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Cisco UCS Manager を使用して、ブレード サーバ、ラック サーバ、およびモジュラ サーバのブート ポリシーを作成することができます。
Cisco UCS Manager ブート ポリシーは、BIOS 設定メニューのブート順序をオーバーライドし、次のことを決定します。
たとえば、関連するサーバをローカル ディスクや CD-ROM(VMedia)などのローカル デバイスから起動したり、SAN ブートや LAN(PXE)ブートを選択することができます。
1 つ以上のサービス プロファイルに関連付ける名前付きブート ポリシーを作成するか、または特定のサービス プロファイルに対するブート ポリシーを作成できます。ブート ポリシーを有効にするには、ブート ポリシーをサービス プロファイルに含め、このサービス プロファイルをサーバに関連付ける必要があります。サービス プロファイルにブート ポリシーを含めない場合、Cisco UCS Manager によってデフォルトのブート ポリシーが適用されます。
サービス プロファイルとモジュラ サーバまたはサーバ プールを関連付けます。
次に、ServProf34 という名前のサービス プロファイルに関連付けられたモジュラ サーバをブートして、トランザクションをコミットする例を示します。
UCS-A# scope org / UCS-A /org* # scope service-profile ServProf34 UCS-A /org/service-profile* # power up UCS-A /org/service-profile* # commit-buffer UCS-A /org/service-profile #
Unified Extensible Firmware Interface(UEFI)は、オペレーティング システムとプラットフォーム ファームウェア間のソフトウェア インターフェイスを定義する仕様です。Cisco UCS Manager は、UEFI を使用して BIOS ファームウェア インターフェイスを置換します。これにより、BIOS は UEFI モードで動作すると同時に、レガシーもサポートできます。
ブート ポリシーを作成する場合、レガシー ブート モードまたは UEFI ブート モードのいずれかを選択できます。レガシー ブート モードはすべての Cisco UCS サーバでサポートされています。UEFI ブート モードは M3 以降のサーバでのみサポートされ、このモードで UEFI セキュア ブート モードを有効にできます。
UEFI PXE ブートは、Cisco UCS Manager リリース 2.2(4) 以降と統合された Cisco UCS ラック サーバ上のすべての Cisco VIC アダプタでサポートされています。Cisco UCS Manager リリース 2.2(1) 以降では、すべての Cisco ブレード サーバで UEFI PXE ブートがサポートされます。
次の制限は、UEFI ブート モードに適用されます。
UEFI ブート モードは、次の組み合わせではサポートされません。
2 つの iSCSI LUN を使用して UEFI ブート モードを使用する場合は、Cisco UCS Manager による IQN サフィックス プールからの名前の選択を許可するのではなく、共通の iSCSI イニシエータ名を基盤となっている iSCSI eNIC の両方に適用されるサービス プロファイルに手動で指定する必要があります。共通の名前を指定しなかった場合は、Cisco UCS Manager は 2 番目の iSCSI LUN を検出できません。
同じサーバで UEFI とレガシー ブート モードを混在させることはできません。
ブート ポリシーに設定されたブート デバイスにインストール済みの UEFI 対応オペレーティング システムがある場合にのみ、サーバは UEFI モードで正しく起動します。互換性のある OS が存在しない場合、ブート デバイスは [ブート順序の詳細(Boot Order Details)] 領域の [実際のブート順序(Actual Boot Order)] タブに表示されません。
一部の特殊なケースでは、UEFI ブート マネージャ エントリが BIOS NVRAM に正しく保存されなかったことが原因で、UEFI ブートが失敗することがあります。UEFI シェルを使用して UEFI ブート マネージャ エントリを手動で入力できます。この状況は、以下の場合に発生する可能性があります。
UEFI ブート モードがイネーブルになっているブレード サーバとサービス プロファイルの関連付けが解除されており、[機器(Equipment)] タブまたは前面パネルを使用してブレードの電源が手動で投入されている場合。
UEFI ブート モードがイネーブルになっているブレード サーバとサービス プロファイルの関連付けが解除されており、ダイレクト VIC ファームウェア アップグレードが試行された場合。
UEFI ブート モードがイネーブルになっているブレード サーバまたはラック サーバが SAN LUN でブートオフされ、サービス プロファイルが移行された場合。
Cisco UCS Manager で UEFI ブート パラメータを作成できます。 UEFI ブート パラメータ 詳細情報を提供します。
Cisco UCS Manager は、Cisco UCS B シリーズ M3 以上のブレード サーバ、Cisco UCS C シリーズ M3 以上のラック サーバ、および Cisco UCS S シリーズ M4 ラック サーバで UEFI セキュア ブートをサポートします。UEFI セキュア ブートがイネーブルの場合、すべての実行可能ファイル(ブート ローダ、アダプタ ドライバなど)はロードされる前に BIOS によって認証されます。認証されるには、イメージが Cisco 認証局(CA)または Microsoft CA によって署名される必要があります。
次の制限は、UEFI セキュア ブートに適用されます。UEFI ブート モードは、ブート ポリシーでイネーブルにする必要があります。
Cisco UCS Manager ソフトウェアと BIOS ファームウェアは、リリース 2.2 以上である必要があります。
![]() (注) | UEFI ブート モードは、リリース 2.2(3a) 以降の Cisco UCS C シリーズおよび S シリーズ ラック サーバでサポートされます。 |
ユーザ生成された暗号キーはサポートされません。
UEFI セキュア ブートは、Cisco UCS Manager でのみ制御することができます。
サーバがセキュア ブート モードである場合に Cisco UCS Manager の以前のバージョンにダウングレードする場合で、セキュア ブート モードのシステムがある場合は、ダウングレード前に、サーバの関連付けを解除してから、再度関連付けする必要があります。これを行わないと、サーバは検出されません。
CIMC セキュア ブートでは、署名済みのシスコ ファームウェア イメージのみをサーバにインストールし、実行できます。CIMC が更新されると、イメージは、ファームウェアがフラッシュされる前に認証されます。認証に失敗すると、ファームウェアはフラッシュされません。これにより、CIMC ファームウェアへの不正アクセスを防止します。
CIMC セキュア ブートは、Cisco UCS M3 ラック サーバでサポートされています。
![]() (注) | CIMC セキュア ブートは Cisco UCS C220 M4/M5 および C240 M4/M5 ラック サーバでデフォルトでイネーブルになっており、Cisco UCS C460 M4 ラック サーバでは、CIMC ファームウェア リリース 2.2(3) 以降にアップグレードした後に自動的にイネーブルになります。 |
CIMC セキュア ブートがイネーブルになると、それをディセーブルにすることはできません。
CIMC セキュア ブートがサーバ上でイネーブルになると、2.1(3) より前の CIMC ファームウェア イメージにダウングレードすることはできません。
コマンドまたはアクション | 目的 |
---|
次に、CIMC セキュア ブートのステータスを表示する例を示します。
UCS-A# scope server 1 UCS-A /chassis/server # scope cimc UCS-A /chassis/server/cimc # show secure-boot Secure Boot: Disabled UCS-A /chassis/server/cimc #
次の例は、CIMC セキュアブートを有効化し、トランザクションをコミットする方法を示しています。
UCS-A# scope server 1 UCS-A /chassis/server # scope cimc UCS-A /chassis/server/cimc # enable secure-boot Warning: When committed, CIMC Secure Boot and Installation Feature will be enabled for the server. This is an irreversible operation!! UCS-A /chassis/server/cimc* # commit-buffer UCS-A /chassis/server/cimc #
サービス プロファイルまたはサービス プロファイル テンプレートに制限されたローカル ブート ポリシーを作成することもできます。しかし、複数のサービス プロファイルまたはサービス プロファイル テンプレートに含むことのできるグローバルなブート ポリシーの作成を推奨します。
SAN LUN からサーバをブートするブート ポリシーを作成し、安定した SAN ブート操作が必要な場合は、ブート ポリシーを含むサービス プロファイルに関連付けられたサーバからすべてのローカル ディスクを最初に削除する必要があります。
![]() (注) | 次の例では、boot-policy-LAN という名前のブート ポリシーを作成し、このポリシーを使用するサーバがブート順序が変更されたときに自動的にリブートされないよう指定し、UEFI ブート モードを設定し、UEFI ブート セキュリティを有効にし、トランザクションをコミットする方法を示します。 |
コマンドまたはアクション | 目的 | |||
---|---|---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope org org-name |
指定した組織の組織モードを開始します。ルート組織モードを開始するには、org-name に / を入力します。 | ||
ステップ 2 | UCS-A /org # create boot-policy policy-name [purpose {operational | utility}] |
ブート ポリシーを指定されたポリシー名で作成し、組織ブート ポリシー モードを開始します。 ブート ポリシーを作成する場合、operational オプションを指定します。これにより、サーバは、サーバにインストールされているオペレーティング システムからブートするようにします。utility オプションは予約されており、シスコの担当者が指示した場合にのみ使用するようにします。 | ||
ステップ 3 | UCS-A /org/boot-policy # set descr description | (任意)
ブート ポリシーの説明を記入します。
| ||
ステップ 4 | UCS-A /org/boot-policy # set reboot-on-update {no | yes} |
このブート ポリシーを使用するサーバが、ブート順序の変更後に自動的に再起動されるかどうかを指定します。 | ||
ステップ 5 | UCS-A /org/boot-policy # set enforce-vnic-name {no | yes} |
[yes] を選択すると、Cisco UCS Manager は設定エラーを表示し、[ブート順序(Boot Order)] テーブルにリストされた 1 つ以上の vNIC、vHBA、または iSCSI vNIC がサービス プロファイル内のサーバ設定に一致するかどうかをレポートします。 [no] を選択すると、Cisco UCS Manager はサービス プロファイルから vNIC、vHBA、または iSCSI vNIC(ブート オプションに適切なもの)を使用します。 | ||
ステップ 6 | UCS-A /org/boot-policy # set boot-mode {legacy | uefi} |
このブート ポリシーを使用するサーバが UEFI またはレガシー ブート モードを使用するかどうかを指定します。 | ||
ステップ 7 | UCS-A /org/boot-policy # commit-buffer |
トランザクションをシステム設定にコミットします。 | ||
ステップ 8 | UCS-A /org/boot-policy # create boot-security |
指定したブート ポリシーでブート セキュリティ モードを開始します。 | ||
ステップ 9 | UCS-A /org/boot-policy/boot-security # set secure-boot {no | yes} |
セキュア ブートがブート ポリシーに対してイネーブルにするかを指定します。 | ||
ステップ 10 | UCS-A /org/boot-policy/boot-security # commit-buffer |
トランザクションをシステム設定にコミットします。 |
次の例では、boot-policy-LAN という名前のブート ポリシーを作成し、このポリシーを使用するサーバがブート順序が変更されたときに自動的にリブートされないよう指定し、UEFI ブート モードを設定し、UEFI ブート セキュリティを有効にし、トランザクションをコミットする方法を示します。
UCS-A# scope org / UCS-A /org* # create boot-policy boot-policy-LAN purpose operational UCS-A /org/boot-policy* # set descr "Boot policy that boots from the LAN." UCS-A /org/boot-policy* # set reboot-on-update no UCS-A /org/boot-policy* # set boot-mode uefi UCS-A /org/boot-policy* # commit-buffer UCS-A /org/boot-policy # create boot-security UCS-A /org/boot-policy/boot-security* # set secure-boot yes UCS-A /org/boot-policy/boot-security* # commit-buffer UCS-A /org/boot-policy/boot-security #
次の 1 つ以上のオプションをブート ポリシーに設定し、ブート順序を設定します。
LAN Boot:中央集中型プロビジョニング サーバからブートします。これは、このサーバから、別のサーバ上にオペレーティング システムをインストールするためによく使用されます。[LAN ブート(LAN Boot)] オプションを選択した場合は、ブート ポリシー用 LAN ブート ポリシーの設定 に進みます。
SAN Boot:SAN 上のオペレーティング システム イメージからブートします。プライマリおよびセカンダリ SAN ブートを指定できます。プライマリ ブートが失敗した場合、サーバはセカンダリからのブートを試行します。
システムに最高のサービス プロファイル モビリティを提供する SAN ブート ポリシーの使用を推奨します。SAN からブートした場合、あるサーバから別のサーバにサービス プロファイルを移動すると、移動後のサーバは、まったく同じオペレーティング システム イメージからブートします。したがって、ネットワークからは、この新しいサーバはまったく同じサーバと認識されます。
[SAN ブート(SAN Boot)] オプションを選択した場合は、ブート ポリシー用 SAN ブート ポリシー設定 に進みます。
Virtual Media Boot:サーバへの物理 CD の挿入を模倣します。これは通常、サーバ上にオペレーティング システムを手動でインストールする場合に使用されます。
[仮想メディア ブート(Virtual Media Boot)] オプションを選択した場合は、ブート ポリシー用仮想メディア ブートの設定 に進みます。
NVMe Boot :BIOS は存在する NVMe デバイスを列挙し、UEFI 対応 OS がインストールされている最初の NVMe デバイスをブートします。
[NVMe ブート(NVMe Boot)] オプションを選択した場合は、ブート ポリシー用 NVMe ブートの設定 に進みます。
![]() ヒント | ローカル ディスクと SAN LUN の両方がブート順序のストレージ タイプに設定されていて、オペレーティング システムまたは論理ボリューム マネージャ(LVM)の設定が誤っている場合、サーバが SAN LUN ではなくローカル ディスクからブートする場合があります。 たとえば、Red Hat Linux がインストールされているサーバで、LVM にデフォルトの LVM が設定されていて、ブート順序に SAN LUN とローカル ディスクが設定されている場合、Linux は同じ名前の LV が 2 つあるという通知を生成し、SCSI ID の値が最も小さい LV(ローカル ディスクの可能性があります)からブートします。 |
ブート ポリシーをサービス プロファイルとテンプレートに含めます。
SAN 上のオペレーティング システム イメージから 1 つ以上のサーバがブートするように、ブート ポリシーを設定できます。ブート ポリシーにはプライマリとセカンダリの SAN ブート含めることができます。プライマリ ブートが失敗した場合、サーバはセカンダリからのブートを試行します。
システムに最高のサービス プロファイル モビリティを提供する SAN ブートの使用を推奨します。SAN からブートした場合、サービス プロファイルを別のサーバに移動しても、そのサーバは同じオペレーティング システム イメージからブートします。したがって、ネットワークからは、新しいサーバが同じサーバとして認識されます。
SAN ブートを使用するには、次の項目が設定されていることを確認してください。
Cisco UCS ドメインが、オペレーティング システム イメージをホストしている SAN ストレージ デバイスと通信できること。
オペレーティング システム イメージが置かれているデバイス上のブート ターゲット LUN(論理ユニット番号)。
![]() (注) | SAN ブートは、Cisco UCS ブレード サーバおよびラック サーバ上の Gen-3 Emulex アダプタではサポートされていません。 |
