Cisco TelePresence System の Cisco Unified Communications Manager の設定
システムの電源投入および CiscoTelePresence Administration Software GUI のイネーブル化
スタティック ネットワーク アドレスを使用する IX5000 または IX5200 システムの設定
初回設定後に必要な補助ディスプレイを使用したシステムの再起動
発行日:2014 年 12 月 10 日
改訂:2015 年 1 月 5 日
この章では、IX システムを初めて設定するために実行する作業について説明します。この章の内容は次のとおりです。
• 「Cisco TelePresence System の Cisco Unified Communications Manager の設定」
• 「システムの電源投入および Cisco TelePresence Administration Software GUI のイネーブル化」
• 「スタティック ネットワーク アドレスを使用する IX5000 または IX5200 システムの設定」
IX システムは、下位レベルのソフトウェア バージョン(Ix 8.0.0.2)があらかじめロードされています。初回設定を開始する前に、cisco.com から最新の IX ソフトウェア バージョンをロードし、このリンクからお使いのマシンにロードする必要があります: https://software.cisco.com/download/release.html?mdfid=284307107&flowid=31903&softwareid=280886992&release=8.0.1(88)&relind=AVAILABLE&rellifecycle=&reltype=all
詳細については、「Cisco TelePresence System の Cisco Unified Communications Manager の設定」を参照してください。
システムを使用する前に、Cisco Unified Communications Manager(Unified CM)でシステムを設定する必要があります。
Unified CM でデバイスを設定する前に、システムを設定してこの章のすべての手順を完了することができますが、デバイスを登録するまでは、次のどの操作も完了することはできません。
• Touch デバイスのソフトウェアは Unified CM からダウンロードすることはできません。ログにエラーを受信します。
• Cisco TelePresence Administration GUI のデバイスの説明は正しくありません。
Unified CM でデバイスを設定するには、次の手順を実行します。
ステップ 1 Unified CM ソフトウェアが最低限必要なデバイス パックのバージョンであることを確認します。
9.1.2 の最小デバイス パックのバージョンは 9.1(2.13063)で、10.5 の最小デバイス パックのバージョンは 10.5(1.12016)です。古いバージョンにはデバイス タイプとして Cisco TelePresence IX5000 がありません。
ヒント IX5200 の場合は、デバイス タイプを Cisco TelePresence IX5000(18 席)として設定します。
ステップ 2 Unified CM サーバに Cisco TelePresence Administration Software のイメージをロードします。
(注) お使いの Unified CM がすでに必要な IX5000 ソフトウェアをロードしている場合は、この手順を省略できます。
ステップ 3 Unified CM で、システムをデバイスとして登録します。詳細については、『 Cisco Unified Communications Manager Configuration Guide for the Cisco TelePresence System 』の「 Configuring a Cisco TelePresence Device 」の章を参照してください。
ステップ 4 Cisco TelePresence Administration Software GUI を使用して、お使いの Unified CM サーバ用の TFTP サーバをシステムに追加します。これを行うには、次の手順を実行します。
a. ユーザ「管理者(admin)」としてシステムの管理 GUI にログインします。デフォルトのパスワードは cisco です。
b. [設定(Configuration)] に移動し、[コール制御マネージャ(Call Control Manager)] 領域で [TFTP サーバ(TFTP Server)] に入り、[適用(Apply)] をクリックします。
Cisco TelePresence デバイスを使用した Unified CM の設定の詳細については、『 Cisco Unified Communications Manager Configuration Guide for the Cisco TelePresence System 』を参照してください。
