annex modulation
(注) annex modulation コマンドは Cisco IOS Release 12.3(23)BC より廃止され、annex および modulation がキーワード オプションとして rf-channel frequency コマンドに統合されます。
Wideband SPA のAnnex(MPEG フレーミング フォーマット)と変調を設定するには、コントローラ コンフィギュレーション モードで annex modulation コマンドを使用します。Annex を B に、変調を 64 QAM に設定するには、このコマンドの no 形式を使用します。
annex { A | B } modulation { 64qam | 256qam } [ rf-start-index rf-end-index ]
no annex { A | B } modulation { 64qam | 256qam } [ rf-start-index rf-end-index ]
シンタックスの説明
{ A | B } |
MPEG フレーミング フォーマットを指定します。 • A ― Annex A。ダウンストリームは、ITU-TJ.83 Annex A に指定されている欧州の MPEG フレーミング フォーマットと互換性があります。 • B ― Annex B。ダウンストリームは、ITU-TJ.83 Annex B に指定されている北米の MPEG フレーミング フォーマットと互換性があります。 |
{ 64qam | 256qam } |
変調レートを指定します。 • 64qam ― 64 QAM 変調 • 256qam ― 256 QAM 変調 |
rf-start-index rf-end-index |
(任意)RF チャネルの開始インデックスと終了インデックスを指定します。次の値を使用できます。 • Annex が A で、変調が 256 QAM の場合、 rf-start-index が 0 で、 rf-end-index が 17 である必要があります。 • その他の場合は、 rf-start-index が 0 で、 rf-end-index が 23 である必要があります。 |
コマンドのデフォルト設定
Wideband SPA には Annex または変調が設定されていません。
コマンド モード
コントローラ コンフィギュレーション
コマンド履歴
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12.3(21)BC |
このコマンドが Cisco uBR10012 ルータに追加されました。 |
12.3(23)BC |
このコマンドは廃止され、 annex および modulation がキーワード オプションとして rf-channel frequency コマンドに統合されます。 |
使用上のガイドライン
このコマンドを使用して、次の内容を Wideband SPA に設定します。
• Annex(MPEG フレーミング フォーマット)
• 変調
• RF チャネルの開始インデックスと終了インデックス
各 Wideband SPA は、 annex modulation コマンドでの SPA の設定内容に応じて、最大 24 の RF チャネルをサポートします。
• Annex A と 256 QAM モジュレータの場合、各 Wideband SPA は 18 の RF チャネルをサポートします。
• その他の場合、各 Wideband SPA は 24 の RF チャネルをサポートします。
rf-start-index と rf-end-index 引数は、今後使用するためのもので、現在は必要ありません。 rf-start-index と rf-end-index を指定しない場合、デフォルト値は次のようになります。
• Annex が A で、変調が 256 QAM の場合、 rf-start-index は 0 で、 rf-end-index は 17 です。
• その他の場合、 rf-start-index は 0 で、 rf-end-index は 23 です。
例
次に、スロット 1、サブスロット 0、ベイ 0 にある Wideband SPA の MPEG フレーミング フォーマットと変調を設定する例を示します。
Router(config)# controller modular-cable 1/0/0
Router(config-controller)# annex B modulation 64qam
関連コマンド
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cable rf-channel |
Wideband SPA の RF チャネルをワイドバンド チャネルに関連付けます。 |
controller modular-cable |
コントローラ コンフィギュレーション モードを開始して、Wideband SPA コントローラを設定します。 |
ip-address(コントローラ) |
Wideband SPA FPGA の IP アドレスを設定します。 |
modular-host subslot |
モジュラホスト ラインカードを指定します。 |
rf-channel frequency |
各 RF チャネルの周波数を設定します。 |
rf-channel ip-address mac-address udp-port |
各 RF チャネルの IP アドレス、MAC アドレス、および UDP ポートを設定します。 |
rf-channel network delay |
各 RF チャネルの CIN 遅延を指定します。 |
rf-channel description |
各 RF チャネルの説明を指定します。 |
rf-channel cable downstream channel-id |
ダウンストリーム チャネル ID を RF チャネルに割り当てます。 |
cable bonding-group-id
ボンディング グループ ID を指定し、ボンディング グループがプライマリまたはセカンダリ ボンディング チャネルかを指定するには、ワイドバンド ケーブル インターフェイス コンフィギュレーション モードで cable bonding-group-id コマンドを使用します。ボンディング グループの設定を解除し、デフォルトのボンディング グループ(プライマリ ボンディング グループ)に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
cable bonding-group-id id_num [ secondary ]
no cable bonding-group-id id_num [ secondary ]
シンタックスの説明
id_num |
一意のボンディング グループ ID。有効値は、1 ~ 255 です。ボンディング グループ ID は、CMTS の各ワイドバンド チャネルで一意である必要があります。 |
secondary |
ボンディング グループがセカンダリ ボンディング グループであることを指定します。 secondary キーワードが使用されていない場合、ボンディング グループはプライマリ ボンディング グループになります。 |
コマンドのデフォルト設定
cable bonding-group-id コマンドを入力しないと、Cisco IOS ソフトウェアはデフォルトの ID をボンディング グループに割り当て、ワイドバンドチャネル ケーブル インターフェイスをプライマリ ボンディング グループとして設定します。
コマンド モード
ワイドバンド ケーブル インターフェイスのインターフェイス コンフィギュレーション モード(config-if)
コマンド履歴
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12.3(21)BC |
このコマンドが Cisco uBR10012 ルータに追加されました。 |
使用上のガイドライン
cable bonding-group-id コマンドは、Scientific Atlanta DPC2505 または EPC2505 ワイドバンド ケーブル モデムで受信されるワイドバンド チャネルには 必要ありません 。
cable bonding-group-id コマンドは、Linksys WCM300-NA、WCM300-EURO、または WCM300-JP ワイドバンド ケーブル モデムで受信されるワイドバンド チャネルにのみ使用されます。
Linksys WCM300 ケーブル モデム
Linksys WCM300-NA、WCM300-EURO、および WCM300-JP ケーブル モデムで受信されるワイドバンド チャネルにおいて、 cable bonding-group-id コマンドはワイドバンドチャネル ケーブル インターフェイスにボンディング グループ ID を割り当て、 secondary キーワードが指定されていない場合はプライマリ ボンディング グループとして、 secondary キーワードが指定されている場合はセカンダリ ボンディング グループとしてボンディング グループを設定します。
• プライマリ ボンディング グループはプライマリ ボンディング チャネルです。
• セカンダリ ボンディング グループはセカンダリ ボンディング チャネルです。
プライマリ ボンディング チャネルは、Linksys WCM300 モデムがすべてのユニキャスト トラフィックと一部のマルチキャスト トラフィックを受信するワイドバンド チャネルです。ケーブル モデムは、CMTS に対するプライマリ ボンディング チャネルとセカンダリ ボンディング チャネルを、ケーブル モデム登録時に識別します。DOCSIS コンフィギュレーション ファイルでは、CMTS がケーブル モデムに割り当てるプライマリ ボンディング チャネルを定義できます。
1 つのプライマリ ボンディング チャネルへの参加のほかに、Linksys WCM300 は追加のデータ ストリームを受信するため、最大 2 つのセカンダリ ボンディング チャネルに同時に参加できます。DOCSIS コンフィギュレーション ファイルでは、モデムが CMTS に送信するセカンダリ ボンディング チャネルを 定義できます。セカンダリ ボンディング チャネルとは、プライマリ ボンディング チャネルで使用できない、ブロードキャスト ビデオなどのマルチキャスト トラフィックを受信するためのものです。
プライマリおよびセカンダリ ボンディング チャネルを特定するために DOCSIS コンフィギュレーション ファイルで使用可能な TLV の符号化の詳細については、『 Cisco Cable Wideband Solution Design and Implementation Guide 』Release 1.0 を参照してください。
(注) ワイドバンド チャネルが、DOCSIS コンフィギュレーション ファイルでプライマリまたはセカンダリ ボンディング チャネルとして指定されている場合、このチャネルを CMTS のアクティブ実行コンフィギュレーション ファイルでもプライマリまたはセカンダリ ボンディング チャネルとして同一に定義する必要があります。
• ワイドバンド チャネルが cable bonding-group-id コマンドで設定されている場合、またはデフォルトでプライマリ ボンディング チャネルになるよう設定されている場合、Linksys WCM300 モデムはこのチャネルをセカンダリ ボンディング チャネルの 1 つとして登録することはありません。
• ワイドバンド チャネルが cable bonding-group-id コマンドを使用してセカンダリ ボンディング チャネルになるよう設定されている場合、Linksys WCM300 モデムはこのチャネルをプライマリ ボンディング チャネルとして登録することはありません。
(注) ワイドバンド チャネルが Wideband SPA で定義されている場合、Cisco IOS ソフトウェアはワイドバンド チャネルをプライマリ ボンディング グループ(プライマリ ボンディング チャネル)として設定し、デフォルト ID をそのボンディング グループに割り当てます。ワイドバンド チャネルをセカンダリ ボンディング チャネルとして使用する場合、secondary キーワードを指定して cable bonding-group-id コマンドを使用して、チャネルがセカンダリ ボンディング チャネルになるよう指定します。
id_num 引数に一意でないボンディング グループ ID を指定すると、 cable bonding-group-id はエラー メッセージを表示し、ID を変更しません。
Scientific Atlanta DPC2505 モデム ケーブル
cable bonding-group-id コマンドは、Scientific Atlanta DPC2505 または EPC2505 ケーブル モデムで受信されるワイドバンド チャネルには 必要ありません 。
例
次に、さまざまな目的で cable bonding-group-id コマンドを使用する例を示します。次の cable bonding-group-id コマンドを使用すると、スロット/サブスロット/ベイ 1/0/1 の Wideband SPA 上のワイドバンド チャネル 10 が、ボンディング グループ ID 20 を持ったセカンダリ ボンディング グループ(セカンダリ ボンディング チャネル)になるよう指定します。
Router# configure terminal
Router(config)# interface wideband-cable 1/0/1:10
Router(config-if)# cable bonding-group-id 20 secondary
次に、 secondary キーワードを省略して、ID 20 を持ったボンディング グループをセカンダリ ボンディング グループからプライマリ ボンディング グループに変更する例を示します。
Router(config-if)# cable bonding-group-id 20
cable bonding-group-id コマンドの no 形式を使用すると、設定されたボンディング グループを解除し、設定をデフォルトのボンディング グループに戻します。ID 20 を持ったセカンダリ ボンディング グループの場合、このコマンドの次の no 形式は同じ意味を持ちます。
Router(config-if)# no cable bonding-group-id 20
または
Router(config-if)# no cable bonding-group-id 20 secondary
上記のいずれかのコマンドを実行すると、ワイドバンドチャネル ケーブル インターフェイスはデフォルトのボンディング グループ、つまり Cisco IOS ソフトウェアが割り当てたデフォルトのボンディング グループ ID を持つプライマリ ボンディング グループを使用するように設定されます。
関連コマンド
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interface |
インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。 |
cable fiber-node
ファイバ ノードを設定するためケーブル ファイバノード コンフィギュレーション モードを開始するには、グローバル コンフィギュレーション モードで cable fiber-node コマンドを使用します。ファイバ ノードの設定を解除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
cable fiber-node fiber-node-id
no cable fiber-node fiber-node-id
シンタックスの説明
fiber-node-id |
ファイバ ノードの数字による一意の ID を指定します。有効値は、1 ~ 256 です。 |
コマンドのデフォルト設定
コマンド モードは変更されません。
コマンド モード
グローバル コンフィギュレーション(config)
コマンド履歴
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|
12.3(21)BC |
このコマンドが Cisco uBR10012 ルータに追加されました。 |
使用上のガイドライン
cable fiber-node コマンドを使用すると、Multiple Service Operator(MSO; マルチプル サービス オペレータ)またはサービス プロバイダーは、Cisco IOS にケーブル設備の配線方法を認識させることで CMTS をインテリジェント化するよう設定できます。ケーブル設備のダウンストリーム チャネルは、CMTS ファイバ ノードで正確に設定する必要があります。これにより、CMTS はモデムが利用できるワイドバンド チャネルを持つワイドバンド モデムに正確にシグナリングできます。
ケーブル ネットワークでは、ケーブル モデムは 1 つのファイバ ノードだけに物理的に接続されています。ファイバ ノード ソフトウェアの設定は、ケーブル ネットワークの物理トポロジを反映しています。Cisco IOS command-line interface(CLI; コマンドライン インターフェイス)コマンドを使用してファイバ ノードを設定する場合、ファイバ ノードは次の内容を定義するソフトウェア メカニズムになります。
• ファイバ ノードに流れるダウンストリーム RF チャネルのセット
• 最低 1 つのプライマリ ダウンストリーム チャネル
(注) Cisco IOS Release 12.3(21)BC および 12.3(21a)BC3 では、これはファイバ ノードに対する従来の DOCSIS ダウンストリーム チャネルです。Cisco IOS Release 12.3(23)BC 以降では、SPA からの RF チャネルまたは Cisco uBR10-MC5X20 ダウンストリーム チャネルがファイバ ノードのプライマリ チャネルとして機能できます。
• ファイバ ノードに接続され、アップストリーム チャネルとして使用可能なケーブル インターフェイス ラインカードのアップストリーム チャネル ポートのセット
cable fiber-node コマンドを使用して、ケーブル ファイバノード コンフィギュレーション モードを開始し、ファイバ ノードを設定します。
ワイドバンド チャネルが正常に稼働するには、各ファイバ ノードを次のように設定する必要があります。
1. cable fiber-node コマンドを使用して、ファイバ ノードを作成し、ケーブル ファイバノード コンフィギュレーション モードを開始します。
2. downstream コマンドを使用して、ファイバ ノードに 1 つまたは複数のプライマリ ダウンストリーム チャネル(従来の DOCSIS ダウンストリーム チャネル)を関連付けます。
(注) Cisco IOS Release 12.3(23)BC 以降では、ファイバ ノードのプライマリ ダウンストリーム チャネルが SPA RF ダウンストリーム チャネルから割り当てられている場合には、このコマンドは必要ありません。
3. upstream コマンドを使用して、ファイバ ノードのアップストリーム チャネル ポートを指定します。
4. downstream modular-cable rf-channel コマンドを使用して、ファイバ ノードで 1 つまたは複数の SPA RF チャネルが使用できるようにします。
5. description ( ケーブル ファイバノード )コマンドを任意で使用して、ファイバ ノードの説明を指定します。
各ファイバ ノードでは、Cisco uBR10-MC5X20 ケーブル インターフェイス ラインカードの従来の DOCSIS ダウンストリーム チャネルは、MAC management message(MMM; MAC 管理メッセージ)とシグナリング メッセージの伝送に使用され、関連する従来の DOCSIS アップストリーム チャネルがリターン データ トラフィックとシグナリングに使用されます。このように使用される従来の DOCSIS ダウンストリーム チャネルは、 プライマリ ダウンストリーム チャネル と呼ばれます。Cisco IOS Release 12.3(23)BC 以降では、SPA からの RF チャネルまたは Cisco uBR10-MC5X20 ダウンストリーム チャネルはファイバ ノードのプライマリ チャネルとして機能できます。ファイバ ノードに Cisco uBR10-MC5X20 ダウンストリーム チャネルがない場合、 downstream modular-cable rf-channel コマンドで指定された最低 1 つの SPA RF チャネルがプライマリ対応ダウンストリーム チャネルになっていることを確認してください。
各ワイドバンド チャネルは最低 1 つのプライマリ ダウンストリーム チャネルに関連付ける必要があり、複数のプライマリ ダウンストリーム チャネルに関連付けることができます。ワイドバンド チャネルと関連するプライマリ ダウンストリーム チャネルは、同一の仮想バンドル インターフェイスに所属する必要があります。
設定可能なケーブル ファイバ ノードの最大数は、各 CMTS で 256 に制限されています。
例
次に、ファイバ ノード 5 のコンフィギュレーション モードを開始する例を示します。
Cisco IOS Release 12.3(21)BC
Router# configure terminal
Router(config)# cable fiber-node 5
Router(config-fiber-node)#
downstream Modular-Cable 1/0/0 rf-channel 0-1
upstream cable 5/0 connector 0
Cisco IOS Release 12.3(23)BC
Router# configure terminal
Router# cable fiber-node 5
Router(config-fiber-node)#
downstream Modular-Cable 1/0/0 rf-channel 0-3
upstream cable 5/0 connector 0
関連コマンド
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|
description(ケーブル ファイバノード) |
ファイバ ノードの説明を指定します。 |
downstream cable |
ファイバ ノードのプライマリ ダウンストリーム チャネルを割り当てます。 |
downstream modular-cable rf-channel |
ファイバ ノードのワイドバンド チャネルで使用できる RF チャネルを指定します。 |
upstream cable connector |
ファイバ ノードのアップストリーム チャネル ポートを指定します。 |
cable rf-bandwidth-percent
モジュラ ケーブル インターフェイスの帯域幅を割り当てるには、モジュラ ケーブル インターフェイス コンフィギュレーション モードで cable rf-bandwidth-percent コマンドを使用します。帯域幅の割り当てを解除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
cable rf-bandwidth-percent percent_value
no cable rf-bandwidth-percent
シンタックスの説明
percent-value |
ダウンストリーム RF チャネルの帯域幅の割り当てを指定します。デフォルト値は 0 です。 |
コマンドのデフォルト設定
モジュラ ケーブル インターフェイスのデフォルトの帯域幅の割合はゼロです。
コマンド モード
