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BIOS 設定
Cisco UCS では、Cisco UCS ドメイン内のサーバの BIOS 設定をグローバルに変更する 2 種類の方法が用意されています。サーバまたはサーバの集合のニーズに合う特定の BIOS 設定グループを含む BIOS ポリシーを 1 つ以上作成するか、特定のサーバ プラットフォームに対するデフォルトの BIOS 設定を使用できます。
BIOS ポリシーおよびサーバ プラットフォームのデフォルトの BIOS 設定のいずれを使用しても、Cisco UCS Manager によって管理されているサーバの BIOS 設定を微調整できます。
データセンターのニーズに応じて、同じ Cisco UCS ドメイン内の一部のサービス プロファイルに BIOS ポリシーを設定して、他のサービス プロファイルにデフォルトの BIOS 設定を使用するか、そのいずれかのみを使用することができます。また、Cisco UCS Manager を使用して、サーバの実際の BIOS 設定を表示し、それらが現在のニーズを満たしているかどうかを確認できます。
次の表に、BIOS ポリシーまたはデフォルト BIOS 設定を介して実行できるメイン サーバ BIOS 設定の一覧を示します。
次の表に、BIOS ポリシーまたはデフォルト BIOS 設定を介して実行できるプロセッサ BIOS 設定の一覧を示します。
次の表に、BIOS ポリシーまたはデフォルト BIOS 設定を介して実行できる Intel Directed I/O BIOS 設定の一覧を示します。
名前 | 説明 | ||
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[ダイレクト IO 向け Intel VT(Intel VT for directed IO)] set intel-vt-directed-io-config vtd |
Intel Virtualization Technology for Directed I/O(VT-d)をプロセッサで使用するかどうか。次のいずれかになります。
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[Intel VTD 割り込み再マッピング(Intel VTD interrupt Remapping)] set intel-vt-directed-io-config interrupt-remapping |
プロセッサで Intel VT-d Interrupt Remapping をサポートするかどうか。次のいずれかになります。 |
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[Intel VTD Coherency サポート(Intel VTD coherency support)] set intel-vt-directed-io-config coherency-support |
プロセッサで Intel VT-d Coherency をサポートするかどうか。次のいずれかになります。 |
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[Intel VTD ATS サポート(Intel VTD ATS support)] set intel-vt-directed-io-config ats-support |
プロセッサで Intel VT-d Address Translation Services(ATS)をサポートするかどうか。次のいずれかになります。 |
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[Intel VTD パススルー DMA のサポート(Intel VTD pass through DMA support)] set intel-vt-directed-io-config passthrough-dma |
プロセッサで Intel VT-d Pass-through DMA をサポートするかどうか。次のいずれかになります。 |
次の表に、BIOS ポリシーまたはデフォルト BIOS 設定を介して実行できる RAS メモリの BIOS 設定の一覧を示します。
名前 | 説明 |
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[メモリ RAS 設定(Memory RAS configuration)] set memory-ras-config ras-config |
サーバに対するメモリの Reliability, Availability, and Serviceability(RAS)の設定方法。次のいずれかになります。
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[NUMA 最適化(NUMA optimized)] set numa-config numa-optimization |
BIOS で NUMA をサポートするかどうか。次のいずれかになります。 |
[ミラーリング モード(Mirroring Mode)] set memory-mirroring-mode mirroring-mode |
メモリ ミラーリングは、メモリに 2 個の同じデータ イメージを保存することにより、システムの信頼性を向上します。 このオプションは、[メモリ RAS 設定(Memory RAS Config)] で [ミラーリング(mirroring)] オプションを選択したときのみ使用可能です。次のいずれかを設定できます。 |
[スペア モード(Sparing Mode)] set memory-sparing-mode sparing-mode |
スペアリングはメモリを予備に保持することで信頼性を最適化し、別の DIMM の障害発生時に使用できるようにします。このオプションは、メモリの冗長性を実現しますが、ミラーリングほどの冗長性は提供されません。使用可能なスペアリングのモードは、現在のメモリの数によって異なります。 このオプションは、[メモリ RAS 設定(Memory RAS Config)] で [スペアリング(sparing)] オプションを選択したときのみ使用可能です。次のいずれかを設定できます。
|
[LV DDR モード(LV DDR Mode)] set lv-dimm-support-config lv-ddr-mode |
低電圧と高周波数のどちらのメモリ動作をシステムで優先するか。次のいずれかになります。
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[DRAM リフレッシュ レート(DRAM Refresh Rate)] set dram-refresh-rate-config dram-refresh |
内部メモリ用の更新間隔レート。次のいずれかになります。 |
[DDR3 電圧選択(DDR3 Voltage Selection)] set ddr3-voltage-config ddr3-voltage |
デュアル電圧 RAM に使用される電圧。次のいずれかになります。 |
次の表に、BIOS ポリシーまたはデフォルト BIOS 設定を介して実行できるシリアル ポートの BIOS 設定の一覧を示します。
名前 | 説明 |
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[シリアル ポート A の有効化(Serial port A enable)] set serial-port-a-config serial-port-a |
シリアル ポート A が有効か無効か。次のいずれかになります。 |
次の表に、BIOS ポリシーまたはデフォルト BIOS 設定を介して実行できる USB BIOS 設定の一覧を示します。
[名前(Name)] | 説明 |
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[デバイスをブート不能にする(Make Device Non Bootable)] set usb-boot-config make-device-non-bootable |
サーバが USB デバイスからブートできるかどうか。次のいずれかになります。 |
[レガシー USB サポート(Legacy USB Support)] set usb-boot-config legacy-support |
システムでレガシー USB デバイスをサポートするかどうか。次のいずれかになります。 |
[USB アイドル電源の最適化設定(USB Idle Power Optimizing Setting)] set usb-system-idle-power-optimizing-setting-config usb-idle-power-optimizing |
USB EHCI のアイドル時電力消費を減らすために USB アイドル電源の最適化設定を使用するかどうか。この設定で選択した値によって、パフォーマンスが影響を受けることがあります。次のいずれかになります。
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[USB 前面パネル アクセス ロック(USB Front Panel Access Lock)] set usb-front-panel-access-lock-config usb-front-panel-lock |
USB 前面パネル アクセス ロックは、USB ポートへの前面パネル アクセスをイネーブルまたはディセーブルにするために設定されます。次のいずれかになります。 |
[Port 60/64 エミュレーション(64 Emulation)] set usb-port-config usb-emulation |
完全な USB キーボード レガシー サポートのために 60h/64h エミュレーションをシステムでサポートするかどうか。次のいずれかになります。 |
[USB ポート前面(USB Port Front)] set usb-port-config usb-front |
前面パネルの USB デバイスが有効か無効か。次のいずれかになります。
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[USB ポート内部(USB Port Internal)] set usb-port-config usb-internal |
内部 USB デバイスが有効か無効か。次のいずれかになります。 |
[USB ポート KVM(USB Port KVM)] set usb-port-config usb-kvm |
KVM ポートが有効か無効か。次のいずれかになります。 |
[USB ポート背面(USB Port Rear)] set usb-port-config usb-rear |
背面パネルの USB デバイスが有効か無効か。次のいずれかになります。
|
[USB ポート SD カード(USB Port SD Card)] set usb-port-config usb-sdcard |
SD カード ドライブが有効か無効か。次のいずれかになります。 |
[USB ポート VMedia(USB Port VMedia)] set usb-port-config usb-vmedia |
仮想メディア デバイスが有効か無効か。次のいずれかになります。 |
[すべての USB デバイス(All USB Devices)] ドロップダウンリスト set all-usb-devices-config all-usb |
すべての物理および仮想 USB デバイスが有効であるか、無効であるか。次のいずれかになります。 |
[xHCI モード(xHCI Mode)] set usb-configuration-select-config xhci-enable-disable |
xHCI モードを有効または無効にします。次のいずれかになります。 |
次の表に、BIOS ポリシーまたはデフォルト BIOS 設定を介して実行できる PCI 設定の BIOS 設定の一覧を示します。
名前 | 説明 | ||||
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[4GB 未満の最大メモリ(Maximum memory below 4GB)] set max-memory-below-4gb-config max-memory |
PAE サポートなしで動作しているオペレーティング システムのメモリ使用率を、BIOS がシステム設定に応じて 4GB 以下で最大化するかどうか。次のいずれかになります。 |
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[4GB 超のメモリ マップ式 IO(Memory mapped IO above 4GB)] set memory-mapped-io-above-4gb-config memory-mapped-io |
64 ビット PCI デバイスの 4 GB 以上のアドレス空間に対するメモリ マップド I/O を有効にするか、無効にするか。レガシーなオプション ROM は 4 GB を超えるアドレスにアクセスできません。PCI デバイスが 64 ビット対応でも、レガシーなオプション ROM を使用する場合は、この設定を有効にしても正しく機能しない場合があります。次のいずれかになります。 |
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[VGA 優先順位(VGA Priority)] set vga-priority-config vga-priority |
システムに複数の VGA デバイスがある場合は、VGA グラフィックス デバイスのプライオリティを設定できます。次のいずれかになります。
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set aspm-support-config aspm-support |
BIOS での ASPM(アクティブ電源状態管理)サポートのレベルを設定できます。次のいずれかになります。 |
次の表に、BIOS ポリシーまたはデフォルト BIOS 設定を介して実行できる QPI BIOS 設定の一覧を示します。
名前 | 説明 |
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[QPI リンク周波数選択(QPI Link Frequency Select)] set qpi-link-frequency-select-config qpi-link-freqency-mt-per-sec |
メガトランスファー/秒(MT/s)単位での Intel QuickPath Interconnect(QPI)リンク周波数。次のいずれかになります。 |
[QPI スヌープ モード(QPI Snoop Mode)] set qpi-snoop-mode vpqpisnoopmode |
次のいずれかになります。
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次の表に、BIOS ポリシーまたはデフォルト BIOS 設定を介して実行できる USB BIOS 設定の一覧を示します。
名前 | 説明 |
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[PCIe スロット SAS OptionROM(PCIe Slot SAS OptionROM)] set slot-option-rom-enable-config pcie-sas |
オプション ROM が SAS ポートで使用できるかどうか。次のいずれかになります。 |
[PCIe スロット n リンク速度(PCIe Slot n Link Speed)] set slot-link-speed-config pcie-slotn-link-speed |
このオプションを使用すると、PCIe スロット n に装着されているアダプタ カードの最大速度を制限できます。次のいずれかになります。 |
[PCIe スロット n OptionROM(PCIe Slot n OptionROM)] set slot-option-rom-enable-configslotn-option-rom-enable |
オプション ROM がポートで使用できるかどうか。次のいずれかになります。 |
[PCIe スロット HBA OptionROM(PCIe Slot HBA OptionROM)] set slot-option-rom-enable-config pcie-hba |
オプション ROM が HBA ポートで使用できるかどうか。次のいずれかになります。 |
[PCIe スロット MLOM OptionROM(PCIe Slot MLOM OptionROM)] set slot-option-rom-enable-config pcie-mlom |
オプション ROM が MLOM ポートで使用できるかどうか。次のいずれかになります。 |
[PCIe スロット N1 OptionROM(PCIe Slot N1 OptionROM)] set slot-option-rom-enable-config pcie-n1 |
オプション ROM がポートで使用できるかどうか。次のいずれかになります。 |
[PCIe スロット N2 OptionROM(PCIe Slot N2 OptionROM)] set slot-option-rom-enable-config pcie-n2 |
オプション ROM がポートで使用できるかどうか。次のいずれかになります。 |
[PCIe 10G LOM 2 リンク(PCIe 10G LOM 2 Link)] set lom-ports-config pcie-lom2-link |
オプション ROM を 10G LOM ポートで使用できるかどうか。次のいずれかになります。 |
PCI ROM CLP set pci-rom-clp-support pci-rom-clp-config |
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SIOC1 オプション ROM(SIOC1 Option ROM) set sioc1-optionrom-config sioc1-optionrom |
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SIOC2 オプション ROM(SIOC2 Option ROM) set sioc2-optionrom-config sioc2-optionrom |
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SBMEZZ1 オプション ROM(SBMEZZ1 Option ROM) set sbmezz1-optionrom-config sbmezz1-optionrom |
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IOESlot1 OptionROM set ioeslot1-optionrom-config ioeslot1-optionrom |
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IOEMEZZ 1 OptionROM set ioemezz1-optionrom-config ioemezz1-optionrom |
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IOE Slot2 Option ROM set ioeslot2-optionrom-config ioeslot2-optionrom |
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IO ENVME1 オプション ROM(IO ENVME1 Option ROM) set ioenvme1-optionrom-config ioenvme1-optionrom |
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IO ENVME2 オプション ROM(IO ENVME2 Option ROM) set ioenvme2-optionrom-config ioenvme2-optionrom |
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SBNVME1 オプション ROM(SBNVME1 Option ROM) set sbnvme1-optionrom-config sbnvme1-optionrom |
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[PCIe スロット MRAID OptionROM(PCIe Slot MRAID OptionROM)] ドロップダウン リスト |
オプション ROM が MRAID ポートで使用できるかどうか。次のいずれかになります。
|
PCIe スロット RAID OptionROM(PCIe Slot RAID OptionROM) |
オプション ROM が RAID ポートで使用できるかどうか。次のいずれかになります。
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PCIe スロット背面 Nvme1 OptionRom(PCIe Slot Rear Nvme1 OptionRom) |
オプション ROM が背面 NVME1 ポートで使用できるかどうか。次のいずれかになります。
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PCIe スロット背面 Nvme2 OptionRom(PCIe Slot Rear Nvme2 OptionRom) |
オプション ROM が背面 NVME2 ポートで使用できるかどうか。次のいずれかになります。
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背面 NVME1 リンク速度(Rear NVME1 Link Speed) |
このオプションを使用すると、背面 PCIe スロット 1 に取り付けられた NVME カードの最大速度を制限できます。次のいずれかになります。
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背面 NVME2 リンク速度(Rear NVME2 Link Speed) |
このオプションを使用すると、背面 PCIe スロット 2 に取り付けられた NVME カードの最大速度を制限できます。次のいずれかになります。
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前面 NVME1 リンク速度(Front NVME1 Link Speed) |
このオプションでは、前面 PCIe スロット 1 に取り付けられた NVME カードの最高速度を制限できます。次のいずれかになります。
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前面 NVME2 リンク速度(Front NVME2 Link Speed) |
このオプションでは、前面 PCIe スロット 2 に取り付けられた NVME カードの最高速度を制限できます。次のいずれかになります。
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次の表は、BIOS ポリシーまたはデフォルトの BIOS 設定を介して実行できるグラフィックス構成の BIOS 設定を示しています。
名前 | 説明 |
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統合グラフィックス(Integrated Graphics) set integrated-graphics-config integrated-graphics |
統合グラフィックスを有効にします。次のいずれかになります。 |
統合グラフィックス アパーチュア サイズ(Integrated Graphics Aperture Size) set integrated-graphics-aperture-config integrated-graphics-aperture |
統合グラフィックス コントローラのマッピング メモリのサイズを設定できます。次のいずれかになります。 |
オンボード グラフィックス(Onboard Graphics) set onboard-graphics-config onboard-graphics |
オンボード グラフィックス(KVM)を有効にします。次のいずれかになります。 |
次の表に、BIOS ポリシーまたはデフォルト BIOS 設定を介して実行できるブート オプション BIOS 設定の一覧を示します。
名前 | 説明 |
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[ブート オプションの再試行(Boot Option Retry)] set boot-option-retry-config retry |
BIOS でユーザ入力を待機せずに非 EFI ベースのブート オプションを再試行するかどうか。次のいずれかになります。 |
[SAS RAID] set intel-entry-sas-raid-config sas-raid |
Intel SAS Entry RAID モジュールが有効かどうか。次のいずれかになります。 |
[SAS RAID モジュール(SAS RAID module)] set intel-entry-sas-raid-config sas-raid-module |
Intel SAS Entry RAID モジュールがどのように設定されるか。次のいずれかになります。 |
[オンボード SCU ストレージ サポート(Onboard SCU Storage Support)] ドロップダウンリスト set onboard-sas-storage-config onboard-sas-ctrl |
オンボード ソフトウェア RAID コントローラをサーバで使用できるかどうか。次のいずれかになります。 |
[冷却時間(秒)(Cool Down Time (sec))Cool Down Time (sec)] ドロップダウン リスト |
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[再試行回数(Number of Retries)] ドロップダウン リスト |
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[P-SATA モード(P-SATA mode)] ドロップダウン リスト |
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[電源オン パスワード(Power On Password)] ドロップダウン リスト |
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[IPV6 PXE サポート(IPV6 PXE Support)] ドロップダウン リスト |
(注) | Cisco UCS Manager の BIOS パラメータ仮想化機能により、統合された一連のサービス プロファイルの BIOS 設定を実際の BIOS サポート パラメータにマッピングします。ただし、すべての BIOS 設定項目がすべてのサーバ モデルやプラットフォームに適用できるわけではありません。カスタム BIOS ポリシーを作成し、[ブート オプションの再試行(Boot Option Retry)] を選択したときに、ブート可能なオプションがない場合は、Cisco UCS B420 M3 または Cisco UCS B420 M4 サーバのリブートは失敗し、Cisco UCS Manager は次のメッセージを表示します。「リブートして適切なブート デバイスを選択するか、ブート メディアを選択したブート デバイスに挿入し、任意のキーを押します(Reboot and Select proper Boot device or Insert Boot Media in selected Boot device and press a key)」。ブート パスを修正した後には、手動でブート オプションを設定して、サーバが停電の後にリブートできるようにしておく必要があります。BIOS デフォルト サーバのポリシー、および BIOS オプションとそのデフォルト設定の詳細については、BIOS ポリシーおよびサーバ BIOS 設定を参照してください。 |
次の表に、BIOS ポリシーまたはデフォルト BIOS 設定を介して実行できるサーバ管理 BIOS 設定の一覧を示します。
名前 | 説明 |
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[SERR 時の NMI の挿入(Assert NMI on SERR)] set assert-nmi-on-serr-config assertion |
システム エラー(SERR)の発生時に、BIOS がマスク不能割り込み(NMI)を生成し、エラーをログに記録するかどうか。次のいずれかになります。
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[PERR 時の NMI の挿入(Assert NMI on PERR)] set assert-nmi-on-perr-config assertion |
プロセッサ バス パリティ エラー(PERR)の発生時に、BIOS がマスク不能割り込み(NMI)を生成し、エラーをログに記録するかどうか。次のいずれかになります。
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[OS ブート ウォッチドッグ タイマー(OS Boot Watchdog Timer)] set os-boot-watchdog-timer-config os-boot-watchdog-timer |
BIOS が定義済みのタイム アウト値を持つウォッチドッグ タイマーをプログラムするかどうか。タイマーが切れる前にオペレーティング システムのブートを完了しない場合、CIMC はシステムをリセットし、エラーがログに記録されます。次のいずれかになります。