CTS Administration Software をロードするには、次の手順を実行します。
ステップ 1 次の手順を実行して、システムの電源を入れます。
(注) システムにすでに電源が入っている場合はこの手順を省略し、ステップ 2 に進みます。
(注) この手順は 2 人で行うとより簡単ですが、必要なのは 1 人のみです。
1. 手袋を着用し、上部角でファスキアの左側を持ち、外側に引き出します。ファスキアをヒンジから外側に動かせるようにします。
2. ファスキアの左側を地面に配置し、まっすぐ立てておきます。結合部をねじったり、過度な負荷をかけたりしないでください。
3. システムの中心を動かし、ファスキアの中央を外側に引き、その部分を地面に配置します。
4. ファスキアの左上隅で右端を持ち、外側に引いて、それを地面に配置します。
中央と側面のセクションを垂直にし、直立に保たれるようにします。
b. 左下と右下のディスプレイ フレームに取り付けた 2 台の PDU をオンにします。
コーデックをオンにした後、IX5000 ディスプレイ コーデックがアクティブになります。CTS のすべてのディスプレイに緑色のチェック マークが表示され、ブートアップ中であることが示されます。図 1 に示すように 6 つのチェック マークが表示された段階でブートアップが完了します。
ヒント システムが Unified CM に登録されていない場合は、ブートアップ プロセス中に表示される MAC アドレスを書き留めておきます。MAC アドレスは、Unified CM にシステムを登録する際に必要です。
ステップ 2 図 1 に示すように、画面右上に表示される IP アドレスを書き留めておきます。システムがすでに起動している場合は、Touch 10 デバイスの左上をタップし、[情報(Info)] をタップして、システム IP アドレスを書き留めておきます。この情報は、Cisco TelePresence System Administration にログインするときに使用します。この IP アドレスは、Cisco TelePresence System Administration にログインするか、セキュア シェル(SSH)を使用して IX5000 にログインするまで表示されます。
(注) 表示された IP アドレスが 192.168.100.2 の場合は、システムと DHCP サーバが通信できないか、システムで DHCP が使用されていません。ネットワークで DHCP が使用されていない場合、「スタティック ネットワーク アドレスを使用する IX5000 または IX5200 システムの設定」のように、システムに固定 IP アドレスを設定します。
ステップ 3 まだ設定していない場合は、Cisco Unified Communications Manager GUI を設定します。Cisco Unified Communications Manager の設定手順の詳細については、『 Cisco Unified Communications Manager Installation Guide for the Cisco TelePresence System 』を参照してください。
ステップ 4 ネットワークに接続されているコンピュータのブラウザを開きます。
ステップ 5 URL フィールドに、ステップ 2 でメモした IP アドレスを入力して Enter を押します。ブラウザで Cisco TelePresence System Administration が起動します。
ヒント IP アドレスを書き留めておらず、ディスプレイに表示されなくなった場合は、Touch 10 制御デバイスの左上隅に表示される番号をタップしてから、[システム情報(System Info)] をタップします。
ステップ 6 次の情報を入力して、システムにログインします。
– [ユーザ名:(Username:)] admin(大文字と小文字が区別される)
– [パスワード:(Password:)] cisco(大文字と小文字が区別される)
代替 TFTP サーバを使用する必要がある場合は、[Cisco Unified Communications Manager (Unified CM) デバイス(Cisco Unified Communications Manager (Unified CM) Device)] ページで代替 TFTP サーバに関するパラメータを設定します。代替 TFTP サーバの設定手順については、『 Cisco TelePresence System Administrator's Guide 』の「 Configuring the Cisco TelePresence System 」の章を参照してください。
(注) DHCP から Cisco Unified Communications Manager に提供される TFTP アドレスを使用する場合は、この操作を実行しないでください。
アドレスを取得するのに、ダイナミック ホスト コンフィギュレーション プロトコル(DHCP)を使用しないで、スタティックに割り当てられた IP アドレスを使用している場合、次の手順を使用してシステムにスタティック アドレスを割り当てます。
ステップ 2 イーサネット ケーブルに DHCP 対応の PC を接続します。