インターフェイス コンフィギュレーション モード(config-if)
コマンド履歴
|
|
12.3(23)BC |
このコマンドが Cisco uBR10012 ルータに追加されました。 |
使用上のガイドライン
モジュラ ケーブル インターフェイスとワイドバンド インターフェイスの両方に割り当てられた RF チャネル帯域幅の割合の合計は、96% を越えてはなりません。帯域幅の残りの 4% は、この RF チャネルをプライマリ チャネルとして使用する MAC management message(MMM; MAP と他の MAC 管理メッセージ)DOCSIS トラフィック用に予約されます。
例
Router# configure terminal
Router (config)# interface modular-cable 1/0/0:0
Router (config-if)# cable rf-bandwidth-percent 70
関連コマンド
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cable rf-channel |
Wideband SPA の RF チャネルをワイドバンド チャネルに関連付けます。 |
cable rf-channel
ワイドバンド チャネルに Wideband SPA の RF チャネルを関連付けるには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで cable rf-channel コマンドを使用します。ワイドバンド チャネルと RF チャネルのアソシエーションを解除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
cable rf-channel rf-port [ bandwidth-percent bw-percent ]
no cable rf-channel rf-port [ bandwidth-percent bw-percent ]
シンタックスの説明
rf-port |
Wideband SPA FPGA の RF チャネルの物理ポートを指定します。 rf-port の有効値は、 annex modulation コマンドで設定されたコンフィギュレーションによって異なります(「使用上のガイドライン」を参照)。 |
bandwidth-percent bw-percent |
この RF チャネルからワイドバンド チャネルに使用される帯域幅の割合を指定します。許容範囲は、0 ~ 100 です。 bandwidth-percent を使用しないと、帯域幅の値はデフォルトの 100% になります。 |
コマンドのデフォルト設定
ワイドバンド チャネルと RF チャネルのデフォルトのアソシエーションは設定されていません。 bandwidth-percent を指定せずに cable rf-channel コマンドを使用すると、帯域幅の値がデフォルトの 100% になります。
コマンド モード
ワイドバンドチャネル インターフェイスのインターフェイス コンフィギュレーション モード(config-if)
コマンド履歴
|
|
12.3(21)BC |
このコマンドが Cisco uBR10012 ルータに追加されました。 |
使用上のガイドライン
cable rf-channel コマンドは、Wideband SPA の RF チャネル(ポート)をワイドバンド チャネルに関連付けます。任意で、指定されたワイドバンド チャネルに使用される、この RF チャネルからの帯域幅の割合を指定できます。
Cisco uBR10012 ルータは、2 つの Wideband SPA をサポートしています。各 Wideband SPA は、 annex modulation コマンドでの SPA の設定内容に応じて、最大 24 の RF チャネルをサポートします。Annex A および 256 QAM 変調では、各 Wideband SPA はフル レートで最大 18 の RF チャネルを、フル レート未満で最大 24 の RF チャネルをサポートします。その他の場合、SPA は 24 の RF チャネルをサポートします。
(注) Cisco IOS Release 12.3(21)BC および 12.3(21a)BC3 では、cable rf-channel コマンドは、Annex および変調が annex modulation コマンドで設定されるまで Cisco IOS コマンド ラインで使用できません。
annex modulation コマンドは Cisco IOS Release 12.3(23)BC より廃止され、annex および modulation がキーワード オプションとして rf-channel frequency コマンドに統合されます。
各 Wideband SPA は、最大 32 のワイドバンド チャネルをサポートしています。ワイドバンド チャネルは、2 つの異なる Wideband SPA からの RF チャネルで 構成することはできません 。ワイドバンド チャネルに集約できる RF チャネルの数は、ワイドバンド ケーブル モデムの容量によって決まります。
• Linksys WCM300-NA、WCM300-EURO、および WCM300-JP ワイドバンド ケーブル モデムは、チャネルごとに 6 MHz による最大 8 つのダウンストリーム RF チャネル、またはチャネルごとに 8 MHz による最大 6 つのダウンストリーム RF チャネルで構成されたワイドバンド チャネルを受信できます。このモデムでは、チャネルは 50 MHz キャプチャ ウィンドウで受信する必要があります。
• Scientific Atlanta DPC2505 および EPC2505 ワイドバンド ケーブル モデムは、1 つのワイドバンド チャネルの受信をサポートしています。ワイドバンド チャネルは、チャネルごとに 6 MHz または 8 MHz による 3 つのダウンストリーム RF チャネルで構成されます。
ワイドバンド チャネルが同じ仮想バンドル インターフェイス(ケーブル バンドル)に所属し、RF チャネルに割り当てられた帯域幅の合計が 100% を超えないかぎり、RF チャネルを複数のワイドバンド チャネルに関連付けることができます。 表11-1 に、RF チャネルに割り当てられた帯域幅の合計が 100% を超えないかぎり、1 つの RF チャネルを複数のワイドバンド チャネルに関連付けることができる例を示します。
表11-1 RF チャネルの帯域幅の割り当て
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|
|
10 |
0 |
30% |
10 |
1 |
30% |
10 |
2 |
40% |
帯域幅の割合の合計: 100% |
表11-2 に、RF チャネルに割り当てられた帯域幅の合計が 100% を超えないかぎり、1 つの RF チャネルを 1 つのナローバンド チャネルと複数のワイドバンド チャネルに関連付けることができる例を示します。
表11-2 プライマリ対応 RF チャネルを使用した帯域幅の割り当て
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|
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54%(4% は DOCSIS シグナリングのため内部で使用) |
10% |
22% |
14% |
100% |
(注) CMTS 上の各 RF チャネルは、rf-channel udp-port 引数を使用して、エッジ QAM デバイスの特定の QAM ポートにマッピングできます。異なる Wideband SPA からのトラフィックを同一の QAM ポートで混在させることはできません。
例
次に、ワイドバンド チャネル 0 に RF チャネル 10 と RF チャネル 11 を関連付ける例を示します。
Router(config)# interface wideband-cable 1/0/0:0
Router(config-if)# cable rf-channel 10 bandwidth-percent 50
Router(config-if)# cable rf-channel 11
前述の例では、2 番めの cable rf-channel コマンドに bandwidth-percent が指定されていないため、デフォルト値(100% の帯域幅)が適用されます。つまり、RF チャネル 11 の 100% の帯域幅がワイドバンド チャネル 0 に使用されます。
関連コマンド
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|
annex modulation |
Wideband SPA の Annex と変調を設定します。 |
cable bonding-group-id |
ボンディング グループ ID を指定し、ボンディング グループがプライマリまたはセカンダリ ボンディング チャネルかを指定します。 |
controller modular-cable |
コントローラ コンフィギュレーション モードを開始して、Wideband SPA コントローラを設定します。 |
downstream cable |
ファイバ ノードのプライマリ ダウンストリーム チャネルを割り当てます。 |
ip-address(コントローラ) |
Wideband SPA FPGA の IP アドレスを設定します。 |
modular-host subslot |
Wideband プロトコル オペレーションに対してモジュラホスト ラインカードを指定します。 |
rf-channel frequency |
各 RF チャネルの周波数を設定します。 |
rf-channel ip-address mac-address udp-port |
各 RF チャネルの IP アドレス、MAC アドレス、および UDP ポートを設定します。 |
rf-channel network delay |
各 RF チャネルの CIN 遅延を指定します。 |
rf-channel description |
各 RF チャネルの説明を指定します。 |
rf-channel cable downstream channel-id |
ダウンストリーム チャネル ID を RF チャネルに割り当てます。 |
upstream cable connector |
ファイバ ノードのアップストリーム チャネル ポートを指定します。 |
cable wideband auto-reset
CMTS のワイドバンド自動リセット モードをイネーブルにするには、グローバル コンフィギュレーション モードで cable wideband auto-reset コマンドを使用します。ワイドバンド自動リセット モードをディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
cable wideband auto-reset
no cable wideband auto-reset
シンタックスの説明
このコマンドには、キーワードまたは引数はありません。
コマンドのデフォルト設定
ワイドバンド自動リセット モードは、ディセーブルにされています。
コマンド モード
グローバル コンフィギュレーション(config)
コマンド履歴
|
|
12.3(21)BC |
このコマンドが uBR10012 ルータに追加されました。 |
使用上のガイドライン
このコマンドを使用して、CMTS のワイドバンド自動リセット モードをイネーブルにします。ワイドバンド自動リセット モードがイネーブルの場合、従来の DOCSIS モデム(DOCSIS 1.x/2.0 モデム)としてケーブル インターフェイスに登録されたワイドバンド ケーブル モデムは、ケーブル インターフェイスがワイドバンド対応になると、自動リセットされます。ワイドバンド ケーブル モデムが自動リセットされると、従来の DOCSIS ケーブル モデムとしての登録が CMTS から解除され、ただちにワイドバンド ケーブル モデムとしての再登録が試みられます。
ケーブル インターフェイスは、最低 1 つのケーブル インターフェイスが完全に設定され、動作可能なワイドバンド チャネルがインターフェイスの従来の DOCSIS(ナローバンド)チャネルに関連付けられている場合、ワイドバンド対応であるとみなされます。
完全に設定されたワイドバンド CMTS では、ケーブル インターフェイス ラインカード ブート順序またはラインカード活性挿抜(online insertion and removal; OIR)などの理由で、ワイドバンド ケーブル モデムを従来の DOCSIS モデムとして登録できます。ワイドバンド ケーブル モデムの登録を遅らせることなく、ワイドバンド ケーブル モデムは従来の DOCSIS モデムとして登録を許可されます。
ワイドバンド対応モデムが従来の DOCSIS モデムとして登録されると、ファイバ ノードが設定されている場合、ワイドバンド対応モデムは、 downstream cable コマンドを使用してモデムのファイバ ノードに割り当てられたプライマリ ダウンストリーム チャネルに登録されます。モデムのファイバ ノードが設定されていない場合、従来のケーブル モデムと同様に、表示されているすべてのダウンストリーム チャネルにワイドバンド対応モデムを登録できます。
(注) Cisco IOS Release12.3(21)BC では、プライマリ ダウンストリーム チャネルは、ファイバ ノードの従来の DOCSIS ダウンストリーム チャネルです。Cisco IOS Release 12.3(23)BC 以降では、SPA からの RF チャネルまたは Cisco uBR10-MC5X20 ダウンストリーム チャネルは、ファイバ ノードのプライマリ チャネルとして機能します。
Cisco IOS Release12.3(23)BC 以降では、ファイバ ノードのプライマリ ダウンストリーム チャネルが SPA ダウンストリームから割り当てられている場合には、downstream cable コマンドは必要ありません。
ケーブル インターフェイスがワイドバンド対応になると、従来の DOCSIS モデムとして登録されているワイドバンド ケーブル モデムは、ワイドバンド自動リセット モードをイネーブルにした状態で CMTS ルータでリセットされます。これらのモデムは、インターフェイスが初めてワイドバンド対応になった場合にだけリセットされます。そのあとでワイドバンド ケーブル モデムとしての登録が失敗した場合には、再度リセットされません。
例
次に、ワイドバンド自動リセット モードをイネーブルにする例を示します。
Router# configure terminal
Router(config)# cable wideband auto-reset
関連コマンド
|
|
cable bundle |
仮想バンドル インターフェイスに所属するようにケーブル インターフェイスを設定します。 |
downstream cable |
ファイバ ノードのプライマリ ダウンストリーム チャネルを割り当てます。 |
controller modular-cable
Wideband SPA コントローラを設定するため、コントローラ コンフィギュレーション モードを開始するには、グローバル コンフィギュレーション モードで controller modular-cable コマンドを使用します。
controller modular-cable slot/subslot/bay
シンタックスの説明
slot |
Wideband SIP が装着されたスロット。Cisco uBR10012 ルータの場合、スロット 1 と 3 を Wideband SIP に使用できます。 |
subslot |
Wideband SIP が装着されたサブスロット。Cisco uBR10012 ルータの場合、サブスロット 0 が常に指定されます。 |
bay |
Wideband SPA が装着された Wideband SIP のベイ。有効値は、0(上部ベイ)と 1(下部ベイ)です。 |
コマンドのデフォルト設定
コマンド モードは変更されません。
コマンド モード
グローバル コンフィギュレーション(config)
コマンド履歴
|
|
12.3(21)BC |
このコマンドが Cisco uBR10012 ルータに追加されました。 |
使用上のガイドライン
このコマンドは、設定される Wideband SPA の場所を指定し、コントローラ コンフィギュレーション モードを開始します。
次に、スロット 1、サブスロット 0、およびベイ 0 にある Wideband SPA のコントローラ コンフィギュレーション モードを開始する例を示します。
Router# configure terminal
Router(config)# controller modular-cable 1/0/0
関連コマンド
|
|
annex modulation |
Wideband SPA の Annex と変調を設定します。 |
cable rf-channel |
Wideband SPA の RF チャネルをワイドバンド チャネルに関連付けます。 |
ip-address(コントローラ) |
Wideband SPA FPGA の IP アドレスを設定します。 |
modular-host subslot |
モジュラホスト ラインカードを指定します。 |
rf-channel frequency |
各 RF チャネルの周波数を設定します。 |
rf-channel ip-address mac-address udp-port |
各 RF チャネルの IP アドレス、MAC アドレス、および UDP ポートを設定します。 |
rf-channel network delay |
各 RF チャネルの CIN 遅延を指定します。 |
rf-channel description |
各 RF チャネルの説明を指定します。 |
rf-channel cable downstream channel-id |
ダウンストリーム チャネル ID を RF チャネルに割り当てます。 |
debug c10k-jacket
Wideband SIP のデバッグ情報をイネーブルにするには、特権 EXEC モードで debug c10k-jacket コマンドを使用します。デバッグ出力をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
debug c10k-jacket [ events | plugin | spa-audits | spa-events | spa-vft ]
no debug c10k-jacket
シンタックスの説明
events |
Wideband SIP のイベント情報を表示します。 |
plugin |
Wideband SIP のプラグ処理情報を表示します。 |
spa-audits |
Wideband SIP の監査情報を表示します。 |
spa-events |
Wideband SIP のイベント情報を表示します。 |
spa-vft |
Wideband SIP の vft 情報を表示します。 |
コマンドのデフォルト設定
Wideband SIP デバッグ メッセージはイネーブルにされていません。
コマンド モード
特権 EXEC(router#)
コマンド履歴
|
|
12.3(21)BC |
このコマンドが Cisco uBR10012 ルータに追加されました。 |
使用上のガイドライン
debug c10k-jacket コマンドは、シスコのテクニカルサポート担当者が使用するためのものです。
注意 デバッグ出力には CPU プロセス内でハイ プライオリティが割り当てられており、これによってシステムが使用不可能になる場合があります。そのため、
debug コマンドは、特定の問題のトラブルシューティングを行う目的に限って使用するか、またはシスコシステムズのテクニカルサポート スタッフとのトラブルシューティング セッションの際に使用してください。また、
debug コマンドは、ネットワーク トラフィックやユーザが少ない時間帯に使用することを推奨します。こうした時間帯にデバッグを実行することで、debug コマンド処理によるオーバーヘッドの増加がシステム利用に影響を与える可能性を減らすことができます。
例
次に、Wideband SIP の debug c10k-jacket spa-vft デバッグ メッセージをイネーブルにする例を示します。
Router# debug c10k-jacket spa-vft
c10k jacket SPA VFT calls debugging is on
Sep 6 17:10:47.410: cr10k_wbcmts_rcv_spa_event: wbcmts spa event recv of type 3
Sep 6 17:10:47.410: NB chan stats: 1 entries.
Sep 6 17:10:47.414: cr10k_wbcmts_rcv_spa_event: wbcmts spa event recv of type 2
Sep 6 17:10:47.414: WB chan stats: 1 entries.
関連コマンド
|
|
debug cable fn |
ケーブル ファイバ ノードのデバッグ情報をイネーブルにします。 |
debug cable wbcmts |
ワイドバンド CMTS のデバッグ情報をイネーブルにします。 |
debug hw-module bay |
Wideband SPA のデバッグ情報をイネーブルにします。 |
debug cable fn
ケーブル ファイバ ノードのデバッグ情報をイネーブルにするには、特権 EXEC モードで debug cable fn コマンドを使用します。デバッグ出力をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
debug cable fn
no debug cable fn
シンタックスの説明
このコマンドには、キーワードまたは引数はありません。
コマンドのデフォルト設定
ケーブル ファイバ ノードのデバッグ メッセージはイネーブルにされていません。
コマンド モード
特権 EXEC(#)
コマンド履歴
|
|
12.3(21)BC |
このコマンドが Cisco uBR10012 ルータに追加されました。 |
使用上のガイドライン
debug cable fn コマンドは、シスコのテクニカルサポート担当者が使用するためのものです。
注意 デバッグ出力には CPU プロセス内でハイ プライオリティが割り当てられており、これによってシステムが使用不可能になる場合があります。そのため、
debug コマンドは、特定の問題のトラブルシューティングを行う目的に限って使用するか、またはシスコのテクニカルサポート スタッフとのトラブルシューティング セッションの際に使用してください。また、
debug コマンドは、ネットワーク トラフィックやユーザが少ない時間帯に使用することを推奨します。こうした時間帯にデバッグを実行することで、debug コマンド処理によるオーバーヘッドの増加がシステム利用に影響を与える可能性を減らすことができます。
CMTS デバッグ コマンドの一般情報(ワイドバンド以外)については、『 Cisco Broadband Cable Command Reference Guide 』を参照してください。
例
次に、ケーブル ファイバ ノードのデバッグ メッセージをイネーブルにする例を示します。
CMTS fiber node debugging is on
次に、ファイバ ノード 1 から RF チャネル 0 と 1 が削除されたときに表示されるメッセージの例を示します。
Router(config)# cable fiber 1
Router(config-fiber-node)# no downstream modular-cable 3/0/0 rf-channel 0 - 1
...
