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この章では、Cisco uBR10012 ルータの Wideband Shared Port Adapter(SPA; 共有ポート アダプタ)を設定する方法について説明します。具体的な内容は、次のとおりです。
• 「設定例」
この章で使用するコマンドの詳細については、新規コマンドおよび変更されたコマンドについて説明している第 11 章「SIP および SPA コマンド」を参照してから、『 Cisco Broadband Cable Command Reference Guide 』を参照してください。
これらのマニュアルに記載されていないコマンドについては、Cisco IOS Release 12.3 のコマンド リファレンスおよびマスター インデックスのマニュアルを参照してください。これらのマニュアルへのアクセス方法については、「関連資料」を参照してください。
(注) このマニュアルの SIP および SPA の設定情報と SIP および SPA のコマンドは、Cisco IOS Release 12.3(23)BC に固有です。Cisco IOS Releases 12.3(21)BC および 12.3(21a) BC3 に固有の SIP および SPA の設定情報と SIP および SPA のコマンドの詳細については、第 11 章「SIP および SPA コマンド」を参照してください。
ここでは、Wideband SPA を設定する方法について説明します。具体的な内容は、次のとおりです。
• 「Wideband SIP と Wideband SPA の事前プロビジョニング」
• 「Wideband SPA のコントローラ コンフィギュレーション モードの開始」
• 「ワイドバンド関連の必要な設定作業およびオプションの設定作業の実行」
Wideband SPA は、DOCSIS Network フォーマット化をダウンストリーム データ パケットに提供する、シングル幅、ハーフハイトの SPA です。Wideband SPA は、ダウンストリーム データ トラフィック専用です。Cisco Wideband SPA は、Cisco IOS 機能の DOCSIS 3.0 Downstream Channel Bonding および DOCSIS M-CMTS ネットワーク アーキテクチャの主要なコンポーネントです。
各 Wideband SPA は、Cisco uBR10012 ユニバーサル ブロードバンド ルータの Wideband SPA Interface Processor(SIP; SPA インターフェイス プロセッサ)のベイに設置されます。スロットの制約事項については、「Wideband SIP および Wideband SPA の場所の識別」を参照してください。各 Wideband SPA は、1 つまたは複数の外部エッジ QAM デバイスへのトラフィック送信に使用されるアクティブおよび冗長ギガビット イーサネット ポートを 1 つずつ備えています。
Cisco uBR10012 ルータは、最大 2 つの Wideband SPA をサポートできます。設定に応じて、各 Wideband SPA は最大 24 の radio frequency(RF; 無線周波数)チャネルをサポートします。2 つの Wideband SPA を搭載した Cisco uBR10012 ルータは、合計 48 までの RF チャネルをサポートします。
(注) Annex A および 256 QAM では、Wideband SPA ごとにフル レートで最大 18 の RF チャネルを、フル レート未満で最大 24 の RF チャネルをサポートします。その他の場合、Wideband SPA は最大 24 の RF チャネルをサポートします。
ワイドバンド チャネル または ボンディング グループ は、ワイドバンド MPEG-TS パケットが伝送される 1 つまたは複数の物理的な RF チャネルの論理グループです。複数の RF チャネルを集約または「チャネル ボンディング」することによって、ワイドバンド チャネルでは 1 つのナローバンド チャネルに比べて、より多くの帯域幅容量をダウンストリーム データ トラフィックに使用できます。Wideband SPA の設定時、各ワイドバンド チャネルは 1 つまたは複数の RF チャネルに関連付けられます。各 Wideband SPA は、32 のワイドバンド チャネルをサポートしています。
ナローバンド チャネルは、1 つの RF チャネルを含む標準の DOCSIS 1.x/2.0 プロトコル ダウンストリーム チャネルである非ボンディング チャネルを論理的に表したものです。
ワイドバンド ケーブル インターフェイス は、ボンディング グループのチャネルを論理的に表したもので、次のコマンドを使用して設定されています。
interface wideband-cable slot/subslot/bay:wideband channel
• slot は、Wideband SIP が装着されたスロットを示します。
• subslot は、Wideband SIP が装着されたサブスロットを示します。
モジュラ ケーブル インターフェイスは、非ボンディングデータ トラフィックを SPA ダウンストリーム チャネル上で伝送するダウンストリーム チャネルの機能を論理的に表したもので、次のコマンドを使用して設定されています。
interface modular-cable slot/subslot/bay:narrowband channel
• slot は、Wideband SIP が装着されたスロットを示します。
• subslot は、Wideband SIP が装着されたサブスロットを示します。
• bay は、Wideband SPA が装着されている Wideband SIP のベイを示します。
• narrowband channel は、SPA のナローバンド チャネルを示します。
Cisco DOCSIS 3.0 Downstream Channel Bonding 機能は、DOCSIS 1.x/2.0 テクノロジーと並行して展開できます。CMTS は非ワイドバンドのインターフェイスで DOCSIS 1.x/ 2.0 モデムをサポートし、ワイドバンド ケーブル モデムはワイドバンド ポートで高速スループットを配信します。
SPA ダウンストリーム チャネルは、Channel Grouping Domain(CGD)設定を介してプライマリ対応になっています。プライマリ対応ダウンストリーム チャネルは、ナローバンド トラフィックとワイドバンド トラフィックを伝送できます。RF チャネルが Cisco uBR10-MC5X20 ケーブル インターフェイスからの 1 つまたは複数のアップストリーム チャネルに関連付けられている場合、RF チャネルはプライマリ対応とみなされます。この RF チャネルは SYNC メッセージ、Mini-slot Allocation Packet(MAP)メッセージ、および Upstream Channel Discriptor(UCD; アップストリーム チャネル ディスクリプタ)を含めた DOCSIS media access control(MAC; メディア アクセス制御)management message(MMM; MAC 管理メッセージ)を伝送できます。このような RF チャネル ダウンストリームは、プライマリ対応ダウンストリームと呼ばれます。EQAM デバイスおよび Cisco uBR10k DTCC とインターフェイスをとる DOCSIS Timing Interface(DTI)サーバを使用して、DOCSIS MAC レイヤ メッセージを同期化します。単一のプライマリ対応ダウンストリーム チャネルによって示されたインターフェイスは、RF チャネルのナローバンド部分を示します。
SPA ダウンストリーム チャネルは、プライマリ対応であってもなくても、常にボンディング データ トラフィックを伝送するボンディング チャネルの一部になることができます。
RF チャネルは、関連するモジュラ ケーブル インターフェイスとワイドバンド インターフェイスで共有できます。各 RF チャネルの帯域幅をモジュラ ケーブル インターフェイスとワイドバンド インターフェイスの間で静的に分割するように設定できます。各 RF チャネルの帯域幅は、ワイドバンド チャネル、ナローバンド チャネル、または両方を組み合わせたものに使用できます。
