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目次
このトピックでは、Script Editor で実行する一般的なタスクについて説明します。 このトピックでは、実行可能なすべてのタスクについては説明されていません。 Script Editor の詳細については、Script Editor のオンライン ヘルプを参照してください。
パレットを表示するには、[メイン(Main)] ツールバーの [パレット(Palette)] アイコンをクリックするか、[表示(View)] メニューから [パレット(Palette)] を選択します。 パレットには、スクリプト内で使用するノードのアイコンがあります。
使用可能なノードは、次のタブに分けられています。
次の図は、パレットの [一般(General)] タブを示しています。
[一般(General)] タブには、次のスクリプティング アクティビティのアイコンがあります。
次の図は、パレットの [ルーティング(Routing)] タブを示しています。
[ルーティング(Routing)] タブには、次のスクリプト アクティビティのアイコンがあります。
次の図は、パレットの [ターゲット(Targets)] タブを示しています。
[ターゲット(Targets)] タブには、次のスクリプト アクティビティのアイコンがあります。
次の図は、パレットの [キュー(Queue)] タブを示しています。
[キュー(Queue)] タブには、次のスクリプト アクティビティのアイコンがあります。
ステップ 1 |
Script Editor で、 をクリックします。 ルーティング スクリプトまたは管理スクリプトを選択するように求められます。
を選択するか [新規(New)] |
ステップ 2 |
次のアイコンをクリックします。
[編集(Edit)] ウィンドウ内に、開始ノードを含む新しいスクリプトが開きます。 |
ステップ 3 | スクリプトを作成します。 |
ステップ 4 | スクリプトを保存するには、 をクリックします。 スクリプト名の入力を求められます。 を選択するか [保存(Save)] |
ほとんどのノードには [コメント(Comment)] タブがあります。
ステップ 1 | [テキストの入力(Enter text)] フィールドにコメントを追加できます。 |
ステップ 2 | ノード内でコメントを表示する場所を選択することもできます。 これを行うには、[テキストの整列(Text justification)] 領域内のオプション ボタンを選択します。 |
ほとんどのノードには [接続ラベル(Connection Labels)] タブがあります。
ステップ 1 | [ラベルの位置(Label position)] 領域のスライダを動かすことで、接続ラベルの位置を指定できます(スクリプトをモニタ モードで表示している場合)。 スライダは、次の位置へ動かすことができます。 |
ステップ 2 | [モニタ ラベルを表示する(Display monitor labels)] チェックボックスをオフにして、接続ラベルを表示することもできます。 |
スクリプトをスケジュールするには、次のように、そのスクリプトにコール タイプを関連付けます。
スクリプトの表示モードには、次の 4 種類があります。
以降の項では、Packaged Contact Center Enterprise(Packaged CCE)と Unified Customer Voice Portal(Unified CVP)のスクリプティングの違いについて説明し、一般的なタスクでのそれらの連携を示します。
Packaged CCE のスクリプティングは、コール制御(時刻、コール タイプなどに基づいたコールの処理方法等)を提供します。 また、スキル グループやサービスに基づいたエージェントへのキューイングも処理します。 コールを Unified CVP に送信したり(たとえば、音声案内を再生し、コール入力番号を収集し、データベースに対して情報を取得または保存するため)、エージェントを待つためにコールをキューイングしたりすることを判断します。
Packaged CVP のスクリプティングは、オーディオ ファイルまたは音声合成に基づいた音声案内の再生や、プッシュ トーンまたは音声による発信者入力番号の収集など、IVR との対話を提供します。 また、発信者との動的な対話の実現に使用される情報を得るために、外部データベースや外部 Web サービスへのアクセスといった拡張機能も提供します。 たとえば、現在の残高にアクセスしたり、収集した顧客情報をデータベースに保存したりします。
Packaged CCE のスクリプティングは、コールのルーティングに使用されます。ただし、コールが CVP にアクセスする必要がある場合は、Call Studio で作成された Unified CVP スクリプトにセルフサービス コンポーネントが登録されます。 たとえば、お客様がクレジット カード会社に電話し、録音された音声メッセージが再生される場合、Packaged CCE コンポーネントは、どのスクリプトを実行するか、対話を販売コールとサービス コールのいずれとして処理するかを判断した後、どの VRU(音声応答装置)スクリプトが実行されるか選択します。その後、コールは VRU に送信されます。VRU はコールを Unified CVP の「セルフサービス エンジン」に接続します。 これらのタスクは、お客様がエージェントと会話せずになし遂げられます(たとえば、口座残高をタッチ トーン アクティベーションや音声で確認できます)。 情報の収集が完了すると、制御は Packaged CCE スクリプトに返されます。 Packaged CCE スクリプトは、お客様をエージェントにキューイングし、エージェントに接続します。
要約すると、Packaged CCE と Unified CVP は、連携して次のようなタスクを実行します。
Packaged CCE は、CVP メッセージング テクノロジーを使用して、Unified CVP に指示を与えたり、Unified CVP からの応答を受け取ったりします。
Packaged CCE と Unified CVP の連携の詳細については、はじめる前にを参照してください。
コンタクトをルーティングするためのスクリプトを作成するには、コール タイプとコンタクト データについて理解しておく必要があります。 通常、コール タイプの作成は、Unified CCE Administration ツールのコール タイプ ガジェットの使用中に行います。したがって、コール タイプの詳細については、 『Packaged CCE Administration Guide for Release 9.0(x)』のConfiguration Manager へのアクセスを参照してください。
コールタイプは、コンタクトの第 1 レベルのカテゴリであり、各コンタクトに関連付けられたデータによって識別されます。 スクリプトはコールタイプに関連付けられます。 特定のコールタイプのコンタクトを受信すると、そのコールタイプに関連付けられているスクリプトがそのコンタクトに対して実行されます。
デフォルト コールタイプとは、特定のコールタイプがコンタクトに関連付けられていない場合に使用されるコールタイプです。
各ルーティング クライアントのデフォルト コール タイプは、Configuration Manager の PG Explorer ツールを使用して定義します。 汎用のデフォルト コール タイプは、Configuration Manager の System Information ツールを使用して設定します。 また、特定のルーティング クライアントに関連付けられていない汎用のデフォルト コールタイプも定義する必要があります。 詳細については、 『Packaged CCE Administration Guide for Release 9.0(x)』の章、コール タイプを参照してください。
スクリプトはコールタイプごとにスケジュールされます。 Packaged CCE は、コンタクトのルーティング要求を受け取ると、そのコンタクトのコールタイプを判別して、そのコールタイプに関連付けられているスクリプトを実行します。
コールタイプはコンタクトの分類の第 1 レベルであり、コールタイプに応じてコンタクトのルーティング方法が異なるスクリプトを作成できます。 スクリプト内では他の種類の分類も使用されますが、コールタイプごとに異なるスクリプトを最初に実行することで、各コンタクトに別々の処理を適用できます。 コールタイプを使用することで、スクリプトを実行する前に、コンタクトを分類することが可能になります。
コールタイプは、コールタイプ修飾子と呼ばれる次のデータによって判別されます。
このセクションで説明するコールタイプ修飾子は、すべてのメディアからのコンタクトに適用されます。 ただし、使用する用語は音声コンタクトの用語です。他のメディアで用語が異なる場合は、このセクションと、このトピック内の以降のセクションで相違を説明しています。
ダイヤル番号(DN)は、発信者がダイヤルした電話番号の前にルーティング クライアントの名前と期間が追加された文字列です。 たとえば、ダイヤル番号は、「ucm.18005551212」のようになります。
通常、ダイヤル番号には 1 つ以上のコールタイプが関連付けられています。
Packaged CCE によるコンタクトとコール タイプの関連付けの一般的なプロセスは次のとおりです。
次の例は、Packaged CCE が音声コンタクトのコール タイプをどのように識別して、適切なスクリプトを実行するかを示しています。
次の基本的な例は、Packaged CCE が電子メールまたはチャット Web 要求のコール タイプをどのように識別するかを示しています。
ルーティング スクリプトを作成する場合、通常は Script Editor で用意されているノードを使用してコンタクトの分類方法を定義します。 コンタクトを分類することにより、お客様のニーズに応じた個別のソリューションをスクリプトで提供することができます。
分類とは、コンタクトに関連する特定のデータに基づいてコンタクトを類別するプロセスです。 分類により、スクリプトはコンタクトの最適な処理方法を決定します。
コールタイプは、ルーティング スクリプトにおける分類の第 1 レベルになります。 スクリプトはコール タイプごとにスケジュールされます。コンタクトのコール タイプによって、どのスクリプトを実行するかが決定されるため、コンタクトのタイプごとに異なるスクリプトを作成できます。
次の図に、静的コール タイプ ノードの [コール タイプのプロパティ(Call Type Properties)] ダイアログボックスを示します。
ステップ 1 | [コール タイプ(Call Type)] タブで、[静的(Statically)] オプション ボタンをクリックします。 |
ステップ 2 | [コール タイプ(Call Type)] リストから、そのコンタクトに割り当てるコール タイプを選択します。 |
警告 |
コール タイプ ノードでコール タイプを変更し、現在のスクリプトの実行を続行します。 コールのスクリプト変更ノードで現在のスクリプトの実行を終了し、そのコール タイプに関連付けられている新しいスクリプトを実行します。 |
(パレットの [ルーティング(Routing)] タブにある)コール タイプ ノードを使用すると、スクリプト内部からコンタクトのコール タイプを変更できます。
次の図に、動的コール タイプ ノードの [コール タイプのプロパティ(Call Type Properties)] ダイアログボックスを示します。
動的コール タイプ ノードを定義するには、次の手順を実行します。
ステップ 1 | [コール タイプ(call type)] タブで、[動的(Dynamically)] オプション ボタンを選択します。 |
ステップ 2 | コール タイプ名ごとにコンタクトのコール タイプを動的に変更するには、[検索基準(Find By)] セクションで [コール タイプ名(Call Type Name)] オプション ボタンを選択します。 |
ステップ 3 | コール タイプ ID ごとにコンタクトのコール タイプを動的に変更するには、[検索基準(Find By)] セクションで [コール タイプ ID(Call Type ID)] オプション ボタンを選択します。 |
ステップ 4 | コンタクトのコール タイプを変更する際に使用するコール タイプ名またはコール タイプ ID を決定するには、[数式エディタ(Formula Editor)] ボタンをクリックして式を作成します。 |
次に、コールのスクリプト変更ノードの [スクリプト変更のプロパティ(Requalify Properties)] ダイアログボックスを示します。
ステップ 1 | [コールのスクリプト変更(Requalify Call)] タブで、コンタクトに割り当てるコール タイプを選択します。 |
ステップ 2 | 必要に応じて、コメントを追加します。 |
警告 |
コール タイプ ノードでコール タイプを変更し、現在のスクリプトの実行を続行します。 コールのスクリプト変更ノードで現在のスクリプトの実行を終了し、そのコール タイプに関連付けられている新しいスクリプトを実行します。 |
「コール タイプ、コンタクト データ、およびスクリプティング」で説明されているように、コンタクトのコール タイプはダイヤル番号修飾子によって識別されます。
Packaged CCE は、これらの修飾子に基づいてコンタクトのコール タイプを識別し、そのコールタイプに関連付けられているスクリプトを実行します。
ただし、スクリプトの実行が開始された後でも、コール タイプ修飾子の値に基づいて、コンタクトの分類をさらに細分化できます。
次に、ダイヤル番号ノードの [ダイヤル番号のプロパティ(DN Properties)] ダイアログボックスを示します。
ステップ 1 | [ダイヤル番号(Dialed numbers)] リストから、ダイヤル番号またはスクリプト セレクタを 1 つ以上選択して、[追加>(Add>)] をクリックすると、[ターゲットのダイヤル番号(Target dialed numbers)] リストにそれらの項目が移動します。 現在のコンタクトが [ターゲットのダイヤル番号(Target dialed numbers)] リスト内のいずれかの項目に一致した場合は、そのノードの成功分岐に進み、そうでない場合は、失敗分岐に進みます。 |
ステップ 2 | 必要に応じて、コメントと接続ラベルを追加します。 |
スクリプトをスケジュールするには、そのスクリプトにコールタイプを関連付けます。 特定のコールタイプのコンタクトを受信すると、そのコールタイプに関連付けられているスクリプトが実行されます。
ただし、スクリプトの実行が開始された後でも、時刻と曜日に基づいて、コンタクトの分類をさらに細分化できます。 この分類によってスケジュールが細分化されます。
(注) |
時刻と曜日は、CallServer 仮想マシン上の設定によって決定されます。 |
たとえば、「CHAT_CT」というコールタイプがあり、すべてのチャット Web 要求を含むように定義されているとします。 また、コール タイプ「CHAT_CT」のコンタクトを受信するたびに、「CHAT_SCRIPT」というスクリプトを実行するように定義されているとします。 通常、このスクリプトは、 Unified WIM に対し、「Chat」スキル グループ内で最も長時間対応可能なエージェントにその要求を割り当てるよう指示します。 ただし、週末はコンタクト センターのスタッフが入れ替わるため、スーパーバイザは週末の業務に関するレポートを必要としています。 したがって、このスクリプトは Unified WIM に対して、土曜日と日曜日に受信したチャット Web 要求に関してだけ「WKEND_SUPPORT」スキル グループ内で最も長時間対応可能なエージェントにその要求を割り当てるよう指示します。
また、夜間および週末は電話サポートを提供していないコンタクト センターの場合、これらの時間帯に受信した電話をエージェントではなくアナウンスにルーティングするようにスクリプトを設計することもできます。
次に、時間ノードのプロパティ ダイアログボックスを示します。
時間ノードのプロパティを定義する前に、そのノードからのターゲットと接続を挿入する必要があります。
その後で時間ノードのプロパティを定義する方法は次のとおりです。ステップ 1 |
[接続(Connections)] リストに表示されている分岐ごとに、時間範囲を定義します。 1 つの分岐に対して複数の時間範囲を定義することもできます。 [時間の追加(Add Time)] をクリックして分岐に新しい時間範囲を追加するか、[時間の変更(Modify Time)] をクリックして既存の時間範囲を変更します。 時間範囲を定義するためのダイアログボックスが開きます(下の図は [時間の追加(Add Time)] ダイアログボックスです。[時間の変更(Modify Time)] ダイアログボックスの外観と機能もこれとほぼ同じです)。
|
ステップ 2 | 分岐に関連付けられている時間を削除するには、その時間を選択して [時間の削除(Delete Time)] をクリックします。 |
ステップ 3 | 分岐をその他として定義するには、その分岐を選択して [その他に設定(Make Otherwise)] をクリックします。 指定した時間範囲のどれにも該当しない間は、この分岐が選択されます。 ノードには、[その他(Otherwise)] の分岐は 1 つしか指定できません。 分岐を [その他(Otherwise)] として定義することをやめる場合は、その分岐を選択し、[その他を削除(Delete Otherwise)] をクリックします。 |
ステップ 4 | 必要に応じて、コメントと接続ラベルを追加します。 |
(注) |
接続を削除すると、[プロパティ(Properties)] ダイアログボックスで指定した時間範囲情報も削除されます。 |
次に、曜日ノードのプロパティ ダイアログボックスを示します。
曜日ノードからは複数の出力接続を定義し、それぞれを 1 つまたは複数の曜日と関連付けることができます。
ノードのプロパティを定義する前に、その曜日ノードからのターゲットと接続を挿入する必要があります。
曜日ノードのプロパティを定義する方法は次のとおりです。ステップ 1 | [接続(Connection)] リストに表示されている分岐ごとに、その分岐での処理を続行する曜日を選択します。 曜日を選択するには、グリッド内でその接続および曜日に該当する場所を左クリックします。 グリッド内にチェックマークが表示されます。曜日はそれぞれ 1 つの接続に関連付けることができます。 各接続に複数の曜日を関連付けることもできます。 |
ステップ 2 | 必要に応じて、コメントと接続ラベルを追加します。 |
スクリプト内では、特定の条件に基づいてスクリプトの処理を指示するために、複数の分岐を作成できます。 分岐を作成すると、1 つのスクリプトを使用するだけで、コンタクトに関連付けられているデータや、コンタクト センターの状況に応じてコンタクトの処理方法を変えることができます。
たとえば、例外条件がないかチェックするいくつかのスクリプトを用意した上で、何もない場合、標準的なサブルーチンを実行するということが可能です。 その場合は、各例外条件の失敗出力ターミナルからの分岐としてそのサブルーチンを追加する代わりに、スクリプト切替ノードを使用して、そのサブルーチンを含む別のスクリプトを指定することもできます。
次の図に、スクリプト切替ノードのプロパティ ダイアログボックスを示します。
ステップ 1 | そのノードで実行されるスクリプトを所有する [ビジネスエンティティ(Business entity)] を選択します。 デフォルトの場合、Packaged CCE は 1 つのビジネス エンティティで構成されます。 |
ステップ 2 | [スクリプト(Script)] リストからスクリプトを選択します。 管理スクリプト内からは、別の管理スクリプトだけに移動できます。 ルーティング スクリプト内からは、別のルーティング スクリプトだけに移動できます。 |
ステップ 3 | 必要に応じて、コメントと接続ラベルを追加します。 |
各分岐は、ターゲットに直接進む場合と、追加の処理を行う場合があります。 ターゲットのデータは評価せず、パーセンテージに基づいてコンタクトが分配されるため、パーセンテージによる分配が失敗することはありません。
たとえば、地理的に分散された環境の場合は、10% のコンタクトをボストンに送信し、5% をシカゴに送信し、残りの 85% を他のターゲットに分配するスクリプトを作成できます。
次の図に、パーセント配分ノードのプロパティ ダイアログボックスを示します。
ステップ 1 |
各接続の [パーセント(Percent)] カラムに、その分岐で処理するコンタクトのパーセンテージを入力します。
|
||
ステップ 2 | 必要に応じて、接続名を変更します。 プロパティを保存し、スクリプトを表示すると、コネクタ ラベルに変更が表示されます。 | ||
ステップ 3 | 必要に応じて、コメントと接続ラベルを追加します。 |
Packaged CCE によって条件ノードが実行されると、そのノードのプロパティ ダイアログボックスの [条件の定義(Define condition)] フィールドで指定された条件が最初に評価されます。 Packaged CCE による条件の評価結果が真の場合は成功出力ターミナルに制御が移行し、偽の場合は失敗出力ターミナルに制御が移行します。
次の図に、条件ノードのプロパティ ダイアログボックスを示します。
ステップ 1 | [条件の定義(Define condition)] フィールドに条件を入力するか、[数式エディタ(Formula Editor)] を使用して数式を作成します。 |
ステップ 2 | 必要に応じて、コメントと接続ラベルを追加します。 |
スクリプトを使用してコンタクトの分類方法を定義した後、通常は Script Editor で用意されているノードを使用して、コンタクトがターゲットにルーティングされる方法を指定します。 ルーティング ターゲットを選択することで、コンタクトの接続先が決定されます。
ルーティング ターゲットとは、Packaged CCE がコンタクトをルーティングできるエンティティです。 ルーティング ターゲットでは、受信したコンタクトが適切に処理されます。
Packaged CCE で使用できるルーティング ターゲットは、Peripheral レベルのスキル ターゲットです。
エージェント ルーティングには次のノードを使用できます。
エージェント転送ノードにより、指定したエージェントにコールがルーティングされます。 エージェントを指定するには、データベースからエージェントを直接選択するか、数式を使用して式を定義します。 式は、エージェントの Peripheral 番号またはスキル ターゲット ID に変換する必要があります。 ルータはそれによって、そのエージェントの有効なラベルを検索します。 指定したエージェントにラベルが設定されていない場合、エージェント転送ノードの失敗時のノードが実行されます。
次の図にエージェント転送ノードのプロパティ ダイアログボックスを示します。
ステップ 1 |
[エージェントの選択基準(Select agent by)] ドロップダウン リストから、次のオプションのいずれかを選択します。
|
ステップ 2 | 手順 1 で選択したオプションに基づいて、Peripheral またはエージェントを選択するか、式を入力します。 |
ステップ 3 |
必要に応じて、[エージェントを使用できない場合はノードも失敗(Fail node if agent is unavailable)] をオンまたはオフにします。
|
ステップ 4 | 必要に応じて、コメントと接続ラベルを追加します。 |
スクリプト処理を停止するために、次のノードを使用できます。
パレットの [一般(General)] タブにある終了ノードを使用すると、スクリプトを終了できます。
スクリプトが終了ノードに到達した場合は、連絡先を割り当てるターゲットが見つからなかったことを意味します。 その場合、Packaged CCE はダイヤル番号のデフォルト ルートを使用します。
同じスクリプト内で複数の終了ノードを使用することもできます。 スクリプトはどのノードでも終了できるため、終了ノードは特に必要ではありません。
終了ノードには、定義可能なプロパティがありません。 ただし、必要に応じてコメントを追加できます。
パレットの [ターゲット(Targets)] タブにあるリリース ノードを使用すると、スクリプトを終了して、発信者との接続を切断できます。
リリース ノードは、いくつかの CVP スクリプトを実行した後、発信者がサービスをそれ以上要求しなくなった場合に使用できます。
リリース ノードには、定義可能なプロパティがありません。 ただし、必要に応じてコメントを追加できます。
