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この章では、Cisco CRA 3.0 ソフトウェアをインストールする方法について説明します。
Cisco CRA 3.0 ソフトウェアは、次のサーバにインストールできます。
• Cisco Media Convergence Server(Cisco MCS)
• Cisco Integrated Communications System(ICS)7750
• Cisco System Processing Engine (SPE)310
Cisco CRA 3.0 は、次のいずれかの基本的なサーバ コンフィギュレーションでインストールできます。
• 専用サーバ:サーバに Cisco CRA だけをインストールします。
• 共存コンフィギュレーション:Cisco CallManager と Cisco CRA を同じサーバにインストールします。
どちらのコンフィギュレーションでも、1 つのサーバにすべての Cisco CRA コンポーネントをインストールできます。
(注) Cisco CRA を前バージョンからアップグレードし、システム プロンプトをカスタマイズしている場合、Cisco CRA 3.0 のインストール プロセスは、カスタマイズされたプロンプトを Cisco CRA 3.0 のデフォルト プロンプトで上書きします。カスタマイズしたプロンプトを保存する場合は、Cisco CRA 3.0 にアップグレードする前にバックアップを取る必要があります。「Cisco CRA ファイルのバックアップと回復」を参照してください。
• 「Windows 2000 Server のインストール」
• 「登録に Product Activation Key を使用する」
Cisco CRA をインストールする前に、LDAP ディレクトリが動作していることを確認します。
ステップ 1 Windows のデスクトップから、 Start > Programs > Administrative Tools > Services を選択します。
ステップ 2 DC Directory Server サービスを探します。
LDAP ディレクトリが動作している場合は、Status カラムに Started と表示され、動作していない場合は Stopped または Paused と表示されています。
LDAP ディレクトリが動作していることを確認すると、Windows 2000 Server をインストールする準備が整います。
CRA サーバとなるサーバには、Cisco CRA 3.0 をインストールする前に、Windows 2000 Server オペレーティング システムをインストールする必要があります。共存インストールを実行する場合は、Cisco CRA 3.0 をインストールする前に、Cisco CallManager リリース 3.2 を共有サーバにインストールする必要があります。
(注) ICS 7750 コンフィギュレーションについては、「登録に Product Activation Key を使用する」を参照してください。
Windows 2000 Server オペレーティング システムをインストールするには、次の手順を実行します。
ステップ 1 Cisco Hardware Detection CD-ROM(オペレーティング システム CD Disk 1)を挿入します。
(注) Cisco MCS 7835-1000 サーバを使用している場合は、続行するかディスクアレイを再構成するかのオプションが画面に表示されます。ディスク アレイの再構成は試みないでください。キー操作はせずに、そのままインストールを続けてください。
ステップ 2 サーバが起動していない場合は、起動します。サーバが起動している場合は、リブートします。
サーバが起動または再起動すると、Cisco AVVID Welcome ウィンドウが表示され、続いて Welcome to the Cisco IP Telephony Applications Server Quickbuilder ウィンドウが表示されます。
• すでにオペレーティング システムが存在するサーバにインストールを行う場合は Type of Installation ウィンドウが表示されます。ステップ 4 に進みます。
• 既存のオペレーティング システムが存在しないサーバにインストールを行う場合は Configuration Process ウィンドウが表示されます。ステップ 6 に進みます。
ステップ 4 Type of Installation ウィンドウで、 New Installation or Server Replacement を選択し、Next をクリックします。
ステップ 5 表示された、インストール手順または再インストール手順に関する注意事項を読み、 Next をクリックします。
Configuration Process ウィンドウが表示されます。
ステップ 6 Configuration Process ウィンドウで、 Next をクリックします。
システムは、インストール CD-ROM からデータを取り出します。サーバの電源をオフにするように求めるメッセージが表示されます。
ステップ 7 サーバの電源をオフにするように求めるプロンプトが表示されたら、電源をオフにします。
ステップ 8 5 ~ 10 秒待ってから、サーバの電源をオンにします。
システムが再起動すると Cisco AVVID ウィンドウが表示され、続いて Product Key ウィンドウ、Hardware Configuration ウィンドウ、および New Installation ウィンドウまたは Server Replacement ウィンドウが表示されます。