プライマリ ダウンストリーム チャネルは、ナローバンド チャネルとして、またはワイドバンド チャネルの一部として使用されているプライマリ対応チャネルです。SPA DS チャネルは、単一の MAC ドメインに対してはプライマリ対応ダウンストリーム チャネルとしてのみ機能している場合がありますが、同じ SPA DS チャネルが、複数の MAC ドメイン用の 1 つまたは複数のボンディング チャネル(ワイドバンド インターフェイス)の一部である場合があります。1 つのMAC ドメインのプライマリ ダウンストリーム チャネルは、別の MAC ドメインの非プライマリ ダウンストリーム チャネルとして機能します。プライマリ ダウンストリーム チャネルの使用可能な総帯域幅(96%)は、プライマリ対応ダウンストリーム チャネルと非プライマリ対応ダウンストリーム チャネルの間で分割されます。残りの 4% は DOCSIS MAP および SYNC 帯域幅のために予約されます。
CGD は、アップストリーム チャネルの共通セットと関連付けられた、プライマリ対応ダウンストリーム チャネルの集まりです。CGD は必ず、すべてのダウンストリームおよびアップストリーム チャネルが所属する MAC ドメインのコンテキスト内に指定されます。Cisco uBR10-MC5X20 ラインカードの MAC ドメインに対してローカルであるダウンストリーム チャネルは常にプライマリ対応ですが、SPA DS チャネルは明示的な CGD 設定によってプライマリ対応にする必要があります。CGD は、MAC ドメイン内のアップストリーム チャネルのサブセットをプライマリ対応ダウンストリーム チャネル(ローカル ダウンストリーム チャネルを含む)に関連付ける柔軟性を提供します。アップストリーム チャネルがダウンストリーム チャネルと関連付けられている場合、この情報は、そのダウンストリーム チャネルを経由して送信される MAP および UCD メッセージに含まれます。
複数の CGD 設定が同じ MAC ドメインに含まれることがあります。これにより MAC ドメインは、共通または異なるアップストリーム チャネル セットに関連付けられたさまざまなプライマリ対応ダウンストリーム チャネルを含めることができます。
ケーブル ネットワークでは、 ファイバ ノード はファイバ トランクとケーブル設備の同軸部分の間のインターフェイスのポイントです。ケーブル モデムは 1 つのファイバ ノードだけに物理的に接続されています。ファイバ ノード ソフトウェアの設定は、ケーブル ネットワークの物理トポロジを反映したものであり、チャネル ボンディングの DOCSIS MACレイヤ メッセージを最適化するために必要です。Cisco IOS command-line interface(CLI; コマンドライン インターフェイス)コマンドを使用してファイバ ノードを設定する場合、ファイバ ノードは次の内容を定義するソフトウェア メカニズムになります。
• ファイバ ノードに流れるダウンストリーム RF チャネルのセット
• ファイバ ノードに対する最低 1 つのプライマリ ダウンストリーム チャネル
• ファイバ ノードに接続され、アップストリーム チャネルとして使用可能なケーブル インターフェイス ラインカードのアップストリーム チャネル ポートのセット
ファイバ ノードは、最低 1 つのプライマリ ダウンストリーム チャネルに関連付けられます。ファイバ ノードは、複数のプライマリ ダウンストリーム チャネルに関連付けることができますが、1 つのプライマリ ダウンストリーム チャネルだけが任意の時点に使用されます。各プライマリ対応ダウンストリーム チャネルを、最大 8 つのファイバ ノードに関連付けることができます。ファイバ ノードに所属するチャネルはすべて、別々の重ならない周波数で設定されます。
ワイドバンド チャネルに集約できる RF チャネルの数は、ワイドバンド ケーブル モデムの容量によって決まります。Cisco Cable Wideband Solution Release 2.0 は DOCSIS 3.0 準拠のマルチチャネル モデム(次の Linksys モデムおよび Scientific Atlanta モデムを含む)をサポートしています。
ワイドバンド チャネルでは、Linksys WCM300-NA(EuroDOCSIS の WCM300-EURO および Japanese DOCSIS の WCM300-JP)ワイドバンド ケーブル モデムは、チャネルごとに 6 MHz による最大 8 つの異なるダウンストリーム RF チャネルの、またはチャネルごとに 6 MHz による 6 つの異なるダウンストリーム RF チャネルの 50 MHz キャプチャ ウィンドウでの受信をサポートします。これらの 8 つの RF チャネルのほか、Linksys WCM300 モデムは 1 つのプライマリ ダウンストリーム チャネル(従来の DOCSIS チャネル)の受信をサポートしています。
Linksys WCM300 ワイドバンド ケーブル モデムのソフトウェアは、最大 8 つのワイドバンド(ボンディング)ダウンストリーム チャネルの取得をサポートします。
• 1 つの プライマリ ボンディング チャネル は、ワイドバンド ケーブル モデムがすべてのユニキャスト データと一部のマルチキャスト データを受信するワイドバンド チャネルです。
• セカンダリ ボンディング チャネル (最大 2 つ)は、ワイドバンド ケーブル モデムが共通のマルチキャスト データ ストリームを受信するワイドバンド チャネルです。セカンダリ ボンディング チャネルとは、プライマリ ボンディング チャネルで使用できない、ブロードキャスト ビデオなどのマルチキャスト データを受信するためのものです。
DOCSIS コンフィギュレーション ファイルおよび cable bonding-group-id コマンドを使用すると、選択および取得する、モデム用のプライマリおよびセカンダリ ボンディング チャネルを定義できます。ケーブル モデムは、CMTS に対するプライマリ ボンディング チャネルとセカンダリ ボンディング チャネルを、ケーブル モデム登録時に識別します。
Linksys WCM300 モデムがプライマリおよびセカンダリ ボンディング チャネルを選択する方法の詳細については、『 Cisco DOCSIS 3.0 Downstream Solution Design and Implementation Guide 』Release 2.0 を参照してください。
Cisco uBR10012 CMTS で使用する場合、Scientific Atlanta DPC2505 および EPC2505(EuroDOCSIS 用)ワイドバンド ケーブル モデムは、1 つのワイドバンド チャネルの受信をサポートします。このチャネルは、チャネルごとに 6 MHz または 8 MHz による SPA からの最大 3 つのボンディング ダウンストリーム RF チャネルで構成されます。Wideband SPA からの RF チャネルの 1 つは、プライマリ ダウンストリーム チャネルとして機能します。
Scientific Atlanta DPC2505 は DOCSIS 3.0 準拠で、このモードで使用できます(たとえば、モデムが非ワイドバンド Cisco CMTS または非 Cisco CMTS に接続されている場合)。このモデムも既存の DOCSIS 1.x ネットワークと下位互換性があります。
Wideband SPA の場所の指定については、「Wideband SIP および Wideband SPA の場所の識別」を参照してください。
モジュラ ケーブル インターフェイスは、SPA の 1 つのダウンストリーム RF チャネルに関連付けられたナローバンド インターフェイスです。同じ RF チャネルが 完全に独立したボンディング グループと関連付けられていれば、このボンディング グループと RF 帯域幅を共有できます。
Cisco IOS コマンドラインでは、次の interface コマンド構文を使用して、ナローバンド チャネルを指定します。
interface modular-cable slot / subslot / bay:nb-channel-number
モジュラ ケーブル インターフェイスは、ケーブル インターフェイスのダウンストリーム部分と類似しており、 show ip interface 、 show interfaces 、 show interface modular-cable 、show running-config などのコマンドの出力に表示されます。