ステップ 3 PC のセッション IP アドレスを検索します。
ヒント お使いの PC が Windows ベースの場合、[検索(Search)] ボックスで cmd と入力して(または [スタート(Start)] > [ファイル名を指定して実行(Run)] をクリックして、cmd と入力して)ターミナル ウィンドウをオープンし、次に ipconfig と入力して、セッション IP アドレスを検索します。
ステップ 4 次のいずれかの方法で、CLI コマンドまたは Cisco TelePresence Administrative GUI を使用して、ネットワーク アドレスを設定します。
• Cisco TelePresence Administrative GUI を使用してアドレスを設定するには、次の手順を実行します。
a. サポートされているインターネット ブラウザを使用して、IP アドレス 169.254.1.1 を入力し、Cisco TelePresence システムの GUI にログインします。
b. メッセージに従ってユーザ名とパスワードを入力します。デフォルトでは、ユーザ名は admin でパスワードは cisco です。
c. [設定(Configuration)] をクリックします。
d. [DHCP] 領域で、[静的(Static)] をクリックします。
e. スタティック IP アドレス、サブネット マスク、IP ゲートウェイ DNS サーバ、およびネットワークのドメイン名を入力します。
• CLI コマンドを使用してアドレスを設定するには、次の手順を実行します。
a. セキュア シェル(SSH)クライアントを使用して、IP アドレス 169.254.1.1 で CLI セッションを開きます。デフォルトのユーザ名/パスワードは、admin/cisco です。
b. 次のコマンドを入力して、スタティック ネットワーク IP アドレスを設定します。
set network IP static ip-address ip-subnet ip-gateway [ dns-address1 ][ dns-address2 ][ domain-name ]
ip-subnet は、システムの IP サブネット マスクです。
ip-gateway は、システムの IP ゲートウェイです。
– dns-address1 は、DNS サーバ 1 の IP アドレスです(オプション)。
– dns-address2 は、DNS サーバ 2 の IP アドレスです(オプション)。
– domain-name は、ネットワークのドメイン名です(オプション)。
次の例では、Cisco TelePresence System の IP アドレスを 10.0.0.2、サブネットを 255.255.255.0、ゲートウェイを 10.0.0.1、DNS サーバを 172.16.1.5、そしてドメイン名を cisco.com に設定します。
IX システムで補助ディスプレイを使用する場合は、ディスプレイが検出されるように、初回設定が完了した後にシステムを再起動する必要があります。再起動後に、初回設定に戻って補助ディスプレイの設定を確認できます。詳細については、 CSCur46966 のリリース ノートのエンクロージャ(シスコの登録ユーザのみ)を参照してください。
IX システムでは、ホワイトボードのプロジェクションをサポートしています。また、ホワイトボードの音声が会議参加者に聞こえるように、ホワイトボードの正面に配置されるマイクをサポートします。
ここでは、ホワイトボードおよびホワイトボード マイクの配置の要件について説明します。
• ホワイトボードの縦横比を 16:9 にする必要があります。
ヒント ホワイトボードがこの比率にない場合、比率が 16:9 になるまでホワイトボードの境界内にある赤色のターゲットを調整できます。
• 最小または最大寸法はありませんが、ホワイトボードは 3 台のカメラのいずれか 1 台の視野に完全に収まる必要があります。投影される領域が 2 台のカメラの間でオーバーラップすることは可能ですが、1 台のカメラのビューに完全に収まる必要があります。
– システムを設置する前にホワイトボードを壁に配置する場合は、各カメラの画角を計算し、それに応じてホワイトボードを配置できます。各カメラには 44 度の画角があります(±2 度)。カメラは 11 度オーバーラップします(±2 度)。これらの角度を図 3 に示します。
– 会議出席者や物理的な遮蔽物が表示をブロックしていると、ホワイトボードの高さを計画することがより困難になります。カメラの視野内に収まる限り、ホワイトボードはテーブルの高さの下に配置することもできます。
• ホワイトボードは後ろの壁、または横の壁にも配置できます。配置に関係なく、ソフトウェアがホワイトボードの歪みを直し、正しく表示します。
図 3 に、正しいホワイトボードの配置と、不適切なホワイトボードの配置を示します。最初の 2 台のホワイトボードは右のカメラの表示領域に収まります。1 台は横の壁に配置されており、もう 1 台は後ろの壁に配置されています。どちらの配置も許容範囲内です。
3 台目のホワイトボードは中央と左のカメラの領域でオーバーラップしており、それは許容されますが、どちらのカメラの視野全体にも収まっていないため、許容されません。
