウェアとソフトウェアに関する情報を表示します。
[ステータス(Status)] メニュー:ステータス メッセージ、ネットワーク統計、および現在のコールに関する統計を表示する画面にアクセスできます。
これらの画面に表示される情報は、電話機の操作のモニタやトラブルシューティングに役立てることができます。
また、これらの情報の大半およびその他の関連情報は、電話機の Web ページからリモートで取得することもできます。
Cisco IP Phone 7821、7841、7861 のトラブルシューティングの詳細については、トラブルシューティング(Troubleshooting)を参照してください。
[電話の情報(Phone Information)] ウィンドウの表示
[ステータス(Status)] メニューの表示
手順
ステップ 1 [ステータス(Status)] メニューを表示するには、[アプリケーション(Applications)] を押します。 ステップ 2 を選択します。 ステップ 3 [ステータス(Status)] メニューを終了するには、[戻る(Back)] を押します。
[ステータス メッセージ(Status Messages)] ウィンドウの表示
手順
ステップ 1 アプリケーション ボタン を押します。 ステップ 2 を選択します。 ステップ 3 現在のステータス メッセージを削除するには、[クリア(Clear)] を押します。 ステップ 4 [ステータス メッセージ(Status Messages)] 画面を終了するには、[戻る(Back)] を押します。
関連資料
ステータス メッセージ フィールド
次の表に、電話機の [ステータス メッセージ(Status Messages)] 画面に表示されるステータス メッセージを示します。
[ネットワーク統計(Network Statistics)] ウィンドウの表示
手順
ステップ 1 アプリケーション を押します。 ステップ 2 を選択します。 ステップ 3 [Rx Frames]、[Tx Frames]、および [Rx Broadcasts] の統計を 0 にリセットするには、[クリア(Clear)] を押します。 ステップ 4 [ネットワーク統計(Network Statistics)] 画面を終了するには、[戻る(Back)] を押します。
[ネットワーク統計(Network Statistics)] フィールド
次の表では、[ネットワーク統計(Network Statistics)] 画面の情報について説明します。
[コール統計(Call Statistics)] ウィンドウの表示
手順電話機の [コールの統計(Call Statistics)] 画面にアクセスすると、最新のコールのカウンタ、統計、および音声品質メトリックを表示できます。
(注)
また Web ブラウザを使用して [ストリームの統計(Streaming Statistics)] Web ページにアクセスすることにより、リモートでコール統計情報を表示することもできます。 この Web ページには、電話機では表示できない追加の RTCP 統計が含まれています。
単一のコールが複数の音声ストリームを使用する場合がありますが、最後の音声ストリームに関するデータだけがキャプチャされます。 音声ストリームは、2 つのエンドポイント間のパケット ストリームです。 一方のエンドポイントが保留になると、コールが引き続き接続されている場合でも、音声ストリームは停止します。 コールが再開されると、新しい音声パケット ストリームが開始され、以前のコール データは新しいコール データによって上書きされます。
[コール統計(Call Statistics)] 画面に音声ストリームに関する最新情報を表示するには、次の手順を実行します。
ステップ 1 アプリケーション を押します。 ステップ 2 を選択します。 ステップ 3 [コール統計(Call Statistics)] 画面を終了するには、[戻る(Back)] を押します。
コール統計のフィールド
次の表に、[コール統計(Call Statistics)] 画面の項目を示します。
表 3 Cisco IP Phone の [コール統計(Call Statistics)] の項目 項目
説明
受信コーデック(Receiver Codec)
受信された音声ストリームのタイプ(RTP ストリーミング オーディオの送信元コーデック)。G.729、G.722、G.711 mu-law、G.711 A-law、iLBC。
送信コーデック(Sender Codec)
送信された音声ストリームのタイプ(RTP ストリーミング オーディオの送信元コーデック)。G.729、G.722、G.711 mu-law、G.711 A-law、iLBC。
受信サイズ(Receiver Size)