ターゲットの再クエリーは、ネットワーク内の一時的な状態(ネットワークの輻輳など)によるルーティングの失敗に対処するためのスクリプト ノード機能です。 決定されたコンタクトの接続先が応答可能であっても到達不能な場合は、ターゲットの再クエリー機能によって別の有効な接続先が検索されます。
ターゲットの再クエリーは、次の問題に対処する際に必要になります。
Packaged CCE システムでは、クエリーが発行されると、コール ルータからルーティング クライアントにラベルが返されます。 ルーティング クライアントは、そのラベルで指定されている接続先にコールをルーティングします。 その接続先が到達不能であった場合(ビジー信号が返された場合や、応答がない場合)は、デフォルトの接続先にコールがルーティングされます。
ターゲットの再クエリーを有効にすると、ルータからターゲット ノードへのルーティングが失敗した場合に、ルーティングが再試行されます。 再びルーティングに失敗した場合は、そのノードの失敗パスから処理が再開されます。
(注) |
キュー ノードでは、1 つのターゲットしか使用されないため、ただちにノードの失敗パスに進みます。 優先順位を上げて、失敗したパスから同じキューへのコールを再クエリーするスクリプトを作成することもできます。 |
したがって、適切と判断される場合は、スクリプティング環境でルーティング失敗時の再クエリーを処理できます。
ターゲットの再クエリーは、失敗のケースごとに定義を変える必要はありません。 ただし、失敗の種類ごとに、別々の方法で処理することもできます。
ターゲットの再クエリー機能を使用するこれらのスクリプト ノードのエラーの経路を検証すると、ネットワーク上での失敗の原因を特定することができ、必要な場合は、条件付きでルーティングを再試行できます。 これを実現するには、条件ノードを使用してコール変数 RequeryStatus の値をチェックします。 その後、スクリプトの決定パスが RequeryStatus 変数の値によって決定されます。
次の表に、RequeryStatus 変数の値とその意味を示します。
RequeryStatus 変数 |
説明 |
---|---|
REQUERY_ANSWER (0) |
コール ルータ内部で使用されます。 スクリプトが終了し、選択されたターゲットにコールが正常に送信されました。 ユーザには表示されません。 |
REQUERY_ROUTE_SELECT_FAILURE (1) |
ルーティング クライアントによって、ReRouteReq msg から生成されるエラー コードです。ルート選択が失敗したことを意味します。 |
REQUERY_CALLED_PARTY_BUSY (2) |
ルーティング クライアントによって、ReRouteReq msg から生成されるエラー コードです。着信先がビジー状態であることを意味します。 |
REQUERY_NO_ANSWER (3) |
ルーティング クライアントによって、ReRouteReq msg から生成されるエラー コードです。応答がなかったことを意味します。 |
REQUERY_ERROR (4) |
コール ルータによって生成されるエラー コードです。 ターゲットが到達不能であったために(ビジー、または応答なし)、ターゲットへのコールの送信が失敗したことを意味します。 |
REQUERY_TIMED_OUT (5) |
コール ルータ内部で使用されます。 スクリプトが終了します。 ルーティング クライアントが DivertOnBusyCallTimeout 期間内に応答しなかったため、ターゲットにコールを送信する試行は失敗しました。 ユーザには表示されません。 |
REQUERY_ABORTED (6) |
コール ルータ内部で使用されます。 スクリプトが終了します。 発信者が電話を切ったか、コールが失われたため、ターゲットにコールを送信する試行は失敗しました。 ユーザには表示されません。 ABANDON および DISCONNECT の場合、コール ルータはコールが終了したものと見なして、スクリプトを終了します。 RequeryStatus 値は 6 に設定されます。これは、REQUERY_ABORTED を意味します。 この値は、コール ルータ内部で使用され、ユーザには表示されません。 |
ターゲットの再クエリーをサポートしているノードは次のとおりです。
ステップ 1 | ノードのプロパティを開きます。 |
ステップ 2 | [変更(Change)] をクリックします。 ダイアログボックスが表示されます。 |
ステップ 3 | [ターゲットの再クエリーを有効にする(Enable target requery)] をオンにします。 |
ステップ 4 | [OK] をクリックして、ダイアログボックスを閉じます。 |
ステップ 5 | [OK] をクリックしてプロパティ ダイアログボックスを閉じます。 |
選択ノードの場合
ルーティング スクリプトでは、コールをネットワーク VRU に転送して、追加のコール処理を適用できます。
音声応答装置(VRU)とは、録音されたアナウンスを再生して、発信者が入力した数字に応答するテレコミュニケーション デバイスです。対話式音声自動応答装置(IVR)と呼ばれることもあります。 Cisco Voice Portal(CVP)は、Packaged CCE でサポートされている VRU です。 VRU には、自動音声認識(ASR)機能や音声合成(TTS)機能を備えているものもあります。
VRU にコールを送信し、コールをキューイングし、特定の VRU スクリプトを呼び出すルーティング スクリプトを作成できます。 VRU スクリプトは、Unified CCE Web Administration ツールのネットワーク VRU スクリプト ガジェットを使用して設定されます。
(パレットの [キュー(Queue)] タブにある)VRU 転送ノードを使用すると、CVP にコールを送信して、追加の処理を適用できます。
Packaged CCE によって VRU 転送ノードが実行されると、コールのダイヤル番号、そのダイヤル番号を使用しているお客様、そのお客様のネットワーク VRU が検索されます。 ネットワーク VRU の取得に失敗した場合、ルータはシステム デフォルトのネットワーク VRUを使用します。
失敗のケースには、次の 2 種類があります。
上記以外のケースでは、そのノードの成功出力ターミナルからスクリプト処理が続行されます。
(注)
VRU 転送ノードでは、プロパティを設定する必要はありません。 ただし、必要に応じて、コメントと接続ラベルを追加できます。
CVP 上の一連のスクリプトを実行するために、複数の外部スクリプト実行ノードを使用することもできます。
外部スクリプト実行ノードは、すべてのタイプの VRU で使用できます。
Packaged CCE のルーティング スクリプトの処理は、外部スクリプトが完了するまで再開されません。(注) |
外部スクリプト実行ノードで割り込み不可能なスクリプトが使用されると、コール ルータは VRU からのスクリプト結果を待ちます。 待機の後、次のノードが実行されます。 コールに対するルーティングは、割り込み可のノードに到達した場合にだけ可能です。 待機ノードおよび割り込み可能な外部スクリプト実行ノード(マイクロアプリケーション)は、割り込み可能です。 その他のノードはすべて割り込み不可能です。 |
次の図に、外部スクリプト実行ノードのプロパティ ダイアログボックスを示します。
ステップ 1 | 実行する Packaged CCE スクリプト/外部スクリプトの名前を選択します。 |
ステップ 2 | 必要に応じて、コメントと接続ラベルを追加します。 |
次の表に、VruStatus 変数の値とその意味を示します。
値 |
意味 |
説明 |
---|---|---|
0 |
VRU_SUCCESS |
最後の VRU ノードが成功しました。 |
1 |
VRU_ERROR |
ルーティング エラーまたは設定エラーのため、前回の VRU ノードは失敗しました。 |
2 |
VRU_TIMEOUT |
ルーティング クライアントが 20 秒以内に応答しなかったために最後の VRU 転送ノードが失敗したか、スクリプトで定義されているタイムアウト期限を過ぎたために最後の外部スクリプト実行ノードが失敗しました。 |
3 |
VRU_ABORTED |
発信者が電話を切ったか、コールが失われたため、最後の VRU ノードが完了しませんでした (その場合はルーティング スクリプトがただちに終了するため、この値は表示されません)。 |
4 |
VRU_DIALOG_ FAILED |
VRU との通信が突然終了したため、前回の VRU ノードは完了しませんでした。 |
5 |
VRU_SCRIPT_ NOT_FOUND |
参照する VRU スクリプトが Packaged CCE 設定において見つからなかったため、VRU は失敗しました。 |
ネットワーク VRU では、特定のリソースが応対可能になるまで、コールをキューイングできます。 コールは、1 つ以上のスキル グループ、またはプレシジョン キューに対してキューイングできます。 指定されたターゲットのいずれかでエージェントが対応可能になると、コールがキューから外されて、該当するターゲットに送信されます。
具体的には、次の処理を実行できます。
次に例を示します。
(注) |
通常、このシナリオでは、いずれかのリソースが応対可能になると同時にコールをルーティング スクリプトへ戻せるように、割り込み可能な VRU スクリプトを使用します。 |
スキル グループのいずれかにおいてエージェントが応対可能になる場合、そのリソースにコールがルーティングされます。
(注) |
キュー ノードの実行時に、現在のコールが CVP にない場合、そのコールは関連付けられたネットワーク VRU に送信されます。 (ただし、加入者宅内にあるタイプ 2 の VRU は例外です)。 |
キュー ノードには [優先度(Priority)] フィールドがあります。このフィールドでは、初期のキューイング優先度を設定して、同じターゲットにキューイングされた他のコールに対し、このノードで処理されるコールをどの程度優先させるかを指定します。 優先度は、1(最高)から 10(最低)までの整数で指定できます。 デフォルト値は 5 です。
エージェントが応対可能になったときに、複数のコールが同じグループに対してキューイングされていた場合は、優先度の値が最も小さいコールが最初にターゲットへルーティングされます。 たとえば、2 つのコールがキューイングされているスキル グループのエージェントが応対可能になったとします。 一方のコールが優先度 3 で、もう一方のコールが優先度 5 の場合は、値の小さい優先度 3 のコールがスキル グループにルーティングされ、もう一方のコールはキューに残ります。
(注) |
キュー ノードでは、実際には VRU に指示が送信されません。 キューイングが成功すると、キュー ノードの成功分岐へただちに処理が移行し、コールは VRU にあるものと見なされます。したがって、エージェントが応対可能になるまでコールが保留されている間に実行する処理を VRU に指示するには、その後で外部スクリプト実行ノードを実行する必要があります。 このノードでは、保留音楽を再生するネットワーク VRU スクリプトを呼び出すのが一般的です。アナウンスを一定間隔で挿入する場合もあります。 |
次に、キュー ノードのプロパティ ダイアログボックスを示します。
ステップ 1 |
キューのタイプを変更するには、次のように設定します。
|
ステップ 2 | ターゲットを追加するには、次のように設定します。 |
ステップ 3 |
必要に応じて、ターゲット タイプ情報の定義を [ルート(Route)](ドロップダウン リスト)メンバーに対して続行します。これは、そのターゲット タイプに含まれるエージェントが応対可能になったときに、コールの送信に使用されるルートです。(ドロップダウン リストには、そのターゲットに関連付けられたすべてのルートが表示されます)。
|
ステップ 4 | 必要に応じて、接続ラベルを追加します。 |
(注) |
キュー ノードが実行されると、最初に、応対可能なターゲットがないかどうかがルータによって確認されます。応対可能なターゲットがない場合は、コールのキューイングが試行されます。 応対可能なエージェントがいる場合は、VRU にコールが転送されません。 |
プレシジョン キュー スクリプト ノードを使用すると、必要な能力を持つエージェントが対応可能になるまで、Unified CCE で行われたコールを発信者の要件に基づいてキューイングできます。 このノードには複数のエージェント選択基準が含まれ、それがステップに分割されています。
Unified CCE Web Administration または Web サービス API(『Unified Contact Center Enterprise Developer Guide』を参照)を使用してプレシジョン キューを設定する必要があります。
1 つのコールを複数のプレシジョン キューにキューイングできます。 いずれかのプレシジョン キューでエージェントが対応可能になると、コールはそのリソースにルーティングされます。 1 つのプレシジョン キュー ノードで複数のプレシジョン キューを参照することはできません。 ただし、複数のプレシジョン キュー ノードを順次実行して参照することは可能です。
プレシジョン キュー ノードには [優先度(Priority)] フィールドがあります。このフィールドでは、初期のキューイング優先度を設定して、別のノードを使用する他のターゲットにキューイングされた他のコールに対し、このノードで処理されるコールをどの程度優先させるかを指定します。 優先度は、1(最高)から 10(最低)までの整数で指定します。 デフォルト値は 5 です。
エージェントが対応可能になったときに、複数のコールがプレシジョン キューにキューイングされていた場合は、優先度の値が最も小さいコールが最初にターゲットへルーティングされます。 たとえば、2 つのコールがキューイングされているプレシジョン キューのエージェントが対応可能になったとします。 一方のコールが優先度 3 で、もう一方のコールが優先度 5 の場合は、値の小さい優先度 3 のコールがプレシジョン キューにルーティングされ、もう一方のコールはキューに残ります。 2 つのコールの優先度が同じ場合は、先にキューイングされたコールが先にルーティングされます。
VRU スクリプトの指示は VRU に送信されません。 コールがプレシジョン キュー ノードに入り、使用可能なリソースがない場合、そのコールはプレシジョン キューにキューイングされ、コールがまだ VRU に入っていない場合は、そのノードがコールをデフォルト VRU に転送します。 スクリプト フローはその後すぐに成功分岐を通って外部スクリプト実行ノードへと進みます。このノードは、エージェントが対応可能になるまでコールの保留中に実行する処理を VRU に指示します。 このノードでは、保留音楽を再生するネットワーク VRU スクリプトを呼び出すのが一般的です。アナウンスを一定間隔で挿入する場合もあります。 また、スクリプト フローでは、他のキューイング ノードを使用して他のターゲット(スキル グループ キューイング、エージェント キューイングなど)に同じコールをキューイングすることもできます。
次に、静的な [プレシジョン キュー(Precision Queue)] スクリプト ノードの [プレシジョン キューのプロパティ(Precision Queue Properties)] ダイアログボックスの説明を示します。
次のプロパティは、静的なプレシジョン キューに固有のものです。
次のプロパティは、静的および動的なプレシジョン キューに共通するものです。
次に、動的なプレシジョン キュー スクリプト ノードの [プレシジョン キューのプロパティ(Precision Queue Properties)] ダイアログボックスの説明を示します。
複数のプレシジョン キューに対してルーティング スクリプトが 1 つだけでよい場合は、動的なプレシジョン キューを使用します(たとえば、全体的なコール処理がキューごとに変化しない場合)。 動的なプレシジョン キューを使用すると、システム内のルーティング スクリプトを簡素化し、その総数を削減できます。
次のプロパティは、動的なプレシジョン キューに固有のものです。
静的および動的なプレシジョン キューに共通のプロパティについては、[プレシジョン キューのプロパティ(Precision Queue Properties)] ダイアログボックス - 静的なプレシジョン キューを参照してください。
プレシジョン キューは、それぞれ待機時間が設定された 1 つまたは複数の時間ベースのステップを使用して、内部で設定されます。 コールがキューイングされると、最初のステップが開始され、タイマーが始動します。 これは、スクリプトの実行パスが成功ノードから抜け出て、新しいノード(スクリプト実行など)がターゲットされても起こります。
最初のステップのタイマーが終了すると、制御は 2 番目のステップに移ります(そのステップが存在する場合)。同様にして以降のステップにも制御が移っていきます。 コールがキューに留まり、実行を待つステップが存在する限り、コールは、プレシジョン キュー ノードを離れた後にたどるパスに関係なく、内部的にステップ間を移動し続けます。 2 つ以上のプレシジョン キューにキューイングされたコールは、内部的に並行して各プレシジョン キューのステップを通過します。 プレシジョン キューの最後のステップに到達したコールは、ルーティング、放棄、または終了させられるまで、そのステップ上にキューイングされ続けます。
(パレットの [キュー(Queue)] タブにある)キュー優先度ノードを使用すると、キュー ノードで設定されたキュー内でのコールの優先度を変更できます。
次に例を示します。
(注)
次の図に、キュー優先度ノードのプロパティ ダイアログボックスを示します。
次のようにキュー優先度ノードのプロパティを定義します。
キャンセル キュー ノードでは、プロパティを定義する必要はありません。 ただし、必要に応じて、コメントと接続ラベルを追加できます。
待機ノードでは、指定した秒数の間だけスクリプトの実行が停止されます。 その間、ネットワーク VRU は指示を待ちます。
警告 |
VRU システムのプロトコル タイムアウト変数は、スクリプト内で使用されている最長の待機ノードよりも大きい値に設定する必要があります。 |
次の図に、待機ノードのプロパティ ダイアログボックスを示します。
ステップ 1 | [タイムアウト時間(Timeout in)] フィールドに、待機する秒数を指定します。 |
ステップ 2 | 必要に応じて、コメントと接続ラベルを追加します。 |
Unified ICM が Unified WIM または Unified EIM と統合されている場合、これらのアプリケーションで処理されるコンタクトをルーティングするために、ルーティング スクリプトを作成します。
Packaged CCE では、次のタイプのマルチチャネル ルート要求がサポートされています。
Unified WIM または Unified EIM アプリケーションは、Packaged CCE Media Routing Peripheral Gateway(MR-PG)に要求をルーティングします。 MR-PG のメディア ルーティング Peripheral インターフェイス マネージャ(MR-PIM)は、要求のキューイングまたはルーティングを行うための汎用インターフェイスです。 MR-PIM はコール ルータと通信し、コール ルータがルーティング スクリプトを実行することで、要求の最適な処理方法が決定されます。
Packaged CCE は、メディア クラス ID を使用して、メディアまたはチャネルのタイプを識別します。 メディア クラスは、各アプリケーションに関連付けられている通信チャネルです。 Cisco_Voice は、Web コールバックと遅延コールバックの要求および Packaged CCE のインバウンドとアウトバウンドの音声コールに対して使用される事前定義済みのメディア クラスです。
各メディア クラスには、少なくとも 1 つのメディア ルーティング ドメイン(MRD)があります。MRD とは、各メディアに関連付けられたスキル グループの集合です。 Packaged CCE では、スキル グループおよび特定のメディアに関連付けられたエージェントにタスクをルーティングするために MRD が使用されます。 各 MRD には 1 つの Packaged CCE スクリプトが必要ですが、1 つのスクリプトで複数の MRD からの要求をルーティングすることもできます。
エージェントはすべてのマルチチャネル ソフトウェアを通じて共通ですが、スキル グループはアプリケーションごとに異なります。 エージェントは、 Unified WIM アプリケーション、 Unified EIM アプリケーション、または Packaged CCE で作成でき、アプリケーション間で共有できます。 エージェントまたはスキル グループが Unified WIM または Unified EIM のいずれかで作成されると、それらは Packaged CCE でも同時に作成されます。 Packaged CCE で作成されたエージェントは、 Unified WIM アプリケーションと Unified EIM アプリケーションにログインして作業する必要がある場合は、それらのアプリケーションで自分が有効にされている必要があります。
スキル グループはアプリケーション固有です。 Unified WIM または Unified EIM で作成すると Packaged CCE でも同時に作成されますが、それらを Packaged CCE で作成、変更、削除しないでください。 各アプリケーションでスキル グループを使用可能にできません。
マルチチャネル ソフトウェアでは、メディア クラスごとに定義された独立キューを介してすべてのメディアをルーティングするように設定できます。 また、1 種類のメディアだけにログインして、電子メール、テキスト チャット、または音声だけを処理するようにエージェントを設定することもできます。 その場合は、対応するメディア アプリケーションにログインしているエージェントだけに要求がキューイングされます。
ユニバーサル キューとは、複数のメディアのカスタマー コンタクトを処理するエージェントに、複数のチャネルからの要求をルーティングするシステムの機能です。 Packaged CCE は、ユニバーサル キューを使用して、複数のチャネルからの要求を 1 つのキューに追加して処理します。 ルーティング スクリプトは、要求のチャネルに関係なく、ビジネス ルールに基づいて、エージェントに要求を送信できます。 たとえば、Packaged CCE では、エージェントのスキルや現在のタスクに基づき、電話、チャット、および電子メール メッセージでの要求を、これらのすべてのチャネルを処理するエージェントにルーティングできます。
1 つのユニバーサル作業キューですべての要求を管理するようにマルチチャネル ソフトウェアを設定できます。 また、タスクごとにメディアを切り替えながら、すべてのメディア タイプを処理するようにエージェントを設定することもできます。 たとえば、音声、電子メール、およびチャットを処理し、ソフトフォン、 Unified EIM、および Unified WIM にログインするエージェントは、3 つのスキル グループのメンバーとして設定することができます。 そのエージェントには、3 つのスキル グループに対する要求の中で、最も待機時間が長い要求が割り当てられます。また、マルチチャネル ソフトウェアのスクリプティング環境を使用して、要求に優先度を付けることもできます。
メディア ルーティング ドメイン(MRD)とは、特定の通信チャネルに関連付けられたスキル グループおよびサービスの集合です。 たとえば、 Unified EIM は、 Packaged CCE MRD を使用して、スキル グループおよび特定のチャネルに関連付けられたエージェントにタスクをルーティングします。 MRD は Packaged CCE 設定で定義され、エンタープライズ全体を通じて一意の ID を持ちます。
MRD を設定する際には、その MRD のタスクを割り込み可能にするかどうかを指定します。 割り込みが不可能な MRD のタスクを処理しているエージェントには、他の MRD からのタスクが割り当てることができません。 割り込み可能な MRD の場合は、別の MRD からのタスクがエージェントに割り当てられることがあります。
音声コールと Unified WIM のタスクでは、エージェントとお客様がリアルタイムでやり取りをするため、これらのタスクは割り込み不可能にするのが一般的です。 それに対し、電子メール メッセージの場合は、お客様とリアルタイムで通信を行わないため、通常は割り込み可能です。 したがって、電子メール メッセージを処理しているエージェントに対しては、電話やチャット セッションのタスクを割り込ませることができます。