次に、モジュラ ケーブル インターフェイスの show interface コマンドの出力例を示します。
(注) SPA を装着した場合、24 のモジュラ ケーブル インターフェイスがその SPA に作成されます。これらのインターフェイスは設定されるまで非表示であり、show ip interface、show interfaces、show interface modular-cable、および show running-config などのコマンドの出力には表示されません。モジュラ ケーブル インターフェイスの回線プロトコルがアップである場合の状態の詳細については、「ワイドバンドチャネルおよびモジュラ ケーブル インターフェイスのハードウェア ステータスと回線プロトコル ステータス」 を参照してください。
Cisco IOS コマンドラインでは、次の interface コマンド構文を使用して、ワイドバンド チャネルを指定します。
interface wideband-cable slot / subslot / bay:wb-channel-number
ワイドバンド チャネルはケーブル インターフェイスに類似しており、 show ip interface 、 show interfaces 、 show interface wideband-cable などのコマンドの出力に表示されます。
show interface wideband-cable コマンドでワイドバンドチャネル ケーブル インターフェイスを表示する場合、または show interface modular-cable コマンドでモジュラ ケーブル インターフェイスを表示する場合など、Cisco IOS コマンドでケーブル インターフェイスのハードウェア ステータスと回線プロトコル ステータスを表示する場合には、次の内容が適用されます。
• Wideband SPA が Wideband SIP に設置され、SIP と SPA の両方の電源がオンの場合、ケーブル インターフェイスのハードウェア ステータスはアップ状態になります。
• ワイドバンドチャネル ケーブル インターフェイスの回線プロトコルは、次の状況でアップ状態になります。
–インターフェイスを最低 1 つの RF チャネルに関連付けられている。
–SPA のギガビット イーサネット ポートが接続されている。
• ネクストホップ インターフェイスまたはエッジ QAM デバイスの MAC アドレス
• RF チャネルに使用される QAM デバイスの UDP ポート番号または DEPI リモート セッション ID
ワイドバンドチャネル ケーブル インターフェイスの回線プロトコルがアップの場合、データの送信に必要なすべてのワイドバンドチャネルの設定情報が存在します。ただし、Wideband SPA 設定プロセスを完了するのに、他の設定情報が必要になる場合があります。設定手順については、「ワイドバンド関連の必要な設定作業およびオプションの設定作業の実行」を参照してください。
• モジュラ ケーブル インターフェイスの回線プロトコルは、次の状況でアップ状態になります。
–Cisco uBR10-MC5X20 ケーブル インターフェイス ラインカードからのアップストリーム チャネルを、所定のケーブル MAC ドメインのモジュラ ケーブル インターフェイス ダウンストリーム チャネルに関連付けられている。
–インターフェイスに割り当てられた総帯域幅が 1% 以上である。
–対応する SPA のモジュラ ケーブル コントローラでモジュラ ホストが設定されている。
–モジュラ ケーブル インターフェイスがプライマリ対応チャネルである場合、このチャネルに DEPI リモート ID が設定されている。この場合、UDP ポート番号を設定しないでください。
(注) 非プライマリ対応で、ワイドバンド インターフェイスで使用される RF チャネルは、DEPI リモート ID または UDP ポート番号のいずれかを使用できます。このインターフェイスの回線プロトコルとステータスは常にダウン状態です。
• ネクストホップ インターフェイスまたはエッジ QAM デバイスの MAC アドレス
事前プロビジョニングは、Wideband SIP と Wideband SPA のオプションの設定作業です。Cisco uBR10012 ルータの事前プロビジョニングでは、物理的に存在しなくても Wideband SIP と Wideband SPA を設定できます。
Wideband SIP と Wideband SPA の事前プロビジョニングについては、「オプションの設定作業」を参照してください。
Wideband SPA は Cisco IOS ソフトウェアでコントローラとして表示されます。 card コマンドを使用、または Wideband SIP に Wideband SPA を物理的に挿入することによって Wideband SPA を事前プロビジョニングすることで、コントローラ コンフィギュレーションをイネーブルにします。
Wideband SPA のコントローラ コンフィギュレーション モードを開始するには、 controller modular-cable コマンド( slot/subslot/bay で Wideband SPA の場所を指定)を使用します。
一部の Wideband SPA 設定項目は、SPA のすべての RF チャネルに影響します。これらの一般的な Wideband SPA の設定値は、次のようにコントローラ コンフィギュレーション モードで設定されます。
(注) Cisco IOS Release12.3(21)BC では、SPA ごとに Annex と変調パラメータがグローバルに設定されています。Cisco IOS Release 12.3(23)BC では、RF チャネルごとに Annex と変調パラメータが設定されています。
• ip-address コマンドを使用して、Wideband SPA FPGA の IP アドレスを設定します。 ip-address コマンドを使用して Wideband SPA コントローラに割り当てられた IP アドレスは、SPA によって転送されるパケットの送信元 IP アドレスとして使用されます。
• modular-host コマンドを使用して、DOCSIS 3.0 Downstream Channel Bonding で使用されるモジュラホスト Cisco uBR10-MC5X20 ラインカードを指定します。Wideband SPA 自体は、DOCSIS 3.0 Downstream Channel Bonding オペレーションをサポートしていません。
これらの一般的な Wideband SPA の設定値を設定する手順は、次のとおりです。
前述の手順に示したワイドバンド関連の各コマンドの詳細については、「SIP および SPA コマンド」を参照してください。
ここでは、ナローバンド機能の RF チャネルを設定する方法について説明します。
RF チャネル コマンドを使用して、RF チャネルの特性を設定します。RF チャネルごとに、次の設定項目を指定する 必要があります。
これらの必須設定項目のほか、任意で各 RF チャネルに説明を加えることができます。
(注) rf-channel で設定された RF チャネル値がエッジ QAM デバイスに設定された値に一致することを必ず確認してください。周波数、IP アドレス、MAC アドレス、および UDP ポートと DEPI リモート ID は、エッジ QAM デバイスに設定された値に一致する必要があります。いずれかの値が正しくないと、Wideband SPA はエッジ QAM デバイスと正常に通信できません。
1. rf-channel rf-port description description コマンドを使用して、RF チャネルの説明を指定します。
2. rf-channel rf-port frequency freq [ annex { A | B } modulation { 64 | 256 }[interleave-depth { 8 | 12 | 16 | 32 | 64 | 128 } ]] コマンドを使用して、RF チャネルの周波数、Annex、変調、およびインターリーブ深度を指定します。
3. rf-channel rf-port ip-address ip-address mac-address mac-address { udp-port portnum | depi-remote-id session-id } コマンドを使用して、 RF チャネルの IP アドレス、MAC アドレス、UDP ポートおよび DEPI リモート ID を指定します。