Configuration Process ウィンドウが表示されます。
システムが再起動すると、Configuration Process ウィンドウが表示されます。
プロンプトが表示され、サーバの電源をオフにするよう求められます。
ステップ 12 サーバの電源をオフにするように求めるプロンプトが表示されたら、電源をオフにします。
ステップ 13 5 ~ 10 秒待ってから、サーバの電源をオンにします。
ステップ 14 Product Key テキスト フィールドに次のプロダクト キーを入力します。
End User License Agreement ウィンドウが表示されます。
ステップ 16 ライセンス情報を読み、規約に従う場合は I Agree をクリックします。
Server Replacement Option ウィンドウが表示されます。
ステップ 17 I am recovering a system from backup チェックボックスがオフになっていることを確認し、Next をクリックします。
Ready to Complete Installation ウィンドウが表示されます。
Welcome to the Cisco IP Telephony Applications Server Configuration Wizard ウィンドウが表示されます。
Cisco Registration ウィンドウが表示されます。
ステップ 20 システムのユーザ名、組織名、コンピュータ名、および DNS ドメイン サフィックス情報を入力し、Next をクリックします。
• Workgroup Name オプションボタンをクリックする。
• Domain User Name オプションボタンをクリックする。 パスワード を入力し、そのパスワードを Confirm Password フィールドに再度入力します。
ステップ 23 適切なタイム ゾーン、日付、および時刻を選択し、Next をクリックします。
IP Address Configuration ウィンドウが表示されます。
ステップ 24 サーバの IP アドレスを検索する次のいずれかの方法を選択します。
(注) Cisco CRA サーバには、スタティック IP アドレスをお勧めします。
• Obtain an IP address automatically オプションボタンをクリックして、自動的に IP アドレスを取得する(ネットワークがこのオプションをサポートしている場合)。
• Use the following IP address オプションボタンをクリックして、サーバの IP アドレス 、 サブネットマスク 、および デフォルト ゲートウェイ を入力し、サーバにスタティック IP アドレスを使用する(ネットワークがこのオプションをサポートしている場合)。
• Obtain DNS and WINS server address automatically オプションボタンをクリックして、DNS サーバおよび WINS サーバのアドレスを自動的に取得する(ネットワークがこのオプションをサポートしている場合)。
• Use the following DNS and Wins server addresses オプションボタンをクリックして プライマリ DNS サーバ、 セカンダリ DNS サーバ、 プライマリ WINS サーバ、および セカンダリ WINS サーバの IP アドレスを入力し、DNS サーバおよび WINS サーバのスタティック アドレスを使用する(DNS サーバおよび WINS サーバにスタティック IP アドレスがある場合)。
Simple Network Management Protocol(SNMP)ウィンドウが表示されます。
ステップ 26 サーバのコミュニティ ストリングを入力します。
デフォルトのコミュニティ ストリング値は public です。SNMP トラップとコミュニティ ストリングの詳細については、「SNMP Trap Sender の設定」を参照してください。
Set Telnet and Terminal Services ウィンドウが表示されます。
ステップ 28 Keep Telnet and Terminal Services Enabled チェックボックスがオンになっていることを確認し、Next をクリックします。
インストール情報を表示するダイアログボックスが表示され、サーバがコンフィギュレーション プロセスを実行します。
(注) コンフィギュレーション エラーを防止するため、コンフィギュレーション プロセスの実行中にマシンをリブートしないでください。
ステップ 29 コンフィギュレーション プロセスが完了したら、必要な CD を挿入してください。
適切な CD-ROM を挿入してから、システムが CD からサーバへファイルをコピーし、インストールを続行するまで 10 ~ 30 秒かかります。
ステップ 30 プロンプトが表示されたら CD-ROM を取り出し、任意のキーを押してサーバをリブートします。
サーバは 2 回再起動し、Windows 2000 Server Setup ウィンドウが表示されます。
サーバが再起動すると、Windows 2000 Server Setup が自動的に完了し、もう一度再起動します。
(注) インストール エラーを防止するため、Windows 2000 Server Setup プロセスを中断しないでください。このプロセスは自動的に完了します。
セットアップ プロセスが完了すると、Cisco Product Activation ウィンドウが表示されます。
ステップ 31 OK をクリックして、オペレーティング システムのインストールを完了します。