![]() ヒント | ローカル ディスクと SAN LUN の両方がブート順序のストレージ タイプに設定されていて、オペレーティング システムまたは論理ボリューム マネージャ(LVM)の設定が誤っている場合、サーバが SAN LUN ではなくローカル ディスクからブートする場合があります。 たとえば、Red Hat Linux がインストールされているサーバで、LVM にデフォルトの LVM が設定されていて、ブート順序に SAN LUN とローカル ディスクが設定されている場合、Linux は同じ名前の LV が 2 つあるという通知を生成し、SCSI ID の値が最も小さい LV(ローカル ディスクの可能性があります)からブートします。 |
この手順は、ブート ポリシーの作成 から直接続いています。
SAN ブート設定を含めるブート ポリシーを作成します。
![]() (注) | SAN LUN からサーバをブートするブート ポリシーを作成し、安定した SAN ブート操作が必要な場合は、ブート ポリシーを含むサービス プロファイルに関連付けられたサーバからすべてのローカル ディスクを最初に削除することをお勧めします。 これは、Cisco UCS M3 および M4 サーバには適用されません。 |
リリース 2.2 以降では、すべての SAN ブート関連 CLI コマンドが SAN スコープに移動されています。org/boot-policy/san または org/service-profile/boot-definition/san の代わりにストレージ範囲で SAN ブートを使用する以前のリリースからの既存のスクリプトは更新する必要があります。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope org org-name |
指定した組織の組織モードを開始します。ルート組織モードを開始するには、org-name に / を入力します。 |
ステップ 2 | UCS-A /org # scope boot-policy policy-name |
指定されたブート ポリシーの組織ブート ポリシー モードを開始します。 |
ステップ 3 | UCS-A /org/boot-policy #create san |
ブート ポリシーの SAN ブートを作成し、組織ブート ポリシー ストレージ モードを開始します。 |
ステップ 4 | UCS-A /org/boot-policy/san # set order order_number |
SAN ブートのブート順序を設定します。1 ~ 16 の整数を入力します。 |
ステップ 5 | UCS-A /org/boot-policy/san # create san-image {primary | secondary} |
SAN イメージの場所を作成し、san-image オプションが指定されている場合は、組織ブート ポリシーのストレージ SAN イメージ モードを開始します。 Cisco UCS、M3 サーバ、または M4 サーバで拡張ブート順序を使用する場合は、定義したブート順序が使用されます。用語「プライマリ」または「セカンダリ」を使用した標準のブート モードは、ブート順序を示唆するものではありません。同じデバイス クラス内での実際のブート順序は、PCIe バス スキャン順序により決定されます。 |
ステップ 6 | UCS-A /org/boot-policy/ssn/san-image # set vhba vhba-name |
SAN ブートに使用される vHBA を指定します。 |
ステップ 7 | UCS-A /org/boot-policy/san/san-image # create path {primary | secondary} |
プライマリまたはセカンダリ SAN ブート パスを作成し、組織ブート ポリシーの SAN パス モードを開始します。 Cisco UCS、M3 サーバ、または M4 サーバで拡張ブート順序を使用する場合は、定義したブート順序が使用されます。用語「プライマリ」または「セカンダリ」を使用した標準のブート モードは、ブート順序を示唆するものではありません。同じデバイス クラス内での実際のブート順序は、PCIe バス スキャン順序により決定されます。 |
ステップ 8 | UCS-A /org/boot-policy/san/san-image/path # set {lun lun-id | wwn wwn-num} |
ブート イメージへの SAN パスに使用される LUN または WWN を指定します。 |
ステップ 9 | UCS-A /org/boot-policy/san/san-image/path # commit-buffer |
トランザクションをシステム設定にコミットします。 |
次の例で、lab1-boot-policy という名前のブート ポリシーに入り、ポリシーの SAN ブートを作成し、ブート順序を 1 に設定し、プライマリ SAN イメージを作成し、vHBA2 という名前の vHBA を使用し、LUN 0 を使用してプライマリ パスを作成し、トランザクションをコミットする方法を示します。
UCS-A# scope org / UCS-A /org* # scope boot-policy lab1-boot-policy UCS-A /org/boot-policy # create san UCS-A /org/boot-policy/san* # set order 1 UCS-A /org/boot-policy/san* # create san-image primary UCS-A /org/boot-policy/san/san-image* # set vhba vHBA2 UCS-A /org/boot-policy/san/san-image* # create path primary UCS-A /org/boot-policy/san/san-image/path* # set lun 0 UCS-A /org/boot-policy/san/san-image/path* # commit-buffer UCS-A /org/boot-policy/san/san-image/path #
次の例で、サービス プロファイル SP_lab1 用の SAN ブートを作成し、ブート順序を 1 に設定し、プライマリ SAN イメージを作成し、vHBA2 という名前の vHBA を使用し、LUN 0 を使用してプライマリ パスを作成し、トランザクションをコミットする方法を示します。
UCS-A# scope org / UCS-A /org* # scope service-profile SP_lab1 UCS-A /org/service-profile # create boot-definition UCS-A /org/service-profile/boot-definition* # create san UCS-A /org/service-profile/boot-definition/san* # create san-image primary UCS-A /org/service-profile/boot-definition/san/san-image* # set vhba vHBA2 UCS-A /org/service-profile/boot-definition/san/san-image* # create path primary UCS-A /org/service-profile/boot-definition/san/san-image/path* # set lun 0 UCS-A /org/service-profile/boot-definition/san/san-image/path* # commit-buffer UCS-A /org/service-profile/boot-definition/san/san-image/path #
ブート ポリシーをサービス プロファイルとテンプレートに含めます。
iSCSI ブートは、サーバがネットワークにリモートに配置されている iSCSI ターゲット マシンからオペレーティング システムを起動できるようにします。
iSCSI ブートは次の Cisco UCS ハードウェアでサポートされます。
Cisco UCS M51KR-B Broadcom BCM57711 ネットワーク アダプタを持ち、Broadcom から提供されるデフォルトの MAC アドレスを使用する、Cisco UCS ブレード サーバ。
Cisco UCS M81KR 仮想インターフェイス カード
Cisco UCS VIC-1240 仮想インターフェイス カード
Cisco UCS VIC-1280 仮想インターフェイス カード
Cisco UCS VIC-1340 仮想インターフェイス カード
Cisco UCS M61KR-B Broadcom BCM57712 のネットワーク アダプタを持つ Cisco UCS ラック サーバ。
Cisco UCS P81E 仮想インターフェイス カード
Cisco UCS ラック サーバ上の Cisco UCS VIC 1225 仮想インターフェイス カード
iSCSI ブートを設定する前に満たさなければならない前提条件があります。これらの前提条件のリストについては、iSCSI ブートのガイドラインと前提条件 を参照してください。
iSCSI ブートを実装するための高度な手順については、iSCSI ブートの設定 を参照してください。
Cisco UCS Manager は、サーバにあるアダプタをプログラムするための関連付けプロセスでサービス プロファイル用に作成された iSCSI vNIC と iSCSI のブート情報を使用します。アダプタのプログラミング後に、サーバは最新のサービス プロファイル値で再起動します。電源投入時セルフ テスト(POST)の後、アダプタは、次のサービス プロファイル値を使用して初期化を試みます。アダプタが値を使用して指定されたターゲットにログインできる場合、アダプタは iSCSI Boot Firmware Table(iBFT)を初期化してホスト メモリに、有効なブート可能 LUN をシステム BIOS にポストします。ホスト メモリにポストされる iBFT には、プライマリ iSCSI VNIC にプログラミングされた、イニシエータとターゲットの設定が含まれています。
![]() (注) | 以前は、ホストは LUN 検出が最初に終了したパスに応じて、設定されたブート パスのうち 1 つだけを参照し、そのパスから起動していました。現在は、設定された iSCSI ブート vNIC が 2 つある場合、ホストは両方のブート パスを参照するようになりました。そのため、マルチパス構成では、両方のブート vNIC に単一の IQN を設定する必要があります。ホスト上のブート vNIC に設定された異なる IQN が存在する場合、ホストは PCI 順序が低いブート vNIC に設定された IQN を使用して起動します。 |
次の手順であるオペレーティング システム(OS)のインストールでは、iBFT 対応の OS が必要です。OS のインストール時に、OS インストーラは iBFT テーブルのホストのメモリをスキャンし、iBFT テーブルの情報を使用してブート デバイスの検出とターゲット LUN への iSCSI パス作成を行います。OS によっては、このパスを完了するために NIC ドライバが必要です。このステップが成功した場合、OS インストーラが OS をインストールする iSCSI ターゲット LUN を検出します。
![]() (注) | iBFT は OS インストールのソフトウェア レベルで動作し、HBA モード(別名 TCP オフロード)では動作しない場合があります。iBFT が HBA モードで動作するかどうかは、インストール中の OS の機能によって異なります。また、Cisco UCS M51KR-B Broadcom BCM57711 アダプタを含むサーバの場合、iBFT は MTU ジャンボ設定に関係なく、最大伝送単位(MTU)サイズ 1500 で正常に動作します。OS が HBA モードをサポートする場合、iSCSI インストール プロセスの後に HBA モード、デュアル ファブリックのサポートおよびジャンボ MTU サイズの設定が必要な場合があります。 |
iSCSI ブートを設定する前に、これらのガイドラインと前提条件を満たす必要があります。
iSCSI ブート ポリシーの作成後、ls-compute 権限を持つユーザは、そのポリシーをサービス プロファイルまたはサービス プロファイル テンプレートに組み込むことができます。ただし、ls-compute 権限しかないユーザは iSCSI ブート ポリシーを作成できません。
セカンド vNIC(フェールオーバー vNIC)が iSCSI LUN から起動する必要がある Windows 2008 サーバからの iSCSI ブートを設定するには、Microsoft Knowledge Base Article 976042 を参照してください。Microsoft には、ネットワーキング ハードウェアが変更されたときに、Windows が iSCSI ドライブからの起動に失敗するか、bugcheck エラーが発生する可能性がある、という既知の問題があります。この問題を回避するには、Microsoft 社が推奨する解決方法に従ってください。
ストレージ アレイは、iSCSI ブートのライセンスが付与され、アレイ サイド LUN マスキングが正しく設定されている必要があります。
各 iSCSI イニシエータに 1 つずつ、2 つの IP アドレスを決定する必要があります。可能であれば、IP アドレスは、ストレージ アレイと同じサブネット上にある必要があります。IP アドレスは、Dynamic Host Configuration Protocol(DHCP)を使用してスタティックまたはダイナミックに割り当てられます。
グローバル ブート ポリシーのブート パラメータは設定できません。代わりに、ブート パラメータを設定した後、ブート ポリシーを適切なサービス プロファイルに含めます。
OS(OS)は iSCSI Boot Firmware Table(iBFT)と互換性がある必要があります。
Cisco UCS M51KR-B Broadcom BCM57711 ネットワーク アダプタの場合:
iSCSI ブートを使用するサーバは、Cisco UCS M51KR-B Broadcom BCM57711 ネットワーク アダプタを含んでいる必要があります。アダプタ カードを取り付けまたは交換する方法については、『Cisco UCS B250 Extended Memory Blade Server Installation and Service Note』 を参照してください。サービス ノートは、http://www.cisco.com/go/unifiedcomputing/b-series-doc の 『Cisco UCS B-Series Servers Documentation Roadmap』 からアクセスできます。
iSCSI デバイスの MAC アドレスを設定します。
DHCP Vendor ID(オプション 43)を使用している場合は、iSCSI デバイスの MAC アドレスを /etc/dhcpd.conf に設定します。
HBA モード(別名 TCP オフロード)およびターゲットへのブート設定がサポートされます。ただし、インストール中の HBA モードは Windows OS だけがサポートします。
![]() (注) | アダプタ ポリシーの設定を変更するたびに、アダプタはリブートして新しい設定を適用します。 |
OS を iSCSI ターゲットにインストールする場合、iSCSI ターゲットは OS イメージが存在するデバイスの前の順番にしておく必要があります。たとえば、CD から iSCSI ターゲットに OS をインストールする場合、ブート順序は最初に iSCSI ターゲット、その後 CD とする必要があります。
サーバが iSCSI ブートされた後は、イニシエータ名、ターゲット名、LUN、iSCSI デバイス IP、ネットマスクやゲートウェイを Broadcom ツールを使用して変更しないでください。
POST(電源投入時自己診断テスト)プロセスを中断しないでください。中断すると、Cisco UCS M51KR-B Broadcom BCM57711 ネットワーク アダプタは初期化に失敗します。
Cisco UCS M81KR 仮想インターフェイス カードおよび Cisco UCS VIC-1240 仮想インターフェイス カード の場合:
Cisco UCS VIC-1240 仮想インターフェイス カード の場合:
iSCSI デバイスの MAC アドレスを設定しないでください。
HBA モードおよびターゲットへのブート設定はサポートされていません。
OS を iSCSI ターゲットにインストールする場合、iSCSI ターゲットは OS イメージが存在するデバイスより後の順番にしておく必要があります。たとえば、CD から iSCSI ターゲットに OS をインストールする場合、ブート順序は最初に CD、その後 iSCSI ターゲットとする必要があります。
DHCP Vendor ID(オプション 43)を使用している場合、オーバーレイ vNIC の MAC アドレスを /etc/dhcpd.conf に設定する必要があります。
サーバの iSCSI ブート後は、オーバーレイ vNIC の IP 詳細を変更しないでください。
VMware ESX/ESXi OS は、iSCSI ブート ターゲット LUN へのコア ダンプ ファイルの保存をサポートしていません。ダンプ ファイルはローカル ディスクに書き込む必要があります。
Cisco UCS は、サービス プロファイルが物理サーバに関連付けられた時点で、以下のルールを使用してアダプタ iSCSI vNIC のイニシエータ IQN を決定します。
サービス プロファイル レベルのイニシエータ IQN と iSCSI vNIC レベルのイニシエータ IQN を、1 つのサービス プロファイルで一緒に使用することはできません。
イニシエータ IQN をサービス プロファイル レベルで指定すると、DHCP オプション 43 の場合(イニシエータ IQN はアダプタ iSCSI vNIC で空に設定される)を除き、すべてのアダプタ iSCSI vNIC が同じイニシエータ IQN を使用するように設定されます。
イニシエータ IQN を iSCSI vNIC レベルで設定すると、サービス プロファイル レベルのイニシエータ IQN は削除されます(存在する場合)。
サービス プロファイルに 2 つの iSCSI vNIC があり、一方にだけイニシエータ IQN が設定されている場合、もう一方にはデフォルトの IQN プールが設定されます。この設定は後で変更できます。唯一の例外は、DHCP オプション 43 が設定されている場合です。その場合、もう一方の iSCSI vNIC のイニシエータ IQN は、サービス プロファイルを関連付けるときに削除されます。
![]() (注) | ベンダー ID を設定して、DHCP オプション 43 を使用するように iSCSI vNIC を変更した場合、サービス プロファイル レベルで設定したイニシエータ IQN は削除されません。サービス プロファイル レベルのイニシエータ IQN は、DHCP オプション 43 を使用しない別の iSCSI vNIC で使用できます。 |
ストレージ アレイで接続を最適化するには、MPIO をイネーブルにします。
![]() (注) | ネットワーク ハードウェアを変更すると、Windows が iSCSI ドライブからの起動に失敗する場合があります。詳細については、『Microsoft support Article ID: 976042』を参照してください。 |
