この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
目次
実行する必要のある特定のタスクおよび手順は、Unified CVP のまったく新しいインストールを実行するか、製品の以前のリリースからアップグレードするかによって異なります。
このマニュアルは、2 部構成になっています。第 2 ~ 6 章では、Unified CVP 9.0(1) をインストールするために必要な情報が提供されます。第 7 ~ 11 章では、移行の互換性、計画、アップグレード、移行、およびトラブルシューティングについて説明します。
以前のリリースから Unified CVP 9.0(1) に移行するために実行する必要のある特定のタスクは、移行元の Unified CVP 製品のリリース、およびシステムに存在する Cisco Unified Contact Enter Enterprise と Unified Communications Manager のリリースに応じて異なります。
アップグレードは、ソフトウェアの現行リリースを同じ OS プラットフォームでそのソフトウェアのより新しいリリースに移すプロセスです。 たとえば、Unified CVP 8.0(1) および Unified CVP 8.5(1) は Windows 2003 Server 上で実行するため、リリース 8.0(1) からリリース 8.5(1) に移すとアップグレードしたことになります。
移行は、ある OS プラットフォームで実行するソフトウェアの現行リリースを別の(より新しい)リリースの OS プラットフォームで実行するそのソフトウェアのより新しいリリースに移すプロセスです。 たとえば、Unified CVP 8.0(1) および Unified CVP 8.5(1) は Windows 2003 Server で実行し、Unified CVP 9.0(1) は Windows 2008 R2 Server で実行します。 Unified CVP Release 8.0(1) または Release 8.5(1) から Unified CVP 9.0(1) に移すと移行したことになります。
(注) |
Unified CVP 7.0(1) 以前のリリースから Unified CVP 9.0(1) への移行は、サポートされていません。 展開に Unified CVP 7.0(1) 以前のリリースが含まれている場合、移行には、以下の実行する必要のある 2 つのステップが必要になります。 |
第 7 ~ 11 章では、アップグレード方法と既存の Unified CVP インストールから Unified CVP 9.0(1) への移行パス、およびトラブルシューティングについて説明します。
Unified CVP ソフトウェア DVD は、さまざまな Unified CVP コンポーネントのソフトウェアで構成されます。 CVP 9.0(1) では、細かい設定なしに、CVP ソリューションのインストール、設定、および管理に必要なすべての機能が提供されます。
これは、Unified CVP の基本ソフトウェアです。
固有のコンポーネントには、以下が含まれます。
以下が含まれます。
このサーバは、履歴リポジトリ(レポートに使用可能)をコール センターに提供します。 このサーバは、レポート データを 1 つ以上のコール サーバおよび VXML Server から受信し、そのデータを Informix データベースに格納します。
このサーバには、Informix 報告サブシステム、ORM、SNMP モニタリング、STNA、および STPA も含まれます。
このソフトウェアでは、ASR/TTS のような Unified CVP ソリューション コンポーネントのリモート管理が行えます。 これには、ORM、STNA、および STPA が含まれます。
このパッケージは、CVP Server、VXML Server、および Reporting パッケージにすでに含まれています。
IBM WebSphere Application Server は、リリース 9.0(1) ではサポートされません。
Unified CVP 9.0(1) では、Cisco Unified Presence Server(CUP Server)のプロキシ サーバとしてのサポートが中止されます。
Unified CVP でのコンテンツ サービス スイッチ(CSS)のロード バランサとしてのサポートは、リリース 9.0(1) 以降、Unified CVP 展開では中止されます。
展開に Cisco コンテンツ サービス スイッチ(CSS)デバイスが含まれる場合、以前のリリースの Unified CVP 8.0(1) または Unified CVP 8.5(1) から Unified CVP 9.0(1) に移行する前に、CSS から Application Control Engine(ACE)に移行する必要があります。 CSS から ACE への移行には、CSS2ACE コンバータ ツールを使用します。 詳細については、http://wwwin.cisco.com/dss/adbu/dcas/adoptions/cssmigration/ を参照してください。
リリース 9.0(1) では、Video Media Server はサポートされません。
Unified CVP 9.0(1) は、Windows 2003 Server ではサポートされません。
Call Studio は Unified CVP の一部ですが、Call Studio のインストーラは CVP インストール プログラムには含まれていません。 Unified Call Studio のインストーラは、Unified CVP インストール DVD で見つけることができます。 Call Studio インストール プログラムを実行する手順は、Unified Call Studio インストール タスクで示されます。
簡易ネットワーク管理プロトコル(SNMP)を介してネットワーク管理のサポートを提供します。
メディア サーバ コンポーネントは、Microsoft Internet Information Services(IIS)や Apache などの単純な Web サーバです。このコンポーネントにより、録音済みの音声ファイル、外部 VoiceXML ドキュメント、または外部 ASR 文法をゲートウェイに提供できます。 Microsoft IIS メディア サーバと Apache メディア サーバは、両方とも HTTP ベースです。
Microsoft IIS は、Unified CVP 9.0(1) 以降で使用がサポートされる唯一のメディア サーバです。 このコンポーネントは、CVP Server パッケージの一部としてインストールされます。
このマニュアルの手順は、Unified CVP コンポーネントおよびその他の VoIP システム コンポーネントへの接続にのみ関連するものです。 このマニュアルでは、初回インストールおよび以下の VoIP システム コンポーネントの設定については扱いません。