新しい Windows 2000 Administrator のパスワードの入力を求めるメッセージが表示されます。パスワードをブランクのままにするか、6 文字以上の値を指定します。パスワードにはスペースを使用しないでください。
パスワードを入力すると、Administrator パスワードの変更に成功したことを示すメッセージが表示されます。
システムから、今すぐシステムをリブートするかどうかを尋ねられます。
ステップ 34 Yes をクリックして、システムをリブートします。
• 共存インストールを実行している場合は、Windows 2000 のインストールおよび設定を終了してから Cisco CallManager をサーバにインストールします。
• 専用インストールを実行している場合は、Cisco CallManager リリース 3.2 以降をインストールします。
これで、Product Activation Key を使用して購入登録を行う準備が整いました。
オペレーティング システムをインストールした後、Cisco CRA 3.0 をインストールする前に購入登録を行う必要があります。
Cisco CRA 3.0 のコピーには、この製品が正式に購入されたことを確認する、一意な Product Activation Key(PAK)が含まれています。PAK は製品の外箱、または Installation CD のケースに記載されています。
(注) すでに Cisco CRA をインストールし、追加でプロダクト ライセンスを購入した場合は、追加ライセンスの PAK が記載されたライセンス証明書を受け取ることになります。
購入登録を行うと、適切なライセンス ファイルが添付された確認の電子メールを受信します。Cisco CRA インストーラは、ライセンス ファイルを使用して製品購入の正当性を確認し、サーバにインストールするコンポーネントを決定します。
PAK を Cisco Connection Online Customer Registration Web ページにインストールするには、次の手順を実行します。
PAK は、製品の外箱または Cisco CRS Installation CD-ROM のケースに記載されています。
すでに CRA 3.0 をインストールしてコンポーネントを追加している場合は、注文時に受け取ったライセンス証明書に PAK が記載されています。
ステップ 2 次の URL を使用して Cisco Connection Online Customer Registration Web ページにアクセスします。
http://www.cisco.com/cgi-bin/Software/FormManager/formgenerator.pl
Cisco Connection Online Customer Web ページが表示されます。
登録ページは正式に注文されたことを確認し、適切なライセンス ファイルを電子メールで送信します。
ステップ 4 ライセンス ファイルを電子メールで受け取った後、CRA サーバの C:\ ドライブにフォルダを作成し、このフォルダに対してライセンス ファイル(たとえば、CRA Licenses)の保存およびライセンス ファイルのコピーを行います。
ステップ 5 ライセンス ファイルの移動には、フロッピー ディスクまたはネットワーク接続を使用します。
これで、Cisco CRA 3.0 をインストールする準備が整いました。
Cisco CRA 3.0 をインストールするには、次の手順を実行します。
ステップ 1 Cisco CRS のインストレーション CD-ROM を挿入します。
Welcome to the Cisco Customer Response Applications Installation ウィンドウが表示されます。
Cisco Customer Response Application Product License Location ウィンドウが表示されます。
ステップ 3 Product License Path フィールドに、ライセンス ファイルが格納されているフォルダのパスを入力するか、Browse をクリックしてファイルの場所を指定します。
ステップ 5 ライセンス キー フィールドに、インストールする製品のライセンス キーを入力して Next をクリックします。
Cisco Installation Wizard ウィンドウが表示され、選択した項目が表示されます。
ステップ 6 Yes をクリックして、選択内容を確認します。
Language Selection ペインが Cisco CRA Installation Wizard ウィンドウに表示されます(図 3-1 参照)。
図 3-1 Cisco CRA Installation Wizard ウィンドウ--Language Selection ペイン
ステップ 7 Language Group 領域でインストールする言語グループを選択します。
お客様の所属する地域とその他の地域で利用可能な言語のリストが、選択した言語グループに応じて表示されます(図 3-1 参照)。
ステップ 8 Language 領域で、ステップ 7 で選択した言語グループに対応する国を選択します。
ステップ 9 選択した国の行で、次のいずれかのチェックボックスをオンにします。
• Country Specific:地理的地域内のすべての国に対して適用されます。
• Group Default:選択した言語は、カスタマイズされ ISO-3166 標準に基づいて、地域または国のバリエーション(方言)が作成されます。各言語グループのうち 1 つの言語にだけ Group Default を選択できます。
Cisco CallManager Database Location ペインが表示されます(図 3-2 参照)。