受信中の音声ストリーム(RTP ストリーミング オーディオ)の音声パケット サイズ(ミリ秒)。
送信サイズ(Sender Size)
送信中の音声ストリームの音声パケット サイズ(ミリ秒)。
受信パケット(Rcvr Packets)
音声ストリームが開始されてから受信された RTP 音声パケットの数。
(注) コールが保留されていた可能性があるため、この数値は、必ずしもコールが開始されてから受信された RTP 音声パケットの数と同じであるとは限りません。
送信パケット(Sender Packets)
音声ストリームが開始されてから送信された RTP 音声パケットの数。
(注) コールが保留されていた可能性があるため、この数値は、必ずしもコールが開始されてから送信された RTP 音声パケットの数と同じであるとは限りません。
平均ジッター(Avg Jitter)
受信中の音声ストリームが開始されてから測定された、RTP パケット ジッターの推定平均値(パケットがネットワークを経由する際の動的な遅延)(ミリ秒単位)。
最大ジッター(Max Jitter)
受信中の音声ストリームが開始されてから測定された最大ジッター(ミリ秒単位)。
受信破棄(Receiver Discarded)
受信中の音声ストリームで廃棄された RTP パケットの数(不良パケット、過度の遅延などによる)。
(注) シスコ ゲートウェイが生成したペイロード タイプ 19 のコンフォート ノイズ パケットはこのカウンタを増分するため、電話機はこれらのパケットを破棄します。
受信喪失パケット(Rcvr Lost Packets)
失われた RTP パケット(転送中に喪失)。
音声品質メトリック(Voice Quality Metrics)
累積フレーム損失率(Cumulative Conceal Ratio)
隠蔽フレームの総数を、音声ストリームの開始以降に受信された音声フレームの総数で割った値。
直近フレーム損失率(Interval Conceal Ratio)
アクティブな音声に先行する 3 秒間の間隔における、音声フレームに対する隠蔽フレームの比率。 音声アクティビティ検出(VAD)を使用する場合は、アクティブな音声を 3 秒集めるために、もっと長い間隔が必要になる可能性があります。
最大フレーム損失率(Max Conceal Ratio)
音声ストリームの開始以降、最も高い間隔の損失率。
フレーム損失発生秒数(Conceal Seconds)
音声ストリームの開始以降、隠蔽イベント(フレーム損失)があった秒数([深刻なフレーム損失発生秒数(Severely Conceal Secs)] の値を含む)。
深刻なフレーム損失発生秒数(Severely Conceal Seconds)
音声ストリームの開始以降、5 % を超える隠蔽イベント(フレーム損失)があった秒数。
遅延(Latency)
ネットワーク遅延の推定値(ミリ秒単位)。 ラウンドトリップ遅延の実行中の平均値を表します。これは、RTCP 受信レポート ブロックの受信時に測定されます。
[セキュリティのセットアップ(Security Setup)] ウィンドウの表示
セキュリティ設定フィールド
[セキュリティ設定(Security Setup)] 画面には、次の項目が表示されます。
表 4 セキュリティ設定の項目 項目
説明
セキュリティ モード(Security Mode)
電話機に設定されているセキュリティ モードを表示します。
LSC
ローカルで有効な証明書(LSC)(セキュリティ機能に使用される)が電話機にインストールされているかどうかを示します。
信頼リスト(Trust List)
[信頼リスト(Trust List)] は、[CTL 署名(CTL Signature)] および [Call Manager/TFTP サーバ(Call Manager/TFTP Server)] のサブメニューが表示される、トップレベルのメニューです。
802.1X 認証(802.1x Authentication)
電話機に対して 802.1X 認証を有効にできます。
Cisco IP Phone Web ページ
Cisco IP Phone には、それぞれ Web ページがあります。この Web ページで、電話機に関する次のような情報を表示できます。
[デバイス情報(Device Information)]:電話機のデバイスの設定および関連情報を表示します。
[ネットワークのセットアップ(Network Setup)]:ネットワークのセットアップ情報とその他の電話機の設定情報を表示します。
[ネットワーク統計情報(Network Statistics)]:ネットワーク トラフィックに関する情報を提供するハイパーリンクを表示します。
[デバイス ログ(Device Logs)]:トラブルシューティングに利用できる情報を提供するハイパーリンクを表示します。