たとえば、 Unified EIM インスタンス用の MRD と、 Unified WIM チャット用の MRD が、別個に存在しているとします。 その場合は、1 つのスクリプトで電子メール メッセージとチャットを別々のターゲットへルーティングできます。
MRD ノードのプロパティを定義する前に、そのノードからのターゲットと接続を挿入する必要があります。
(注) |
1 つの分岐で複数の MRD を指定することは可能ですが、1 つの MRD に関連付けることができる分岐は 1 つだけです。 |
次の図に、メディア ルーティング ドメイン ノードのプロパティ ダイアログボックスを示します。
ステップ 1 | MRD を分岐に関連付けるには、分岐を選択し、次の手順を実行します。 |
ステップ 2 | 分岐を削除するには、その分岐を選択して [削除(Delete)] をクリックします。 |
ステップ 3 | 分岐の名前を変更するには、[名前の変更(Rename)] をクリックして、新しい名前を入力します。 |
ステップ 4 | 分岐をその他として定義するには、その分岐を選択して [その他に設定(Make Otherwise)] をクリックします。 指定した時間範囲のどれにも該当しない間は、この分岐が選択されます。 ノードには、[その他(Otherwise)] の分岐は 1 つしか指定できません。 |
詳細については、メディア ルーティング ドメインの一覧(Media Routing Domain List)を参照してください。
(パレットの [キュー(Queue)] タブにある)エージェント キューイング ノードを使用すると、エージェントにコンタクトを直接キューイングできます。
エージェント キューイングのタイプを変更する際には、次のいずれかを実行できます。
ステップ 1 |
[エージェント キューイングのプロパティ(Queue to Agent properties)] ダイアログボックスで、[変更(Change)] をクリックします。 [キューエージェントタイプ(Queue Agent Type)] ダイアログボックスが表示されます。
|
ステップ 2 | 特定のエージェントを選択する場合は、[明示的なエージェント参照(Explicit agent references)] をオンにします。 |
ステップ 3 | 式を使用してエージェントを選択する場合は、[式でエージェント参照をルックアップ(Lookup agent references by expression)] を選択します。 |
ステップ 4 | 1(最高)~ 10(最低)までの [優先度(Priority)] を選択します。 |
ステップ 5 | 必要に応じて、[ターゲットの再クエリーを有効にする(Enable target requery)] をオンにします。 |
次の図に、エージェントの直接指定を選択した場合のエージェント キューイング ノードのプロパティ ダイアログボックスを示します。
エージェントを直接指定するには、次の手順を実行します。
ステップ 1 | エージェント キューイングのタイプを [明示的なエージェント参照(Explicit agent references)] に変更します(必要な場合に限る)。 |
ステップ 2 | [エージェント(Agent)] カラムで、エージェントを選択します。 |
ステップ 3 | [メディアドメイン(Media Routing Domain)] カラムで、選択したエージェントのメディア ルーティング ドメインを選択します。 |
ステップ 4 | [スキルグループ(Skill Group)] カラムで、選択したエージェントとメディア ルーティング ドメインのスキル グループを選択します。 |
ステップ 5 | [ルート(Route)] カラムで、選択したエージェントとメディア ルーティング ドメインのルートを選択します。 |
ステップ 6 | エージェントがログインしていない場合でも、そのエージェントに対してコンタクトをキューイングする場合は、[エージェントがログインしていない場合にキューイング(Queue if agent not logged in)] を選択します。 |
ステップ 7 | 入力したデータが有効かどうかをテストするには、[検証(Validate)] をクリックします。 |
ステップ 8 | 必要に応じて、[接続ラベル(Connection Labels)] を変更します。 |
多くのルーティング ノードでは、数式を使用することで、コンタクトの分類とルーティング ターゲットの選択を実行できます。
数式は、 Packaged CCE が後続のスクリプト処理で使用する値を得るために評価する 1 つ以上の式で構成されます。 式は、変数、定数、演算子、および関数で構成され、スクリプト内ではカスタム選択ルールや分配基準の一部として使用されます。
次に、簡単な数式の例を示します。
CallerEnteredDigits == 1
この例では、次のようになります。
CallerEnteredDigits の値が 1 の場合は、この数式によって True が返され、そうでない場合は、False が返されます。
変数とは、値を保持する名前付きオブジェクトです。 数式の中で変数を使用すると、ターゲットを選択したり、コールを追跡したりできます。
次に、数式の中で変数を使用するための構文を示します。
object-type.object-name.variable-name
ここで、
シングルターゲット変数では、指定された 1 つのルーティング ターゲットに対して、データの評価が行われます。 たとえば、次の変数があります。
SkillGroup.BosSales.CallsInProgress:BosSales スキル グループに対して進行中のコールの数を評価します。
マルチターゲット変数では、複数のルーティング ターゲットに対して、データの評価が行われます。 たとえば、次の関数があります。
Max(SkillGroup.*.LongestAvailable):この関数を使用すると、この関数を呼び出したスクリプト ノードのターゲット セットで定義されているすべてのスキル グループの中から、最長時間対応可能なエージェントが含まれるスキル グループが検索されます。
object-name の値としてアスタリスク(*)を使用すると、複数のターゲットに対してデータの評価が行われます。
コール制御変数を使用すると、そのスクリプトによって現在ルーティングされているコンタクトについての情報を取得できます。 コール制御変数には、ルート要求の発行元に関する情報、コンタクト分類データ、およびコンタクトを受信する Peripheral に渡されるデータが含まれます。
Variable |
データ型(Data Type) |
説明 |
ユーザによる設定が可能 |
---|---|---|---|
CallerEnteredDigits |
文字列 |
要求に応じて発信者が入力した番号。 |
Yes |
CallingLineID |
文字列 |
発信者の課金電話番号 |
No |
DialedNumberString |
文字列 |
発信者によってダイヤルされた番号。 |
No |
ExpCallVarName |
文字列 |
拡張コール コンテキスト(ECC)変数の値。スクリプト内で代入され、コンタクトとともに渡される。 |
Yes |
PeripheralVariable1 ~ PeripheralVariable10 |
文字列 |
Peripheral との間で交換される値。 |
Yes |
RequeryStatus |
整数 |
ラベル、キュー、ルート選択、および選択の各ノードのエラーの経路をテストして、ネットワークにおける障害の原因を特定し、必要に応じて条件付きで試行を再度試みる機能が提供されます。 |
No |
RouterCallDay |
整数 |
Packaged CCE がそのコールを処理した日付を表す符号化済みの値。 |
No |
RouterCallKey |
整数 |
Packaged CCE が午前 0 時以降に処理したすべてのコールを通じて一意の値。 RouterCallDay と RouterCallKey を組み合わせることで、一意のコール ID が作成されます。 |
No |
RoutingClient |
文字列 |
ルート要求を発行したルーティング クライアントの名前。 |
No |
TimeInQueue |
整数 |
コールがキューに入っている時間(秒)。 |
No |
UserToUserInfo |
文字列 |
ISDN プライベート ネットワークにおける User to User 情報 |
Yes |
VruStatus |
整数 |
以前の VRU ノードの結果が示されます。 |
No |
CallGUID |
Varchar (32) |
グローバルに一意のコール識別子。 |
No |
LocationParamName |
varchar(50) |
場所の名前。 |
No |
PstnTrunkGroupID |
varchar(32) |
IOS ゲートウェイに到着したコールのトランク グループ ID。 |
No |
PstnTrunkGroupChannelNumber |
整数 |
IOS ゲートウェイに到着したコールのトランク グループ チャネル番号。 |
No |
SIPHeader |
varchar(255) |
CVP(または VRU)に到着した SIP コールから抽出した特定のヘッダー情報。 |
Yes |
(注) |
コール変数は、複雑な計算用の一時的なプレースホルダーとして、管理スクリプトの「設定」ノードで複数のカスタマーに使用されます。 ただし、コール コンテキストが存在するのはそのコールの間だけなので、ルート要求(コールとも呼ばれる)の完了(ルーティング スクリプトの実行完了または管理スクリプトの実行完了)後はこれらの変数は消滅します。 これらのコール変数は、ルーティング スクリプトでルート要求に対するコール変数のセットが新たに作成されるときに、そのルーティング スクリプトで再利用されるため、これらのコール変数を使用して値を保存することはできません。 |
(注) |
数値文字列の 2 つのコール変数を比較する際は、条件ノードで組み込み関数「value()」を使用して数値比較を実行してください。そうしないと、文字列の比較になります。 例:value(Call.PeripheralVariable1)>=value(Call.PeripheralVariable2)。ここで、Call.PeripheralVariable1 と Call.PeripheralVariable2 は数値文字列となります。 |
拡張コール 変数には、コンタクトに関連付けられた値が格納されます。
拡張コール値は、(スクリプト、CVP、CTI など任意の数の方法によって)ECC 値が明示的に設定されている場合にだけ設定時に終端コール詳細レコードに書き込まれます。 これは、null 値と非 null 値の両方に適用されます。
拡張コール変数が定義されていて、値が割り当てられていない場合、終端コール詳細レコードの書き込み時には終端コール変数テーブルに行がありません。
一般的に、拡張コール値はコールの区間から区間に渡されます。 値の割り当て後に、値は、各終端コール詳細セグメントに対して終端コール変数に記録されます。 ただし、これは各新規コール セグメントの作成方法によって異なります。
Packaged CCE ではいくつかの ECC 変数が提供されます。他の ECC 変数は、Unified CCE Administration ツールを使用して作成できます。
Packaged CCE は、コール データ レコードを履歴データベースに書き込むときに、すべてのコール変数の値を格納できます。 コール変数データの格納数が多すぎると、履歴データベースのパフォーマンスが低下する可能性があります。 コール変数を定義するとき(Unified CCE Administration Web ツールで拡張コール変数ガジェットを使用)、その変数に対して固定または非固定をタグ付けできます。 固定コール変数だけが履歴データに書き込まれます。 非固定の変数は、ルーティング スクリプトで使用できますが、データベースには書き込まれません。
ユーザ変数とは、条件ノードでテスト可能な値を一時的に格納するための変数です。 たとえば、条件ノードで使用する文字列値を一時的に格納するために、usertemp というユーザ変数を作成できます。
ユーザ変数の作成は、Unified CCE Administration ツールで行います。 詳細については、 『Packaged CCE Administration Guide for Release 9.0(x)』のユーザ変数リストを参照してください。
各ユーザ変数は、次のように定義されている必要があります。
変数の定義が完了すると、(組み込み済みの変数を使用する場合と同様に)数式エディタからその変数にアクセスして、式の中で使用できます。
変数設定ノードを使用すると、変数の値を設定できます。
(注) |
[オブジェクトタイプ(Call as the Object Type)] で [コール(Call)] を選択した場合は、このフィールドが適用されません。 |
(注) |
使用可能な変数は、[オブジェクトタイプ(Object Type)] フィールドで選択した値によって異なります。 |
(注) |
変数設定ノードによってアクセスされる表内のすべての整数フィールドを NOT NULL として定義します。 |
(注) |
このフィールドは、[変数(Variable)] フィールドで配列変数が選択されている場合にだけ使用できます。 |
Packaged CCE システム内に音声チャネルしか存在しない場合、SkillGroup.Avail 変数の値は、応対可能なエージェント(新しいコールを処理できるエージェント)の人数を表します。
ただし、音声以外のメディア ルーティング ドメインで Web チャネルや電子メール チャネルが使用され、エージェントが複数のドメインにログインする環境の場合は、SkillGroup.Avail 変数の値の計算方法が異なります。 この他に、SkillGroup.ICMAvail 変数もあります。
次の表で、SkillGroup.Avail 変数と SkillGroup.ICMAvail 変数の相違点を説明します。
ケース |
SkillGroup.Avail |
SkillGroup.ICMAvailable |
---|---|---|
音声ドメインだけが使用されている場合 |
応対可能なエージェントの人数 |
同左 |
複数のドメインが使用されている場合 |
いずれかのドメインで作業を行っているかどうかにかかわらず、応対可能なエージェントの人数 |
そのドメインで新しいタスクまたはコールを実際に処理できるエージェントの人数 |
SkillGroup.ICMAvailable 変数の値は、スキル グループにログインしているエージェントのうち、新しいコールまたはタスクを実際に処理できるエージェントの人数を表します。 そのようなエージェントは、次の条件をすべて満たしている必要があります。
SkillGroup.Avail は、スキル グループに含まれるエージェントのうち、ドメイン内で何も作業をしていないエージェントの人数です。 2 つのドメインにログインしているエージェントは、割り込み不可能ドメインでタスクを処理している場合でも、もう一方のドメインで「Avail」にカウントされる場合があります。 (チャットなど)1 つのドメインで複数のタスクを処理するエージェントは、さらに多くのタスクを処理できる場合でも、タスクを処理している間は、「Avail」にカウントされません。
次の表に、これらの変数の値の一部を示します。 音声スキル グループにログインしている 3 人のエージェントが、別の割り込み不可能ドメイン( Unified WIM チャットなど)にもログインしていると仮定します。 次の表は、音声スキル グループの状態を示しています。
ケース |
SkillGroup.Avail |
SkillGroup.ICMAvailable |
---|---|---|
初期状態 |
3 |
3 |
1 人目のエージェントがコールを処理 |
2 |
2 |
2 人目のエージェントがコラボレーション チャット セッションを処理 |
2(このドメインで処理を行っていないエージェントが 2 人いるため) |
1(音声コールを処理できるエージェントは 1 人しか残っていないため) |
音声コールが終了 |
3 |
2 |
コラボレーション チャットが終了 |
3 |
3 |
ルーティング スクリプトで応対可能なエージェントの人数を確認する必要がある場合は、SkillGroup.Avail を使用すると、応対可能なエージェントの判別において推定メカニズムが使用されるので、より適切な結果が得られます。
次に、エージェントがチャットを処理する場合の例を示します。 2 つのチャットを処理できるエージェントがチャット スキル グループに 3 人ログインしていると仮定します。 次の表は、チャット グループの状態を示しています。
ケース |
SkillGroup.Avail |
SkillGroup.TalkingIn |
SkillGroup.ICMAvailable |
---|---|---|---|
初期状態 |
3 |
0 |
3 |
1 人目のエージェントがコラボレーション チャット セッションを処理 |
2(1 人目のエージェントが会話中のため) |
1 |
3(3 人のエージェント全員がまだ別のチャットを処理できるため) |
2 人目のエージェントがコラボレーション チャット セッションを処理 |
1 |
2 |
3 |
3 人目のエージェントがコラボレーション チャット セッションを処理 |
0 |
3 |
3 |
1 人目のエージェントが 2 つ目のコラボレーション チャット セッションを処理 |
0 |
3(合計 4 つのチャットが進行しているものの、作業を行っているエージェントは 3 人だけであるため) |
2(2 人目と 3 人目のエージェントだけが別のチャットを処理できるため) |
Script Editor でスキル グループのリアルタイム データを表示した場合、デフォルトでは Avail ではなく ICMAvailable の値が表示されます。
Closed 変数は、スキル グループ、Peripheral、メディアドメインで使用可能です。 Closed 変数により、管理スクリプトがこれらのオブジェクトへのキュー送出をオンまたはオフにすることができます。 Closed 変数はデフォルトで 0 で、オブジェクトは開いています。 スクリプト(通常管理スクリプト)は、Closed 変数の状態を変更できます。
Closed フラグがゼロ以外の整数に設定されている場合、状態に関係なくコールは対象エージェントのキューから外されません。
Closed 変数がゼロに設定されている場合、キューイングされたコールは対応可能なエージェントにすぐには送信されず、キューに留まります。 エージェントの状態が「待受停止」から「待受中」に変わると、キューイングされたコールではなく、新規のコールだけが対応可能なエージェント(「待受中」状態のエージェント)に送信されます。
次の表に、演算子の評価順序を示します。
(注) |
演算子は、優先度 1、優先度 2、優先度 3 という順序で評価されます。 各優先順位レベルの評価順序も重要になることがあります。 前置演算子は、式の右から左へ評価されます。 代入演算子も右から左に評価されます。 それ以外の演算子は、優先度が同じである場合、左から右へ評価されます。 |
優先順位 |
演算子のタイプ |
演算子 |
---|---|---|
1 |
前置(単項) |
+ - ! ~ |
2 |
乗算および除算 |
* / |
3 |
加算および減算 |
+ - |
4 |
右シフトおよび左シフト |
>> << |
5 |
比較 |
< > <= >= |
6 |
等非等号 |
== != |
7 |
ビット論理積 |
& |
8 |
ビット排他的論理和 |
^ |
9 |
ビット包括的論理和 |
| |
10 |
論理積 |
&& |
11 |
論理和 |
|| |
12 |
条件 |
? |
13 |
逐次 |
, |
次の表の前置演算子が取るオペランドは 1 つだけです。
演算子 |
意味 |
コメント/例 |
---|---|---|
+ |
正値 |
数値はデフォルトで正であるため、正の演算子(+)はオプションです。 例:2 と +2 は同じ値を表します。 |
- |
負値 |
負の演算子(-)を使用すると、値の符号が正から負に変わります。 例:2 は正の値を表し、-2 は負の値を表します。 |
! |
論理否定 |
論理式は、その評価結果が True か False となる式です。 論理否定演算子(!)を使用すると、論理式の値が変わります。 注意:数字で表すと、False は 0 になり、True は 0 以外の値になります。 例:SkillGroup.Sales.Avail の現在の値が 3 の場合、SkillGroup.Sales.Avail > 0 は True であり、(SkillGroup.Sales.Avail > 0) は False になります。 |
~ |
1 の補数 |
ビット値に対して使用します。1 ビットは 0 に変わり、0 ビットは 1 に変わります。 注意:この演算子は、ほとんど使用しません。 |
次の表の算術演算子は、2 つのオペランドを取ります。
演算子 |
意味 |
コメント/例 |
---|---|---|
* |
乗算 |
算術演算子を使用すると、加算、減算、乗算、除算の基本演算が実行されます。 スキル グループ、サービス、ルートなどに関する計算で使用できます。 注意:乗算(*)と除算(/)の演算子は、加算(+)と減算(-)の演算子よりも先に評価されます。 例:サービスにログインしているエージェントのうち、現在応対可能でないエージェントの人数を返します。 乗算を先に実行した値を求めます。 |
/ |
除算 |
|
+ |
加算 |
|
- |
減算 |
次の表の等価演算子は、2 つのオペランドを取ります。
演算子 |
意味 |
コメント/例 |
---|---|---|
== |
右辺と等しい |
等価演算子を使用すると、2 つの値が等しいかどうかを判別できます。 例:サービスに対してキューイングされているコールがある場合、True になります。 サービスにログインしているすべてのエージェントが応対可能な場合、True になります。 |
!= |
等しくない |
次の表の比較演算子は、2 つのオペランドを取ります。
演算子 |
意味 |
コメント/例 |
---|---|---|
> |
右辺と比較して大きい |
比較演算子を使用すると、等価演算子よりも高度な比較を実行できます。 例:スキル グループ内で待受停止状態のメンバーのほうが多い場合は True になります。 待受停止状態のエージェントと同数以上のエージェントが待受中である場合は True になります。 |
< |
より少ない |
|
>= |
以上 |
|
<= |
以下 |
次の表の論理演算子は、2 つのオペランドを取ります。 論理演算子により、2 つの論理式の値をまとめて評価できます。
演算子 |
意味 |
コメント/例 |
---|---|---|
&& |
論理積 |
両方のオペランドが True の場合、その式は True になります。 一方が False の場合は、その式全体が False になります。 例:スキル グループに少なくとも 1 人のエージェントがログインしていて、かつ、現在対応可能なエージェントがいない場合は、次の式が True になります。 |
|| |
論理和 |
オペランドの一方または両方が True の場合、その式は True になります。 両方が False の場合は、式全体が False になります。 スキル グループに 5 人以上のエージェントがログインしている場合、または現在対応可能なエージェントがいない場合は、次の式が True になります。 ただし、ログインしているエージェントが 4 人以下で、対応可能なエージェントが 1 人でもいる場合、この式は False になります。 |
(注) |
等価演算子(==)および比較演算子(>)は、論理演算子(&& および ||)よりも先に評価されます。 |
次の表のビット単位演算子は、2 つのオペランドを取ります。
演算子 |
意味 |
コメント/例 |
---|---|---|
& |
論理積 |
& ビット単位演算子を使用すると、値に含まれる特定のビットがオンまたはオフになります。 次の式では、AvgTalkTimeTo5 の下位の 6 ビットがオフになります。 補数演算子(~)付きの定数が使用されている点に注目してください。 これは、次の倍数(64)に値を切り下げたことと同じになります。 |
| |
論理和 |
論理和と排他的論理和では、両方の値のビットが 1 である場合の処理方法が異なります。論理和の場合、その結果は True として評価され、1 のビットがセットされます。 排他的論理和の場合、その結果は False として評価され、0 ビットがセットされます (排他的論理和を使用すると、「両方ではなく、いずれか一方」という規則が適用されます)。 |