図 3-2 Cisco CallManager Database Location ペイン
ステップ 11 Cisco CallManager のデータベース情報を入力するには、次のいずれかのアクションを実行します。
• 共存インストールの場合は、This Server オプションボタンをクリックし、Next をクリックします。
Cisco CRA Installation Wizard ウィンドウに、ICD Directory Server Configuration ペインが表示されます。Directory Administrator パスワードを入力し、ステップ 13 に進みます。
• 専用サーバ インストールの場合は、A Different Server オプション ボタンをクリックし、アプリケーション サーバを接続する Cisco CallManager のホスト名を入力します。
付録 B「代替ディレクトリのセットアップ コンフィギュレーション」 にある、専用サーバのインストールを指定する手順を実行します。
ステップ 12 ICD の LDAP サーバ情報を入力するには、次のいずれかのアクションを実行します。
• 共存インストールの場合は、Use This Server's LDAP チェックボックスがオンになっていることを確認し、ステップ 14 に進みます。
• 専用サーバ インストールの場合は、Use This Server's LDAP チェックボックスをオフにします。
ネットワークの LDAP ホストを使用し、 付録 A「代替サーバ コンフィギュレーション」 の「代替 LDAP コンフィギュレーション」にある代替 LDAP コンフィギュレーションを指定する手順を実行します。
Cisco IP ICD をインストールするかどうかにより、次のいずれかのウィンドウが表示されます。
• Cisco IP ICD をインストールしない場合は、Cisco CRA Installation Wizard ウィンドウの CTI Manager Locations ウィンドウ ペインが表示されます。ステップ 22 に進みます。
• Cisco IP ICD をインストールする場合は、Cisco CRA Installation Wizard ウィンドウの ICD Configuration ペインが表示されます(図 3-3 参照)。
(注) インストールの選択により、ICD Configuration ペインのフィールドが、例に示すペインと異なる場合があります。
図 3-3 Cisco CRA Installation Wizard ウィンドウ--ICD Configuration ペイン
ステップ 14 Language ドロップダウン リストから、デフォルトの言語(たとえば、English)を選択します。
この手順の前半、ステップ 7 で選択した言語と同じ言語を選択します。
ステップ 15 VoIP Monitor DB Login Info 領域で、次のいずれかのアクションを実行します。
• すでに Database User ID and Password フィールドに移動したデフォルトの情報をそのまま使用する。
• 新しい Database User ID および Password を入力する。
VoIP Monitor DB Login ペイン情報に Cisco CallManager データベースが表示されます。VoIP Monitor は、Cisco CallManager データベースにログインし、音声パケット トラフィックを検知する目的で電話の Media Access Control(MAC)アドレスを抽出します。
ステップ 16 VoIP Packet Sniffer 領域に、パケットのスニッフィングに使用するネットワーク アダプタの IP アドレスを入力します。
この IP アドレスは、VoIP Monitor が接続するネットワーク カードのアドレスです。このネットワーク カードは、IP 電話トラフィックを監視するため、Catalyst スイッチの Switched Port Analyzer(SPAN)ポートに接続されます。
ステップ 17 Dial Plan Settings 領域に、市外局番、ローカル回線接続コード、および長距離回線接続コードを入力し、長距離電話を許可する場合は Ensure a 1 is Dialed on Long Distance Calls チェックボックスをオンにします。
CTI Manager Locations ペインがCisco CRA Installation Wizard ウィンドウに表示されます(図 3-4 参照)。
図 3-4 Cisco CRA Installation Wizard ウィンドウ--CTI Manager Locations ペイン
ステップ 19 CTI Manager Locations ペインで、ご使用の環境の CTI マネージャーのロケーションを指定します。
(注) ほとんどの場合、CTI Manager A 領域は Hostname および Administrative User ID の情報で構成されています。
ステップ 20 CTI Manager A 領域で、デフォルトの情報をそのまま使用するか、ホスト名、管理ユーザ ID、およびパスワードを入力します。
このオプションは、CTI マネージャーおよび Cisco CRA とCisco CallManager 間の JTAPI 接続の保守に使用します。
ステップ 21 CTI Manager B ペインで、必要に応じてホスト名、管理ユーザ ID、およびパスワードを入力します。
このオプションをフェールオーバーの目的で使用すると、Cisco CRA が JTAPI 接続を維持できます。