[ストリームの統計(Streaming Statistic)]:さまざまなストリーミング統計情報へのハイパーリンクが表示されます。
ここでは、電話機の Web ページから取得可能な情報について説明します。 この情報は、電話機の操作のリモート モニタやトラブルシューティングに役立てることができます。
また、この情報の多くは、電話機から直接取得することもできます。 詳細については、[モデル情報(Model Information)] ウィンドウの表示を参照してください。
関連タスク
電話機の Web ページへのアクセス
手順
ステップ 1 次の方法のいずれかを使用して、Cisco IP Phone の IP アドレスを入手します。 ステップ 2 Web ブラウザを開いて、次の URL を入力します。ここで、IP_address は Cisco IP Phone の IP アドレスです。 http://<IP_address>
デバイス情報
電話機の Web ページの [デバイス情報(Device Information)] エリアには、電話機のデバイス設定と関連情報が表示されます。 次の表に、これらの項目を示します。
(注)
次の表にリストしている一部の項目は、すべての電話機モデルに適用されません。
[デバイス情報(Device Information)] 領域を表示するには、電話機の Web ページへのアクセスの説明に従って、電話機の Web ページにアクセスしてから、[デバイス情報(Device Information)] ハイパーリンクをクリックします。
ネットワークのセットアップ
電話機の Web ページにある [ネットワークのセットアップ(Network Setup)] エリアには、ネットワークの設定情報と電話機のその他の設定に関する情報が表示されます。 次の表に、これらの項目を示します。
これらの項目の多くは、Cisco IP Phone の [ネットワークのセットアップ(Network Setup)] メニューで表示し、設定できます。
[ネットワークのセットアップ(Network Setup)] 領域を表示するには、電話機の Web ページにアクセスし、次に [ネットワークのセットアップ(Network Setup)] ハイパーリンクをクリックします。
ネットワーク統計
電話機の Web ページにある次のネットワーク統計ハイパーリンクには、電話機のネットワーク トラフィックに関する情報が表示されます。
[イーサネット情報(Ethernet Information)]:イーサネット トラフィックに関する情報を表示します。
[アクセス(Access)]:電話機の PC ポートとの間で送受信されるネットワーク トラフィックに関する情報を表示します。
[ネットワーク(Network)]:電話機のネットワーク ポートとの間で送受信されるネットワーク トラフィックに関する情報を表示します。
ネットワーク統計領域を表示するには、電話機の Web ページにアクセスして、[イーサネット情報(Ethernet Information)]、[アクセス(Access)]、または [ネットワーク(Network)] ハイパーリンクをクリックします。
関連タスク
[イーサネット情報(Ethernet Information)] Web ページ
次の表では、[イーサネット情報(Ethernet Information)] Web ページの内容について説明しています。
表 7 [イーサネット情報(Ethernet Information)] の項目 項目
説明
Tx フレーム(Tx Frames)
電話機が送信するパケットの総数。
Tx ブロードキャスト(Tx broadcast)
電話機が送信するブロードキャスト パケットの総数。
Tx マルチキャスト(Tx multicast)
電話機が送信するマルチキャスト パケットの総数。
Tx ユニキャスト(Tx unicast)
電話機が送信するユニキャスト パケットの総数。
Rx フレーム(Rx Frames)
電話機が受信したパケットの総数。
Rx ブロードキャスト(Rx broadcast)
電話機が受信するブロードキャスト パケットの総数。
Rx マルチキャスト(Rx multicast)
電話機が受信するマルチキャスト パケットの総数。
Rx ユニキャスト(Rx unicast)
電話機が受信するユニキャスト パケットの総数。
Rx PacketNoDes
ダイレクト メモリ アクセス(DMA)記述子がないため廃棄されたパケットの総数。
[アクセス領域(Access Area)] と [ネットワーク領域(Network Area)] の Web ページ
次の表で、[アクセス領域(Access Area)] および [ネットワーク領域(Network Area)] の Web ページの情報を説明します。
表 8 [アクセス(Access)] 領域と [ネットワーク(Network)] 領域の項目 項目