Microsoft Multipath I/O(MPIO)をイネーブル化するサーバには、Cisco VIC ドライバが必要です。
ブート LUN に設定されたパスが複数ある場合、LUN がインストールされるときにイネーブルにするパスは 1 つのみです。
ステップ 1 | サーバに関連付けられたサービス プロファイルで、プライマリ iSCSI vNIC を設定します。
詳細については、サービス プロファイルでの iSCSI vNIC の作成を参照してください。 |
ステップ 2 | プライマリ iSCSI vNIC を使用して、iSCSI ターゲット LUN に Windows オペレーティング システムをインストールします。 |
ステップ 3 | Windows のインストールが完了したら、ホスト上で MPIO をイネーブルにします。 |
ステップ 4 | サーバに関連付けられたサービス プロファイルで、ブート ポリシーにセカンダリ iSCSI vNIC を追加します。
詳細については、iSCSI ブート ポリシーの作成を参照してください。 |
LUN ターゲットから iSCSI ブートするよう Cisco UCS でアダプタまたはブレードを設定する場合、次のすべてのステップを完了します。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | iSCSI ブートのアダプタ ポリシーを設定します。 | (任意)
詳細については、次を参照してください。 iSCSI アダプタ ポリシーの作成 |
ステップ 2 | イニシエータとターゲットの認証プロファイルを設定します。 | (任意)
詳細については、次を参照してください。 認証プロファイルの作成 |
ステップ 3 | IP アドレス プールの IP アドレスを使用するよう iSCSI イニシエータを設定するには、iSCSI イニシエータ プールに IP アドレスのブロックを追加します。 | (任意)
詳細については、次を参照してください。 イニシエータ プールへの IP アドレスのブロックの追加 |
ステップ 4 | すべてのサービス プロファイルで使用できるブート ポリシーを作成します。または、特定のサービス ポリシーに対してのみローカル ブート ポリシーを作成できます。ただし、複数のサービス プロファイルと共有できるブート ポリシーを作成することを推奨します。 |
すべてのサービス プロファイルで使用できるブート ポリシーの作成の詳細については、iSCSI ブート ポリシーの作成 を参照してください。 |
ステップ 5 | すべてのサービス プロファイルで使用できるブート ポリシーを作成した場合は、それをサービス プロファイルに割り当てます。それ以外の場合は、次のステップに進みます。 |
詳細については、サービス プロファイル テンプレートの作成を参照してください。 |
ステップ 6 | サービス プロファイルでイーサネット vNIC を設定します。 |
イーサネット vNIC は、iSCSI デバイスのオーバーレイ vNIC として使用されます。詳細については、サービス プロファイルの vNIC の設定を参照してください。 |
ステップ 7 | サービス プロファイルで iSCSI vNIC を作成します。 |
詳細については、次を参照してください。 サービス プロファイルでの iSCSI vNIC の作成 |
ステップ 8 | スタティック IP アドレス、IP プールの IP アドレス、または DHCP を使用して iSCSI イニシエータがブートするように設定します。 |
スタティック IP アドレスを使用してブートする iSCSI イニシエータの作成、IP プールからの IP アドレスを使用してブートする iSCSI イニシエータの作成、または DHCP を使用してブートする iSCSI イニシエータの作成 を参照してください。 |
ステップ 9 | iSCSI スタティックまたは自動ターゲットを作成します。 |
詳細については、iSCSI スタティック ターゲットの作成 または iSCSI 自動ターゲットの作成 を参照してください。 |
ステップ 10 | サービス プロファイルをサーバと関連付けます。 |
詳細については、サービス プロファイルとブレード サーバまたはサーバ プールの関連付けを参照してください。 |
ステップ 11 | iSCSI ブート動作を確認します。 |
詳細については、「iSCSI ブートの確認」を参照してください。 |
ステップ 12 | サーバに OS をインストールします。 |
詳細については、次のいずれかのドキュメントを参照してください。 |
ステップ 13 | サーバをブートします。 |
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope org org-name |
指定した組織の組織モードを開始します。ルート組織モードを開始するには、org-name に / を入力します。 |
ステップ 2 | UCS-A /org # create iscsi-policy policy-name |
iSCSI アダプタ ポリシーを作成します。 |
ステップ 3 | UCS-A /org/iscsi-policy # set descr description | (任意)
iSCSI アダプタ ポリシーに説明を記入します。 |
ステップ 4 | UCS-A /org/iscsi-policy # set iscsi-protocol-item connection-timeout timeout-secs |
最初のログインに失敗し、iSCSI アダプタが使用できないと Cisco UCS が判断するまで待機する秒数。 0 ~ 255 の整数を入力します。0 を入力すると、Cisco UCS はアダプタ ファームウェアに設定された値(デフォルト:15 秒)を使用します。 |
ステップ 5 | UCS-A /org/iscsi-policy # set iscsi-protocol-item dhcp-timeout timeout-secs |
イニシエータが DHCP サーバが使用できないと判断するまでに待機する秒数。 60 ~ 300 の整数を入力します(デフォルトは 60 秒です)。 |
ステップ 6 | UCS-A /org/iscsi-policy # set iscsi-protocol-item lun-busy-retry-count num |
iSCSI LUN 検出中にエラーが発生した場合に接続を再試行する回数。 0 ~ 60 の整数を入力します。0 を入力すると、Cisco UCS はアダプタ ファームウェアに設定された値(デフォルト:15 秒)を使用します。 |
ステップ 7 | UCS-A /org/iscsi-policy # set iscsi-protocol-item tcp-time-stamp {no | yes} |
TCP タイムスタンプを適用するかどうかを指定します。この設定を使用すると、転送されるパケットにパケット送信時のタイムスタンプが付けられるので、必要なときにパケットのラウンドトリップ時間を計算することができます。この設定は Cisco UCS M51KR-B Broadcom BCM57711 アダプタにだけ適用されます。 |
ステップ 8 | UCS-A /org/iscsi-policy # set iscsi-protocol-item hbamode {no | yes} |
HBA モードをイネーブルにするかどうかを指定します。 このオプションは、Windows オペレーティング システムを実行する Cisco UCS NIC M51KR-B のアダプタを備えるサーバに対してのみ有効にする必要があります。 |
ステップ 9 | UCS-A /org/iscsi-policy # set iscsi-protocol-item boottotarget {no | yes} |
iSCSI ターゲットからブートするかどうかを指定します。 このオプションは Cisco UCS NIC M51KR-B のアダプタを備えたサーバにのみ適用されます。このオプションは、サーバにオペレーティング システムをインストールするまで無効にしておく必要があります。 |
ステップ 10 | UCS-A /org/iscsi-policy # commit-buffer |
トランザクションをシステム設定にコミットします。 |
次の例に、iscsiboot という iSCSI アダプタ ポリシーを作成し、接続タイムアウト、DHCP タイムアウト、LUN ビジー再試行カウントを設定し、TCP タイムスタンプを適用して、トランザクションをコミットする方法を示します。
UCS-A# scope org / UCS-A /org # create iscsi-policy iscsiboot UCS-A /org/iscsi-policy* # set iscsi-protocol-item connection-timeout 60 UCS-A /org/iscsi-policy* # set iscsi-protocol-item dhcp-timeout 200 UCS-A /org/iscsi-policy* # set iscsi-protocol-item lun-busy-retry-count 5 UCS-A /org/iscsi-policy* # set iscsi-protocol-item tcp-time-stamp yes UCS-A /org/iscsi-policy* # set iscsi-protocol-item hbamode yes UCS-A /org/iscsi-policy* # set iscsi-protocol-item boottotarget yes UCS-A /org/iscsi-policy* # commit-buffer UCS-A /org/iscsi-policy #
アダプタ ポリシーをサービス プロファイルとテンプレートに含めます。
コマンドまたはアクション | 目的 |
---|
次に、iscsi-adapter-pol という名前の iSCSI アダプタ ポリシーを削除し、トランザクションをコミットする例を示します。
UCS-A# scope org / UCS-A /org # delete iscsi-policy iscsi-adapter-pol UCS-A /org* # commit-buffer UCS-A /org #
iSCSI ブートの認証を使用する場合は、イニシエータとターゲットの両方に認証プロファイルを作成する必要があります。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope org org-name |
指定した組織の組織モードを開始します。ルート組織モードを開始するには、org-name に / を入力します。 |
ステップ 2 | UCS-A /org # create auth-profile profile-name |
指定された名前で認証プロファイルを作成します。名前には 16 文字以内の英数字を使用できます。 |
ステップ 3 | UCS-A /org/auth-profile* # set user-id id-name | 認証用にログインを作成します。 |
ステップ 4 | UCS-A /org/auth-profile* # set password | 認証用のパスワードを作成します。 |
ステップ 5 | UCS-A /org/auth-profile* # commit-buffer |
トランザクションをシステム設定にコミットします。 |
ステップ 6 | UCS-A /org/auth-profile* # exit | 現在のモードを終了します。 |
ステップ 7 | ターゲットの認証プロファイルを作成するには、ステップ 2 ~ 6 を繰り返します。 |
次の例は、イニシエータとターゲットの認証プロファイルを作成し、トランザクションをコミットする方法を示します。
UCS-A# scope org UCS-A /org # create auth-profile InitAuth UCS-A /org/auth-profile* # set user-id init UCS-A /org/auth-profile* # set password Enter a password: Confirm the password: UCS-A /org/auth-profile* # commit-buffer UCS-A /org/auth-profile # exit UCS-A /org # create auth-profile TargetAuth UCS-A /org/auth-profile* # set user-id target UCS-A /org/auth-profile* # set password Enter a password: Confirm the password: UCS-A /org/auth-profile* # commit-buffer UCS-A /org/auth-profile # exit
iSCSI デバイスのオーバーレイ vNIC として使用されるイーサネット vNIC を作成してから、iSCSI vNIC を作成します。
コマンドまたはアクション | 目的 |
---|
次に、iscsi-auth という認証プロファイルを削除し、トランザクションをコミットする例を示します。
UCS-A# scope org UCS-A /org # delete auth-profile iscsi-auth UCS-A /org* # commit-buffer UCS-A /org #
iSCSI ブートに使用する IP アドレスのグループを作成できます。Cisco UCS Manager は指定した IP アドレスのブロックを予約します。
サーバまたはサービス プロファイルのスタティック IP アドレスとして割り当てられていた IP アドレスが、IP プールに含まれていてはなりません。
コマンドまたはアクション | 目的 | |||
---|---|---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope org org-name |
指定した組織の設定モードに入ります。ルート組織モードを開始するには、/ を org-name として入力します。 | ||
ステップ 2 | UCS-A /org# scope ip-pool iscsi-initiator-pool | iSCSI イニシエータ プールを指定するモードを開始します。 | ||
ステップ 3 | UCS-A /org/ip-pool # set descr description | (任意)
IP プールの説明を記入します。
| ||
ステップ 4 | UCS-A /org/ip-pool # set assignmentorder {default | sequential} | 次のいずれかになります。 | ||
ステップ 5 | UCS-A /org/ip-pool# create block from_ip_address to_ip_address default_gateway subnet_mask | iSCSI イニシエータの IP アドレスのブロックを作成します。 | ||
ステップ 6 | UCS-A/org/ip-pool/block# show detail expand | (任意) 作成した IP アドレスのブロックを表示します。 | ||
ステップ 7 | UCS-A /org/ip-pool/block # commit-buffer |
トランザクションをシステム設定にコミットします。 |
次の例に、iSCSI vNIC の IP イニシエータ プールを作成して、トランザクションをコミットする方法を示します。
UCS-A # scope org / UCS-A /org # scope ip-pool iscsi-initiator-pool UCS-A /org/ip-pool # create block 40.40.40.10 40.40.40.50 40.40.40.1 255.0.0.0 UCS-A /org/ip-pool/block # show detail expand Block of IP Addresses: From: 40.40.40.10 To: 40.40.40.50 Default Gateway: 40.40.40.1 Subnet Mask: 255.0.0.0 UCS-A /org/ip-pool/block # commit buffer
1 つ以上のサービス プロファイルまたはサービス プロファイル テンプレートを設定し、iSCSI イニシエータ IP プールから iSCSI イニシエータ IP アドレスを取得します。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope org org-name |
指定した組織の設定モードに入ります。ルート組織モードを開始するには、/ を org-name として入力します。 |
ステップ 2 | UCS-A /org# scope ip-pool iscsi-initiator-pool | iSCSI イニシエータ プールを指定するモードを開始します。 |
ステップ 3 | UCS-A /org/ip-pool# delete block from_ip_address to_ip_address | イニシエータ プールから指定した IP アドレス ブロックを削除します。 |
ステップ 4 | UCS-A/org/ip-pool/block# show detail expand | (任意) IP アドレスのブロックが削除されたことを示します。 |
ステップ 5 | UCS-A /org/ip-pool# commit buffer | トランザクションをシステム設定にコミットします。 |
次の例は、IP アドレスのブロックをイニシエータ プールから削除し、トランザクションをコミットします。
UCS-A # scope org / UCS-A /org # scope ip-pool iscsi-initiator-pool UCS-A /org/ip-pool # delete block 40.40.40.10 40.40.40.50 40.40.40.1 255.0.0.0 UCS-A /org/ip-pool # show detail expand IP Pool: Name: iscsi-initiator-pool Size: 0 Assigned: 0 Descr: UCS-A /org/ip-pool # commit buffer
ブート ポリシーあたり最大 2 つの iSCSI vNIC を追加できます。一方の vNIC はプライマリ iSCSI ブート ソースとして動作し、もう一方はセカンダリ iSCSI ブート ソースとして動作します。
コマンドまたはアクション | 目的 | |||
---|---|---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope org org-name |
指定した組織の組織モードを開始します。ルート組織モードを開始するには、org-name に / を入力します。 | ||
ステップ 2 | UCS-A /org # create boot-policy policy-name [purpose {operational | utility}] |