*Nov 7 17:42:27.903: fn_get_cdb: cdb slot 3(3) subslot 0(0)appl_no 0(0)
*Nov 7 17:42:27.903: cfg_cable_fn_cmd: fiber-node 1 status 0x01 cmd 3 sense 0
*Nov 7 17:42:27.903: no downstream FN 1, 3/0/0 port range 0 - 1
*Nov 7 17:42:27.903: no downstream FN 1, 3/0/0 bg_rfch 0000000000000004
*Nov 7 17:42:27.903: set FN 1 status old 0x01 to new 0x01
*Nov 7 17:42:27.903: fn_freq_unique: FN 1
*Nov 7 17:42:27.903: prim_rfch 35 slot 8 subslot 1 unit 0
*Nov 7 17:42:27.903: prim_rfch 35 freq 555000000 channel_id 203
*Nov 7 17:42:27.903: bg_rfch 2 slot 3 subslot 0 unit 2
*Nov 7 17:42:27.903: fn_get_cdb: cdb slot 3(3) subslot 0(0)appl_no 0(2)
*Nov 7 17:42:27.903: bg_rfch 2 freq 711000000 channel_id 26
*Nov 7 17:42:27.903: clr FN 1 status old 0x01 to new 0x01
*Nov 7 17:42:27.903: fn_channel_id_unique: FN 1
*Nov 7 17:42:27.903: prim_rfch 35 slot 8 subslot 1 unit 0
*Nov 7 17:42:27.903: prim_rfch 35 freq 203 channel_id 203
*Nov 7 17:42:27.903: bg_rfch 2 slot 3 subslot 0 unit 2
*Nov 7 17:42:27.903: fn_get_cdb: cdb slot 3(3) subslot 0(0)appl_no 0(2)
*Nov 7 17:42:27.903: bg_rfch 2 freq 711000000 channel_id 26
*Nov 7 17:42:27.903: clr FN 1 status old 0x01 to new 0x01
*Nov 7 17:42:27.903: fn_bundle_same: FN 1
*Nov 7 17:42:27.903: prim_rfch 35 slot 8 subslot 1 unit 0
*Nov 7 17:42:27.903: prim_rfch 35 nb_hwidb Cable8/1/0 bundle 1
*Nov 7 17:42:27.903: bg_rfch 2 slot 3 subslot 0 unit 2
*Nov 7 17:42:27.903: fn_get_cdb: cdb slot 3(3) subslot 0(0)appl_no 0(2)
*Nov 7 17:42:27.903: clr FN 1 status old 0x01 to new 0x01
*Nov 7 17:42:27.903: cfg_cable_fn_cmd: fiber-node 1 status 0x01
*Nov 7 17:42:35.267: FN 1 save context status 0x01(0x01)
*Nov 7 17:42:35.267: FN 1 status 0x01 saved status 0x01)
*Nov 7 17:42:35.267: fiber-node 1 update SG status = 0x01
*Nov 7 17:42:35.267: DS-SG: Updating Association Table from DS-SG. Current: 0x1 New: 0x0
*Nov 7 17:42:35.267: DS-SG: Updating the Wideband Channel Mask: 0x0
関連コマンド
|
|
debug c10k-jacket |
Wideband SIP のデバッグ情報をイネーブルにします。 |
debug cable wbcmts |
ワイドバンド CMTS のデバッグ情報をイネーブルにします。 |
debug hw-module bay |
Wideband SPA のデバッグ情報をイネーブルにします。 |
debug cable wbcmts
ワイドバンド CMTS のデバッグ情報をイネーブルにするには、特権 EXEC モードで debug cable wbcmts コマンドを使用します。デバッグ出力をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
debug cable wbcmts [ association | bpi | cli | guardian | statistics | wcd ]
no debug cable wbcmts [ association | bpi | cli | guardian | statistics | wcd ]
シンタックスの説明
association |
RF とファイバノードのアソシエーションに対するデバッグ メッセージをイネーブルにします。 |
bpi |
Baseline Privacy Interface(BPI; ベースライン プライバシー インターフェイス)のデバッグ メッセージをイネーブルにします。 |
cli |
ワイドバンド関連の Cisco IOS command-line interface(CLI; コマンドライン インターフェイス)アクティビティのデバッグ メッセージをイネーブルにします。 |
guardian |
モジュラホスト ラインカードで実行される DOCSIS 3.0 Downstream Channel Boniding オペレーションのデバッグ メッセージをイネーブルにします。 |
ha |
ワイドバンド High Availability(HA; ハイ アベイラビリティ)のデバッグ メッセージをイネーブルにします。 |
statistics |
ワイドバンド関連の統計情報のデバッグ メッセージをイネーブルにします。 |
wbka |
Wideband Keepalive(WBKA)動作のデバッグ メッセージをイネーブルにします。 |
wcd |
Bonded Downstream Channel Descriptor(BDCD)で伝達されるワイドバンド チャネル情報によるデバッグ メッセージをイネーブルにします。 |
コマンドのデフォルト設定
ワイドバンド関連のデバッグ メッセージはイネーブルにされていません。
コマンド モード
特権 EXEC(#)
コマンド履歴
|
|
12.3(21)BC |
このコマンドが Cisco uBR10012 ルータに追加されました。 |
使用上のガイドライン
debug cable wbcmts コマンドは、シスコのテクニカルサポート担当者が使用するためのものです。
注意 デバッグ出力には CPU プロセス内でハイ プライオリティが割り当てられており、これによってシステムが使用不可能になる場合があります。そのため、
debug コマンドは、特定の問題のトラブルシューティングを行う目的に限って使用するか、またはシスコのテクニカルサポート スタッフとのトラブルシューティング セッションの際に使用してください。また、
debug コマンドは、ネットワーク トラフィックやユーザが少ない時間帯に使用することを推奨します。こうした時間帯にデバッグを実行することで、
debug コマンド処理によるオーバーヘッドの増加がシステム利用に影響を与える可能性を減らすことができます。
引数を指定しないで debug cable wbcmts を指定する場合、一般的なワイドバンド デバッグ メッセージがイネーブルにされます。
debug cable wbcmts wcd コマンドを入力して、BDCD 情報を表示する前に、 debug cable interface コマンドを入力して、DOCSIS 3.0 プロトコル オペレーションに設定されているケーブル インターフェイス ラインカードのデバッグをイネーブルにします。
例:
Router# debug cable interface Cable slot/subslot/port
Router# debug cable wbcmts wcd
前述の例では、 slot/subslot/port は、 modular-host subslot コマンドを使用して DOCSIS 3.0 プロトコル オペレーションに設定されているケーブル インターフェイス ラインカードのポートを指定します。 debug cable interface でデバッグ メッセージをイネーブルにするラインカード ケーブル インターフェイスは、アップ状態の最初のケーブル インターフェイスです。たとえば、DOCSIS 3.0 プロトコル オペレーションに設定されたラインカードがスロット 7/0 に装着されている場合、7/0/0 がダウン状態で、7/0/1 がアップ状態である場合に限り、インターフェイス 7/0/1 を指定します。
DOCSIS 3.0 プロトコル オペレーションに対するケーブル インターフェイス ラインカードの設定方法については、 modular-host subslot コマンドを参照してください。
例
次に、RF とファイバノードのアソシエーションに対するデバッグ メッセージをイネーブルにする方法と出力例を示します。
Router# debug cable wbcmts association
WBCMTS Association debugging is on
Router(config-fiber-node)# downstream modular-cable 3/0/0 rf-channel 0-1
Router(config-fiber-node)# end
*Nov 7 17:16:08.835: Remove Wideband-Cable3/0/0:0 nb_info 8/1 index 0,chanID 203 bundle 1, Index 203
*Nov 7 17:16:08.835: Remove Cable8/1/0 wb_info 8/1 wb_index 0, chanID 72, Index 72
*Nov 7 17:16:08.835: %SYS-5-CONFIG_I: Configured from console by console
次に、ワイドバンド CMTS 統計情報のデバッグ メッセージをイネーブルにする方法と出力例を示します。
Router# debug cable wbcmts statistics
WBCMTS statistics debugging is on
Router# show interface cable 8/1/0 service-flow 19 counters
Sfid Packets Bytes PacketDrop Bits/Sec Packet/Sec
*Nov 7 17:28:09.815: LC SFID=19, SFID=19, Blaze_Index=23 Reading stats for SFID 1 @ index 23 on 3/0/0
関連コマンド
|
|
debug c10k-jacket |
Wideband SIP のデバッグ情報をイネーブルにします。 |
debug cable fn |
ケーブル ファイバ ノードのデバッグ情報をイネーブルにします。 |
debug hw-module bay |
Wideband SPA のデバッグ情報をイネーブルにします。 |
debug hw-module bay
Wideband SPA のデバッグ情報をイネーブルにするには、特権 EXEC モードで debug hw-module bay コマンドを使用します。デバッグ出力をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
debug hw-module bay slot/subslot/bay { commands | errors | events | interrupts | oir | periodic }
no debug hw-module bay slot/subslot/bay { commands | errors | events | interrupts | oir | periodic }
シンタックスの説明
slot |
Wideband SIP が装着されたスロット。Cisco uBR10012 ルータの場合、スロット 1 と 3 を Wideband SIP に使用できます。 |
subslot |
Wideband SIP が装着されたサブスロット。Cisco uBR10012 ルータの場合、サブスロット 0 が常に指定されます。 |
bay |
Wideband SPA が装着された Wideband SIP のベイ。有効値は、0(上部ベイ)と 1(下部ベイ)です。 |
commands |
Wideband SPA のコントロール プレーン コンフィギュレーションとコマンドのデバッグ メッセージをイネーブルにします。 |
errors |
Wideband SPA のエラー処理と競合状態のデバッグ メッセージをイネーブルにします。 |
events |
Wideband SPA のコントロール プレーン イベント通知のデバッグ メッセージをイネーブルにします。 |
interrupts |
Wideband SPA の割り込み処理のデバッグ メッセージをイネーブルにします。 |
oir |
Wideband SPA の括性挿抜(online insertion and removal; OIR)処理のデバッグ メッセージをイネーブルにします。 |
periodic |
Wideband SPA の定期的な処理のデバッグ メッセージをイネーブルにします。 |
コマンドのデフォルト設定
Wideband SPA デバッグ メッセージはイネーブルにされていません。
コマンド モード
特権 EXEC(#)
コマンド履歴
|
|
12.3(21)BC |
このコマンドが Cisco uBR10012 ルータに追加されました。 |
使用上のガイドライン
debug hw-module bay コマンドは、シスコのテクニカルサポート担当者が使用するためのものです。
注意 デバッグ出力には CPU プロセス内でハイ プライオリティが割り当てられており、これによってシステムが使用不可能になる場合があります。そのため、
debug コマンドは、特定の問題のトラブルシューティングを行う目的に限って使用するか、またはシスコのテクニカルサポート スタッフとのトラブルシューティング セッションの際に使用してください。また、
debug コマンドは、ネットワーク トラフィックやユーザが少ない時間帯に使用することを推奨します。こうした時間帯にデバッグを実行することで、
debug コマンド処理によるオーバーヘッドの増加がシステム利用に影響を与える可能性を減らすことができます。
Wideband SPA を装着していない状態で debug hw-module bay コマンドを使用しようとすると、キーワードのオプションが提供されません。
例
次に、エラー処理と競合状態のデバッグ メッセージをイネーブルにする例を示します。
Router# debug hw-module bay 1/0/0 errors
関連コマンド
|
|
debug c10k-jacket |
Wideband SIP のデバッグ情報をイネーブルにします。 |
debug cable fn |
ケーブル ファイバ ノードのデバッグ情報をイネーブルにします。 |
debug cable wbcmts |
ワイドバンド CMTS のデバッグ情報をイネーブルにします。 |
description(ケーブル ファイバノード)
ファイバ ノードの説明を指定するには、ケーブル ファイバノード コンフィギュレーション モードで description コマンドを使用します。ファイバ ノードの説明を削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
description description
no description
シンタックスの説明
description |
ケーブル ファイバ ノードの説明を指定します。最長文字列は、80 文字です。 |
コマンドのデフォルト設定
description コマンドを入力しない場合、説明の項目は存在しません。
コマンド モード
ケーブル ファイバノード コンフィギュレーション(config-fiber-node)
コマンド履歴
|
|
12.3(21)BC |
このコマンドが Cisco uBR10012 ルータに追加されました。 |
使用上のガイドライン
description コマンドは、設定にコメントを追加して、ファイバ ノードに関する情報を提供します。
例
次に、ファイバ ノード 5 の説明を指定する例を示します。
Router# configure terminal
Router(config)# cable fiber-node 5
Router(config-fiber-node)# description Branch office 5
関連コマンド
|
|
cable fiber-node |
ファイバ ノードを設定するためのケーブル ファイバノード コンフィギュレーション モードを開始します。 |
downstream cable |
ファイバ ノードのプライマリ ダウンストリーム チャネルを割り当てます。 |
downstream modular-cable rf-channel |
ファイバ ノードのワイドバンド チャネルで使用できる RF チャネルを指定します。 |
upstream cable connector |
ファイバ ノードのアップストリーム チャネル ポートを指定します。 |
downstream cable
ファイバ ノードのプライマリ ダウンストリーム チャネルを割り当てるには、ケーブル ファイバノード コンフィギュレーション モードで downstream cable コマンドを使用します。ファイバ ノードのプライマリ ダウンストリーム チャネルを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
downstream cable slot / subslot / port
no downstream cable slot / subslot / port
シンタックスの説明
slot |
ケーブル インターフェイス ラインカードで使用されるスロット。有効値は、5 ~ 8 です。 |
subslot |
ケーブル インターフェイス ラインカードで使用されるサブスロット。有効値は、0 または 1 です。 |
port |
プライマリ ダウンストリーム チャネルとして使用できるダウンストリーム ポート。有効値は、0 ~ 4 です。 |
コマンドのデフォルト設定
downstream cable コマンドを入力しない場合、ファイバ ノードにプライマリ ダウンストリーム チャネルが割り当てられません。
コマンド モード
ケーブル ファイバノード コンフィギュレーション
コマンド履歴
|
|
12.3(21)BC |
このコマンドが uBR10012 ルータに追加されました。 |
使用上のガイドライン
各ファイバ ノードでは、従来の DOCSIS ダウンストリーム チャネルは、MAC 管理メッセージとシグナリング メッセージの伝送に使用され、関連する従来の DOCSIS アップストリーム チャネルがリターン データ トラフィックとシグナリングに使用されます。このように使用される従来の DOCSIS ダウンストリーム チャネルは、 プライマリ ダウンストリーム チャネル と呼ばれます。
downstream cable コマンドは、ファイバ ノードのプライマリ ダウンストリーム チャネルを割り当てます。各ファイバ ノードには、最低 1 つのプライマリ ダウンストリーム チャネルを割り当てる必要があり、複数のプライマリ ダウンストリーム チャネルを割り当てることが可能です。Cisco IOS ソフトウェアは、 downstream cable で割り当てられたチャネル セットからファイバ ノードで使用するプライマリ ダウンストリーム チャネルを決定します。 downstream cable コマンドでファイバ ノードに複数のプライマリ チャネルを割り当てることは、ロードバランシングには有効です。
(注) このファイバ ノードのプライマリ ダウンストリーム チャネルが SPA ダウンストリームから割り当てられている場合、downstream cable コマンドは必要ありません。
ワイドバンド対応モデムを従来の DOCSIS 2.0 モデムとして登録する場合、ワイドバンド対応モデムは次のようにダウンストリーム チャネルに登録されます。
• downstream cable コマンドでモデムのファイバ ノードにプライマリ ダウンストリーム チャネルが割り当てられている場合、そのダウンストリーム チャネルにモデムが登録されます。
downstream cable コマンドでモデムのファイバ ノードにプライマリ ダウンストリーム チャネルが割り当てられていない場合、表示されているすべてのダウンストリーム チャネルにモデムを登録できます。
このコマンドの使用に関する詳細については、『 Cisco uBR10012 ユニバーサル ブロードバンド ルータ SIP/SPA ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド 』を参照してください。
例
次に、ファイバ ノード 5 のプライマリ ダウンストリーム チャネルを割り当てる例を示します。プライマリ ダウンストリーム チャネルは、スロット/サブスロット/ポート 6/0/0 のケーブル インターフェイス ラインカードに設置されたダウンストリーム ポートです。
Router# configure terminal
Router(config)# cable fiber-node 5
Router(config-fiber-node)# downstream cable 6/0/0
関連コマンド
|
|
cable fiber-node |
ファイバ ノードを設定するためのケーブル ファイバノード コンフィギュレーション モードを開始します。 |
description(ケーブル ファイバノード) |
ファイバ ノードの説明を指定します。 |
downstream modular-cable rf-channel |
ファイバ ノードのワイドバンド チャネルで使用できる RF チャネルを指定します。 |
upstream cable connector |
ファイバ ノードのアップストリーム チャネル ポートを指定します。 |
downstream local upstream
Cisco uBR10-MC5X20 ダウンストリームに関連付けられる Cisco uBR10-MC5X20 アップストリーム セットを制限するには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで downstream local upstream コマンドを使用します。
downstream local upstream grouplist
シンタックスの説明
grouplist |
Cisco uBR10-MC5X20 ダウンストリーム チャネルに関連付けられるアップストリームの番号を指定します。 |
コマンドのデフォルト設定
ケーブル インターフェイスのすべてのアップストリームは Cisco uBR10-MC5X20 ダウンストリームに関連付けられます。
コマンド モード
インターフェイス コンフィギュレーション モード(config-if)
コマンド履歴
|
|
12.3(23)BC |
このコマンドが Cisco uBR10012 ルータに追加されました。 |
使用上のガイドライン
このコマンドを使用して、Cisco uBR10-MC5X20 ダウンストリームに関連付けられる Cisco uBR10-MC5X20 アップストリーム セットを制限します。これは、MMM を指定されたアップストリームにのみ送信するように制限します。
例
次に、 downstream local upstream コマンドを Cisco uBR10012 ルータで使用する例を示します。
Router# configure terminal
Router (config)# interface cable 5/1/0
Router(config-if)# downstream local upstream 0-1
関連コマンド
|
|
downstream cable |
ファイバ ノードのプライマリ ダウンストリーム チャネルを割り当てます。 |
downstream modular-cable rf-channel(インターフェイス)
所定のケーブル MAC ドメインに Cisco uBR10-MC5X20 アップストリーム セットと SPA からの個別のモジュラ ダウンストリーム チャネルとの関連付けを指定するには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで downstream modular-cable rf-channel コマンドを使用します。
downstream modular-cable slot / subslot / bay rf-channel rf channels [ upstream grouplist ]
シンタックスの説明
slot |
Wideband SIP が装着されたスロット |
subslot |
Wideband SIP が装着されたサブスロット |
bay |
Wideband SPA が装着された Wideband SIP のベイ |
rf-channel |
SPA ダウンストリーム内の連続した範囲の RF チャネルの関連付けを指定します。 |
rf channels |
SPA FPGA の RF チャネルの物理ポートの範囲 |
upstream |
アップストリームの連続しないリストと 1 つまたは複数の SPA ダウンストリームを関連付けるアップストリーム範囲を指定します。 |
grouplist |
モジュラ ケーブル ダウンストリーム チャネルのあるアップストリームの番号を指定します。 |
コマンドのデフォルト設定
モジュラ ケーブル ダウンストリーム チャネルにはデフォルトのアップストリーム チャネルは設定されていません。
コマンド モード
インターフェイス コンフィギュレーション( config-if )
コマンド履歴
|
|
12.3(23)BC |
このコマンドが Cisco uBR10012 ルータに追加されました。 |
使用上のガイドライン
このコマンドを使用して、ファイバ ノードで単一または複数の Cisco uBR10-MC5X20 アップストリーム チャネルを個別のモジュラ ダウンストリーム チャネルに関連付けることで、プライマリ対応チャネルを作成します。
プライマリ対応チャネルを作成する場合、同じモジュラ ダウンストリーム チャネルを別の MAC ドメインのプライマリ対応チャネルとして使用することはできません。ただし、別の MAC ドメインの非プライマリ対応チャネルとして使用できます。
例
次に、 downstream modular-cable rf-channel コマンドを Cisco uBR10012 ルータで使用する例を示します。
Router# configure terminal
Router(config)# interface cable 5/1/0
Router(config-if)# downstream modular-cable 1/0/0 rf-channel 0-2 upstream 0-1 4-5
関連コマンド
|
|
downstream modular-cable rf-channel |
ファイバ ノードのワイドバンド チャネルで使用できる RF チャネルを指定します。 |
rf-channel cable downsteam channel-id |
ダウンストリーム チャネル ID を RF チャネルに割り当てます。 |
downstream modular-cable rf-channel
ファイバ ノードのワイドバンド チャネルで使用可能な RF チャネルを指定するには、ケーブル ファイバノード コンフィギュレーション モードで downstream modular-cable rf-channel コマンドを使用します。ファイバ ノードのワイドバンド チャネルで使用可能な RF チャネルを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
downstream modular-cable slot / subslot / bay rf-channel { rf-port | low - high }
no downstream modular-cable slot / subslot / bay rf-channel { rf-port | low - high }
シンタックスの説明
slot |
Wideband SIP が装着されたスロット。Cisco uBR10012 ルータの場合、スロット 1 と 3 を Wideband SIP に使用できます。 |
subslot |
Wideband SIP が装着されたサブスロット。Cisco uBR10012 ルータの場合、サブスロット 0 が常に指定されます。 |
bay |
Wideband SPA が装着された Wideband SIP のベイ。有効値は、0(上部ベイ)と 1(下部ベイ)です。 |
rf-port |
Wideband SPA FPGA の RF チャネルの物理ポートを指定します。 rf-port の有効値は、 annex modulation コマンドで設定されたコンフィギュレーションによって異なります。 |
low - high |
Wideband SPA FPGA の RF チャネルの物理ポートの範囲。 low および high の値は、ハイフンで区切られます。 |
コマンドのデフォルト設定
downstream modular-cable rf-channel コマンドを入力しないと、ファイバ ノードのワイドバンド チャネルに RF チャネルが設定されません。
コマンド モード
ケーブル ファイバノード コンフィギュレーション(config-fiber-node)
コマンド履歴
|
|
12.3(21)BC |
このコマンドが Cisco uBR10012 ルータに追加されました。 |
使用上のガイドライン
downstream modular-cable rf-channel コマンドは、ファイバ ノードで RF チャネルが使用されるようにします。ファイバ ノード ソフトウェアの設定は、ケーブル ネットワークの物理トポロジを反映しています。 cable rf-channel コマンドは、Wideband SPA のワイドバンド チャネルで使用される RF チャネルを設定します。
