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この章では、MCU でテレビ会議の作成、参加、および管理を行う方法を説明します。
• 「Cisco Unified Videoconferencing 5100 MCU アクセス レベル」
• 「[Conference Control] インターフェイス」
• 「[Conference Control] インターフェイスの更新」
• 「[Participant Settings] の設定方法」
• 「[Advanced Invitation] の設定の使用方法」
• 「会議の終了」
MCU ユーザ インターフェイスで操作するには、次の 4 つのアクセス レベルがあります。
表 2-1 では、各アクセス レベルについて説明します。
すべてのユーザが [Conference List] ウィンドウにアクセスでき、既存の会議に参加したり、新しい会議を作成したりできます。管理者またはオペレータレベルのユーザは、[Conference List] ウィンドウを使用して、現在実行している会議のリストから、モニタリングおよび制御する会議を選択したり、新しい会議を作成したりできます。
現在実行中の会議の数が [Number of Conferences] フィールドに表示されます。[Conference List] ウィンドウに、各会議の情報が、次の列を含む表形式で表示されます。
• [Conference ID]:会議 ID 番号。各 ID 番号はハイパーリンクになっていて、選択すると、その会議の [Conference Control] インターフェイスが表示されます。
• [Description]:作成したユーザが入力した会議の説明。
• [Participants]:現在、会議に参加している参加者の数。
• [Media Types]:会議でサポートされるメディアの種類(音声、ビデオ、データ)を示すアイコン。
ステップ 1 ブラウザを起動し、MCU の IP アドレスを入力します。
ステップ 4 [Manage Conferences] を選択します。
現在の会議のリストが [Conference List] ウィンドウに表示されます。
ステップ 1 ブラウザを起動し、MCU の IP アドレスを入力します。
ステップ 3 目的の会議の ID および PIN(必要な場合)を入力します。
ステップ 5 [Conference List] ウィンドウから目的の会議を選択します。
ステップ 1 ブラウザを起動し、MCU の IP アドレスを入力します。
ステップ 3 [Create Conference] を選択します。
ステップ 4 リストから、サービス プレフィックスを選択します。
ステップ 5 [Unique Number] フィールドでこの会議の ID 番号を入力します。
ステップ 6 (オプション)[Conference Password] フィールドに、会議にアクセスするための PIN を入力します。
ステップ 7 (オプション)[Moderator Password] フィールドに、会議を主催するための PIN を入力します。
(注) また、管理者のインターフェイスでサービス プロファイルのデフォルトの主催者 PIN を設定することもできます。
ステップ 8 (オプション)[Conference Description] フィールドに、会議の説明を入力します。
ステップ 9 (オプション)[Advanced] を選択して、会議の経過時間、タイムアウトおよびダイヤル ポリシーの設定など、会議の追加設定を構成します。
ステップ 10 [Create] を選択して、会議を開始します。
MCU の [Conference Control] インターフェイスから、次のことが行えます。
• MCU またはカスケードされた MCU でホストされているアクティブな会議を表示します。
すべてのユーザが [Conference Control] インターフェイスにアクセスできますが、会議の管理機能へのアクセスは認可アクセス レベル(管理者、オペレータ、主催者、およびユーザ)によって制御されます。
(注) [Conference Control] インターフェイスは全画面モード(1024 × 768 fps)で最適に表示されます。
(注) 同時に複数の [Conference Control] インターフェイス ブラウザ ウィンドウを表示して、複数の会議をモニタリングできます。ただし、現在表示していないウィンドウを閉じて、混乱や間違った会議の操作を実行することを避けることを推奨します。
図 2-1 に、[Conference Control] インターフェイスを示します。
図 2-2 ~ 図 2-5 に、[Conference Control] インターフェイスの各要素を詳しく示します。
表 2-2 に、図 2-2 ~ 図 2-5のラベルの番号順にこれらの要素を示します。
図 2-1 [Conference Control] インターフェイスの要素
図 2-2 [Conference Control] のステータス バー