説明
Rx totalPkt
電話機が受信したパケットの合計数
Rx crcErr
CRC が失敗した、受信されたパケットの合計数
Rx alignErr
フレーム チェック シーケンス(FCS)が無効であり、長さが 64 ~ 1522 バイトの受信されたパケットの合計数
Rx マルチキャスト(Rx multicast)
電話機が受信したマルチキャスト パケットの合計数
Rx ブロードキャスト(Rx broadcast)
電話機が受信したブロードキャスト パケットの合計数
Rx ユニキャスト(Rx unicast)
電話機が受信したユニキャスト パケットの合計数
Rx shortErr
サイズが 64 バイトより小さい、受信された FCS エラー パケットまたは Align エラー パケットの合計数
Rx shortGood
サイズが 64 バイトより小さい、受信された有効なパケットの合計数
Rx longGood
サイズが 1522 バイトより大きい、受信された有効なパケットの合計数
Rx longErr
サイズが 1522 バイトより大きい、受信された FCS エラー パケットまたは Align エラー パケットの合計数
Rx size64
無効なパケットを含め、サイズが 0 ~ 64 バイトまでの受信されたパケットの合計数
Rx size65to127
無効なパケットを含め、サイズが 65 ~ 127 バイトまでの受信されたパケットの合計数
Rx size128to255
無効なパケットを含め、サイズが 128 ~ 255 バイトまでの受信されたパケットの合計数
Rx size256to511
無効なパケットを含め、サイズが 256 ~ 511 バイトまでの受信されたパケットの合計数
Rx size512to1023
無効なパケットを含め、サイズが 512 ~ 1023 バイトまでの受信されたパケットの合計数
Rx size1024to1518
無効なパケットを含め、サイズが 1024 ~ 1518 バイトまでの受信されたパケットの合計数
Rx tokenDrop
リソース不足(FIFO オーバーフローなど)が原因でドロップされたパケットの合計数
Tx excessDefer
メディアが使用中であることが原因で送信が遅延したパケットの合計数
Tx lateCollision
パケット転送の開始後 512 ビット時間過ぎてから衝突が起こった回数
Tx totalGoodPkt
電話機が受信した有効なパケット(マルチキャスト、ブロードキャスト、およびユニキャスト)の合計数
Tx Collisions
パケットの送信中に生じた衝突の合計回数
Tx excessLength
パケット送信が 16 回試行されたために送信されなかったパケットの合計数
Tx ブロードキャスト(Tx broadcast)
電話機が送信したブロードキャスト パケットの合計数
Tx マルチキャスト(Tx multicast)
電話機が送信したマルチキャスト パケットの合計数
LLDP FramesOutTotal
電話機から送信された LLDP フレームの合計数
LLDP AgeoutsTotal
キャッシュ内でタイムアウトになった LLDP フレームの合計数
LLDP FramesDiscardedTotal
必須 TLV のいずれかについて、欠落している、順序に誤りがある、または範囲を超える文字列長が含まれているために廃棄された LLDP フレームの合計数
LLDP FramesInErrorsTotal
検出可能なエラーが 1 つ以上含まれる状態で受信された LLDP フレームの合計数
LLDP FramesInTotal
電話機が受信した LLDP フレームの合計数
LLDP TLVDiscardedTotal
破棄された LLDP TLV の総数。
LLDP TLVUnrecognizedTotal
電話機で認識されなかった LLDP TLV の総数。
CDP ネイバー デバイス ID(CDP Neighbor Device ID)
CDP が検出した、このポートに接続されているデバイスの ID
CDP ネイバー IP アドレス(CDP Neighbor IP Address)
CDP プロトコルで検出されたネイバー デバイスの IP アドレス
CDP ネイバー IPv6 アドレス(CDP Neighbor IP Address)
CDP プロトコルで検出されたネイバー デバイスの IPv6 アドレス
CDP ネイバー ポート(CDP Neighbor Port)
CDP プロトコルで検出された、電話機が接続されているネイバー デバイスのポート。
LLDP ネイバー デバイス ID(LLDP Neighbor Device ID)
LLDP で検出された、このポートに接続されているデバイスの ID。
LLDP ネイバー IP アドレス(LLDP Neighbor IP Address)