ブート ポリシーを指定されたポリシー名で作成し、組織ブート ポリシー モードを開始します。 この名前には、1 ~ 16 文字の英数字を使用できます。-(ハイフン)、_(アンダースコア)、:(コロン)、および .(ピリオド)は使用できますが、それ以外の特殊文字とスペースは使用できません。また、オブジェクトが保存された後で、この名前を変更することはできません。 ブート ポリシーを作成する場合、operational オプションを指定します。これにより、サーバは、サーバにインストールされているオペレーティング システムからブートするようにします。utility オプションは予約されており、シスコの担当者が指示した場合にのみ使用するようにします。 | ||
ステップ 3 | UCS-A /org/boot-policy # set descr description | (任意)
ブート ポリシーの説明を記入します。
| ||
ステップ 4 | UCS-A /org/boot-policy # set enforce-vnic-name {no | yes} | (任意)
[yes] を選択すると、Cisco UCS Manager はブート ポリシー内で指定されたデバイス名とサービス プロファイル内で指定されたものとが一致するかどうかをレポートします。 [no] を選択すると、Cisco UCS Manager はサービス プロファイルの任意の vNIC、vHBA、iSCSI デバイスを使用し、ブート ポリシー内で指定されたデバイス名とサービス プロファイル内で指定されたものとが一致するかどうかをレポートしません。 | ||
ステップ 5 | UCS-A /org/boot-policy # set reboot-on-update {no | yes} |
このブート ポリシーを使用するサーバが、ブート順序の変更後に自動的に再起動されるかどうかを指定します。 Cisco UCS Manager GUI で、[順序を変更したときにリブートする(Reboot on Boot Order Change)] チェックボックスがブート ポリシーについて選択されており、CD-ROM またはフロッピーがブート順の最後のデバイスの場合に、デバイスを取り外すか、装着すると、ブート順に直接効力がなく、サーバがリブートされません。 | ||
ステップ 6 | UCS-A /org/boot-policy # create iscsi |
ブート ポリシーに iSCSI ブートを追加します。 | ||
ステップ 7 | UCS-A /org/boot-policy/iscsi # create path {primary | secondary} |
Cisco UCS Manager が iSCSI ターゲットに到達するために使用する、プライマリ パスとセカンダリ パスを指定します。iSCSI ブートの場合は、2 つのパスを設定します。Cisco UCS Manager は、プライマリ パスを最初に使用し、それが失敗した場合、セカンダリ パスを使用します。 | ||
ステップ 8 | UCS-A /org/boot-policy/iscsi/path # create iscsivnicname iscsi-vnic-name |
iSCSI vNIC を作成します。 | ||
ステップ 9 | UCS-A /org/boot-policy/iscsi/path # exit |
iSCSI パス モードを終了します。 | ||
ステップ 10 | UCS-A /org/boot-policy/iscsi/path # set order order-num |
ブート順序内の iSCSI ブート順序を指定します。 | ||
ステップ 11 | ステップ 8 ~ 10 を繰り返し、セカンダリ iSCSI vNIC を作成します。 | (任意) | ||
ステップ 12 | UCS-A /org/boot-policy/iscsi # commit-buffer |
トランザクションをシステム設定にコミットします。 |
次の例は、iscsi-boot-policy-LAN という名前の iSCSI ブート ポリシーを作成し、ブート ポリシーの説明を記入し、このポリシーを使用するサーバはブート順序変更時に自動でリブートしないよう指定し、iSCSI ブートのブート順序を 2 に設定し、iSCSI ブートを作成して iscsienic1 という vNIC に関連付け、トランザクションをコミットする方法を示します。
UCS-A# scope org / UCS-A /org* # create boot-policy iscsi-boot-policy-LAN purpose operational UCS-A /org/boot-policy* # set descr "Boot policy that boots from iSCSI." UCS-A /org/boot-policy* # set enforce-vnic-name yes UCS-A /org/boot-policy* # set reboot-on-update no UCS-A /org/boot-policy* # create iscsi UCS-A /org/boot-policy/iscsi* # create path primary UCS-A /org/boot-policy/iscsi/path* # set iscsivnicname iscsienic1 UCS-A /org/boot-policy/iscsi/path* # exit UCS-A /org/boot-policy/iscsi* # set order 2 UCS-A /org/boot-policy/iscsi* # commit-buffer UCS-A /org/boot-policy #
ブート ポリシーをサービス プロファイルとテンプレートに含めます。
このブート ポリシーを含むサービス プロファイルがサーバに関連付けられた後で、サーバの [一般(General)] タブの [ブート順序の詳細(Boot Order Details)] 領域で実際のブート順序を確認できます。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope org org-name |
指定した組織の組織モードを開始します。ルート組織モードを開始するには、org-name に / と入力します。 |
ステップ 2 | UCS-A /org # scope boot-policy boot-pol-name |
指定したブート ポリシーでブート ポリシー組織モードを開始します。 |
ステップ 3 | UCS-A /org/boot-policy # delete iscsi |
ブート ポリシーから iSCSI ブートを削除します。 |
ステップ 4 | UCS-A /org/boot-policy # commit-buffer |
トランザクションをシステム設定にコミットします。 |
次に、boot-policy-iscsi という名前のブート ポリシーから iSCSI ブートを削除し、トランザクションをコミットする例を示します。
UCS-A# scope org / UCS-A /org # scope boot-policy boot-policy-iscsi UCS-A /org/boot-policy # delete iscsi UCS-A /org/boot-policy* # commit-buffer UCS-A /org/boot-policy #
サービス プロファイルでは、特定の IQN または IQN のプールから取得される IQN を持つイニシエータを作成できます。
CLI を使用して IQN を削除できません。
イニシエータ IQN の設定ガイドラインについては、イニシエータ IQN の設定 を参照してください。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope org org-name |
指定した組織の組織モードを開始します。ルート組織モードを開始するには、org-name に / と入力します。 |
ステップ 2 | UCS-A /org # scope service-profile profile-name |
サービス プロファイルのサービス プロファイル組織モードを開始します。 |
ステップ 3 | UCS-A /org/service-profile# set iscsi-identity {initiator nameinitiator-name|initiator-pool-namepool-name} | 指定された名前でイニシエータを作成します。名前には 16 文字以内の英数字を使用できます。 |
ステップ 4 | UCS-A /org/service-profile* # commit buffer | トランザクションをシステム設定にコミットします。 |
ステップ 5 | UCS-A /org/auth-profile* # exit | 現在のモードを終了します。 |
次の例では、iSCSI イニシエータの特定の名前を作成し、トランザクションをコミットする方法を示します。
UCS-A# scope org / UCS-A /org # scope service-profile accounting UCS-A /org/service-profile # set iscsi-identity initiator-name manual:IQN UCS-A /org/service-profile* # commit-buffer
サービス プロファイルに iSCSI vNIC を作成できます。
iSCSI デバイスのオーバーレイ vNIC として使用される、サービス プロファイル内のイーサネット vNIC が必要です。
コマンドまたはアクション | 目的 | |||
---|---|---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A # scope org org-name |
指定した組織の組織モードを開始します。ルート組織モードを開始するには、org-name に / と入力します。 | ||
ステップ 2 | UCS-A /org # scope service-profile profile-name |
サービス プロファイルのサービス プロファイル組織モードを開始します。 | ||
ステップ 3 | UCS-A /org/service-profile # create vnic-iscsi iscsi-vnic-name. |
iSCSI vNIC の名前を指定します。 | ||
ステップ 4 | UCS-A /org/service-profile/vnic-iscsi* # set iscsi-adaptor-policy iscsi-adaptor-name | (任意)
この iSCSI vNIC 用に作成した iSCSI アダプタ ポリシーを指定します。 | ||
ステップ 5 | UCS-A /org/service-profile/vnic-iscsi* # set auth-name authentication-profile-name | (任意)
iSCSI vNIC によって使用される認証プロファイルを設定します。設定する認証プロファイルがすでに存在している必要があります。詳細については、認証プロファイルの作成を参照してください。 | ||
ステップ 6 | UCS-A /org/service-profile/vnic-iscsi* # set identity { dynamic-mac {dynamic-mac-address | derived } | mac-pool mac-pool-name } |
| ||
ステップ 7 | UCS-A /org/service-profile/vnic-iscsi* # set iscsi-identity {initiator-name initiator-name | initiator-pool-name iqn-pool-name} |
iSCSI イニシエータの名前、または iSCSI イニシエータの名前の指定に使用される IQN プールの名前を指定します。iSCSI イニシエータ名には最大 223 文字を使用できます。 | ||
ステップ 8 | UCS-A /org/service-profile/vnic-iscsi* # set overlay-vnic-name overlay-vnic-name |
オーバーレイ vNIC として iSCSI デバイスで使用される、イーサネット vNIC を指定します。詳細については、サービス プロファイルの vNIC の設定を参照してください。 | ||
ステップ 9 | UCS-A /org/service-profile/vnic-iscsi* # create eth-if |
iSCSI vNIC に割り当てられた VLAN のイーサネット インターフェイスを作成します。 | ||
ステップ 10 | UCS-A /org/service-profile/vnic-iscsi/eth-if* # set vlanname vlan-name. |
VLAN 名を指定します。デフォルトの VLAN は、default です。Cisco UCS M81KR 仮想インターフェイス カード および Cisco UCS VIC-1240 仮想インターフェイス カード の場合、指定する VLAN はオーバーレイ vNIC のネイティブ VLAN と同じである必要があります。Cisco UCS M51KR-B Broadcom BCM57711 アダプタの場合、指定した VLAN は、オーバーレイ vNIC に割り当てられたどの VLAN でも設定できます。 | ||
ステップ 11 | UCS-A /org/service-profile/vnic-iscsi # commit-buffer |
トランザクションをシステム設定にコミットします。 |
次に、scsivnic1 という iSCSI vNIC を作成し、accounting という既存のサービス プロファイルに追加し、トランザクションをコミットする例を示します。
UCS-A# scope org / UCS-A /org # scope service-profile accounting UCS-A /org/service-profile # create vnic-iscsi iSCSI1 UCS-A /org/service-profile/vnic-iscsi* # set iscsi-adaptor-policy iscsiboot UCS-A /org/service-profile/vnic-iscsi* # set auth-name initauth UCS-A /org/service-profile/vnic-iscsi* # set identity dynamic-mac derived UCS-A /org/service-profile/vnic-iscsi* # set iscsi-identity initiator-name iSCSI1 UCS-A /org/service-profile/vnic-iscsi* # set overlay-vnic-name eth1 UCS-A /org/service-profile/vnic-iscsi* # create eth-if UCS-A /org/service-profile/vnic-iscsi/eth-if* # set vlanname default UCS-A /org/service-profile/vnic-iscsi/eth-if* # commit buffer
スタティック IP アドレス、設定された IP プールからの IP アドレス、または DHCP を使用してブートするように iSCSI イニシエータを設定します。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope org org-name |
指定した組織の組織モードを開始します。ルート組織モードを開始するには、org-name に / と入力します。 |
ステップ 2 | UCS-A /org # scope service-profile profile-name |
サービス プロファイルのサービス プロファイル組織モードを開始します。 |
ステップ 3 | UCS-A /org/service-profile # delete vnic-iscsi iscsi-vnic-name |
指定したサービス プロファイルから指定した iSCSI vNIC を削除します。 |
ステップ 4 | UCS-A /org/service-profile # commit-buffer |
トランザクションをシステム設定にコミットします。 |
次に、scsivnic1 という iSCSI vNIC を削除し、トランザクションをコミットする例を示します。
UCS-A# scope org / UCS-A /org # scope service-profile accounting UCS-A /org/service-profile # delete vnic-iscsi scsivnic1 UCS-A /org/service-profile* # commit-buffer UCS-A /org/service-profile #
サービス プロファイルで iSCSI イニシエータを作成し、スタティック IP アドレスを使用してブートするよう設定できます。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A # scope org org-name |
指定した組織の組織モードを開始します。ルート組織モードを開始するには、org-name に / と入力します。 |
ステップ 2 | UCS-A /org # scope service-profile profile-name |
サービス プロファイルのサービス プロファイル組織モードを開始します。 |
ステップ 3 | UCS-A /org/service-profile # scope vnic-iscsi iscsi-vnic-name |
指定した iSCSI vNIC のコンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 4 | UCS-A /org/service-profile/iscsi-boot/vnic-iscsi # create ip-if | IP インターフェイスを作成します。 |
ステップ 5 | UCS-A /org/service-profile/iscsi-boot/vnic-iscsi/eth-if/ip-if* # enter static-ip-params | スタティック IP ブート パラメータを入力することを指定します。 |
ステップ 6 | UCS-A /org/service-profile/iscsi-boot/vnic-iscsi/eth-if/ip-if/static-ip-params* # set addr ip-address | スタティック IP アドレスを指定します。 |
ステップ 7 | UCS-A /org/service-profile/iscsi-boot/vnic-iscsi/eth-if/ip-if/static-ip-params* # set default-gw ip-address | デフォルト ゲートウェイの IP アドレスを指定します。 |
ステップ 8 | UCS-A /org/service-profile/iscsi-boot/vnic-iscsi/eth-if/ip-if/static-ip-params* # set primary-dns ip-address | プライマリ DNS IP アドレスを指定します。 |