^ |
排他的論理和 |
次の表に、その他の演算子を示します。
演算子 |
意味 |
コメント/例 |
---|---|---|
? |
条件 |
条件演算子(?)は、3 つのオペランドを取ります。構文は次のようになります。 Packaged CCE は、論理式の条件を評価した後、次の条件をテストします。条件が True の場合、その式全体の結果は true-result 式の値になります。 条件が False の場合、その式全体の結果は false-result 式の値になります。 次の式は、スキル グループ S1 で対応可能なエージェントの人数が偶数か奇数かを判別します。 |
& |
連結 |
連結演算子(&)を使用すると、2 つの文字列全体が結合されます。 値を返します。 |
, |
逐次 |
順次演算子(,)は、オペランドとして 2 つの式を取ります。 Packaged CCE は、左側の式を評価した後に、右側の式を評価します。 式全体の値は、右側の式の値になります。 通常、最初の式は 2 番目の式の評価に影響します。 |
<< |
左にシフトする |
左に移動(<<)と右に移動(>>)の演算子を使用すると、値に含まれるビットが移動します。 次の例では、Avail のビットが 2 つ左に移動します。 右端にある 2 つのビットはゼロになります。次の例では、Avail のビットが 2 つ右に移動します。 この場合、この位置には符号ビット(元の値が正またはゼロの場合は 0、負の場合は 1)が入ります。Avail 2 |
次の表に、日時の組み込み関数を示します。
機能 |
データ型(Data Type) |
返される値/例 |
||
---|---|---|---|---|
date [(日付)] |
整数 |
現在のシステム日付または指定した日時値の日付部分が返されます。 日付の指定には、now 関数で返される浮動小数点値、mm/dd/yy 形式の文字列、または 3 つの整数値 yyyy、mm、dd を使用できます。 date(引数なし)では、現在の日付を返します。 = date (2001, 7, 15) では、現在の日付が 2001 年 7 月 15 日であるかどうかが検証されます。
|
||
day [(日付)] |
整数 |
現在の日付または指定した日付の日(1 ~ 31)の部分が返されます。 指定日付は、(date 関数または now 関数によって返されるような)整数値か浮動小数点数値にする必要があります。 明日が月の最初の日かどうかが検証されます。 |
||
hour [(時刻)] |
整数 |
現在の時刻または指定した時刻の時間(0 ~ 23)の部分が返されます。 指定時刻は、(now 関数によって返されるような)浮動小数点数値にする必要があります。 現在の時刻が午前かどうかが検証されます。 |
||
minute [(時刻)] |
整数 |
現在の時刻または指定した時刻の分(0 ~ 59)の部分が返されます。 指定時刻は、(time 関数によって返されるような)浮動小数点数値にする必要があります。 現在の時刻が、その時間の 2 番目の 15 分間隔かどうかが検証されます。 |
||
month [(日付)] |
整数 |
現在の月または指定した日付の月(1 ~ 12)の部分が返されます。 指定日付は、(date 関数または now 関数によって返されるような)浮動小数点値にする必要があります。 現在の月が 6 月であるかどうかが検証されます。 |
||
now |
Float |
現在の日時が返されます。整数部が日付を表し、小数部が時刻を表します。 注意:日付または時間の関数を引数なしで使用すると、現在の日付または時刻を得ることができます。 この関数は、現在の日付および時刻を特定の時点と比較する場合に便利です。 現在の日時が 2001 年 12 月 24 日午後 10 時を過ぎているかどうかを検証するには、この式を使用します。 |
||
second [(時刻)] |
整数 |
現在の時刻または指定した時刻の秒(0 ~ 59)の部分が返されます。 指定時刻は、(time 関数によって返されるような)浮動小数点数値にする必要があります。 現在の時刻が、1 分間の最後の 10 秒間かどうかが検証されます。 |
||
time [(時刻)] |
Float |
現在のシステム時刻または特定の日時値の時間部分が返されます。 時刻の指定には、浮動小数点値、hh:mm:ss 形式の文字列、または hh, mm [, ss ] 形式の 2 つまたは 3 つの数値を使用できます。 (引数なし)では、現在の時刻を返します。 現在の時刻が午後 2:00 過ぎかどうかが検証されます。 |
||
weekday [(日付)] |
整数 |
現在の日付または指定した日付の曜日(Sunday=1、Monday=2 など)が返されます。 指定日付は、(date 関数または now 関数によって返されるような)整数値か浮動小数点数値にする必要があります。 今日が木曜日であるかどうかが検証されます。 |
||
year [(日付)] |
論理積 |
現在の日付または指定した日付の年の部分が返されます。 指定日付は、(date 関数または now 関数によって返されるような)浮動小数点値にする必要があります。 2000 年を過ぎているかどうかが検証されます。 |
次の表に、数学関連の組み込み関数を示します。
機能 |
データ型(Data Type) |
返される値/例 |
---|---|---|
abs(n) |
浮動小数点値または整数 |
絶対値(符号を除いた数値)を返します。 値 15 を返します。 |
max(n1, n2 [,n3] . . .) |
浮動小数点値または整数 |
オペランドのうち、最大のものが返されます。 各オペランドは数値である必要があります。 値 3 を返します。 |
min(n1, n2 [,n3] . . .) |
整数 |
オペランドのうち、最小のものが返されます。 各オペランドは数値である必要があります。 値 2 を返します。 |
mod(n1,n2) |
浮動小数点値または整数 |
n1 を n2 で除算した際の整数の剰余を返します。 値 99 を返します。 |
random() |
浮動小数点値または整数 |
0 から 1 の間の乱数値が返されます。 |
sqrt(n) |
浮動小数点値または整数 |
平方根を返します。 (オペランド n は、負でない数値である必要があります)。 値 7 を返します。 |
trunc(n) |
浮動小数点値または整数 |
小数部を切り捨てた値を返します。 値 28 を返します。 |
次の表に、その他の組み込み関数を示します。
機能 |
データ型(Data Type) |
返される値/例 |
---|---|---|
after(string1,string2) |
文字列 |
string2 の中で、string1 の最初のオカレンスより後の部分。 string1 が string2 にない場合、ヌル ストリングが返されます。 string1 がヌル ストリングの場合、string2 が返されます。 値 defg を返します。 |
before(string1,string2) |
文字列 |
string2 の中で、string1 の最初のオカレンスよりも前の部分。 string1 が string2 にない場合、string2 が返されます。 string1 がヌル ストリングの場合、ヌル ストリングが返されます。 値 abc を返します。 |
ClidInRegion |
Logical |
現在のコールの CLID が、文字列で指定された地域内にあるかどうかを示します。 この文字列では、定義済みの地域名を指定する必要があります。 地域の Name 変数を使用すると、リテラル値を入力せずに済みます。 その CLID がメリーランド地域内にあるかどうかが確認されます。 |
concatenate(string1,string2, . . .) |
文字列 |
引数を連結した値が戻されます。 関数には、最大 8 つの引数を指定できます。 値 abcde を返します。 |
find(string1, string2 [,index ]) |
整数 |
string2 内での string1 の開始位置が戻されます。 インデックス値を指定した場合は、string2 内の指定された文字から検索が開始されます。 値 6 を返します。 |
if(condition,true-value,false-value) |
Logical |
condition が true の場合は、true-value の値を返します。condition が false の場合は、false-value の値を返します。 24 時間形式ではなく 12 時間形式で現在の時刻を返します。 |
left(string,n) |
文字列 |
string の左端にある n 個の文字を返します。 値 abc を返します。 |
len(string) |
整数 |
string の文字数を返します。 値 3 を返します。 |
mid(string,start,length) |
文字列 |
start カラム目の文字から length 個の文字数分の部分文字列を返します。 値 bcd を返します。 |
result |
浮動小数点値または整数 |
現在の選択ノードの結果が戻されます (この関数は、選択ノードだけで使用できます)。選択ノードで LAA ルールを使用している場合は、選択されたエージェントが対応可能であった秒数が result に返されます。 |
right(string,n) |
文字列 |
string の右端にある n 個の文字を返します。 値 cde を返します。 |
substr(string,start [ , length ]) |
文字列 |
start カラム目の文字から length 個の文字数分の部分文字列を返します。 値 01851 を返します。 |
text(n) |
文字列 |
数値を文字列に変換します。 値「5」を返します。 |
valid(variable) |
Logical |
variable が有効な値を持っているかどうかを返します。 Database.C.Name が有効な値かどうかが確認されます。 |
ValidValue(variable,value) |
文字列 |
variable が有効な値を持っている場合はその値を、それ以外の場合は「value」を返します。 データベース内の名前、または文字列値 None を返します。 |
value(string) |
浮動小数点値または整数 |
文字列を数値に変換します。 値 5 を返します。 |
カスタム関数は、組み込み関数とは対照的に、スクリプト内で使用することを目的としてユーザが作成する関数です。
ステップ 1 | Script Editor で、[スクリプト(Script)] メニューから、[カスタム関数(Custom Functions)] を選択します。 [カスタム関数(Custom Functions)] ダイアログボックスが開き、現在定義されているカスタム関数がすべて表示されます。 |
ステップ 2 | [追加(Add)] をクリックして、[カスタム関数の追加(Add Custom Function)] ダイアログボックスを開きます。 |
ステップ 3 |
次を指定します。
|
ステップ 4 | 作成し終わったら、[テスト(Test)] をクリックします。 [関数のテスト(Test Function)] ダイアログボックスが開きます。 |
ステップ 5 | その関数を呼び出す例を入力して、関数をテストします。 各パラメータに具体的な値を指定します。 |
ステップ 6 | [評価(Evaluate)] をクリックすると、その関数呼び出しが Script Editor によってどのように解釈されるかを確認できます。[カスタム関数の追加(Add Custom Function)] ダイアログボックスに戻るには、[閉じる(Close)] をクリックします。 |
ステップ 7 | いずれかの検証ボタンを使用して、選択関数を参照するスクリプトを検証します ([すべて検証(Validate All)] ボタンを使用すると、カスタム関数を参照するすべてのスクリプトを検証できます)。 |
ステップ 8 | 検証が完了したら、[OK] をクリックして、変更を適用しダイアログボックスを閉じます。 |
ステップ 1 | Script Editor で、[スクリプト(Script)] メニューから、[カスタム関数(Custom Functions)] を選択します。 [カスタム関数(Custom Functions)] ダイアログボックスが開き、現在定義されているカスタム関数がすべて表示されます。 | ||
ステップ 2 | [インポート(Import)] をクリックします。 [カスタム関数のインポート(Import Custom Function)] ダイアログボックスが開きます。 | ||
ステップ 3 | ICMF 拡張子(.ICMF)が付いているファイル名を選択し、[開く(Open)] をクリックします。 Script Editor によって、名前の競合がないかどうかが確認されます。 重複がある場合、重複の解決方法をリストしたダイアログボックスが表示されます。 | ||
ステップ 4 |
オプションを選択して [OK] をクリックします。
|
Script Editor によって自動マッピングが実行されます。その後の動作は次のようになります。
[オブジェクト マッピング(Object Mapping)] ダイアログボックスには、次の 3 つのカラムがあります。
(注) |
複数のオブジェクトを同じターゲットにマップすることもできます。 マップされていないオブジェクトを残しておくこともできますが、そのカスタム関数はすべてのオブジェクトがマップされるまで有効になりません。 |
マッピングが完了したら、[適用]、[完了] の順にクリックします。
ステップ 1 | Script Editor で、[スクリプト(Script)] メニューから、[カスタム関数(Custom Functions)] を選択します。 [カスタム関数(Custom Functions)] ダイアログボックスが開き、現在定義されているカスタム関数がすべて表示されます。 | ||
ステップ 2 |
リストからカスタム関数を選択し、[エクスポート(Export)] をクリックします。 [カスタム関数のエクスポート(Export Custom Function)] ダイアログボックスが開きます。
|
||
ステップ 3 |
(任意)ファイル名を変更します。
|
||
ステップ 4 | [保存(Save)] をクリックします。 そのファイル名がすでに存在する場合は、保存の確認を求められます。 | ||
ステップ 5 | 確認メッセージが表示されたら、[OK] をクリックします。 カスタム関数は指定したファイルにテキスト フォーマットで保存されます。 |
応対可能なエージェントがいないためにコールがスキル グループにキューイングされた場合は、スキル グループ キューイング ノードによってコールの優先順位が設定されます。 その後、キュー優先度ノードを使用して、待ち時間の長さに応じてコールの優先順位を上げることができます。 コールは、同じ優先順位または異なる優先順位を持つ複数のスキル グループに対してキューイングできます。
エージェントが対応可能になったときに、そのエージェントのスキル グループ キューに複数のコールが存在していると、そのエージェントが所属しているスキル グループの中で、最も待ち時間が長く、最も優先順位の高いコールがそのエージェントに割り当てられます(優先順位は 1 ~ 10 で表され、1 が最高になります)。
Packaged CCE エージェントへのルーティングを行うスクリプトは、スキル グループ内に対応可能なエージェントが存在しているかどうかを確認する必要があります。 応対可能なエージェントがいない場合は、スキル グループ キューイング ノードを使用する必要があります。 このスクリプトの実行は、エージェントが対応可能になるか、発信者が切断すると終了します。
スキル グループ キューイング ノードを使用する場合は、キュー ノードで基本優先順位を使用しないでください(ただし、レジストリを通じて、このオプションがルータで有効に設定されている場合は除きます)。
コールをスキル グループのキューからキャンセルする場合は、キャンセル キュー ノードを使用する必要があります。 キャンセル キュー ノードを使用すると、そのコールがキューイングされているすべてのスキル グループからキャンセルできます。
終了ノードでは、デフォルトのルーティングが試行されます。デフォルト ラベルが存在しない場合は、ルーティング クライアントにエラー(ダイアログ エラー)が送信されます。
エージェント転送ノードを使用すると、エージェント間の転送を実行できます。ルータは、エージェントにコールを送信する前に、そのエージェントが応対可能であるかどうかを確認します。 エージェントが応対可能でない場合は、スキル グループに対してコールがキューイングされます。 また、エージェント転送ノードを使用してエージェントにコールを送信することもできます。この場合は、「発信者」がエージェントである必要はありません。
Packaged CCE は、エージェントが応対可能になるまで待機する間、CVP を使用してコールをキューイングします。
Packaged CCE から CVP ポートにコールが送信されてキューイングされると、次の処理が実行されます。
発信者が電話を切った場合は、イベント レポート メッセージ(切断または放棄のイベント タイプ)を通じて、 CVP から Packaged CCE に通知されます。 エージェントが対応可能になると、 Packaged CCE が CVP に対して、コールをエージェントにルーティングするように、接続メッセージを使用して自動的に指示します。
お客様に数字の入力を求めて、画面ポップアップやコール ルーティングに必要な情報を確認する VRU スクリプトを使用する場合は、そのスクリプトを割り込み不可能モードにする必要があります。
スキル グループ キューイングノードでコールがスキル グループにキューイングされた後、VRU に送信されて割り込み不可能な VRU スクリプトが実行された場合、発信者がその割り込み不可能スクリプトに応答したりアナウンスを聞いている間は、エージェントが対応可能になっても、コールはエージェントに接続されません。 その VRU スクリプトが終了して、割り込み可能な VRU スクリプトの割り込み可能なノード(待機ノードや外部スクリプト実行ノードなど)が実行されるまで、 Packaged CCE はそのコールに対応可能なエージェントを検索しません。 ただし、キュー内での順番は維持されるため、エージェントが対応可能になると、そのコールは後から着信したコールよりも先に応答されます(優先順位が同じと仮定した場合)。
アナウンスまたは音楽タイプの処理を行う VRU スクリプトの場合は、割り込み可能モードにします。 この場合は、発信者が VRU スクリプトからアナウンスや音楽を受信している間でも、最初に応対可能になったエージェントへコールを接続できます。
VRU スクリプトの割り込み可能の設定は、Unified CCE Administration Web ツールの [ネットワーク VRU スクリプト(Network VRU Scripts)] ガジェットで行います。 VRU スクリプトまたは Packaged CCE スクリプトでこの設定を上書きすることはできません。
開始ノードは、スクリプトの始まりを意味します。 Script Editor で新しいスクリプトを作成すると、自動的に開始ノードが挿入されます。スクリプトには、開始ノードが 1 つだけ存在している必要があります。
開始ノードには、定義可能なプロパティがありません。 ただし、必要に応じて、コメントと接続ラベルを追加できます。
(パレットの [一般(General)] タブにある)コメント ノードを使用すると、スクリプトにブロック コメントを挿入できます。 ブロック コメントとは、スクリプトまたはスクリプト内のセクションに関する一般的な説明です。
たとえば、スクリプトの趣旨を説明するコメントを追加できます。
スクリプト内のコメント ボックスは、移動したり、サイズを変更できます
(注) |
[高さを自動調整(Auto-Size Height)] オプションが選択されている場合は、コメントの高さを調整できません。 |
(パレットの [一般(General)] タブにある)コネクタ ノードを使用すると、ルーティング スクリプトや管理スクリプトの内容がわかりやすくなります。
次のようなスクリプトは理解しにくい場合が多いため、コール フローの把握が難しくなります。
コネクタ ノードを使用すると、ラインを切断して、入力接続(1 つ以上)および出力接続(1 つ)に再接続できます。 このノードに到達した要求はすべて、(どの入力接続からであっても)同じ出力接続に送られます。
コネクタ ノードでは、接続ラベルを定義します。
この項では、Unified CVP ソリューションにアクセスするための Packaged CCE 設定とスクリプト編集の使用について説明します。
これには、次の情報も含まれます。
(注) |
この項には、CVP アプリケーション開発者にとって重要な情報が記載されています。 コール センター マネージャ、Unified CVP システム マネージャ、および Packaged CCE システム マネージャも対象とした内容になっています。 |
この章では、次の仮定が行われています。
Packaged CCE と Unified CVP のいずれも、その機能を呼び出すためのスクリプトを使用します。 実際、Packaged CCE は、その独自のスクリプト内から Unified CVP スクリプトを参照します。 Packaged CCE 内から Unified CVP を呼び出すこの方法により、Packaged CCE で Unified CVP の機能を利用することが可能になります。
この 2 つの製品(Packaged CCE および Unified CVP)は、2 つのサービス作成(スクリプティング)環境を提供します。 各環境は異なる目的で使用されます。
(注) |
詳細については、「Call Studio を使用した Unified CVP のスクリプティング」を参照してください。 |
Packaged CCE Script Editor を使用して、エージェント ルーティング スクリプトを作成し、音声対話設計の基本的な構成要素である Unified CVP マイクロアプリケーションを起動します。 Unified CVP マイクロアプリケーションには、Play Media、Get Speech、Get Digits、Menu、Play Data、および Capture があります。 これらのアプリケーションは、 Packaged CCE ルーティング スクリプトで結合およびカスタマイズされて、発信者との実用的な音声対話を実現します。
マイクロアプリケーションを使用したフル スケールの CVP アプリケーション開発も可能ですが、推奨されません。 マイクロアプリケーションベースのスクリプトは主に、初期プロンプトと収集操作、およびコールがキューに入る間の .wav ファイルの再生指示に使用されます。 代わりに、Call Studio を使用して作成された CVP スクリプトを使用して、CVP アプリケーションを作成してください。
Packaged CCE スクリプトが Call Studio スクリプトとともに動作する(ここで説明する Unified CCE 統合モデル用の 2 スクリプト実装)環境では、より複雑なセルフサービス アクティビティを Call Studio スクリプトに委任する場合も、制御権は Packaged CCE スクリプトに残ります(または、制御権が戻ります)。 データは、ECC 変数を介してスクリプト間でやり取りされます。
(注) |
単純な関数以外のものに Packaged CCE スクリプティングを使用する機能は、レガシー展開のサポートで維持されています。 新規のお客様には、CVP アプリケーションの作成に Unified CVP の VoiceXML スクリプティング環境を使用することが強く推奨されます。 |
高度な CVP アプリケーションは、Call Studio を使用して開発できます。Call Studio は、Eclipse ベースのサービス作成環境であり、アプリケーション フローを記述する中間ファイルが出力となります。 このファイルは、実行用として VXML サーバにロードされます。 VXML サーバ アプリケーションを起動するため、スクリプト作成者は外部スクリプト実行ノードを介して Packaged CCE ルーティング スクリプトに Get Speech(GS)マイクロアプリケーションを組み込みます。 このマイクロアプリケーションは、VXML サーバと直接対話してアプリケーションを実行するよう、VoiceXML ゲートウェイに指示します。 最終結果は Packaged CCE に渡されます。
Call Studio スクリプティング環境の機能には、次のものが含まれます。