図 2-3 [Conference Control] ツールバー
図 2-4 [Conference Control] の [Participant List] タブ
図 2-5 [Conference Control] の [Conference View]
デフォルトでは、[Conference Control] インターフェイスが 2 秒ごとに更新され、更新された情報が表示されます。ただちに情報を更新するには、表示しているインターフェイスのタブを選択します。[Conference control Web refresh interval advanced] コマンドを使用すると、更新間隔を変更できます。
(注) Web ブラウザの [更新] は選択しないでください。Web ブラウザの [更新] を選択すると、[Conference Control] インターフェイスが閉じられ、アクセス ウィンドウに戻ります。
Microsoft Windows システムの場合、ナビゲーション開始サウンドがイネーブルになっていて、[Conference Control] インターフェイスが自動的に更新されるたびに、選択したサウンドが再生される場合、[Control Panel] の [Sounds and Multimedia] セクションでこの設定をディセーブルにします。
主催者レベルのアクセスでは、進行中の会議について、会議のアクティビティを制御したり、参加者の招待などのイベントを開始したりできます。主催者である場合、参加者の接続を編集したり、新しい会議やオーディオ サブ会議を作成したり、ビデオ レイアウトや参加者の画像の位置を変更したりできます。また、会議の許可をブロックしたり、オーディオ ストリームやビデオ ストリームをブロックしたり、会議を終了したりできます。既存の会議を分割し、一部の参加者を新しい会議に移動することもできます。主催者レベルのアクセスでは、[Conference Control] インターフェイスに追加の表示オプションや設定オプションが表示されます。
次の項では、適切なアクセス レベルのユーザが、[Conference Control] インターフェイスで会議アクティビティを制御するために実行できるタスクについて説明します。
• 「[Conference Control] インターフェイスから会議を作成する」
主催者アクセスは PIN で保護できます。管理者およびオペレータが共同で主催者になることもできます。
ステップ 1 [Conference Control] インターフェイスで、[Become Moderator](図 2-3 の 12)を選択して、会議を制御します。
ステップ 2 主催者アクセスが PIN で保護されている場合、PIN の入力を求めるダイアログ ボックスが表示されることがあります。PIN を入力します。
ステップ 3 会議の制御をリリースするには、[Stop Moderation] を選択します。
主催者、オペレータ、および管理者は [Conference Control] インターフェイスから新しい会議を作成できます。
ステップ 1 [Conference Control] インターフェイスで、[Create Conference](図 2-3 の 8)を選択します。
ステップ 2 「新しい会議の作成」 の手順を実行します。
• 「すべての参加者のオーディオ接続のミュートおよびミュート解除」
• 「個々の参加者のオーディオ接続のミュートおよびミュート解除」
• 「Conference Admission のブロック」
• 「音量の変更」
主催者レベルのアクセス権を持つユーザは、[Participant List] タブで、会議のすべての参加者に対してミュートするか、または会議へのオーディオ接続をイネーブルにすることができます。
ステップ 1 [Conference Control] インターフェイスにアクセスします。
ステップ 2 コントロール バーで、[Mute/Unmute](図 2-4 の 16)を選択して、すべての参加者をミュートするか、またはすべての参加者のオーディオ接続をイネーブルにします。
主催者レベルのアクセス権を持つユーザは、会議の個々の参加者に対してミュートするか、または会議へのオーディオ接続をイネーブルにすることもできます。
主催者レベルのアクセス権を持つユーザは、会議の個々の参加者に対してミュートするか、または会議へのオーディオ接続をイネーブルにすることもできます。
ステップ 1 [Conference Control] インターフェイスにアクセスします。
ステップ 2 [Participants List] セクションで、参加者を選択します。
ステップ 3 右クリックし、ポップアップから [Mute mic](図 2-4 の 35)を選択します。
ステップ 4 [Participant List] 行のマイクのアイコン(図 2-4 の 32)を選択します。
参加者が会議から接続解除された場合、主催者レベルのアクセス権を持つユーザは [Participant List] タブでそれらの参加者を再接続できます。