この機能には、オペレーティング システムのサポートまたは Intel 管理ソフトウェアが必要です。 |
[OS ブート ウォッチドッグ タイマー ポリシー(OS Boot Watchdog Timer Policy)] set os-boot-watchdog-timer-policy-config os-boot-watchdog-timer-policy |
ウォッチドッグ タイマーが切れた場合にシステムで実行されるアクション。次のいずれかになります。
このオプションは、[OS ブート ウォッチドッグ タイマー(OS Boot Watchdog Timer)] を有効にした場合にだけ利用できます。 |
[OS ブート ウォッチドッグ タイマー タイムアウト(OS Boot Watchdog Timer Timeout)] set os-boot-watchdog-timer-timeout-config os-boot-watchdog-timer-timeout |
BIOS でウォッチドッグ タイマーの設定に使用されるタイムアウト値。次のいずれかになります。
このオプションは、[OS ブート ウォッチドッグ タイマー(OS Boot Watchdog Timer)] を有効にした場合にだけ利用できます。 |
[FRB-2 タイマー(FRB-2 Timer)] set frb-2-timer-config frb-2-timer |
POST 中にシステムがハングした場合に、システムを回復するために FRB-2 タイマーが使用されるかどうか。次のいずれかになります。 |
名前 | 説明 | ||
---|---|---|---|
[コンソール リダイレクション(Console redirection)] set console-redir-config console-redir |
POST および BIOS のブート中に、シリアル ポートをコンソール リダイレクションに使用できるようにします。BIOS のブートが完了し、オペレーティング システムがサーバを担当すると、コンソール リダイレクションは関連がなくなり、無効になります。次のいずれかになります。
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[フロー制御(Flow Control)] set console-redir-config flow-control |
フロー制御にハンドシェイク プロトコルを使用するかどうか。送信要求/クリア ツー センド(RTS/CTS)を使用すると、隠れた端末問題が原因で発生する可能性があるフレーム コリジョンを減らすことができます。次のいずれかになります。
|
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[ボー レート(Baud rate)] set console-redir-config baud-rate |
シリアル ポートの伝送速度として使用されるボー レート。[コンソール リダイレクション(Console Redirection)] を無効にした場合は、このオプションを使用できません。次のいずれかになります。
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[ターミナル タイプ(Terminal type)] set console-redir-config terminal-type |
コンソール リダイレクションに使用される文字フォーマットのタイプ。次のいずれかになります。
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[レガシー OS リダイレクション(Legacy OS redirection)] set console-redir-config legacy-os-redir |
シリアル ポートでレガシーなオペレーティング システム(DOS など)からのリダイレクションを有効にするかどうか。次のいずれかになります。 |
||
PuTTY ファンクション キーおよびテンキーの最上段のキーのアクションを変更できます。次のいずれかになります。
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[帯域外管理(Out of Band Management)] ドロップダウンリスト |
Windows の Special Administration Control(SAC)で使用。 |
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[BIOS POST 後にリダイレクション(Redirection After BIOS POST)] ドロップダウン リスト |
BIOS ポリシーは、サーバまたはサーバ グループに対する BIOS 設定値の指定を自動化するポリシーです。ルート組織内のすべてのサーバに対して使用可能なグローバル BIOS ポリシーを作成するか、サブ組織の階層に対してだけ使用可能な BIOS ポリシーを作成できます。
BIOS ポリシーを使用するには、次の手順を実行します。
サービス プロファイルを関連付けるときに、Cisco UCS Manager は BIOS ポリシーの設定と一致するようにサーバの BIOS 設定を変更します。BIOS ポリシーを作成せず、BIOS ポリシーをサービス プロファイルに割り当てていない場合は、サーバの BIOS 設定にそのサーバ プラットフォームのデフォルトが使用されます。
Cisco UCS Manager には、Cisco UCS がサポートするサーバの各タイプのための一連のデフォルト BIOS 設定が含まれています。デフォルトの BIOS 設定は、ルート組織でのみ使用できるグローバル設定です。Cisco UCS でサポートされている各サーバ プラットフォームには、一組のデフォルトの BIOS 設定のみを適用できます。デフォルトの BIOS 設定は変更可能ですが、追加のセットは作成できません。
デフォルト BIOS 設定の各セットは、サポートされている特定タイプのサーバ用にそれぞれ設計されており、その特定タイプに属し、サービス プロファイルに BIOS ポリシーが含まれていないサーバすべてに適用されます。
Cisco UCS 実装にサーバ特定の設定によって満たされない特定の要件がある場合を除き、Cisco UCS ドメイン 内のサーバの各タイプ用に設計されたデフォルト BIOS 設定を使用することを推奨します。
Cisco UCS Manager では、これらのサーバ プラットフォーム固有の BIOS 設定は次のように適用されます。
Cisco UCS Manager によって提供されるデフォルトの BIOS 設定は変更できます。ただし、デフォルトの BIOS 設定に対する変更は、その特定のタイプまたはプラットフォームに属するすべてのサーバに適用されます。特定のサーバの BIOS 設定だけを変更する場合は、BIOS ポリシーを使用することを推奨します。
(注) | Cisco UCS Manager は、BIOS ポリシーまたはデフォルトの BIOS 設定による BIOS 設定の変更を Cisco Integrated Management Controller(CIMC)バッファにプッシュします。これらの変更はバッファ内にとどまり、サーバがリブートされるまでは有効になりません。 設定するサーバで BIOS 設定のサポートを確認することをお勧めします。RAS メモリのミラーリング モードなどの一部の設定は、すべての Cisco UCS サーバでサポートされているわけではありません。 |
コマンドまたはアクション | 目的 |
---|
次の例では、ルート組織下で BIOS ポリシーを作成し、トランザクションをコミットします。
UCS-A# scope org / UCS-A /org # create bios-policy biosPolicy3 UCS-A /org/bios-policy* # set numa-config numa-optimization enabled UCS-A /org/bios-policy* # commit-buffer UCS-A /org/bios-policy #
次の手順を使用して、UCS M4 以前のサーバの BIOS デフォルトを変更および設定することができます。UCS M5 サーバで導入された新しい BIOS 設定は、この手順を使用して設定できません。
設定するサーバで BIOS 設定のサポートを確認することをお勧めします。RAS メモリのミラーリング モードなどの一部の設定は、すべての Cisco UCS サーバでサポートされているわけではありません。
Cisco UCS 実装にサーバ特定の設定によって満たされない特定の要件がある場合を除き、Cisco UCS ドメイン 内のサーバの各タイプ用に設計されたデフォルト BIOS 設定を使用することを推奨します。
コマンドまたはアクション | 目的 | |||
---|---|---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope system |
システム モードを開始します。 | ||
ステップ 2 | UCS-A /system # scope server-defaults |
サーバ デフォルト モードを開始します。 | ||
ステップ 3 | UCS-A /system/server-defaults # show platform |
(任意)すべてのサーバのプラットフォームの説明を表示します。 | ||
ステップ 4 | UCS-A /system/server-defaults # scope platform platform-description |
指定したサーバでサーバ デフォルト モードを開始します。platform-description 引数に、次のフォーマットを使用して show platform コマンドによって表示されるサーバの説明を入力します。"vendor" model revision
| ||
ステップ 5 | UCS-A /system/server-defaults/platform # scope bios-settings |
サーバでサーバ デフォルト BIOS 設定モードを開始します。 | ||
ステップ 6 | BIOS 設定を再設定します。 | |||
ステップ 7 | UCS-A /system/server-defaults/platform/bios-settings # commit-buffer |
トランザクションをシステム設定にコミットします。 |
次に、プラットフォームの NUMA デフォルト BIOS 設定を変更し、トランザクションをコミットする例を示します。
UCS-A# scope system UCS-A /system # scope server-defaults UCS-A /system/server-defaults # show platform Platform: Product Name Vendor Model Revision ------------ ---------- ---------- -------- Cisco B200-M1 Cisco Systems, Inc. N20-B6620-1 0 UCS-A /system/server-defaults # scope platform "Cisco Systems, Inc." N20-B6620-1 0 UCS-A /system/server-defaults/platform # scope bios-settings UCS-A /system/server-defaults/platform/bios-settings # set numa-config numa-optimization disabled UCS-A /system/server-defaults/platform/bios-settings* # commit-buffer UCS-A /system/server-defaults/platform/bios-settings #
UCS-A# scope system UCS-A /system # scope server-defaults UCS-A /system/server-defaults # show platform Platform: Product Name Vendor Model Revision ------------ ---------- ---------- -------- Cisco UCS B230-M2 Cisco Systems, Inc. B230-BASE-M2 0 Cisco UCS B440 M2 Cisco Systems, Inc. B440-BASE-M2 0 Cisco C260-M2 Cisco Systems, Inc. C260-BASE-2646 0 Cisco B200-M1 Cisco Systems, Inc. N20-B6620-1 0 Cisco B250-M1 Cisco Systems, Inc. N20-B6620-2 UCS-A /system/server-defaults # scope platform "Cisco Systems, Inc." B230-BASE-M2 0 UCS-A /system/server-defaults/platform # scope bios-settings UCS-A /system/server-defaults/platform/bios-settings # set numa-config numa-optimization disabled UCS-A /system/server-defaults/platform/bios-settings* # committ-buffer UCS-A /system/server-defaults/platform/bios-settings* #
サーバの実際の BIOS 設定を表示するには、次の手順を実行します。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope server chassis-id/ server-id |
指定サーバのシャーシ サーバ モードを開始します。 |
ステップ 2 | UCS-A /chassis/server # scope bios |
指定したサーバで BIOS モードを開始します。 |
ステップ 3 | UCS-A /chassis/server/bios # scope bios-settings |
指定したサーバで BIOS 設定モードを開始します。 |
ステップ 4 | UCS-A /chassis/server/bios/bios-settings # show setting |
BIOS 設定を表示します。show ? と入力して、setting で使用可能な値のリストを表示します。 |
次に、シャーシ 1 のブレード 3 の BIOS 設定を表示する例を示します。
UCS-A# scope server 1/3 UCS-A /chassis/server # scope bios UCS-A /chassis/server/bios # scope bios-settings UCS-A /chassis/server/bios/bios-settings # show intel-vt-config Intel Vt Config: Vt -- Enabled UCS-A /chassis/server/bios/bios-settings #
トラステッド プラットフォーム モジュール
トラステッド プラットフォーム モジュール(TPM)は、サーバの認証に使用するアーティファクトを安全に保存できるコンポーネントです。これらのアーティファクトには、パスワード、証明書、または暗号キーを収録できます。プラットフォームが信頼性を維持していることを確認するうえで効果的なプラットフォームの尺度の保存でも、TPM を使用できます。すべての環境で安全なコンピューティングを実現するうえで、認証(プラットフォームがその表明どおりのものであることを証明すること)および立証(プラットフォームが信頼でき、セキュリティを維持していることを証明するプロセス)は必須の手順です。これは Intel Trusted Execution Technology(TXT)セキュリティ機能の要件であり、TPM を搭載したサーバの BIOS 設定でイネーブルにする必要があります。Cisco UCSME-2814 コンピュート カートリッジのモジュラ サーバのみに、TPM のサポートが含まれています。Cisco UCS M4 ブレードおよびラックマウント サーバは、TPM をサポートします。 デフォルトでは、TPM はこれらのサーバで有効になっています。
Intel Trusted Execution Technology(TXT)を使用すると、ビジネス サーバ上で使用および保管される情報の保護機能が強化されます。この保護の主要な特徴は、隔離された実行環境および付随メモリ領域の提供にあり、機密データに対する操作をシステムの他の部分から見えない状態で実行することが可能になります。Intel TXT は、暗号キーなどの機密データを保管できる封印されたストレージ領域を提供し、悪意のあるコードからの攻撃時に機密データが漏洩するのを防ぐために利用できます。TXT は、Cisco UCSME-2814 コンピュート カートリッジのモジュラ サーバでのみサポートされます。Cisco UCS M4 ブレードおよびラックマウント サーバは、TXT をサポートしています。デフォルトでは、TXT はこれらのサーバで無効になっています。
TXT は TPM、Intel Virtualization Technology(VT)、および Intel Virtualization Technology for Directed I/O(VT-d)が有効になっている場合にだけ、有効にできます。TXT だけを有効にすると、暗黙的に TPM、VT、および VT-d も有効になります。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope org org-name |
指定した組織の設定モードに入ります。ルート組織モードを開始するには、/ を org-name として入力します。 |
ステップ 2 | UCS-A /org # create bios-policy policy-name |
BIOS ポリシーを指定されたポリシー名で作成し、組織 BIOS ポリシー モードを開始します。 |
ステップ 3 | UCS-A /org/bios-policy* # set trusted-platform-module-config tpm-state {disabled | enabled | platform-default} |
TPM を有効にするか、無効にするかを指定します。platform-default では、TPM は有効になっています。 |
ステップ 4 | UCS-A /org/bios-policy* # commit-buffer |
トランザクションをシステム設定にコミットします。 |
ステップ 5 | UCS-A /org # create service-profile sp-name} |
指定されたサービス プロファイルを作成し、サービス プロファイルのコンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 6 | UCS-A /org/service-profile* # set bios-policy policy-name |
指定された BIOS ポリシーをサービス プロファイルに関連付けます。 |
ステップ 7 | UCS-A /org/service-profile* # commit-buffer |
トランザクションをシステム設定にコミットします。 |
ステップ 8 | UCS-A /org/service-profile # associate server chassis-id / slot-id |
サービス プロファイルを 1 つのサーバに関連付けます。 |
次に、TPM を有効にする例を示します。
UCS-A # scope org UCS-A /org # create bios-policy bp1 UCS-A /org/bios-policy* # set trusted-platform-module-config tpm-state enabled UCS-A /org/bios-policy* # commit-buffer UCS-A /org # create service-profile sp1 UCS-A /org/service-profile* # set bios-policy bp1 UCS-A /org/service-profile* # commit-buffer UCS-A /org/service-profile # associate server 1/2
TPM をサポートするモジュラ サーバでのみ、TPM をクリアできます。
注意 | TPM のクリアは危険性のある操作です。OS が起動を停止することがあります。また、データを損失する可能性もあります。 |
TPM が有効である必要があります。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope server chassis-id/cartridge-id/server-id |
指定したサーバのサーバ モードを開始します。 |
ステップ 2 | UCS-A# /chassis/cartridge/server # scope tpm tpm-ID |
指定された TPM の組織 TPM モードを開始します。 |
ステップ 3 | UCS-A# /chassis/cartridge/server/tpm # set adminaction clear-config |
TPM のクリアを指定します。 |
ステップ 4 | UCS-A# /chassis/cartridge/server/tpm # commit-buffer |
トランザクションをシステム設定にコミットします。 |
次に、モジュラ サーバの TPM をクリアする方法の例を示します。
UCS-A# scope server 1/3/1 UCS-A# /chassis/cartridge/server # scope tpm 1 UCS-A# /chassis/cartridge/server/tpm # set adminaction clear-config UCS-A#/chassis/cartridge/server/tpm* # commit-buffer
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope server chassis-id/cartridge-id/server-id |
指定したサーバのサーバ モードを開始します。 |
ステップ 2 | UCS-A /chassis/cartridge/server # scope tpm tpm-id |
指定された TPM ID の TPM モードを開始します。 |
ステップ 3 | UCS-A /chassis/cartridge/server/tpm # show |
TPM プロパティを表示します。 |
ステップ 4 | UCS-A /chassis/cartridge/server/tpm # show detail |
TPM プロパティの詳細を表示します。 |
次に、モジュラ サーバの TPM プロパティを表示する例を示します。
UCS-A# scope server 1/3/1 UCS-A /chassis/cartridge/server # scope tpm 1 UCS-A /chassis/cartridge/server/tpm # show Trusted Platform Module: Presence: Equipped Enabled Status: Enabled Active Status: Activated Ownership: Unowned UCS-A /chassis/cartridge/server/tpm # show detail Trusted Platform Module: Enabled Status: Enabled Active Status: Activated Ownership: Unowned Tpm Revision: 2 Model: UCSX-TPM2-001 Vendor: Cisco Systems Inc Serial: FCH19257E58 Admin Action: Unspecified Config State: Not Applied UCS-A /chassis/cartridge/server/tpm #
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope org org-name |
指定した組織の設定モードに入ります。ルート組織モードを開始するには、/ を org-name として入力します。 |
ステップ 2 | UCS-A /org # create bios-policy policy-name |
BIOS ポリシーを指定されたポリシー名で作成し、組織 BIOS ポリシー モードを開始します。 |
ステップ 3 | UCS-A /org/bios-policy* # set intel-trusted-execution-technology-config txt-support {enabled | disabled | platform-default} |
TXT を有効にするか、無効にするかを指定します。platform-default では、TXT は無効になっています。 |
ステップ 4 | UCS-A /org/bios-policy* # commit-buffer |
トランザクションをシステム設定にコミットします。 |
ステップ 5 | UCS-A /org # create service-profile sp-name} |
指定されたサービス プロファイルを作成し、サービス プロファイルのコンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 6 | UCS-A /org/service-profile* # set bios-policy policy-name |
指定された BIOS ポリシーをサービス プロファイルに関連付けます。 |
ステップ 7 | UCS-A /org/service-profile* # commit-buffer |
トランザクションをシステム設定にコミットします。 |
ステップ 8 | UCS-A /org/service-profile # associate server chassis-id / slot-id |
サービス プロファイルを 1 つのサーバに関連付けます。 |
次に、TXT を有効にする例を示します。
UCS-A # scope org UCS-A /org # create bios-policy bp1 UCS-A /org/bios-policy* # set intel-trusted-execution-technology-config txt-support enabled UCS-A /org/bios-policy* # commit-buffer UCS-A /org # create service-profile sp1 UCS-A /org/service-profile* # set bios-policy bp1 UCS-A /org/service-profile* # commit-buffer UCS-A /org/service-profile # associate server 1/2
オペレーティング システムが一貫した方法でイーサネット インターフェイスに命名できるメカニズムがない場合は、サーバの構成が変更されたネットワーク接続の管理は困難になります。Cisco UCS Manager リリース 2.2(4) で導入された一貫したデバイスの命名(CDN)を使用すると、イーサネット インターフェイスに一貫した方法で名前を付けることができます。これにより、アダプタまたは他の設定が変更された場合でも、イーサネット インターフェイスの名前がより永続的になります。
vNIC の CDN を設定するには、次の手順を実行します。
一貫したデバイスの命名(CDN)は Windows 2012 R2 でのみサポートされます。その他の OS ではサポートされません。
CDN は、M3 以降のすべてのブレード サーバとラックマウント サーバでサポートされます。
CDN をサポートするには、BIOS とアダプタ ファームウェアがリリース 2.2(4) バンドルに組み込まれている必要があります。
Cisco UCS Manager リリース 3.1 以降のリリースでは、次のアダプタで CDN がサポートされています。
Cisco UCS Manager リリース 2.2(4) では、CDN は次のアダプタでのみサポートされます。
CDN は vNIC テンプレートおよびダイナミック vNIC でサポートされています。
同じサービス プロファイル内の複数の vNIC に同じ CDN 名を指定することはできません。
CDN 名が vNIC に指定されていない場合は、vNIC 名が CDN 名として使用されます。
vNIC に設定する CDN 名は [管理者 CDN 名(Admin CDN Name)] として表示されます。vNIC に最後に適用された CDN 名は、[オペレータ CDN 名(Oper CDN Name)] として表示されます。たとえば、「vnic0」という名前の vNIC の [管理者 CDN 名(Admin CDN Name)] が cdn0 の場合、この vNIC の [オペレータ CDN 名(Oper CDN Name)] は cdn0 になりますが、同じ vNIC でも [管理者 CDN 名(Admin CDN Name)] が指定されていない場合は [オペレータ CDN 名(Oper CDN Name)] は vnic0 になります。
Cisco UCS Manager リリース 3.1 以降では、CDN 対応の BIOS ポリシーがサーバに割り当てられている場合、アダプタ ファームウェアのダウングレードは禁止されています。
Cisco UCS Manager リリース 2.2(4) では、CDN が関連付けられたサーバに割り当てられた BIOS ポリシーで有効な場合、Cisco UCS Manager のダウングレードは禁止されています。
Cisco UCS Manager リリース 2.2(4) では、CDN 対応 BIOS ポリシーがサーバに割り当てられている場合、BIOS ファームウェアのダウングレードは禁止されています。