ステップ 9 | UCS-A /org/service-profile/iscsi-boot/vnic-iscsi/eth-if/ip-if/static-ip-params* # set secondary-dns ip-address | セカンダリ DNS IP アドレスを指定します。 |
ステップ 10 | UCS-A /org/service-profile/iscsi-boot/vnic-iscsi/eth-if/ip-if/static-ip-params* # set subnet subnet-ip-address | サブネット マスクを指定します。 |
ステップ 11 | UCS-A /org/service-profile/iscsi-boot/vnic-iscsi/eth-if/ip-if/static-ip-params* # commit buffer | トランザクションをシステム設定にコミットします。 |
次の例に、スタティック IP アドレスを使用してブートするようにイニシエータを設定し、トランザクションをコミットする方法を示します。
UCS-A # scope org UCS-A /org # scope service-profile accounting UCS-A /org/service-profile # scope vnic-iscsi iSCSI1 UCS-A /org/service-profile/iscsi-boot/vnic-iscsi # create ip-if UCS-A /org/service-profile/iscsi-boot/vnic-iscsi/ip-if* # enter static-ip-params UCS-A /org/service-profile/iscsi-boot/vnic-iscsi/ip-if/static-ip-params* # set addr 10.104.105.193 UCS-A /org/service-profile/iscsi-boot/vnic-iscsi/ip-if/static-ip-params* # set default-gw 10.104.105.1 UCS-A /org/service-profile/iscsi-boot/vnic-iscsi/ip-if/static-ip-params* # set primary-dns 11.11.11.100 UCS-A /org/service-profile/iscsi-boot/vnic-iscsi/ip-if/static-ip-params* # set secondary-dns 11.11.11.100 UCS-A /org/service-profile/iscsi-boot/vnic-iscsi/ip-if/static-ip-params* # set subnet 255.255.255.0 UCS-A /org/service-profile/iscsi-boot/vnic-iscsi/ip-if/static-ip-params* # commit-buffer
iSCSI ターゲットを作成します。
サービス プロファイルで、iSCSI イニシエータからスタティック IP アドレス ブート パラメータを削除できます。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A # scope org org-name |
指定した組織の組織モードを開始します。ルート組織モードを開始するには、org-name に / と入力します。 |
ステップ 2 | UCS-A /org # scope service-profile profile-name |
サービス プロファイルのサービス プロファイル組織モードを開始します。 |
ステップ 3 | UCS-A /org/service-profile # scope vnic-iscsi iscsi-vnic-name |
指定した iSCSI vNIC のコンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 4 | UCS-A /org/service-profile/iscsi-boot/vnic-iscsi # scope ip-if | IP インターフェイスでコンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 5 | UCS-A /org/service-profile/iscsi-boot/vnic-iscsi/ip-if* # delete static-ip-params | イニシエータからスタティック IP ブート パラメータを削除します。 |
ステップ 6 | UCS-A /org/service-profile/iscsi-boot/vnic-iscsi/ip-if/static-ip-params* # commit buffer | トランザクションをシステム設定にコミットします。 |
次に、スタティック IP アドレス ブート パラメータをイニシエータから削除し、トランザクションをコミットする例を示します。
UCS-A # scope org UCS-A /org # scope service-profile accounting UCS-A /org/service-profile # scope vnic-iscsi iSCSI1 UCS-A /org/service-profile/iscsi-boot/vnic-iscsi # scope ip-if UCS-A /org/service-profile/iscsi-boot/vnic-iscsi/ip-if # delete static-ip-params UCS-A /org/service-profile/iscsi-boot/vnic-iscsi/ip-if* # commit-buffer
サービス プロファイルでは、iSCSI イニシエータを作成し、作成した IP プールからの IP アドレスを使用してブートするように設定できます。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A # scope org org-name |
指定した組織の組織モードを開始します。ルート組織モードを開始するには、org-name に / と入力します。 |
ステップ 2 | UCS-A /org # scope service-profile profile-name |
サービス プロファイルのサービス プロファイル組織モードを開始します。 |
ステップ 3 | UCS-A /org/service-profile # scope iscsi-boot | iSCSI ブート パラメータを設定するコンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 4 | UCS-A /org/service-profile/iscsi-boot # scope vnic-iscsi iscsi-vnic-name |
指定した iSCSI vNIC のコンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 5 | UCS-A /org/service-profile/iscsi-boot/vnic-iscsi* # scope ip-if | iSCSI イーサネット インターフェイスのコンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 6 | UCS-A /org/service-profile/iscsi-boot/vnic-iscsi/ip-if* # enter pooled-ip-params | 以前に作成された iSCSI イニシエータ IP プールからの IP アドレスのいずれかを使用して iSCSI イニシエータがブートするよう指定します。 |
ステップ 7 | UCS-A /org/service-profile/iscsi-boot/vnic-iscsi/ip-if/pooled-ip-params* # commit buffer | トランザクションをシステム設定にコミットします。 |
次に、iSCSI イニシエータを作成し、IP プールからの IP アドレスを使用してブートするように設定する例を示します。
UCS-A # scope org UCS-A /org # scope service-profile accounting UCS-A /org/service-profile/iscsi-boot # scope vnic-iscsi iSCSI1 UCS-A /org/service-profile/iscsi-boot/vnic-iscsi # scope ip-if UCS-A /org/service-profile/iscsi-boot/vnic-iscsi/ip-if* # enter pooled-ip-params UCS-A /org/service-profile/iscsi-boot/vnic-iscsi/ip-if/pooled-ip-params* # commit buffer
iSCSI ターゲットを作成します。
サービス プロファイルでは、iSCSI イニシエータを作成し、作成した IP プールからの IP アドレスを使用してブートするように設定できます。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A # scope org org-name |
指定した組織の組織モードを開始します。ルート組織モードを開始するには、org-name に / と入力します。 |
ステップ 2 | UCS-A /org # scope service-profile profile-name |
サービス プロファイルのサービス プロファイル組織モードを開始します。 |
ステップ 3 | UCS-A /org/service-profile # scope iscsi-boot | iSCSI ブート パラメータを設定するコンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 4 | UCS-A /org/service-profile/iscsi-boot/ # scope vnic-iscsi iscsi-vnic-name |
指定した iSCSI vNIC のコンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 5 | UCS-A /org/service-profile/iscsi-boot/vnic-iscsi # enter ip-if | IP インターフェイスでコンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 6 | UCS-A /org/service-profile/iscsi-boot/vnic-iscsi/ip-if* # delete pooled-ip-params | iSCSI イニシエータがブートのために IP プールからの IP アドレスを使用しないことを指定します。 |
ステップ 7 | UCS-A /org/service-profile/iscsi-boot/vnic-iscsi/ip-if/pooled-ip-params* # commit buffer | トランザクションをシステム設定にコミットします。 |
次に、IP アドレスを使用するブートを IP プール パラメータから削除し、トランザクションをコミットする例を示します。
UCS-A # scope org UCS-A /org # scope service-profile accounting UCS-A /org/service-profile # scope iscsi-boot UCS-A /org/service-profile/iscsi-boot # scope vnic-iscsi iSCSI1 UCS-A /org/service-profile/iscsi-boot/vnic-iscsi # enter ip-if UCS-A /org/service-profile/iscsi-boot/vnic-iscsi/ip-if* # delete pooled-ip-params UCS-A /org/service-profile/iscsi-boot/vnic-iscsi/ip-if/pooled-ip-params* # commit buffer
サービス プロファイルで iSCSI イニシエータを作成し、DHCP を使用してブートするよう設定できます。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A # scope org org-name |
指定した組織の組織モードを開始します。ルート組織モードを開始するには、org-name に / と入力します。 |
ステップ 2 | UCS-A /org # scope service-profile profile-name |
サービス プロファイルのサービス プロファイル組織モードを開始します。 |
ステップ 3 | UCS-A /org/service-profile # scope iscsi-boot | iSCSI ブート パラメータを設定するコンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 4 | UCS-A /org/service-profile/iscsi-boot # scope vnic-iscsi iscsi-vnic-name |
指定した iSCSI vNIC のコンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 5 | UCS-A /org/service-profile/iscsi-boot/vnic-iscsi # create ip-if | IP インターフェイスを作成します。 |
ステップ 6 | UCS-A /org/service-profile/iscsi-boot/vnic-iscsi/ip-if* # create dhcp-ip-params | DHCP を使用してブートするようイニシエータを設定していることを指定します。 |
ステップ 7 | UCS-A /org/service-profile/iscsi-boot/vnic-iscsi/ip-if/dhcp-ip-params* # commit buffer | トランザクションをシステム設定にコミットします。 |
次の例に、DHCP を使用してブートするようにイニシエータを設定し、トランザクションをコミットする方法を示します。
UCS-A # scope org UCS-A /org # scope service-profile accounting UCS-A /org/service-profile # scope iscsi-boot UCS-A /org/service-profile/iscsi-boot # scope vnic-iscsi iSCSI1 UCS-A /org/service-profile/iscsi-boot/vnic-iscsi # create ip-if UCS-A /org/service-profile/iscsi-boot/vnic-iscsi/ip-if* # create dhcp-ip-params UCS-A /org/service-profile/iscsi-boot/vnic-iscsi/ip-if/dhcp-ip-params* # commit-buffer
iSCSI ターゲットを作成します。
サービス プロファイルで、iSCSI イニシエータから DHCP ブート パラメータを削除できます。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A # scope org org-name |
指定した組織の組織モードを開始します。ルート組織モードを開始するには、org-name に / と入力します。 |
ステップ 2 | UCS-A /org # scope service-profile profile-name |
サービス プロファイルのサービス プロファイル組織モードを開始します。 |
ステップ 3 | UCS-A /org/service-profile # scope iscsi-boot | iSCSI ブート パラメータを設定するコンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 4 | UCS-A /org/service-profile/iscsi-boot # scope vnic-iscsi iscsi-vnic-name |
指定した iSCSI vNIC のコンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 5 | UCS-A /org/service-profile/iscsi-boot/vnic-iscsi # enter ip-if | IP インターフェイスでコンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 6 | UCS-A /org/service-profile/iscsi-boot/vnic-iscsi/ip-if* # delete dhcp-ip-params | イニシエータがブートのために DHCP を使用しないことを指定します。 |
ステップ 7 | UCS-A /org/service-profile/iscsi-boot/vnic-iscsi/ip-if/dhcp-ip-params* # commit buffer | トランザクションをシステム設定にコミットします。 |
次に、DHCP パラメータを使用してブート削除し、トランザクションをコミットする例を示します。
UCS-A # scope org UCS-A /org # scope service-profile accounting UCS-A /org/service-profile # scope iscsi-boot UCS-A /org/service-profile/iscsi-boot # scope vnic-iscsi iSCSI1 UCS-A /org/service-profile/iscsi-boot/vnic-iscsi # enter ip-if UCS-A /org/service-profile/iscsi-boot/vnic-iscsi/ip-if* # delete dhcp-ip-params UCS-A /org/service-profile/iscsi-boot/vnic-iscsi/ip-if/dhcp-ip-params* # commit-buffer
IQN プールは、iSCSI vNIC が Cisco UCS ドメインでイニシエータ ID として使用する iSCSI 修飾名(IQN)の集合です。
IQN プール メンバは、プレフィックス:サフィックス:数字の形式になります。ここで、プレフィックス、サフィックス、および数字のブロック(範囲)を指定することができます。
IQN プールは複数の IQN ブロックを含むことができます。それらは、数字の範囲とサフィックスは異なりますが、同じプレフィックスを共有します。
![]() (注) | ほとんどの場合、最大 IQN サイズ(プレフィックス + サフィックス + 追加文字)は 223 文字です。Cisco UCS NIC M51KR-B アダプタを使用する場合、IQN サイズを 128 文字に制限する必要があります。 |