(注) |
Packaged CCE は、ICM Script Editor で使用できる MicroApp ノードの使用をサポートしていません。 すべての MicroApp 実装は、ICM Script Editor の外部スクリプト実行ノードを使用して行う必要があります。 各 Unified CVP マイクロアプリケーションに対するこのノードでの Unified CVP 固有パラメータの設定の詳細については、「Unified CVP 用の Unified CCE アプリケーションの作成」を参照してください。 |
(注) |
スクリプトの作成の詳細については、「Unified CCE を使用した Unified CVP 用のスクリプティング」を参照してください。 |
次の項で構成されています。
マイクロアプリケーションとは、発信者とのコミュニケーションを可能にする一連の固有の CVP 関数であり、Packaged CCE から呼び出すことができます。
6 種類の Unified CVP マイクロアプリケーションが存在します。
マイクロアプリケーションは、CVP サービスによって解釈されます。このサービスは、コール サーバ上に常駐しています。 CVP サービスは、VoiceXML コードを VoiceXML Gateway Voice Browser に送信します。
(注) |
マイクロアプリケーションを介して ASR/TTS(音声)を使用することは、サポートされていません。 発信者との対話で ASR/TTS(音声)の使用を必要とする場合は、Call Studio スクリプトを使用する必要があります。 |
次のようなコール フロー例を持つ Packaged CCE スクリプトを作成するとします。
この単純なスクリプトは、次の機能を実行します。
ステップ 1 | コールが CCE に到達し、CCE スクリプトを実行します。 | ||
ステップ 2 | 発信者は最初の音声案内を聞きます。 | ||
ステップ 3 | CCE スクリプトは、コールをエージェントにキューイングする前に、発信者から情報を収集するために、コールを CVP に送信します。 たとえば、アカウント番号の入力に加え、「販売の場合は 1 を、サポートの場合は 2 を押してください」といったメニューが提示されます。 | ||
ステップ 4 | 発信者が既存顧客の場合は、発信者が入力したアカウント番号を使用して、外部データベースから発信者に関する追加の情報が取得されます。 | ||
ステップ 5 | 発信者入力番号と発信者に関する追加情報が CCE スクリプトに返されます。これらは、応対可能になったエージェントに対して画面ポップアップとして表示されます。 | ||
ステップ 6 | 次にコールは、発信者が選択したサービスの種類に基づいてキューイングされ、特定のスキル グループ内のエージェントを待ちます。 | ||
ステップ 7 | エージェントが応対可能な場合、発信者はそのエージェントに接続されます。 エージェント デスクトップに、発信者入力とデータベース検索から収集された発信者情報が表示されます。 | ||
ステップ 8 | エージェントが応対可能でない場合、コールは CVP に再び送信され、エージェントが応対可能になるのを待つ間、発信者に対して保留音楽が再生されます。 | ||
ステップ 9 |
発信者から収集された情報は、エージェントが応対可能になるまでコール上にコール コンテキストとして保存されます。 次の図に示されているようなスクリプトを作成できます。 この単純なスクリプトは、次の機能を実行します。
|
Script Editor の外部スクリプト実行ノードで Unified CVP にアクセスするには、先に Unified CCE Administration ツールを使用して専用の Unified CVP パラメータで Packaged CCE をセットアップしておく必要があります。
Packaged CCE Administration の [新規ネットワーク VRU スクリプト(New Network VRU Script)] ウィンドウを使用して、Unified CVP パラメータを定義することから始めます。
上の図では、次のように設定されています。
(注) |
次の表の 2 つのカラムに示されているように、[VRU スクリプト名(VRU Script Name)] フィールドと [構成パラメータ(Configuration Param)] フィールドの特定のエントリは大文字と小文字が区別されます。 |
属性 |
使用可能な値 |
適用対象 |
大文字と小文字の区別 |
---|---|---|---|
属性:VRU スクリプト名(PM、GD など)。 |
PM、GD |
すべてのマイクロアプリケーション |
N |
属性:メディア ライブラリ タイプ(A、S、V) |
A、S、V |
すべてのマイクロアプリケーション |
N |
割り込みを許可(Barge-in Allowed) |
Y/N |
すべてのマイクロアプリケーション |
N |
データ再生タイプ(Data playback type) |
Number、Char |
PlayData(PD) |
N |
時間フォーマット(Time Format) |
HHMM、HHMMSS、HHMMAP |
PlayData(PD) |
N |
タイムアウト メッセージのオーバーライド(Timeout Message Override) |
Y/N |
Get Digits(GD)、Get Speech(GS)、Menu(M) |
N |
無効な入力メッセージのオーバーライド(Invalid Entry Message Override) |
Y/N |
Get Digits(GD)、Get Speech(GS)、Menu(M) |
N |
DTMF 終了キー(DTMF Termination Key) |
N |
すべてのマイクロアプリケーション |
N |
メディア ファイル名(Media File Name) |
すべてのマイクロアプリケーション |
Y |
ネットワーク VRU スクリプトの構成設定が保存されると、その情報を Script Editor で使用できるようになります。 Script Editor で外部スクリプト実行ノードを作業領域に配置し、プロパティ ダイアログボックスを開くと、システムに定義されているすべてのスクリプト名が表示されます。
次の外部スクリプト実行ノードは、Play_Welcome という ICM スクリプト名が選択されたことを示しています。
Packaged CCE が外部スクリプト実行ノードを処理するとき、パラメータが Unified CVP に送信されます。
これらのパラメータには、発信者との対話方法に関する指示が格納されています。たとえば、次のものがあります。
一部の CVP パラメータは、拡張コール コンテキスト(ECC)変数や Call.Peripheral 変数によって Unified CVP に渡されます。 その他のパラメータは、通常の VRU メッセージング インターフェイス(Packaged CCE/CVP サービス制御インターフェイス)で送信されます。
スクリプトの定義で、Unified CVP に送信される文字列、数値、または数式を指定できます。 数値を Unified CVP に渡す場合、それらの数値が文字列として処理されるように常に引用符で囲みます。
これは特に、次の場合に重要です。
Unified CVP では、user.microapp.error_code ECC 変数を使用して、スクリプトの実行中に検出された問題に関する情報を返します。
高度音声認識コンポーネントの障害。
一般的なエラーが発生しました。
Packaged CCE から CVP サービスに渡されるデータが、マイクロアプリケーションでの処理に必要とされるデータと一致しません。
処理中のスクリプト タイプに対して無効な変数データが渡されました。
Packaged CCE から CVP サービスに渡された VRU スクリプト名データに、予期されたコンポーネント(マイクロアプリケーション名、メディア ファイル名、メディア ファイル タイプ、一意性の値)が含まれていません。
ロケールがサポートされていませんでした。 (.wav ファイルを使用する Play Data マイクロアプリケーションにのみ適用されます。 TTS を使用する Play Data マイクロアプリケーションや、Play Media、Get Digits、Menu、Get Speech、または Capture マイクロアプリケーションには適用されません)。
ECC 変数が、CVP サービスで認識されない値に設定されていました。 ECC 変数の定義は、Packaged CCE と Unified CVP で同一である必要があります。
IP ネットワーク接続の障害。
発信者は、マイクロアプリケーションで許可されている各試行で、数字の入力に失敗しました。 (Get Digits、Menu、および Get Speech マイクロアプリケーションにのみ適用されます)。
発信者は、マイクロアプリケーションによって許可された各試行に対するプロンプトへの応答で、数字を入力しませんでした。 (Get Digits および Get Speech マイクロアプリケーションにのみ適用されます)。
マイクロアプリケーションの実行中にセマンティック エラーが発生しました。
Unified CVP コンポーネントに予期しない障害が発生しました。
発信者は、マイクロアプリケーションによって許可された時間内に、プロンプトへの応答として数字を入力しませんでした。
音声合成コンポーネントの障害。
Packaged CCE から CVP サービスに渡されたメディア ファイル名が、メディア サーバに存在しませんでした。
Packaged CCE から CVP サービスに渡されたマイクロアプリケーション名が CVP サービスに存在しませんでした。
VoiceXML インタープリタ(つまり、ゲートウェイ)が、CVP サービスから渡されたロケールを認識しませんでした。
VoiceXML インタープリタ(つまり、ゲートウェイ)が CVP サービス、VXML サーバ、またはメディア サーバから渡された VoiceXML 要素を認識しませんでした。
VoiceXML インタープリタ(つまり、ゲートウェイ)が CVP サービス、VXML サーバ、またはメディア サーバから渡された VoiceXML 形式を認識しませんでした。
次の表に示すとおり、Unified CVP マイクロアプリケーションごとに、user.microapp.error_code に対する設定が個別化されています。
エラー コード(Error Code) |
Play Media |
Play Data |
Get Digits |
Menu |
Get Speech |
Capture |
---|---|---|---|---|---|---|
0 |
エラーなし |
エラーなし |
エラーなし |
エラーなし |
エラーなし |
エラーなし |
1 |
発信者による切断 |
発信者による切断 |
発信者による切断 |
発信者による切断 |
発信者による切断 |
適用外 |
2 |
ネットワーク エラー |
ネットワーク エラー |
ネットワーク エラー |
ネットワーク エラー |
ネットワーク エラー |
適用外 |
3 |
システム エラー |
システム エラー |
システム エラー |
システム エラー |
システム エラー |
システム エラー |
5 |
不明なマイクロアプリケーション |
不明なマイクロアプリケーション |
不明なマイクロアプリケーション |
不明なマイクロアプリケーション |
不明なマイクロアプリケーション |
不明なマイクロアプリケーション |
6 |
無効な VRU スクリプト名形式 |
無効な VRU スクリプト名形式 |
無効な VRU スクリプト名形式 |
無効な VRU スクリプト名形式 |
無効な VRU スクリプト名形式 |
適用外 |
7 |
無効な構成パラメータ |
無効な構成パラメータ |
無効な構成パラメータ |
無効な構成パラメータ |
無効な構成パラメータ |
適用外 |
8 |
ECC 変数の設定誤り |
ECC 変数の設定誤り |
ECC 変数の設定誤り |
ECC 変数の設定誤り |
ECC 変数の設定誤り |
適用外 |
9 |
次のいずれかです。 |
次のいずれかです。 |
次のいずれかです。 |
次のいずれかです。 |
次のいずれかです。 |
適用外 |
10 |
Semantic-Runtime エラー |
Semantic-Runtime エラー |
Semantic-Runtime エラー |
Semantic-Runtime エラー |
Semantic-Runtime エラー |
適用外 |
11 |
サポートされていない VoiceXML 形式 |
サポートされていない VoiceXML 形式 |
サポートされていない VoiceXML 形式 |
サポートされていない VoiceXML 形式 |
サポートされていない VoiceXML 形式 |
適用外 |
12 |
サポートされていない VoiceXML 要素 |
サポートされていない VoiceXML 要素 |
サポートされていない VoiceXML 要素 |
サポートされていない VoiceXML 要素 |
サポートされていない VoiceXML 要素 |
適用外 |
13 |
適用外 |
変数データが無効 |
適用外 |
適用外 |
適用外 |
適用外 |
14 |
適用外 |
変数データの場所が空 |
適用外 |
適用外 |
適用外 |
適用外 |
15 |
適用外 |
時間フォーマットが無効 |
適用外 |
適用外 |
適用外 |
適用外 |
16 |
適用外 |
適用外 |
無効な試行の最大回数に達しました |
無効な試行の最大回数に達しました |
無効な試行の最大回数に達しました |
適用外 |
17 |
適用外 |
適用外 |
入力の最大試行回数に到達 |
入力の最大試行回数に到達 |
入力の最大試行回数に到達 |
適用外 |
20 |
適用外 |
範囲外のデータ値 |
適用外 |
適用外 |
適用外 |
適用外 |
23 |
無応答 |
無応答 |
無応答 |
無応答 |
無応答 |
適用外 |
24 |
ビジー |
ビジー |
ビジー |
ビジー |
ビジー |
適用外 |
25 |
一般的な転送エラー |
一般的な転送エラー |
一般的な転送エラー |
一般的な転送エラー |
一般的な転送エラー |
適用外 |
26 |
無効な内線番号 |
無効な内線番号 |
無効な内線番号 |
無効な内線番号 |
無効な内線番号 |
適用外 |
27 |
着信側による切断 |
着信側による切断 |
着信側による切断 |
着信側による切断 |
着信側による切断 |
適用外 |
28 |
転送確立後のエラー |
転送確立後のエラー |
転送確立後のエラー |
転送確立後のエラー |
転送確立後のエラー |
適用外 |
30 |
サポートされていないロケール |
サポートされていないロケール |
サポートされていないロケール |
サポートされていないロケール |
サポートされていないロケール |
適用外 |
31 |
ASR エラー |
ASR エラー |
ASR エラー |
ASR エラー |
ASR エラー |
適用外 |
32 |
TTS エラー |
TTS エラー |
TTS エラー |
TTS エラー |
TTS エラー |
適用外 |
33 |
一般的な ASR/TTS エラー |
一般的な ASR/TTS エラー |
一般的な ASR/TTS エラー |
一般的な ASR/TTS エラー |
一般的な ASR/TTS エラー |
適用外 |
34 |
不明なエラー |
不明なエラー |
不明なエラー |
不明なエラー |
不明なエラー |
適用外 |
40 |
VXML サーバ システムが使用不可 |
適用外 |
適用外 |
適用外 |
VXML サーバ システムが使用不可 |
適用外 |
41 |
VXML サーバ アプリケーション エラー |
適用外 |
適用外 |
適用外 |
VXML サーバ アプリケーション エラー |
適用外 |
42 |
VXML サーバ アプリケーションがサブダイアログ リターン要素の代わりにハングアップ要素を使用 |
適用外 |
適用外 |
適用外 |
VXML サーバ アプリケーションがサブダイアログ リターン要素の代わりにハングアップ要素を使用 |
適用外 |
43 |
VXML サーバ アプリケーションが一時停止されている |
適用外 |
適用外 |
適用外 |
VXML サーバ アプリケーションが一時停止されている |
適用外 |
44 |
VXML サーバ セッション エラー(アプリケーションがまだロードされていない、など) |
適用外 |
適用外 |
適用外 |
VXML サーバ セッション エラー(アプリケーションがまだロードされていない、など) |
適用外 |
45 |
VXML サーバが無効なフェッチ エラーを検出(メディアまたはグラマー ファイルが見つからない、など) |
適用外 |
適用外 |
適用外 |
VXML サーバが無効なフェッチ エラーを検出(メディアまたはグラマー ファイルが見つからない、など) |
適用外 |
46 |
オーディオ ストリーム エラー |
適用外 |
適用外 |
適用外 |
適用外 |
適用外 |
(注) |
外部スクリプト実行ノードのチェックマーク(成功)分岐から制御が続行される場合、user.microapp.error_code は常に、成功を示すゼロになります。 制御が X(失敗)分岐から続く場合は通常、Unified CVP によってこの変数はここに示すコードのいずれかに設定されます。 (X 分岐に進んだ後は常にエラー コードをテストするように、ルーティング スクリプトを設定します)。 |
(注) |
ただし、設定エラー、または何らかのネットワーク障害やコンポーネント障害によってマイクロアプリケーションがまったく動作しなくなると、Unified CVP はこの変数をいっさい設定できなくなります。 このようなケースを識別するには、設定ノードを使用して user.microapp.error_code を -1 など、無効であることがわかっている値に事前に設定し、外部スクリプト実行ノードの X 分岐の後に条件ノードを使用してその値をテストします。 |
Packaged CCE と Unified CVP 間の初期設定が完了したら、Unified CVP マイクロアプリケーションにアクセスするための Packaged CCE のアプリケーションを作成できます。
これには、次の 2 つの Packaged CCE ソフトウェア ツールを使用します。
次の項では、これらのツールを使用して Unified CVP 機能にアクセスする方法を簡単に説明します。
ステップ 1 |
Packaged CCE Administration 内で、 > [ネットワーク VRU スクリプト(Network VRU Scripts)] を選択します。 |
||||||
ステップ 2 |
[ネットワーク VRU スクリプト(Network VRU Scripts)] ウィンドウで、[取得(Retrieve)] をクリックして [追加(Add)] ボタンを有効にします。 |
||||||
ステップ 3 |
[追加(Add)] をクリックします。 [属性(Attributes)] プロパティ タブが有効になります。 |
||||||
ステップ 4 |
[属性(Attributes)] タブを次のように入力します。
|
||||||
ステップ 5 | 完了したら、[保存(Save)] をクリックして変更を適用します。 |
ステップ 1 |
Script Editor 内で、外部スクリプト実行オブジェクトを作業領域に配置し、そのオブジェクトを右クリックし、[プロパティ(Properties)] ダイアログボックスを開きます。 [外部スクリプト実行のプロパティ(Run External Script Properties)] ダイアログボックスに、現在設定されているすべてのネットワーク VRU スクリプトが表示されます。
|
||
ステップ 2 | 実行する ICM スクリプト/VRU スクリプト名を選択します。 | ||
ステップ 3 | 必要に応じて、[コメント(Comments)] タブを変更します。 | ||
ステップ 4 | 必要に応じて、[ラベル(Labels)] タブを変更します。 | ||
ステップ 5 | 完了したら、[OK] をクリックして変更を送信し、ダイアログボックスを閉じます。 |
次の項では、6 つの各 Unified CVP マイクロアプリケーションに対し、Unified CCE Administration を介して定義できるパラメータについて説明します。
Unified CVP とともに使用する各ネットワーク VRU スクリプトを設定する際は、次の点に留意してください。
Unified CVP では、単一のマイクロアプリケーションを使用し、コール変数と Packaged CCE 数式エディタを使用して音声案内を指定することができます。
ダイナミック オーディオ ファイル機能を提供するには、2 番目の VRU スクリプト パラメータに、先頭にダッシュを付けた 1 ~10 の数値を設定します。 その後、メディア ライブラリに「A」、「S」、または「V」を設定します。 Unified CVP は、対応する Call.PeripheralVariable の中身を見て、再生するオーディオ ファイルの名前を決定します。
メディア ライブラリを「A」または「S」に設定した場合、Unified CVP は、「-(番号)」に対応したコール変数で指定されているオーディオ ファイルを再生します。 たとえば、2 番目の VRU スクリプト パラメータが「-4」に設定されていると、Call.PeripheralVariable4 に指定されたオーディオ ファイルが再生されます。 この機能は、Play Media、Menu、および Get Digits マイクロアプリケーションに追加されます。
(注) |
メディア ライブラリとして A が指定された場合、CVP はデフォルトでは C:\inetpub\wwwroot\en-us\app フォルダの下にあるメディア ファイルを探します。S が指定された場合は、デフォルトでは C:\inetpub\wwwroot\en-us\sys フォルダの下を探します。 |
2 番目の VRU スクリプト パラメータ |
対応するコール変数 |
---|---|
-1 ~ -10 |
Call.PeripheralVariable(1 ~ 10) |
ダイナミック オーディオ ファイルの使用方法の例については、次の表を参照してください。
VRU スクリプト パラメータの例 |
定義 |
---|---|
PM, -3,A |
PM:Play Media マイクロアプリケーションを使用します。 -3:Call.PeripheralVariable3 に指定されたファイルを再生します。 A:アプリケーション メディア ファイルのフォルダ(C:\inetpub\wwwroot\en-us\app など)からファイルを取得します。 |
詳細については、この章内の個々のマイクロアプリケーションに関する項を参照してください。
以前のリリース(Unified CVP 8.5 よりも前)では、マイクロアプリケーション用のメディア サーバを指定するには、ECC 変数 user.microapp.media_server を使用するしか方法はありませんでした。 現在は、Operations Console を使用して、導入全体に対するデフォルトのメディア サーバを指定できるようになりました。
グローバルなデフォルト メディア サーバは、Operations Console で Packaged CCE スクリプト内で ECC 変数 user.microapp.media_server が設定されていないか、空になっていると、このデフォルト メディア サーバがマイクロアプリケーションによって使用されます。
を選択することにより指定できます。マイクロアプリケーションは、使用するメディア サーバを次に示すリストの順序で解決します。
上の順序で最初に見つかった空でない値のメディア サーバがマイクロアプリケーションによって使用されます。 これは、次のようなすべてのマイクロアプリケーションに適用されます。
次のスクリーン ショットは、Play Media マイクロアプリケーションが ECC 変数 user.microapp.media_server を使用してメディア ファイルを再生する場合の Packaged CCE スクリプトを示しています。
次のスクリーン ショットは、Play Media マイクロアプリケーションが Operations Console で設定されたデフォルト メディア サーバを使用してメディア ファイルを再生する場合の Packaged CCE スクリプトを示しています。