Cisco UCS Manager リリース 2.2(4) では、CDN 対応 BIOS ポリシーがサーバに割り当てられている場合は、アダプタ ファームウェアのダウングレードは禁止されています。
適用された BIOS ポリシーが CDN 非対応から CDN 対応に、または CDN 対応から CDN 非対応に変更された場合は、BIOS 更新プログラムのリブートが有効かどうかに関係なく、警告が表示されホストがリブートします。
Windows OS をインストールする前に、BIOS ポリシーで CDN を有効にし、vNIC に CDN 名を追加しておくことを推奨します。
Windows OS がすでにサーバにインストールされ、CDN が BIOS ポリシーで有効な場合は、次の手順を実行します。
ネットワーク ドライバをアンインストールします。
システムで非表示のデバイスをスキャンし、それらをアンインストールします。
システムで新しいハードウェアを再スキャンし、ネットワーク ドライバを再インストールします。
これを行わないと、設定された CDN 名で vNIC が認識されません。
サービス プロファイルで、適用された BIOS ポリシーが CDN 非対応から CDN 対応に、または CDN 対応から CDN 非対応に変更された場合は、次の手順を実行します。
ネットワーク ドライバをアンインストールします。
システムで非表示のデバイスをスキャンし、それらを削除します。
システムで新しいハードウェアを再スキャンし、ネットワーク ドライバを再インストールします。
(注) | BIOS ポリシーが CDN 対応から CDN 非対応に変更された場合は、CDN 名がシステム上のすべての vNIC から削除されたことを確認します。 |
vNIC に変更が加えられた場合、システム上のすべてのデバイスの BDF も変更されます。次に、システムに存在するすべての vNIC の BDF の変更をトリガーするいくつかのシナリオを示します。
これらの変更がシステムに加えられた場合は、次の手順を実行します。
存在するすべてのネットワーク インターフェイスからネットワーク ドライバをアンインストールします。
システムで非表示のデバイスをスキャンし、それらをアンインストールします。
システムで新しいハードウェアを再スキャンし、ネットワーク コントローラにネットワーク ドライバを再インストールします。
非表示のデバイスが削除されないと、ネットワーク アダプタの CDN 名は Cisco UCS Manager に設定されたとおりに表示されません。
CDN 名が CDN がサポートされているアダプタと CDN がサポートされていないアダプタが混在するシステム内の vNIC に設定されると、システム配置において、CDN が設定された vNIC が CDN をサポートするアダプタに配置されない場合があります。
CDN が BIOS ポリシーで有効であり、かつシステム配置によって、CDN 設定済み vNIC(管理者 CDN 設定済み)が CDN 未サポート アダプタに配置された場合は、情報エラーが発生しますが、サービス プロファイルの設定問題は無視されます。
CDN が BIOS ポリシーで有効であり、システム配置によって、vNIC(管理者 CDN 未設定)が CDN 未サポート アダプタに配置された場合は、情報エラーが発生しますが、サービス プロファイルの設定問題は無視されます。この場合、[オペレータ CDN 名(Oper CDN Name)] は空になり、vNIC 名から派生されません。
CDN 名をサーバのホスト ネットワーク インターフェイス名として展開する場合は、サポートされるアダプタに手動で vNIC を配置する必要があります。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope org org-name |
指定した組織の設定モードに入ります。ルート組織モードを開始するには、/ を org-name として入力します。 |
ステップ 2 | UCS-A /org # create bios-policy policy-name |
BIOS ポリシーを指定されたポリシー名で作成し、組織 BIOS ポリシー モードを開始します。 |
ステップ 3 | UCS-A /org/bios-policy* # set consistent-device-name-control cdn-name {enabled | disabled | platform-default} |
一貫したデバイスの命名(CDN)を有効にするか無効にするかを指定します。 |
ステップ 4 | UCS-A /org/bios-policy* # commit-buffer |
トランザクションをシステム設定にコミットします。 |
次の例は、BIOS ポリシーでの CDN を有効にする方法を示しています。
UCS-A # scope org UCS-A /org # create bios-policy cdn-bios-policy UCS-A /org/bios-policy* # set consistent-device-name-control cdn-name enabled UCS-A /org/bios-policy* # commit-buffer
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope org org-name |
指定した組織の設定モードに入ります。ルート組織モードを開始するには、/ を org-name として入力します。 |
ステップ 2 | UCS-A /org # scope service-profile sp-name} |
指定したサービス プロファイルのサービス プロファイル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 3 | UCS-A /org/service-profile # set bios-policy policy-name |
指定された BIOS ポリシーをサービス プロファイルに関連付けます。 |
ステップ 4 | UCS-A /org/service-profile* # commit-buffer |
トランザクションをシステム設定にコミットします。 |
次の例は、CDN が有効の BIOS ポリシーをサービス プロファイルに関連付ける方法を示します。
UCS-A # scope org UCS-A /org # scope service-profile sp1 UCS-A /org/service-profile # set bios-policy cdn-bios-policy UCS-A /org/service-profile* # commit-buffer
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope org org-name |
指定した組織の設定モードに入ります。ルート組織モードを開始するには、/ を org-name として入力します。 |
ステップ 2 | UCS-A /org # scope service-profile sp-name |
指定したサービス プロファイルのサービス プロファイル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 3 | UCS-A /org/service-profile # scope vnic vnic-name |
指定した vNIC の vNIC コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 4 | UCS-A /org/service-profile/vnic # set cdn-name cdn-name |
vNIC に CDN 名を指定します。 |
ステップ 5 | UCS-A /org/service-profile/vnic* # commit-buffer |
トランザクションをシステム設定にコミットします。 |
次に、vNIC に CDN を設定する例を示します。
UCS-A # scope org UCS-A /org # scope service-profile sp1 UCS-A /org/service-profile # scope vnic vn1 UCS-A /org/service-profile/vnic # set cdn-name eth0 UCS-A /org/service-profile/vnic* # commit-buffer
コマンドまたはアクション | 目的 |
---|
次に、vNIC の CDN 名を表示する例を示します。
UCS-A # scope server 3 UCS-A /server # scope adapter 1 UCS-A /server/adapter # show host-eth-if detail expand Eth Interface: ID: 1 Dynamic MAC Address: 00:25:B5:00:00:99 Burned-In MAC Address: 00:00:00:00:00:00 Model: UCSC-PCIE-CSC-02 Name: vnic1 Cdn Name: cdn0 Admin State: Enabled Operability: Operable Order: 1
コマンドまたはアクション | 目的 |
---|
次に、vNIC のステータスを表示する例を示します。
(注) | vNIC に設定する CDN 名は、[管理者 CDN 名(Admin CDN Name)] として表示されます。BIOS ポリシーに最後に適用された CDN 名前は、[オペレータ CDN 名(Oper CDN Name)] として表示されます。 |
UCS-A# scope org UCS-A /org # scope service-profile sp1 UCS-A /org/service-profile # show vnic detail expand vNIC: Name: vnic1 Fabric ID: B Dynamic MAC Addr: 00:25:B5:17:47:01 Desired Order: Unspecified Actual Order: 1 Desired VCon Placement: 2 Actual VCon Placement: 2 Desired Host Port: ANY Actual Host Port: NONE Equipment: sys/chassis-2/blade-5/adaptor-3/host-eth-2 Host Interface Ethernet MTU: 1500 Ethernet Interface Admin CDN Name:cdn0 Ethernet Interface Oper CDN Name:cdn0 Template Name:
Cisco UCS Manager は、セキュリティを強化するために次のポリシーを提供しています。
このポリシーでは、IP アドレスを使用して、IPMI コマンドを直接サーバに送信できるかどうかを決定することができます。たとえば、CIMC からセンサー データを取得するためのコマンドを送信することができます。このポリシーによって、サーバでローカルに認証可能なユーザ名とパスワードを含む IPMI アクセスを定義し、さらにアクセスが読み取り専用であるか読み取り/書き込みであるかを定義します。
また、IPMI アクセス プロファイルで IPMI over LAN をディセーブルまたはイネーブルにして、リモート接続を制限することもできます。IPMI over LAN は、関連付けられていないすべてのサーバおよび IPMI アクセス ポリシーのないすべてのサーバでデフォルトによりディセーブルになります。IPMI アクセス ポリシーを作成すると、IPMI over LAN はデフォルトでイネーブルに設定されます。値を変更してディセーブルにしない場合、IPMI over LAN は関連するすべてのサーバでイネーブルになります。
このポリシーはサービス プロファイルに組み込む必要があります。また、このサービス プロファイルを有効にするには、サーバに関連付ける必要があります。
次を入手します。
コマンドまたはアクション | 目的 | |||
---|---|---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope org org-name |
指定した組織の組織モードを開始します。ルート組織モードを開始するには、org-name に / を入力します。 | ||
ステップ 2 | UCS-A /org # create ipmi-access-profile profile-name |
指定された IPMI アクセス プロファイルを作成し、組織 IPMI アクセス プロファイル モードを開始します。 | ||
ステップ 3 | UCS-A /org/ipmi-access-profile # set ipmi-over-lan {disable | enable} |
リモート接続を確立できるかどうかを決定します。
| ||
ステップ 4 | UCS-A /org/ipmi-access-profile # create ipmi-user ipmi-user-name |
指定されたエンドポイント ユーザを作成して、組織 IPMI アクセス プロファイル エンドポイント ユーザ モードを開始します。
| ||
ステップ 5 | UCS-A /org/ipmi-access-profile/ipmi-user #set password |
エンドポイント ユーザのパスワードを設定します。 set password コマンドの入力後、パスワードの入力と確認を求められます。セキュリティ上の理由から、入力したパスワードは CLI には表示されません。 | ||
ステップ 6 | UCS-A /org/ipmi-access-profile/ipmi-user # set privilege {admin | readonly} |
エンドポイント ユーザが管理権限と読み取り専用権限のいずれを持つかを指定します。 | ||
ステップ 7 | UCS-A /org/ipmi-access-profile/ipmi-user # commit-buffer |
トランザクションをシステム設定にコミットします。 |
次の例は、ReadOnly という名前の IPMI アクセス プロファイルを作成し、bob という名前のエンドポイント ユーザを作成し、bob のパスワードと権限を設定し、トランザクションをコミットします。
UCS-A# scope org / UCS-A /org # create ipmi-access-profile ReadOnly UCS-A /org/ipmi-access-profile* # create ipmi-user bob UCS-A /org/ipmi-access-profile/ipmi-user* # set password Enter a password: Confirm the password: UCS-A /org/ipmi-access-profile/ipmi-user* # set privilege readonly UCS-A /org/ipmi-access-profile/ipmi-user* # commit-buffer UCS-A /org/ipmi-access-profile/ipmi-user #
IPMI プロファイルをサービス プロファイルとテンプレートのうち一方、または両方に含めます。
コマンドまたはアクション | 目的 |
---|
次に、ReadOnly という名前の IPMI アクセス プロファイルを削除し、トランザクションをコミットする例を示します。
UCS-A# scope org / UCS-A /org # delete ipmi-access-profile ReadOnly UCS-A /org* # commit-buffer UCS-A /org #
コマンドまたはアクション | 目的 | |||
---|---|---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope org org-name |
指定した組織の組織モードを開始します。ルート組織モードを開始するには、org-name に / を入力します。 | ||
ステップ 2 | UCS-A /org # scope ipmi-access-profile profile-name |
指定した IPMI アクセス プロファイルの組織 IPMI アクセス プロファイル モードを開始します。 | ||
ステップ 3 | UCS-A /org/ipmi-access-profile # create ipmi-user ipmi-user-name |
指定されたエンドポイント ユーザを作成して、組織 IPMI アクセス プロファイル エンドポイント ユーザ モードを開始します。
| ||
ステップ 4 | UCS-A /org/ipmi-access-profile/ipmi-user #set password |
エンドポイント ユーザのパスワードを設定します。 set password コマンドの入力後、パスワードの入力と確認を求められます。セキュリティ上の理由から、入力したパスワードは CLI には表示されません。 | ||
ステップ 5 | UCS-A /org/ipmi-access-profile/ipmi-user # set privilege {admin | readonly} |
エンドポイント ユーザが管理権限と読み取り専用権限のいずれを持つかを指定します。 | ||
ステップ 6 | UCS-A /org/ipmi-access-profile/ipmi-user # commit-buffer |
トランザクションをシステム設定にコミットします。 |
次の例では、ReadOnly という名前の IPMI アクセス プロファイルに alice という名前のエンドポイント ユーザを追加し、トランザクションをコミットします。
UCS-A# scope org / UCS-A /org* # scope ipmi-access-profile ReadOnly UCS-A /org/ipmi-access-profile* # create ipmi-user alice UCS-A /org/ipmi-access-profile/ipmi-user* # set password Enter a password: Confirm the password: UCS-A /org/ipmi-access-profile/ipmi-user* # set privilege readonly UCS-A /org/ipmi-access-profile/ipmi-user* # commit-buffer UCS-A /org/ipmi-access-profile/ipmi-user #
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope org org-name |
指定した組織の組織モードを開始します。ルート組織モードを開始するには、org-name に / と入力します。 |
ステップ 2 | UCS-A /org # scope ipmi-access-profile profile-name |
指定した IPMI アクセス プロファイルの組織 IPMI アクセス プロファイル モードを開始します。 |
ステップ 3 | UCS-A /org/ipmi-access-profile # delete ipmi-user epuser-name |
IPMI アクセス プロファイルから指定したエンドポイント ユーザを削除します。 |
ステップ 4 | UCS-A /org/ipmi-access-profile # commit-buffer |
トランザクションをシステム設定にコミットします。 |
次に、ReadOnly という名前の IPMI アクセス プロファイルから alice という名前のエンドポイント ユーザを削除し、トランザクションをコミットする例を示します。
UCS-A# scope org / UCS-A /org # scope ipmi-access-profile ReadOnly UCS-A /org/ipmi-access-profile # delete ipmi-user alice UCS-A /org/ipmi-access-profile* # commit-buffer UCS-A /org/ipmi-access-profile #
KVM 管理ポリシーを使用して、KVM 経由でサーバにアクセスするときに仮想メディア(vMedia)暗号化を有効にするかどうかを指定できます。
このポリシーはサービス プロファイルに組み込む必要があります。また、このサービス プロファイルを有効にするには、サーバに関連付ける必要があります。
(注) | KVM 仮想メディア(vMedia)セッションがマッピングされた後、KVM 管理ポリシーを変更すると、仮想メディア(vMedia)セッションは失われます。KVM 仮想メディア(vMedia)セッションを再度マッピングする必要があります。 |
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope org org-name |
指定した組織の組織モードを開始します。ルート組織モードを開始するには、org-name に / を入力します。 |
ステップ 2 | UCS-A /org # create kvm-mgmt-policy policy-name |
指定された KVM 管理ポリシーを作成し、組織 KVM 管理ポリシー モードを開始します。 |
ステップ 3 | UCS-A /org/kvm-mgmt-policy # set descr description | (任意)
ポリシーの説明を記します。 |
ステップ 4 | UCS-A /org/kvm-mgmt-policy # set vmedia-encryption {disable | enable} |
vMedia の暗号化を有効にするか無効にするかを指定します。 |
ステップ 5 | UCS-A /org/ipmi-access-profile/ipmi-user # commit-buffer |
トランザクションをシステム設定にコミットします。 |
次に、KVM_Policy1 という名前の KVM 管理ポリシーを作成し、vMedia の暗号化を有効にし、トランザクションをコミットする例を示します。
UCS-A# scope org / UCS-A /org # create kvm-mgmt-policy KVM_Policy1 UCS-A /org/kvm-mgmt-policy* # set vmedia-encryption enable UCS-A /org/kvm-mgmt-policy* # commit-buffer UCS-A /org/kvm-mgmt-policy #
Cisco UCS Manager リリース 3.1(3) ではグラフィックス カードのサポートが拡張され、グラフィックス カード モードを変更する機能が追加されました。グラフィックス カード ポリシーを使用してグラフィックス カード モードを設定できます。グラフィックス カード モードを次に示します。
コマンドまたはアクション | 目的 |
---|
次の例は、グラフィックス カード ポリシーの作成方法を示しています。
UCS-A# scope org UCS-A /org # create graphicscard-policy sample UCS-A /org/graphicscard-policy* # commit-buffer UCS-A /org/graphicscard-policy #
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope org |
ルート組織モードを開始します。 |
ステップ 2 | UCS-A /org # scope graphicscard-policy policy name |
組織グラフィックス カード ポリシー モードを開始します。 |
ステップ 3 | UCS-A /org/graphicscard-policy # set graphicscard-policy-mode [compute] | [graphic] | [any configuration] |
グラフィックス カード ポリシーのモードを指定します。 |
ステップ 4 | UCS-A /org/graphicscard-policy # commit buffer |
トランザクションをシステム設定にコミットします。 |
次に、グラフィックス カード ポリシーのモードを設定する例を示します。
UCS-A# scope org UCS-A /org # scope graphicscard-policy sample UCS-A /org/graphicscard-policy # set graphicscard-policy-mode graphics UCS-A /org/graphicscard-policy* # commit-buffer UCS-A /org/graphicscard-policy #
コマンドまたはアクション | 目的 |
---|
次に、グラフィックス カードの詳細を表示する例を示します。
UCS-A# scope server 1/3 UCS-A /chassis/server # scope graphics-card 2 UCS-A /chassis/server/graphics-card* # show detail Graphics Card: ID: 2 Slot Id: 2 Magma Expander Slot Id: Is Supported: Yes Vendor: Cisco Systems Inc Model: UCSB-GPU-M6 Serial: FHH1924002B Mode: Graphics PID: UCSB-GPU-M6 Firmware Version: 84.04.89.00.01|2754.0200.01.02 Vendor Id: 0x10de Subvendor Id: 0x10de Device Id: 0x13f3 Subdevice Id: 0x1143 UCS-A /chassis/server/graphics-card #
コマンドまたはアクション | 目的 |
---|
次に、グラフィックス カード ポリシーの詳細を表示する例を示します。
UCS-A# scope org UCS-A /org # show graphicscard-policy detail Graphics Card Policy: Name: sample Description: Graphics Card Policy Mode: Compute Name: default Description: Graphics Card Policy Mode: Any Configuration Name: graphics Description: Graphics Card Policy Mode: Graphics UCS-A /org #
ローカル ディスク設定ポリシーの設定
このポリシーは、ローカル ドライブのオンボード RAID コントローラを通じて、サーバ上にインストールされているオプションの SAS ローカル ドライブを設定します。このポリシーでは、ローカル ディスク設定ポリシーを含むサービス プロファイルに関連付けられたすべてのサーバに対して、ローカル ディスク モードを設定できるようにします。
ローカル ディスク モードには次のものがあります。
[ローカルストレージなし(No Local Storage)]:ディスクレス サーバまたは SAN 専用の設定で使用します。このオプションを選択する場合、このポリシーを使用する任意のサービス プロファイルを、ローカル ディスクを持つサーバに関連付けることができません。
[RAID 0がストライプ済み(RAID 0 Striped)]:データはアレイのすべてのディスクにストライプ化され、高速スループットを提供します。 データの冗長性はなく、いずれかのディスクで障害が発生すると、すべてのデータが失われます。
[RAID 1がミラー済み(RAID 1 Mirrored)]:データが 2 つのディスクに書き込まれ、1 つのディスクで障害が発生した場合でも完全なデータ冗長性を提供します。最大アレイ サイズは、2 つのドライブの小さい方の空き容量に等しくなります。
[任意の設定(Any Configuration)]:変更なしのローカル ディスク設定を転送するサーバ設定で使用します。
[RAIDなし(No RAID)]:RAID を削除し、ディスク MBR およびペイロードを変更しない状態のままにするサーバ設定で使用します。
[RAIDなし(No RAID)] を選択し、このポリシーをすでに RAID ストレージが設定されているオペレーティング システムを使用するサーバに適用した場合、ディスクの内容は削除されません。そのため、[RAIDなし(No RAID)] モードの適用後にサーバでの違いがわからないことがあります。よって、ポリシーの RAID 設定と、サーバの タブに表示される実際のディスク設定とが一致しない場合があります。
以前のすべての RAID 設定情報をディスクから削除するには、[RAIDなし(No RAID)] コンフィギュレーション モードの適用後にすべてのディスク情報を削除するスクラブ ポリシーを適用します。
[RAID 5が部分的にストライプ済み(RAID 5 Striped Parity)]:データはアレイのすべてのディスクにストライプ化されます。 各ディスクの容量の一部に、ディスクの障害発生時にデータの再構築に使用できるパリティ情報が格納されます。RAID 5 は、高い読み取り要求レートで、アプリケーションに適切なデータ スループットを提供します。
[RAID 6が部分的にデュアルストライプ済み(RAID 6 Striped Dual Parity)]:データはアレイのすべてのディスクにストライプ化され、2 つのパリティ ディスクを使用して、最大 2 つの物理ディスクの障害に対する保護を提供します。データ ブロックの各行に、2 セットのパリティ データが格納されます。
[RAID 10がミラーおよびストライプ済み(RAID 10 Mirrored and Striped)]:RAID 10 はミラー化されたディスクのペアを使用して、完全なデータ冗長性と高いスループット レートを提供します。
[RAID 50が部分的にストライプおよびストライプ済み]:データが複数のストライプ化されたパリティ ディスク セットにストライプ化され、高いスループットと複数のディスク故障耐性を提供します。