コマンドまたはアクション | 目的 | |||
---|---|---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope org org-name |
指定した組織の設定モードに入ります。ルート組織モードを開始するには、/ を org-name として入力します。 | ||
ステップ 2 | UCS-A /org # create iqn-pool pool-name |
指定されたプール名前で IQN プールを作成し、組織 IQN プール モードを開始します。 この名前には、1 ~ 32 文字の英数字を使用できます。-(ハイフン)、_(アンダースコア)、:(コロン)、および .(ピリオド)は使用できますが、それ以外の特殊文字とスペースは使用できません。また、オブジェクトが保存された後で、この名前を変更することはできません。 | ||
ステップ 3 | UCS-A /org/iqn-pool # set iqn-prefix prefix | IQN ブロック メンバーのプレフィックスを指定します。アダプタ カードによって制限されない限り、プレフィックスには最大 150 文字を使用できます。 | ||
ステップ 4 | UCS-A /org/iqn-pool # set descr description | (任意)
IQN プールの説明を記入します。256 文字以内で入力します。
| ||
ステップ 5 | UCS-A /org/iqn-pool # set assignmentorder {default | sequential} | 次のいずれかになります。 | ||
ステップ 6 | UCS-A /org/iqn-pool # create block suffix from to |
IQN ブロック(範囲)を作成し、組織 IQN プール ブロック モードを開始します。ベース サフィックス、サフィックス開始番号、およびサフィックス終了番号を指定する必要があります。最終的な IQN プール メンバーは prefix:suffix:number という形式になります。サフィックスは最大 64 文字まで使用できます。
| ||
ステップ 7 | UCS-A /org/iqn-pool/block # commit-buffer |
トランザクションをシステム設定にコミットします。 |
次に、pool4 という名前の IQN プールを作成し、プールの説明を記入し、プールに使用されるプレフィックスおよびサフィックス ブロックを指定し、トランザクションをコミットする例を示します。
UCS-A# scope org / UCS-A /org # create iqn-pool pool4 UCS-A /org/iqn-pool* # set iqn-prefix iqn.alpha.com UCS-A /org/iqn-pool* # set descr "This is IQN pool 4" UCS-A /org/iqn-pool* # create block beta 3 5 UCS-A /org/iqn-pool/block* # commit-buffer UCS-A /org/iqn-pool/block #
IQN サフィックス プールをサービス プロファイルとテンプレートに含めます。
コマンドまたはアクション | 目的 | |||
---|---|---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope org org-name |
指定した組織の設定モードに入ります。ルート組織モードを開始するには、/ を org-name として入力します。 | ||
ステップ 2 | UCS-A /org # scope ip-pool pool-name |
指定したプールの組織 IP プール モードを開始します。 | ||
ステップ 3 | UCS-A /org/ip-pool # create block first-ip-addr last-ip-addr gateway-ip-addr subnet-mask |
IP アドレス ブロック(範囲)を作成し、組織 IP プール ブロック モードを開始します。アドレス範囲の最初と最後の IP アドレス、ゲートウェイ IP アドレス、およびサブネット マスクを指定する必要があります。
| ||
ステップ 4 | UCS-A /org/ip-pool/block # commit-buffer |
トランザクションをコミットします。 | ||
ステップ 5 | UCS-A /org/ip-pool/block # exit | IPv4 ブロック コンフィギュレーション モードを終了します。 | ||
ステップ 6 | UCS-A /org/ip-pool # create ipv6-block first-ip6-addr last-ip6-addr gateway-ip6-addr prefix |
IPv6 アドレスのブロック(範囲)を作成し、組織 IP プール IPv6 ブロック モードを開始します。アドレス範囲の最初と最後の IPv6 アドレス、ゲートウェイ IPv6 アドレス、およびネットワーク プレフィックスを指定する必要があります。
| ||
ステップ 7 | UCS-A /org/ip-pool/ ipv6-block # commit-buffer | トランザクションをシステム設定にコミットします。 |
次の例では、IPv4 および IPv6 アドレスのブロックを pool4 という名前の IP プールに追加し、トランザクションをコミットする方法を示します。
UCS-A# scope org / UCS-A /org # scope ip-pool pool4 UCS-A /org/ip-pool # create block 192.168.100.1 192.168.100.200 192.168.100.10 255.255.255.0 UCS-A /org/ip-pool/block* # commit-buffer UCS-A /org/ip-pool/block #exit UCS-A /org/ip-pool* # create ipv6-block 2001:888::10 2001:888::100 2001:888::1 64 UCS-A /org/ip-pool/ipv6-block* commit-buffer
プールからアドレス ブロックを削除した場合、Cisco UCS Manager では、そのブロック内から vNIC または vHBA に割り当てられていたアドレスは再割り当てされません。削除されたブロックのすべての割り当て済みブロックは、次のいずれかが起きるまで、割り当てられた vNIC または vHBA に残ります。
![]() (注) | IPv6 アドレス ブロックは、vNIC または vHBA には適用できません。 |
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope org org-name |
指定した組織の設定モードに入ります。ルート組織モードを開始するには、/ を org-name として入力します。 |
ステップ 2 | UCS-A /org # scope ip-poolpool-name |
指定したプールの組織 IP プール モードを開始します。 |
ステップ 3 | UCS-A /org/ip-pool # delete {ip-block|ipv6-block} {first-ip-addr|first-ip6-addr}{last-ip-addr| last-ip6-addr} |
IPv4 または IPv6 アドレスの指定されたブロック(範囲)を削除します。 |
ステップ 4 | UCS-A /org/ip-pool # commit-buffer |
トランザクションをシステム設定にコミットします。 |
この例では、pool4 という名前の IP プールから IP アドレス ブロックを削除し、トランザクションをコミットする方法を示します。
UCS-A# scope org / UCS-A /org # scope ip-pool pool4 UCS-A /org/ip-pool # delete block 192.168.100.1 192.168.100.200 UCS-A /org/ip-pool* # commit-buffer UCS-A /org/ip-pool #
この例では、pool4 という名前の IP プールから IPv6 アドレス ブロックを削除し、トランザクションをコミットする方法を示します。
UCS-A# scope org / UCS-A /org # scope ip-pool pool4 UCS-A /org/ip-pool # delete ipv6-block 2001::1 2001::10 UCS-A /org/ip-pool* # commit-buffer UCS-A /org/ip-pool #
プールを削除した場合、Cisco UCS Manager では、そのプールから vNIC または vHBA に割り当てられていたアドレスは再割り当てされません。削除されたプールのすべての割り当て済みブロックは、次のいずれかが起きるまで、割り当てられた vNIC または vHBA に残ります。
コマンドまたはアクション | 目的 |
---|
次に、pool4 という名前の IQN プールを削除し、トランザクションをコミットする例を示します。
UCS-A# scope org / UCS-A /org # delete iqn-pool pool4 UCS-A /org* # commit-buffer UCS-A /org #
コマンドまたはアクション | 目的 |
---|
次に、pool4 という名前の IQN プールにおけるサフィックスの割り当てを表示する例を示します。
UCS-A# scope org / UCS-A /org # scope iqn-pool pool4 UCS-A /org/iqn-pool # show pooled Pooled: Name Assigned Assigned To Dn ---------- -------- -------------- beta:3 No beta:4 No beta:5 No UCS-A /org/iqn-pool #
スタティック ターゲットを作成できます。
iSCSI vNIC を作成済みです。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope org org-name |
指定した組織の組織モードを開始します。ルート組織モードを開始するには、org-name に / と入力します。 |
ステップ 2 | UCS-A /org # scope service-profile profile-name |
iSCSI ターゲットを追加するサービス プロファイルのサービス プロファイル組織モードを開始します。 |
ステップ 3 | UCS-A /org/service-profile # scope iscsi-boot | iSCSI ブート パラメータを設定するモードを開始します。 |
ステップ 4 | UCS-A /org/service-profile/iscsi-boot # scope vnic-iscsi iscsi-vnic-name |
指定した vNIC 名で iSCSI vNIC モードを開始します。 |
ステップ 5 | UCS-A /org/service-profile/iscsi-boot/vnic-iscsi # create static-target-if {1 | 2} |
iSCSI vNIC のスタティック ターゲットを作成し、プライオリティ レベルを指定します。 有効なプライオリティ レベルは 1 または 2 です。 |
ステップ 6 | UCS-A /org/service-profile/iscsi-boot/vnic-iscsi/static-target-if # set name name | iSCSI ターゲットの iSCSI Qualified Name(IQN)または拡張固有識別子(EUI)の名前を定義する正規表現。 任意の英数字および次の特殊文字を入力することができます。 この名前は、標準 IQN または EUI のガイドラインを使用して正しい形式にする必要があります。 次に、正しい形式の iSCSI ターゲット名の例を示します。 |
ステップ 7 | UCS-A /org/service-profile/iscsi-boot/vnic-iscsi/static-target-if # set port port-num |
iSCSI ターゲットに関連付けられたポート。 1 ~ 65535 の整数を入力します。デフォルトは 3260 です。 |
ステップ 8 | UCS-A /org/service-profile/iscsi-boot/vnic-iscsi/static-target-if # set auth-name auth-profile | (任意) ターゲットがそれ自体を認証する必要があり、認証プロファイルを設定済みの場合、認証プロファイルの名前を指定する必要があります。 関連付けられた iSCSI 認証プロファイルの名前。 |
ステップ 9 | UCS-A /org/service-profile/iscsi-boot/vnic-iscsi/static-target-if # set ipaddress ipv4-address |
iSCSI ターゲットに割り当てられた IPv4 アドレス。 |
ステップ 10 | UCS-A /org/service-profile/iscsi-boot/vnic-iscsi/static-target-if # create lun | インターフェイスの位置に対応する LUN を作成します。 |
ステップ 11 | UCS-A /org/service-profile/iscsi-boot/vnic-iscsi/static-target-if/lun* # set id id-number | ターゲット LUN ID を指定します。有効値は 0 ~ 65535 です。 |
ステップ 12 | UCS-A /org/service-profile/iscsi-boot/vnic-iscsi/static-target-if/lun* # exit | 現在のコンフィギュレーション モードを終了します。 |
ステップ 13 | UCS-A /org/service-profile/iscsi-boot/vnic-iscsi/static-target-if # exit | 現在のコンフィギュレーション モードを終了します。 |
ステップ 14 | UCS-A /org/service-profile/iscsi-boot/vnic-iscsi # commit-buffer |
トランザクションをシステム設定にコミットします。 |
ステップ 15 | ステップ 5 ~ 14 を繰り返して 2 番目のスタティック ターゲットを作成します。 | (任意) |
次に、2 つの iSCSI スタティック ターゲット インターフェイスを作成して、トランザクションをコミットする例を示します。
UCS-A # scope org test UCS-A /org # scope service-profile accounting UCS-A /org/service-profile # scope iscsi-boot UCS-A /org/service-profile/iscsi-boot # scope vnic-iscsi iSCSI1 UCS-A /org/service-profile/iscsi-boot/vnic-iscsi # create static-target-if 1 UCS-A /org/service-profile/iscsi-boot/vnic-iscsi/static-target-if* # set name statictarget1 UCS-A /org/service-profile/iscsi-boot/vnic-iscsi/static-target-if* # set port 3260 UCS-A /org/service-profile/iscsi-boot/vnic-iscsi/static-target-if* # set auth-name authprofile1 UCS-A /org/service-profile/iscsi-boot/vnic-iscsi/static-target-if* # set ip-address 192.168.10.10 UCS-A /org/service-profile/iscsi-boot/vnic-iscsi/static-target-if* # create lun UCS-A /org/service-profile/iscsi-boot/vnic-iscsi/static-target-if/lun* # set id 1 UCS-A /org/service-profile/iscsi-boot/vnic-iscsi/static-target-if/lun* # exit UCS-A /org/service-profile/iscsi-boot/vnic-iscsi/static-target-if* # exit UCS-A /org/service-profile/iscsi-boot/vnic-iscsi # commit-buffer UCS-A /org/service-profile/iscsi-boot/vnic-iscsi # create static-target-if 2 UCS-A /org/service-profile/iscsi-boot/vnic-iscsi/static-target-if* # set ipaddress 192.168.10.11 UCS-A /org/service-profile/iscsi-boot/vnic-iscsi/static-target-if* # set name statictarget2 UCS-A /org/service-profile/iscsi-boot/vnic-iscsi/static-target-if* # set port 3260 UCS-A /org/service-profile/iscsi-boot/vnic-iscsi/static-target-if* # set auth-name authprofile1 UCS-A /org/service-profile/iscsi-boot/vnic-iscsi/static-target-if* # create lun UCS-A /org/service-profile/iscsi-boot/vnic-iscsi/static-target-if/lun* # set id 1 UCS-A /org/service-profile/iscsi-boot/vnic-iscsi/static-target-if/lun* # exit UCS-A /org/service-profile/iscsi-boot/vnic-iscsi/static-target-if* # exit UCS-A /org/service-profile/iscsi-boot/vnic-iscsi # commit-buffer
2 番目の iSCSI デバイスを設定するには、iSCSI vNIC、イニシエータおよびターゲットを作成する手順を繰り返します。