4. rf-channel rf-port network delay delay コマンドを使用して、 RF チャネルの ネットワーク遅延を指定します。
(注) Wideband SPA の各 RF チャネルは、エッジ QAM デバイスの特定の QAM ポートにマッピングできます。異なる Wideband SPA からのトラフィックを同一の QAM ポートで混在させることはできません。
5. 任意で rf-channel rf-port cable downstream channel-id channel-id コマンドを使用して、ダウンストリーム チャネル ID を RF チャネルに割り当てます。
デフォルトでは、Cisco IOS ソフトウェアが RF チャネルに一意のダウンストリーム チャネル ID を割り当てます。割り当てられた RF チャネル ID を変更する必要がある場合、
rf-channel cable downstream channel-id コマンドを使用します。
ナローバンドの RF チャネルを設定する手順は、次のとおりです。
前述の手順に示したナローバンドの RF チャネル設定で使用する各コマンドの詳細については、「SIP および SPA コマンド」 を参照してください。
RF チャネルの設定時、RF チャネルからの帯域幅はモジュラ ケーブル インターフェイスとワイドバンド ケーブル インターフェイスの間で静的に分割されます。
cable rf-bandwidth-percent percent_value コマンドを使用して RF チャネル帯域幅をモジュラ ケーブル インターフェイスに割り当てます。RF チャネルがプライマリ対応である場合、RF チャネルに割り当てられた帯域幅の合計(モジュラ ケーブル インターフェイスとワイドバンド インターフェイスの両方を含む)は 96% を越えてはなりません。RF チャネル帯域幅の残りの 4% は、この RF チャネルをプライマリ対応ダウンストリーム チャネルとして使用する MAP および他の MAC 管理メッセージ トラフィック用に予約されています。
モジュラ ケーブル インターフェイスのデフォルトの帯域幅の割合はゼロに設定されています。帯域幅が割り当てられていない場合、RF チャネルをプライマリ対応チャネルとして使用することはできません。この RF チャネル帯域幅の 100% をワイドバンド インターフェイスに使用できます。
ワイドバンド ケーブル インターフェイスへの帯域幅の割り当て
RF チャネルをワイドバンド インターフェイスにのみ設定する場合、合計で 100% の帯域幅を割り当てることができます。
表8-1 に、RF チャネルに割り当てられた帯域幅の合計が 100% を超えないかぎり、1 つの RF チャネルを複数のワイドバンド チャネルに関連付けることができる例を示します。
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表8-2 に、RF チャネルに割り当てられた帯域幅の合計が 96% を超えないかぎり、プライマリ対応 RF チャネルを複数のナローバンド チャネルと複数のワイドバンド チャネルに関連付けることができる例を示します。残りの 4% は MAP および MAC 管理トラフィックに使用します。
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割合の合計 |
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• interface modular-cable slot/subslot/bay:narrowband channel コマンドを使用して、ナローバンド チャネルのインターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。
このモードから、ナローバンド インターフェイスに帯域幅の割合を割り当てることができます。
• cable rf-bandwidth-percent percent_value コマンドを使用して、帯域幅の割合をモジュラ ケーブル インターフェイスに割り当てます。
モジュラ ケーブル インターフェイスを設定する手順は、次のとおりです。
ファイバ ノードの設定は主にワイドバンドを設定するために使用されます。ナローバンドのファイバ ノードの設定は任意です。 cable fiber-node コマンドを使用してファイバ ノードを設定します。
ファイバ ノードの設定の詳細については、「SIP および SPA コマンド」 の cable fiber-node コマンドを参照してください。
ワイドバンド チャネルは、1 つまたは複数の物理 RF チャネルの論理グループです。複数の RF チャネルを集約または「チャネル ボンディング」することによって、ワイドバンド チャネルでは 1 つの RF チャネルに比べて、より多くの帯域幅容量をダウンストリーム トラフィックに使用できます。
ワイドバンド チャネルに集約できる RF チャネルの数は、ワイドバンド ケーブル モデムの容量によって決まります。
• Linksys WCM300-NA(EuroDOCSIS の WCM300-EURO と Japanese DOCSIS の WCM300-JP)ワイドバンド ケーブル モデムは、チャネルごとに 6 MHz による最大 8 つのダウンストリーム RF チャネルで構成された、またはチャネルごとに 8 MHz による最大 6 つのダウンストリーム RF チャネルで構成されたワイドバンド チャネルを受信できます。このモデムでは、チャネルは 50 MHz キャプチャ ウィンドウで受信する必要があります。
• Scientific Atlanta DPC2505(EuroDOCSIS の EPC2505 と Japanese DOCSIS の WCM300-JP)ワイドバンド ケーブル モデムは、チャネルごとに 6 MHz または 8 MHz による最大 3 つのダウンストリーム RF チャネルで構成されたワイドバンド チャネルを受信できます。
1. RF チャネル コマンドを使用して、RF チャネルの特性を設定します。RF チャネルの設定の詳細については、「ナローバンドの RF チャネルの設定」を参照してください。
2. cable rf-channel コマンドを使用して、RF チャネルをワイドバンド チャネルに関連付けます。任意でこのコマンドを使用して、RF チャネルの帯域幅の割合をワイドバンド チャネルに割り当てることができます。一部またはすべての RF チャネルの帯域幅をワイドバンド チャネルに割り当てることができます。RF チャネルに割り当てられた帯域幅の合計が 100% を超えないかぎり、RF チャネルを同じ Wideband SPA の複数のワイドバンド チャネルに関連付けることができます。
ワイドバンドの RF チャネルを設定する手順は、次のとおりです。
• interface wideband-cable slot/subslot/bay:wideband channel コマンドを使用して、ワイドバンド チャネルのインターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。
このモードから、ワイドバンド インターフェイスに追加されるケーブル RF チャネルごとの帯域幅割合を指定できます。各ワイドバンド ケーブル インターフェイスはボンディング グループを表し、SPA ごとに最大 32 のボンディング グループを作成できます。デフォルトでは、Cisco IOS ソフトウェアは、ボンディング グループ ID を各ワイドバンドチャネル ケーブル インターフェイスに自動的に割り当てます。
• cable bonding-group-id コマンドを使用して、ワイドバンド ケーブル インターフェイスのボンディング グループ ID を設定します。
• cable bundle コマンドを使用して、モジュラ ケーブル インターフェイスをケーブル バンドルに追加します。
• cable rf-channel rf-port [ bandwidth-percent bw-percent ] コマンドを使用して、RF チャネルをワイドバンド チャネルに関連付け、RF チャネルの帯域幅の割合をワイドバンド チャネルに割り当てます。
ワイドバンド ケーブル インターフェイスを設定する手順は、次のとおりです。