[RAID 60部分的にストライプおよびストライプ済み]:データが複数のストライプ化されたパリティ ディスク セットにストライプ化され、高いスループットと優れたディスク故障耐性を提供します。
このポリシーはサービス プロファイルに組み込む必要があります。また。このポリシーを有効にするには、サーバに関連付ける必要があります。
(注) | 組み込みオンボード RAID コントローラを搭載した Cisco UCS Manager と統合された Cisco UCS C シリーズ サーバの場合、ローカル ディスク モードは常に [任意の設定(Any Configuration)] でなければならず、RAID はコントローラ上で直接設定する必要があります。 |
ローカル ディスク設定ポリシーを作成する前に、次のガイドラインを考慮してください。
1 台のサーバや RAID 設定に、HDD と SSD を使用しないでください。
B200 M1 および M2 サーバと B200 M3 サーバのストレージ コントローラで提供される RAID/JBOD サポートは異なっているため、B200M1 または M2 サーバのデフォルト ローカル ディスク設定ポリシーを含むサービス プロファイルを B200 M3 サーバに割り当てたり、再割り当てを行ったりすることはできません。デフォルトのローカル ディスク設定ポリシーには、[任意の設定(Any Configuration)] モードまたは JBOD 設定が含まれます。
B200 M3 サーバでは、ローカル ディスクの JBOD モードがサポートされています。
(注) | ローカル ディスクの JBOD モードをサポートしているのは、B200 M1、B200 M2、B200 M3、B250 M1、B250 M2、B22 M3 ブレード サーバのみです。 |
ブレード サーバまたは統合されたラックマウント サーバに MegaRAID コントローラが搭載されている場合、そのサーバのサービス プロファイルに含まれるローカル ディスク設定ポリシーでドライブの RAID 設定を設定する必要があります。これを実行するには、そのサーバに定義されている RAID モードのいずれかを使用して、サービス プロファイルのローカル ディスク設定ポリシーを設定するか、[任意の設定(Any Configuration)] モードと LSI ユーティリティ ツールセットを使用して、RAID ボリュームを作成します。
OS をインストールする前に RAID LUN を設定していないと、インストール時にディスク検出エラーが発生し、「No Device Found」といったエラー メッセージが表示される可能性があります。
RAID 1 クラスタの移行後、サービス プロファイルをサーバに関連付ける必要があります。サービス プロファイル内のローカル ディスク設定ポリシーに [RAID 1] ではなく [任意の設定(Any Configuration)] モードが設定されていると、RAID LUN は、関連付け中およびその後も「非アクティブ」状態のままになります。その結果、サーバは起動できなくなります。
この問題を回避するには、サーバに関連付けるサービス プロファイルに、移行前の元のサービス プロファイルとまったく同じローカル ディスク設定ポリシーが含まれるようにし、[任意の設定(Any Configuration)] モードは含まれないようにします。
MegaRAID ストレージ コントローラが搭載されたブレード サーバまたは統合ラックマウント サーバ上で JBOD モードまたは JBOD 操作を設定または使用しないでください。JBOD モードと操作は、このサーバで完全に機能するよう設計されていません。
Cisco UCS Manager と統合されているラックマウント サーバは、Cisco UCS Centralサーバ上に存在するハード ドライブの数とは関係なく、RAID ボリュームを 1 つまでしか設定できません。
統合されたラックマウント サーバ内のローカル ハード ドライブは、1 つの RAID コントローラのみにすべて接続される必要があります。Cisco UCS Manager との統合では、ローカル ハード ドライブが単一のラックマウント サーバ内の複数の RAID コントローラに接続することはサポートされていません。そのため、Cisco UCS Manager と統合されるラックマウント サーバを発注する際は、単一の RAID コントローラ構成を要求することを推奨します。
また、サードパーティ製のツールを使用して、ラックマウント サーバ上に複数の RAID LUN を作成しないでください。Cisco UCS Manager では、そのような設定はサポートされていません。
ブレード サーバは、サーバ内に存在するドライブの数とは関係なく、RAID ボリュームを 1 つまでしか設定できません。ローカル ハード ドライブは、1 つの RAID コントローラのみにすべて接続される必要があります。たとえば、B200 M3 に LSI コントローラと Intel Patsburg コントローラが搭載されていても、LSI コントローラだけが RAID コントローラして使用できます。
また、サードパーティ製のツールを使用して、ブレード サーバ上に複数の RAID LUN を作成しないでください。Cisco UCS Manager では、そのような設定はサポートされていません。
ミラー RAID で選択されたディスクの数が 2 つを超えると、RAID 1 は RAID 10 LUN として作成されます。この問題は、Cisco UCS B440 M1 サーバと B440 M2 サーバで発生する可能性があります。
一部の Cisco UCS サーバには、特定の RAID 設定オプションのライセンスが必要です。Cisco UCS Manager で、このローカル ディスク ポリシーを含むサービス プロファイルとサーバを関連付けると、Cisco UCS Manager によって選択された RAID オプションに適切なライセンスが備わっているかが確認されます。問題がある場合は、サービス プロファイルを関連付ける際に、Cisco UCS Manager に設定エラーが表示されます。
特定の Cisco UCS サーバの RAID ライセンス情報については、そのサーバの『Hardware Installation Guide』を参照してください。
B420 M3 サーバでは、ローカル ディスク設定ポリシーで、次のような設定オプションはサポートされていません。
また、B420 M3 では JBOD モードや操作はサポートされていません。
シングル ディスク RAID 0 設定は、次のブレード サーバではサポートされていません。
コマンドまたはアクション | 目的 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope org org-name |
指定した組織の組織モードを開始します。ルート組織モードを開始するには、org-name に / を入力します。 | ||||
ステップ 2 | UCS-A /org # create local-disk-config-policy policy-name |
ローカル ディスク設定ポリシーを作成し、ローカル ディスク設定ポリシー モードを開始します。 | ||||
ステップ 3 | UCS-A /org/local-disk-config-policy # set descr description | (任意)
ローカル ディスク設定ポリシーに説明を記入します。 | ||||
ステップ 4 | UCS-A /org/local-disk-config-policy # set mode {any-configuration | no-local-storage | no-raid | raid-0-striped | raid-1-mirrored | raid-5-striped-parity | raid-6-striped-dual-parity | raid-10-mirrored-and-striped} |
ローカル ディスク設定ポリシーのモードを指定します。 | ||||
ステップ 5 | UCS-A /org/local-disk-config-policy # set protect {yes | no} |
サーバは、サービス プロファイルとの関連付けが解除されても、ローカル ディスク設定ポリシー内の設定を保持するかどうかを指定します。
サービス プロファイルがサーバから関連付けを解除され、新しいサービス プロファイルが関連付けられると、新しいサービス プロファイルの Protect Configuration プロパティの設定が優先され、前のサービス プロファイルの設定が上書きされます。 このオプションが有効になっていると、サーバが稼働停止して再稼働された後でもディスク上のデータは保護されます。従って、サーバとサービス プロファイルとの再アソシエーションは失敗します。
| ||||
ステップ 6 | UCS-A /org/local-disk-config-policy # set flexflash-state {enable | disable} |
FlexFlash SD カードのサポートをイネーブルにするかを指定します。 | ||||
ステップ 7 | UCS-A /org/local-disk-config-policy # set flexflash-raid-reporting-state {enable | disable} |
FlexFlash RAID レポートのサポートをイネーブルにするかを指定します。
| ||||
ステップ 8 | UCS-A /org/local-disk-config-policy # commit-buffer |
トランザクションをシステム設定にコミットします。 |
次の例は、ローカル ディスク設定ポリシーを設定し、トランザクションをコミットます。
UCS-A# scope org / UCS-A /org # create local-disk-config-policy DiskPolicy7 UCS-A /org/local-disk-config-policy* # set mode raid-1-mirrored UCS-A /org/local-disk-config-policy* # set protect yes UCS-A /org/local-disk-config-policy* # commit-buffer UCS-A /org/local-disk-config-policy #
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope org org-name |
指定した組織の組織モードを開始します。ルート組織モードを開始するには、org-name に / を入力します。 |
ステップ 2 | UCS-A /org # show local-disk-config-policy policy-name |
ローカル ディスク ポリシーを表示します。ローカル ディスク ポリシーを設定していない場合は、(create local-disk-config コマンドで作成された)ローカル ディスク設定が表示されます。 (create local-disk-config コマンドで設定された)ローカル ディスク定義を表示します。Serial over LAN 定義が設定されていない場合、およびポリシーが(set local-disk-config-policy コマンドを使用して)設定されている場合、ポリシーが表示されます。 |
次に、DiskPolicy7 というローカル ディスク設定ポリシーのローカル ディスク ポリシー情報を表示する例を示します。
UCS-A# scope org / UCS-A /org # show local-disk-config-policy DiskPolicy7 Local Disk Config Policy: Name: DiskPolicy7 Mode: Raid 1 Mirrored Description: Protect Configuration: Yes
コマンドまたはアクション | 目的 |
---|
次に、DiskPolicy7 という名前のローカル ディスク設定ポリシーを削除し、トランザクションをコミットする例を示します。
UCS-A# scope org / UCS-A /org # delete local-disk-config-policy DiskPolicy7 UCS-A /org* # commit-buffer UCS-A /org #
Cisco UCS B シリーズ サーバ、C シリーズ M3 および M4 サーバ、S シリーズ M4 サーバは、内蔵 SD メモリ カードをサポートしています。SD カードは、Cisco Flexible Flash ストレージ コントローラ(SD カード用スロットが 2 つある PCI ベースのコントローラ)によってホストされます。カードには、HV と呼ばれる単一のパーティションが含まれています。FlexFlash が有効な場合、Cisco UCS Manager では、BIOS とホスト OS のどちらに対しても、HV パーティションを USB ドライブとして表示します。
提供される一方または両方の SD カード スロットを装着できます。SD カードが 2 つ装着されている場合は、ミラー モードで使用できます。
(注) | 異なる容量の SD カードを混在させないでください。 |
SD カードには OS のブート イメージなどの情報を保存できます。次の図に、SD カード スロットを示します。
FlexFlash はデフォルトでディセーブルになっています。サービス プロファイルで使用されるローカル ディスク ポリシーで FlexFlash をイネーブルにできます。FlexFlash がローカル ディスク ポリシーでイネーブルと定義され、サーバが SD カードをサポートしている場合、FlexFlash コントローラはサービス プロファイルを関連付ける際にイネーブルになります。サーバが SD カードをサポートしていない場合や CIMC バージョンが古い場合は、構成エラー メッセージが表示されます。
サポートされるサーバの FlexFlash を無効にすると、ハイパーバイザまたは HV パーティションはホストからすぐに切断されます。FlexFlash コントローラは、関連サービス プロファイルの関連付け解除の一環としてもディセーブルになります。
FlexFlash コントローラはデュアル SD カード用の RAID-1 をサポートします。FlexFlash スクラブ ポリシーを作成しサーバを再認識することで RAID ペアに新しい SD カードを設定できます。FlexFlash スクラブ ポリシーは、両方のカードの HV パーティションを削除し、そのカードを正常な RAID 状態に復旧できます。
(注) | ペアリングが完了したらすぐにスクラブ ポリシーをディセーブルにします。 |
HV パーティションから起動するには、SD カードがサービス プロファイルで使用されるブート ポリシーで定義されている必要があります。
FlexFlash コントローラ ファームウェアは、CIMC イメージの一部としてバンドルされます。CIMC をアップグレードする際に、最新のファームウェア バージョンが FlexFlash コントローラで使用可能な場合、コントローラは管理されなくなり、FlexFlash インベントリには、[コントローラ状態(Controller State)] が [ユーザ アクションを待機(Waiting For User Action)] として、[コントローラ状況(Controller Health)] が [古いファームウェアを実行中(Old Firmware Running)] として表示されます。FlexFlash コントローラのファームウェアをアップグレードするには、ボード コントローラを更新する必要があります。詳細については、該当する『Cisco UCS B-Series Firmware Management Guide』を参照してください。次の URL で入手できます。http://www.cisco.com/en/US/products/ps10281/products_installation_and_configuration_guides_list.html
Cisco Flexible Flash ストレージ コントローラは 16 GB、32 GB および 64 GB の SD カードのみをサポートしています。
(注) | 16 GB および 32 GB カードは B200-M3 ブレード サーバでのみサポートされ、64 GB SD カードは B200-M4 ブレード サーバでのみサポートされます。 |
ラック サーバの SD カードをブレード サーバで使用したり、ブレード サーバの SD カードをラック サーバで使用したりすることは推奨されません。サーバ タイプ間で SD カードを交換すると、SD カードのデータが消える可能性があります。
一部の Cisco UCS C シリーズ ラックマウント サーバには、4 つのパーティション(HV、HUU、SCU、ドライバ)を持つ SD カードが搭載されています。Cisco UCS Manager では HV パーティションのみが表示されます。FlexFlash スクラブ ポリシーを使用して、4 つのパーティションを持つ SD カードを単一 HV パーティション カードに移行できます。
FlexFlash コントローラは RAID-1 同期(ミラー再構築)をサポートしません。SD カードが RAID 縮退状態(degraded state)である場合、あるいはメタデータ エラーがコントローラによって報告された場合は、FlexFlash スクラブ ポリシーを実行してカードで RAID 構築(ミラー モード)する必要があります。FlexFlash スクラブ ポリシーの詳細については、http://www.cisco.com/c/en/us/td/docs/unified_computing/ucs/ucs-manager/GUI-User-Guides/Server-Mgmt/3-1/b_Cisco_UCS_Manager_Server_Mgmt_Guide_3_1/server_related_policies.html#d33008e9751a1635 を参照してください。次の条件によって RAID の縮退状態(degraded state)やメタデータ エラーが引き起こされる可能性があります。
サーバのファームウェア バージョンは、2.2(1a) 以上が必要です。
リリース 2.2(3) 以降、Cisco UCS Manager では FX3S コントローラによる追加の FlexFlash サポートが可能になりました。FX3S コントローラは次のサーバ上に存在します。
FX3S 制御を使用した FlexFlash 操作は、Cisco Flexible Flash ストレージ コントローラでの操作と同じです。FlexFlash はデフォルトでは無効で、ローカル ディスク ポリシーを使用して有効化されます。また、コントローラをリセットし、SD カードをフォーマットして、一対の SD カードを自動同期させることもできます。
FX3S コントローラの SD カードには、ハイパーバイザと呼ばれる単一のパーティションが含まれています。
注意 | FlexFlash をすでに使用している状態で次の手順を使用すると、カードからすべてのデータが失われます。 |
(注) | この手順では、FlexFlash カードの使用方法や、FlexFlash システムのその他の機能は扱っていません。 |
コマンドまたはアクション | 目的 | |||
---|---|---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope org org-name |
指定した組織の組織モードを開始します。ルート組織モードを開始するには、org-name に / を入力します。 | ||
ステップ 2 | UCS-A /org # scope local-disk-config-policy FlexFlash-name |
指定したローカル ディスク設定ポリシー モードを開始します。 | ||
ステップ 3 | UCS-A /org/local-disk-config-policy # set flexflash-state {enable | disable} |
FlexFlash SD カードのサポートをイネーブルにするかを指定します。 | ||
ステップ 4 | UCS-A /org/local-disk-config-policy # set flexflash-raid-reporting-state {enable | disable} |
FlexFlash RAID レポートのサポートをイネーブルにするかを指定します。
| ||
ステップ 5 | UCS-A /org/local-disk-config-policy # commit-buffer |
トランザクションをシステムにコミットします。 | ||
ステップ 6 | UCS-A/org/local-disk-config-policy # show detail |
詳細な FlexFlash コントローラのプロパティを表示します。/ org-name として。 | ||
ステップ 7 | UCS-A# top | |||
ステップ 8 | UCS-A# scope org org-name |
指定した組織の組織モードを開始します。ルート組織モードを開始するには、org-name に / を入力します。 | ||
ステップ 9 | UCS-A /org # scope service-profile slot-3-name |
指定したサービスで組織サービス プロファイル モードを開始します。スロット 3 は、特定のブレードのサービス プロファイルを表します。 | ||
ステップ 10 | UCS-A /org/scope service-profile#set local-disk-policy-state FlexFlash-name | 指定されたローカル ディスク ポリシーをサービス プロファイルに関連付けます。FlexFlash は、特定のローカル ディスク ポリシーを表します。 | ||
ステップ 11 | UCS-A /org/scope service-profile#associate server 1/1 |
サービス プロファイルと指定したブレード サーバを関連付けます。1 はブレード番号を表し、それ以外の数値はシャーシ番号を表します。 | ||
ステップ 12 | UCS-A /org/local-disk-config-policy # commit-buffer |
トランザクションをシステムにコミットします。 | ||
ステップ 13 | UCS-A# scope org org-name |
指定した組織の組織モードを開始します。ルート組織モードを開始するには、org-name に / を入力します。 | ||
ステップ 14 | UCS-A /org # create scrub-policy Scrub-FF-name |
スクラブ ポリシーを指定されたポリシー名で作成し、組織スクラブ ポリシー モードを開始します。 | ||
ステップ 15 | UCS-A /org/scrub-policy # set descr Scrub FlexFlash ONLY-name | (任意)
スクラブ ポリシーの説明を記入します。
| ||
ステップ 16 | UCS-A /org/scrub-policy # set disk-scrubno |
このスクラブ ポリシーを使用して、サーバ上のディスク スクラブを無効にします。 | ||
ステップ 17 | UCS-A /org/scrub-policy # set bios-settings-scrubno |
このスクラブ ポリシーを使用して、サーバ上の BIOS 設定スクラブを無効にします。 | ||
ステップ 18 | UCS-A /org/scrub-policy # set flexflash-scrubyes |
このスクラブ ポリシーを使用して、サーバ上の FlexFlash 設定スクラブを有効にします。 | ||
ステップ 19 | UCS-A /org/local-disk-config-policy # commit-buffer |
トランザクションをシステムにコミットします。 | ||
ステップ 20 | UCS-A# top | |||
ステップ 21 | UCS-A# scope org org-name |
指定した組織の組織モードを開始します。ルート組織モードを開始するには、org-name に / を入力します。 | ||
ステップ 22 | UCS-A /org # scope service-profile slot-3-name |
指定したサービスで組織サービス プロファイル モードを開始します。スロット 3 は、特定のブレードのサービス プロファイルを表します。 | ||
ステップ 23 | UCS-A # acknowledge server1/3-name |
指定されたブレード サーバを認識します。1 はシャーシ番号を表し、3 はサーバ番号を表します。 | ||
ステップ 24 | UCS-A /org/local-disk-config-policy # commit-buffer |
トランザクションをシステムにコミットします。 ブレード サーバがトランザクションのコミットを完了するのを待ちます。 | ||
ステップ 25 | UCS-A # acknowledge server1/3-name |
指定されたブレード サーバを認識します。1 はシャーシ番号を表し、3 はサーバ番号を表します。 | ||
ステップ 26 | UCS-A /org/local-disk-config-policy # commit-buffer |
トランザクションをシステムにコミットします。 FlexFlash カードは同期され、使用可能になりました。 |
次の例は、FlexFlash カードの開始とポリシーの作成のための、コンソールからの出力を示しています。
#Creating the FlexFlash off policy UCS-A# scope org UCS-A /org # create local-disk-config-policy FF-off UCS-A /org/local-disk-config-policy* # set flexflash-state disable UCS-A/org/local-disk-config-policy* # commit-buffer UCS-A/org/local-disk-config-policy # show detail #Creating a Local Disk Configuration Policy UCS-A# scope org UCS-A /org # scope service-profile slot_4 UCS-A /org/service-profile # set local-disk-policy FF-off UCS-A /org/service-profile* # UCS-A/org/service-profile* # associate server 1/4 UCS-A/org/service-profile* # commit-buffer UCS-A /org/service-profile # show detail #Creating a FlexFlash On policy UCS-A /org # top UCS-A# scope org UCS-A /org # create local-disk-config-policy FF-ON UCS-A /org/local-disk-config-policy* # set flexflash-state enable UCS-A /org/local-disk-config-policy* # set flexflash-raid-reporting-state enable UCS-A /org/local-disk-config-policy* # commit-buffer UCS-A /org/local-disk-config-policy # UCS-A /org/local-disk-config-policy # UCS-A /org/local-disk-config-policy # show detail UCS-A /org # top UCS-A# scope org UCS-A /org # scope service-profile slot_4 UCS-A /org/service-profile # set local-disk-policy FF-ON UCS-A /org/service-profile* # UCS-A /org/service-profile* # associate server 1/4 UCS-A /org/service-profile* # commit-buffer UCS-A /org/service-profile # show detail
コマンドまたはアクション | 目的 | |||
---|---|---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope org org-name |
指定した組織の組織モードを開始します。ルート組織モードを開始するには、org-name に / を入力します。 | ||
ステップ 2 | UCS-A /org # scope local-disk-config-policy policy-name |
指定したローカル ディスク設定ポリシー モードを開始します。 | ||
ステップ 3 | UCS-A /org/local-disk-config-policy # set flexflash-state {enable | disable} |
FlexFlash SD カードのサポートをイネーブルにするかを指定します。 | ||
ステップ 4 | UCS-A /org/local-disk-config-policy # set flexflash-raid-reporting-state {enable | disable} |
FlexFlash RAID レポートのサポートをイネーブルにするかを指定します。
| ||
ステップ 5 | UCS-A /org/local-disk-config-policy # commit-buffer |
トランザクションをシステムにコミットします。 |
次の例では、ローカル ディスク設定ポリシー デフォルトの FlexFlash SD カードのサポートおよび FlexFlash RAID レポート ステートをイネーブルにし、システムへのトランザクションをコミットする方法を示します。