iSCSI スタティック ターゲットを削除できます。ただし、1 つの iSCSI スタティック ターゲットを削除した後、少なくとも 1 つの iSCSI スタティック ターゲットが残るようにする必要があります。したがって、1 つの iSCSI スタティック ターゲットを削除するには、2 つの iSCSI スタティック ターゲットが必要です。
![]() (注) | 2 つの iSCSI ターゲットがあり、優先順位 1 位のターゲットを削除すると、優先順位 2 位のターゲットが優先順位 1 位のターゲットになります。ただし、このターゲットは、Cisco UCS Manager では、引き続き優先順位 2 位のターゲットとして表示されます。 |
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope org org-name |
指定した組織の組織モードを開始します。ルート組織モードを開始するには、org-name に / と入力します。 |
ステップ 2 | UCS-A /org # scope service-profile profile-name |
iSCSI ターゲットを追加するサービス プロファイルのサービス プロファイル組織モードを開始します。 |
ステップ 3 | UCS-A /org/service-profile # scope iscsi-boot | iSCSI ブート パラメータを設定するモードを開始します。 |
ステップ 4 | UCS-A /org/service-profile/iscsi-boot # scope vnic-iscsi iscsi-vnic-name |
指定した vNIC 名で iSCSI vNIC モードを開始します。 |
ステップ 5 | UCS-A /org/service-profile/iscsi-boot/vnic-iscsi # delete static-target-if |
iSCSI vNIC のスタティック ターゲットを削除します。 |
ステップ 6 | UCS-A /org/service-profile/iscsi-boot/vnic-iscsi # commit-buffer |
トランザクションをシステム設定にコミットします。 |
次に、iSCSI スタティック ターゲットを削除してトランザクションをコミットする例を示します。
UCS-A # scope org test UCS-A /org # scope service-profile sample UCS-A /org # scope iscsi-boot UCS-A /org/service-profile/iscsi-boot # scope vnic-iscsi trial UCS-A /org/service-profile/iscsi-boot/vnic-iscsi # delete static-target-if 1 UCS-A /org/service-profile/iscsi-boot/vnic-iscsi # commit-buffer UCS-A /org/service-profile/iscsi-boot/vnic-iscsi #
ベンダー ID の有無にかかわらず iSCSI 自動ターゲットを作成できます。
すでにサービス プロファイルに iSCSI vNIC を作成してある。 使用している VIC の前提条件を検討した。詳細については、次を参照してください。 iSCSI ブートのガイドラインと前提条件
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope org org-name |
指定した組織の組織モードを開始します。ルート組織モードを開始するには、org-name に / と入力します。 |
ステップ 2 | UCS-A /org # scope service-profile profile-name |
iSCSI ターゲット インターフェイスを追加するサービス プロファイルのサービス プロファイル組織モードを開始します。 |
ステップ 3 | UCS-A /org # scope
iscsi-boot 例: |
iSCSI ブート パラメータを設定するモードを開始します。 |
ステップ 4 | UCS-A /org/service-profile/iscsi-boot # scope vnic-iscsi iscsi-vnic-name |
指定した vNIC 名の iSCSI vNIC サービス プロファイル組織モードを開始します。 |
ステップ 5 | UCS-A /org/service-profile/iscsi-boot/vnic-iscsi/ # create auto-target-if |
iSCSI vNIC の自動ターゲットを作成します。 ベンダー ID なしで自動ターゲットを使用する場合は、イニシエータの名前を設定する必要があります。詳細については、サービス プロファイルでの iSCSI vNIC の作成を参照してください。 |
ステップ 6 | UCS-A /org/service-profile/iscsi-boot/vnic-iscsi/auto-target-if* # set dhcp-vendor-id vendor-id | (任意)
自動ターゲットのベンダー ID を設定します。ベンダー ID には、最大 32 文字の英数字を指定できます。 |
ステップ 7 | UCS-A /org/service-profile/iscsi-boot/vnic-iscsi/auto-target-if* # exit |
現在のコンフィギュレーション モードを終了します。 |
ステップ 8 | UCS-A /org/service-profile/iscis-boot/vnic-iscsi # commit-buffer |
トランザクションをシステム設定にコミットします。 |
次に、iSCSI 自動ターゲットをベンダー ID なしで作成してトランザクションをコミットする例を示します。
UCS-A # scope org UCS-A /org # scope service-profile accounting UCS-A /org/service-profile # scope iscsi-boot UCS-A /org/service-profile/iscsi-boot # scope vnic-iscsi iSCSI1 UCS-A /org/service-profile/iscsi-boot/vnic-iscsi # create auto-target-if UCS-A /org/service-profile/iscsi-boot/vnic-iscsi/auto-target-if* # exit UCS-A /org/service-profile/iscsi-boot/vnic-iscsi # commit-buffer
次に、iSCSI 自動ターゲットをベンダー ID ありで作成してトランザクションをコミットする例を示します。
UCS-A # scope org UCS-A /org # scope service-profile accounting UCS-A /org/service-profile # scope iscsi-boot UCS-A /org/service-profile/iscsi-boot # scope vnic-iscsi iSCSI1 UCS-A /org/service-profile/iscsi-boot/vnic-iscsi # create auto-target-if UCS-A /org/service-profile/iscsi-boot/vnic-iscsi/auto-target-if* # set dhcp-vendor-id iSCSI_Vendor UCS-A /org/service-profile/iscsi-boot/vnic-iscsi/auto-target-if* # exit UCS-A /org/service-profile/iscsi-boot/vnic-iscsi # commit-buffer
2 番目の iSCSI デバイスを設定するには、iSCSI vNIC、イニシエータおよびターゲットを作成する手順を繰り返します。
iSCSI スタティック ターゲットを削除できます。ただし、1 つの iSCSI スタティック ターゲットを削除した後、少なくとも 1 つの iSCSI スタティック ターゲットが残るようにする必要があります。したがって、1 つの iSCSI スタティック ターゲットを削除するには、2 つの iSCSI スタティック ターゲットが必要です。
![]() (注) | 2 つの iSCSI ターゲットがあり、優先順位 1 位のターゲットを削除すると、優先順位 2 位のターゲットが優先順位 1 位のターゲットになります。ただし、このターゲットは、Cisco UCS Manager では、引き続き優先順位 2 位のターゲットとして表示されます。 |
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope org org-name |
指定した組織の組織モードを開始します。ルート組織モードを開始するには、org-name に / と入力します。 |
ステップ 2 | UCS-A /org # scope service-profile profile-name |
iSCSI ターゲットを追加するサービス プロファイルのサービス プロファイル組織モードを開始します。 |
ステップ 3 | UCS-A /org/service-profile # scope iscsi-boot | iSCSI ブート パラメータを設定するモードを開始します。 |
ステップ 4 | UCS-A /org/service-profile/iscsi-boot # scope vnic-iscsi iscsi-vnic-name |
指定した vNIC 名で iSCSI vNIC モードを開始します。 |
ステップ 5 | UCS-A /org/service-profile/iscsi-boot/vnic-iscsi # delete static-target-if |
iSCSI vNIC のスタティック ターゲットを削除します。 |
ステップ 6 | UCS-A /org/service-profile/iscsi-boot/vnic-iscsi # commit-buffer |
トランザクションをシステム設定にコミットします。 |
次に、iSCSI スタティック ターゲットを削除してトランザクションをコミットする例を示します。
UCS-A # scope org test UCS-A /org # scope service-profile sample UCS-A /org # scope iscsi-boot UCS-A /org/service-profile/iscsi-boot # scope vnic-iscsi trial UCS-A /org/service-profile/iscsi-boot/vnic-iscsi # delete static-target-if 1 UCS-A /org/service-profile/iscsi-boot/vnic-iscsi # commit-buffer UCS-A /org/service-profile/iscsi-boot/vnic-iscsi #
アダプタがブート中の場合、KVM コンソールを使用してブートアップ メッセージを確認します。KVM コンソールにアクセスする方法については、「Starting the KVM Console」の章を参照してください。
この手順は、Cisco UCS Manager GUI を使用した場合にのみ実行できます。詳細については、『UCS Manager GUI Configuration Guide』の「Starting the KVM Console」の章を参照してください。
LAN の集中プロビジョニング サーバから 1 つまたは複数のサーバをブートするブート ポリシーを設定できます。LAN(または PXE)ブートは、その LAN サーバからサーバに OS をインストールする際に頻繁に使用されます。
LAN ブート ポリシーには、複数のタイプのブート デバイスを追加できます。たとえば、ローカル ディスクや仮想メディア ブートをセカンダリ ブート デバイスとして追加できます。
LAN ブート設定を含めるブート ポリシーを作成します。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope org org-name |
指定した組織の組織モードを開始します。ルート組織モードを開始するには、org-name に / を入力します。 |
ステップ 2 | UCS-A /org # scope boot-policy policy-name |
指定されたブート ポリシーの組織ブート ポリシー モードを開始します。 |
ステップ 3 | UCS-A /org/boot-policy #create lan |
ブート ポリシーの LAN ブートを作成し、組織ブート ポリシー LAN モードを開始します。 |
ステップ 4 | UCS-A /org/boot-policy/lan # set order {1 | 2 | 3 | 4} |
LAN ブートのブート順序を指定します。 |
ステップ 5 | UCS-A /org/boot-policy/lan #create path {primary | secondary} |
プライマリまたはセカンダリ LAN ブート パスを作成し、組織ブート ポリシーの LAN パス モードを開始します。 |
ステップ 6 | UCS-A /org/boot-policy/lan/path #set vnic vnic-name |
ブート イメージへの LAN パスとして vNIC を使用するよう指定します。 |
ステップ 7 | UCS-A /org/boot-policy/lan/path #commit-buffer |
トランザクションをシステム設定にコミットします。 |
次の例は、lab2-boot-policy というブート ポリシーに入り、ポリシーに LAN ブートを作成し、ブート順序を 2 に設定し、vNIC1 および vNIC2 という名前の vNIC を使用するプライマリとセカンダリのパスを作成し、トランザクションをコミットします。
UCS-A# scope org / UCS-A /org* # scope boot-policy lab2-boot-policy UCS-A /org/boot-policy* # create lan UCS-A /org/boot-policy/lan* # set order 2 UCS-A /org/boot-policy/lan* # create path primary UCS-A /org/boot-policy/lan/path* # set vnic vNIC1 UCS-A /org/boot-policy/lan/path* # exit UCS-A /org/boot-policy/lan* # create path secondary UCS-A /org/boot-policy/lan/path* # set vnic vNIC2 UCS-A /org/boot-policy/lan/path* # commit-buffer UCS-A /org/boot-policy/lan/path #
ブート ポリシーをサービス プロファイルとテンプレートに含めます。
Cisco UCS Manager では、異なるローカル デバイスから起動することができます。
![]() (注) | 拡張ブート順序を使用している Cisco UCS M3 および M4 ブレード/ラック サーバの場合は、最上位と第 2 レベルの両方のブート デバイスを選択できます。標準のブート順序を使用している Cisco UCS M1 および M2 ブレード/ラック サーバの場合は、最上位のデバイスのみを選択できます。 |
サーバにローカル ドライブがある場合、ブート ポリシーを設定して、トップレベルのローカル ディスク デバイスまたは第 2 レベルのデバイスのいずれかからサーバを起動できます。
[ローカル LUN(Local LUN)]:ローカル ディスクまたはローカル LUN からの起動を有効にします。
[ローカル JBOD(Local JBOD)]:ブート可能な JBOD からの起動を有効にします。
[SD カード(SD card)]:SD カードからの起動を有効にします。
[内部 USB(Internal USB)]:内部 USB からの起動を有効にします。
[外部 USB(External USB)]:外部 USB からの起動を有効にします。
[内蔵ローカル LUN(Embedded Local LUN)]:Cisco UCS C240 M4 サーバ上の内蔵ローカル LUN からの起動を有効にします。
[内蔵ローカル ディスク(Embedded Local Disk)]:Cisco UCS C240 M4SX および M4L サーバの内蔵ローカル ディスクからの起動を有効にします。
![]() (注) | 第 2 レベルのデバイスは、拡張ブート順序を使用している Cisco UCS M3 および M4 ブレード/ラック サーバでのみ使用できます。標準のブート順序を使用している Cisco UCS M1 および M2 ブレード/ラック サーバの場合は、最上位の [ローカル ディスクの追加(Add Local Disk)] のみを選択できます。 |
サーバがアクセスできる仮想メディア デバイスから 1 つ以上のサーバをブートするよう、ブート ポリシーを設定することができます。仮想メディア デバイスは、物理 CD/DVD ディスク(読み取り専用)またはフロッピー ディスク(読み取り書き込み)のサーバへの挿入を疑似的に実行します。このタイプのサーバ ブートは、オペレーティング システムをサーバに手動でインストールする場合に使用するのが一般的です。
![]() (注) | 第 2 レベルのデバイスは、拡張ブート順序を使用している Cisco UCS M3 および M4 ブレード/ラック サーバでのみ使用できます。標準のブート順序を使用している Cisco UCS M1 および M2 ブレード/ラック サーバの場合は、最上位の [CD/DVD の追加(Add CD/DVD)] または [フロッピーの追加(Add Floppy)] のみを選択できます。 |
ブート ポリシーを設定して、サーバからアクセスできるリモート仮想ドライブから 1 つ以上のサーバを起動できます。
サービス プロファイルまたはサービス プロファイル テンプレートに制限されたローカル ブート ポリシーを作成することもできます。しかし、複数のサービス プロファイルまたはサービス プロファイル テンプレートに含むことのできるグローバルなブート ポリシーの作成を推奨します。
ブート ポリシーには、複数のタイプのブート デバイスを追加できます。たとえば、セカンダリ ブート デバイスとして、仮想メディア ブートを追加できます。
![]() (注) | リリース 2.2 以降では、ブート順序にトップレベルのローカル ストレージ デバイスを追加するには、create local コマンドの後に create local-any を使用します。ローカル ストレージ デバイスを含む以前のリリースからのポリシーがある場合は、それらはアップグレード中に local-any を使用するように変更されます。 |
コマンドまたはアクション | 目的 | |||
---|---|---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope org org-name |
