ファブリック インターコネクトの移行に関する考慮事項
この項の手順を開始する前に、次の前提条件が満たされていることを確認してください。
![]() 注意 |
Cisco UCS Manager リリース 4.0 は、Cisco UCS 6454 ファブリック インターコネクトに対するサポートを提供する、必要最小限のバージョンです。Cisco UCS 6200 シリーズから Cisco UCS 6454 ファブリック インターコネクトに移行するには、次のような要件があります。
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ライセンスを Cisco UCS 6200 シリーズ ファブリック インターコネクトから Cisco UCS 6454 ファブリック インターコネクトに移転することはできません。アップグレードする前に、Cisco UCS6454 ファブリック インターコネクト用のライセンスを取得する必要があります。
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移行中に、Cisco UCS 6200 シリーズ ファブリック インターコネクトと Cisco UCS 6454 ファブリック インターコネクトは、互換性チェックを正常に完了するために、同じ許可された SSL プロトコルであるデフォルトまたは TLSv1.2 のみのどちらかを使用する必要があります。
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Cisco UCS 6454 ファブリック インターコネクトは、8 Gbps 速度を使用する場合、FC アップリンク ポートおよび FC ストレージ ポートに IDLE フィル パターンを使用します。
Cisco UCS 6454 ファブリック インターコネクトに移行し、FC アップリンク ポートまたは FC ストレージ ポートを 8 Gbps 速度で設定する場合は、対応する FC スイッチ ポートおよび直接接続 FC ストレージ アレイ ポートでフィル パターンが IDLE として設定されていることを確認します。フィル パターンが IDLE に設定されていない場合、8 Gbps で動作している FC アップリンク ポートおよび FC ポート動作は errDisabled 状態になる、断続的に SYNC を失う、またはエラーや不良パケットを受信する可能性があります。
Cisco UCS 6454 ファブリック インターコネクトは、フィル パターンが IDLE に設定されていない 8 Gbps 直接接続 FC 接続(FC アップリンク ポートまたは FC ストレージ ポート)をサポートしません。Cisco UCS 6200 シリーズ ファブリック インターコネクトから Cisco UCS 6454 ファブリック インターコネクトに移行する場合は、次のいずれかを実行します。
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Cisco UCS 6454 ファブリック インターコネクトと 8 GB FC 接続のストレージ アレイの間に SAN スイッチを使用します。
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ストレージ アレイを 16 GB または 32 GB FC 接続にアップグレードします。
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Cisco UCS 6200 シリーズ ファブリック インターコネクトから Cisco UCS 6454 ファブリック インターコネクトに移行する前に、Cisco UCS 6200 シリーズ ファブリック インターコネクトのユニファイド ポートを構成解除してください。
Cisco UCS 6454 ファブリック インターコネクトに移行した後、Cisco UCS 6454 ファブリック インターコネクトのロケーションに基づいてユニファイド ポートを再構成し、新しく構成されたポートを再確認します。たとえば、UCS 6248 ファブリック インターコネクトのユニファイド ポートは、Cisco UCS 6454 ファブリック インターコネクトの 1 ~ 16 の任意のポートで再構成する必要があります。
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ファブリック インターコネクトのアップグレードは、新しい FEX または仮想インターフェイス カードにアップグレードする前に実行する必要があります。
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ファブリック インターコネクトの移行中は、ファブリック インターコネクト間のイメージの同期が許可されません。これは、互換性のないイメージが同期することを防ぐためのものです。移行が完了したら、再度 B シリーズおよび C シリーズ サーバ ソフトウェア バンドルをダウンロードすることをお勧めします。
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必要なハードウェアがすべてインストールされるまで、新しい Cisco UCS ソフトウェア バージョンの新しいソフトウェア機能を実装しないでください。
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サーバやアップリンク接続の数などのトポロジの変更は、ファブリック インターコネクトの移行の完了後に行う必要があります。
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FEX とファブリック インターコネクト間のケーブル接続の詳細な記録を作成します。すでに設定されているサーバのピン接続を保持し、ダウンタイムを最小限に抑えるには、物理ポート マッピングを維持する必要があります。
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クラスタ設定の場合、両方のファブリック インターコネクトに、ファブリック インターコネクトと FEX 間の対称接続トポロジが必要です。
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Cisco UCS VIC 1455 および 1457 アダプタは、10G および 25G の速度のケーブルをサポートします。ただし、Cisco UCS VIC 1455 または 1457 アダプタ ポートを各 6454 ファブリック インターコネクトに接続するケーブルは、速度が 10G または 25G のどちらかに統一されたものにする必要があります。10G ケーブルと 25G ケーブルが混在する状態でこれらのアダプタ ポートを 6454 ファブリック インターコネクトに接続した場合は、UCS ラックマウント サーバ ディスカバリが失敗して、ポートが中断状態になる可能性があります。
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スタンドアロン インストールでは、ダウンタイムを想定する必要があります。ファブリック インターコネクトの移行またはアップグレードでは、本質的にトラフィックの中断が発生します。
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ベストプラクティスは、このハードウェア アップグレードを実行する前に、設定およびソフトウェアのフル バックアップを実行することです。
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A WWN pool can include only WWNNs or WWPNs in the ranges from 20:00:00:00:00:00:00:00 to 20:FF:00:FF:FF:FF:FF:FF or from 50:00:00:00:00:00:00:00 to 5F:FF:00:FF:FF:FF:FF:FF. その他の WWN 範囲はすべて予約されています。ファイバ チャネル トラフィックが UCS インフラストラクチャを介して送信されると、送信元 WWPN は MAC アドレスに変換されます。送信元マルチキャスト MAC アドレスに変換可能な WWPN プールを使用することはできません。SAN ファブリックで Cisco UCS WWNN と WWPN を確実に一意にするには、プールのすべてのブロックに 20:00:00:25:B5:XX:XX:XX の WWN プレフィックスを使用することをお勧めします。