UCS-A# scope org/ UCS-A /org # scope local-disk-config-policy default UCS-A /org/local-disk-config-policy #set flexflash-state enable UCS-A /org/local-disk-config-policy# #set flexflash-raid-reporting-state enable UCS-A /org/local-disk-config-policy* # commit-buffer UCS-A /org/local-disk-config-policy #
この手順では、ローカル ディスク ポリシー内の FlexFlash のサポートをディセーブルにする方法について説明します。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A #scope org {/ | org-name) | 入力した組織の組織モードを開始します。 |
ステップ 2 | UCS-A /org # scope local-disk-config-policy policy-name | 入力したポリシー名のローカル ディスク ポリシー設定モードを開始します。 |
ステップ 3 | UCS-A /org/local-disk-config-policy # set flexflash-state disable | ローカル ディスク ポリシー内の FlexFlash SD カードのサポートを無効にします。 |
ステップ 4 | UCS-A /org/local-disk-config-policy # commit-buffer | トランザクションをシステムにコミットします。 |
次の例のスコープは、ルート組織、デフォルト ローカル ディスク設定ポリシーの順であり、FlexFlash SD カードのサポートを無効にし、トランザクションをシステムにコミットします。
UCS-A# scope org/ UCS-A /org # scope local-disk-config-policy default UCS-A /org/local-disk-config-policy set flexflash-state disable UCS-A /org/local-disk-config-policy #* commit-buffer UCS-A /org/local-disk-config-policy #
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope chassis chassis-num |
指定したシャーシでシャーシ モードを開始します。 |
ステップ 2 | UCS-A /chassis # scope server server-num |
サーバ シャーシ モードを開始します。 |
ステップ 3 | UCS-A /chassis/server # scope flexflash-controller controller-id |
FlexFlash コントローラ サーバ シャーシ モードを開始します。 |
ステップ 4 | UCS-A /chassis/server/flexflash-controller # pair primary_slot_number |
同期していない場合は、選択されたスロット番号のカードをプライマリとして使用して SD カードを再同期します。次のいずれかになります。 |
ステップ 5 | UCS-A /chassis/server/flexflash-controller # commit-buffer |
トランザクションをシステム設定にコミットします。 |
次の例は、スロット 2 の SD カードをプライマリとして使用して再同期する方法を示しています。
UCS-A# scope chassis 1 UCS-A /chassis # scope server 1 UCS-A /chassis/server # scope flexflash-controller 1 UCS-A /chassis/server/flexflash-controller # pair 2 UCS-A /chassis/server/flexflash-controller* # commit-buffer UCS-A /chassis/server/flexflash-controller #
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope chassis chassis-num |
指定したシャーシでシャーシ モードを開始します。 |
ステップ 2 | UCS-A /chassis # scope server server-num |
サーバ シャーシ モードを開始します。 |
ステップ 3 | UCS-A /chassis/server # scope flexflash-controller controller-id |
FlexFlash コントローラ サーバ シャーシ モードを開始します。 |
ステップ 4 | UCS-A /chassis/server/flexflash-controller # format |
SD カードをフォーマットします。 |
ステップ 5 | UCS-A /chassis/server/flexflash-controller # commit-buffer |
トランザクションをシステム設定にコミットします。 |
次に、FlexFlash コントローラをフォーマットする例を示します。
UCS-A# scope chassis 1 UCS-A /chassis # scope server 1 UCS-A /chassis/server # scope flexflash-controller 1 UCS-A /chassis/server/flexflash-controller # format Warning: When commited, UCSM will format the SD Cards. This will completely erase the data on the SD Cards!! UCS-A /chassis/server/flexflash-controller* # commit-buffer UCS-A /chassis/server/flexflash-controller #
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope chassis chassis-num |
指定したシャーシでシャーシ モードを開始します。 |
ステップ 2 | UCS-A /chassis # scope server server-num |
サーバ シャーシ モードを開始します。 |
ステップ 3 | UCS-A /chassis/server # scope flexflash-controller controller-id |
FlexFlash コントローラ サーバ シャーシ モードを開始します。 |
ステップ 4 | UCS-A /chassis/server/flexflash-controller # reset |
指定された FlexFlash コントローラをリセットします。 |
ステップ 5 | UCS-A /chassis/server/flexflash-controller # commit-buffer |
トランザクションをシステム設定にコミットします。 |
次の例では、FlexFlash コントローラをリセットする方法を示します。
UCS-A# scope chassis 1 UCS-A /chassis # scope server 1 UCS-A /chassis/server # scope flexflash-controller 1 UCS-A /chassis/server/flexflash-controller # reset Warning: When commited, UCSM will reset the FlexFlash Controller. This will cause the host OS to lose connectivity to the SD Cards. UCS-A /chassis/server/flexflash-controller* # commit-buffer UCS-A /chassis/server/flexflash-controller #
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope chassis chassis-num |
指定したシャーシでシャーシ モードを開始します。 |
ステップ 2 | UCS-A /chassis # scope server server-num |
サーバ シャーシ モードを開始します。 |
ステップ 3 | UCS-A /chassis/server # scope flexflash-controller controller-id |
FlexFlash コントローラ サーバ シャーシ モードを開始します。 |
ステップ 4 | UCS-A /chassis/server/flexflash-controller # show detail expand |
詳細な FlexFlash コントローラのプロパティを表示します。 |
次の例は、FlexFlash コントローラと SD カードのステータスを示しています。
UCS-A# scope chassis 1 UCS-A /chassis # scope server 1 UCS-A /chassis/server # scope flexflash-controller 1 UCS-A /chassis/server/flexflash-controller # show detail expand FlexFlash Controller: ID: 1 Type: SD FlexFlash Type: FX3S Vendor: Cypress Model: FX3S Serial: NA Firmware Version: 1.3.2 build 158 Controller State: Connected Partition Over USB To Host Controller Health: Old Firmware Running RAID State: Enabled Paired RAID Health: OK Physical Drive Count: 2 Virtual Drive Count: 1 RAID Sync Support: Supported Operability: Operable Oper Qualifier Reason: Presence: Equipped Current Task: FlexFlash Card: Controller Index: 1 Slot Number: 1 Vendor: SE32G Model: SE32G HW Rev: 8.0 Serial: 0xa2140794 Manufacturer ID: 3 OEM ID: SD Manufacturer Date: 2/14 Size (MB): 30436 Block Size: 512 Card Type: FX3S configured Write Enabled: Not Write Protected Card Health: OK Card Mode: Secondary Active Operation State: Raid Partition Card State: Active Write IO Error Count: 0 Read IO Error Count: 0 Operability: Operable Oper Qualifier Reason: Presence: Equipped FlexFlash Card Drive: Name: Hypervisor Size (MB): 30432 Removable: Yes Operability: Operable Operation State: Raid Partition Controller Index: 1 Slot Number: 2 Vendor: SE32G Model: SE32G HW Rev: 8.0 Serial: 0xa2140742 Manufacturer ID: 3 OEM ID: SD Manufacturer Date: 2/14 Size (MB): 30436 Block Size: 512 Card Type: FX3S configured Write Enabled: Not Write Protected Card Health: OK Card Mode: Primary Operation State: Raid Partition Card State: Active Write IO Error Count: 0 Read IO Error Count: 0 Operability: Operable Oper Qualifier Reason: Presence: Equipped FlexFlash Card Drive: Name: Hypervisor Size (MB): 30432 Removable: Yes Operability: Operable Operation State: Raid Partition Local Disk Config Definition: Mode: Any Configuration Description: Protect Configuration: Yes UCS-A /chassis/server/flexflash-controller #
スクラブ ポリシー
このポリシーは、ディスカバリ プロセス中にサーバのローカル データおよび BIOS 設定に何が起こるか、サーバがいつ再認識されるか、またはサーバとサービス プロファイルの関連付けがいつ解除されるかを決定します。
(注) | ローカル ディスク スクラブ ポリシーは、Cisco UCS Manager によって管理されるハード ドライブにのみ適用され、USB ドライブなど他のデバイスには適用されません。 |
スクラブ ポリシーの設定に応じて、以下の処理が行われます。
関連付けが解除された場合は、すべてのローカル ドライブのデータに対して次のいずれかの処理が実行されます。
スクラブ ポリシーを含むサービス プロファイルとサーバとの関連付けが解除された場合は、BIOS 設定に対して次のいずれかの処理が実行されます。
FlexFlash スクラブにより、新規またはデグレードした SD カードの組み合わせ、FlexFlash メタデータの設定エラーの解決、および 4 パーティションの旧式 SD カードから単一パーティションの SD カードへの移行を実行できます。スクラブ ポリシーを含むサービス プロファイルとサーバとの関連付けが解除された場合、またはサーバが再認識された場合は、SD カードに対して次のいずれかの処理が実行されます。
有効になっている場合は、PNUOS フォーマット ユーティリティにより SD カードの HV パーティションがフォーマットされます。SD カードが 2 枚ある場合、それらカードは RAID-1 ペアになっており、両方のカードの HV パーティションが有効と見なされます。スロット 1 のカードはプライマリ、スロット 2 のカードはセカンダリと見なされます。
無効になっている場合は、既存の SD カード設定が保持されます。
(注) |
|
コマンドまたはアクション | 目的 | |||
---|---|---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope org org-name |
指定した組織の組織モードを開始します。ルート組織モードを開始するには、org-name に / を入力します。 | ||
ステップ 2 | UCS-A /org # create scrub-policy policy-name |
スクラブ ポリシーを指定されたポリシー名で作成し、組織スクラブ ポリシー モードを開始します。 | ||
ステップ 3 | UCS-A /org/scrub-policy # set descr description | (任意)
スクラブ ポリシーの説明を記入します。
| ||
ステップ 4 | UCS-A /org/scrub-policy # set disk-scrub {no | yes} |
次のように、このスクラブ ポリシーを使用するサーバでのディスク スクラブをイネーブル化またはディセーブル化します。 | ||
ステップ 5 | UCS-A /org/scrub-policy # set bios-settings-scrub {no | yes} |
次のように、このスクラブ ポリシーを使用するサーバでの BIOS 設定スクラブをイネーブル化またはディセーブル化します。 | ||
ステップ 6 | UCS-A /org/scrub-policy # set flexflash-scrub {no | yes} |
次のように、このスクラブ ポリシーを使用するサーバでの flexflash スクラブをイネーブル化またはディセーブル化します。 | ||
ステップ 7 | UCS-A /org/scrub-policy # commit-buffer |
トランザクションをシステム設定にコミットします。 |
次の例は、ScrubPolicy2 という名前のスクラブ ポリシーを作成し、スクラブ ポリシーを使用するサーバでディスクのスクラブをイネーブルにし、トランザクションをコミットします。
UCS-A# scope org / UCS-A /org # create scrub-policy ScrubPolicy2 UCS-A /org/scrub-policy* # set descr "Scrub disk but not BIOS." UCS-A /org/scrub-policy* # set disk-scrub yes UCS-A /org/scrub-policy* # set bios-settings-scrub no UCS-A /org/scrub-policy* # set flexflash-scrub no UCS-A /org/scrub-policy* # commit-buffer UCS-A /org/scrub-policy #
コマンドまたはアクション | 目的 |
---|
次に、ScrubPolicy2 という名前のスクラブ ポリシーを削除し、トランザクションをコミットする例を示します。
UCS-A# scope org / UCS-A /org # delete scrub-policy ScrubPolicy2 UCS-A /org* # commit-buffer UCS-A /org #
DIMM エラー管理の設定
Cisco UCS Manager では、DIMM が事前定義されたウィンドウにおいて修正可能な重大エラーに遭遇した場合、ステータスが [低下(Degraded)] と表され、機能しないデバイスと見なされます。
DIMM の修正可能なエラー処理機能により、サーバ内のすべての DIMM に関する修正可能および修正不可能なメモリ エラーをすべてリセットできます。エラー設定をリセットすると、当該 DIMM のエラー数はクリアされ、ステータスは操作可能に変わり、該当 DIMM のセンサー状態がリセットされます。
Cisco UCS Manager とベースボード管理コントローラ(BMC)で発生したすべての修正可能および修正不可能なメモリ エラーをリセットするには、この手順を使用します。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope chassis chassis-num |
指定したシャーシでシャーシ モードを開始します。 |
ステップ 2 | UCS-A/chassis # scope server server-num | 指定したサーバのサーバ モードを開始します。 |
ステップ 3 | UCS-A/chassis/server # reset-all-memory-errors | サーバ内のすべての DIMM で発生した修正可能および修正不可能なエラーをリセットします。 |
ステップ 4 | UCS-A /chassis/server* # commit-buffer |
保留中のすべてのトランザクションをコミットします。 |
次に、選択されたメモリ ユニットのメモリ エラーをリセットする例を示します。
UCS-A# scope chassis 1 UCS-A/chassis # scope server 1 UCS-A/chassis/server # reset-all-memory-errors UCS-A/chassis/server* # commit-buffer UCS-A/chassis/server #
Cisco UCS Manager で、デュアル インライン メモリ モジュール(DIMM)の状態は、SEL イベント レコードに基づいています。メモリ テストの実行中に BIOS で修正不可能なメモリ エラーに遭遇した場合、DIMM は不良としてマークされます。不良な DIMM は機能しないデバイスと見なされます。
DIMM のブラックリスト化を有効にすると、Cisco UCS Manager はメモリ テスト実行メッセージをモニタし、DIMM SPD データ内でメモリ エラーに遭遇した DIMM をブラックリストに載せます。これにより、ホストは修正不可能な ECC エラーに遭遇した DIMM をマップから外すことができます。
メモリ ポリシーは、Cisco UCS ドメイン の既存のサーバ、およびメモリ ポリシーを設定した後で追加されたサーバに適用できるグローバル ポリシーです。
(注) |
|
コマンドまたはアクション | 目的 | |||
---|---|---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope org / |
ルート組織モードを開始します。 | ||
ステップ 2 | UCS-A /org # scope memory-config-policy default |
グローバル メモリ ポリシーのメモリ ポリシー モードを開始します。 | ||
ステップ 3 | UCS-A /org/memory-config-policy # set blacklisting enabled |
| ||
ステップ 4 | UCS-A /org/memory-config-policy* # commit-buffer |
トランザクションをシステム設定にコミットします。 |
UCS-A# scope org / UCS-A /chassis/org # scope memory-config-policy default UCS-A /chassis/org/memory-config-policy # set blacklisting enabled UCS-A /chassis/org/memory-config-policy* # commit-buffer UCS-A /chassis/org/memory-config-policy # UCS-A /chassis/org/memory-config-policy # show detail Memory Config Policy: Blacklisting: enabled
Serial over LAN ポリシー
このポリシーは、このポリシーを使用するサービス プロファイルと関連付けられているすべてのサーバに対する Serial over LAN 接続の設定を行います。デフォルトでは、Serial over LAN 接続は無効になります。
Serial over LAN ポリシーを実装する場合は、IPMI プロファイルも作成することをお勧めします。
このポリシーはサービス プロファイルに組み込む必要があります。また、このサービス プロファイルを有効にするには、サーバに関連付ける必要があります。
コマンドまたはアクション | 目的 | |||
---|---|---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope org org-name |
指定した組織の組織モードを開始します。ルート組織モードを開始するには、org-name に / を入力します。 | ||
ステップ 2 | UCS-A /org # create sol-policy policy-name |
Serial over LAN ポリシーを作成し、組織 Serial over LAN ポリシー モードを開始します。 | ||
ステップ 3 | UCS-A /org/sol-policy # set descr description | (任意)
ポリシーの説明を記します。
| ||
ステップ 4 | UCS-A /org/sol-policy # set speed {9600| 19200 | 38400 | 57600 | 115200 } |
シリアル ボー レートを指定します。 | ||
ステップ 5 | UCS-A /org/sol-policy # {disable | enable} |
Serial over LAN ポリシーをディセーブルまたはイネーブルにします。デフォルトでは、Serial over LAN ポリシーはディセーブルです。ポリシーを適用する前にイネーブルにする必要があります。 | ||
ステップ 6 | UCS-A /org/sol-policy # commit-buffer |
トランザクションをシステム設定にコミットします。 |
次に、Sol115200 という名前の Serial over LAN ポリシーを作成し、ポリシーの説明を指定し、速度を 115200 ボーに設定し、ポリシーをイネーブルにし、トランザクションをコミットする例を示します。
UCS-A# scope org / UCS-A /org* # create sol-policy Sol115200 UCS-A /org/sol-policy* # set descr "Sets serial over LAN policy to 115200 baud." UCS-A /org/sol-policy* # set speed 115200 UCS-A /org/sol-policy* # enable UCS-A /org/sol-policy* # commit-buffer UCS-A /org/sol-policy #
コマンドまたはアクション | 目的 |
---|
次に、Sol115200 という Serial over LAN ポリシーの Serial over LAN 情報を表示する例を示します。
UCS-A# scope org / UCS-A /org # show sol-policy Sol115200 detail SOL Policy: Name: Sol115200 SOL State: Enable Speed: 115200 Description: Policy Owner: Local UCS-A /org # show sol-policy Sol115200 SOL Policy: Name SOL State Speed --------------------------------------- Sol115200 Enable 115200 UCS-A /org #
コマンドまたはアクション | 目的 |
---|
次の例は、Sol115200 という名前の Serial over LAN ポリシーを削除し、トランザクションをコミットします。
UCS-A# scope org / UCS-A /org* # delete sol-policy Sol115200 UCS-A /org* # commit-buffer UCS-A /org #
サーバ自動構成ポリシー
Cisco UCS Manager では、このポリシーを使用して、新しいサーバの設定方法を決定します。サーバ自動構成ポリシーを作成すると、新しいサーバの起動時に次の処理が行われます。
コマンドまたはアクション | 目的 | |||
---|---|---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope org org-name |
指定した組織の組織モードを開始します。ルート組織モードを開始するには、org-name に / を入力します。 | ||
ステップ 2 | UCS-A /org # create server-autoconfig-policy policy-name |
サーバ自動構成ポリシーを指定されたポリシー名で作成し、組織サーバ自動構成ポリシー モードを開始します。 | ||
ステップ 3 | UCS-A /org/server-autoconfig-policy # set descr description | (任意)
ポリシーの説明を記します。
| ||
ステップ 4 | UCS-A /org/server-autoconfig-policy # set destination org org-name | (任意)
サーバを使用する組織を指定します。 | ||
ステップ 5 | UCS-A /org/server-autoconfig-policy # set qualifier server-qual-name | (任意)
サーバの資格認定にサーバ プール ポリシー資格情報を使用するように指定します。 | ||
ステップ 6 | UCS-A /org/server-autoconfig-policy # set template profile-name | (任意)
サーバのサービス プロファイル インスタンスを作成するために使用するサービス プロファイル テンプレートを指定します。 | ||
ステップ 7 | UCS-A /org/server-autoconfig-policy # commit-buffer |
トランザクションをシステム設定にコミットします。 |
次の例は、AutoConfigFinance というサーバ自動構成ポリシーを作成し、ポリシーに説明を加え、宛先組織として finance を、サーバ プール ポリシー資格情報として ServPoolQual22 を、サービス プロファイル テンプレートとして ServTemp2 を指定し、トランザクションをコミットします。