Cisco uBR10012 ルータは、2 つの Wideband SPA をサポートしています。各 Wideband SPA は、 annex modulation コマンドでの SPA の設定内容に応じて、最大 24 の RF チャネルをサポートします。
(注) annex modulation コマンドは Cisco IOS Release 12.3(23)BC より廃止され、annex および modulation がキーワード オプションとして rf-channel frequency コマンドに統合されます。
• Annex A と 256 QAM の場合、各 Wideband SPA は 18 の RF チャネルをサポートします。この場合、 rf-port 引数の有効値は、0 ~ 17 です。
• その他の場合、SPA は 24 の RF チャネルをサポートします。この場合、 rf-port 引数の有効値は、0 ~ 23 です。
どちらか一方または両方の Wideband SPA からの RF チャネルを使用するようにファイバ ノードを設定できます。ただし、ワイドバンド チャネルは 2 つの異なる SPA からの RF チャネルで構成することはできません。
downstream modular-cable rf-channel コマンドがファイバ ノードで実行されるたびに、 そのファイバ ノードで使用できる RF チャネルのセットが 累積方式で追加されます。 たとえば、次の downstream modular-cable rf-channel コマンドを入力した場合、ファイバ ノード 1 で使用できる RF チャネルのセットは、スロット/サブスロット/ベイ 1/0/0 に装着された Wideband SPA の RF チャネル 0 ~ 10 です。
Router# configure terminal
Router(config)# cable fiber-node 1
Router(config-fiber-node)# downstream modular-cable 1/0/0 rf-channel 0-5
Router(config-fiber-node)# downstream modular-cable 1/0/0 rf-channel 6-10
例
次に、Wideband SPA の RF チャネル 0 ~ 7 がファイバ ノード 5 で使用できるように指定する例を示します。Wideband SPA は、スロット/サブスロット/ベイ 1/0/0 に装着されています。
Router# configure terminal
Router(config)# cable fiber-node 5
Router(config-fiber-node)# downstream modular-cable 1/0/0 rf-channel 0-7
関連コマンド
|
|
cable fiber-node |
ファイバ ノードを設定するためのケーブル ファイバノード コンフィギュレーション モードを開始します。 |
description(ケーブル ファイバノード) |
ファイバ ノードの説明を指定します。 |
downstream cable |
ファイバ ノードのプライマリ ダウンストリーム チャネルを割り当てます。 |
upstream cable connector |
ファイバ ノードのアップストリーム チャネル ポートを指定します。 |
ip-address(コントローラ)
Wideband SPA FPGA の IP アドレスを設定するには、コントローラ コンフィギュレーション モードで ip-address(コントローラ) コマンドを使用します。Wideband SPA FPGA の IP アドレスを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
ip-address ip-address
no ip-address ip-address
シンタックスの説明
ip-address |
Wideband SPA FPGA の IP アドレス |
コマンドのデフォルト設定
Wideband SPA FPGA には、IP アドレスが設定されていません。
コマンド モード
コントローラ コンフィギュレーション(config-controller)
コマンド履歴
|
|
12.3(21)BC |
このコマンドが Cisco uBR10012 ルータに追加されました。 |
使用上のガイドライン
このコマンドを使用して、Wideband SPA FPGA の IP アドレスを設定します。このアドレスは、Wideband SPA が EQAM デバイスに送信するパケットの送信元 IP アドレスとして使用されます。
例
次に、Wideband SPA FPGA の IP アドレスを設定する例を示します。SPA は、スロット 1、サブスロット 0、ベイ 0 に装着されています。
Router(config)# controller modular-cable 1/0/0
Router(config-controller)# ip-address 192.168.200.6
関連コマンド
|
|
annex modulation |
Wideband SPA の Annex と変調を設定します。 |
cable rf-channel |
Wideband SPA の RF チャネルをワイドバンド チャネルに関連付けます。 |
controller modular-cable |
コントローラ コンフィギュレーション モードを開始して、Wideband SPA コントローラを設定します。 |
modular-host subslot |
モジュラホスト ラインカードを指定します。 |
rf-channel frequency |
各 RF チャネルの周波数を設定します。 |
rf-channel ip-address mac-address udp-port |
各 RF チャネルの IP アドレス、MAC アドレス、および UDP ポートを設定します。 |
rf-channel network delay |
各 RF チャネルの CIN 遅延を指定します。 |
rf-channel description |
各 RF チャネルの説明を指定します。 |
rf-channel cable downstream channel-id |
ダウンストリーム チャネル ID を RF チャネルに割り当てます。 |
modular-host subslot
DOCSIS 3.0 Downstream Channel Bonding オペレーションで使用されるモジュラホスト ラインカードを指定するには、コントローラ コンフィギュレーション モードで modular-host subslot コマンドを使用します。DOCSIS 3.0 Downstream Channel Bonding オペレーションで使用されるモジュラホスト ラインカードを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
modular-host subslot slot / subslot
no modular-host subslot slot / subslot
シンタックスの説明
slot / subslot |
モジュラホスト ラインカードが装着されている場所 |
コマンドのデフォルト設定
モジュラホスト ラインカードは、DOCSIS 3.0 Downstream Channel Bonding オペレーションに対して設定されていません。
コマンド モード
コントローラ コンフィギュレーション(config-controller)
コマンド履歴
|
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12.3(21)BC |
このコマンドが Cisco uBR10012 ルータに追加されました。 |
使用上のガイドライン
このコマンドは、DOCSIS 3.0 Downstream Channel Bonding オペレーションに対してモジュラホスト ラインカードを指定します。これは、これらのオペレーションで使用されるケーブル インターフェイス ラインカード(Cisco uBR10-MC5X20S-D ラインカードなど)です。Wideband SPA 自体は、DOCSIS 3.0 Downstream Channel Bonding オペレーションをサポートしていません。
例
次に、スロット/サブスロット/ベイ 1/0/0 に装着された Wideband SPA の DOCSIS 3.0 Downstream Channel Bonding オペレーションに対してモジュラホスト ラインカードを設定する例を示します。
Router(config)# controller modular-cable 1/0/0
Router(config-controller)# modular-host subslot 7/0
関連コマンド
|
|
annex modulation |
Wideband SPA の Annex と変調を設定します。 |
cable rf-channel |
Wideband SPA の RF チャネルをワイドバンド チャネルに関連付けます。 |
controller modular-cable |
コントローラ コンフィギュレーション モードを開始して、Wideband SPA コントローラを設定します。 |
ip-address(コントローラ) |
Wideband SPA FPGA の IP アドレスを設定します。 |
rf-channel frequency |
各 RF チャネルの周波数を設定します。 |
rf-channel ip-address mac-address udp-port |
各 RF チャネルの IP アドレス、MAC アドレス、および UDP ポートを設定します。 |
rf-channel network delay |
各 RF チャネルの CIN 遅延を指定します。 |
rf-channel description |
各 RF チャネルの説明を指定します。 |
rf-channel cable downstream channel-id |
ダウンストリーム チャネル ID を RF チャネルに割り当てます。 |
rf-channel cable downstream channel-id
RF チャネルにダウンストリーム チャネル ID を割り当てるには、コントローラ コンフィギュレーション モードで rf-channel cable downstream channel-id コマンドを使用します。RF チャネルのダウンストリーム チャネル ID を削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
rf-channel rf-port cable downstream channel-id channel-id
no rf-channel rf-port cable downstream channel-id channel-id
シンタックスの説明
rf-port |
Wideband SPA FPGA の RF チャネルの物理ポートを指定します。 rf-port の有効値は、 annex modulation コマンドで設定されたコンフィギュレーションによって異なります(「使用上のガイドライン」を参照)。 |
channel-id |
一意のチャネル ID。有効値は、0 ~ 255 です。 |
コマンドのデフォルト設定
rf-channel cable downstream channel-id コマンドを入力しないと、IOS ソフトウェアが一意のダウンストリーム チャネル ID を RF チャネルに割り当てます。
コマンド モード
コントローラ コンフィギュレーション
コマンド履歴
|
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12.3(21)BC |
このコマンドが Cisco uBR10012 ルータに追加されました。 |
使用上のガイドライン
ワイドバンド チャネルが正常に稼働するには、ワイドバンド チャネルが使用するファイバ ノードの各 RF チャネルに一意のダウンストリーム チャネル ID が必要になります。デフォルトでは、Cisco IOS ソフトウェアが RF チャネルに一意のダウンストリーム チャネル ID を割り当てます。 rf-channel cable downstream channel-id コマンドを使用して、デフォルトのチャネル ID を変更します。
RF チャネルに割り当てられたダウンストリーム チャネル ID は、ファイバ ノードで一意である必要があります。
• ID はファイバ ノードの別の RF チャネルで使用されていない ID である必要があります。
• ID はファイバ ノードのプライマリ ダウンストリーム チャネルで使用されていない ID である必要があります。
CMTS ルータのコンフィギュレーション ファイルを調べることによって、使用されているダウンストリーム チャネル ID を確認できます。
(注) ファイバ ノードで一意でないダウンストリーム チャネル ID を割り当てると、rf-channel cable downstream channel-id コマンドがエラー メッセージを表示します。コマンドはチャネル ID を割り当てますが、ファイバ ノードのステータスが無効になります。
Cisco uBR10012 ルータは、2 つの Wideband SPA をサポートしています。各 Wideband SPA は、 annex modulation コマンドでの SPA の設定内容に応じて、最大 24 の RF チャネルをサポートします。
• Annex A と 256 QAM の場合、各 Wideband SPA は 18 の RF チャネルをサポートします。この場合、 rf-port 引数の有効値は、0 ~ 17 です。
• その他の場合、SPA は 24 の RF チャネルをサポートします。この場合、 rf-port 引数の有効値は、0 ~ 23 です。
このコマンドの使用に関する詳細については、『 Cisco uBR10012 ユニバーサル ブロードバンド ルータ SIP/SPA ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド 』の 第 8 章「Wideband SPA の設定」を参照してください。
例
次に、スロット/サブスロット/ベイ 1/0/1 に装着された Wideband SPA の RF チャネル 3 に 123 のダウンストリーム チャネル ID を割り当てる例を示します。
Router# configure terminal
Router(config)# controller modular-cable 1/0/1
Router(config-controller)# rf-channel 3 cable downstream channel-id 123
関連コマンド
|
|
annex modulation |
Wideband SPA の Annex と変調を設定します。 |
cable primary |
ワイドバンド チャネルがプライマリ ワイドバンド チャネルであることを指定します。 |
cable rf-channel |
Wideband SPA の RF チャネルをワイドバンド チャネルに関連付けます。 |
controller modular-cable |
コントローラ コンフィギュレーション モードを開始して、Wideband SPA コントローラを設定します。 |
modular-host subslot |
モジュラホスト ラインカードを指定します。 |
ip-address(コントローラ) |
Wideband SPA FPGA の IP アドレスを設定します。 |
rf-channel |
Wideband SPA の RF チャネルを設定します。 |
rf-channel description
Wideband SPA の RF チャネルの説明を設定するには、コントローラ コンフィギュレーション モードで rf-channel description コマンドを使用します。RF チャネルの設定を解除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
rf-channel rf-port description description
no rf-channel rf-port description description
シンタックスの説明
rf-port |
Wideband SPA FPGA の RF チャネルの物理ポートを指定します。許容範囲は、0 ~ 23 です。 rf-port の有効値は、 annex modulation コマンドで設定されたコンフィギュレーションによって異なります(「使用上のガイドライン」を参照)。 |
description |
RF チャネルの説明を指定します。 |
コマンドのデフォルト設定
この説明には、RF チャネルのデフォルトの設定値は設定されていません。
コマンド モード
コントローラ コンフィギュレーション(config-controller)
コマンド履歴
|
|
12.3(21)BC |
このコマンドが Cisco uBR10012 ルータに追加されました。 |
使用上のガイドライン
Cisco uBR10012 ルータは、2 つの Wideband SPA をサポートしています。各 Wideband SPA は、 annex modulation コマンドでの SPA の設定内容に応じて、最大 24 の RF チャネルをサポートします。Annex A および 256 QAM では、各 Wideband SPA はフル レートで最大 18 の RF チャネルを、フル レート未満で最大 24 の RF チャネルをサポートします。その他の場合、SPA は 24 の RF チャネルをサポートします。
(注) Cisco IOS Release12.3(21)BC では、annex modulation コマンドを使用して、SPA ごとに Annex および変調パラメータがグローバルに設定されていました。
Cisco IOS Release 12.3(23)BC 以降では、rf-channel frequency コマンドを使用して、RF チャネルごとに Annex および変調の値が設定されます。annex modulation コマンドは廃止されています。
例
次に、RF ポート 0 の RF チャネル特性の説明を設定する例を示します。
Router# configure terminal
Router(config)# controller modular-cable 1/0/0
Router(config-controller)# rf-channel 0 description Primary downstream channel
関連コマンド
|
|
cable primary |
ワイドバンド チャネルがプライマリ ワイドバンド チャネルであることを指定します。 |
cable rf-channel |
Wideband SPA の RF チャネルをワイドバンド チャネルに関連付けます。 |
controller modular-cable |
コントローラ コンフィギュレーション モードを開始して、Wideband SPA コントローラを設定します。 |
ip-address(コントローラ) |
Wideband SPA FPGA の IP アドレスを設定します。 |
modular-host subslot |
Wideband プロトコル オペレーションに対してモジュラホスト ラインカードを指定します。 |
rf-channel cable downstream channel-id |
ダウンストリーム チャネル ID を RF チャネルに割り当てます。 |
rf-channel frequency |
各 RF チャネルの周波数を設定します。 |
rf-channel ip-address mac-address udp-port |
各 RF チャネルの IP アドレス、MAC アドレス、および UDP ポートを設定します。 |
rf-channel network delay |
RF チャネルのネットワーク遅延を設定します。 |
rf-channel frequency
Wideband SPA の RF チャネルの周波数を設定するには、コントローラ コンフィギュレーション モードで rf-channel frequency コマンドを使用します。RF チャネルの周波数の設定を解除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
Cisco IOS Release 12.3(21)BC
rf-channel rf-port frequency freq
no rf-channel rf-port frequency
Cisco IOS Release 12.3(23)BC
rf-channel rf-port frequency freq [annex { A | B } modulation { 64 | 256 }
[interleave-depth { 8 | 12 | 16 | 32 | 64 | 128 }]]
no rf-channel rf-port frequency
シンタックスの説明
rf-port |
Wideband SPA FPGA の RF チャネルの物理ポートを指定します。許容範囲は、0 ~ 23 です。 rf-port の有効値は、 annex modulation コマンドで設定されたコンフィギュレーションによって異なります(「使用上のガイドライン」を参照)。 |
freq |
RF チャネルの中心周波数を設定します。許容範囲は、55000000 ~ 1050000000 MHz です。 |
annex { A | B } |
各 RF チャネルの MPEG フレーミング フォーマットを指定します。 • A ― Annex A。ダウンストリームは、ITU-TJ.83 Annex A に指定されている欧州の MPEG フレーミング フォーマットと互換性があります。 • B ― Annex B。ダウンストリームは、ITU-TJ.83 Annex B に指定されている北米の MPEG フレーミング フォーマットと互換性があります。 |
modulation { 64 | 256 } |
各 RF チャネルの変調レートを指定します。 • 64 ― 64 QAM • 256 ― 256 QAM |
interleave-depth { 8 | 12 | 16 | 32 | 64 | 128 } |
ダウンストリーム インターリーブ深度を示します。デフォルト値は 32 です。 |
コマンドのデフォルト設定
周波数、Annex、変調には、RF チャネルのデフォルトの 設定値は設定されていません。インターリーブ深度のデフォルト値は 32 です。
コマンド モード
コントローラ コンフィギュレーション(config-controller)
コマンド履歴
|
|
12.3(21)BC |
このコマンドが Cisco uBR10012 ルータに追加されました。 |
12.3(23)BC |
次のキーワード オプションが rf-channel frequency コマンドの一部として追加されました。 • annex および modulation • interleave-depth |
使用上のガイドライン
Cisco IOS Release 12.3(21)BC
このコマンドは、Wideband SPA の RF チャネルの周波数を設定します。
Cisco uBR10012 ルータは、2 つの Wideband SPA をサポートしています。各 Wideband SPA は、 annex modulation コマンドでの SPA の設定内容に応じて、最大 24 の RF チャネルをサポートします。Annex A と 256 QAM の場合、各 Wideband SPA は最大 18 の RF チャネルをサポートします。その他の場合、SPA は最大 24 の RF チャネルをサポートします。
(注) Cisco IOS Release 12.3(21)BC および 12.3(21a)BC3 では、annex modulation コマンドを使用して、SPA ごとに annex および modulation パラメータがグローバルに設定されていました。
Cisco IOS Release 12.3(23)BC 以降では、rf-channel frequency コマンドを使用して、RF チャネルごとに Annex および変調の値が設定されます。annex modulation コマンドは廃止されています。
Cisco IOS Release 12.3(23)BC
このコマンドは、Wideband SPA の RF チャネルの周波数を設定します。Cisco uBR10012 ルータは、2 つの Wideband SPA をサポートしています。各 Wideband SPA は、最大 24 の RF チャネルをサポートしています。Annex A と 256 QAM の場合、各 Wideband SPA はフル レートで最大 18 の RF チャネルをサポートします。その他の場合、SPA は最大 24 の RF チャネルをサポートします。
各 RF チャネルに対して、コントローラ コンフィギュレーション モードで rf-channel frequency コマンドを使用して、RF チャネル特性を設定します。Cisco IOS Release 12.3(21)BC では、 rf-channel frequency コマンドで各 RF チャネル( rf-port )に対して周波数オプションを 設定する必要があります。
周波数の一意性は、CMTS のすべてのケーブル インターフェイスおよび Wideband SPA 上にあるすべてのケーブル ダウンストリーム チャネルで必要になります。
(注) rf-channel frequency で設定された RF チャネル値がエッジ QAM デバイスの QAM 出力に設定された値に一致することを必ず確認してください。周波数の値は一致する必要があります。値が一致しないと、Wideband SPA はエッジ QAM デバイスと正常に通信できません。
例
次に、RF ポート 0 の RF チャネルの周波数を設定する例を示します。
Router# configure terminal
Router(config)# controller modular-cable 1/0/0
Router(config-controller)# rf-channel 0 frequency 699000000 annex A modulation 256 interleave-depth 64
関連コマンド
|
|
cable primary |
ワイドバンド チャネルがプライマリ ワイドバンド チャネルであることを指定します。 |
controller modular-cable |
コントローラ コンフィギュレーション モードを開始して、Wideband SPA コントローラを設定します。 |
rf-channel description |
各 RF チャネルの説明を指定します。 |
rf-channel ip-address mac-address udp-port |
各 RF チャネルの IP アドレス、MAC アドレス、および UDP ポートを設定します。 |
rf-channel network-delay |
RF チャネルのネットワーク遅延を設定します。 |
rf-channel ip-address mac-address udp-port
Wideband SPA の RF チャネルの IP アドレス、MAC アドレス、UDP ポート、および DEPI リモート ID を設定するには、コントローラ コンフィギュレーション モードで rf-channel ip-address mac-address udp-port コマンドを使用します。RF チャネルの IP アドレス、MAC アドレス、UDP ポート、および DEPI リモート ID の設定を解除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
Cisco IOS Release 12.3(21)BC
rf-channel rf-port ip-address ip-address mac-address mac-address udp-port portnum
no rf-channel rf-port ip-address ip-address mac-address mac-address udp-port portnum
Cisco IOS Release 12.3(23)BC
rf-channel rf-port ip-address ip-address mac-address mac-address { udp-port portnum | depi-remote-id session-id}
no rf-channel rf-port ip-address ip-address mac-address mac-address { udp-port portnum | depi-remote-id session-id}
シンタックスの説明
rf-port |
Wideband SPA FPGA の RF チャネルの物理ポートを指定します。許容範囲は、0 ~ 23 です。 rf-port の有効値は、 annex modulation コマンドで設定されたコンフィギュレーションによって異なります(「使用上のガイドライン」を参照)。 |
ip-address |
この RF チャネルのエッジ QAM デバイス上にあるギガビット イーサネット インターフェイスの IP アドレスを指定します。 |
mac-address |
この RF チャネルのネクストホップ インターフェイスまたはエッジ QAM デバイスの MAC アドレスを指定します。 |
portnum |
この RF チャネルで使用されるエッジ QAM デバイスの UDP ポート番号を指定します。許容範囲は、0 ~ 65535 です。 |
session-id |
DOCSIS-MPT モードで、フレームのカプセル化に使用する DEPI リモート セッション ID を指定します。 |
コマンドのデフォルト設定
RF チャネルのデフォルトの設定値は設定されていません。
コマンド モード
コントローラ コンフィギュレーション(config-controller)
コマンド履歴
|
|
12.3(21)BC |
このコマンドが Cisco uBR10012 ルータに追加されました。 |
12.3(23)BC |
depi-remote-id キーワード オプションが rf-channel ip-address mac-address udp-port コマンドの一部として追加されました。 |
使用上のガイドライン
各 RF チャネルに対して、コントローラ コンフィギュレーション モードで rf-channel ip-address mac-address udp-port コマンドを使用して、RF チャネル特性を設定します。