Capture(CAP)マイクロアプリケーションでは、Packaged CCE ルーティング スクリプト内の複数のポイントでその時点でのコール データを保存させることができます。 CAP マイクロアプリケーションは VRU スクリプトとして設定される必要があります。実行には、他の Unified CVP マイクロアプリケーションと同様にスクリプト実行ノードを使用します。 VRU スクリプト名の値は、「CAP」または「CAP,xxx,」になります。ここで、「xxx」は、一意に識別するために使用される任意の文字列です。 VRU スクリプト設定の文字列はありません。
Capture マイクロアプリケーションを実行すると、Packaged CCE PG によって中間終了レコードが生成されます。 具体的には、Termination_Call_Detail(TCD)テーブルにレコードが書き込まれます。このレコードには、現在のすべてのコール変数(VRUProgress 変数ではない)、ルータ コール キー、日時、および発信者入力番号が含まれています。 TCD レコードとともに、Capture マイクロアプリケーションは、一連のレコードを Termination_Call_Variable(TCV)テーブルに書き込みます。これにはすべての ECC 変数の現在値が含まれています。
Packaged CCE では、TCD レコードと TCV レコードに対して標準のレポート テンプレートは用意されていません。 これらのテーブルは規模が大きいため、最小限の索引付けと、クエリーではなく書き込みに対して最適化を行うことで、コール処理のスループットに与える影響を最小限に抑えます。 このデータについてレポートを作成する場合は、業務時間外の抽出プロセスを作成し、行データを未加工のまま Packaged CCE の外部にあるデータベースにコピーします。 そこからクエリー要件に最も適合した方法でテーブルを編成できます。
これらのレコードに関して必要な情報は次のとおりです。
Capture マイクロアプリケーションは、Packaged CCE のリソースを大量に必要とします。 使用するたびに、Packaged CCE によって 1 つの TCD レコードと複数の TCV レコードが書き込まれます。 必要な情報をキャプチャする便利な方法ではありますが、必要のない余分な情報までもキャプチャされる可能性があります。 このマイクロアプリケーションを使いすぎると、Packaged CCE の処理時間とディスク容量に大きな負荷がかかるため、索引付けが最小限に抑えられていても、Packaged CCE の想定されるコール負荷を処理する能力が低下する可能性があります。 スクリプト内で情報をキャプチャする必要がある場所は、慎重に選択してください。 データ項目を可能な限り多くのコール変数に分散させて、各呼び出しの有用性を極限まで高めます。
Play Media(PM)マイクロアプリケーションは、メディア ファイルまたはストリーミング オーディオ ファイルに格納されたメッセージを再生するように設定できます。
Packaged CCE Administration のネットワーク VRU スクリプト ツールを使用してパラメータを指定します。
ステップ 1 |
[VRU スクリプト(VRU Script)] フィールド パラメータを設定します。
|
||
ステップ 2 |
[構成パラメータ(Configuration Param)] フィールド パラメータを設定します。
|
ストリーミング オーディオ サーバの .wav ファイルを再生するように Play Media(PM)マイクロアプリケーションを設定するには、CCE Script Editor を使用します。
シスコでは、メディア サーバの販売、OEM、サポートは行っていません。 IOS ゲートウェイでは、8 ビット フォーマットの µ-law wav ファイルのみがサポートされています。 RealNetwork の Helix Server などのメディア サーバは、µ-Law フォーマットの RTSP ブロードキャスト オーディオ ストリームを配信します。
(注) |
IOS ゲートウェイでは、8 ビット フォーマットの µ-law wav ファイルのみがサポートされています。 ストリーム URL とストリーム名の値は引用符で囲む必要があります。 |
ステップ 1 |
スクリプトに設定ノードを追加して、media_server ECC 変数を設定します。
|
||
ステップ 2 |
スクリプトに別の設定ノードを追加して、ストリーム名を設定します。
|
||
ステップ 3 |
外部スクリプト実行ノードを作業領域に追加し、[外部スクリプト実行(Run External Script)] をダブルクリックします。 [外部スクリプト実行のプロパティ(Run External Script Properties)] ダイアログボックスに、現在設定されているすべてのネットワーク VRU スクリプトが一覧表示されます。
|
||
ステップ 4 | [VRU スクリプト実行(Run VRU Script)] タブから、目的の CCE スクリプト名を選択し、[OK] をクリックします。 | ||
ステップ 5 |
必要に応じて、Packaged CCE Administration のネットワーク VRU スクリプト ツールを使用して、ストリームのタイムアウト値を設定できます。 [構成パラメータ(Configuration Param)] フィールド パラメータを設定します。 |
||
ステップ 6 |
IOS デバイスにグローバル コンフィギュレーション モードでアクセスし、rtsp client timeout connect コマンドを使用して、ルータが Real-time Streaming Protocol(RTSP)サーバにエラーを報告する前に待機する秒数を設定します。 指定できる範囲は 1 ~ 20 です。 推奨値は 10 秒です。 |
ip route-cache same-interface ip route-cache cef ip route-cache ip mroute-cache no cdp enable
keepalive 1800
この問題は、Unified CVP がネットワーク接続を失うと発生します。その場合、VXML Server Gateway が CVP サービスから情報を取得できなくなり、結果としてコード 38 の拒否がゲートウェイのログに生成されます。
通常の呼出音の代わりにオーディオ ストリームを発信者に再生できるカスタム呼出音パターンを設定できます。 カスタマイズされたストリーミング呼出音は、ダイヤル番号の接続先に基づいて設定され、コールがエージェントに転送されている間、発信者に進行中のブロードキャスト ストリームを再生します。
例 |
フィールド名 |
フィールドの内容 |
Unified CVP に指示する内容 |
||
---|---|---|---|---|---|
1 |
VRU スクリプト名(VRU Script Name) |
PM,Welcome |
Play Media(PM)マイクロアプリケーションを使用して「Welcome.wav」メディア ファイルを再生し、残りの設定に関してはデフォルトを受け入れる。
|
||
構成パラメータ(Configuration Param) |
N |
割り込みを許可しない。 |
|||
2 |
VRU スクリプト名(VRU Script Name) |
pm,July,S |
システム(S)メディア ライブラリを使用して「July.wav」メディア ファイルを再生するように、Play Media (PM) マイクロアプリケーションを使う。 |
||
構成パラメータ(Configuration Param) |
Null(デフォルトの受け入れ) |
割り込みを許可する。 |
|||
3 |
VRU スクリプト名(VRU Script Name) |
PM,WebSite,,0 |
デフォルトのメディア タイプ(アプリケーション ライブラリ)と、一意性の値として設定 0 を使用して「Website.wav」メディア ファイルを再生するように Play Media (PM) マイクロアプリケーションを使う。
|
||
構成パラメータ(Configuration Param) |
Null(デフォルトの受け入れ) |
割り込みを許可する。 |
|||
4 |
VRU スクリプト名(VRU Script Name) |
PM,WebSite,,1 |
デフォルトのメディア タイプ(アプリケーション ライブラリ)と、一意性の値として設定 1 を使用して「Website.wav」を再生するように Play Media (PM) マイクロアプリケーションを使う。 |
||
構成パラメータ(Configuration Param) |
N |
割り込みを許可しない。 |
|||
5 |
VRU スクリプト名(VRU Script Name) |
PM, -3, A |
アプリケーション(A)メディア ライブラリからファイルを取得して、Call.PeripheralVariable3 に表示されているファイルを使用するように Play Media(PM)マイクロアプリケーションを使う。 |
||
構成パラメータ(Configuration Param) |
N |
割り込みを許可しない。 |
|||
6 |
VRU スクリプト名(VRU Script Name) |
PM, stream.rm |
ストリーミング音声サーバから「stream.rm」を再生し、残りの設定に対してはデフォルトを受け入れるように、Play Media(PM)マイクロアプリケーションを使う。 |
||
構成パラメータ(Configuration Param) |
N, 30 |
割り込みを許可しない。また、ストリームが 30 秒で停止するように設定する。 |
(注) |
外部スクリプト実行ノードのチェックマーク(成功)分岐から制御が続行される場合、Play Media では ECC 変数 user.microapp.error_code が、成功を示すゼロに設定されます。 制御が X(失敗)分岐に進む場合は、通常、この変数が「Unified CVP スクリプトのエラー チェック」に一覧されているいずれかのコードに設定されます。 |
Play Data マイクロアプリケーションは、記憶領域からデータを取得し、そのデータをデータ再生タイプと呼ばれる特定の形式で発信者に再生します。
CCE Configuration Manager のネットワーク VRU スクリプト ツールの [属性(Attributes)] タブを使用してパラメータを指定します。
(注) |
Play Media および Play Data マイクロアプリケーションでは、音声割り込みはサポートされていません。 ただし、DTMF 割り込みはこれらのマイクロアプリケーションでサポートされています。 9 桁を超える整数を使用する場合は、文字列として扱われるように、その値を引用符で囲んでください。 |
ステップ 1 |
[VRU スクリプト(VRU Script)] フィールド パラメータを設定します。
|
||||||
ステップ 2 |
[構成パラメータ(Configuration Param)] フィールド パラメータを設定します。
|
発信者への音声データの提供方法を設定することは、Unified CVP をセットアップする際の重要な部分です。 次の「データ再生タイプ」の表に、各タイプの説明を示します。また、TTS を使用しない場合に、サポートされているロケールに対して有効な値とフォーマットの例も一緒に示します。
ロケールは、user.microapp.locale 変数を設定することにより選択されます。
各言語で一般に使用されている文字で構成された文字列は、文字ごとに再生されなければならない場合があります(これにはキーボードの特殊文字と数字も含まれます)。 ある記号が特定の言語で使用されない場合は、その記号を含む文字列を Play Data によって Char データ型でスペルアウトできます。
たとえば、米国内(ロケールは en-us)の CVP アプリケーションが、アカウント所有者の名前をデータベースにクエリーし、その名前のスペルを発信者に読み上げるとします。 データベースから取得した名前が「Hänschen Walther」だったとしても、メディア サーバから取得されるメディア ファイルは、en-us ロケールが含まれる URL からのものになります。 記号 ä は、10 進数値で表すと 228 になります。これは、値が 97 の記号とは異なります。 記号ごとにサポートされる正しい単語を記録することは、トランスレータの仕事です。 文字変換の詳細については、「システム メディア ファイル」を参照してください。
データ再生タイプ |
説明 |
入力フォーマット |
出力例(TTS を使用しない場合) |
||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
番号(Number) |
格納されているデータを数値として再生します。 |
-###############.###### 先頭のマイナス(-)は、省略可能であり、「minus」として再生されます。 文字列の整数部分は最大 15 桁まで格納できます(最大値は 999 兆 9999 億 9999 万 9999)。 小数点は、ピリオド(.)で表され、「point」として再生されます。 小数点以下が存在しない場合は省略できます。 数値の浮動小数点部分は、省略可能であり、最大で 6 桁まで格納できます。 末尾のゼロは再生されます。 |
en-us および en-gb の標準的な読み上げ形式:
es-mx および es-es の標準的な読み上げ形式: |
||||
文字(Char) |
格納されているデータを個別の文字として再生します。 |
すべての印刷可能な米国規格協会(ANSI)文字がサポートされています。
|
en-us および en-gb の標準的な読み上げ形式: es-mx および es-es の標準的な読み上げ形式: |
||||
日付(Date) |
格納されているデータを日付として再生します。 |
YYYYMMDD(ロケールに依存しない)。 YYYY オプション:1800 から 9999 までの範囲。 MM オプション:01 から 12 までの範囲。 DD オプション:01 から 31 までの範囲。
|
en-us の標準的な読み上げ形式: en-gb の標準的な読み上げ形式: es-mx および es-es の標準的な読み上げ形式:
|
||||
経過時間(Etime) |
格納されているデータを経過時間の長さとして再生します。 |
HHMM または HHMMSS 最大値は、99 時間 59 分 59 秒 先頭のゼロはすべて無視されます。 |
en-us および en-gb の標準的な読み上げ形式:
es-mx および es-es の標準的な読み上げ形式: |
||||
時刻(TOD) |
格納されているデータを時刻として再生します。 |
HHMM または HHMMSS(24 時間表示) HH オプション:00 ~ 24 MM オプション:00 ~ 59 SS オプション:00 ~ 59 |
en-us および en-gb の標準的な読み上げ形式:
es-mx および es-es の標準的な読み上げ形式: |
||||
曜日(DOW) |
格納されているデータを曜日として再生します。 |
1 から 7 までの整数(1 = 日曜日、2 = 月曜日など)。
|
en-us および en-gb の標準的な読み上げ形式: es-mx および es-es の標準的な読み上げ形式: |
次の表では、Unified CVP によってインストールされる英語版のシステム メディア ファイルについて説明します。 これらのシステム メディア ファイルは、サンプルとして用意されています。 すべてのロケールに関するすべてのシステム プロンプトの記録は、カスタマー/メディア管理者の責任において行ってください。
次の表に、基数に関するシステム メディア ファイルの情報を示します。
記号(該当する場合) |
10 進値 |
メディア ファイル名 |
メディア ファイルの内容 |
データ再生タイプ/メディア ファイルが使用される状況 |
---|---|---|---|---|
point |
ポイント |
番号 |
||
minus |
マイナス |
番号 |
||
0 |
48 |
0 |
zero |
DOW を除くすべて |
1 |
49 |
1 |
one(男性バージョン)、uno(es-mx および es-es) |
DOW を除くすべて |
2 |
50 |
2 |
two |
DOW を除くすべて |
3 |
51 |
3 |
three |
DOW を除くすべて |
4 |
52 |
4 |
four |
DOW を除くすべて |
5 |
53 |
5 |
five |
DOW を除くすべて |
6 |
54 |
6 |
six |
DOW を除くすべて |
7 |
55 |
7 |
seven |
DOW を除くすべて |
8 |
56 |
8 |
eight |
DOW を除くすべて |
9 |
57 |
9 |
nine |
DOW を除くすべて |
10 |
ten |
残りすべての数値で同一 |
||
11 |
eleven |
|||
12 |
twelve |
|||
13 |
thirteen |
|||
14 |
fourteen |
|||
15 |
fifteen |
|||
16 |
sixteen |
|||
17 |
seventeen |
|||
18 |
eighteen |
|||
19 |
nineteen |
|||
20 |
twenty |
|||
21 |
twenty-one |
|||
22 |
twenty-two |
|||
23 |
twenty-three |
|||
24 |
twenty-four |
|||
25 |
twenty-five |
|||
26 |
twenty-six |
|||
27 |
twenty-seven |
|||
28 |
twenty-eight |
|||
29 |
twenty-nine |
|||
30 |
thirty |
|||
31 |
thirty-one |
|||
32 |
thirty-two |
|||
33 |
thirty-three |
|||
34 |
thirty-four |
|||
35 |
thirty-five |
|||
36 |
thirty-six |
|||
37 |
thirty-seven |
|||
38 |
thirty-eight |
|||
39 |
thirty-nine |
|||
40 |
forty |
|||
41 |
forty-one |
|||
42 |
forty-two |
|||
43 |
forty-three |
|||
44 |
forty-four |
|||
45 |
forty-five |
|||
46 |
forty-six |
|||
47 |
forty-seven |
|||
48 |
forty-eight |
|||
49 |
forty-nine |
|||
50 |
fifty |
|||
51 |
fifty-one |
|||
52 |
fifty-two |
|||
53 |
fifty-three |
|||
54 |
fifty-four |
|||
55 |
fifty-five |
|||
56 |
fifty-six |
|||
57 |
fifty-seven |
|||
58 |
fifty-eight |
|||
59 |
fifty-nine |
|||
60 |
sixty |
|||
61 |
sixty-one |
|||
62 |
sixty-two |
|||
63 |
sixty-three |
|||
64 |
sixty-four |
|||
65 |
sixty-five |
|||
66 |
sixty-six |
|||
67 |
sixty-seven |
|||
68 |
sixty-eight |
|||
69 |
sixty-nine |
|||
70 |
seventy |
|||
71 |
seventy-one |
|||
72 |
seventy-two |
|||
73 |
seventy-three |
|||
74 |
seventy-four |
|||
75 |
seventy-five |
|||
76 |
seventy-six |
|||
77 |
seventy-seven |
|||
78 |
seventy-eight |
|||
79 |
seventy-nine |
|||
80 |
eighty |
|||
81 |
eighty-one |
|||
82 |
eighty-two |
|||
83 |
eighty-three |
|||
84 |
eighty-four |
|||
85 |
eighty-five |
|||
86 |
eighty-six |
|||
87 |
eighty-seven |
|||
88 |
eighty-eight |
|||
89 |
eighty-nine |
|||
90 |
ninety |
|||
91 |
ninety-one |
|||
92 |
ninety-two |
|||
93 |
ninety-three |
|||
94 |
ninety-four |
|||
95 |
ninety-five |
|||
96 |
ninety-six |
|||
97 |
ninety-seven |
|||
98 |
ninety-eight |
|||
99 |
ninety-nine |
|||
oh |
oh |
24TOD、日付 |
||
hundred |
hundred |
番号、24TOD、日付、通貨 |
||
thousand |
thousand |
番号、日付、通貨 |
||
million |
million |
番号、通貨 |
||
billion |
billion |
番号、日付、通貨 |
||
trillion |
trillion |
番号、通貨 |
次の表に、序数に関するシステム メディア ファイルの情報を示します。
(注) |
序数システムのプロンプトを日付以外の目的で使用する場合、それらのプロンプトは真の序数値を示すアプリケーション プロンプトとして記録される必要があります。 |
記号(該当する場合) |
10 進値 |
メディア ファイル名 |
メディア ファイルの内容 |
データ再生タイプ/メディア ファイルが使用される状況 |
---|---|---|---|---|
1ord |
first |
日付 |
||
2ord |
second |
すべての序数に対する日付 |
||
3ord |
third |
|||
4ord |
fourth |
|||
5ord |
fifth |
|||
6ord |
sixth |
|||
7ord |
seventh |
|||
8ord |
eighth |
|||
9ord |
nineth |
|||
10ord |
tenth |
|||
11ord |
eleventh |
|||
12ord |
twelveth |
|||
13ord |
thirteenth |
|||
14ord |
fourteenth |
|||
15ord |
fifteenth |
|||
16ord |
sixteenth |
|||
17ord |
seventeenth |
|||
18ord |
eighteenth |
|||
19ord |
nineteenth |
|||
20ord |
twentieth |
|||
21ord |
twenty-first |
|||
22ord |
twenty-second |
|||
23ord |
twenty-third |
|||
24ord |
twenty-fourth |
|||
25ord |
twenty-fifth |
|||
26ord |
twenty-sixth |
|||
27ord |
twenty-seventh |
|||
28ord |
twenty-eight |
|||
29ord |
twenty-nineth |
|||
30ord |
thirtieth |
|||
31ord |
thirty-first |
次の表に、測定値に関するシステム メディア ファイルの情報を示します。
記号(該当する場合) |
10 進値 |
メディア ファイル名 |
メディア ファイルの内容 |
データ再生タイプ/メディア ファイルが使用される状況 |
---|---|---|---|---|
½ |
189 |
one_half |
1/2 |
文字 |
¼ |
188 |
one_quarter |
1/4 |
文字 |
¾ |
190 |
three_quarters |
3/4 |
文字 |
A、a |
65、97 |
a |
A |
文字 |
B、b |
66、98 |
b |
B |
文字 |
C、c |
67、99 |
c |
C |
文字 |
D、d |
68、100 |
d |
D |
文字 |
E、e |
69、101 |
e |
E |
文字 |
F、f |
70、102 |
F |
F |
文字 |
G、g |
71、103 |
g |
G |
文字 |
H、h |
72、104 |
h |