UCS-A# scope org / UCS-A /org* # create server-autoconfig-policy AutoConfigFinance UCS-A /org/server-autoconfig-policy* # set descr "Server Autoconfiguration Policy for Finance" UCS-A /org/server-autoconfig-policy* # set destination org finance UCS-A /org/server-autoconfig-policy* # set qualifier ServPoolQual22 UCS-A /org/server-autoconfig-policy* # set template ServTemp2 UCS-A /org/server-autoconfig-policy* # commit-buffer UCS-A /org/server-autoconfig-policy #
コマンドまたはアクション | 目的 |
---|
次の例は、AutoConfigFinance という名前のサーバ自動構成ポリシーを削除し、トランザクションをコミットします。
UCS-A# scope org / UCS-A /org* # delete server-autoconfig-policy AutoConfigFinance UCS-A /org* # commit-buffer UCS-A /org #
サーバ ディスカバリ ポリシー
サーバ ディスカバリ ポリシーにより、新しい UCS ブレード サーバや UCS Mini を追加したときの UCS Manager の対応方法を定義します。サーバ ディスカバリ ポリシーを作成する場合、サーバがシャーシに追加されたときに、システムにより詳細なディスカバリを行うのか、またはユーザがまず新しいサーバを確認する必要があるのかどうかを制御できます。デフォルトでは、システムにより完全なディスカバリが実行されます。
サーバ ディスカバリ ポリシーを作成した場合は、新しいサーバを起動すると次の処理が行われます。
ハードウェアの挿入、削除、または交換によって自動的に詳細なディスカバリがトリガーされると、以下が実行されます。
サーバが「保留アクティビティ」リストに移動されます。
サーバで重大なハードウェア不一致エラーが発生し、ハードウェアの不一致が UCSM により検出されたことが示されます。
詳細なディスカバリをトリガーするには、サーバを明示的に認識する必要があります。
Cisco UCS Manager リリース 2.2(4) では、ブロック サイズが 4K のドライブはブレード サーバではサポートされませんが、ラックマウント サーバではサポートされます。ブロック サイズが 4 K のドライブがブレード サーバに挿入された場合、検出は失敗し、次のエラー メッセージが表示されます。
「システムから SCSI デバイス情報を取得できません(Unable to get Scsi Device Information from the system)」このエラーが発生した場合は、次の手順を実行します。
サーバを再認識するとサーバがリブートし、その結果、サービスが失われます。
このポリシーとサーバ プールを関連付ける予定がある場合は、サーバ プール ポリシー資格情報を作成します。
コマンドまたはアクション | 目的 | |||
---|---|---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope org / |
ルート組織モードを開始します。
| ||
ステップ 2 | UCS-A /org # create server-disc-policy policy-name |
サーバ ディスカバリ ポリシーを指定されたポリシー名で作成し、組織サーバ ディスカバリ ポリシー モードを開始します。 | ||
ステップ 3 | UCS-A /org/server-disc-policy # set action {diag | immediate | user-acknowledged} |
システムが新しいサーバの検出を試みるタイミングを指定します。 | ||
ステップ 4 | UCS-A /org/chassis-disc-policy #set descr description | (任意)
サーバ ディスカバリ ポリシーに説明を加えます。
| ||
ステップ 5 | UCS-A /org/server-disc-policy # set qualifier qualifier | (任意)
指定されたサーバ プール ポリシー資格情報をこのポリシーとサーバ プールを関連付けるために使用します。 | ||
ステップ 6 | UCS-A /org/server-disc-policy # set scrub-policy |
このポリシーが使用するスクラブ ポリシーを指定します。スクラブ ポリシーは、検出時にサーバのディスク ドライブをきれいにスクラブするかどうかを定義します。 | ||
ステップ 7 | UCS-A /org/server-disc-policy # commit-buffer |
トランザクションをシステム設定にコミットします。 |
次の例は、ServDiscPolExample という名前のサーバ ディスカバリ ポリシーを作成し、すぐに新しいサーバを検出するように設定し、ポリシーについて説明を加え、サーバ プール ポリシー資格情報とスクラブ ポリシーを指定し、トランザクションをコミットします。
UCS-A# scope org / UCS-A /org # create server-disc-policy ServDiscPolExample UCS-A /org/server-disc-policy* # set action immediate UCS-A /org/server-disc-policy* # set descr "This is an example server discovery policy." UCS-A /org/server-disc-policy* # set qualifier ExampleQual UCS-A /org/server-disc-policy* # set scrub-policy NoScrub UCS-A /org/server-disc-policy # commit-buffer
サーバ ディスカバリ ポリシーをサービス プロファイルとテンプレートのうち一方、または両方に含めます。
コマンドまたはアクション | 目的 |
---|
次に、ServDiscPolExample という名前のサーバ ディスカバリ ポリシーを削除し、トランザクションをコミットする例を示します。
UCS-A# scope org / UCS-A /org # delete server-disc-policy ServDiscPolExample UCS-A /org* # commit-buffer UCS-A /org #
ハードウェア変更検出は、ハードウェア コンポーネントの変更が生じた場合の Cisco UCS Manager の動作を設定するためのグローバル ポリシーです。ポリシーには次の 2 つの値があります。
[ユーザ確認済み(User Acknowledged)]:ハードウェア インベントリ不一致エラーをすべてクリアするには、サーバを確認する必要があります。
[自動確認応答(Auto Acknowledged)]:ハードウェア コンポーネントの変更が検出されると、自動の詳細なディスカバリがトリガーされます。
UCSM がサーバ ハードウェア コンポーネントの変更を検出すると、クリティカル ハードウェア インベントリ不一致エラーがサーバで発生します。エラーをクリアしてハードウェア インベントリを完了するには、手動でサーバを確認する必要があります。サーバを確認すると、詳細なディスカバリと詳細な関連付けがトリガーされます。
ラック サーバの場合、エラーをクリアしてハードウェア インベントリを完了するには、サーバを解放してから、再稼働する必要があります。
ハードウェア インベントリ不一致エラーがある場合には、ポリシーを変更できません。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope org / |
ルート組織モードを開始します。 |
ステップ 2 | UCS-A /org # scope server-hwchange-disc-policy policy-name |
組織のハードウェア変更検出ポリシー モードを開始します。 |
ステップ 3 | UCS-A /org/server-hwchange-disc-policy # set action { | auto-acknowledged | user-acknowledged} |
システムが新しいサーバの検出を試みるタイミングを指定します。 |
ステップ 4 | UCS-A /org/server-hwchange-disc-policy # set action auto-acknowledged |
使用するハードウェア変更検出ポリシーを指定します。 |
ステップ 5 | UCS-A /org/server-hwchange-disc-policy # commit-buffer |
トランザクションをシステム設定にコミットします。 |
次の例では、ハードウェア変更検出ポリシーを設定し、トランザクションをコミットします。
UCS-A# scope org / UCS-A /org # scope server-hwchange-disc-policy UCS-A /org/server-hwchange-disc-policy # set action UCS-A /org/server-hwchange-disc-policy # set action auto-acknowledged UCS-A /org/server-hwchange-disc-policy # commit-buffer
コマンドまたはアクション | 目的 |
---|
次に、ポリシー設定を表示する例を示します。
UCS-A# scope org / UCS-A /org # scope server-hwchange-disc-policy UCS-A /org/server-hwchange-disc-policy # show detail Server Hardware Change Discovery Policy: Action: User Acknowledged
サーバ継承ポリシー
このポリシーは、サーバ用のサービス プロファイルを作成するために、サーバ ディスカバリ プロセス中に呼び出されます。このポリシーから作成されたサービス プロファイルはすべて、製造元でブレードに設定された値を使用します。このポリシーは次の機能を実行します。
このポリシーを使って作成したサービス プロファイルは他のサーバに移行できません。
VIC アダプタが搭載されたブレード サーバまたはラックマウント サーバ(Cisco UCS M81KR 仮想インターフェイス カードなど)、サーバのアイデンティティ値が製造時にサーバ ハードウェアに書き込まれていません。その結果、アダプタのアイデンティティは、デフォルト プールから取得する必要があります。デフォルト プールに、サーバに割り当てるのに十分なエントリが格納されていない場合、サービス プロファイルの関連付けが設定エラーで失敗します。
コマンドまたはアクション | 目的 | |||
---|---|---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope org org-name |
指定した組織の組織モードを開始します。ルート組織モードを開始するには、org-name に / を入力します。 | ||
ステップ 2 | UCS-A /org # create server-inherit-policy policy-name |
サーバ継承ポリシーを指定されたポリシー名で作成し、組織サーバ継承ポリシー モードを開始します。 | ||
ステップ 3 | UCS-A /org/server-inherit-policy # set descr description | (任意)
ポリシーの説明を記します。
| ||
ステップ 4 | UCS-A /org/server-inherit-policy # set destination org org-name | (任意)
サーバを使用する組織を指定します。 | ||
ステップ 5 | UCS-A /org/server-inherit-policy # set qualifier server-qual-name | (任意)
サーバの資格認定にサーバ プール ポリシー資格情報を使用するように指定します。 | ||
ステップ 6 | UCS-A /org/server-inherit-policy # commit-buffer |
トランザクションをシステム設定にコミットします。 |
次の例は、InheritEngineering という名前のサーバ継承ポリシーを作成し、ポリシーに説明を加え、宛先組織として engineering を、サーバ プール ポリシー資格情報として ServPoolQual22 を指定し、トランザクションをコミットします。
UCS-A# scope org / UCS-A /org* # create server-inherit-policy InheritEngineering UCS-A /org/server-inherit-policy* # set descr "Server Inheritance Policy for Engineering" UCS-A /org/server-inherit-policy* # set destination org engineering UCS-A /org/server-inherit-policy* # set qualifier ServPoolQual22 UCS-A /org/server-inherit-policy* # commit-buffer UCS-A /org/server-inherit-policy #
コマンドまたはアクション | 目的 |
---|
次の例は、InheritEngineering という名前のサーバ継承ポリシーを削除し、トランザクションをコミットします。
UCS-A# scope org / UCS-A /org* # delete server-inherit-policy InheritEngineering UCS-A /org* # commit-buffer UCS-A /org #
サーバ プール ポリシー
このポリシーはサーバ ディスカバリ プロセス中に呼び出されます。これは、サーバ プール ポリシー資格情報により、サーバと、ポリシーで指定されたターゲット プールが一致した場合にどのような処理が行われるかを定義します。
サーバが複数のプールに適合したときに、これらのプールにサーバ プール ポリシーがあった場合、このサーバはこれらすべてのプールに追加されます。
コマンドまたはアクション | 目的 | |||
---|---|---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope org org-name |
指定した組織の組織モードを開始します。ルート組織モードを開始するには、org-name に / を入力します。 | ||
ステップ 2 | UCS-A /org # create pooling-policy policy-name |
サーバ プール ポリシーを指定された名前で作成し、組織プール ポリシー モードを開始します。 | ||
ステップ 3 | UCS-A /org/pooling-policy # set descr description | (任意)
サーバ プール ポリシーに説明を加えます。
| ||
ステップ 4 | UCS-A /org/pooling-policy # set pool pool-distinguished-name |
サーバ プール ポリシーで使用するサーバ プールを指定します。プールの完全識別名を指定する必要があります。 | ||
ステップ 5 | UCS-A /org/pooling-policy # set qualifier qualifier-name |
サーバ プール ポリシーで使用するサーバ プール修飾子を指定します。 | ||
ステップ 6 | UCS-A /org/pooling-policy # commit-buffer |
トランザクションをシステム設定にコミットします。 |
次の例は、ServerPoolPolicy4 という名前のサーバ プール ポリシーを作成し、トランザクションをコミットします。
UCS-A# scope org / UCS-A /org # create pooling-policy ServerPoolPolicy4 UCS-A /org/pooling-policy* # set pool org-root/compute-pool-pool3 UCS-A /org/pooling-policy* # set qualifier ServPoolQual8 UCS-A /org/pooling-policy* # commit-buffer UCS-A /org/pooling-policy #
コマンドまたはアクション | 目的 |
---|
次に、ServerPoolPolicy4 という名前のサーバ プール ポリシーを削除し、トランザクションをコミットする例を示します。
UCS-A# scope org / UCS-A /org # delete pooling-policy ServerPoolPolicy4 UCS-A /org/pooling-policy* # commit-buffer UCS-A /org/pooling-policy #
サーバ プール ポリシー資格情報
このポリシーは、ディスカバリ プロセス中に実行されたサーバのインベントリに基づいて、サーバを資格認定します。資格情報は、サーバが選択基準を満たすかどうかを判断するために、ポリシーで設定されたルールです。たとえば、データセンター プールのサーバの最小メモリ容量を指定するルールを作成できます。
資格情報は、サーバ プール ポリシーだけではなく、その他のポリシーでも、サーバを配置するために使用されます。たとえば、サーバがある資格ポリシーの基準を満たしている場合、このサーバを 1 つ以上のサーバ プールに追加したり、自動的にサービス プロファイルと関連付けたりできます。
サーバ プール ポリシー資格情報を使用すると、次の基準に従ってサーバを資格認定できます。
実装によっては、サーバ プール ポリシー資格情報を使用して、次を含む複数のポリシーを設定する必要があります。
コマンドまたはアクション | 目的 |
---|
次の例は、ServPoolQual22 という名前のサーバ プール資格情報を作成し、トランザクションをコミットします。
UCS-A# scope org / UCS-A /org* # create server-qual ServPoolQual22 UCS-A /org/server-qual* # commit-buffer UCS-A /org/server-qual #
次のサーバ コンポーネントの 1 つ以上の資格情報を設定します。
コマンドまたはアクション | 目的 |
---|
次の例は、ServPoolQual22 という名前のサーバ プール資格情報を削除し、トランザクションをコミットします。
UCS-A# scope org / UCS-A /org* # delete server-qual ServPoolQual22 UCS-A /org* # commit-buffer UCS-A /org #
サーバ プール ポリシー資格情報を作成します。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope org org-name |
指定した組織の組織モードを開始します。ルート組織モードを開始するには、org-name に / を入力します。 |
ステップ 2 | UCS-A /org # scope server-qual server-qual-name |
指定したサーバ プール ポリシー資格情報で組織サーバ資格情報モードを開始します。 |
ステップ 3 | UCS-A /org/server-qual # create adapter |
アダプタ資格情報を作成し、組織サーバ資格情報アダプタ モードを開始します。 |
ステップ 4 | UCS-A /org/server-qual/adapter # create cap-qual adapter-type |
指定されたアダプタ タイプのアダプタ容量資格を作成して、組織サーバ資格アダプタ容量資格情報モードを開始します。adapter-type 引数には、次の任意の値を設定できます。
|
ステップ 5 | UCS-A /org/server-qual/adapter/cap-qual # set maximum {max-cap | unspecified} |
選択したアダプタ タイプの最大容量を指定します。 |
ステップ 6 | UCS-A /org/server-qual/adapter/cap-qual # commit-buffer |
トランザクションをシステム設定にコミットします。 |
次の例では、非仮想化イーサネット インターフェイスのアダプタ資格情報を作成して設定し、トランザクションをコミットします。
UCS-A# scope org / UCS-A /org # scope server-qual ServPoolQual22 UCS-A /org/server-qual # create adapter UCS-A /org/server-qual/adapter* # create cap-qual non-virtualized-eth-if UCS-A /org/server-qual/adapter/cap-qual* # set maximum 2500000000 UCS-A /org/server-qual/adapter/cap-qual* # commit-buffer UCS-A /org/server-qual/adapter/cap-qual #
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope org org-name |
指定した組織の組織モードを開始します。ルート組織モードを開始するには、org-name に / を入力します。 |
ステップ 2 | UCS-A /org # scope server-qual server-qual-name |
指定したサーバ プール ポリシー資格情報で組織サーバ資格情報モードを開始します。 |
ステップ 3 | UCS-A /org/server-qual # delete adapter |
サーバ プール ポリシー資格情報からアダプタ資格情報を削除します。 |
ステップ 4 | UCS-A /org/server-qual # commit-buffer |
トランザクションをシステム設定にコミットします。 |
次に、ServPoolQual22 という名前のサーバ プール ポリシー資格情報からアダプタ資格情報を削除し、トランザクションをコミットする例を示します。
UCS-A# scope org / UCS-A /org # scope server-qual ServPoolQual22 UCS-A /org/server-qual # delete adapter UCS-A /org/server-qual* # commit-buffer UCS-A /org/server-qual #
サーバ プール ポリシー資格情報を作成します。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope org org-name |
指定した組織の組織モードを開始します。ルート組織モードを開始するには、org-name に / を入力します。 |
ステップ 2 | UCS-A /org # scope server-qual server-qual-name |
指定したサーバ プール ポリシー資格情報で組織サーバ資格情報モードを開始します。 |
ステップ 3 | UCS-A /org/server-qual # create chassis min-chassis-num max-chassis-num |
指定されたシャーシ範囲のシャーシ資格情報を作成し、組織サーバ資格情報シャーシ モードを開始します。 |
ステップ 4 | UCS-A /org/server-qual/chassis # create slot min-slot-num max-slot-num |
指定されたスロット範囲のシャーシ スロット資格情報を作成し、組織サーバ資格情報シャーシ スロット モードを開始します。 |
ステップ 5 | UCS-A /org/server-qual/chassis/slot # commit-buffer |
トランザクションをシステム設定にコミットします。 |
次の例は、シャーシ 1 および 2 のスロット 1 ~ 4 にシャーシ資格情報を設定し、トランザクションをコミットします。
UCS-A# scope org / UCS-A /org* # scope server-qual ServPoolQual22 UCS-A /org/server-qual* # create chassis 1 2 UCS-A /org/server-qual/chassis* # create slot 1 4 UCS-A /org/server-qual/chassis/slot* # commit-buffer UCS-A /org/server-qual/chassis/slot #
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope org org-name |
指定した組織の組織モードを開始します。ルート組織モードを開始するには、org-name に / を入力します。 |
ステップ 2 | UCS-A /org # scope server-qual server-qual-name |
指定したサーバ プール ポリシー資格情報で組織サーバ資格情報モードを開始します。 |
ステップ 3 | UCS-A /org/server-qual # delete chassis min-chassis-num max-chassis-num |
指定されたシャーシ範囲のシャーシ資格情報を削除します。 |
ステップ 4 | UCS-A /org/server-qual # commit-buffer |
トランザクションをシステム設定にコミットします。 |
次の例は、シャーシ 1 および 2 のシャーシ資格情報を削除し、トランザクションをコミットします。
UCS-A# scope org / UCS-A /org # scope server-qual ServPoolQual22 UCS-A /org/server-qual # delete chassis 1 2 UCS-A /org/server-qual* # commit-buffer UCS-A /org/server-qual #
サーバ プール ポリシー資格情報を作成します。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope org org-name |
指定した組織の組織モードを開始します。ルート組織モードを開始するには、org-name に / を入力します。 |
ステップ 2 | UCS-A /org # scope server-qual server-qual-name |
指定したサーバ プール ポリシー資格情報で組織サーバ資格情報モードを開始します。 |
ステップ 3 | UCS-A /org/server-qual # create cpu |
CPU 資格情報を作成し、組織サーバ資格情報プロセッサ モードを開始します。 |
ステップ 4 | UCS-A /org/server-qual/cpu # set arch {any | dual-core-opteron | intel-p4-c | opteron | pentium-4 | turion-64 | xeon | xeon-mp} |
プロセッサのアーキテクチャ タイプを指定します。 |
ステップ 5 | UCS-A /org/server-qual/cpu # set maxcores {max-core-num | unspecified} |
プロセッサの最大コア数を指定します。 |
ステップ 6 | UCS-A /org/server-qual/cpu # set mincores {min-core-num | unspecified} |
プロセッサの最小コア数を指定します。 |
ステップ 7 | UCS-A /org/server-qual/cpu # set maxprocs {max-proc-num | unspecified} |
プロセッサの最大数を指定します。 |
ステップ 8 | UCS-A /org/server-qual/cpu # set minprocs {min-proc-num | unspecified} |
プロセッサの最小数を指定します。 |
ステップ 9 | UCS-A /org/server-qual/cpu # set maxthreads {max-thread-num | unspecified} |
スレッドの最大数を指定します。 |
ステップ 10 | UCS-A /org/server-qual/cpu # set minthreads {min-thread-num | unspecified} |
スレッドの最小数を指定します。 |
ステップ 11 | UCS-A /org/server-qual/cpu # set stepping {step-num | unspecified} |
プロセッサのステッピング番号を指定します。 |
ステップ 12 | UCS-A /org/server-qual/cpu # set model-regex regex |
プロセッサ名が一致する必要のある正規表現を指定します。 |
ステップ 13 | UCS-A /org/server-qual/cpu # commit-buffer |
トランザクションをシステム設定にコミットします。 |
次の例は、CPU 資格情報を設定し、トランザクションをコミットします。
UCS-A# scope org / UCS-A /org # scope server-qual ServPoolQual22 UCS-A /org/server-qual # create processor UCS-A /org/server-qual/cpu* # set arch xeon UCS-A /org/server-qual/cpu* # set maxcores 8 UCS-A /org/server-qual/cpu* # set mincores 4 UCS-A /org/server-qual/cpu* # set maxprocs 2 UCS-A /org/server-qual/cpu* # set minprocs 1 UCS-A /org/server-qual/cpu* # set maxthreads 16 UCS-A /org/server-qual/cpu* # set minthreads 8 UCS-A /org/server-qual/cpu* # set stepping 5 UCS-A /org/server-qual/cpu* # commit-buffer UCS-A /org/server-qual/cpu #