Ready to Install Cisco Customer Response Applications ウィンドウが表示され、インストールが開始します。
インストールが完了すると、Administrator Account Password ダイアログボックスが表示されます(図 3-5 参照)。
図 3-5 Administrator Account Password ダイアログボックス
(注) 専用インストールの場合は、Cisco Telephony Applications Utility Setup ウィンドウが表示されます。このウィンドウは、このサーバのバックアップ ターゲットのセットアップに使用します。ICS 7750 の Service Processing Element(SPE)は、バックアップ ターゲットにのみ使用でき、バックアップ サーバとしては使用できません。
ステップ 23 Administrator Account Password フィールドに新しいパスワードを入力し、確認して、 OK をクリックします。
(注) ダイアログボックスにそのまま従ってパスワード フィールドをブランクのままにすると、重大なセキュリティ リスクを引き起こすことになります。Administrator パスワードを作成することをお勧めします。
新しい SQL サーバ パスワードの入力を求めるプロンプトが表示されます。
ステップ 24 SQL サーバ パスワードを入力して確認し、OK をクリックします。
(注) 共存コンフィギュレーションの場合、OS および Cisco CallManager コンフィギュレーションに使用したものと同じ Administrator パスワードと SQL パスワードを入力します。
ステップ 25 Yes をクリックして、システムをリブートします。
サーバがリブートすると、Customer Response Applications Administration ログイン ウィンドウが表示されます。
これで Cisco CRA 3.0 Administration Web インターフェイスにログインする準備が整いました。
Cisco CRA 3.0 をインストールした後、CRA Administration Web インターフェイスにログインします。
CRA Administration Web インターフェイスを使用すると、ネットワーク上の任意のコンピュータの Web ブラウザから Cisco CRA 3.0 Engine および Cisco CRA アプリケーションを管理できます。
CRA Administration Web インターフェイスでは、さまざまな管理タスクを実行することができます。次に例を示します。
(注) Authentication Login Web ページをブックマークする前に、次の手順を実行してください。
Cisco CRA Administration Web インターフェイスに初めて接続する場合は、次の手順を実行します。
• CRA サーバが動作しているサーバから、Start > Programs > Cisco CRA Administrator > Application Administrator を選択します。
• リモート コンピュータから、Web ブラウザに次の URL を入力します。
このサンプルの URL では、servername は DNS 名、または Cisco CRA サーバの IP アドレスです。
Application Administrator ログイン ページが表示されます。
ステップ 2 ログイン名として、 Administrator
を入力し、パスワードとして ciscocisco を入力します。次に、Logon をクリックします。
(注) 初回のセットアップ プロセスの場合のみ、指定されたログイン名およびパスワードを使用してください。
Cisco CRA Administrator Setup ウィンドウが表示されます。このウィンドウは、一度だけセットアップするタスクの実行に使用します。
これで、Cisco CRA サーバでの Directory サーバ設定を確立する、最初のセットアップ タスクを実行する準備が整いました。
Cisco IP Telephony Directory サーバは、コンフィギュレーション情報および Cisco CRA スクリプトを DC Directory に保存します。
(注) 代替ディレクトリのコンフィギュレーション情報については、付録 A「代替サーバ コンフィギュレーション」を参照してください。
Cisco CRA サーバは、Cisco IP Telephony Directory からのディレクトリ情報、および別のサーバにあるリポジトリからのアプリケーション コンフィギュレーションとスクリプト ロジックも受け取ることができます。このシナリオでは、ディレクトリとリポジトリでコンフィギュレーションが異なります。
(注) ICS 7750 コンフィギュレーションでは、Cisco IP Telephony Directory サーバの IP アドレスを使用します。
効率的なリソース管理のため、Cisco IP Telephony Directory サーバは各タイプのコンフィギュレーションをプロファイルとして保管します。
(注) CRA 2.xから 3.0 に変換し、既存のプロファイルを保持する場合は、ディレクトリ情報を設定する前に、付録 C「Cisco CRA 2.x から 3.0 へのプロファイル変換」 で説明する LDAP 変換ユーティリティを実行する必要があります。
CRA サーバまたは Cisco CRA サーバの再配置でシステム エラーが発生した場合は、ディレクトリ プロファイルを Cisco IP Telephony Directory から代わりの Cisco CRA サーバにアップロードできます。