Cisco uBR10012 ルータは、2 つの Wideband SPA をサポートしています。各 Wideband SPA は、 annex modulation コマンドでの SPA の設定内容に応じて、最大 24 の RF チャネルをサポートします。Annex A と 256 QAM の場合、各 Wideband SPA は最大 18 の RF チャネルをサポートします。その他の場合、SPA は最大 24 の RF チャネルをサポートします。
(注) Cisco IOS Release 12.3(21)BC および 12.3(21a)BC3 では、annex modulation コマンドを使用して、SPA ごとに annex および modulation パラメータがグローバルに設定されていました。
Cisco IOS Release 12.3(23)BC 以降では、rf-channel frequency コマンドを使用して、RF チャネルごとに Annex および変調の値が設定されます。annex modulation コマンドは廃止されています。
各 RF チャネル( rf-port )に対して、 rf-channel ip-address mac-address udp-port コマンドを使用して、次の項目を設定する必要があります。
Cisco IOS Release 12.3(21)BC
• IPアドレス
• MACアドレス
• UDP ポート
• 関連付けられたワイドバンド チャネル( cable rf-channel コマンドを参照)。
Cisco IOS Release 12.3(23)BC
• IPアドレス
• MACアドレス
• UDP ポートまたは DEPI リモート ID
• 関連付けられたワイドバンド チャネル( cable rf-channel コマンドを参照)。
mac-address 引数の mac-address で使用される値は、次のとおりです。
• ギガビット イーサネット ルータまたはレイヤ 3 スイッチが Wideband SPA とエッジ QAM デバイス間で使用されている場合、 mac-address に指定される値はルータまたはレイヤ 3 スイッチのネクストホップ インターフェイスの MAC アドレスです。
• ギガビット イーサネット ルータまたはレイヤ 3 スイッチが使用されていない場合、 mac-address に指定される値はエッジ QAM デバイスのギガビット イーサネット インターフェイスの MAC アドレスです。
RF チャネルに設定された UDP ポート番号は、特定の QAM 出力ポートへの入力 UDP セッションのマッピングを可能にします。異なる Wideband SPA からのワイドバンド トラフィックを同一の QAM 出力ポートで混在させることはできません。
(注) rf-channel frequency で設定された RF チャネル値がエッジ QAM デバイスの QAM 出力に設定された値に一致することを必ず確認してください。IP アドレス、MAC アドレス、UDP ポート、および DEPI リモート ID が一致する必要があります。いずれかの値が一致しないと、Wideband SPA はエッジ QAM デバイスと正常に通信できません。
例
次に、RF ポート 0 の RF チャネル特性(IP アドレス、MAC アドレス、UDP ポート、および DEPI リモート ID)を設定する例を示します。
Router# configure terminal
Router(config)# controller modular-cable 1/0/0
Router(config-controller)# rf-channel 0 ip-address 192.168.200.30 mac-address
0011-920e-a9ff udp-port 49152
関連コマンド
|
|
cable primary |
ワイドバンド チャネルがプライマリ ワイドバンド チャネルであることを指定します。 |
cable rf-channel |
Wideband SPA の RF チャネルをワイドバンド チャネルに関連付けます。 |
controller modular-cable |
コントローラ コンフィギュレーション モードを開始して、Wideband SPA コントローラを設定します。 |
ip-address(コントローラ) |
Wideband SPA FPGA の IP アドレスを設定します。 |
modular-host sub-slot |
Wideband プロトコル オペレーションに対してモジュラホスト ラインカードを指定します。 |
rf-channel cable downstream channel-id |
ダウンストリーム チャネル ID を RF チャネルに割り当てます。 |
rf-channel description |
各 RF チャネルの説明を指定します。 |
rf-channel frequency |
各 RF チャネルの周波数を設定します。 |
rf-channel network delay |
RF チャネルのネットワーク遅延を設定します。 |
rf-channel network-delay
Wideband SPA の RF チャネルのネットワーク遅延を設定するには、コントローラ コンフィギュレーション モードで rf-channel network delay コマンドを使用します。RF チャネルのネットワーク遅延設定を解除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
rf-channel rf-port network-delay delay
no rf-channel rf-port network-delay delay
シンタックスの説明
rf-port |
Wideband SPA FPGA の RF チャネルの物理ポートを指定します。許容範囲は、0 ~ 23 です。 rf-port の有効値は、 annex modulation コマンドで設定されたコンフィギュレーションによって異なります(「使用上のガイドライン」を参照)。 |
delay |
Converged Interconnect Network(CIN)遅延を指定します。デフォルト値は 750 us です。許容範囲は、0 ~ 3000 us です。 |
コマンドのデフォルト設定
RF チャネルのネットワーク遅延のデフォルトの設定値は設定されていません。
コマンド モード
コントローラ コンフィギュレーション(config-controller)
コマンド履歴
|
|
12.3(23)BC |
このコマンドが Cisco uBR10012 ルータに追加されました。 |
使用上のガイドライン
Cisco uBR10012 ルータは、2 つの Wideband SPA をサポートしています。各 Wideband SPA は、 annex modulation コマンドでの SPA の設定内容に応じて、最大 24 の RF チャネルをサポートします。Annex A と 256 QAM の場合、各 Wideband SPA は最大 18 の RF チャネルをサポートします。その他の場合、SPA は最大 24 の RF チャネルをサポートします。
(注) Cisco IOS Release 12.3(21)BC および 12.3(21a)BC3 では、annex modulation コマンドを使用して、SPA ごとに annex および modulation パラメータがグローバルに設定されていました。
Cisco IOS Release 12.3(23)BC 以降では、rf-channel frequency コマンドを使用して、RF チャネルごとに Annex および変調の値が設定されます。annex modulation コマンドは廃止されています。
例
次に、RF ポート 0 の RF チャネルのネットワーク遅延特性を設定する例を示します。
Router# configure terminal
Router(config)# controller modular-cable 1/0/0
Router(config-controller)# rf-channel 0 network-delay 1000
関連コマンド
|
|
cable primary |
ワイドバンド チャネルがプライマリ ワイドバンド チャネルであることを指定します。 |
cable rf-channel |
Wideband SPA の RF チャネルをワイドバンド チャネルに関連付けます。 |
controller modular-cable |
コントローラ コンフィギュレーション モードを開始して、Wideband SPA コントローラを設定します。 |
ip-address(コントローラ) |
Wideband SPA FPGA の IP アドレスを設定します。 |
modular-host subslot |
Wideband プロトコル オペレーションに対してモジュラホスト ラインカードを指定します。 |
rf-channel cable downstream channel-id |
ダウンストリーム チャネル ID を RF チャネルに割り当てます。 |
rf-channel description |
各 RF チャネルの説明を指定します。 |
rf-channel frequency |
各 RF チャネルの周波数を設定します。 |
rf-channel ip-address mac-address udp-port |
各 RF チャネルの IP アドレス、MAC アドレス、および UDP ポートを設定します。 |
rf-channel cable downstream channel-id
RF チャネルにダウンストリーム チャネル ID を割り当てるには、コントローラ コンフィギュレーション モードで rf-channel cable downstream channel-id コマンドを使用します。RF チャネルのダウンストリーム チャネル ID を削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
rf-channel rf-port cable downstream channel-id channel-id
no rf-channel rf-port cable downstream channel-id channel-id
シンタックスの説明
rf-port |
Wideband SPA FPGA の RF チャネルの物理ポートを指定します。 rf-port の有効値は、 annex modulation コマンドで設定されたコンフィギュレーションによって異なります。 |
channel-id |
一意のチャネル ID。有効値は、0 ~ 255 です。 |
コマンドのデフォルト設定
rf-channel cable downstream channel-id コマンドを入力しないと、Cisco IOS ソフトウェアが一意のダウンストリーム チャネル ID を RF チャネルに割り当てます。
コマンド モード
コントローラ コンフィギュレーション(config-controller)
コマンド履歴
|
|
12.3(21)BC |
このコマンドが Cisco uBR10012 ルータに追加されました。 |
使用上のガイドライン
ワイドバンド チャネルが正常に稼働するには、ワイドバンド チャネルが使用するファイバ ノードの各 RF チャネルに一意のダウンストリーム チャネル ID が必要になります。デフォルトでは、Cisco IOS ソフトウェアが RF チャネルに一意のダウンストリーム チャネル ID を割り当てます。 rf-channel cable downstream channel-id コマンドを使用して、デフォルトのチャネル ID を変更します。
RF チャネルに割り当てられたダウンストリーム チャネル ID は、ファイバ ノードで一意である必要があります。
• ID はファイバ ノードの別の RF チャネルで使用されていない ID である必要があります。
• ID はファイバ ノードのプライマリ ダウンストリーム チャネルで使用されていない ID である必要があります。
CMTS ルータのコンフィギュレーション ファイルを調べることによって、使用されているダウンストリーム チャネル ID を確認できます。
(注) ファイバ ノードで一意でないダウンストリーム チャネル ID を割り当てると、rf-channel cable downstream channel-id コマンドがエラー メッセージを表示します。コマンドはチャネル ID を割り当てますが、ファイバ ノードのステータスが無効になります。
Cisco uBR10012 ルータは、2 つの Wideband SPA をサポートしています。各 Wideband SPA は、 annex modulation コマンドでの SPA の設定内容に応じて、最大 24 の RF チャネルをサポートします。
(注) annex modulation コマンドは Cisco IOS Release 12.3(23)BC より廃止され、annex および modulation がキーワード オプションとして rf-channel frequency コマンドに統合されます。
• Annex A と 256 QAM の場合、各 Wideband SPA は 18 の RF チャネルをサポートします。この場合、 rf-port 引数の有効値は、0 ~ 17 です。
• その他の場合、SPA は 24 の RF チャネルをサポートします。この場合、 rf-port 引数の有効値は、0 ~ 23 です。
例
次に、スロット/サブスロット/ベイ 1/0/1 に装着された Wideband SPA の RF チャネル 3 に 123 のダウンストリーム チャネル ID を割り当てる例を示します。
Router# configure terminal
Router(config)# controller modular-cable 1/0/1
Router(config-controller)# rf-channel 3 cable downstream channel-id 123
関連コマンド
|
|
annex modulation |
Wideband SPA の Annex と変調を設定します。 |
cable primary |
ワイドバンド チャネルがプライマリ ワイドバンド チャネルであることを指定します。 |
cable rf-channel |
Wideband SPA の RF チャネルをワイドバンド チャネルに関連付けます。 |
controller modular-cable |
コントローラ コンフィギュレーション モードを開始して、Wideband SPA コントローラを設定します。 |
ip-address(コントローラ) |
Wideband SPA FPGA の IP アドレスを設定します。 |
modular-host subslot |
モジュラホスト ラインカードを指定します。 |
rf-channel frequency |
各 RF チャネルの周波数を設定します。 |
rf-channel ip-address mac-address udp-port |
各 RF チャネルの IP アドレス、MAC アドレス、および UDP ポートを設定します。 |
rf-channel network delay |
各 RF チャネルの CIN 遅延を指定します。 |
rf-channel description |
各 RF チャネルの説明を指定します。 |
show cable mac-domain downstream-service-group
プライマリ ダウンストリーム チャネルの MAC Domain Downstream Service Group(MD-DS-SG)情報を表示するには、特権 EXEC モードで show cable mac-domain downstream-service-group コマンドを使用します。
show cable mac-domain cable slot/subslot/port downstream-service-group
シンタックスの説明
slot |
ケーブル インターフェイス ラインカードで使用されるスロット。有効値は、5 ~ 8 です。 |
subslot |
ケーブル インターフェイス ラインカードで使用されるサブスロット。有効値は、0 または 1 です。 |
port |
プライマリ ダウンストリーム チャネルとして使用されるダウンストリーム ポート。有効値は、0 ~ 4 です。 |
コマンドのデフォルト設定
デフォルトの動作または値はありません。
コマンド モード
特権 EXEC(#)
コマンド履歴
|
|
12.3(21)BC |
このコマンドが Cisco uBR10012 ルータに追加されました。 |
12.3(23)BC |
このコマンドは、SPA と Cisco uBR10-MC5X20 ラインカードからのプライマリ ダウンストリーム チャネルの MD-DS-SG 情報を表示します。 |
使用上のガイドライン
show cable mac-domain downstream-service-group コマンドを使用して、指定したプライマリ ダウンストリーム チャネルの MD-DS-SG 情報を表示します。
各ファイバ ノードでは、Cisco uBR10-MC5X20 ケーブル インターフェイス ラインカードの従来の DOCSIS ダウンストリーム チャネルは、MAC 管理メッセージとシグナリング メッセージの伝送に使用され、関連する従来の DOCSIS アップストリーム チャネルがリターン データ トラフィックとシグナリングに使用されます。このように MAC ドメインで使用される従来の DOCSIS ダウンストリーム チャネルは、 プライマリ ダウンストリーム チャネル と呼ばれます。
(注) Cisco IOS Release 12.3(23)BC 以降では、SPA からの RF チャネルまたは Cisco uBR10-MC5X20 ダウンストリーム チャネルはファイバ ノードのプライマリ チャネルとして機能できます。
例
次に、スロット/サブスロット/ポート 5/0/0 に設置されたケーブル インターフェイスのプライマリ ダウンストリーム チャネルの show cable mac-domain downstream-service-group の出力例を示します。
Cisco IOS Release 12.3(21)BC
Router# show cable mac-domain cable5/0/0 downstream-service-group
Cisco IOS Release 12.3(23)BC
Router# show cable mac-domain cable5/0/0 downstream-service-group
Cable MD-DS-SG RF Local Remote
IF Id SPA Chan Primary Chan Primary Chan
前述の例では、ID 1 の MD-DS-SG がスロット/サブスロット/ベイ 1/0/0 に装着された Wideband SPA の RF チャネル 0 および 1 で使用されています。
関連コマンド
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|
show cable modem |
ワイドバンド ケーブル モデムを含む、登録済みおよび未登録のケーブル モデムの情報を表示します。 |
show cable modem wideband |
登録済みおよび未登録のワイドバンド ケーブル モデムの情報を表示します。 |
show cable mac-domain cgd-associations
すべてのケーブル MAC ドメインの Channel Grouping Domain(CGD)アソシエーションの概要を表示するには、特権 EXEC モードで show cable mac-domain cable cgd-associations コマンドを使用します。
show cable mac-domain cable slot/subslot/port cgd-associations
シンタックスの説明
slot |
ケーブル インターフェイス ラインカードで使用されるスロット。有効値は、5 ~ 8 です。 |
subslot |
ケーブル インターフェイス ラインカードで使用されるサブスロット。有効値は、0 または 1 です。 |
port |
プライマリ ダウンストリーム チャネルとして使用されるダウンストリーム ポート。有効値は、0 ~ 4 です。 |
コマンドのデフォルト設定
デフォルトの動作または値はありません。
コマンド モード
特権 EXEC(#)
コマンド履歴
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|
12.3(23)BC |
このコマンドが Cisco uBR10012 ルータに追加されました。 |
使用上のガイドライン
show cable mac-domain cgd-associations コマンドは、各ケーブル MAC ドメイン(Cisco uBR10-MC5X20 ラインカード インターフェイス)の次の情報を表示します。
• この MAC ドメインに追加された SPA ダウンストリーム チャネル
• 各 SPA ダウンストリーム チャネルおよび Cisco uBR10-MC5X20 ダウンストリーム チャネルに関連付けられたアップストリーム チャネルのリスト
コマンド出力の All カラムが Y の場合、Cisco uBR10-MC5X20 ラインカード ダウンストリーム チャネルまたは SPA ダウンストリーム チャネルに関連付けられたすべてのアップストリーム チャネルが upstream cable connector コマンドを使用して設定されていることを示します。すべてのアップストリーム チャネルが設定されていない場合、このカラムは何も表示しません。
• 現在、アクティブである SPA ダウンストリーム チャネル
SPA ダウンストリーム チャネルを示した対応するモジュラ ケーブル インターフェイスが管理上のアップ状態で、回線プロトコルがアップ状態である場合、SPA ダウンストリーム チャネルはアクティブになります。アクティブであるとみなされる SPA ダウンストリーム チャネルは、ケーブル MAC ドメインの動作可能なプライマリ ダウンストリーム チャネルとなります。
(注) CGD の詳細については、『Cisco DOCSIS 3.0 Downstream Solution Design and Implementation Guide』Release 2.0 を参照してください。
次に、スロット 6、サブスロット 0、ポート 0 のケーブル インターフェイスの show cable mac-domain cgd-associations コマンドの出力例を示します。
Router# show cable mac-domain c6/0/0 cgd-associations
CGD Host SPA DS Channels Upstreams (All) Active Remote DS
関連コマンド
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|
show cable mac-domain downstream-service-group |
プライマリ ダウンストリーム チャネルの MD-DS-SG 情報を表示します。 |
show controllers jacket
Wideband SIP の登録値を表示するには、特権 EXEC モードで show controllers jacket コマンドを使用します。
show controllers jacket slot/subslot [ all | cpld | processor | vanadium | spi _ fpga ]
シンタックスの説明
slot |
Wideband SIP が装着されたスロット。Cisco uBR10012 ルータの場合、スロット 1 と 3 を Wideband SIP に使用できます。 |
subslot |
Wideband SIP が装着されたサブスロット。Cisco uBR10012 ルータの場合、サブスロット 0 が常に指定されます。 |
all |
(任意)すべての登録値を表示します。 |
cpld |
(任意)Complex Programmable Logic Device(CPLD)の登録値を表示します。 |
processor |
(任意)プロセッサの登録値を表示します。 |
vanadium |
(任意)Vanadium の登録値を表示します。 |
spi_fpga |
(任意)SPI FPGA の登録値を表示します。 |
コマンドのデフォルト設定
all または特定の登録値を示すキーワードを指定しないと、 show controllers jacket ですべての登録値が表示されます。
コマンド モード
特権 EXEC(#)
コマンド履歴
|
|
12.3(21)BC |
このコマンドが Cisco uBR10012 ルータに追加されました。 |
使用上のガイドライン
show controllers jacket コマンドを使用して、Wideband SIP の登録値を表示します。次の Wideband SIP コンポーネントの値を表示できます。
• CPLD ― 制御リセット、I/O バス、および SPA OIR に対するロジックを含む CPLD
• プロセッサ ― SIP のチップ、PRE モジュールへの通信、および SPA との通信の設定を行う Wideband SIP オンボード プロセッサ
• Vanadium ― Wideband SIP と PRE モジュール間のリンクを提供するシスコ設計による ASIC
• SPI FPGA ― POS-PHY Level 3(PL3)インターフェイスで最大 8 つのチャネル、および 2 つの System Packet Interface Level 4 Phase 2(SPI4.2)インターフェイスの間で共有される最大 8 つのチャネルをサポートするバス コンバータ。SPI FPGA はまた、オンボード プロセッサ コンプレックスを Wideband SIP バスにインターフェイスします。
例
次に、 cpld および processor キーワードを使用した show controllers jacket コマンドの出力例を示します。
Router# show controllers jacket 1/0 cpld
[A4000004] Clock frequency:32
[A4000008] Reset status and control:1
[A400000C] Software reset reason:0
[A4000010] Datapath reset: 19
[A4000014] SPA 0 OIR register: FF
[A4000018] SPA 1 OIR register: FF
[A400001C] SPA OIR interrupt status: (would clear on read)
[A4000020] SPA OIR interrupt mask: FF
Router# show controllers jacket 1/0 processor
関連コマンド
|
|
show controllers modular-cable |
Wideband SPA の情報を表示します。 |
show controllers modular-cable
Wideband SPA の情報を表示するには、特権 EXEC モードで show controllers modular-cable コマンドを使用します。
show controllers modular-cable slot/subslot/bay { brief | fpga_registers | { all | sfp [ port port_num ] | ge_phy [ port port_num ]}}
シンタックスの説明
slot |
Wideband SIP が装着されたスロット。Cisco uBR10012 ルータの場合、スロット 1 と 3 を Wideband SIP に使用できます。 |
subslot |
Wideband SIP が装着されたサブスロット。Cisco uBR10012 ルータの場合、サブスロット 0 が常に指定されます。 |
bay |
Wideband SPA が装着された Wideband SIP のベイ。有効値は、0(上部ベイ)と 1(下部ベイ)です。 |
brief |
(任意)Wideband SPA コントローラ情報の簡単な説明を表示します。 |
fpga_registers |
(任意)Wideband SPA FPGA(Blaze)登録情報を表示します。 |
all |
(任意)Wideband SPA の Small Form-Factor Pluggable(SFP; 着脱可能小型フォーム ファクタ)モジュールと物理レイヤ(PHY)情報の両方を表示します。 |
sfp |
(任意)Wideband SPA の SFP モジュールの情報を表示します。 |
ge_phy |
(任意)Wideband SPA ギガビット イーサネット ポートの PHY 情報を表示します。 |
port port_num |
(任意) sfp または ge_phy とともに使用する場合、指定した Wideband SPA ギガビット イーサネット ポートの情報が表示されます。 port port_num 引数を使用しない場合、両方のギガビット イーサネット ポートの情報が表示されます。 |
コマンドのデフォルト設定
キーワードまたは引数を指定しない場合、両方のギガビット イーサネット ポートのすべてのカテゴリに関する情報が表示されます。
コマンド モード
特権 EXEC(#)
コマンド履歴
|
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12.3(21)BC |
このコマンドが Cisco uBR10012 ルータに追加されました。 |
使用上のガイドライン
show controllers modular-cable コマンドを使用して、Wideband SPA コントローラの内部状態の情報を表示します。
• fpga_registers キーワードは、Wideband SPA FPGA の FPGA 登録情報を表示します。
• sfp キーワードは、指定した Wideband SPA ポートの SFP モジュラの情報と SFP モジュールのハードウェア詳細を表示します。
• ge_phy キーワードは、指定した Wideband SPA ポートの PHY と登録値を表示します。
sfp または ge_phy ではなく all を指定する場合、SFP モジュールと PHY 情報の両方が表示されます。
例
次に、 fpga_registers 、 sfp 、 および ge_phy キーワードを使用した show controllers modular-cable の出力例を示します。一部の出力だけを表示している例もあります。