LLDP プロトコルで検出されたネイバー デバイスの IP アドレス。
LLDP ネイバー IPv6 アドレス(LLDP Neighbor IP Address)
CDP プロトコルで検出されたネイバー デバイスの IPv6 アドレス
LLDP ネイバー ポート(LLDP Neighbor Port)
LLDP プロトコルで検出された、電話機が接続されているネイバー デバイスのポート。
ポート情報(Port Information)
速度と二重化モード。
デバイス ログ
電話機の Web ページにある次のデバイス ログのハイパーリンクには、電話機のモニタとトラブルシューティングに役立つ情報が表示されます。 デバイス ログの領域にアクセスするには、電話機の Web ページへのアクセスの説明に従って、電話機の Web ページにアクセスします。
[コンソール ログ(Console Logs)]:個々のログ ファイルへのハイパーリンクが含まれます。 コンソール ログ ファイルには、電話機が受信したデバッグ メッセージとエラー メッセージが含まれます。
[コア ダンプ(Core Dumps)]:個々のダンプ ファイルへのハイパーリンクが含まれます。 コア ダンプ ファイルには、電話のクラッシュ時のデータが含まれています。
[ステータス メッセージ(Status Messages)]:電話機に最後に電源が投入されてから電話機が生成したステータス メッセージの中で最近のものを最大 10 件表示します。 電話機の [ステータス メッセージ(Status Messages)] 画面にも、この情報が表示されます。 ステータス メッセージ ウィンドウの表示では、表示される可能性のあるステータス メッセージが説明されています。
[デバッグの表示(Debug Display)]:トラブルシューティングのサポートを依頼する際に、Cisco TAC に有用なデバッグ メッセージを提供します。
ストリームの統計
Cisco IP Phone は、同時に最大で 3 つのデバイスとの間で情報をストリーミングできます。 電話機は、コール中、または音声やデータの送受信サービスの作動中に、情報をストリーミングします。
電話機の Web ページにある [ストリームの統計(Streaming Statistics)] 領域には、ストリームに関する情報が表示されます。
[ストリームの統計(Streaming Statistics)] 領域を表示するには、電話機の Web ページにアクセスし、次に [ストリーム(Stream)] ハイパーリンクをクリックします。
次の表に、[ストリームの統計(Streaming Statistics)] 領域の項目を示します。
表 9 [ストリームの統計(Streaming Statistics)] 領域の項目 項目
説明
リモート アドレス(Remote Address)
ストリームの宛先の IP アドレスおよび UDP ポート。
ローカル アドレス(Local Address)
電話機の IP アドレスおよび UPD ポート。
開始時刻(Start Time)
Cisco Unified Communications Manager が電話機にパケットの送信開始を要求した時間を示す内部タイム スタンプ。
ストリーム ステータス(Stream Status)
ストリーミングがアクティブかどうかを示します。
ホスト名(Host Name)
電話機の MAC アドレスに基づいて電話機に自動的に割り当てられる一意の固定された名前。
送信パケット(Sender Packets)
この接続の開始以降に電話機が送信した RTP データ パケットの総数。 接続が受信専用モードに設定されている場合、値は 0 です。
送信オクテット(Sender Octets)
この接続の開始以降に電話が RTP データ パケットで送信したペイロード オクテットの総数。 接続が受信専用モードに設定されている場合、値は 0 です。
送信コーデック(Sender Codec)
送信ストリームに対応する音声符号化のタイプ。
送信した送信レポート(Sender Reports Sent)
(注を参照)
RTCP 送信レポートが送信された回数。
送信した送信レポート時間(Sender Report Time Sent)
(注を参照)
最後に RTCP 送信レポートが送信された時間を示す内部タイム スタンプ。
受信喪失パケット(Rcvr Lost Packets)
この接続でのデータの受信を開始してから失われた RTP データ パケットの総数。 予期されたパケット数から実際に受信されたパケット数を差し引いた値として定義されます。受信パケット数には、遅延または重複パケットも含まれます。 接続が送信専用モードに設定されていた場合、値は 0 として表示されます。
平均ジッター(Avg Jitter)