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope org org-name |
指定した組織の組織モードを開始します。ルート組織モードを開始するには、org-name に / を入力します。 |
ステップ 2 | UCS-A /org # scope server-qual server-qual-name |
指定したサーバ プール ポリシー資格情報で組織サーバ資格情報モードを開始します。 |
ステップ 3 | UCS-A /org/server-qual # delete cpu |
プロセッサ資格情報を削除します。 |
ステップ 4 | UCS-A /org/server-qual # commit-buffer |
トランザクションをシステム設定にコミットします。 |
次の例は、プロセッサの資格情報を削除し、トランザクションをコミットします。
UCS-A# scope org / UCS-A /org # scope server-qual ServPoolQual22 UCS-A /org/server-qual # delete cpu UCS-A /org/server-qual* # commit-buffer UCS-A /org/server-qual #
サーバ プール ポリシー資格情報を作成します。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope org org-name |
指定した組織の組織モードを開始します。ルート組織モードを開始するには、org-name に / を入力します。 |
ステップ 2 | UCS-A /org # scope server-qual server-qual-name |
指定したサーバ プール ポリシー資格情報で組織サーバ資格情報モードを開始します。 |
ステップ 3 | UCS-A /org/server-qual # create power-group power-group-name |
指定された電源グループ名の電源グループ資格情報を作成します。 |
ステップ 4 | UCS-A /org/server-qual # commit-buffer |
トランザクションをシステム設定にコミットします。 |
次に、powergroup1 という電源グループの電源グループ資格情報を設定し、トランザクションをコミットする例を示します。
UCS-A# scope org / UCS-A /org # scope server-qual ServPoolQual22 UCS-A /org/server-qual # create power-group powergroup1 UCS-A /org/server-qual* # commit-buffer UCS-A /org/server-qual #
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope org org-name |
指定した組織の組織モードを開始します。ルート組織モードを開始するには、org-name に / を入力します。 |
ステップ 2 | UCS-A /org # scope server-qual server-qual-name |
指定したサーバ プール ポリシー資格情報で組織サーバ資格情報モードを開始します。 |
ステップ 3 | UCS-A /org/server-qual # delete power-group power-group-name |
指定された電源グループ資格情報を削除します。 |
ステップ 4 | UCS-A /org/server-qual # commit-buffer |
トランザクションをシステム設定にコミットします。 |
次に、powergroup1 という電源グループの電源グループ資格情報を削除し、トランザクションをコミットする例を示します。
UCS-A# scope org / UCS-A /org # scope server-qual ServPoolQual22 UCS-A /org/server-qual # delete power-group powergroup1 UCS-A /org/server-qual* # commit-buffer UCS-A /org/server-qual #
サーバ プール ポリシー資格情報を作成します。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope org org-name |
指定した組織の組織モードを開始します。ルート組織モードを開始するには、org-name に / を入力します。 |
ステップ 2 | UCS-A /org # scope server-qual server-qual-name |
指定したサーバ プール ポリシー資格情報で組織サーバ資格情報モードを開始します。 |
ステップ 3 | UCS-A /org/server-qual # create memory |
メモリ資格情報を作成し、組織サーバ資格情報メモリ モードを開始します。 |
ステップ 4 | UCS-A /org/server-qual/memory # set clock {clock-num | unspec} |
メモリのクロック速度を指定します。 |
ステップ 5 | UCS-A /org/server-qual/memory # set maxcap {max-cap-num | unspec} |
メモリ アレイの最大容量を指定します。 |
ステップ 6 | UCS-A /org/server-qual/memory # set mincap {min-cap-num | unspec} |
メモリ アレイの最小容量を指定します。 |
ステップ 7 | UCS-A /org/server-qual/memory # set speed {speed-num | unspec} |
メモリ データ レートを指定します。 |
ステップ 8 | UCS-A /org/server-qual/memory # set units {unit-num | unspec} |
メモリ ユニット(メモリ基板にマウントされている DRAM チップ)の数を指定します。 |
ステップ 9 | UCS-A /org/server-qual/memory # set width {width-num | unspec} |
データ バスのビット幅を指定します。 |
ステップ 10 | UCS-A /org/server-qual/memory # commit-buffer |
トランザクションをシステム設定にコミットします。 |
次の例は、メモリ資格情報を作成して設定し、トランザクションをコミットします。
UCS-A# scope org / UCS-A /org # scope server-qual ServPoolQual22 UCS-A /org/server-qual # create memory UCS-A /org/server-qual/memory* # set clock 1067 UCS-A /org/server-qual/memory* # set maxcap 4096 UCS-A /org/server-qual/memory* # set mincap 2048 UCS-A /org/server-qual/memory* # set speed unspec UCS-A /org/server-qual/memory* # set units 16 UCS-A /org/server-qual/memory* # set width 64 UCS-A /org/server-qual/memory* # commit-buffer UCS-A /org/server-qual/memory #
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope org org-name |
指定した組織の組織モードを開始します。ルート組織モードを開始するには、org-name に / を入力します。 |
ステップ 2 | UCS-A /org # scope server-qual server-qual-name |
指定したサーバ プール ポリシー資格情報で組織サーバ資格情報モードを開始します。 |
ステップ 3 | UCS-A /org/server-qual # delete memory |
メモリ資格情報を削除します。 |
ステップ 4 | UCS-A /org/server-qual # commit-buffer |
トランザクションをシステム設定にコミットします。 |
次の例は、メモリの資格情報を削除し、トランザクションをコミットします。
UCS-A# scope org / UCS-A /org # scope server-qual ServPoolQual22 UCS-A /org/server-qual # delete memory UCS-A /org/server-qual* # commit-buffer UCS-A /org/server-qual #
サーバ プール ポリシー資格情報を作成します。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope org org-name |
指定した組織の組織モードを開始します。ルート組織モードを開始するには、org-name に / を入力します。 |
ステップ 2 | UCS-A /org # scope server-qual server-qual-name |
指定したサーバ プール ポリシー資格情報で組織サーバ資格情報モードを開始します。 |
ステップ 3 | UCS-A /org/server-qual # create physical-qual |
物理的な資格情報を作成し、組織サーバ資格情報物理モードを開始します。 |
ステップ 4 | UCS-A /org/server-qual/physical-qual # set model-regex regex |
モデル名が一致する必要のある正規表現を指定します。 |
ステップ 5 | UCS-A /org/server-qual/physical-qual # commit-buffer |
トランザクションをシステム設定にコミットします。 |
次の例は、物理的な資格情報を作成して設定し、トランザクションをコミットします。
UCS-A# scope org / UCS-A /org # scope server-qual ServPoolQual22 UCS-A /org/server-qual # create physical-qual UCS-A /org/server-qual/physical-qual* # set model-regex UCS-A /org/server-qual/physical-qual* # commit-buffer UCS-A /org/server-qual/physical-qual #
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope org org-name |
指定した組織の組織モードを開始します。ルート組織モードを開始するには、org-name に / を入力します。 |
ステップ 2 | UCS-A /org # scope server-qual server-qual-name |
指定したサーバ プール ポリシー資格情報で組織サーバ資格情報モードを開始します。 |
ステップ 3 | UCS-A /org/server-qual # delete physical-qual |
物理的な資格情報を削除します。 |
ステップ 4 | UCS-A /org/server-qual # commit-buffer |
トランザクションをシステム設定にコミットします。 |
次の例は、物理的な資格情報を削除し、トランザクションをコミットします。
UCS-A# scope org / UCS-A /org # scope server-qual ServPoolQual22 UCS-A /org/server-qual # delete physical-qual UCS-A /org/server-qual* # commit-buffer UCS-A /org/server-qual #
サーバ プール ポリシー資格情報を作成します。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope org org-name |
指定した組織の組織モードを開始します。ルート組織モードを開始するには、org-name に / を入力します。 |
ステップ 2 | UCS-A /org # scope server-qual server-qual-name |
指定したサーバ プール ポリシー資格情報で組織サーバ資格情報モードを開始します。 |
ステップ 3 | UCS-A /org/server-qual # create storage |
ストレージ資格情報を作成し、組織サーバ資格情報ストレージ モードを開始します。 |
ステップ 4 | UCS-A /org/server-qual/storage # set blocksize {block-size-num | unknown} |
ストレージ ブロック サイズを指定します。 |
ステップ 5 | UCS-A /org/server-qual/storage # set diskless {no | unspecified | yes } |
使用できるストレージがディスクレスである必要があるかどうかを指定します。 |
ステップ 6 | UCS-A /org/server-qual/storage # set disktype {hdd | ssd | unspecified} |
使用できるディスクのタイプを指定します。次のオプションがあります。 |
ステップ 7 | UCS-A /org/server-qual/storage # set flexflash-num-cards {ff_card-num | unknown} |
FlexFlash カードの数を指定します。 |
ステップ 8 | UCS-A /org/server-qual/storage # set maxcap {max-cap-num | unknown} |
ストレージ アレイの最大容量を指定します。 |
ステップ 9 | UCS-A /org/server-qual/storage # set mincap {min-cap-num | unknown} |
ストレージ アレイの最小容量を指定します。 |
ステップ 10 | UCS-A /org/server-qual/storage # set numberofblocks {block-num | unknown} |
ブロック数を指定します。 |
ステップ 11 | UCS-A /org/server-qual/storage # set perdiskcap {disk-cap-num | unknown} |
ディスク単位の容量を指定します。 |
ステップ 12 | UCS-A /org/server-qual/storage # set units {unit-num | unspecified} |
ストレージ デバイス数を指定します。 |
ステップ 13 | UCS-A /org/server-qual/storage # commit-buffer |
トランザクションをシステム設定にコミットします。 |
次の例は、ストレージ資格情報を作成および設定し、トランザクションをコミットする方法を示します。
UCS-A# scope org / UCS-A /org # scope server-qual ServPoolQual22 UCS-A /org/server-qual # create storage UCS-A /org/server-qual/storage* # set blocksize 512 UCS-A /org/server-qual/storage* # set disktype hdd UCS-A /org/server-qual/storage* # set maxcap 420000 UCS-A /org/server-qual/storage* # set mincap 140000 UCS-A /org/server-qual/storage* # set numberofblocks 287277984 UCS-A /org/server-qual/storage* # set perdiskcap 140000 UCS-A /org/server-qual/storage* # set units 1 UCS-A /org/server-qual/storage* # set flexflash-num-cards 2 UCS-A /org/server-qual/storage* # commit-buffer UCS-A /org/server-qual/storage #
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope org org-name |
指定した組織の組織モードを開始します。ルート組織モードを開始するには、org-name に / を入力します。 |
ステップ 2 | UCS-A /org # scope server-qual server-qual-name |
指定したサーバ プール ポリシー資格情報で組織サーバ資格情報モードを開始します。 |
ステップ 3 | UCS-A /org/server-qual # delete storage |
ストレージ資格情報を削除します。 |
ステップ 4 | UCS-A /org/server-qual/ # commit-buffer |
トランザクションをシステム設定にコミットします。 |
次の例は、ストレージの資格情報を削除し、トランザクションをコミットします。
UCS-A# scope org / UCS-A /org # scope server-qual ServPoolQual22 UCS-A /org/server-qual # delete storage UCS-A /org/server-qual* # commit-buffer UCS-A /org/server-qual #
vNIC/vHBA 配置ポリシーの設定
vNIC/vHBA 配置ポリシーは、次のことを決定するために使用されます。
各 vNIC/vHBA 配置ポリシーには、物理アダプタの仮想表現である vCon が含まれます。vNIC/vHBA 配置ポリシーがサービス プロファイルに割り当てられ、サービス プロファイルがサーバに関連付けられると、vNIC/vHBA 配置ポリシー内の vCon が物理アダプタに割り当てられ、vNIC および vHBA がそれらの vCon に割り当てられます。
1 つのアダプタを持つブレード サーバやラック サーバの場合は、Cisco UCS がすべての vCon をそのアダプタに割り当てます。4 つのアダプタを持つサーバの場合は、Cisco UCS が vCon1 をアダプタ 1 に、vCon2 をアダプタ 2 に、vCon3 をアダプタ 3 に、vCon4 をアダプタ 4 に割り当てます。
2 つまたは 3 つのアダプタを搭載したブレード サーバまたはラック サーバの場合、Cisco UCS は、サーバのタイプと選択された仮想スロット マッピング スキーム([ラウンドロビン] または [線形順序])に基づいて vCon を割り当てます。使用可能なマッピング スキームの詳細については、vCon のアダプタへの配置を参照してください。
(注) | vHBA の PCI 順序を指定できますが、任意の順序は、vNIC または vHBA など、相互間ではなく、デバイスのクラス内で機能します。アダプタ内で、vNIC は vHBA よりも常に前に配置されます。 |
all:設定されたすべての vNIC と vHBA は、明示的な割り当て、割り当て解除、動的のいずれかで vCon に割り当てられます。これがデフォルトです。
assigned-only:vNICs と vHBA を vCon に明示的に割り当てる必要があります。サービス プロファイルや vNIC または vHBA のプロパティにより、明示的に割り当てることができます。
exclude-dynamic:動的な vNIC や vHBA を vCon に割り当てることはできません。vCon は静的な vNIC と vHBA に使用可能で、割り当て解除または明示的な割り当てを行います。
exclude-unassigned:割り当て解除された vNIC や vHBA を vCon に割り当てることはできません。vCon は動的な vNIC や vHBA の他、明示的に割り当てられた静的な vNIC や vHBA に使用できます。
exclude-usnic:Cisco usNIC を vCon に割り当てることはできません。vCon は、設定されているその他のすべての vNIC と vHBA に対しては使用可能です。これらの vNIC と vHBA が明示的に割り当てられているか、割り当て解除されているか、または動的かどうかは関係ありません。
(注) | exclude-usnic に設定されている vCon に明示的に割り当てられている SRIOV usNIC は、引き続きその vCon に割り当てられたままになります。 |
vNIC/vHBA 配置ポリシーをサービス プロファイルに含めない場合、Cisco UCS Manager はデフォルトで、vCon マッピング スキームを [ラウンド ロビン(Round Robin)]、vNIC/vHBA 選択プリファレンスを [すべて(All)] に設定し、各アダプタの機能と相対的な処理能力に基づいて vNIC と vHBA をアダプタ間に配分します。
Cisco UCS は、サービス プロファイル内のすべての vCon をサーバ上の物理アダプタにマッピングします。マッピングの実行方法、およびサーバ内の特定のアダプタへの vCon の割り当て方法は、次の条件によって決まります。
サーバのタイプ。2 つのアダプタ カードを搭載した N20-B6620-2 および N20-B6625-2 ブレード サーバは、他のサポートされるラック サーバまたはブレード サーバとは異なるマッピング スキームを使用します。
サーバ内のアダプタの数。
vNIC/vHBA 配置ポリシー内の仮想スロット マッピング スキームの設定(該当する場合)。
vNIC および vHBA を vCon に割り当てるための vNIC/vHBA 選択環境設定を設定するときは、この配置を検討する必要があります。
(注) | vCon のアダプタへの配置は、アダプタの PCIE スロット番号とは関係ありません。vCon の配置のために使用されるアダプタ番号は、アダプタの PCIE スロット番号ではなく、サーバ検出中にそれらに割り当てられる ID です。 |
N20-B6620-2 および N20-B6625-2 ブレード サーバの場合は、2 つのアダプタを左から右に、vCon を右から左に数えます。これらのブレード サーバの 1 台が 1 つのアダプタを持つ場合は、Cisco UCS がすべての vCon をそのアダプタに割り当てます。サーバが 2 つのアダプタを持つ場合は、vCon の割り当ては仮想スロット マッピング スキームに基づいて行われます。
N20-B6620-2 および N20-B6625-2 ブレード サーバに加え、Cisco UCS によりサポートされるその他すべてのサーバでは、vCon の割り当ては、サーバに搭載されるアダプタ数と仮想スロット マッピング スキームに応じて異なります。
1 つのアダプタを持つブレード サーバやラック サーバの場合は、Cisco UCS がすべての vCon をそのアダプタに割り当てます。4 つのアダプタを持つサーバの場合は、Cisco UCS が vCon1 をアダプタ 1 に、vCon2 をアダプタ 2 に、vCon3 をアダプタ 3 に、vCon4 をアダプタ 4 に割り当てます。
2 つまたは 3 つのアダプタを搭載したブレード サーバまたはラック サーバの場合、Cisco UCS は、選択した仮想スロット マッピング スキーム([ラウンドロビン] または [線形順序])に基づいて vCons を割り当てます。
アダプタの数 | vCon1 の割り当て | vCon2 の割り当て | vCon3 の割り当て | vCon4 の割り当て |
---|---|---|---|---|
1 |
アダプタ1 |
アダプタ1 |
アダプタ1 |
アダプタ1 |
2 |
アダプタ1 |
アダプタ2 |
アダプタ1 |
アダプタ2 |
3 |
アダプタ1 |
アダプタ2 |
アダプタ3 |
アダプタ2 |
4 |
アダプタ1 |
アダプタ2 |
アダプタ3 |
アダプタ4 |
[ラウンドロビン(Round Robin)] はデフォルトのマッピング スキームです。
アダプタの数 | vCon1 の割り当て | vCon2 の割り当て | vCon3 の割り当て | vCon4 の割り当て |
---|---|---|---|---|
1 |
アダプタ1 |
アダプタ1 |
アダプタ1 |
アダプタ1 |
2 |
アダプタ1 |
アダプタ1 |
アダプタ2 |
アダプタ2 |
3 |
アダプタ1 |
アダプタ2 |
アダプタ3 |
アダプタ3 |
4 |
アダプタ1 |
アダプタ2 |
アダプタ3 |
アダプタ4 |
(注) | Cisco UCS B440 M2 ブレード サーバに搭載された 2 つのアダプタで vCon ポリシーを使用している場合は、次のマッピングに注意してください。 |
Cisco UCS Manager には、vNIC/vHBA 配置ポリシーを使用して vNIC および vHBA を vCon に割り当てるオプションが 2 つあります。つまり、明示的割り当てと暗黙的割り当てです。
明示的割り当てでは、vCon を指定してから、vNIC または vHBA を割り当てるアダプタを指定します。この割り当てオプションは、サーバ上のアダプタ間への vNIC および vHBA の配布方法を決定する必要がある場合に使用します。
vNIC や vHBA をそれらのタイプに設定されていない vCon に割り当てようとすると、Cisco UCS Manager によって設定エラーが発生したことを示すメッセージが表示されます。
サービス プロファイルの関連付け中に、Cisco UCS Manager は、設定済みの vNIC および vHBA の割り当てを、サーバ内の物理的なアダプタ数および機能と比較して検証し、その後でポリシー内の設定に従って vNIC および vHBA を割り当てます。負荷分散は、このポリシー内で設定された vCon およびアダプタへの明示的な割り当てを元にして実行されます。
1 つ以上の vNIC または vHBA の割り当てがアダプタでサポートされない場合、Cisco UCS Manager は、サービス プロファイルに対する障害を発生させます。
(注) | vHBA の PCI 順序を指定できますが、任意の順序は、vNIC または vHBA など、相互間ではなく、デバイスのクラス内で機能します。アダプタ内で、vNIC は vHBA よりも常に前に配置されます。 |
暗黙的割り当てでは、Cisco UCS Manager は vCon を決定した後で、アダプタの機能とそれらの相対的な処理能力に基づいて vNIC または vHBA を割り当てるアダプタを決定します。この割り当てオプションは、vNIC または vHBA が割り当てられるアダプタがシステム設定で重要ではない場合に使用します。
暗黙的割り当ての場合に vCon を設定するには、次の手順を実行します。
vCon 設定を [すべて(All)]、[動的を除く(Exclude Dynamic)]、または [未割り当てを除く(Exclude Unassigned)] に設定します。vCon は、vNIC/vHBA 配置ポリシーを使用して設定するか、サーバに関連付けられているサービス プロファイルで設定できます。
vCon 設定を [割当済みのみ(Assigned Only)] にしないでください。この設定を使用して暗黙的割り当てを実行することはできません。
vNIC または vHBA を vCon に割り当てないでください。
サービス プロファイルの関連付け中に、Cisco UCS Manager は、サーバ内の物理的なアダプタ数および機能を検証し、必要に応じて vNIC および vHBA を割り当てます。負荷分散はアダプタの機能に基づいて実行され、vNIC および vHBA の配置は、システムで決定された実際の順序に従って実行されます。たとえば、1 つのアダプタが他のアダプタより多くの vNIC を処理できる場合、そのアダプタにより多くの vNIC が割り当てられます。
サーバに設定されている数の vNIC および vHBA をアダプタでサポートできない場合、Cisco UCS Manager は、サービス プロファイルに対する障害を発生させます。
各スロットにアダプタ カードが搭載されたデュアル スロット サーバで暗黙的な vNIC 割り当てを使用する場合、Cisco UCS Manager は通常 vNIC/vHBA を次のように割り当てます。
サーバの両方のスロットに同じアダプタがある場合、Cisco UCS Manager は、各アダプタに vNIC と vHBA を半分ずつ割り当てます。
サーバに 1 つの 非 VIC アダプタと 1 つの VIC アダプタがある場合、Cisco UCS Manager は、2 つの vNIC と 2 つの vHBA を非 VIC アダプタに割り当て、残りの vNIC と vHBA を VIC アダプタに割り当てます。
サーバに 2 つの異なる VIC アダプタがある場合、Cisco UCS Manager は、2 つのアダプタの相対的な処理能力に基づいて、vNIC と vHBA を比例的に割り当てます。
次の例は、サポートされるアダプタ カードのさまざまな組み合わせに対して、Cisco UCS Manager が vNIC と vHBA をどのように割り当てるのか、その一般的な方法を示しています。