(注) 図 3 は初回設定を実行している 2 台のホワイトボードを示しています。
ステップ 1 次の構文を使用して、IX5000 管理 GUI にログインします。
ip-address は、システムの起動中に書き留めた IP アドレスです(例については図 1 を参照)。
ヒント IP アドレスを書き留めておらず、ディスプレイに表示されなくなった場合は、Touch 10 制御デバイスの左上隅に表示される番号をタップしてから、[システム情報(System Info)] をタップします。
ステップ 2 左のメニューで、[初回設定(First-Time Setup)] をクリックします。
ステップ 3 [設定の開始(Start Setup)] をクリックします。
ステップ 4 次の手順に従って、メインおよび補助ディスプレイ(ある場合)の初期設定を実行します。
a. 3 台のメイン ディスプレイのほかに補助ディスプレイがある場合は、[はい(Yes)] をクリックし、そうでない場合は、[いいえ(No)] をクリックして、ステップc.に進みます。
b. 適切な補助ディスプレイのレイアウトをクリックし、[完了(Done)] をクリックします。
ヒント 誤って [はい(Yes)] をクリックした場合に、システムに補助ディスプレイがないときは、[キャンセル(Cancel)] をクリックして次のステップに進みます。
c. グラフィックにディスプレイの正しい位置が表示された場合は、[続行(Continue)] をクリックします。そうでない場合は、システムの電源をオフにし、[設定の終了(Exit Setup)] をクリックして、システムのケーブル配線を確認します。
ケーブルのホット スワップは必要ありません。ケーブル配線を変更した後は、必ずシステムを起動または再起動するようにしてください。
ステップ 5 次の手順を実行し、システムのカメラの調整を実行します。
a. ターゲットの後ろの線が、中央と横のテーブルトップ間の継ぎ目にぴったり合うように、カメラ ターゲット(システムに同梱)を配置します。
b. ターゲットの後ろの端がテーブルの背面の端とぴったり揃っていることを確認してください。
c. テーブルトップの、特に背面の端がクリアになるようにし、[続行(Continue)] をクリックしてテストを開始します。
d. テストが完了したら、[続行(Continue)] をクリックしてセットアップを検証します。
テストが失敗した場合は、ターゲットが正しく配置されていることと、テーブル端に障害物がないことを確認して、初回設定を最初から再実行してください。
座ったまま、カメラ間を移動します。ディスプレイの間でオブジェクトが縮小されたり拡張されたりしないことを確認します。
ヒント 左と中央のディスプレイ、および中央と右のディスプレイの間で腕を動かし、正しい長さで腕が表示されることを確認します。
e. カメラの設定に問題がなければ、[続行(Continue)] をクリックして、スタンドアップ ビューを確認します。
立ち上がり、カメラ間を移動します。カメラの位置合わせが正しく実行されなかった場合は、[設定の終了(Exit Setup)] をクリックして、初回設定を最初から再実行してください。
(注) スタンドアップ ビューは、参加者の身長が最高 6 フィート(183 cm)に設計されています。これより高い参加者は、画面に完全に収まらない場合があります。この状態は正常であり、テストを無効にしません。カメラのビューに十分収まるように後ろに移動します。
f. 座ったときと立ったときの両方のビューが受け入れ可能であれば、[続行(Continue)] をクリックして、カメラのホワイト バランスのキャリブレーションに進みます。
g. ホワイト バランスが完了したら、[続行(Continue)] をクリックして、ホワイトボードの設定に進みます。
ステップ 6 システムにホワイトボードがある場合は、次の手順を実行してホワイトボードの表示をセットアップします。
• ホワイトボードの縦横比は 16:9 である必要があります。これ以外の縦横比では、ホワイトボードを再生したときに引き伸ばされたり、縮んだりする場合があります。
• ホワイトボードは 1 台のカメラの表示可能領域に完全に収まっている必要があります。例については、図 3 を参照してください。
ヒント 3 台すべてのカメラの表示領域を確認するには、GUI の左側の余白で [ハードウェア設定(Hardware Setup)] ボタンをクリックし、[カメラ設定(Camera Setup)] をクリックします。テストを開始する前に、3 台のカメラすべてに全体のビューがそれぞれトリミングされずに表示されます。ホワイトボードの要件の詳細については、「ホワイトボードのルール」を参照してください。
a. 4 つの赤い磁気ターゲット(システムに同梱)をホワイトボードのターゲットの隅に合わせます。ホワイトボードの比率が 16:9 でない場合は、比率が 16:9 になるまでターゲットを移動します。
ヒント ホワイトボードが磁気でない場合は、ターゲットの裏にテープを貼ります。