ファイバ ノードを有効なステートにするには、ファイバ ノードの RF チャネルを使用するワイドバンドおよびモジュラ ケーブル インターフェイスはすべて、同じ仮想バンドル インターフェイスに所属する必要があります。CLI 設定を使用して、ワイドバンド インターフェイスの仮想バンドル番号を割り当てる必要があります。MAC ドメインのバンドル メンバーシップ、すなわち、Cisco uBR10-MC5X20 ラインカード ホスト インターフェイスは、CGD 設定経由でモジュラ ケーブル インターフェイスによって継承されます。
同じ仮想バンドルに所属するワイドバンド ケーブル インターフェイス
ここでは、同じ仮想バンドルに所属するワイドバンド ケーブル インターフェイスの例を示します。
次の例では、ファイバ ノード 1 には Wideband SPA1/0/0 の RF チャネル 0 ~ 3 が含まれます。これらの RF チャネルは 2 つのワイドバンド インターフェイスによって使用されます。
この場合、2 つのワイドバンド チャネルが同じ RF チャネルを共有し、ワイドバンド インターフェイスが同じ仮想バンドル内にあるので、ファイバ ノードのステートは有効になります。
同じ仮想バンドルに所属するモジュラ ケーブル インターフェイス
前述の例では、Wideband SPA 1/0/0 の RF チャネル 0 がプライマリ対応チャネルとして設定され、Cisco uBR10-MC5X20 ラインカード ホスト インターフェイス 6/0/1 に関連付けられている場合、モジュラ ケーブル インターフェイス 1/0/0:0 はこのホスト インターフェイスのバンドル メンバーシップを継承します。このバンドル番号は 2 つのワイドバンド インターフェイス(インターフェイス Wideband-Cable 1/0/0:12 とインターフェイス Wideband-Cable 1/0/0:13)と同じである必要があります。同じでないと、RF チャネル 0 ~ 3 を含んだファイバ ノード 1 は無効なステートになります。
ワイドバンドまたはモジュラ ケーブル インターフェイスに所属する RF チャネルをファイバ ノードに追加したら、これらのインターフェイスの仮想バンドル番号は変更できません。仮想バンドル番号を変更するには、変更を行う前にファイバ ノードから RF チャネルを削除する必要があります。
ファイバ ノードのすべてのワイドバンド チャネルと関連するすべてのプライマリ ダウンストリーム チャネルは、同一の仮想バンドル インターフェイスに所属する必要があります。同一の仮想バンドルのメンバーとしてワイドバンド チャネルとプライマリ ダウンストリーム チャネルを設定するための作業は、次のとおりです。
2. cable bundle コマンドを使用して、仮想バンドル メンバーとしてワイドバンド チャネルを追加します。
(注) Cisco IOS の最新リリースでは、これまでケーブル バンドルに使用されていたマスタースレーブ モデルが仮想バンドル メンバーを使用した仮想バンドル インターフェイスに変更されました。仮想バンドル モデルは、Cisco IOS Release 12.3(21)BC 以降のリリースで使用されています。
2 つのワイドバンド ケーブル インターフェイスと CGD ホスト インターフェイスを同一の仮想バンドルのメンバーとして設定する手順は、次のとおりです。
前述の例は、ファイバ ノードのワイドバンド チャネルおよび関連するすべてのプライマリ ダウンストリーム チャネルを仮想バンドル メンバーとして設定する場合に使用する基本的なコマンドを示しています。実際の構成では、仮想インターフェイス バンドルに追加のコマンドが使用される可能性があります。仮想インターフェイス バンドルの詳細については、『 Cisco CMTS Feature Guide 』を参照してください。
ワイドバンド チャネルに使用するファイバ ノードの場合、cable fiber-node コマンドを使用してケーブル ファイバ ノードを設定する必要があります。ケーブル ファイバ ノードの設定では、ダウンストリーム インターフェイスが同じ仮想バンドル インターフェイスのメンバーでない場合、ダウンストリーム インターフェイスを同じファイバ ノードに結合することはできません。
ケーブル ネットワークでは、ファイバ ノードはファイバ トランクと同軸配信間のインターフェイスのポイントです。ケーブル モデムは 1 つのファイバ ノードだけに物理的に接続されています。ファイバ ノード ソフトウェアの設定は、ケーブル ネットワークの物理トポロジを反映しています。ワイドバンド チャネルを設定する場合、ファイバ ノードは、物理ファイバ ノードに流れるダウンストリームとアップストリーム チャネルのセットを定義するソフトウェア メカニズムになります。
ワイドバンド チャネルが正常に稼働するには、各ファイバ ノードを次のように設定する必要があります。
1. cable fiber-node コマンドを使用して、ファイバ ノードを作成し、ケーブル ファイバノード コンフィギュレーション モードを開始します。
2. downstream cable コマンドを使用して、ファイバ ノードに 1 つまたは複数の Cisco
uBR10-MC5X20 ラインカード ダウンストリーム チャネルを関連付けます。ファイバ ノードごとに最低 1 つのプライマリ ダウンストリームがあります。このファイバ ノードのプライマリ ダウンストリーム チャネルが SPA ダウンストリームから割り当てられている場合、このコマンドは任意です。
3. upstream コマンドを使用して、ファイバ ノードに接続されるアップストリーム チャネル ポートを指定します。
4. downstream modular-cable rf-channel コマンドを使用して、SPA からの 1 つまたは複数の SPA RF チャネルまたはプライマリ対応 RF チャネルをファイバ ノードに関連付けます。
5. 任意で、 description コマンドを使用して、ファイバ ノードの説明を指定します。
各ファイバ ノードでは、プライマリ ダウンストリーム チャネルは SYNC、MAP、および他の MAC レイヤ管理メッセージの伝送に使用され、関連するアップストリーム チャネルが MAC 管理メッセージに使用されます。EQAM デバイスおよび Cisco uBR10K DTCC とインターフェイスをとる DTI サーバを使用して、DOCSIS MAC レイヤ メッセージを同期化します。
Cisco IOS Release 12.3(21)BC では、Cisco uBR10-MC5X20 ケーブル インターフェイス ラインカードの従来の DOCSIS ダウンストリーム チャネルであるプライマリ ダウンストリーム チャネルは、MAC 管理メッセージとシグナリング メッセージの伝送に使用され、関連する従来の DOCSIS アップストリーム チャネルがリターン データ トラフィックとシグナリングに使用されます。
Cisco IOS Release 12.3(23)BC 以降では、SPA からの RF チャネルまたは uBR10-MC5X20 ダウンストリーム チャネルのいずれかがファイバ ノードのプライマリ チャネルとして機能できます。ファイバ ノードに Cisco uBR10-MC5X20 ダウンストリーム チャネルがない場合、 downstream modular-cable rf-channel コマンドで指定された最低 1 つの RF チャネルがプライマリ対応ダウンストリーム チャネルになっていることを確認してください。
設定可能なケーブル ファイバ ノードの最大数は、各 CMTS で 256 に制限されています。
(注) 前述の例は、Wideband SPA の 24 の RF チャネルすべてがワイドバンド チャネルに使用されるように 1 つのファイバ ノードを設定する方法を示します。実際の構成では、ファイバ ノードで使用される RF チャネルの数は、ファイバ ノードにプロビジョニングされているワイドバンド チャネルの数、およびワイドバンド チャネルに必要な帯域幅の容量(RF チャネルの数)によって変わります。
前述の手順に示したワイドバンド関連の各コマンドの詳細については、「SIP および SPA コマンド」を参照してください。
CGD は、ケーブル インターフェイスのアップストリーム セットに関連付けられたプライマリ対応ダウンストリーム セットです。ダウンストリーム チャネルは 1 つまたは複数のアップストリームで共有されます。CGD はケーブル インターフェイスによって表示され、Cisco uBR10-MC5X20 ケーブル インターフェイス ラインカードから単一のダウンストリームと、SPA から 1 つまたは複数のアップストリームに関連付けられた 1 つまたは複数のダウンストリームを持つことができます。各 CGD は MAC ドメインの一部です。各 MAC ドメインをイネーブルまたはディセーブルにでき、自動的に割り当てられた一意の MAC アドレスによって特定できます。