ディレクトリ プロファイルは Cisco CRA サーバによって、1 度に 1 つずつ使用されます。ただし、リポジトリ プロファイルは、複数の Cisco CRA サーバで共有できます。
新しい Cisco CRA サーバでディレクトリ サーバ設定を行うには、次の手順を実行します。
ステップ 1 必要に応じて Cisco CRA Administration インターフェイスに接続し、ログインします。
詳細については「CRA Administration Web インターフェイスへのアクセス」を参照してください。
Cisco CRA Administration Setup Web ページが表示されます。
最初の Directory Setup ペインが表示されます(図 3-6参照)。
図 3-6 CRA Administration Web ページ--最初の Directory Setup ペイン
ステップ 3 ディレクトリ コンフィギュレーション情報を入力します( 表 3-1 参照)。
2 番目の Directory Setup ペインが表示されます(図 3-7)。
図 3-7 CRA Administration Web ページ--2 番目の Directory Setup ペイン
ステップ 5 CRA 2.x から CRA 3.0 に変換する場合で、既存のプロファイル名を使用するときは、Profile Name ドロップダウン メニューからプロファイル名を選択し、Edit をクリックします。
(注) CRA 2.x から既存のプロファイルを使用する前に、付録 C「Cisco CRA 2.x から 3.0 へのプロファイル変換」で説明する LDAP 変換ユーティリティを実行する必要があります。
ステップ 6 新しいプロファイル名を入力するには、 Edit をクリックします。
Explorer User Prompt ダイアログボックスが表示されます。
ステップ 7 新しいプロファイル名を入力し、 OK をクリックします。
Explorer User Prompt ダイアログボックスが閉じ、新しいプロファイルが 2 番目の Directory Setup ペインの Profile Name テキスト フィールドに表示されます。
ステップ 8 必要なプロファイル名をすべて入力するまで、ステップ 6 および 7 を繰り返します。
3 番目の Directory Setup ペインが表示されます(図 3-8参照)。
図 3-8 CRA Administration Web ページ--3 番目の Directory Setup ペイン
ステップ 10 セットアップの必要性に応じて 次のいずれかのアクションを実行します。
• Use the default Repository profile オプションボタンをクリックして、リポジトリ プロファイルを同じサーバで作成します。
• Use a different Repository profile オプションボタンをクリックして、コンフィギュレーション プロファイルとリポジトリ プロファイルを分けて保持します。
Directory Information ウィンドウが表示され、リポジトリ プロファイルにディレクトリ情報を入力するように求められます。
4 番目と 5 番目の Directory Setup ペインが表示されます。
– Repository ディレクトリに適切なコンフィギュレーション情報を入力します。
これで、アドミニストレータ アクセス レベルを割り当てる準備が整いました。
ステップ 1 User Maintenance ペイン(図 3-9 参照)で、Group ドロップダウン メニューから Administrator を選択します。
図 3-9 CRA Administration Web ページ--User Maintenance ペイン
ステップ 2 CMUsers リストボックスで、選択可能な CallManager ユーザを選択し、 < をクリックしてユーザを CRA Administrator/Supervisor リストボックスへ移動します。
ユーザ名の後ろに、ユーザを管理者として識別するラベルが付きます(図 3-10参照)。
図 3-10 Administrator/Supervisor リストボックス領域
(注) CRA システムのアップデートを可能にするには、管理者を少なくとも 1 人指定する必要があります。
ステップ 3 Finish をクリックして User Maintenance プロセスを終了し、コンフィギュレーション ファイルおよびリポジトリ ファイルを初期化します。
Setup ペインが表示され、選択したコンフィギュレーションが表示されます。
ステップ 4 Application Administrator ログインページから、再度システムにログインします。その際は、Cisco CallManager で作成し、Cisco CRA で Administrator として設定した管理者のユーザ名およびパスワードを使用します。
(注) ログイン名 Administrator およびパスワード ciscocisco は使用できません。
Cisco Customer Response Applications Administration ウィンドウが表示されます。
これで、システムのプロビジョニングを開始する準備が整いました。システムをプロビジョニングするには、『Cisco Customer Response Applications Administration Guide』を参照してください。