(注) コンファレンス サービスで [Enable auto-reconnect] オプションが設定されると、MCU によって自動的に接続解除された端末が呼び出され、再接続が試行されます。
ステップ 1 [Participant List] タブにアクセスします。
ステップ 2 [Delete Participant](図 2-4 の 21)アイコンを選択すると、再接続が試行されます。
主催者レベルのアクセス権を持つユーザは、[Conference Control] インターフェイスで会議の追加参加者の許可をブロックできます。
ステップ 2 [Conference Admission](図 2-3 の 11)を選択します。
以降の参加者が会議に参加できなくなります。参加者を再び許可するには、[Conference Admission] をもう一度選択します。
主催者レベルのアクセス権を持つユーザは、[Participant List] タブで会議から参加者を削除できます。
ステップ 1 [Participants List] セクションで、削除する参加者を選択します。
ステップ 2 コントロール バーで、[Delete Participant](図 2-4 の 21)を選択します。
ステップ 3 [Participants List] セクションで、参加者を選択します。
ステップ 4 右クリックし、ポップアップから [View participant info](図 2-4 の 35)を選択します。
主催者レベルのアクセス権を持つユーザは、[Conference Control] インターフェイスで会議の参加者のエンドポイントの音量を制御できます(手動ゲイン コントロール)。通常の会議では、特定の MCU ポートに接続されている場所にだけこの設定が反映されます。カスケードされた会議では、この設定の変更が他の MCU のすべてのリモート参加者に反映されます。この設定を変更すると、そのエンドポイントが MCU から離れるまで、新しい設定が反映されたままです。
ステップ 1 [Participant List] タブで、音量を変更する参加者を選択します。
ステップ 2 右クリックし、ポップアップから [Change volume](図 2-4 の 35)を選択します。
-5 ~ +5 の範囲のゲインがある [gain control scroll bar] ダイアログボックスが表示されます。
ステップ 3 スクロール バーを右にドラッグすると、ゲインが増え、スライド バーを左にドラッグすると、ゲインが減ります。
ステップ 4 [gain control slide bar] ダイアログボックスを閉じます。
会議で複数のビューがサポートされている場合、主催者レベルのアクセス権を持つユーザは、会議の進行中に、[Participant List] タブで個々の会議参加者またはすべての会議参加者の会議ビュー レイアウトを変更できます。
(注) 高画質の参加者は、複数のビューを使用できません。高画質の参加者は、メイン参加レイアウトだけを表示できます。
ステップ 1 特定の会議参加者だけの会議ビューを変更する場合、[Participant List] テーブルで参加者を選択します。
ステップ 2 [Change Participants View](図 2-4 の 17)を選択します。
ステップ 3 [Selected Participants] を選択して、1 で選択した会議参加者の会議ビュー レイアウトを変更します。
[All] を選択して、すべての会議参加者の会議ビュー レイアウトを変更します。
主催者レベルのアクセス権を持つユーザは、[Participant List] タブで会議内にサブ会議を作成できます。MCU では、オーディオ サブ会議がサポートされ、主催者が既存の会議の選択した参加者を非公開のオーディオ サブ会議セッションに誘導できます。メイン会議への接続はアクティブなままです。
(注) MCU では、サービスの設定に応じて、1 つの会議につき最大 3 つのサブ会議をサポートできます。
MCU では、ビデオ レイアウトの他の参加者に対してサブ会議セッションの参加者が非表示になります。サブ会議セッションの参加者はいつでも会議に戻り、メイン会議のビデオ映像の以前の場所に戻ることができます。サブ会議では、参加者がメイン会議の表示や聴取を継続できます。
(注) このオプションは、会議でサブ会議をサポートするように設定されている場合にだけ使用できます。
ステップ 1 [Participant List] タブで目的の参加者を選択します。
ステップ 2 [Move participants to sub-conference](図 2-4 の 22)を選択します。
[Select sub-conference] ダイアログボックスが表示されます。
[Participant List] に新しい [Sub-conf] 列が表示され、参加者が利用できるすべてのサブ会議のリストが表示されます。
ステップ 5 [Sub-conf] 列で、その参加者のサブ会議を選択します。