Router# show controllers modular-cable 1/0/0 fpga_registers
REG blz_sw_rev_id offset 0x00000000 = 0x00000000
REG blz_hw_rev_id offset 0x00000004 = 0x04030422
REG rst_ctrl_reg_0 offset 0x00000008 = 0x00000000
REG led_ctrl_reg_0 offset 0x00000010 = 0x00000001
REG gp_config_reg_0 offset 0x00000030 = 0x80000000
REG test_reg offset 0x000000B0 = 0xDEADBEAF
REG adr_trap_reg offset 0x000000B4 = 0x00000040
REG spa_timeout_reg offset 0x000000B8 = 0x000003E8
REG spa_error_reg offset 0x000000BC = 0x0000000A
REG bm_int_stat_reg offset 0x00000100 = 0x00000000
REG sfp_all_int_stat_reg offset 0x00000104 = 0x00000000
REG spa_brd_int_stat_reg offset 0x00000108 = 0x00000203
REG spa_brd_int_en_reg offset 0x00000120 = 0x000000CC
REG spa_brd_int_ovrd_reg offset 0x00000130 = 0x00000000
REG sfp_int_stat_reg_0 offset 0x00000200 = 0x00000000
REG sfp_cfg_stat_reg_0 offset 0x00000204 = 0x00010007
REG sfp_int_stat_reg_1 offset 0x00000208 = 0x00000000
REG sfp_cfg_stat_reg_1 offset 0x0000020C = 0x00010007
REG blz_ctrl_stat_reg offset 0x00000300 = 0x0007FF01
REG dcm_status_reg offset 0x00000304 = 0x00000009
REG blz_sp_int_stat_reg_0 offset 0x00000310 = 0x00000008
Router# show controllers modular-cable 1/0/0 sfp port 1
SFP TX FAULT is not detected
SONET compliance: not specified
Gigabit Ethernet compliance: 1000BASE-SX
Fibre Channel link length: not specified
Fibre Channel transmitter technology: not specified
Fibre Channel transmission media: not specified
Fibre Channel speed: not specified
50 micron-multimode fiber supported length: 550 m
62.5 micron-multimode fiber supported length: 270 m
Upper bit rate limit: not specified
Lower bit rate limit: not specified
Date code (yy/mm/dd): 05/02/23
Vendor name: CISCO-AGILENT
Vendor Part Number (PN): QFBR-5766LP Vendor Rev:
Vendor SN (SN): AGS090855CE
Enhanced options implemented: none
Diagnostic monitoring implemented: none
0x00: 03 04 07 00 00 00 01 00 00 00 00 01 0D 00 00 00
0x10: 37 1B 00 00 43 49 53 43 4F 2D 41 47 49 4C 45 4E
0x20: 54 20 20 20 00 00 30 D3 51 46 42 52 2D 35 37 36
0x30: 36 4C 50 20 20 20 20 20 20 20 20 20 03 52 00 B5
0x40: 00 1A 00 00 41 47 53 30 39 30 38 35 35 43 45 20
0x50: 20 20 20 20 30 35 30 32 32 33 20 20 00 00 00 C4
0x60: 00 00 06 C9 F0 FA 7C 01 B3 C8 41 6B 39 04 FC 85
0x70: BB 20 9E 00 00 00 00 00 00 00 00 00 B4 94 52 CC
0x80: FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF
0x90: FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF
Router# show controllers modular-cable 1/0/0 ge_phy port 0
Gigabit PHY information for port 0:
link is up, auto-negotiation is complete
remote fault not detected, jabber not detected
Extended status register (reg 15) = 0xC000
1000BaseX full duplex capable 1000BaseX half duplex capable
phy specific status (reg 17) = 0xAC14
link is up (real-time), speed/duplex resolved
speed: 1000 Mbps, duplex: full
page not received, cable length is < 50m
MDI cross-over status: MDI, downshift status: no
energy detect status: sleep
transmit pause: disabled, receive pause: enabled
polarity: normal, jabber: no
phy specific extended status (reg 27) = 0xB487
Fiber/ copper auto selection disabled, fiber link
Serial interface auto-negotiation bypass enabled
Serial interface auto-negotiation bypass status:
Link came up because regular fiber autoneg completed
Interrupt polarity is active low
Auto-negotiation configuration and status:
Auto-negotiation is enabled and is completed
Speed/duplex is resolved to 1000 Mbps, full duplex
Advertised capabilities: 1000BaseX/HD 1000BaseX/FD Pause capable (Asymmetric)
Partner capabilities: 1000BaseX/FD
関連コマンド
|
|
show controllers jacket |
Wideband SIP の登録値を表示します。 |
show hw-module bay
Wideband SPA のワイドバンド チャネルまたは RF チャネルに関する情報を表示するには、特権 EXEC モードで show hw-module bay コマンドを使用します。
show hw-module bay { slot / subslot / bay | all } show-type { wideband-channel | rf-channel | modular-channel } [ device-index ] [ verbose ]
シンタックスの説明
slot |
Wideband SIP が装着されたスロット。Cisco uBR10012 ルータの場合、スロット 1 と 3 を Wideband SIP に使用できます。 |
subslot |
Wideband SIP が装着されたサブスロット。Cisco uBR10012 ルータの場合、サブスロット 0 が常に指定されます。 |
bay |
Wideband SPA が装着された Wideband SIP のベイ。有効値は、0(上部ベイ)と 1(下部ベイ)です。 |
all |
Wideband SPA が両方のベイに装着されている場合、ベイ 1 とベイ 0 の両方の情報を表示することを指定します。 |
show-type |
表示する情報のタイプ。有効値は、 association 、 config 、 counters 、および mapping です。show-type の詳細については、「使用上のガイドライン」を参照してください。 |
wideband-channel |
device-index が示すワイドバンド チャネル情報を表示します。 |
rf-channel |
device-index が示す RF チャネル情報を表示します。 |
modular-channel |
device-index が示すナローバンド チャネル情報を表示します。 |
device-index |
(任意)ワイドバンド チャネル番号、RF チャネル番号、または BPI インデックス番号 • wideband-channel キーワードを指定する場合、 device-index の有効値は 0 ~ 11 です。 • rf-channel キーワードを指定する場合、Wideband SPA が annex modulation コマンドで設定されている内容に応じて、 device-index の有効値は 0 ~ 23 になります。 |
verbose |
(任意) config キーワードとともに使用します。ワイドバンド チャネルまたは RF チャネルの詳細な設定情報を表示します。 |
コマンドのデフォルト設定
デフォルトの値または動作はありません。
コマンド モード
特権 EXEC(#)
コマンド履歴
|
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12.3(21)BC |
このコマンドが Cisco uBR10012 ルータに追加されました。
|
12.3(23)BC |
modular-channel キーワードが追加されました。
|
使用上のガイドライン
show hw-module bay が表示する情報のタイプは、 show-type 引数の値によって決まります。 表11-3 では、各 show-type で表示される情報について説明します。この表では、「許可されたキーワード」カラムは、 show-type を wideband-channel、rf-channel、または modular-channel キーワードで使用できるかどうかを示します。
device-index が show hw-module bay から省略されている場合、コマンドは、使用されているキーワードに応じて、すべてのワイドバンド チャネル、RF チャネル、または BPI+ インデックスの情報を表示します。
association show-type は、ケーブル インターフェイス ラインカードと Wideband SPA が CMTS に物理的に存在する場合のみ、ワイドバンドとナローバンド(従来の DOCSIS)チャネルのアソシエーション情報を表示します。
(注) verbose キーワードを指定しないと、詳しい設定情報は表示されません。
表11-3 show-type の値
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|
|
association |
wideband-channel |
ワイドバンドとナローバンド(従来の DOCSIS)チャネルのアソシエーション情報を表示します。ワイドバンド チャネルと従来の DOCSIS ダウンストリーム チャネルのアソシエーションは、ファイバ ノードのプライマリ ダウンストリーム チャネルが downstream コマンドで設定されている場合に作成されます。 |
config |
wideband-channel または rf-channel |
指定したキーワードに応じて、ワイドバンド チャネルまたは RF チャネルの設定情報を表示します。 |
counters |
wideband-channel または rf-channel |
指定したキーワードに応じて、ワイドバンド チャネルまたは RF チャネルの統計情報を表示します。 |
mapping |
wideband-channel 、 rf-channel、 または modular-channel |
指定したキーワードに応じて、ワイドバンド チャネルから RF チャネルへのマッピングを表示します。 |
詳細情報については、Cisco.com の次のマニュアルを参照してください。
• 『 Cisco Cable Wideband Solution Design and Implementation Guide 』Release 1.0
• 『 Cisco uBR10012 ユニバーサル ブロードバンド ルータ SIP/SPA ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド 』
• 『 Cisco uBR10012 Universal Broadband Router SIP and SPA Hardware Installation Guide 』
例
次に、スロット 1、サブスロット 0、ベイ 0 に装着された Wideband SPA のワイドバンド チャネル 0 の show hw-module bay コマンドの出力例を示します。
Router# show hw-module bay 1/0/0 counters wideband-channel 0
SPA WB channel Tx packets Tx octets
Router# show hw-module bay 1/0/0 mapping wideband-channel 0
Router# show hw-module bay 1/0/0 association wideband-channel 0
WB BG Bundle NB NB chan Reserved Total
channel ID num channel ID CIR CIR
Wideband-Cable1/0/0:0 1 1 Cable6/0/0 251 0 42064200
次に、Cisco IOS Release 12.3(21)BC の show hw-module bay の出力例を示します。
Router# show hw-module bay 1/0/0 association wideband-channel 0
WB BG Bundle NB NB chan Reserved Avail
channel ID num channel ID CIR CIR
Wideband-Cable1/0/0:0 1 1 Cable6/0/0 251 0 0
次に、Cisco IOS Release 12.3(23)BC の show hw-module bay の出力例を示します。
Router# show hw-module bay 1/0/0 association wideband-channel 0
WB BG Bundle NB NB chan Reserved Total
channel ID num channel ID CIR CIR
Wideband-Cable1/0/0:0 1 140 Cable6/0/0 30 0 42064200
前述の例では、 association キーワードが指定された場合に、各ワイドバンド チャネルに対して次の情報が表示されます。
• WB channel ― ワイドバンド ケーブル インターフェイス(ワイドバンド チャネル)
• BG ID ― ワイドバンド チャネルのボンディング グループ ID
• Bundle num ― ワイドバンド チャネルがメンバーである仮想バンドル インターフェイスの番号
• NB channel ― ワイドバンド チャネルのプライマリ ダウンストリーム チャネル(ナローバンド チャネルまたは従来の DOCSIS チャネル)のスロット/サブスロット/ポート
• NB channel ID ― プライマリ ダウンストリーム チャネルのチャネル ID
• Reserved CIR ― 予約された Committed Information Rate(CIR; 認定情報レート)
• Total CIR ― 使用できる CIR の合計
(注) Cisco IOS Release 12.3(21)BC の場合、[Reserved CIR] および [Avail CIR] フィールドの説明は次のとおりです。
Reserved CIR ― 予約された CIR。QoS は現在ワイドバンド トラフィックでベストエフォートなので、予約された CIR は常に 0 になります。
Avail CIR ― 使用可能な CIR の部分。QoS は現在ワイドバンド トラフィックでベストエフォートなので、使用可能な CIR は常に 0 になります。
次に、スロット 1、サブスロット 0、ベイ 0 に装着された Wideband SPA のワイドバンド チャネル(0 ~ 11)の show hw-module bay コマンドの出力例を示します。
Router# show hw-module bay 1/0/0 counters wideband-channel
SPA WB channel Tx packets Tx octets
Router# show hw-module bay 1/0/0 config wideband-channel
WB BG Bundle WB Host Primary
channel ID num Slot/Subslot BG
Wideband-Cable1/0/0:0 24 123 5/0 Yes
Wideband-Cable1/0/0:1 25 123 5/0 Yes
Wideband-Cable1/0/0:2 26 123 5/0 Yes
Wideband-Cable1/0/0:3 27 123 5/0 Yes
Wideband-Cable1/0/0:4 28 123 5/0 Yes
Wideband-Cable1/0/0:5 29 123 5/0 Yes
Wideband-Cable1/0/0:6 30 123 5/0 Yes
Wideband-Cable1/0/0:7 31 123 5/0 Yes
Wideband-Cable1/0/0:8 32 0 5/0 Yes
Wideband-Cable1/0/0:9 33 0 5/0 Yes
Wideband-Cable1/0/0:10 34 0 5/0 Yes
Wideband-Cable1/0/0:11 35 0 5/0 Yes
前述の例では、 config キーワードが指定された場合に、各ワイドバンド チャネルに対して次の情報が表示されます。
• WB Channel ― ワイドバンド チャネル スロット、サブスロット、ベイ、およびワイドバンド チャネル番号を指定します。
• BG ID ― ボンディング グループ ID
• Bundle num ― ワイドバンド チャネルがメンバーである仮想バンドル インターフェイスの番号
• WB Host Slot/Subslot ― Wideband プロトコル オペレーションに対して設定されたケーブル インターフェイス ラインカード。 modular-host コマンドを参照してください。
• Primary BG ― Yes は、ワイドバンド チャネルがプライマリ ボンディング グループ(プライマリ ワイドバンド チャネル)であることを示します。
次に、スロット 1、サブスロット 0、ベイ 0 に装着された Wideband SPA の RF チャネル 0 の show hw-module bay コマンドの出力例を示します。
Router# show hw-module bay 1/0/0 config rf-channel 0
SPA RF Freq Mod Annex IP Address MAC Address UDP
1/0/0 0 699000000 64qam B 192.168.200.30 0011.920e.a9ff 49152
前述の出力では、次のフィールドで RF チャネルに関連付けられているエッジ QAM デバイスの情報を提供します。
• IP Address ― エッジ QAM デバイスの IP アドレス
• MAC address ― ネクストホップ デバイスまたはエッジ QAM デバイスの MAC アドレス
• UDP port ― この RF チャネルで使用されるエッジ QAM デバイスの UDP ポート番号
Router# show hw-module bay 1/0/0 config rf-channel 0 verbose
SPA : Wideband-Cable 1/0/0
IP address of next hop : 192.168.200.30
MAC address of EQAM : 000c.3033.2cbf
Router# show hw-module bay 1/0/0 counters rf-channel 0
SPA RF channel MPEG packets tx
Router# show hw-module bay 1/0/0 mapping rf-channel 0
次に、スロット 1、サブスロット 0、ベイ 0 に装着された Wideband SPA の RF チャネルの show hw-module bay コマンドの出力例を示します。この例では、0 ~ 8 の RF チャネルだけがワイドバンド チャネルに関連付けられているので、これらの RF チャネルの出力だけが表示されます。BW % カラムは、 cable rf-channel コマンドを使用してワイドバンド チャネルに割り当てられた RF チャネルの帯域幅の割合です。
Router# show hw-module bay 1/0/0 mapping rf-channel
関連コマンド
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|
show hw-module bay oir |
Wideband SPA の運用ステータスを表示します。 |
show hw-module bay oir
Wideband SPA の運用ステータスを表示するには、特権 EXEC モードで show hw-module bay oir コマンドを使用します。
show hw-module bay { slot/subslot/bay | all } oir [ internal ]
シンタックスの説明
slot |
Wideband SIP が装着されたスロット。Cisco uBR10012 ルータの場合、スロット 1 と 3 を Wideband SIP に使用できます。 |
subslot |
Wideband SIP が装着されたサブスロット。Cisco uBR10012 ルータの場合、サブスロット 0 が常に指定されます。 |
bay |
Wideband SPA が装着された Wideband SIP のベイ。有効値は、0(上部ベイ)と 1(下部ベイ)です。 |
all |
システムのすべての Wideband SPA の OIR ステータスを表示します。 |
internal |
(任意)詳細な診断情報を表示します。このオプションは、シスコのテクニカルサポート担当者によって、内部診断のために使用されます。 |
コマンドのデフォルト設定
internal キーワードを指定しないと、詳しい診断情報は表示されません。
コマンド モード
特権 EXEC(#)
コマンド履歴
|
|
12.3(21)BC |
このコマンドが Cisco uBR10012 ルータに追加されました。 |
使用上のガイドライン
show hw-module bay oir コマンドを使用して、Wideband SPA に関する運用ステータスの情報を取得します。特定の SPA の情報を表示するには、SPA の slot/subslot/bay を指定します。ルータのすべての SPA の情報を表示するには、 all キーワードを使用します。
任意の internal キーワードは、詳細な診断情報を表示します。この情報は、シスコのテクニカルサポート担当者のみが使用することを推奨します。
表11-4 は、出力の [Operational Status] フィールドで使用される可能性がある値について説明します。
表11-4 [Operational Status] フィールドの説明
|
|
admin down |
SPA は hw-module bay shutdown グローバル コンフィギュレーション コマンドによって、管理上のディセーブル状態になっています。 |
booting |
SPA が初期化されています。 |
missing |
SPA が SIP ベイに装着されていません。 |
ok |
SPA が動作可能な状態です。 |
out of service( 理由 ) |
SPA は、次のいずれかの理由でアウト オブ サービスの状態です。
(注) 次の理由はすべての SPA に適用されるわけではなく、プラットフォーム固有のものです。
• Analyze failed ― SPA データ構造の作成に失敗しました。ほとんどの場合、メモリ割り当てに問題があります。 • Authentication failed ― SPA がハードウェアの検証に失敗しました。 • Data structure create error ― SPA データ構造の作成に失敗しました。ほとんどの場合、メモリ割り当てに問題があります。 • Event corrupt ― SPA の括性挿抜(online insertion and removal; OIR)イベントが破損しました。SIP と Route Processor(RP; ルート プロセッサ)間のメッセージが破損しているか、その他のソフトウェアまたはハードウェアの問題が原因の可能性があります。 • Event sequence error ― SPA OIR イベントのシーケンスが正しくありません。SIP と RP 間のメッセージが破損しているか、その他のソフトウェアまたはハードウェアの問題が原因の可能性があります。 • Fail code not set ― SPA OIR イベント メッセージでエラー コードを読み取ることができませんでした。SIP と RP 間のメッセージが破損しているか、その他のソフトウェアまたはハードウェアの問題が原因の可能性があります。 • Failed too many times ― SPA の障害がプラットフォームでの許容制限値を超えたため、SPA がディセーブルにされました。 • FPD upgrade failed ― Field-Programmable Gate Array(FPGA)などの Field-Programmable Device(FPD)で、自動アップグレードに失敗しました。 • H/W signal deasserted ― SPA がアクセス可能であることを示す SPA_OK または PWR_OK ハードウェア信号がアサートされなくなりました。 • Heartbeat failed ― インテリジェント SPA がハートビート エラーを検知すると発生します。 • Incompatible FPD ― Cisco IOS ソフトウェアとの FPGA バージョンの不一致が SPA で検出されました。 • Init timeout ― SPA の初期化中に制限時間に達しました。 • Read SPA type failed ― ハードウェアによる SPA タイプの読み取りに失敗しました。 • Reload request ― hw-module subslot reload コマンドからの SPA リロードが進行中です。 • SPA h/w error ― SPA ソフトウェア ドライバでハードウェア エラーを検出しました。 • SPA ready timeout ― SPA が動作可能状態になるのを待つ間に、RP でタイムアウトが発生しました。 • SPA type mismatch ― あるタイプの SPA を事前に設定している場合に、別のタイプの SPA を差し込むと発生します。 • SPA unrecognized ― SPA が Cisco IOS ソフトウェア リリースでサポートされていません。 |
|
• Start failed ― SPA のインターフェイスの起動に失敗しました。 • Unexpected inserted event ― OIR ソフトウェアで SPA が認識されている場合に、SPA OIR ソフトウェアによって SPA 挿入イベントが受信されました。 • Wait h/w ok timeout ― SPA_OK および PWR_OK ハードウェア信号がアサートされるのを待つ間に、タイムアウトが発生しました。 • Wait start timeout ― SPA を起動するために RP からの許可を待つ間に、SIP でタイムアウトが発生しました。 |
stopped |
hw-module subslot stop 特権 EXEC コマンドを使用して、SPA が正常に非アクティブになりました。 |
例
次に、Wideband SPA の運用ステータスを表示する例を示します。
Router# show hw-module bay 1/0/0 oir
Module Model Operational Status
------------- -------------------- ------------------------
bay 1/0/0 SPA-24XDS-SFP ok
次に、 internal キーワードを指定した場合の Wideband SPA の運用ステータスを表示する例を示します。
Router# show hw-module bay 1/0/0 oir internal
WARNING: This command is not intended for production use
and should only be used under the supervision of
Cisco Systems technical support personnel.