• 単一の Cisco uBR10-MC5X20 ラインカードからのアップストリーム チャネル 1 ~ 8
• Cisco uBR10-MC5X20 ラインカードからの単一のダウンストリーム(このダウンストリームは任意でディセーブルにできます)
• 1 つまたは複数の SPA からのダウンストリーム チャネル 0 ~ 24
図8-1 に、CGD を示します。
• インターフェイス ケーブル 5/0/0 は、CGD ホスト ダウンストリーム チャネルとして機能します。
• Cisco uBR10-MC5X20 ラインカードからのアップストリーム チャネル 0 ~ 3 は、デフォルトでは、CGD ホスト ダウンストリーム チャネルに関連付けられています。
• スロット 1、サブスロット 0、およびベイ 0 に装着された SPA からのダウンストリーム RF チャネル 0 および 1 は、Cisco uBR10-MC5X20 アップストリーム チャネル 0 および 1 に関連付けられています。
• スロット 1、サブスロット 0、およびベイ 0 に装着された SPA からのダウンストリーム RF チャネル 1 および 3 は、Cisco uBR10-MC5X20 アップストリーム チャネル 2 および 3 に関連付けられています。
図8-1 CGD を介した MAC ドメインのサポートの設定
• インターフェイス ケーブル 5/0/0 は、CGD ホスト ダウンストリーム チャネルとして機能します。
• Cisco uBR10-MC5X20 ラインカードからのアップストリーム チャネル 0 ~ 3 は、デフォルトでは、CGD ホスト ダウンストリーム チャネルに関連付けられています。
• スロット 1、サブスロット 0、およびベイ 0 に装着された SPA からのダウンストリーム RF チャネル 0 および 1 は、Cisco uBR10-MC5X20 アップストリーム チャネル 0 および 1 に関連付けられています。
• スロット 1、サブスロット 0、およびベイ 0 に装着された SPA からのダウンストリーム RF チャネル 1 および 3 は、Cisco uBR10-MC5X20 アップストリーム チャネル 2 および 3 に関連付けられています。
(注) Cisco uBR10-MC5X20 ラインカードからのダウンストリーム チャネルは、MAC ドメインまたはプライマリ ダウンストリーム チャネルのいずれかとして機能できます。
CGD により、1 つまたは複数の CGD でロード バランシング グループを作成できます。デフォルトではロード バランシング グループを CGD 内でイネーブルにできます。
Load Balancing Group(LBG; ロード バランシング グループ)は、CMTS が CMTS の特定されたアップストリームおよびダウンストリーム チャネルのセットに、登録済みケーブル モデムのサービス フローを割り当てる方法を制御するオペレータ設定の管理対象オブジェクトです。
• 同じ MAC ドメイン ケーブル モデム サービス グループ(MD-CM-SG)のダウンストリームおよびアップストリーム チャネルのセット
• 任意で LBG を「Restricted」LBG として設定する Boolean
• ケーブル モデムまたはその個別サービス フローが移動可能かどうか、および移動可能なタイミングを決定するポリシー
• 移動するケーブル モデムおよびサービス フローを選択するために CMTS が使用できるプライオリティ値
ロード バランシングの詳細については、『Cisco DOCSIS 3.0 Downstream Channel Bonding Solution Design and Implementation Guide』Release 2.0 を参照してください。
ファイバ ノードに、Cisco uBR10-MC5X20 ケーブル インターフェイス ラインカードからのプライマリ ダウンストリームと、ワイドバンド チャネルの一部である SPA からのプライマリ ダウンストリームが設定されている場合、プライマリ ダウンストリーム チャネルの選択は、設定によって実装および実行されるダウンストリーム チャネル選択ポリシー(ケーブル モデムが移動可能なタイミングを決定する)によって異なります。Scientific Atlanta DPC2505(EuroDOCSIS の EPC2505)が 3 チャネル ボンディングを実行するようにファイバ ノードを設定できます。ただし、これも、ケーブル モデムが移動可能なタイミングを決定する実装されたダウンストリーム チャネル選択ポリシーによって異なります。
Cisco uBR10-MC5X20 ケーブル インターフェイス ラインカードからのプライマリ ダウンストリームと SPA からのプライマリ ダウンストリームをファイバ ノードに設定する手順は、次のとおりです。
2 チャネル ボンディング グループと 3 チャネル ボンディング グループへのモデムの 割り当て
3 チャネル モデムがファイバ ノードに接続されている場合、モデムを 2 チャネル ボンディング グループか 3 チャネル ボンディング グループに割り当てることができます。モデムが Cisco uBR10-MC5X20 ケーブル インターフェイス ラインカードのダウンストリーム チャネルをスキャンし、プライマリ ダウンストリームとして取得する場合、CMTS は 2 チャネル ボンディング グループのみをモデムに割り当てることができます。モデムがプライマリ対応 SPA ダウンストリームをスキャンし、プライマリ ダウンストリームとして取得する場合、かつ、プライマリ対応ダウンストリームを含んだ 3 チャネル ボンディング グループをこのモデムに割り当てるように CMTS が設定されている場合、モデムは 3 チャネル ボンディングを実行します。CMTS が 2 チャネル ボンディング グループをモデムに割り当てる場合、モデムは 2 チャネル ボンディングを実行します。
ダウンストリーム チャネル選択ポリシーが実装されている場合、3 チャネル モデムは強制的に 3 チャネル ボンディングを実行します。
前述の手順に示したワイドバンド関連の各コマンドの詳細については、「SIP および SPA コマンド」を参照してください。
プライマリ対応ダウンストリーム チャネル選択の詳細については、『Cisco DOCSIS 3.0 Downstream Solution Design and Implementation Guide』Release 2.0 を参照してください。
• 「cable bonding-group-id コマンドを使用したプライマリおよびセカンダリ ボンディング チャネルの設定」
• 「ナローバンドおよびワイドバンド ケーブル モデムによるプライマリ ダウンストリーム チャネルの選択」
cable wideband auto-reset コマンドを使用して、CMTS のワイドバンド自動リセット モードをイネーブルにします。ワイドバンド自動リセット モードがイネーブルの場合、従来の DOCSIS モデムとしてケーブル インターフェイスに登録されたワイドバンド ケーブル モデムは、ケーブル インターフェイスがワイドバンド対応になると、自動リセットされます。ワイドバンド ケーブル モデムが自動リセットされると、従来の DOCSIS ケーブル モデムとしての登録が CMTS から解除され、ただちにワイドバンド ケーブル モデムとしての再登録が試みられます。
完全に設定されたワイドバンド CMTS では、ケーブル インターフェイス ラインカード ブート順序またはラインカード活性挿抜(online insertion and removal; OIR)などの理由で、ワイドバンド ケーブル モデムを従来の DOCSIS モデムとして登録できます。ワイドバンド ケーブル モデムの登録を遅らせることなく、ワイドバンド ケーブル モデムは従来の DOCSIS モデムとして登録を許可されます。ケーブル インターフェイスがワイドバンド対応になると、従来の DOCSIS モデムとして登録されているワイドバンド ケーブル モデムは、自動リセット モードをイネーブルにした状態で CMTS ルータでリセットされます。これらのモデムは、インターフェイスが初めてワイドバンド対応になった場合にだけリセットされます。そのあとでワイドバンド ケーブル モデムとしての登録が失敗した場合には、再度リセットされません。