ステップ 6 参加者をメイン会議に戻すには、[Sub-conf] リストの [Main] を選択します。
すべての参加者がメイン会議に戻り、サブ会議に誰もいなくなると、[Participant List] に [Sub-conf] 列が表示されなくなります。
主催者レベルのアクセス権を持つユーザは、[Participant List] タブで、参加者から会議内に送信されたビデオ ストリームをブロックできます。たとえば、参加者のビデオ接続が会議の処理に影響し、パフォーマンスが低下する可能性があるとします。参加者のエンドポイントでの問題が解決するまで、参加者のビデオをブロックできます。
ステップ 1 [Participant List] タブで、ブロックする参加者を選択します。
ステップ 2 右クリックし、ポップアップから [Block camera](図 2-4 の 35)を選択します。
[Video Image](図 2-4 の 29)を選択します。
主催者レベルのアクセス権を持つユーザは、[Participant List] タブで会議参加者の名前を変更できます。
ステップ 1 [Participant List] タブで、名前を変更する参加者を選択します。
ステップ 2 右クリックし、ポップアップから [Change Name](図 2-4 の 35)を選択します。
ステップ 3 [Change name] フィールドに新しい名前を入力します。
主催者レベルのアクセス権を持つユーザは、参加者のコールの広範囲にわたる統計情報を表示できます。
ステップ 1 [Participant List] タブで目的の参加者を選択します。
ステップ 2 右クリックし、ポップアップから [View participant info](図 2-4 の 35)を選択します。
ステップ 3 選択した参加者の [Participants List] セクションで [information] アイコンを選択します。
指定した参加者の [Call Information] ダイアログボックスが表示されます。
表 2-3 に、表示される統計情報のリストを示します。
主催者レベルのアクセス権を持つユーザは、他の参加者を会議に招待する帯域幅レートを設定できます。
ステップ 1 [Participant List] タブで、次の手順を実行します。
a. [Invite #] フィールド(図 2-4 の 18)で、招待する参加者のエイリアスまたは番号を入力します。
b. [Rate(Kbps)] フィールド(図 2-4 の 25)で、目的の帯域幅を選択します。
c. [Invite](図 2-4 の 26)を選択します。
ステップ 2 [Advanced Invitation] タブで、次の手順を実行します。
a. [Invite] フィールドで、招待する参加者のエイリアスまたは番号を入力します。
b. [Kbps] フィールドで、目的の帯域幅を選択します。
主催者レベルのアクセス権を持つユーザは、[Statistics] タブで広範囲にわたる統計情報を表示できます。統計情報は頻繁に自動的に更新され、会議のパフォーマンスのモニタリングが可能です。
ステップ 1 [Participants List] セクションで、[Statistics](図 2-4 の 23)を選択して、会議の統計情報を表示します。
ステップ 2 [Update] を選択して、表示される情報を更新します。
次の項では、適切なアクセス レベルのユーザが、[Advanced Invitation] タブで実行できるタスクについて説明します。
• 「[Quick Invites] を使用して、会議の参加者を招待する」
• 「[Advanced Settings] を使用して、参加者を招待する」
[Conference Control] インターフェイスの [Participant List] タブで、すべてのユーザが quick invite 機能を使用して、会議の参加者に招待状を送信できます。
ステップ 1 [Invite #] フィールドに、招待する参加者番号を入力します。各番号を招待記号(**)で区切って、複数の参加者を招待することができます。
ステップ 2 (オプション)招待された参加者が会議に参加している現在の会議のレートよりも低い帯域幅レートを選択できます。したがって、接続速度の遅い個々の参加者を招待できます。
[Rate(kbps)] フィールドで新しい帯域幅レートを選択します。
ステップ 3 [Invite](図 2-4 の 26)を選択します。
[Conference Control] インターフェイスの [Advanced Invitation] タブで、すべてのユーザが複数の参加者を同時に会議に招待できます。各 [Invite] フィールドに複数の参加者番号を記号で区切って入力できるため、このタブを使用して多数の参加者を同時に招待できます。すべてのユーザは、個々の参加者の接続先として低い帯域幅レートを選択することもできます。