c. ホワイトボードが正しく選択され、ホワイトボードが 1 台のカメラのビューに完全に収まっていない場合は、[ホワイトボードの選択(Select Whiteboard)] をクリックします。イメージが正しく選ばれない場合は、ターゲットを移動し、[再キャプチャ(Re-Capture)] をクリックします。
d. [続行(Continue)] をクリックし、スピーカーの設定に進みます。
ステップ 7 システムがすべてのシステム スピーカーからの音を再生するのを聞きます。音が正常に聞こえたら、[続行(Continue)] をクリックし、マイク接続テストに進みます。スピーカーから音が再生されない場合は、システムの電源をオフにし、[設定の終了(Exit Setup)] をクリックしてスピーカーのケーブル配線を確認し、システム バックアップの電源をオンにし、初回設定を再実行します。
ステップ 8 テーブルが片付いていることを確認し、部屋にノイズがないことを確認したら、[続行(Continue)] をクリックします。
ステップ 9 テストに合格したら、[続行(Continue)] をクリックします。テストが何らかの問題を検出した場合は、[設定の終了(Exit Setup)] をクリックして問題を修正し、初回設定に戻ります。
ステップ 10 マイクロのコネクタ テストに進みます。マイク バーの前に座ります。マイク バーの片側に向かって話すか(単一マイク バーに 2 つのセグメントがあります)、マイク バーの片側を爪でひっかきます。
画面のアイコンが点灯し、マイク バーが有効になっていることを示します。
ステップ 11 [続行(Continue)] をクリックします。マイク バーのすべてのセグメント(第 1 列に合計 6 ヵ所、第 2 列に合計 12 ヵ所)でこのテストを繰り返します。問題が見つかった場合は、[設定の終了(Exit Setup)] をクリックして、マイク バー、TDM、およびホスト CPU コーデック間のマイクのケーブル配線を確認します。
ヒント 問題がすべてのマイク バーに影響する場合、TDM とコーデック間のケーブル配線を確認します(TDM は第 1 列にあり、該当する場合は第 2 列のケーブル管理パネルにあります)。問題が 1 つのマイク バーにある場合は、マイク バーと TDM 間のケーブル配線を確認します。
ステップ 12 [続行(Continue)] をクリックし、反響テストに進みます。
ステップ 13 反響テストを実行するには、[続行(Continue)] をクリックします。このテストが完了するまでには数分かかります。
ステップ 14 ノイズ レベル テストに移動するには [続行(Continue)] をクリックします。
ステップ 15 部屋が静かであることを確認したら、[続行(Continue)] をクリックし、ノイズ レベル テストを開始します。テスト中は静かにします。
ステップ 16 ノイズ レベル テストが完了したら、[続行(Continue)] をクリックします。
ヒント ノイズ レベルと反響テストを実行したら、「ノイズ レベルと反響テストの結果の取得」の手順に従って結果をダウンロードおよび表示します。
ステップ 17 次の手順に従ってホワイトボードのマイク(存在する場合)をセットアップしてください:
(注) ホワイトボードのマイクの詳細については、「ホワイトボードのマイクの要件」を参照してください。
a. ホワイトボードに最も近いマイク バーの前で通常どおり話します。
b. ホワイトボードの近くに行き、ホワイトボードの前で通常どおり話します。
c. 2 つのサウンド バーが同じレベルになるまで、プリアンプのゲイン ダイヤル ノブを調整します。
ステップ 18 テストが完了したら、[設定の完了(Setup Complete)] をクリックして初回設定を終了します。
(注) ただし、システムあたり 1 台のホワイトボードのみを設定し、ホワイトボードのカメラを使用できます。
ホワイトボード マイクはホワイトボードの前にいる人が話している場合に使用されます。発表中の参加者が聞こえるようにすることができます。
ホワイトボード マイクは次の条件を満たしている必要があります。
• マイクは全方位(無線またはコード配線)であり、100Hz ~ 10KHz(+/- 3dB)の最小周波数特性が必要です。
• マイクには、ゲイン ノブおよび電源(最大入力電圧 +3dBV)の調整可能なプリアンプを含める必要があります。
• 出力ラインは、ホスト CPU コーデックに接続するために 3.5 mm TRS コネクタを使用する必要があります。
図 4 に、サンプルのホワイトボード マイクを示します。
• ホワイトボードのマイクは床から約 8 フィート(2.44 メートル)、およびホワイトボードから約 18 インチ(46 cm)である必要があります。
ヒント 有線または無線のマイクを使用できます。ブームは必要ありません。
ノイズ レベルと反響テストの実行後、管理 GUI で [ロゴ(Logs)] > [レポート(Reports)] に移動して、レポートを取得できます。ファイル名が Noise と RT60 で始まる .html ファイルのリストが表示されます。[ダウンロード(Download)] をクリックし、HTML ブラウザでレポートを開きます。
図 6 [レポート(Reports)] 画面と RT60 およびノイズ レベル HTML ファイル例。