ワイドバンドの構成では、通常、ワイドバンド自動リセット モードをイネーブルにします。ワイドバンド自動リセット モードをイネーブルにする手順は、次のとおりです。
|
|
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---|---|---|
Router#
configure terminal
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||
Router(config)# cable wideband auto-reset
Router(config)# cable wideband auto-reset
|
cable wideband auto-reset コマンドの詳細については、「SIP および SPA コマンド」を参照してください。
cable bonding-group-id コマンドを使用したプライマリおよびセカンダリ ボンディング(ワイドバンド)チャネルの設定は、Linksys WCM300-NA、WCM300-EURO、および WCM300-JP ケーブル モデムで受信するチャネルにのみ適用されます。
(注) cable bonding-group-id コマンドは、Scientific Atlanta DPC2505(EuroDOCSIS の EPC2505)ワイドバンド ケーブル モデムで受信されるワイドバンド チャネルには使用されません。
Linksys WCM300 ワイドバンド ケーブル モデムで使用するワイドバンド チャネルの場合、ワイドバンド チャネルは、プライマリ ボンディング チャネルまたはセカンダリ ボンディング チャネルとして設定されます。 cable bonding-group-id コマンドは、ワイドバンド チャネルがプライマリ ボンディング チャネルかセカンダリ ボンディング チャネルのどちらであるかを決定します。
• プライマリ ボンディング グループはプライマリ ボンディング チャネルです。
cable bonding-group-id コマンドを入力したときに secondary キーワードを使用しないと、プライマリ ボンディング グループになります。
例:
• セカンダリ ボンディング グループはセカンダリ ボンディング チャネルです。
cable bonding-group-id コマンドを入力したときに secondary キーワードを使用すると、セカンダリ ボンディング グループになります。
例:
プライマリ ボンディング チャネルは、Linksys WCM300 ケーブル モデムが最初に登録し、ユニキャスト データを受信するワイドバンド チャネルです。
プライマリ ボンディング チャネルへの参加のほかに、Linksys WCM300 ケーブル モデムはマルチキャスト データ ストリームを受信するため、最大 2 つのセカンダリ ボンディング チャネルに同時に参加できます。ワイドバンド ケーブル モデムは、DOCSIS コンフィギュレーション ファイルから Type-Length-Value(TLV)符号化を使用して取得するセカンダリ ボンディング チャネルを選択します。
ワイドバンド チャネルが、DOCSIS コンフィギュレーション ファイルでプライマリまたはセカンダリ ボンディング チャネルとして指定されている場合、このチャネルを CMTS のアクティブ実行コンフィギュレーション ファイルでもプライマリまたはセカンダリ ボンディング チャネルとして同一に指定する必要があります。
• ワイドバンド チャネルがプライマリ ボンディング チャネルになるよう設定されている、またはデフォルトではプライマリ ボンディング チャネルである場合、ワイドバンド ケーブル モデムはこのチャネルをセカンダリ ボンディング チャネルの 1 つとして登録することはありません。
• ワイドバンド チャネルがセカンダリ ボンディング チャネルになるよう設定されている場合、ワイドバンド ケーブル モデムはこのチャネルをプライマリ ボンディング チャネルとして登録することはありません。
Linksys WCM300 ワイドバンド ケーブル モデムがプライマリおよびセカンダリ ボンディング チャネルを選択する方法の詳細については、『 Cisco DOCSIS 3.0 Downstream Channel Bonding Solution Design and Implementation Guide 』Release 2.0 を参照してください。
ワイドバンド チャネルをプライマリまたはセカンダリ ボンディング チャネルに指定する手順は、次のとおりです。
ヒント ワイドバンド チャネルが Wideband SPA で定義されている場合、Cisco IOS ソフトウェアはワイドバンド チャネルをプライマリ ボンディング グループ(プライマリ ボンディング チャネル)として設定し、デフォルト ID をそのボンディング グループに割り当てます。ワイドバンド チャネルをセカンダリ ボンディング チャネルとして使用する場合、secondary キーワードを指定して cable bonding-group-id コマンドを使用して、チャネルがセカンダリ ボンディング チャネルになるよう指定します。
cable bonding-group id コマンドの詳細については、「SIP および SPA コマンド」 を参照してください。
SPA からの各プライマリ ダウンストリーム チャネルをナローバンド トラフィックとワイドバンド トラフィックを伝送するように設定できます。各 SPA RF チャネルは、関連するモジュラ ケーブル インターフェイスとワイドバンド インターフェイスで共有できます。使用するワイドバンド対応モデムのタイプに応じて、高速のスループット データを配信するため、同じ SPA からの 2 ~ 8 つの RF チャネルのボンディングをサポートします。ここでは、モデムが MAC 管理トラフィックに使用するプライマリ ダウンストリーム チャネルを選択する方法について説明します。
ワイドバンド対応ケーブル モデムまたはボンディング サービスを備えたモデムでは、次のコマンドを使用して、RF チャネルのワイドバンド チャネルのセット(ダウンストリーム ボンディング グループ)の一部であるプライマリ対応チャネルに強制的に登録します。
cable service attribute ds-bonded downstream-type bonding-enabled [ enforce ]
このコマンドを使用して、ダウンストリーム ボンディング対応モデムをボンディング プライマリ対応ダウンストリーム チャネルで初期化します。
(注) ワイドバンド ケーブル モデムのプライマリ チャネル選択をイネーブルにしても、システム内の既存のモデムに影響を与えません。
ナローバンド モデムのプライマリ ダウンストリーム チャネル選択を実行すると、特定のダウンストリーム チャネル タイプのナローバンド モデムを制限する柔軟性を提供します。
ナローバンド モデムのプライマリ ダウンストリーム チャネルの選択は、次の方法のいずれかで実行できます。
• 次のコマンドを使用して、初期化時に INIT-RNG-REQ で CMTS にアクセスする非ボンディング対応モデムを、指定されたダウンストリーム周波数にリダイレクトできます。
cable service attribute non-ds-bonded legacy-ranging downstream-type frequency Hz
• 次のコマンドを使用すると、非ボンディング対応モデムを CMTS の DOCSIS 1.0 /2.0(非ボンディング)ダウンストリーム チャネルにのみ強制的に登録できます。
cable service attribute non-ds-bonded downstream-type bonding-disabled
両方のオプションを同時に設定できます。ケーブル モデムがナローバンド モデムであり、レガシー初期レンジングで CMTS にアクセスする場合、特定のダウンストリーム チャネル周波数に基づいてモデムを登録するオプションにより、ナローバンド チャネル上でのみモデムの登録を許可するオプションが無効になります。
(注) ワイドバンド モデムのプライマリ ダウンストリーム チャネル選択をイネーブルにしても、システム内の既存のモデムに影響を与えません。