RTP データ パケットの内部到着時間の平均偏差の推定値(ミリ秒単位)。 接続が送信専用モードに設定されていた場合、値は 0 として表示されます。
受信コーデック(Receiver Codec)
受信ストリームに使用された音声符号化のタイプ。
送信した受信レポート
(注を参照)
RTCP 受信レポートが送信された回数。
送信した受信レポート時間
(注を参照)
RTCP 受信レポートが送信された時間を示す内部タイム スタンプ。
受信パケット(Rcvr Packets)
この接続でのデータ受信開始以降に電話機が受信信した RTP データ パケットの総数。 マルチキャスト コールの場合は、さまざまな送信元から受信したパケットが含まれます。 接続が送信専用モードに設定されていた場合、値は 0 として表示されます。
受信オクテット(Rcvr Octets)
この接続でのデータ受信開始以降にデバイスが RTP データ パケットで受信したペイロード オクテットの総数。 マルチキャスト コールの場合は、さまざまな送信元から受信したパケットが含まれます。 接続が送信専用モードに設定されていた場合、値は 0 として表示されます。
累積フレーム損失率(Cumulative Conceal Ratio)
隠蔽フレームの総数を、音声ストリームの開始以降に受信された音声フレームの総数で割った値。
直近フレーム損失率(Interval Conceal Ratio)
アクティブな音声の直前の 3 秒間の音声フレームに対する隠蔽フレームの比率。 音声アクティビティ検出(VAD)を使用している場合、3 秒間のアクティブな音声を蓄積するには、より長い間隔が必要になることがあります。
最大フレーム損失率(Max Conceal Ratio)
音声ストリームの開始以降、最も高い間隔の損失率。
フレーム損失発生秒数(Conceal Seconds)
音声ストリームの開始以降、隠蔽イベント(フレーム損失)があった秒数([深刻なフレーム損失発生秒数(Severely Conceal Secs)] の値を含む)。
深刻なフレーム損失発生秒数(Severely Conceal Seconds)
音声ストリームの開始以降、5 % を超える隠蔽イベント(フレーム損失)があった秒数。
遅延(Latency)
(注を参照)
ネットワーク遅延の推定値(ミリ秒単位)。 ラウンドトリップ遅延の実行中の平均値を表します。これは、RTCP 受信レポート ブロックの受信時に測定されます。
最大ジッター(Max Jitter)
瞬時ジッターの最大値(ミリ秒単位)。
送信サイズ(Sender Size)
送信ストリームの RTP パケット サイズ(ミリ秒単位)。
受信した送信レポート(Sender Reports Received)
(注を参照)
RTCP 送信レポートが受信された回数。
受信した送信レポート時間(Sender Report Time Received)
(注を参照)
RTCP 送信レポートが最後に受信された時間。
受信サイズ(Receiver Size)
受信ストリームの RTP パケット サイズ(ミリ秒単位)。
受信破棄(Receiver Discarded)
ネットワークから受信されたが、ジッター バッファから廃棄された RPT パケット。
受信した受信レポート(Receiver Reports Received)
(注を参照)
RTCP 受信レポートが受信された回数。
受信した受信レポート時間(Receiver Report Time Receiveds)
(注を参照)
RTCP 受信レポートが最後に受信された時間。
音声品質メトリック(Voice Quality Metrics)
累積フレーム損失率(Cumulative Conceal Ratio)
隠蔽フレームの総数を、音声ストリームの開始以降に受信された音声フレームの総数で割った値。
直近フレーム損失率(Interval Conceal Ratio)
アクティブな音声に先行する 3 秒間の間隔における、音声フレームに対する隠蔽フレームの比率。 音声アクティビティ検出(VAD)を使用している場合、3 秒間のアクティブな音声を蓄積するには、より長い間隔が必要になることがあります。
最大フレーム損失率(Max Conceal Ratio)
音声ストリームの開始以降、最も高い間隔の損失率。
フレーム損失発生秒数(Conceal Seconds)
音声ストリームの開始以降、隠蔽イベント(フレーム損失)があった秒数([深刻なフレーム損失発生秒数(Severely Conceal Secs)] の値を含む)。
深刻なフレーム損失発生秒数(Severely Conceal Seconds)
音声ストリームの開始以降、5 % を超える隠蔽イベント(フレーム損失)があった秒数。
(注)
RTP 制御プロトコルが無効になっている場合、このフィールドのデータは生成されないため、0 が表示されます。