H |
文字 |
I、I |
73、105 |
I |
I |
文字 |
J、j |
74、106 |
j |
J |
文字 |
K、k |
75、107 |
k |
K |
文字 |
L、l |
76、108 |
l |
L |
文字 |
M、m |
77、109 |
m |
M |
文字 |
N、n |
78、110 |
n |
N |
文字 |
O、o |
79、111 |
o |
O |
文字 |
P、p |
80、112 |
p |
P |
文字 |
Q、q |
81、113 |
q |
Q |
文字 |
R、r |
82、114 |
r |
R |
文字 |
S、s |
83、115 |
s |
S |
文字 |
T、t |
84、116 |
t |
T |
文字 |
U、u |
85、117 |
u |
U |
文字 |
V、v |
86、118 |
v |
V |
文字 |
W、w |
87、119 |
w |
W |
文字 |
X、x |
88、120 |
x |
X |
文字 |
Y、y |
89、121 |
y |
Y |
文字 |
Z、z |
90、122 |
z |
Z |
文字 |
Œ、œ |
140、156 |
oe_140_156 |
合字 OE |
文字 |
À、à |
192、224 |
a_192_224 |
抑音アクセント付きの A |
文字 |
Á、á |
193、225 |
a_193_225 |
鋭音アクセント付きの A |
文字 |
Â、â |
194、226 |
a_194_226 |
曲折アクセント付きの A |
文字 |
Ã、ã |
195、227 |
a_195_227 |
チルダ付きの A |
文字 |
Ä、ä |
196、228 |
a_196_228 |
ウムラウト付きの A |
文字 |
Å、å |
197、229 |
a_197_229 |
上に丸が付いた A |
文字 |
Æ、æ |
198、230 |
ae_198_230 |
合字 AE |
文字 |
È、è |
200、232 |
e_200_232 |
抑音アクセント付きの E |
文字 |
É、é |
201、233 |
e_201_233 |
鋭音アクセント付きの E |
文字 |
Ê、ê |
202、234 |
e_202_234 |
曲折アクセント付きの E |
文字 |
Ë、ë |
203、235 |
e_203_235 |
ウムラウト付きの E |
|
Ì、ì |
204、236 |
i_204_236 |
抑音アクセント付きの I |
文字 |
Í、í |
205、237 |
i_205 |
鋭音アクセント付きの I |
文字 |
Î、î |
206、238 |
i_206 |
曲折アクセント付きの I |
文字 |
Ï、ï |
207、239 |
i_207 |
ウムラウト付きの I |
文字 |
Ð |
208 |
char_208 |
文字 208 |
文字 |
ð |
240 |
char_240 |
文字 240 |
|
Ò、ò |
210、242 |
o_210_242 |
抑音アクセント付きの O |
文字 |
Ó、ó |
211、243 |
o_211_243 |
鋭音アクセント付きの O |
文字 |
Ô、ô |
212、244 |
o_212_244 |
曲折アクセント付きの O |
文字 |
Õ、õ |
213、245 |
o_213_245 |
チルダ付きの O |
文字 |
Ö、ö |
214、246 |
o_214_246 |
ウムラウト付きの O |
文字 |
x |
215 |
multiply |
乗算記号 |
文字 |
Ø、ø |
216、248 |
o_216_248 |
ストローク付きの O |
文字 |
Ù、ù |
217、249 |
u_217_249 |
抑音アクセント付きの U |
文字 |
Ú、ú |
218、250 |
u_218_250 |
鋭音アクセント付きの U |
文字 |
Û、û |
219、251 |
u_219_251 |
曲折アクセント付きの U |
文字 |
Ü、ü |
220、252 |
u_220_252 |
ウムラウト付きの U |
文字 |
Ý、ý |
221、253 |
y_221_253 |
鋭音アクセント付きの Y |
文字 |
Þ |
222 |
char_222 |
文字 222 |
文字 |
ß |
223 |
ss |
ダブル s |
文字 |
÷ |
247 |
divide |
除算記号 |
文字 |
þ |
254 |
char_254 |
文字 254 |
文字 |
Ÿ、ÿ |
159、255 |
y_159_255 |
文字 159 または 255 |
文字 |
次の表に、月の値に関するシステム メディア ファイルの情報を示します。
記号(該当する場合) |
10 進値 |
メディア ファイル名 |
メディア ファイルの内容 |
データ再生タイプ/メディア ファイルが使用される状況 |
---|---|---|---|---|
January |
1 月 |
日付 |
||
February |
2 月 |
日付 |
||
March |
3 月 |
日付 |
||
April |
4 月 |
日付 |
||
May |
5 月 |
日付 |
||
June |
6 月 |
日付 |
||
July |
7 月 |
日付 |
||
August |
8 月 |
日付 |
||
September |
9 月 |
日付 |
||
October |
10 月 |
日付 |
||
November |
11 月 |
日付 |
||
December |
12 月 |
日付 |
次の表に、月の値に関するシステム メディア ファイルの情報を示します。
記号(該当する場合) |
10 進値 |
メディア ファイル名 |
メディア ファイルの内容 |
データ再生タイプ/メディア ファイルが使用される状況 |
---|---|---|---|---|
Sunday |
日曜日 |
曜日 |
||
Monday |
月曜日 |
曜日 |
||
Tuesday |
火曜日 |
曜日 |
||
Wednesday |
水曜日 |
曜日 |
||
Thursday |
木曜日 |
曜日 |
||
Friday |
金曜日 |
曜日 |
||
Saturday |
土曜日 |
曜日 |
次の表に、月の値に関するシステム メディア ファイルの情報を示します。
記号(該当する場合) |
10 進値 |
メディア ファイル名 |
メディア ファイルの内容 |
データ再生タイプ/メディア ファイルが使用される状況 |
---|---|---|---|---|
hour |
時 |
経過時間、ロケール単位の 24TOD、ロケール単位の TOD |
||
hours |
時 |
経過時間、ロケール単位の 24TOD、ロケール単位の TOD |
||
minute |
分 |
経過時間 |
||
minutes |
分 |
経過時間 |
||
second |
秒 |
経過時間、24TOD |
||
seconds |
秒 |
経過時間、24TOD |
||
on |
on |
ロケール単位(en-us には使用されない) |
||
at |
at |
ロケール単位(en-us には使用されない) |
||
am |
午前 |
TOD |
||
pm |
午後 |
TOD |
||
oclock |
時 |
TOD |
次の表に、通貨の値に関するシステム メディア ファイルの情報を示します。
(注) |
カスタマーのメディア管理者によっては、"currency_minus"(負の量)と "currency_and"(後者は無声音を含めるように変更することも可能)の内容を置換することを求める場合もあります。 |
記号(該当する場合) |
10 進値 |
メディア ファイル名 |
メディア ファイルの内容 |
データ再生タイプ/メディア ファイルが使用される状況 |
---|---|---|---|---|
currency_ minus |
マイナス |
通貨 |
||
currency_and |
および |
通貨 |
||
$ |
36 |
USD_dollar |
ドル |
通貨 |
USD_dollars |
ドル |
通貨 |
||
|
||||
$ |
36 |
CAD_dollar |
ドル |
通貨 |
CAD_dollars |
ドル |
通貨 |
||
HKD_dollar |
ドル |
通貨 |
||
HKD_dollars |
ドル |
通貨 |
||
¢ |
162 |
cent |
セント |
通貨 |
cents |
セント |
通貨 |
||
euro |
ユーロ |
通貨 |
||
£ |
163 |
GBP_pound |
ポンド |
通貨 |
GBP_pounds |
ポンド |
通貨 |
||
penny |
ペニー |
通貨 |
||
pence |
ペンス |
通貨 |
||
MXN_peso |
ペソ |
通貨 |
||
MXN_pesos |
ペソ |
通貨 |
||
centavo |
センターボ |
通貨 |
||
centavos |
センターボ |
通貨 |
次の表に、無声音の切れ目やその他のフレーズに関するシステム メディア ファイル情報を示します。
記号(該当する場合) |
10 進値 |
メディア ファイル名 |
メディア ファイルの内容 |
データ再生タイプ/メディア ファイルが使用される状況 |
---|---|---|---|---|
silence_.1_ sec |
(0.1 秒の無声音) |
必要に応じて区切りに使用 |
||
silence_.25_ sec |
(0.25 秒の無声音) |
必要に応じて区切りに使用 |
||
silence_.5_ sec |
(0.5 秒の無声音) |
必要に応じて区切りに使用 |
||
silence_1_sec |
(1 秒の無声音) |
必要に応じて区切りに使用 |
||
and |
および |
経過時間、TOD、25TOD |
次の表に、ANSI 文字に関するシステム メディア ファイルの情報を示します。
記号(該当する場合) |
10 進値 |
メディア ファイル名 |
メディア ファイルの内容 |
データ再生タイプ/メディア ファイルが使用される状況 |
---|---|---|---|---|
32 |
space |
スペース |
文字 |
|
! |
33 |
exclamation_ mark |
感嘆符 |
文字 |
" |
34 |
double_ quote |
二重引用符 |
文字 |
# |
35 |
pound |
ポンド |
文字 |
% |
37 |
percent |
パーセント |
文字 |
& |
38 |
ampersand |
アンパサンド |
文字 |
' |
39 |
apostrophe |
アポストロフィ |
文字 |
( |
40 |
open_ parenthesis |
開き括弧 |
文字 |
) |
41 |
close_ parenthesis |
閉じ括弧 |
文字 |
* |
42 |
asterisk |
アスタリスク |
文字 |
+ |
43 |
plus |
プラス |
文字 |
, |
44 |
comma |
カンマ |
文字 |
- |
45 |
hyphen |
ハイフン |
文字 |
. |
46 |
period |
ピリオド |
文字 |
/ |
47 |
slash |
スラッシュ |
文字 |
: |
58 |
colon |
コロン |
文字 |
; |
59 |
semicolon |
セミコロン |
文字 |
< |
60 |
less_than |
より少ない |
文字 |
= |
61 |
equal |
等しい |
文字 |
62 |
greater_than |
より大きい |
文字 |
|
? |
63 |
question_ mark |
疑問符 |
文字 |
@ |
64 |
at_symbol |
at |
文字 |
[ |
91 |
left_square_bracket |
開き大カッコ |
文字 |
\ |
92 |
backslash |
バックスラッシュ |
文字 |
] |
93 |
right_square_bracket |
閉じ大カッコ |
文字 |
^ |
94 |
caret |
キャレット |
文字 |
_ |
95 |
underscore |
アンダースコア |
文字 |
` |
96 |
single_quote |
一重引用符 |
文字 |
{ |
123 |
open_brace |
開き中括弧 |
文字 |
| |
124 |
pipe |
パイプ |
文字 |
} |
125 |
close_brace |
閉じ中括弧 |
文字 |
~ |
126 |
tilde |
チルダ |
文字 |
’ |
130 |
char_130 |
下方の一重引用符 |
文字 |
ƒ |
131 |
char_131 |
フック付きの F |
文字 |
” |
132 |
low double quote |
下方の二重引用符 |
文字 |
… |
133 |
ellipsis |
省略符号 |
文字 |
† |
134 |
char_134 |
文字 134 |
文字 |
‡ |
135 |
char_135 |
文字 135 |
文字 |
ˆ |
136 |
char_136 |
文字 136 |
文字 |
‰ |
137 |
per_mille |
パーミル |
文字 |
Š |
138 |
char_138 |
文字 138 |
|
< |
139 |
left_pointing _angle |
左矢印 |
文字 |
‘ |
145 |
left_single_ quote |
左一重引用符 |
文字 |
’ |
146 |
right_single_ quote |
右一重引用符 |
文字 |
“ |
147 |
left_double_ quote |
左二重引用符 |
文字 |
” |
148 |
right_double _quote |
右二重引用符 |
文字 |
· |
149 |
bullet |
黒丸印 |
文字 |
– |
150 |
en_dash |
半角ダッシュ |
文字 |
— |
151 |
em_dash |
全角ダッシュ |
|
˜ |
152 |
small_tilde |
小さいチルド |
文字 |
™ |
153 |
trade_mark |
商標 |
文字 |
š |
154 |
char_154 |
文字 154 |
文字 |
› |
155 |
char_155 |
文字 155 |
文字 |
¡ |
161 |
exclamation_ mark_ inverted |
逆感嘆符 |
文字 |
¤ |
164 |
char_164 |
文字 164 |
文字 |
¦ |
166 |
broken_pipe |
ブロークン パイプ |
文字 |
§ |
167 |
section |
セクション |
文字 |
¨ |
168 |
char_168 |
文字 168 |
文字 |
© |
169 |
copyright |
コピーライト |
文字 |
ª |
170 |
char_170 |
文字 170 |
文字 |
« |
171 |
left_double_ angle_ quote |
左二重カギ括弧 |
文字 |
¬ |
172 |
not |
ノット |
文字 |
- |
173 |
char_173 |
文字 173 |
文字 |
® |
174 |
registered |
登録 |
文字 |
¯ |
175 |
char_175 |
文字 175 |
文字 |
° |
176 |
degree |
度 |
文字 |
± |
177 |
plus_minus |
プラスまたはマイナス |
文字 |
² |
178 |
superscript_ 2 |
上付きの 2 |
文字 |
³ |
179 |
superscript_ 3 |
上付きの 3 |
文字 |
´ |
180 |
acute_accent |
鋭音アクセント |
文字 |
µ |
181 |
micro |
マイクロ |
文字 |
¶ |
182 |
paragraph |
パラグラフ |
文字 |
· |
183 |
middle_dot |
中点 |
文字 |
¸ |
184 |
cedilla |
セディーユ |
文字 |
¹ |
185 |
superscript_ 1 |
上付きの 1 |
文字 |
º |
186 |
char_186 |
文字 186 |
文字 |
» |
187 |
right_double _angle_ quote |
右二重カギ括弧 |
文字 |
¿ |
191 |
question_ mark_ inverted |
逆疑問符 |
文字 |
[VRU スクリプト名(VRU Script Name)] フィールドの設定 |
説明 |
[構成パラメータ(Configuration Param)] フィールドの設定 |
説明 |
||
---|---|---|---|---|---|
PD,Number
|
PD:Play Data マイクロアプリケーションを使用します。 Number:データを数値として再生します。 |
空 |
デフォルトの ECC(user.microapp.play_data)内のデータを数値として再生します。 |
||
PD, Char |
pd:Play Data マイクロアプリケーションを使用します。 Char:データを個別の文字として再生します。 |
1 |
1:Call PeripheralVariable 1 内のデータを文字として再生します。 |
||
PD,Etime,0
|
PD:Play Data マイクロアプリケーションを使用します。 Etime:データを時間として再生します。 |
1,,HHMM |
1:Call PeripheralVariable 1 内のデータを経過時間として再生します。 ,:(スキップされたパラメータ)デフォルトの設定(Y)を受け入れます HHMM:HHMM フォーマットで時間を再生します(たとえば、8 時間、30 分)。 |
||
PD,Date |
PD:Play Data マイクロアプリケーションを使用します。 Date:データを日付として再生します。 |
1,N |
1:コール変数 1 内のデータを日付として再生します。 N:割り込みを禁止します。 |
||
PD,Currency |
PD:Play Data マイクロアプリケーションを使用します。 Currency:データを通貨として再生します。 |
4,N |
4:コール変数 4 内のデータを通貨として再生します。 N:割り込みを禁止します。 |
(注) |
制御が外部スクリプト実行ノードのチェックマーク(成功)分岐に進む場合、Play Data により ECC 変数 user.microapp.error_code がゼロに設定されます(成功を意味します)。 制御が X(失敗)分岐に進む場合は、通常、Play Data によりこの変数が「Unified CVP スクリプトのエラー チェック」に一覧されているいずれかのコードに設定されます。 |
Get Digits(GD)マイクロアプリケーションは、メディア ファイルを再生し、番号を取得します。 たとえば、発信者にパスワードの入力を促すアプリケーションで Get Digits を使用できます。
Unified Customer Voice Portal は、取得した番号を次の処理のために Packaged CCE へ返します。これには、CCE/CVP メッセージング インターフェイスの発信者入力番号(CED)フィールドが使用されます。 (これは、変数 Call.CallerEnteredDigits を介して Packaged CCE スクリプトで利用できます)。
Packaged CCE Administration のネットワーク VRU スクリプト ツールを使用してパラメータを指定します。
ステップ 1 |
[VRU スクリプト(VRU Script)] フィールド パラメータを設定します。
|
||||||||||
ステップ 2 |
[構成パラメータ(Configuration Param)] フィールド パラメータを設定します。
|
[VRU スクリプト名(VRU Script Name)] フィールドの設定 |
説明 |
[構成パラメータ(Configuration Param)] フィールドの設定 |
説明 |
||
---|---|---|---|---|---|
GD,Password,A,0 |
GD:Get Digits マイクロアプリケーションを使用します。 Password:「Password.wav」という名前のメディア ファイルを再生します。 A:アプリケーション メディア ライブラリ。 0:一意性の値。 |
6,12 |
6:最小フィールド長 12:最大フィールド長 その他すべての設定はデフォルトのままです。 |
||
GD,Password,A,1 |
gd:Get Digits マイクロアプリケーションを使用します。 Password:「Password.wav」という名前のメディア ファイルを再生します。 A:アプリケーション メディア ライブラリ。 1:一意性の値。 |
6,12,N,3,5,2,2,N,Y,# |
6:最小フィールド長 12:最大フィールド長 N:割り込みを禁止 3:桁間タイムアウト(秒) 5:入力なしタイムアウト(秒) 2:入力なしの試行回数 2:無効な試行回数 N:タイムアウト メッセージのオーバーライド Y:無効な入力メッセージのオーバーライド #:DTMF 終了キー |
||
|
|||||
GD,ssn |
GD:Get Digits マイクロアプリケーションを使用します。 ssn:「ssn.wav」という名前のメディア ファイルを再生します。 |
9,9, |
9:最小フィールド長 9:最大フィールド長 その他すべての設定はデフォルトのままです。 |
||
|
|||||
GD, -4, S |
gd:Get Digits マイクロアプリケーションを使用します -4:Call.PeripheralVariable4 に指定されたファイルを呼び出します S:システム メディア ライブラリからファイルを取得します |
6,12, |
6:最小フィールド長 12:最大フィールド長 その他すべての設定はデフォルトのままです |
Get Speech マイクロアプリケーションを使用して、情報を外部 VoiceXML との間で双方向に受け渡しできます。 次の表に、外部 VoiceXML を使用するように Get Speech スクリプトを設定する方法を示します。
外部 VoiceXML を使用するように Get Speech マイクロアプリケーションをセットアップするには、[メディア ライブラリ タイプ(Media Library Type)] を「V」に設定します。 CVP サービスは、外部 VoiceXML ファイル名で指定された外部 VoiceXML を呼び出す VoiceXML を作成します。 外部 VoiceXML への URL は、media_server、locale、App_Media_Lib、および外部 VoiceXML ファイル名の組み合わせで構成されます。 VoiceXML ファイル名にファイル拡張子が含まれていない場合、デフォルトの「*.VoiceXML」が使用されます。
外部 VoiceXML が使用される場合、次の GetSpeech VRU スクリプト パラメータのみが使用されます。
CVP サービスの「NoEntry」および「InvalidEntry」再試行ロジックは、外部 VoiceXML が <noinput> または <nomatch> イベントを返してきたときに使用されます。
Get Speech マイクロアプリケーションから呼び出された外部 VoiceXML のエラー処理には次が含まれます。
Unified CVP は、GD の番号入力をいくつかの条件についてテストして、番号入力が完了したかどうかを判別します。
Unified CVP は、発信者が次のいずれかを入力すると、番号入力が完了したと見なします。
注意 |
次に説明するすべてのシナリオについてテストするように Packaged CCE スクリプトをセットアップすることが重要です。 |
番号入力が完了した後、Unified CVP は、番号の文字列を検証して、その長さが最小長以上(>=)かつ最大長以下(<=)であるかどうかを判別します。
可変長のデータ入力では、[最大フィールド長(Maximum Field Length)] の値に終了キーは含まれません。 たとえば、GD マイクロアプリケーションが 6 ~ 12 桁のパスワードを受け入れ、番号入力の完了が終了キー(またはタイムアウト)によって示される場合、[最小フィールド長(Minimum Field Length)] の設定は 6、[最大フィールド長(Maximum Field Length)] の設定は 12 になり、DTMF 終了キーは 1 文字で定義されます。
結果を CVP サービスに返す前に、SIP サービスは終了キーを廃棄します(Packaged CCE に返される CED にはパスワード番号のみが含まれます)。
(注) |