また、[Advanced Invitation] タブでは、すべてのユーザが参加者の画像を、会議でサポートされる会議ビュー レイアウトの目的の場所にドラッグアンドドロップできます。すべてのユーザが、招待される参加者が会議に参加したときに表示されるレイアウトを設定することもできます。
ステップ 1 [Conference Control] インターフェイスの [Advanced Invitation](図 2-4 の 24)を選択します。
ステップ 2 最初の [Invite #] フィールドに、参加者の連絡先番号を入力します。
招待記号(**)で区切って複数の番号を入力することができます。
ステップ 3 参加者が会議に参加したときに、[Display Name] フィールドに表示される名前を入力します。
ステップ 4 [Kbps] フィールドで、参加者を会議に招待するときに MCU によって使用されるビット レートを選択します。
ビット レートのパフォーマンスを最適にするには、[default] を選択します。
ステップ 5 [MCU] フィールドで、招待された参加者の接続先となるカスケードされた MCU 会議を選択します。
ステップ 6 (オプション)高度な機能を設定するには、以下の追加手順を実行します。
追加の制御機能が [Advanced Invitation] タブ(図 2-4 の 24)に表示されます。
• [Conference View] セクションの [Change](図 2-5 の 42)を選択します。
現在の会議で使用できる現在のレイアウトのリストが表示されるダイアログボックスが表示されます。
• [Voice activated frame] ボタン(図 2-5 の 41)を、[Conference View] セクションに表示される [Layout] 表示フレームの目的の場所にドラッグアンドドロップします。
(注) 会議で現在サポートされているすべてのレイアウトで参加者の画像の位置を設定できます。
• 各参加者の行の最後に、参加者が会議に参加したときに表示される会議のビデオ レイアウトの番号をリストから選択します。
ステップ 7 参加者の招待に必要なすべてを設定するまで、[Invite #] ごとに 1 ~ 6 を繰り返します。
ステップ 8 [Invite](図 2-4 の 26)を選択して、招待状を送信します。
主催者レベルのアクセス権を持つユーザは、MCU をカスケードすることによって MCU コールのキャパシティを増やすことができます。このオプションでは、いくつかの独立した会議のブリッジ処理がサポートされ、IP 接続(H.323 および SIP)によって、あるいはゲートウェイと共存させる場合は ISDN/PSTN 接続(H.320)によって、非常に大規模な会議を作成できます。
[Conference Control] インターフェイスでは、会議のカスケードは、既存の会議に 1 人の参加者を招待するのと同様に動作します。カスケードされた会議を作成すると、MCU を使用して、招待された参加者が接続される会議を設定し、リソースを正確に制御できます。カスケードされた会議では、参加者をツリー表示でき、接続される会議に従って各参加者が表示されます。
(注) カスケードされた会議で障害が発生した場合、ローカル MCU ユーザは [Create Conference] ウィンドウまたは [Conference Control] インターフェイスにこのステータスを表示できます。ただし、このステータスは、失われたローカル MCU である場合にだけ表示されます。スレーブ MCU が失われる場合、マスター MCU のユーザは [Participant List] タブに、オーディオ/ビデオを再生できない参加者を表示できます。マスター MCU が失われる場合、スレーブ MCU は、障害が発生したという通知を受け取りません。
ステップ 1 [Participant List] タブにアクセスします。
ステップ 2 [Invite #] フィールドに番号を入力し、[Dial] を選択すると、ホスト MCU または別の MCU で別の会議に招待します。
招待された会議および接続された参加者が [Participant List] タブの [host conference participant] リストに表示されます。
[Conference Control] インターフェイスの [Advanced Invitation] タブで、すべてのユーザが参加者をカスケードされた会議に招待できます。
ステップ 1 [Conference Control] インターフェイスの [Advanced Invitation](図 2-4 の 24)を選択します。
ステップ 2 [MCU] 列で、招待された参加者が、会議の招待を承諾すると接続する会議を選択します。
[Conference Control] インターフェイスで、次の 2 つの方法のいずれかで、カスケードされた会議の参加者を階層的に表示できます。
• [Normal View]:1 つのリストにすべての会議参加者が表示されます。カスケードされた参加者が、カスケードされた MCU 接続の通知なしに表示されます。