SNMP トラップにセキュリティを設定すると、認証されたシステムだけがSNMP 情報にアクセスできるようになります。コミュニティ ストリングは、SNMP 情報のパスワードの役目をします。つまり、システムは、同じコミュニティ内のシステムとだけ SNMP 情報を交換できます。また、システムが情報に対して読み取り専用か、SNMP 情報の読み取り書き込みが可能かどうかを指定することもできます。また、SNMP 要求の有効なソースも設定できます。
Cisco CRA のアラーム サービスまたは SNMP トラップの詳細については、『Cisco Customer Response Applications Troubleshooting Guide』を参照してください。
SNMP トラップを使用するには、次の手順を実行して、Cisco CRA サーバにSNMP トラップの宛先を設定する必要があります。
ステップ 1 Windows のデスクトップから、 Start > Settings > Control Panel を選択します。
ステップ 2 Administrative Tools をダブルクリックします。
Administrative Tools ウィンドウが表示されます。
ステップ 4 SNMP Services オプションを右クリックし、 Properties を選択します。
SNMP Service Properties ダイアログボックスが表示されます(図 3-11 参照)。
図 3-11 SNMP Service Properties ダイアログボックス
Traps タブが表示されます(図 3-12参照)。
図 3-12 SNMP Service Properties ダイアログボックス--Traps タブ
ステップ 6 Community name フィールドに、このコンピュータがトラップ メッセージを送信するコミュニティ名を入力します。
(注) 少なくとも 1 つのコミュニティ ストリングを設定してください。設定しない場合は、SNMP が要求に応答しません。
ステップ 8 Trap Destinations 領域で Add をクリックします。
SNMP Service Configuration ダイアログボックスが表示されます(図 3-13)。
図 3-13 SNMP Service Configuration ダイアログボックス
ステップ 9 IP アドレスを入力するか、トラップの宛先のホスト名を入力し、 Add をクリックします。
ステップ 10 必要に応じて各トラップの宛先について、ステップ 6 ~ 10 を繰り返します。
ステップ 11 OK をクリックして変更を適用し、SNMP Service Properties ウィンドウを終了します。
Cisco CRA 3.0 をインストールする際に、CRA のバックアップおよび回復ユーティリティもインストールします。このユーティリティは、既存の Cisco CallManager バックアップ サーバに対するバックアップ ターゲットとして設定します。その後で、CRA タブを選択し Cisco CRA 3.0 ホスト名を追加し接続性を確認することで、Cisco CallManager のバックアップおよび回復プログラムを設定します。
Cisco CallManager backup and recovery プログラムでは、あらゆるバックアップまたは回復の操作が実行できます。
(注) Cisco CRA 3.0 をインストールする前に、バックアップおよび回復プログラムを実行して、既存のコンフィギュレーション ファイルとプロファイル ファイルをネットワーク ドライブまたはテープにコピーすることをお薦めします。インストールが失敗した場合は、オリジナル ソフトウェアの再インストールおよびデータの回復を行う必要があります。
Cisco CRA コンフィギュレーションのバックアップと回復については、『Installing Cisco CallManager Guide』を参照してください。
(注) バックアップ ツールは Cisco CRA SDK ファイル(customengine.xml および customeditor.xml)をバックアップしません。これらのファイルを保存するには、手動でバックアップを行う必要があります。
CRA Application Administration Web インターフェイスから、次のプラグインを、Web ブラウザを使用してダウンロードしていきます。
• Cisco CRA Editor:Cisco CRA アプリケーション スクリプトを開発するアプリケーションです。
詳細については、『 Cisco Customer Response Applications Developer Guide 』を参照してください。
• Cisco IP ICD Agent Desktop:ICD 電話エージェントが ICD 内線番号の監視とアベイラビリティ状態を操作するために PC のデスクトップ上で実行するアプリケーションです。
詳細については、 『 Cisco Customer Response Applications Developer Guide 』を参照してください。
• Cisco Historical Reporting:Cisco CRA システムのコール アクティビティに関する詳細情報を提供します。
詳細については、 『 Cisco Customer Response Applications Developer Guide 』 を参照してください。
• Cisco CRA SDK:Cisco CRA Editor の独自のステップまたはサブシステムを作成できます。
(注) 使用可能なプラグインは、購入した Cisco CRA パッケージにより異なります。
詳細については、 『 Cisco Customer Response Applications Developer Guide 』を参照してください。