sm(spa_oir_tsm bay 1/0/0 TSM), running yes, state ready
Admin Status: admin enabled, Operational Status: ok(1)
Last reset Reason: audit failure
configured_spa_type 0x4AE
soft remove fail code 0x0(none)
timed_fail_count 0, failed_spa_type 0x0
associated_fail_code 0x0(none)
sequence numbers: next from tsm 1, last to tsm 1
spa type 0x4AE, active spa type 0x4AE
subslot flags 0x0, plugin flags 0x0
wait_psm_ready_timeout 180000 ms, init_timeout 120000 ms
short_recovery_delay 5000 ms, long_recovery_delay 120000 ms
ok_up_time 600000 ms, bad_fail_count 10
fail_time_period 600000 ms, max_fail_count 5
supports pre-configuration
sm(spa_oir_audit bay 1/0/1), running yes, state sleep
SPA OIR state machine audit statistics
In-sync poll-count late-resp resp-fail restarts fail-count
bay 1/0/0 yes 2752 0 4 1 0
関連コマンド
|
|
show hw-module bay |
Wideband SPA のワイドバンド チャネルまたは RF チャネルに関する情報を表示します。 |
show interface modular-cable
モジュラ ケーブル インターフェイスの現在の設定とステータスを表示するには、特権 EXEC モードで show interface modular-cable コマンドを使用します。
show interface modular-cable slot/subslot/port:nb-channel-number
シンタックスの説明
slot |
Wideband SIP が装着されたスロット。Cisco uBR10012 ルータの場合、スロット 1 と 3 を Wideband SIP に使用できます。 |
subslot |
Wideband SIP が装着されたサブスロット。Cisco uBR10012 ルータの場合、サブスロット 0 が常に指定されます。 |
bay |
Wideband SPA が装着されたWideband SIP のベイ。有効値は、0(上部ベイ)と 1(下部ベイ)です。 |
nb-channel-number |
ナローバンド チャネル番号を表示します。 |
コマンドのデフォルト設定
デフォルトの値または動作はありません。
コマンド モード
特権 EXEC(#)
コマンド履歴
|
|
12.3(23)BC |
このコマンドが追加されました。 |
例
次に、 show interface modular-cable コマンドの出力例を示します。
Router# show interface modular-cable 1/0/0:0
Modular-Cable3/0/0:0 is up, line protocol is up
Hardware is CMTS MC interface, address is 0011.9221.84be (bia 0011.9221.84be)
MTU 1500 bytes, BW 539 Kbit, DLY 1000 usec,
reliability 255/255, txload 1/255, rxload 1/255
Encapsulation MCNS, loopback not set
ARP type: ARPA, ARP Timeout 04:00:00
Last input never, output 00:09:57, output hang never
Last clearing of "show interface" counters never
Input queue: 0/75/0/0 (size/max/drops/flushes); Total output drops: 0
Queueing strategy: PXF First-In-First-Out
Output queue 0/64, 0 drops; input queue 0/75, 0 drops
5 minute input rate 0 bits/sec, 0 packets/sec
5 minute output rate 0 bits/sec, 0 packets/sec
0 packets input, 0 bytes, 0 no buffer
Received 0 broadcasts, 0 runts, 0 giants, 0 throttles
0 input errors, 0 CRC, 0 frame, 0 overrun, 0 ignored, 0 abort
107 packets output, 16302 bytes, 0 underruns
0 output errors, 0 collisions, 0 interface resets
0 output buffer failures, 0 output buffers swapped out
関連コマンド
|
|
show interface modular-cable accounting |
インターフェイス アカウンティング情報を表示します。 |
show interface modular-cable description |
インターフェイスの説明を表示します。 |
show interface modular-cable downstream |
ナローバンド チャネルのダウンストリーム情報を表示します。 |
show interface modular-cable dsg |
インターフェイスごとの DOCSIS Set-Top Gateway(DSG)情報を表示します。 |
show interface modular-cable intercept |
インターセプト ストリーム情報を表示します。 |
show interface modular-cable stats |
スイッチングされたインターフェイス パケットとオクテットを表示します。 |
show interface modular-cable summary |
インターフェイス サマリー情報を表示します。 |
show interface modular-cable switching |
インターフェイス スイッチング情報を表示します。 |
show interface modular-cable accounting
インターフェイス アカウンティング情報を表示するには、特権 EXEC モードで show interface modular-cable accounting コマンドを使用します。
show interface modular-cable { slot/subslot/bay:nb-channel-number } accounting
シンタックスの説明
slot |
Wideband SIP が装着されたスロット。Cisco uBR10012 ルータの場合、スロット 1 と 3 を Wideband SIP に使用できます。 |
subslot |
Wideband SIP が装着されたサブスロット。Cisco uBR10012 ルータの場合、サブスロット 0 が常に指定されます。 |
bay |
Wideband SPA が装着された Wideband SIP のベイ。有効値は、0(上部ベイ)と 1(下部ベイ)です。 |
nb-channel-number |
ナローバンド チャネル番号を表示します。 |
コマンドのデフォルト設定
デフォルトの値または動作はありません。
コマンド モード
特権 EXEC(#)
コマンド履歴
|
|
12.3(23)BC |
このコマンドが Cisco uBR10012 ルータに追加されました。 |
例
次に、スロット 1、サブスロット 0、ベイ 0、ナローバンド チャネル番号 0 のモジュラ ケーブル インターフェイスの show interface modular-cable accounting コマンドの出力例を示します。
Router# show interface modular-cable 1/0/0:0 accounting
Protocol Pkts In Chars In Pkts Out Chars Out
関連コマンド
|
|
show interface modular-cable description |
インターフェイスの説明を表示します。 |
show interface modular-cable downstream |
ナローバンド チャネルのダウンストリーム情報を表示します。 |
show interface modular-cable dsg downstream |
DOCSIS Set-Top Gateway(DSG)情報を表示します。 |
show interface modular-cable intercept |
インターセプト ストリーム情報を表示します。 |
show interface modular-cable stats |
スイッチングされたインターフェイス パケットとオクテットを表示します。 |
show interface modular-cable summary |
インターフェイス サマリー情報を表示します。 |
show interface modular-cable switching |
インターフェイス スイッチング情報を表示します。 |
show interface modular-cable description
インターフェイスの説明を表示するには、特権 EXEC モードで show interface modular-cable description コマンドを使用します。
show interface modular-cable { slot/subslot/bay:nb-channel-number } description
シンタックスの説明
slot |
Wideband SIP が装着されたスロット。Cisco uBR10012 ルータの場合、スロット 1 と 3 を Wideband SIP に使用できます。 |
subslot |
Wideband SIP が装着されたサブスロット。Cisco uBR10012 ルータの場合、サブスロット 0 が常に指定されます。 |
bay |
Wideband SPA が装着された Wideband SIP のベイ。有効値は、0(上部ベイ)と 1(下部ベイ)です。 |
nb-channel-number |
ナローバンド チャネル番号を表示します。 |
コマンドのデフォルト設定
デフォルトの動作または値はありません。
コマンド モード
特権 EXEC(#)
コマンド履歴
|
|
12.3(23)BC |
このコマンドが Cisco uBR10012 ルータに追加されました。 |
例
次に、スロット 1、サブスロット 0、ベイ 0、ナローバンド チャネル番号 0 のモジュラ ケーブル インターフェイスの show interface modular-cable description コマンドの出力例を示します。
Router# show interface modular-cable 1/0/0:0 description
Interface Status Protocol Description
関連コマンド
|
|
show interface modular-cable accounting |
インターフェイス アカウンティング情報を表示します。 |
show interface modular-cable downstream |
ナローバンド チャネルのダウンストリーム情報を表示します。 |
show interface modular-cable dsg downstream |
DOCSIS Set-Top Gateway(DSG)情報を表示します。 |
show interface modular-cable intercept |
インターセプト ストリーム情報を表示します。 |
show interface modular-cable summary |
インターフェイス サマリー情報を表示します。 |
show interface modular-cable stats |
スイッチングされたインターフェイス パケットとオクテットを表示します。 |
show interface modular-cable switching |
インターフェイス スイッチング情報を表示します。 |
show interface modular-cable dowstream
ナローバンド チャネルのダウンストリーム情報を表示するには、特権 EXEC モードで show interface modular-cable downstream コマンドを使用します。
show interface modular-cable { slot/subslot/bay:nb-channel-number } downstream
シンタックスの説明
slot |
Wideband SIP が装着されたスロット。Cisco uBR10012 ルータの場合、スロット 1 と 3 を Wideband SIP に使用できます。 |
subslot |
Wideband SIP が装着されたサブスロット。Cisco uBR10012 ルータの場合、サブスロット 0 が常に指定されます。 |
bay |
Wideband SPA が装着された Wideband SIP のベイ。有効値は、0(上部ベイ)と 1(下部ベイ)です。 |
nb-channel-number |
ナローバンド チャネル番号を表示します。 |
コマンドのデフォルト設定
デフォルトの動作または値はありません。
コマンド モード
特権 EXEC(#)
コマンド履歴
|
|
12.3(23)BC |
このコマンドが Cisco uBR10012 ルータに追加されました。 |
例
次に、スロット 1、サブスロット 0、ベイ 0、ナローバンド チャネル番号 0 のモジュラ ケーブル インターフェイスの show interface modular-cable downstream コマンドの出力例を示します。
Router# show interface modular-cable 1/0/0:0 downstream
Mo1/0/0:0: Downstream is up
Total Modems 5 (5 active), Total Flows 6
Total downstream bandwidth: 1940 Kbps
Total downstream reserved bandwidth: 200 Kbps
関連コマンド
|
|
show interface modular-cable accounting |
インターフェイス アカウンティング情報を表示します。 |
show interface modular-cable description |
インターフェイスの説明を表示します。 |
show interface modular-cable dsg downstream |
DOCSIS Set-Top Gateway(DSG)情報を表示します。 |
show interface modular-cable intercept |
インターセプト ストリーム情報を表示します。 |
show interface modular-cable stats |
スイッチングされたインターフェイス パケットとオクテットを表示します。 |
show interface modular-cable summary |
インターフェイス サマリー情報を表示します。 |
show interface modular-cable switching |
インターフェイス スイッチング情報を表示します。 |
show interface modular-cable dsg downstream
DOCSIS Set-Top Gateway(DSG)情報を表示するには、特権 EXEC モードで show interface modular-cable dsg コマンドを使用します。
show interface modular-cable { slot/subslot/bay:nb-channel-number } dsg downstream [ dcd|tg|tunnel ]
slot |
Wideband SIP が装着されたスロット。Cisco uBR10012 ルータの場合、スロット 1 と 3 を Wideband SIP に使用できます。 |
subslot |
Wideband SIP が装着されたサブスロット。Cisco uBR10012 ルータの場合、サブスロット 0 が常に指定されます。 |
bay |
Wideband SPA が装着された Wideband SIP のベイ。有効値は、0(上部ベイ)と 1(下部ベイ)です。 |
nb-channel-number |
ナローバンド チャネル番号を表示します。 |
downstream |
ダウンストリームごとの DSG 情報を表示します。 |
dcd |
(任意)DSG ダウンストリーム Dowstream Channel Descriptor(DCD)メッセージ情報を表示します。 |
tg |
(任意)DSG ダウンストリーム トンネル グループ情報を表示します。 |
tunnel |
(任意)DSG ダウンストリーム トンネル情報を表示します。 |
コマンドのデフォルト設定
デフォルトの値または動作はありません。
コマンド モード
特権 EXEC(#)
コマンド履歴
|
|
12.3(23)BC |
このコマンドが Cisco uBR10012 ルータに追加されました。 |
例
次に、スロット 1、サブスロット 0、ベイ 0、ナローバンド チャネル番号 0 のモジュラ ケーブル インターフェイスの show interface modular-cable dsg コマンドの出力例を示します。
Router# show interface modular-cable 1/0/0:0 dsg downstream
chan chan chan timer init oper twoWay oneWay num num num num num
list index freq index timeout timeout timer timer rule tunnel cfr client vsp
----- ----- ---- ----- ------- ------- ------ ------ ---- ------ ---- ------ ---
関連コマンド
|
|
show interface modular-cable accounting |
インターフェイス アカウンティング情報を表示します。 |
show interface modular-cable description |
インターフェイスの説明を表示します。 |
show interface modular-cable downstream |
ナローバンド チャネルのダウンストリーム情報を表示します。 |
show interface modular-cable intercept |
インターセプト ストリーム情報を表示します。 |
show interface modular-cable stats |
スイッチングされたインターフェイス パケットとオクテットを表示します。 |
show interface modular-cable summary |
インターフェイス サマリー情報を表示します。 |
show interface modular-cable switching |
インターフェイス スイッチング情報を表示します。 |
show interface modular-cable intercept
インターセプト ストリーム情報を表示するには、特権 EXEC モードで show interface modular-cable intercept コマンドを使用します。
show interface modular-cable { slot/subslot/bay:nb-channel-number } intercept
シンタックスの説明
slot |
Wideband SIP が装着されたスロット。Cisco uBR10012 ルータの場合、スロット 1 と 3 を Wideband SIP に使用できます。 |
subslot |
Wideband SIP が装着されたサブスロット。Cisco uBR10012 ルータの場合、サブスロット 0 が常に指定されます。 |
bay |
Wideband SPA が装着された Wideband SIP のベイ。有効値は、0(上部ベイ)と 1(下部ベイ)です。 |
nb-channel-number |
ナローバンド チャネル番号を表示します。 |
コマンドのデフォルト設定
デフォルトの動作または値はありません。
コマンド モード
特権 EXEC(#)
コマンド履歴
|
|
12.3(23)BC |
このコマンドが Cisco uBR10012 ルータに追加されました。 |
例
次に、スロット 1、サブスロット 0、ベイ 0、ナローバンド チャネル番号 0 のモジュラ ケーブル インターフェイスの show interface modular-cable intercept コマンドの出力例を示します。
Router# show interface modular-cable 1/0/0:0 intercept
Interface Modular-Cable1/0/0:0 is a member of bundle 2. Reenter the command on t
he virtual bundle interface.