(注) frequency キーワード オプションを使用し、周波数を変更した場合、新しい周波数設定により、周波数の変更後に初期化しようとする新しいモデムのみが影響を受けます。既存のモデムでダウンストリーム チャネル選択ポリシーを実行するには、clear cable modem コマンドを使用して、各モデムをグローバルに、または個別のプライマリ ダウンストリーム チャネル レベルで、手動でリセットする必要があります。
デフォルトでは、SPA および Cisco uBR10-MC5X20 ケーブル インターフェイス ラインカードのプライマリ対応ナローバンド ダウンストリーム チャネルはすべて音声対応です。
音声サービスを Cisco uBR10-MC5X20 ケーブル インターフェイス ラインカードのダウンストリーム チャネルにのみ制限するには、次のコマンドを使用します。
cable service attribute voice-enabled downstream-type HA-capable
音声サービスに 対するシステム可用性を高めるには、Cisco uBR10-MC5X20 ケーブル インターフェイス ラインカードのダウンストリーム チャネルを音声対応として設定して、音声対応サービスを Cisco uBR10-MC5X20 ケーブル インターフェイス ラインカードからのダウンストリームにのみ制限できます。CMTS は音声モデムを同じロード バランシング グループのホスティング Cisco uBR10-MC5X20 ケーブル インターフェイス ラインカードのダウンストリーム チャネルに登録または移動しようと試みます。
プライマリ ダウンストリーム チャネル選択の詳細については、『Cisco DOCSIS 3.0 Downstream Solution Design and Implementation Guide』Release 2.0 を参照してください。
ここでは、設定作業が正しく実行されたことを確認するのに使用できる Cisco IOS コマンドの一部を示します。
Wideband SPA とワイドバンド チャネルの監視の詳細については、『 Cisco DOCSIS 3.0 Downstream Channel Bonding Solution Design and Implementation Guide 』を参照してください。
show running-configuration コマンドを使用してルータの設定を表示するほか、各種のコマンドを使用して、次の内容を含む Wideband SPA に関する情報を表示できます。
ワイドバンドチャネル ケーブル インターフェイスの show interface wideband-cable 出力の例については、「show diag コマンドおよび show interface wideband-cable コマンドの例」を参照してください。Wideband SIP および Wideband SPA で使用できるその他の show コマンドについては、「SIP および SPA コマンド」を参照してください。
Cisco IOS コマンドを使用する場合、Wideband SPA およびギガビット イーサネット ポートは標準のユーザ設定可能なインターフェイスであると認識されないので、 show interfaces コマンドの出力には表示されません。Wideband SPA はコントローラで、 show controller modular-cable コマンドは SPA、ギガビット イーサネット ポート、および設置された SFP モジュールなどに関する情報を表示します。
次に、Cisco uBR10012 ルータのスロット 1、サブスロット 0、ベイ 0 にある Wideband SPA に対する show controller modular-cable の出力例を示します。出力の [Gigabit Ethernet Port Selected] フィールドは、Port 1 が Wideband SPA のアクティブ ポートであることを示しています。
次に、Cisco uBR10012 ルータのスロット 1、サブスロット 0、ベイ 0 にある Wideband SPA の RF チャネル 0 に対する show hw-module bay の出力例を示します。
次に、ケーブル ファイバ ノード 1 に対する show cable fiber-node の出力例を示します。
• 「設定例」
次の例は、スロット 1、サブスロット 0、ベイ 0 にある Wideband SPA のコントローラの設定を示します。RF チャネル 0 ~ 17 だけが設定され、ワイドバンド チャネルに関連付けられています。
次の例は、ワイドバンド チャネルの設定内容を示します。この例では、ワイドバンド チャネル Wideband-Cable1/0/0:0 は、仮想バンドル インターフェイス 1 のメンバーです。
ワイドバンド チャネルとファイバ ノード上でそのワイドバンド チャネルに関連付けられたプライマリ チャネルは、同一の仮想バンドル インターフェイスに所属する必要があります。次の例は、仮想バンドル インターフェイス 1 の設定内容を示します。
次の例は、ケーブル ファイバ ノード 1 の設定内容を示します。
次の例は、スロット/サブスロット/ポート 5/0/1 に設置されたプライマリ ダウンストリーム チャネルの設定内容を示します。この例では、プライマリ ダウンストリーム チャネルは、ワイドバンド チャネル Wideband-Cable1/0/0:0 などファイバ ノードのワイドバンド チャネルと同様に、仮想バンドル インターフェイス(ケーブル バンドル)1 のメンバーです。
次の例は、モジュラ ケーブル インターフェイスの設定内容を示します。この例では、モジュラ ケーブル インターフェイス スロット/サブスロット/ポート:ナローバンド チャネル 1/0/0:2 が設定されています。 cable rf-bandwidth-percent コマンドは、帯域幅の 40% をこのインターフェイス用に予約するように指定します。
次の例は、Cisco uBR10-MC5X20 ローカル ダウンストリームをプライマリ ダウンストリームとして使用する 3 チャネル ワイドバンド ケーブル インターフェイスを示します。この例では、cable rf-channel 2、cable rf-channel 3、および cable rf-channel 4 が、ワイドバンド ケーブル インターフェイス スロット/サブスロット/ポート:ワイドバンド チャネル 1/0/0:0 に追加されます。このワイドバンド インターフェイスは、2 チャネル ボンディングと同様に 3 チャネル ボンディングにも対応します。
次の例は、ファイバ ノードの設定で downstream cable コマンドを使用し、uBR10-MC5X20 ダウンストリームをプライマリ対応ダウンストリーム チャネルとして割り当てる例を示します。
次の例は、プライマリ対応チャネルとして SPA RF チャネル 0 を使用するワイドバンド インターフェイスを示します。インターフェイスは 3 チャネル ボンディングに対応します。
次の例は、SPA RF チャネルでナローバンド モデムを登録するモジュラ対応インターフェイスを示します。
図8-2 に示す設定は、ワイドバンドおよびモジュラ ケーブル インターフェイスの実装例を表します。
チャネル ボンディング:スロット 1、サブスロット 0、ベイ 0 に装着された SPA からの 3 つの RF チャネル(RF0、RF1、および RF2)はボンディングされ、ワイドバンド ケーブル インターフェイス 1/0/0:0 を形成します。
• RF チャネル 0 の総帯域幅の 50% はこのワイドバンド インターフェイス用に予約されます。
• RF チャネル 1 の総帯域幅の 75% はこのワイドバンド インターフェイス用に予約されます。
• RF チャネル 2 の帯域幅の 100% はこのワイドバンド インターフェイス用に予約されます。
プライマリ ダウンストリーム チャネル:RF チャネル 0 は、Cisco uBR10-MC5X20 ラインカードからのアップストリーム 0、コネクタ 0 に関連付けられており、SYNC、MAP、および MAC 管理トラフィックに使用するプライマリ ダウンストリーム チャネルとして機能します。
ワイドバンド インターフェイスは次のように設定されています。
RF チャネル 0 はナローバンド チャネルであり、Cisco uBR10-MC5X20 ラインカードからのアップストリーム 0、コネクタ 0 に関連付けられています。
モジュラ ケーブル インターフェイスは次のように設定されています。