この例では、桁間タイムアウトになる前に 13 桁目の番号が入力され、その番号が終了キーでなければ、余分な番号はゲートウェイ VXML ブラウザによってバッファリングされ、次の番号収集ノード(例:GD または Menu マイクロアプリケーション)で消費されます。 |
この先行入力動作の詳細については、オンラインの『Cisco VoiceXML Programmer’s Guide』の「Type-ahead Support」を参照してください。
番号文字列を検証した後、Unified CVP は次を実行します。
発信者が何も入力しないまま [入力なしタイムアウト(No Entry Timeout)] の時間が経過した場合、次が実行されます。
このマイクロアプリケーションは、メニュー メディア ファイルを再生し、定められた番号を取得します。 (Menu は、入力して妥当性を確認する番号が 1 文字であることを除けば、Get Digit マイクロアプリケーションと同じです)。
Unified CVP は、取得した番号を次の処理のために Packaged CCE へ返します。これには、Packaged CCE/CVP メッセージング インターフェイスの発信者入力番号(CED)フィールドが使用されます。
Packaged CCE Administration のネットワーク VRU スクリプト ツールを使用してパラメータを指定します。
ステップ 1 |
[VRU スクリプト(VRU Script)] フィールド パラメータを設定します。
|
||
ステップ 2 |
[構成パラメータ(Configuration Param)] フィールド パラメータを設定します。
|
次の表に、入力タイプが DTMF のアプリケーションで使用するための Menu の設定例をいくつか示します。
[VRU スクリプト名(VRU Script Name)] フィールドの設定 |
説明 |
構成パラメータの設定 |
説明 |
||
---|---|---|---|---|---|
M,Banking |
M:Menu マイクロアプリケーションを使用します。 Banking:「Banking.wav」という名前のメディア ファイルを再生します。
|
1-3 |
1-3:1、2、3 の番号を受け入れます。 その他すべての設定(入力なしタイムアウト、入力なしの試行回数、無効な試行回数、タイムアウト メッセージのオーバーライド、無効な入力メッセージのオーバーライド)はデフォルトのままです。 |
||
M,Main_Menu |
M:Menu マイクロアプリケーションを使用します。 Main_Menu:「Main_Menu.wav」という名前のメディア ファイルを再生します。
|
0-2/9,,4,2,2 |
0-2/9:0、1、2、および 9 の番号を受け入れます。 ,(スキップされたパラメータ):デフォルトの割り込み設定(Y)を受け入れます。 4:入力なしタイムアウトの値(秒)。 2:許容される入力なしの試行回数。 2:許容される無効な試行回数。 その他すべての設定(タイムアウト メッセージのオーバーライド、無効な入力メッセージのオーバーライド)はデフォルトのままです。 |
||
M,-2,S |
M:Menu マイクロアプリケーションを使用します。 -2:Call.PeripheralVariable2 に指定されたファイルを再生します。 S:システム メディア ライブラリからファイルを取得します。 |
1-3 |
1-3:1、2、3 の番号を受け入れます。 その他すべての設定(入力なしタイムアウト、入力なしの試行回数、無効な試行回数、タイムアウト メッセージのオーバーライド、無効な入力メッセージのオーバーライド)はデフォルトのままです。 |
(注) |
制御が外部スクリプト実行ノードのチェックマーク(成功)分岐に進む場合、Menu により ECC 変数 user.microapp.error_code がゼロに設定されます(成功を意味します)。 制御が X(失敗)分岐に進む場合は、通常、Menu によりこの変数が「Unified CVP スクリプトのエラー チェック」に一覧されているいずれかのコードに設定されます。 |
Unified CVP は、Menu の番号入力を 2 つの条件についてテストして、番号入力が完了したかどうかを判別します。
注意 |
次に説明するすべてのシナリオについてテストするように Packaged CCE スクリプトをセットアップすることが重要です。 |
発信者が番号を入力した後、Unified CVP は CCE Configuration Manager で定義された有効なメニュー オプションのリストに対してその番号を検証します。 その後、Unified CVP は次を実行します。
発信者が [入力なしタイムアウト(No Entry Timeout)] の時間内に番号を入力しなかった場合、次が実行されます。
Get Speech(GS)マイクロアプリケーションは、VXML Server 上で Call Studio スクリプトを実行するために使用されます。
Packaged CCE Administration のネットワーク VRU スクリプト ツールを使用してパラメータを指定します。
(注) |
デフォルトでは、VXML_Server という名前の事前に設定されたネットワーク VRU スクリプトが Packaged CCE にすでに設定されています。 これは、Call Studio スクリプトを実行するすべての外部スクリプト実行ノードで使用される必要があります。 Courtesy Callback などのオプション機能を使用する場合は、追加の GS ネットワーク VRU スクリプトを設定する必要があります。 |
ステップ 1 | [VRU スクリプト(VRU Script)] フィールド パラメータを設定します。 | ||
ステップ 2 |
[構成パラメータ(Configuration Param)] フィールド パラメータを設定します。
|
ECC 変数配列を使用することにより、VXML Server 上で実行している Call Studio スクリプトに最大で 1050 個の文字を渡すことができます。
ECC 変数名 |
タイプ |
要素の最大数 |
各要素の最大サイズ |
---|---|---|---|
user.microapp.ToExtVXML |
配列 |
5 |
210 |
この変数配列には、セミコロンで区切られた名前と値のペアのリストが格納されます。 次に構文の例を示します。
変数名 |
値 |
---|---|
user.microapp.ToExtVXML[0] |
"Company=Cisco;Job=technical writer" |
user.microapp.ToExtVXML[1] |
"Location=Boxborough;Street=Main" |
user.microapp.ToExtVXML[2] |
"FirstName=Gerrard;LastName=Thock" |
user.microapp.ToExtVXML[3] |
"Commute=1hour;Car=Isuzu" |
Unified CVP は、名前と値の各ペアをコール上のセッション変数として VXML Server に送信します(たとえば、Cisco という値が格納された Company という名前のセッション変数)。 これらのセッション変数には、Call Studio スクリプトからアクセスできます。
Unified CVP は、VXML Server から 840 個の文字を返すことができます。
次の ECC 変数配列が追加されます。
ECC 変数名 |
タイプ |
要素の最大数 |
各要素の最大サイズ |
---|---|---|---|
user.microapp.FromExtVXML |
配列 |
4 |
210 |
Get Speech マイクロアプリケーションは、user.microapp.caller_input 変数と user.microapp.FromExtVXML 配列の各要素で構成される最大 840 個の文字を返します。
(注) |
デフォルトでは、user.microapp.FromExtVXML ECC 変数が Packaged CCE に対して事前に定義されていますが、有効になっていません。 この事前定義済みの ECC 変数を使用したり、必要に応じて長さを更新したりすることができます。 |
Call Studio を使用して、高度な CVP アプリケーションを作成できます。作成したアプリケーションは、VXML サーバ マシンにロードして実行できます。
VXML サーバ アプリケーションを起動するには、次のような Packaged CCE ルーティング スクリプトを作成します。
この項の内容は次のとおりです。
Call Studio は、Eclipse ベースのサービス作成環境です。その出力は、アプリケーション フローを記述した中間ファイルになります。
Call Studio のスクリプティング環境には、次のような多数の機能が用意されています。
次の図は、スタンドアロンの Unified CVP で使用可能な Call Studio アプリケーションを示しています。ここでは、Packaged CCE 検索コール フロー モデルが表示されています。 「設定の概要」を参照してください。
この章では、多くの Unified CVP コール フロー モデル(導入モデル)の設定に使用される一連の手順の概要を示しています。
コール フロー モデルの手順の各セットには、次が含まれています。
この章には、ゲートウェイ、Packaged CCE VRU 処理、および Unified CVP コール サーバ(SIP サービス、Packaged CCE サービス、および CVP サービスを含む)を設定するための情報(または情報への参照先)も記載されています。
Call Studio スクリプトは、ReqICMLabel 要素を使用して、発信者入力、コール Peripheral 変数、および拡張コール コンテキスト(ECC)変数を Packaged CCE スクリプトに渡すことができます。 ReqICMLabel は、決定要素として Call Studio スクリプトに挿入される必要があります。 Call Studio では、返された Packaged CCE ラベルの結果を同じアプリケーション内の他の要素(Transfer 要素や Audio 要素など)で使用できます。 Transfer 要素は、命令を IOS Voice Browser に送信して、発信者を目的の場所に転送します。
ReqICMLabel が自身のパスを抜け出したら、Packaged CCE スクリプトによって設定された値を、ReqICMLabel 要素の [要素データ(Element Data)] タブを選択することにより取得できます。 要素データの値は、{Data.Element.ReqICMLabelElement.result} です。 ReqICMLabelElement は、Call Studio スクリプト内の ReqICMLabel 要素の名前です。 この要素のデフォルト名は ReqICMLabel_<n> です。 たとえば、ReqICMLabel を GetICMLabel に変更した場合、Packaged CCE から返される値は {Data.Element.GetICMLabel.result} になります。ここで、result は、Packaged CCE ラベルが格納されている ReqICMLabel 要素の変数です。
名前(ラベル) |
タイプ |
必須(Required) |
単一の設定値 |
置換可能 |
デフォルト |
(注) |
||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
コール Peripheral 変数 1 ~ 10(callvar1 ~ callvar10) |
文字列 |
No |
Yes |
Yes |
Call Studio スクリプトから Packaged CCE サーバに渡されるコール Peripheral 変数。 この設定には、最大 40 文字まで指定できます。 Packaged CCE サーバは、1 つの結果内で最大 10 個までのコール Peripheral 変数について名前と値のペアを返します。 Call Studio スクリプトで callvar<n> に格納していた値は、Packaged CCE スクリプトで変更されなければそのまま返されます。 |
|||
コール Peripheral 変数の返り値 1 ~ 10(callvarReturn1 ~ callvarReturn10) |
文字列 |
No |
Yes |
Yes |
Packaged CCE ラベル要求の返信時に作成されるコール Peripheral 変数。Packaged CCE スクリプトによってこれらの変数に値が設定されているかどうかに関係なく返されます。 これらの変数は、Packaged CCE コール Peripheral 変数へのレポートを Packaged CCE から返されるものと分けておくために 2 セット必要です。 |
|||
FromExtVXML0 ~ 3(外部 VXML 0 ~ 外部 VXML 3) |
文字列配列 |
No |
Yes |
Yes |
Call Studio スクリプトから Packaged CCE Packaged CCE サーバに渡される外部コール コンテキスト(ECC)変数 各変数は、最大 4 つの外部 VoiceXML 変数の名前と値のペアの文字列です(セミコロンで区切られています)。 この設定には、最大 210 文字まで指定できます。 |
|||
ToExtVXML0 ~ 4(外部 VXML 0 ~ 外部 VXML 4) |
文字列配列 |
No |
Yes |
Yes |
Packaged CCE スクリプトから受け取る外部コール コンテキスト(ECC)変数。 Packaged CCE サーバは、最大 5 つの外部 VoiceXML 変数の名前と値のペアの文字列(セミコロンで区切られている)を返します。 |
|||
Timeout |
整数 |
Yes |
Yes |
Yes |
3000(ミリ秒) |
転送要求がタイムアウトする前に Packaged CCE サーバからの応答を待つミリ秒数。
|
||
caller_input(発信者入力) |
文字列 |
No |
Yes |
Yes |
この設定には、最大 210 文字まで指定できます。 caller_input は、Call Studio から Packaged CCE へのみ渡されます。 |
名前 |
タイプ |
(注) |
---|---|---|
result |
文字列 |
Packaged CCE サーバから返される Packaged CCE ラベル。 この result は、他の Call Studio 要素(Transfer や Audio など)への入力として使用できます。 要素データの値は、{Data.Element.ReqICMLabelElement.result} です。 |
callvar<n> |
文字列 |
Call Studio スクリプトが Packaged CCE サーバに渡すコール Peripheral 変数。 有効なコール Peripheral 変数は callvar1 ~ callvar10 です。 |
callvarReturn<n> |
文字列 |
Packaged CCE スクリプトが VXML Server に返すコール Peripheral 変数。 有効なコール Peripheral 変数は callvarReturn1 ~ callvarReturn10 です。 たとえば、文字列値「CompanyName=Cisco Systems, Inc」を持つコール Peripheral 変数 3 が Packaged CCE スクリプトに含まれる場合は、Packaged CCE スクリプトから返される CompanyName の値に次を使用してアクセスできます。 Data.Element.ReqICMLabelElement.callvarReturn3 返される値は「Cisco Systems, Inc.」です。 |
名前 |
タイプ |
(注) |
---|---|---|
name |
文字列 |
Packaged CCE ラベルで返される ToExtVXML 変数に格納された名前と値のペアの値 Call Studio スクリプトから正しい値を取得するには、Packaged CCE スクリプトでどの名前と値のペアが設定されるか知っている必要があります。 たとえば、文字列値「CustomerName=Mantle」を持つ user.microapp.ToExtVXML0 変数が Packaged CCE スクリプトに含まれている場合は、Data.Session.CustomerName を指定します。 同じ Packaged CCE スクリプトに文字列値「BusinessType=Manufacturing」を持つ user.microapp.ToExtVXML0 変数が含まれている場合は、Data.Session.BusinessType を使用して、Packaged CCE スクリプトから返されるカスタマー ビジネス タイプにアクセスできます。 |
名前 |
(注) |
---|---|
done |
要素の実行が完了し、値の取得に成功しました。 |
error |
要素が値の取得に失敗しました。 |
Studio 要素フォルダは「Cisco」です。
ここでは、VXML Server を従来の方法で Unified CVP ソリューションに統合する方法について説明します。 このプロセスには、次の作業が必要です。
次の手順では、Call Studio スクリプトを Packaged CCE と統合する方法について説明します。
ステップ 1 |
user.microapp.ToExtVXML[0] ECC 変数に application=HelloWorld を設定します。
|
||
ステップ 2 |
Packaged CCE スクリプト内に VRU スクリプト名の値が GS,Server,V の外部スクリプト実行ノードを作成します。 |
||
ステップ 3 |
Packaged CCE スクリプトの設定が完了したら、対応する VXML Server スクリプトを Call Studio で設定します。 VXML Server スクリプトは、次の条件を満たす必要があります。 |
アウトバウンド オプションでは、管理ワークステーションに設定された Packaged CCE Enterprise スクリプティングを使用してキャンペーンを管理します。
スクリプトには次の 2 種類があります。
アウトバウンド オプション管理スクリプトでは、アウトバウンド キャンペーン用のキャンペーン スキル グループを有効化、無効化、または制限します。 このスクリプトでは、特定のキャンペーンのスキル グループを、管理スクリプトがアクセスできる時間その他の条件係数に基づいて自動的に終了させることもできます。 スクリプティングはスキル グループ レベルで行われます。これにより、複数のスキル グループに分散される大規模なキャンペーンを柔軟に管理できます。
キャンペースのスキル グループを有効にするには、キャンペーン モードをプレビュー モード、ダイレクト プレビュー モード、プログレッシブ モード、またはプレディクティブ モードのいずれかに設定します。 (これらのモードの詳細については、「管理スクリプトの設定」の項のテーブルを参照してください)。 管理スクリプトをスケジュールし、一定の間隔でスクリプトが実行されるようにします。 キャンペーンのスキル グループを無効にするには、管理スクリプトでスクリプト ノードを使用して、そのスキル グループのキャンペーン モードを着信に変更します。
このスクリプトでは、キャンペーン スキル グループで使用されるエージェントの割合や、そのスキル グループが他のキャンペーンまたはインバウンド コールで使用されるかどうかを制御することもできます。
(注) |
管理スクリプトはキャンペーン スキル グループを制御します。 キャンペーン スキル グループは、一度に 1 つのキャンペーンだけにマッピングできます。 新しいキャンペーンが追加された場合は、スキル グループを再利用できます。 キャンペーン スキル グループを再利用する場合、その管理スクリプトも再利用する必要があります。 ただし、2 つの管理スクリプトを使用して同じスキル グループを制御することは可能ですが、アウトバウンド オプションに対するキャンペーン モード要求が競合する可能性があります。 |
予約スクリプトは、特定のアウトバウンド キャンペーンとパーソナル コールバック用にエージェントを予約するためにダイヤラで使用されます。 このタイプのスクリプトでは、ダイヤラはキャンペーン スキル グループに設定されたダイヤル番号を使用して、メディア ルーティング クライアント経由でルート要求を行います。 各キャンペーンにはそれぞれ独自のダイヤル番号と予約スクリプトが設定されています。 エージェントが応答できない場合、スクリプトのデフォルト動作によってコールが終了され、ダイヤラはエラーを受け取ります。 この章で前述したように、スキル グループ統計に応答可能なエージェントが含まれていれば、ダイヤラは予約要求を再試行します。 エージェントに複数のアクティブなキャンペーンを処理するスキルがある場合は、キャンペーン内でそれらのエージェントを分配するスクリプトを持つ予約コールをキューイングできます。
留守番電話または放棄の場合は、CVP にコールを転送できます。
コール タイプは、ルート ポイント ダイヤル番号をルーティング スクリプトにマップする Unified CC の概念です。 これは、特定のルーティング スクリプトを経由するすべてのコールを説明するためのエンタープライズ用オブジェクトのレポートに非常にも非常に便利です。 コール タイプは、主にコール センター内のインバウンド トラフィックに適用されますが、これはアウトバウンド コールを発信する際にダイヤラはルーティング スクリプトを使用しないためです。 ただし、アウトバウンド オプションは、エージェントの予約および CVP へのコール転送にルーティング スクリプトを使用しません。これは、コールがどのようにルーティングされているかをいくらか把握できるようにするためです。
アウトバウンド オプションは、ルーティング スクリプトと物理コールを使用してエージェントを予約し、コール タイプ リアルタイム レポートおよびコール タイプ 30 分レポートには、アウトバウンド オプション予約コールのデータが含まれます。 このコール タイプ データには、予約コールに関するデータのみが含まれ、アウトバウンド コールに関するレポーティング情報は含まれないことに注意することが重要です。 コール タイプ レポーティングに関する混乱を避けるために、アウトバウンド オプション ルーティング スクリプト用に別のコール タイプを作成します。
Call Studio スクリプトは、次のいずれかの方法で導入できます。
ステップ 1 | 1 つ以上の VoiceXML アプリケーション スクリプトを作成または変更します。 | ||
ステップ 2 |
Call Studio を使用して、ActivityLogger、ErrorLogger、および Admin Logger ツールを使用するロガーをセットアップします。 アプリケーションごとに Unified CVP Datafeed ロガーをセットアップします。
詳細については、Call Studio のマニュアルを参照してください。 |
||
ステップ 3 |
アーカイブ オプションを使用して 1 つ以上の VoiceXML アプリケーション スクリプトをローカル マシンに導入します。 アーカイブされたスクリプトは、次のようなユーザ指定のディレクトリに zip ファイルとして保存されます。 C:\Program Files\Cisco\CallStudio
|
ステップ 1 |
Web ブラウザから、次の URL を入力します。 https://ServerIP:9443/oamp または http://ServerIP:9000/oamp |
||
ステップ 2 |
[ユーザ名(User Name)] フィールドにユーザ ID を入力します。
|
||
ステップ 3 |
[パスワード(Password)] フィールドに、パスワードを入力します。次の点に注意してください。
Operations Console の初期ウィンドウが表示されます。 |
||
ステップ 4 |
を選択します。 |
||
ステップ 5 | [デバイスの割り当て(Device Association)] ドロップダウン メニューから、[ゲートウェイ(Gateway)] を選択します。 | ||
ステップ 6 | [使用可能(Available)] ペインで、導入するアーカイブ済みスクリプト ファイルを 1 つ以上選択します。 | ||
ステップ 7 |
矢印アイコンをクリックして、ファイルを [使用可能(Available)] から [選択済み(Selected)] に移動させます。 |
||
ステップ 8 | [転送(Transfer)] をクリックして、選択したアーカイブ済みスクリプト ファイルを選択したデバイスに転送します。 |