関連コマンド
|
|
show interface modular-cable accounting |
インターフェイス アカウンティング情報を表示します。 |
show interface modular-cable description |
インターフェイスの説明を表示します。 |
show interface modular-cable downstream |
ナローバンド チャネルのダウンストリーム情報を表示します。 |
show interface modular-cable dsg downstream |
DOCSIS Set-Top Gateway(DSG)情報を表示します。 |
show interface modular-cable stats |
スイッチングされたインターフェイス パケットとオクテットを表示します。 |
show interface modular-cable summary |
インターフェイス サマリー情報を表示します。 |
show interface modular-cable switching |
インターフェイス スイッチング情報を表示します。 |
show interface modular-cable stats
スイッチングされたインターフェイス パケットとオクテットを表示するには、特権 EXEC モードで show interface modular-cable stats コマンドを使用します。
show interface modular-cable { slot/subslot/bay:nb-channel-number } stats
シンタックスの説明
slot |
Wideband SIP が装着されたスロット。Cisco uBR10012 ルータの場合、スロット 1 と 3 を Wideband SIP に使用できます。 |
subslot |
Wideband SIP が装着されたサブスロット。Cisco uBR10012 ルータの場合、サブスロット 0 が常に指定されます。 |
bay |
Wideband SPA が装着された Wideband SIP のベイ。有効値は、0(上部ベイ)と 1(下部ベイ)です。 |
nb-channel-number |
ナローバンド チャネル番号を表示します。 |
コマンドのデフォルト設定
デフォルトの動作または値はありません。
コマンド モード
特権 EXEC(#)
コマンド履歴
|
|
12.3(23)BC |
このコマンドが Cisco uBR10012 ルータに追加されました。 |
例
次に、スロット 1、サブスロット 0、ベイ 0、ナローバンド チャネル番号 0 のモジュラ ケーブル インターフェイスの show interface modular-cable stats コマンドの出力例を示します。
Router# show interface modular-cable 1/0/0:0 stats
Switching path Pkts In Chars In Pkts Out Chars Out
Route cache 0 0 509 41582
関連コマンド
|
|
show interface modular-cable accounting |
インターフェイス アカウンティング情報を表示します。 |
show interface modular-cable description |
インターフェイスの説明を表示します。 |
show interface modular-cable downstream |
ナローバンド チャネルのダウンストリーム情報を表示します。 |
show interface modular-cable dsg downstream |
DOCSIS Set-Top Gateway(DSG)情報を表示します。 |
show interface modular-cable intercept |
インターセプト ストリーム情報を表示します。 |
show interface modular-cable switching |
インターフェイス スイッチング情報を表示します。 |
show interface modular-cable summary |
インターフェイス サマリー情報を表示します。 |
show interface modular-cable summary
インターフェイス サマリー情報を表示するには、特権 EXEC モードで show interface modular-cable summary コマンドを使用します。
show interface modular-cable { slot/subslot/bay:nb-channel-number } summary
シンタックスの説明
slot |
Wideband SIP が装着されたスロット。Cisco uBR10012 ルータの場合、スロット 1 と 3 を Wideband SIP に使用できます。 |
subslot |
Wideband SIP が装着されたサブスロット。Cisco uBR10012 ルータの場合、サブスロット 0 が常に指定されます。 |
bay |
Wideband SPA が装着された Wideband SIP のベイ。有効値は、0(上部ベイ)と 1(下部ベイ)です。 |
nb-channel-number |
ナローバンド チャネル番号を表示します。 |
コマンドのデフォルト設定
デフォルトの値または動作はありません。
コマンド モード
特権 EXEC(#)
コマンド履歴
|
|
12.3(23)BC |
このコマンドが Cisco uBR10012 ルータに追加されました。 |
例
次に、スロット 1、サブスロット 0、ベイ 0、ナローバンド チャネル番号 0 のモジュラ ケーブル インターフェイスの show interface modular-cable summary コマンドの出力例を示します。
Router# show interface modular-cable 1/0/0:0 summary
IHQ: pkts in input hold queue IQD: pkts dropped from input queue
OHQ: pkts in output hold queue OQD: pkts dropped from output queue
RXBS: rx rate (bits/sec) RXPS: rx rate (pkts/sec)
TXBS: tx rate (bits/sec) TXPS: tx rate (pkts/sec)
Interface IHQ IQD OHQ OQD RXBS RXPS TXBS TXPS TRTL
------------------------------------------------------------------------
* Modular-Cable1/0/0:0 0 0 0 2 0 0 0 0 0
NOTE:No separate counters are maintained for subinterfaces
Hence Details of subinterface are not shown
関連コマンド
|
|
show interface modular-cable accounting |
インターフェイス アカウンティング情報を表示します。 |
show interface modular-cable description |
インターフェイスの説明を表示します。 |
show interface modular-cable downstream |
ナローバンド チャネルのダウンストリーム情報を表示します。 |
show interface modular-cable dsg downstream |
DOCSIS Set-Top Gateway(DSG)情報を表示します。 |
show interface modular-cable intercept |
インターセプト ストリーム情報を表示します。 |
show interface modular-cable stats |
スイッチングされたインターフェイス パケットとオクテットを表示します。 |
show interface modular-cable switching |
インターフェイス スイッチング情報を表示します。 |
show interface modular-cable switching
インターフェイス スイッチング情報を表示するには、特権 EXEC モードで
show interface modular-cable switching コマンドを使用します。
show interface modular-cable { slot/subslot/bay:nb-channel-number } switching
シンタックスの説明
slot |
Wideband SIP が装着されたスロット。Cisco uBR10012 ルータの場合、スロット 1 と 3 を Wideband SIP に使用できます。 |
subslot |
Wideband SIP が装着されたサブスロット。Cisco uBR10012 ルータの場合、サブスロット 0 が常に指定されます。 |
bay |
Wideband SPA が装着された Wideband SIP のベイ。有効値は、0(上部ベイ)と 1(下部ベイ)です。 |
nb-channel-number |
ナローバンド チャネル番号を表示します。 |
コマンドのデフォルト設定
デフォルトの動作または値はありません。
コマンド モード
特権 EXEC(#)
コマンド履歴
|
|
12.3(23)BC |
このコマンドが Cisco uBR10012 ルータに追加されました。 |
例
次に、スロット 1、サブスロット 0、ベイ 0、ナローバンド チャネル番号 0 のモジュラ ケーブル インターフェイスの show interface modular-cable switching コマンドの出力例を示します。
Router# show interface modular-cable 1/0/0:0 switching
Switching path Pkts In Chars In Pkts Out Chars Out
NOTE: all counts are cumulative and reset only after a reload.
関連コマンド
|
|
show interface modular-cable accounting |
インターフェイス アカウンティング情報を表示します。 |
show interface modular-cable description |
インターフェイスの説明を表示します。 |
show interface modular-cable downstream |
ナローバンド チャネルのダウンストリーム情報を表示します。 |
show interface modular-cable dsg downstream |
DOCSIS Set-Top Gateway(DSG)情報を表示します。 |
show interface modular-cable intercept |
インターセプト ストリーム情報を表示します。 |
show interface modular-cable stats |
スイッチングされたインターフェイス パケットとオクテットを表示します。 |
show interface modular-cable summary |
インターフェイス サマリー情報を表示します。 |
show interface wideband-cable
ワイドバンド チャネルの現在の設定とステータスを表示するには、特権 EXEC モードで show interface wideband-cable コマンドを使用します。
show interface wideband-cable slot/subslot/bay:wideband_channel [options]
シンタックスの説明
slot/subslot/bay: wideband-channel |
Cisco uBR10012 ルータの Wideband SIP および SPA と、ワイドバンド チャネル番号を識別します。有効な値は次のとおりです。 • slot = 1 ~ 3 • subslot = 0 または 1(常に0) • bay = 0(上部ベイ)または 1(下部ベイ) • wideband-channel = 0 ~ 11 |
options |
次のケーブル非固有のオプションにより、ワイドバンド ケーブル インターフェイスの情報が生成されます。 accounting ― インターフェイス経由で送信された各プロトコル タイプのパケットの数を表示します。 description ― インターフェイスのために入力された説明を表示します。 privacy ― プライバシ グループ情報を表示します。 stats ― スイッチングされたパケットを表示します。 summary ― インターフェイス サマリー情報を表示します。 switching ― インターフェイス スイッチング情報を表示します。
(注) その他一部のケーブル非固有のオプションでは、ワイドバンド ケーブル インターフェイスに関する必要な情報は生成されません。
|
(注) ケーブル非固有のオプションの詳細については、Cisco.com の Cisco IOS Release 12.3 マニュアルと Customer Documentation CD-ROM を参照してください。
コマンド モード
特権 EXEC
コマンド履歴
|
|
12.3(21)BC |
このコマンドが Cisco uBR10012 ルータに追加されました。 |
例
次に、show interface wideband-cable コマンドの出力例を示します。
Router# show interface wideband-cable 1/0/0:1
Wideband-Cable1/0/0:1 is up, line protocol is up
Hardware is Wideband CMTS Cable interface, address is 0012.001a.8897 (bia 0012.001a.8897)
MTU 1500 bytes, BW 74730 Kbit, DLY 1000 usec,
reliability 255/255, txload 1/255, rxload 1/255
Encapsulation MCNS, loopback not set
ARP type: ARPA, ARP Timeout 04:00:00
Last input never, output 00:00:09, output hang never
Last clearing of "show interface" counters never
Input queue: 0/75/0/0 (size/max/drops/flushes); Total output drops: 0
Output queue: 0/40 (size/max)
30 second input rate 0 bits/sec, 0 packets/sec
30 second output rate 0 bits/sec, 0 packets/sec
0 packets input, 0 bytes, 0 no buffer
Received 0 broadcasts, 0 runts, 0 giants, 0 throttles
0 input errors, 0 CRC, 0 frame, 0 overrun, 0 ignored, 0 abort
24224 packets output, 1222002 bytes, 0 underruns
0 output errors, 0 collisions, 0 interface resets
0 output buffer failures, 0 output buffers swapped out
表11-5 では、 show interface wideband-cable の出力で示すフィールドについて説明します。
表11-5 show interface wideband-cable のフィールドの説明
|
|
Wideband-Cable slot/subslot/bay:wb-channel is up/...administratively down |
インターフェイス ハードウェアが現在アクティブであるか、または管理者によってダウンに設定されているかを示します。 |
line protocol is up/...administratively down |
回線プロトコルを処理するソフトウェア プロセスがインターフェイスを使用可能とみなしているか、または管理者によってダウンに設定されているかを示します。 |
hardware |
ハードウェアのタイプおよびアドレス |
Internet address |
インターネット アドレスの次にサブネット マスク |
MTU |
インターフェイスの最大伝送ユニット(maximum transmission unit; MTU) |
BW |
インターフェイスの帯域幅(Kbps) |
DLY |
インターフェイスの遅延(マイクロ秒) |
rely |
255 を分母とする分数で表したインターフェイスの信頼性。5 分間の幾何平均として算出されます(たとえば、255/255 は 100% の信頼性)。 |
load |
255 を分母とする分数で表したインターフェイスの負荷。5 分間の幾何平均として算出されます(たとえば、255/255 は完全な飽和状態)。 |
Encapsulation |
このインターフェイスに割り当てられたカプセル化方式 |
Keepalive set |
キープアライブ タイム インターバル |
ARP type |
割り当てられている Address Resolution Protocol(ARP; アドレス解決プロトコル)、およびタイムアウトの値 |
Last input |
インターフェイスにより最後にパケットが正常に受信されてからの時間数、分数、および秒数 |
output |
インターフェイスにより最後にパケットが正常に送信されてからの時間数、分数、および秒数 |
Last clearing of “show interface” counters |
累積統計情報を測定するカウンタ(送受信したバイト数など)が最後にゼロにリセットされてからの経過時間 |
Queueing strategy |
このインターフェイスに設定されたキューイング タイプを表示します。次の出力例では、設定されたキューイング タイプは first-in first-out(FIFO; ファーストイン ファーストアウト)です。 |
Output queue |
出力キュー内のパケット数。この数は A/B の形式で表示されます。A はキュー内のパケットの数を、B はキューで許可されたパケットの最大数を示します。 |
drops |
キューがフルのためにドロップされたパケットの数を示します。 |
input queue/drops |
入力キュー内のパケット数。この数は A/B の形式で表示されます。A はキュー内のパケットの数を、B はキューで許可されたパケットの最大数を示します。 |
drops |
キューがフルのためにドロップされたパケットの数を示します。 |
Five minute input rate Five minute output rate |
最後の 5 分間に送信された 1 秒あたりの平均ビット数および平均パケット数。5 分間は統計情報収集のためのデフォルト値です。インターフェイス コンフィギュレーション モードで load-interval コマンドを使用してケーブル インターフェイスごとに変更できます。 |
(注) これらの統計情報は、減衰平均方式を使用して算出されます。個別のサンプルではなく、インターバル時間を通して平均値のみが保存されます。サンプルの平均を取るたびに、サンプルの割合と平均の割合を追加して新しい平均を作成します。トラフィックが一定時間の間停止しても、これらの統計情報はただちにゼロにはならずに、時間ごとに約 70% の減衰レートで低下します。
たとえば、1,000 パケット/秒(pps)でトラフィックを送信していたインターフェイスが停止すると、show interface cable コマンドは最初のインターバルの終わりの時点で 300 pps のレートを表示します。レートは、2 番めのインターバルの終わりの時点で 90 pps に低下します。
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packets input |
システムが受信したエラーのないパケットの総数 |
bytes input |
システムが受信したエラーのないパケットの合計バイト数(データおよび MACカプセル化を含む) |
no buffer |
メイン システムにバッファ スペースがないために廃棄された受信パケットの数 |
Received broadcast |
インターフェイスが受信したブロードキャストまたはマルチキャスト パケットの総数 |
runts |
メディアの最小パケット サイズより小さいために廃棄されたパケットの数 |
giants |
標準イーサネットの最大伝送ユニット サイズを超えたために廃棄されたパケットの数。イーサネット パケットの場合、RFC 1757 では、「1518 オクテットより長く(フレーミング ビットは除くが、FCS オクテットを含む)、それ以外は問題がなかった受信パケットの総数」をジャイアントとして定義します。
(注) さらに、ネットワーク上の別のイーサネット カプセル化および他のパケット カプセル化を考慮するには、設定された最大伝送ユニット サイズ + 114 バイトを超えた場合に、パケットをジャイアントとみなします。
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input errors |
インターフェイス上で受信したエラーの総数。このカウントには、前述の runts および giants と、他のエラーである no buffers、CRC、frame、overrun、ignored カウントが含まれます。また、このカウントには、DOCSIS フレームの無効な SID、不良拡張ヘッダー長、破損した連結パケット、無効な帯域幅要求などの DOCSIS プロトコル エラーも含まれます。 |
CRC |
発信側 LAN ステーションまたは遠端デバイスによって生成された Cyclic Redundancy Check(CRC; 巡回冗長検査)値が、受信データから算出されたチェックサムと一致しなかった回数 |
frame |
CRC エラーおよび非整数値のオクテットがあり、エラーのある状態で受信されたパケットの数 |
overrun |
入力レートがレシーバーのデータ処理能力を超えていたために、レシーバー ハードウェアが受信データをハードウェア バッファに転送できなかった回数 |
ignored |
インターフェイス ハードウェアの内部バッファの容量が少ないために、インターフェイスによって無視された受信パケットの数 |
packets output |
システムによって送信されたメッセージの総数 |
bytes |
システムによって送信された、データおよび MAC カプセル化を含んだバイトの合計 |
underruns |
受信側装置の処理速度よりも速く送信側が実行した回数 |
output errors |
検査中のインターフェイスから最終的にパケットを転送できなかったすべてのエラーの総数 |
collisions |
不適用 |
interface resets |
インターフェイスが完全にリセットされた回数 |
output buffer failures |
出力バッファに障害が発生した回数 |
output buffer swapped out |
出力バッファがスワップアウトされた回数 |
ヒント Cisco IOS Release 12.1(12)EC および Release 12.2(8)BC1 以降のリリースでは、ライン コンフィギュレーション モードで exec prompt timestamp コマンドを使用して、タイムスタンプを show に追加できます。
関連コマンド
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show interface cable downstream |
ケーブル インターフェイスのダウンストリームに関する情報を表示します。 |
show interface cable sid |
ネットワーク上の各 CM の Service Identifier(SID; サービス ID)ごとの情報を表示します。 |
show interface cable signal-quality |
ケーブル信号品質に関する情報を表示します。 |
show interface cable upstream |
ケーブル インターフェイスの 1 つまたはすべてのアップストリームに関する情報を表示します。 |
upstream cable connector
ファイバ ノードのアップストリーム チャネル ポートを指定するには、ケーブル ファイバノード コンフィギュレーション モードで upstream cable connector コマンドを使用します。ファイバ ノードのアップストリーム チャネル ポートを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
upstream cable slot / subslot connector list-of-ports
no upstream cable slot / subslot connector list-of-ports
シンタックスの説明
slot / subslot |
アップストリーム ポートを含むケーブル インターフェイス ラインカードの設置場所 |
list-of-ports |
ケーブル インターフェイス ラインカードの物理ポート番号の範囲。 list-of-ports は、1 つまたは複数のポート番号またはハイフンで区切ったポート番号の範囲、あるいは両方の組み合わせにすることができます。 Cisco uBR10-MC5X20 ラインカード上のポート番号の有効範囲は、0 ~ 19 です。 |
コマンドのデフォルト設定
ファイバ ノードには、アップストリーム チャネルが設定されていません。
コマンド モード
ケーブル ファイバノード コンフィギュレーション(config-fiber-node)
コマンド履歴
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12.3(21)BC |
このコマンドが Cisco uBR10012 ルータに追加されました。 |
使用上のガイドライン
このコマンドは、ファイバ ノードに接続され、アップストリーム チャネルとして使用可能なケーブル インターフェイス ラインカード(Cisco uBR10-MC5X20S-D ラインカードなど)のアップストリーム ポートを指定します。
(注) アップストリーム ポートが高密度コネクタ構成で物理的に配線されている場合、ファイバ ノードの設定の一部で upstream cable connector コマンドが必要となります。
同一ファイバ ノードのアップストリーム チャネルには、一意の周波数を割り当てる必要があります。アップストリーム ポートは、 downstream cable コマンドで指定したダウンストリーム ポートに関連付けられているポートである必要があります。Cisco uBR10-MC5X20 ラインカードでは、各ダウンストリーム ポートが 1 つまたは複数のアップストリーム ポートに関連付けられています。
このコマンドの no バージョンを使用すると、アップストリーム ポートをファイバ ノードのアップストリーム チャネルとして使用できなくなります。ファイバ ノードのワイドバンド モデムがアップストリーム チャネルを使用しており、そのチャネルが no upstream cable connector コマンドで使用不能になっている場合は、モデムがオフラインになり、再登録を試みます。
アップストリーム チャネルは、1 つのファイバ ノードだけに関連付けることができます。2 番めのファイバ ノードにアップストリーム チャネルを設定すると、アップストリーム チャネルが前のファイバ ノードから削除されます。また、アップストリームにスペクトル グループが設定されている場合、アップストリーム周波数が変わります。
upstream cable connector コマンドがファイバ ノードで実行されるたびに、その ファイバ ノードで使用できるアップストリーム チャネルのセットが 累積方式で追加されます。 たとえば、次の upstream cable connector コマンドを入力した場合、ファイバ ノード 1 で使用可能なアップストリーム チャネルのセットは、アップストリーム チャネル 0 ~ 2 です。
Router# configure terminal
Router(config)# cable fiber-node 1
Router(config-fiber-node)# upstream cable 5/0 connector 0
Router(config-fiber-node)# upstream cable 5/0 connector 1-2
例
次に、ファイバ ノード 1 のアップストリーム チャネルを設定する例を示します。ポート番号(コネクタ)のリストは 1 つのポート番号、ポート番号の範囲、または両方の組み合わせにすることができます。
Router(config)# cable fiber-node 1
Router(config-fiber-node)# upstream cable 5/0 connector 0
Router(config-fiber-node)# upstream cable 5/0 connector 1-2
Router(config-fiber-node)# upstream cable 6/0 connector 0 1-2 3
関連コマンド
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cable fiber-node |
ファイバ ノードを設定するためのケーブル ファイバノード コンフィギュレーション モードを開始します。 |
description(ケーブル ファイバノード) |
ファイバ ノードの説明を指定します。 |
downstream cable |
ファイバ ノードのプライマリ ダウンストリーム チャネルを割り当てます。 |
downstream modular-cable rf-channel |
ファイバ ノードのワイドバンド チャネルで使用できる RF チャネルを指定します。 |