• [Tree View]:会議の参加者は、会議へのカスケードされた MCU 接続を示す拡張可能なツリー ビューに表示されます。カスケード表示された MCU の名前の横にあるプラス記号(+)を選択すると、カスケード表示された会議参加者の詳細を示すツリーが展開されます。
ステップ 1 [Participant List] タブにアクセスします。
ステップ 2 [Normal View](図 2-4 の 19)を選択すると、1 つのリスト(図 2-4 の 20)にカスケードされた会議の参加者が表示され、ツリー ビューに会議の参加者が表示されます。
次の項では、適切なアクセス レベルのユーザが、[Conference View] セクションで実行できるタスクについて説明します。
• 「ダイナミック レイアウトのイネーブルまたはディセーブル」
• 「[auto-switch] モードのイネーブルまたはディセーブル」
主催者レベルのアクセス権を持つユーザは、会議のダイナミック レイアウトをイネーブルまたはディセーブルにすることができます。ダイナミック レイアウトでは、会議の特定の時間に参加している参加者数に応じて、さまざまなレイアウト間で会議のビデオ映像をシームレスに切り替えられます。ビデオ映像は、参加者の画像数と同じ数(最大 16)のフレームがあるレイアウトに切り替えられます。参加者が会議に参加するか、退席すると、それに合わせてレイアウトが変更されます。
ダイナミック レイアウトでは帯域幅が節約され、ビデオ映像の空白フレームの表示が除去され、参加者の画像の表示のためのビデオ映像の使用が最適化されます。このようなレイアウトの切り替えは、参加者が頻繁に会議に参加または退席する会議や、さまざまな規模の会議に使用される最適化サービスに適しています。
ステップ 1 [Participant List] タブの [Conference View] セクションにアクセスします。
ステップ 2 [Change](図 2-5 の 42)を選択します。
現在の会議で現在使用できるレイアウトのリストが表示されるポップアップが表示されます。
ステップ 3 [Dynamic Layout] を選択すると、この会議のダイナミック レイアウトがイネーブル(選択されていない場合)またはディセーブル(既に選択されている場合)になります。
主催者レベルのアクセス権を持つユーザは、[Conference View] セクションで現在の会議のメイン レイアウトを変更できます。
ステップ 1 [Participant List] タブの [Conference View] セクションで、[Change](図 2-5 の 42)を選択します。
現在の会議で現在使用できるレイアウトのリストが表示されるポップアップが表示されます。
ユーザは、[Conference View] セクションで現在の会議の自分のレイアウトを変更できます。
ステップ 1 [Participant List] タブで目的の参加者を選択します。
ステップ 2 [Location in View](図 2-4 の 33)を選択します。
ステップ 3 [Personal layout] を選択し、表示されるオプションから目的のビデオ映像を選択します。
主催者レベルのアクセス権を持つユーザは、[Conference View] セクションで、ビデオ レイアウト フレームの特定の位置のエンドポイントまたは参加者の名前をオプションで表示することができます。
(注) この機能は、サービスでテキスト オーバーレイを設定する場合に表示されます。
ステップ 1 [Participant List] タブの [Conference View] セクションにアクセスします。
ステップ 2 [Display participant names in frame](図 2-5 の 39)を選択します。
主催者レベルのアクセス権を持つユーザは、[Conference View] セクションで会議の [auto-switch] モードをイネーブルにできます。[auto-switch] モードでは、ビデオ レイアウトの [Continuous Presence (CP)] モード ディスプレイに、大規模な会議のすべての参加者が順に表示されます。参加者の画像は、プリセットされた間隔で交換できます。
ステップ 1 [Participant List] タブの [Conference View] セクションにアクセスします。
ステップ 2 [Auto-switch](図 2-5 の 40) を選択すると、[auto-switch] モードがイネーブル(選択されていない場合)またはディセーブル(既に選択されている場合)になります。
[Create Conference] ウィンドウで非アクティブまたは使用されていない会議を接続解除できます。
ステップ 1 [Create Conference] ウィンドウにアクセスします。
ステップ 2 会議名の横にある [Terminate Conference] を選択して、会議を終了します。
現在の会議の詳細の設定または表示が完了したら、サインアウトできます。
ステップ 2 [Sign out](図 2-3 の 14)を選択します。