4 つ の vNIC と、2 つの Cisco UCS M51KR-B Broadcom BCM57711アダプタ(それぞれ 2 つの vNIC)を搭載したサーバを設定する場合、Cisco UCS Manager は 2 つの vNIC を各アダプタに割り当てます。
50 の vNIC と、Cisco UCS CNA M72KR-Eアダプタ(2 つの vNIC)および Cisco UCS M81KR 仮想インターフェイス カードアダプタ(128 の vNIC)を搭載したサーバを設定する場合、Cisco UCS Manager は、2 つの vNIC を Cisco UCS CNA M72KR-Eアダプタに割り当て、48 の vNIC を Cisco UCS M81KR 仮想インターフェイス カードアダプタに割り当てます。
150 の vNIC と、Cisco UCS M81KR 仮想インターフェイス カードアダプタ(128 の vNIC)および Cisco UCS VIC-1240 仮想インターフェイス カードアダプタ(256 の vNIC)を搭載したサーバを設定する場合、Cisco UCS Manager は、50 の vNIC を Cisco UCS M81KR 仮想インターフェイス カードアダプタに割り当て、100 の vNIC を Cisco UCS VIC-1240 仮想インターフェイス カードアダプタに割り当てます。
(注) | ファブリック フェールオーバー用の vNIC を設定した場合と、サーバ用に動的 vNIC を設定した場合は、この暗黙的割り当ての例外が発生します。 |
vNIC ファブリックのフェールオーバーが含まれる設定で、1 つのアダプタが vNIC のフェールオーバーをサポートしない場合、Cisco UCS Manager は、ファブリックのフェールオーバーが有効になっているすべての vNIC を、それらをサポートするアダプタに割り当てます。ファブリックのフェールオーバー用に設定された vNIC のみが設定に含まれる場合、それらをサポートしないアダプタに割り当てられる vNIC はありません。ファブリックのフェールオーバー用に設定された vNIC と設定されていない vNIC がある場合、Cisco UCS Manager は、すべてのフェールオーバー vNIC を、それらをサポートするアダプタに割り当て、上記の比率に従って、少なくとも 1 つの非フェールオーバー vNIC を、それらをサポートしないアダプタに割り当てます。
動的 vNIC が含まれる設定の場合、同じ暗黙的割り当てが実行されます。Cisco UCS Manager は、すべての動的 vNIC を、それらをサポートするアダプタに割り当てます。ただし、動的 vNIC と静的 vNIC の組み合わせを使用する場合は、少なくとも 1 つの静的 vNIC が動的 vNIC をサポートしないアダプタに割り当てられます。
コマンドまたはアクション | 目的 | |||
---|---|---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope org org-name |
指定した組織の組織モードを開始します。ルート組織モードを開始するには、org-name に / を入力します。 | ||
ステップ 2 | UCS-A /org # create vcon-policy policy-name |
指定された vNIC/vHBA 配置プロファイルを作成し、組織 vCon ポリシー モードを開始します。 | ||
ステップ 3 | UCS-A /org/vcon-policy # set descr description | (任意)
vNIC/vHBA 配置プロファイルの説明を提供します。 256 文字以内で入力します。次を除く任意の文字またはスペースを使用できます。`(アクセント記号)、\(円記号)、^(カラット)、"(二重引用符)、=(等号)、>(大なり)、<(小なり)、または'(一重引用符)は使用できません。
| ||
ステップ 4 | UCS-A /org/vcon-policy # set mapping-scheme {round-robin | linear-ordered} | (任意) 1 つのアダプタを持つブレード サーバやラック サーバの場合は、Cisco UCS がすべての vCon をそのアダプタに割り当てます。4 つのアダプタを持つサーバの場合は、Cisco UCS が vCon1 をアダプタ 1 に、vCon2 をアダプタ 2 に、vCon3 をアダプタ 3 に、vCon4 をアダプタ 4 に割り当てます。 2 つまたは 3 つのアダプタを持つブレード サーバやラック サーバの場合は、Cisco UCS が選択された仮想スロット マッピング スキームに基づいて、vCon を割り当てます。次のいずれかになります。
N20-B6620-2 および N20-B6625-2 ブレード サーバの場合は、2 つのアダプタを左から右に、vCon を右から左に数えます。これらのブレード サーバの 1 台が 1 つのアダプタを持つ場合は、Cisco UCS がすべての vCon をそのアダプタに割り当てます。サーバが 2 つのアダプタを持つ場合は、vCon の割り当ては仮想スロット マッピング スキームに基づいて行われます。 | ||
ステップ 5 | UCS-A /org/vcon-policy # set vcon {1 | 2 | 3 | 4} selection {all | assigned-only | exclude-dynamic | exclude-unassigned} |
指定された vCon に選択プリファレンスを指定します。次のオプションがあります。
| ||
ステップ 6 | UCS-A /org/vcon-policy # commit-buffer |
トランザクションをコミットします。 |
次の例では、Adapter1All という名前の vNIC/vHBA 配置ポリシーを作成し、vCons マッピング方式を [線形順序(Linear Ordered)] に設定し、割り当てられた vNIC および vHBA のみがアダプタ 1 に配置できるよう指定し、トランザクションをコミットします。
UCS-A# scope org / UCS-A /org # create vcon-policy Adapter1 UCS-A /org/vcon-policy* # set descr "This profile places all vNICs and vHBAs on adapter 1." UCS-A /org/vcon-policy* # set mapping-scheme linear-ordered UCS-A /org/vcon-policy* # set vcon 1 selection assigned-only UCS-A /org/vcon-policy* # commit-buffer UCS-A /org/vcon-policy* # UCS-A /org #
コマンドまたはアクション | 目的 |
---|
次に、Adapter1All という名前の vNIC/vHBA 配置プロファイルを削除し、トランザクションをコミットする例を示します。
UCS-A# scope org / UCS-A /org # delete vcon-policy Adapter1All UCS-A /org* # commit-buffer UCS-A /org #
vNIC/vHBA 配置ポリシーまたはサービス プロファイルで次のいずれかの値を使用して、vCon を設定します。
vCon で [すべて(All)] が設定されている場合、vNIC または vHBA をその vCon に明示的に割り当てることができます。しかし、この設定ではほとんど制御ができません。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope org org-name |
vCon に明示的に割り当てる vNIC があるサービス プロファイルを含む組織で組織モードを開始します。ルート組織モードを開始するには、org-name に / を入力します。 |
ステップ 2 | UCS-A /org # scope service-profile profile-name |
指定したサービスで組織サービス プロファイル モードを開始します。 |
ステップ 3 | UCS-A /org/service-profile # scope vnic vnic-name |
指定した vNIC で組織サービス プロファイル モードを開始します。 |
ステップ 4 | UCS-A /org/service-profile/vnic # set vcon {1 | 2 | 3 | 4 | any} |
指定した vNIC の vCon(仮想ネットワーク インターフェイス接続)の配置を設定します。 いずれかの値を入力すると、Cisco UCS Manager は vNIC の割り当て先の vCon を判別できます。 |
ステップ 5 | UCS-A /org/service-profile/vnic # set order {order-num | unspecified} |
vNIC の目的の PCI 順序を指定します。 有効な値は 0 ~ 128 および未指定です。 |
ステップ 6 | UCS-A /org/service-profile/vnic # commit-buffer |
トランザクションをシステム設定にコミットします。 |
次に、vnic3 という vNIC の vCon 配置を 2 に設定し、目的の順序を 10 に設定し、トランザクションをコミットする例を示します。
UCS-A# scope org / UCS-A /org # scope service-profile accounting UCS-A /org/service-profile # scope vnic vnic3 UCS-A /org/service-profile/vnic # set vcon 2 UCS-A /org/service-profile/vnic* # set order 10 UCS-A /org/service-profile/vnic* # commit-buffer UCS-A /org/service-profile/vnic #
vNIC/vHBA 配置ポリシーまたはサービス プロファイルで次のいずれかの値を使用して、vCon を設定します。
vCon で [すべて(All)] が設定されている場合、vNIC または vHBA をその vCon に明示的に割り当てることができます。しかし、この設定ではほとんど制御ができません。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope org org-name |
vCon に明示的に割り当てる vHBA があるサービス プロファイルを含む組織で組織モードを開始します。ルート組織モードを開始するには、org-name に / を入力します。 |
ステップ 2 | UCS-A /org # scope service-profile profile-name |
指定したサービスで組織サービス プロファイル モードを開始します。 |
ステップ 3 | UCS-A /org/service-profile # scope vhba vhba-name |
指定した vHBA で組織サービス プロファイル モードを開始します。 |
ステップ 4 | UCS-A /org/service-profile/vhba # set vcon {1 | 2 | 3 | 4 | any} |
指定した vHBA の vCon(仮想ネットワーク インターフェイス接続)の配置を設定します。 いずれかの値を入力すると、Cisco UCS Manager は vHBA の割り当て先の vCon を判別できます。 |
ステップ 5 | UCS-A /org/service-profile/vhba # set order {order-num | unspecified} |
vHBA の目的の PCI 順序を指定します。 有効な順序番号値は 0 ~ 128 および未指定です。 |
ステップ 6 | UCS-A /org/service-profile/vhba # commit-buffer |
トランザクションをシステム設定にコミットします。 |
次に、vhba3 という vHBA の vCon 配置を 2 に設定し、目的の順序を 10 に設定し、トランザクションをコミットする例を示します。
UCS-A# scope org / UCS-A /org # scope service-profile accounting UCS-A /org/service-profile # scope vhba vhba3 UCS-A /org/service-profile/vhba # set vcon 2 UCS-A /org/service-profile/vhba* # set order 10 UCS-A /org/service-profile/vhba* # commit-buffer UCS-A /org/service-profile/vhba #
最適なパフォーマンスを得るために、スタティック vNIC とスタティック vHBA は、PCIe バス上のダイナミック vNIC の前に配置する必要があります。スタティック vNIC は、スタティック vNIC および vHBA の両方を参照します。Cisco UCS Manager リリース 2.1 は、スタティックおよびダイナミック vNIC の順序に関する次の機能を備えています。
Cisco UCS Manager リリース 2.1 にアップグレードした後、既存のサービス プロファイル(Cisco UCS Manager リリース 2.1 以前のリリースで定義されたプロファイル)に変更がない場合は、vNIC の順序は変更されません。
Cisco UCS Manager リリース 2.1 へのアップグレード後、vNIC 関連の変更によって vNIC マップの順序が変更されます。その結果、すべてのダイナミック vNIC がスタティック vNIC の後に配置されます。
Cisco UCS Manager リリース 2.1 で新しく作成されたサービス プロファイルでは、スタティック vNIC が常にダイナミック vNIC の前に順序付けられます。
上記の動作は、スタティック vNIC またはダイナミック vNIC の作成または削除の順番に依存しません。
SRIOV 対応のサービス プロファイルの場合は、UCSM によって対応する仮想関数(VF)の前に vNIC 物理関数(PF)が挿入されます。この方式では、VF が PCIe バスおよび BDF 上の親 PF vNIC の近くに配置され、VF の継続的な増分順序になることが保証されます。
dyn-vNIC-1 1 dyn-vNIC-2 2
dyn-vNIC-1 1 dyn-vNIC-2 2 eth-vNIC-1 3 eth-vNIC-2 4
dyn-vNIC-1 1 dyn-vNIC-2 2 eth-vNIC-1 3 eth-vNIC-2 4
dyn-vNIC-1 3
dyn-vNIC-2 4
eth-vNIC-1 1
eth-vNIC-2 2
dyn-vNIC-3 5
dyn-vNIC-4 6
Cisco UCS Manager バージョン 2.1 は、0 機能デバイス(すべてのスタティック vNIC に対応する新しい BUS)としてスタティック vNIC をプロビジョニングします。多機能ダイナミック vNIC は、新しいバス スロットから最後のスタティック vNIC/vHBA の後に配置されます。
(注) | Cisco UCS Manager バージョン 2.1 は、新しい StaticZero モードをサポートしています。 |
Cisco UCS Manager | ||
---|---|---|
Version 1.4 方式:ZeroFunction |
Version 2.0 方式:ZeroFunction/MultiFunction |
Version 2.1 方式:ZeroFunction/MultiFunction/StaticZero |
スタティックおよびダイナミック vNIC はすべて、バス [0-57]、関数 [0] 上にあります。 < ZeroFunction モード > |
スタティック vNIC およびダイナミック vNIC は、バス [0-57]、関数 [0-7] 上にあります。バス 0、関数 0 バス 0、関数 7 バス 1、関数 0 < MultiFunction モード > |
スタティック vNIC または PF は、バス [0-57]、関数 [0] 上にあります。SRIOV:対応する VF が同一バスおよび関数 [1-255] 上にあります。No-SRIOV:ダイナミック vNIC は、バス [0-57]、関数 [0-7] 上にあります。 < StaticZero モード> |
Balboa からのアップグレードでは、バスが <= 57 になるまで BDF の番号の付け直しは行われません(ZeroFunction モードのまま)。 デバイスが 58 台を超えると、MultiFunction モードに切り替わります。 |
Balboa からのアップグレードでは、バスが <= 57 になるまで BDF の番号の付け直しは行われません(ZeroFunction モードのまま)。デバイスが 58 台またはプラットフォーム固有の最大 PCIe バス数を超えるか、SRIOV 設定に変更されると、StaticZero モードに切り替わります。 | |
Cisco UCS Manager バージョン 2.0 からのアップグレードでは、BDF の番号の付け直しは行われません(ZeroFunction/MultiFunction モードのまま)。デバイスが 58 台またはプラットフォーム固有の最大 PCIe バス数を超えるか、SRIOV 設定に変更されると、StaticZero モードに切り替わります。 |
(注) | Cisco UCS VIC 1340 および VIC 1380 アダプタをサポートするサーバへの vNIC/vHBA ホスト ポート配置を実行できます。 |
vNIC/vHBA のホスト ポート配置により、アダプタの vNIC/vHBA の順序が決まります。最初のホスト ポートに配置された vNIC/vHBA は最初に列挙され、2 番目のホスト ポートの vNIC/vHBA がそれに続きます。
Cisco UCS VIC 1340 および VIC 1380 アダプタをサポートするサーバへの vNIC のホスト ポート配置を実行できます。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope org org-name |
指定した組織の設定モードに入ります。ルート組織モードを開始するには、/ を org-name として入力します。 |
ステップ 2 | UCS-A /org # scope service-profile profile-name |
サービス プロファイルのサービス プロファイル組織モードを開始します。 |
ステップ 3 | UCS-A /org/service-profile # scope vnic vnic-name |
指定した vNIC で組織サービス プロファイル モードを開始します。 |
ステップ 4 | UCS-A /org/service-profile/vnic # set host-port {1 | 2 | any} |
指定した vNIC のホスト ポートを設定します。 any を入力すると、Cisco UCS Manager は vNIC の割り当て先のホスト ポートを判別できます。 ホスト ポートの配置をサポートしないアダプタ上で vNIC のホスト ポートを設定すると、[実際のホスト ポート(Actual Host Port)] パラメータは [なし(None)] を表示します。 |
ステップ 5 | UCS-A /org/service-profile/vnic* # commit-buffer |
トランザクションをシステム設定にコミットします。 |
ステップ 6 | UCS-A /org/service-profile/vnic # show detail |
指定した vNIC に関する詳細を表示します。 |
次の例は、vnic3 という名前の vNIC をホスト ポート 2 に配置し、トランザクションをコミットし、ホスト ポートの情報を表示します。
UCS-A# scope org UCS-A /org # scope service-profile SP-2 UCS-A /org/service-profile # scope vnic vnic3 UCS-A /org/service-profile/vnic # set host-port 2 UCS-A /org/service-profile/vnic* # commit-buffer UCS-A /org/service-profile/vnic # show detail vNIC: Name: vnic3 Fabric ID: A Dynamic MAC Addr: 00:25:B5:13:13:11 Desired Order: 2 Actual Order: 3 Desired VCon Placement: 1 Actual VCon Placement: 1 Desired Host Port: 2 Actual Host Port: 2 ... UCS-A /org/service-profile/vnic #
Cisco UCS Manager では、リモート UCS サーバの vMedia デバイス ISO イメージをプロビジョニングできます。スクリプト可能な vMedia を使用して、リモート サーバに IMG または ISO イメージをマウントするようにプログラミングできます。CIMC マウント vMedia を使用すると、メディア接続を追加することなく、データセンター内の他のマウント メディア間で通信できるようになります。スクリプト可能な vMedia を使用すると、ブラウザを使用せずに仮想メディア デバイスを制御して、手動で各 UCS サーバを個別にマッピングできます。
スクリプト可能な vMedia は、NFS、CIFS、HTTP、および HTTPS の共有など、複数の共有タイプをサポートします。スクリプト可能な vMedia は、BIOS 設定により有効化し、Web GUI や CLI インターフェイスを介して設定します。
Cisco UCS Manager のスクリプト可能な vMedia は、次の機能をサポートしています。
(注) | スクリプト可能な vMedia に対する Cisco UCS Manager のサポートは、CIMC マッピング済みのデバイスにのみ適用されます。既存の KVM ベースの vMedia デバイスはサポートされません。 |
次の条件に合致する場合、vMedia のマウントは失敗します。
これは、サービス プロファイルの名前を変更しても、vMedia ポリシー内のリモート vMedia イメージ ファイル名は変更されないためです。イメージ ファイル名は引き続き、リモート デバイス上の古いイメージをポイントするため、検出できません。
(注) | Cisco UCS B200M2 ブレード サーバおよび Cisco UCS B230 M2 ブレード サーバでは、vMedia ポリシーがこれらのブレード サーバでサポートされていないため使用することはできません。 |
リモート vMedia サーバ
vMedia デバイス(vMedia Devices)
コマンドまたはアクション | 目的 | |||
---|---|---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope org org-name |
指定した組織の組織モードを開始します。ルート組織モードを開始するには、org-name に / を入力します。 | ||
ステップ 2 | UCS-A /org # create vmedia-policy policy-name |
指定されたポリシー名で vMedia ポリシーを作成します。この名前には、1 ~ 16 文字の英数字を使用できます。-(ハイフン)、_(アンダースコア)、:(コロン)、および .(ピリオド)は使用できますが、それ以外の特殊文字とスペースは使用できません。また、オブジェクトを保存した後に名前を変更することはできません。 | ||
ステップ 3 | UCS-A /org/vmedia-policy* # create vmedia-mapping mapping -name |
指定されたマッピング名で vMedia ポリシーのサブディレクトリを作成します。 | ||
ステップ 4 | UCS-A /org/vmedia-policy/vmedia-mapping # set descr description | (任意)
vMedia ポリシーの説明を記入します。
| ||
ステップ 5 | UCS-A /org/vmedia-policy/vmedia-mapping* # set device type device-type |
マウントするリモート vMedia イメージ タイプを指定します。オプションは次のとおりです。 | ||
ステップ 6 | UCS-A /org/vmedia-policy/vmedia-mapping* # set image-file image-file-name |
リモート vMedia のイメージ ファイル名のタイプを指定します。バックアップ コンフィギュレーション ファイルのフル パスを入力します。このフィールドにはファイル名(ファイル拡張子付き)だけを含めることができます。
| ||
ステップ 7 | UCS-A /org/vmedia-policy/vmedia-mapping* # set image-path image-path |
リモート vMedia のイメージ パスを指定します。リモートの vMedia コンフィギュレーション ファイルのフル パスを入力します。 | ||
ステップ 8 | UCS-A /org/vmedia-policy/vmedia-mapping* # set mount-protocol mount-protocol |
リモート vMedia のマウント プロトコルを指定します。オプションは次のとおりです。 | ||
ステップ 9 | UCS-A /org/vmedia-policy/vmedia-mapping* # set password |
リモート vMedia のイメージ パスワードを指定します。 | ||
ステップ 10 | UCS-A /org/vmedia-policy/vmedia-mapping* # set remote-ip remote-ip |
リモート vMedia のイメージ IP アドレスを指定します。 | ||
ステップ 11 | UCS-A /org/vmedia-policy/vmedia-mapping* # set user-id user-id |
vMedia デバイスをマウントするためのユーザ ID を指定します。Cisco UCS Manager がリモート サーバにログインするために使用するユーザ名を入力します。 プロトコルが NFS の場合、このフィールドは適用されません。プロトコルが HTTP の場合、このフィールドの選択は任意です。 | ||
ステップ 12 | UCS-A /org/vmedia-policy/vmedia-mapping* # commit-buffer |
トランザクションをシステム設定にコミットします。 |
次に、vMediaPolicy2 という名前の vMedia ポリシーを作成し、リモート vMedia のデバイス タイプ、マウント プロトコル、イメージの場所を選択し、トランザクションをコミットする例を示します。
UCS-A# scope org / UCS-A /org # create vmedia-policy vmediapolicy2 UCS-A /org/vmedia-policy* # create vmedia-mapping map1 UCS-A /org/vmedia-policy/vmedia-mapping* # set descr vmedia-map UCS-A /org/vmedia-policy/vmedia-mapping* # set device-type cdd UCS-A /org/vmedia-policy/vmedia-mapping* # set image-file-name win2011.iso UCS-A /org/vmedia-policy/vmedia-mapping* # set image-path cifs UCS-A /org/vmedia-policy/vmedia-mapping* # set image-variable-name service-profile-name UCS-A /org/vmedia-policy/vmedia-mapping* # set mount-protocol cifs UCS-A /org/vmedia-policy/vmedia-mapping* # set auth-option default UCS-A /org/vmedia-policy/vmedia-mapping* # set password Password: UCS-A /org/vmedia-policy/vmedia-mapping* # set remote-ip 172.41.1.158 UCS-A /org/vmedia-policy/vmedia-mapping* # set user-id Adminstrator UCS-A /org/vmedia-policy/vmedia-mapping* # commit-buffer
(注) | vMedia ポリシーが作成されると、[マウント時の再試行の失敗(Retry on Mount Fail)] オプションが [はい(Yes)] に設定されます。次に、[マウント時の再試行の失敗(Retry on Mount Fail)] オプションを [いいえ(No)] に変更する例を示します。 |
UCS-A# scope org / UCS-A /org # create vmedia-policy vmediapolicy2 UCS-A /org/vmedia-policy* # set retry-on-mount-fail No UCS-A /org/vmedia-policy* # commit-buffer
警告 | [マウント時の再試行の失敗(Retry on Mount Fail)] オプションを [いいえ(No)] に設定すると、「これにより、vMedia のマウントに失敗した場合のマウントの自動再試行が無効になります(This will disable automatic retry of mount in case of any vMedia mount failure)」という警告メッセージが表示されます。 |