指定した組織の組織モードを開始します。ルート組織モードを開始するには、org-name に / を入力します。 | ||
ステップ 2 | UCS-A /org # scope boot-policy policy-name |
指定されたブート ポリシーの組織ブート ポリシー モードを開始します。 | ||
ステップ 3 | UCS-A /org/boot-policy #create storage |
ブート ポリシーのストレージ ブートを作成し、組織ブート ポリシー ストレージ モードを開始します。 | ||
ステップ 4 | UCS-A /org/boot-policy/storage #create local |
ローカル ストレージの場所を作成し、ブート ポリシーのローカル ストレージ モードを開始します。 | ||
ステップ 5 | UCS-A /org/boot-policy/storage/local/ # create {local-any | local-lun | sd-card | usb-extern | usb-intern } |
ローカル ストレージのタイプを指定します。次のいずれかになります。
拡張ブート順序を使用している Cisco UCS M3 および M4 ブレード/ラック サーバの場合は、最上位と第 2 レベルの両方のブート デバイスを選択できます。標準のブート順序を使用している Cisco UCS M1 および M2 ブレード/ラック サーバの場合は、最上位のデバイスのみを選択できます。 | ||
ステップ 6 | UCS-A /org/boot-policy/storage/local/local-storage-device # set order order_number |
指定したローカル ストレージ デバイスのブート順序を設定します。1 ~ 16 の整数を入力します。 Cisco UCS、M3 サーバ、または M4 サーバで拡張ブート順序を使用する場合は、定義したブート順序が使用されます。用語「プライマリ」または「セカンダリ」を使用した標準のブート モードは、ブート順序を示唆するものではありません。同じデバイス クラス内での実際のブート順序は、PCIe バス スキャン順序により決定されます。 | ||
ステップ 7 | UCS-A /org/boot-policy/storage/local/local-storage-device # commit-buffer |
トランザクションをシステム設定にコミットします。 |
次の例では、lab1-boot-policy という名前のブート ポリシーを作成し、そのポリシーのローカル ハード ディスク ドライブのブートを作成し、ブート順序を 3 に設定し、トランザクションをコミットする方法を示します。
UCS-A# scope org / UCS-A /org* # scope boot-policy lab1-boot-policy UCS-A /org/boot-policy* # create storage UCS-A /org/boot-policy/storage* # create local UCS-A /org/boot-policy/storage/local* # create local-lun UCS-A /org/boot-policy/storage/local/sd-card* # set order 3 UCS-A /org/boot-policy/storage/local/sd-card* # commit-buffer UCS-A /org/boot-policy/storage/local/sd-card #
次の例では、サービス プロファイル SP_lab1 のローカル SD カード ブートを作成し、ブート順序を 3 に設定し、トランザクションをコミットする例を示します。
UCS-A# scope org / UCS-A /org* # scope service-profile SP_lab1 UCS-A /org/service-profile # create boot-definition UCS-A /org/service-profile/boot-definition* # create storage UCS-A /org/service-profile/boot-definition/storage* # create local UCS-A /org/service-profile/boot-definition/storage/local* # create sd-card UCS-A /org/service-profile/boot-definition/storage/local* # set order 3 UCS-A /org/service-profile/boot-definition/storage/local* # commit-buffer UCS-A /org/service-profile/boot-definition/storage/local #
次の例では、サービス プロファイル SP_lab1 のトップレベルのローカル デバイス ブートを作成し、ブート順序を 3 に設定し、トランザクションをコミットする例を示します。
UCS-A# scope org / UCS-A /org* # scope service-profile SP_lab1 UCS-A /org/service-profile # create boot-definition UCS-A /org/service-profile/boot-definition* # create storage UCS-A /org/service-profile/boot-definition/storage* # create local UCS-A /org/service-profile/boot-definition/storage/local* # create local-any UCS-A /org/service-profile/boot-definition/storage/local/local-any* # set order 3 UCS-A /org/service-profile/boot-definition/storage/local/local-any* # commit-buffer UCS-A /org/service-profile/boot-definition/storage/local/local-any #
ブート ポリシーをサービス プロファイルとテンプレートに含めます。
![]() (注) | 仮想メディアでは、USB を有効にする必要があります。USB の機能に影響する BIOS 設定を変更した場合は、仮想メディアにも影響します。したがって、最適なパフォーマンスを実現するためには、次の USB BIOS をデフォルト設定のままにしておくことを推奨します。
|
仮想メディア ブート設定を含めるブート ポリシーを作成します。
コマンドまたはアクション | 目的 | |||
---|---|---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope org org-name |
指定した組織の組織モードを開始します。ルート組織モードを開始するには、org-name に / を入力します。 | ||
ステップ 2 | UCS-A /org # scope boot-policy policy-name |
指定されたブート ポリシーの組織ブート ポリシー モードを開始します。 | ||
ステップ 3 | UCS-A /org/boot-policy #create virtual-media {read-only | read-only-local | read-only-remote | read-write | read-write-drive | read-write-local | read-write-remote} |
ブート ポリシーの指定仮想メディア ブートを作成し、組織ブート ポリシーの仮想メディア モードを開始します。次のいずれかになります。
| ||
ステップ 4 | UCS-A /org/boot-policy/virtual-media # set order order_number |
仮想メディア ブートのブート順序を設定します。1 ~ 16 の整数を入力します。 | ||
ステップ 5 | UCS-A /org/boot-policy/virtual-media #commit-buffer |
トランザクションをシステム設定にコミットします。 |
次の例では、lab3-boot-policy という名前のブート ポリシーを開始し、CD/DVD 仮想メディア ブートを作成し、ブート順序を 3 に設定し、トランザクションをコミットする方法を示します。
UCS-A# scope org / UCS-A /org* # scope boot-policy lab3-boot-policy UCS-A /org/boot-policy* # create virtual-media read-only-local UCS-A /org/boot-policy/virtual-media* # set order 3 UCS-A /org/boot-policy/virtual-media* # commit-buffer
ブート ポリシーをサービス プロファイルとテンプレートに含めます。
![]() (注) | NVMe ブート ポリシーは Uefi ブート モードでのみ使用できます。 |
NVMe ブート設定を含めるブート ポリシーを作成します。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope org org-name |
指定した組織の組織モードを開始します。ルート組織モードを開始するには、org-name に / を入力します。 |
ステップ 2 | UCS-A /org # scope boot-policy policy-name |
指定されたブート ポリシーの組織ブート ポリシー モードを開始します。 |
ステップ 3 | UCS-A /org/boot-policy #scope storage |
ブート ポリシーの組織ブート ポリシー ストレージ モードを開始します。 |
ステップ 4 | UCS-A /org/boot-policy/storage #scope local |
指定されたブート ポリシーのローカル ストレージ ブート ポリシー モードを開始します。 |
ステップ 5 | UCS-A /org/boot-policy/storage/local #create nvme |
ブート ポリシーに NVMe ブートを作成します。 |
ステップ 6 | UCS-A /org/boot-policy/storage/local* # commit-buffer |
トランザクションをシステム設定にコミットします。 |
次の例では、lab3-boot-policy という名前のブート ポリシーを開始し、NVMe ブートを作成し、トランザクションをコミットする方法を示します。
UCS-A# scope org / UCS-A /org # scope boot-policy lab3-boot-policy UCS-A /org/boot-policy/ # scope storage UCS-A /org/boot-policy/storage # scope local UCS-A /org/boot-policy/storage/local # create nvme UCS-A /org/boot-policy/storage/local* # commit-buffer
ブート ポリシーをサービス プロファイルとテンプレートに含めます。
サービス プロファイルまたはサービス プロファイル テンプレートに制限されたローカル ブート ポリシーを作成することもできます。しかし、複数のサービス プロファイルまたはサービス プロファイル テンプレートに含むことのできるグローバルなブート ポリシーの作成を推奨します。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope org org-name |
指定した組織の組織モードを開始します。ルート組織モードを開始するには、org-name に / を入力します。 |
ステップ 2 | UCS-A /org # create boot-policy policy-name |
ブート ポリシーを指定されたポリシー名で作成し、組織ブート ポリシー モードを開始します。 |
ステップ 3 | UCS-A /org/boot-policy* # create virtual-media ? |
アクセスと起動が可能なローカルおよびリモートのデバイスのリストを表示します。 |
ステップ 4 | UCS-A /org/boot-policy* # create virtual-media {access | vMediaMappingName} |
アクセスと起動が可能なローカルおよびリモートのデバイスのリストを表示します。 |
ステップ 5 | UCS-A /org/boot-policy* # create virtual-media read-write-remote-drive vMediaMap0} | 指定した vMedia に対する vMedia ブート デバイス構成を作成します。 |
ステップ 6 | UCS-A /org/boot-policy/virtual-media* # commit-buffer | トランザクションをシステム設定にコミットします。 |
ステップ 7 | UCS-A /org/boot-policy/virtual-media* # show detail expand | 次のブート順序を表示します。 [ブート仮想メディア(Boot virtual media)]: [順序(Order)]:1 [アクセス(Access)]:読み取り/書き込みリモート vMedia ドライブ [名前(Name)]:vmediaMap0 |
次に、CIMC vMedia ブート ポリシーを作成する例を示します。
UCS-A# scope org / UCS-A /org* # create boot-policy boot-policy vm-vmediamap-boot UCS-A /org/boot-policy* # create virtual-media
コマンドまたはアクション | 目的 |
---|
次に、CIMC vMedia のマウントを表示する例を示します。
UCS-A# scope server 1/2 UCS-A /chassis/server # scope cimc UCS-A /chassis/server/cimc # show vmedia-mapping-list detail expand vMedia Mapping List: vMedia Mapping: Disk Id: 1 Mapping Name: cdd Device Type: Cdd Remote IP: 172.31.1.167 Image Path: cifs Image File Name: ubunt-14.11-desktop-i386.iso Mount Protocol: Cifs Mount Status: Mounted Error: None Password: User ID: Adminstrator UCS-A /chassis/server/cimc #
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope org org-name |
指定した組織の組織モードを開始します。ルート組織モードを開始するには、org-name に / を入力します。 |
ステップ 2 | UCS-A /org # scope boot-policy policy-name |
指定されたブート ポリシーの組織ブート ポリシー モードを開始します。 |
ステップ 3 | UCS-A /org/boot-policy #create storage |
ブート ポリシーのストレージ ブートを作成し、組織ブート ポリシー ストレージ モードを開始します。 |
ステップ 4 | UCS-A /org/boot-policy/storage #create local |
ローカル ストレージの場所を作成し、ブート ポリシーのローカル ストレージ モードを開始します。 |
ステップ 5 | UCS-A /org/boot-policy/storage/local/ # create local-lun |
ローカル ハード ディスク ドライブをローカル ストレージとして指定します。 |
ステップ 6 | UCS-A /org/boot-policy/storage/local/local-lun # create local-lun-image-path {primary | secondary} |
指定した LUN のブート順序を指定します。 Cisco UCS Manager リリース 2.2(4) は secondary ブート順序をサポートしていません。 |
ステップ 7 | UCS-A /org/boot-policy/storage/local/local-lun/local-lun-image-path # set lunname lun_name |
ブートを開始する LUN の名前を指定します。 |
ステップ 8 | UCS-A /org/boot-policy/storage/local/local-storage-device # commit-buffer |
トランザクションをシステム設定にコミットします。 |
次に、lab1-boot-policy という名前のブート ポリシーを作成して、そのポリシー用のローカル ハード ディスク ドライブ ブートを作成し、ブート順序とブートを開始する LUN を指定して、トランザクションをコミットする例を示します。
UCS-A# scope org / UCS-A /org* # scope boot-policy lab1-boot-policy UCS-A /org/boot-policy* # create storage UCS-A /org/boot-policy/storage* # create local UCS-A /org/boot-policy/storage/local* # create local-lun UCS-A /org/boot-policy/storage/local/local-lun # create local-lun-image-path primary UCS-A /org/boot-policy/storage/local/local-lun/local-lun-image-path # set lunname luna UCS-A /org/boot-policy/storage/local/local-lun/local-lun-image-path # commit-buffer UCS-A /org/boot-policy/storage/local/local-lun/local-lun-image-path #
ブート ポリシーをサービス プロファイルとテンプレートに含めます。
コマンドまたはアクション | 目的 |
---|
次の例では、boot-policy-LAN という名前のブート ポリシーを削除し、トランザクションをコミットします。
UCS-A# scope org / UCS-A /org # delete boot-policy boot-policy-LAN UCS-A /org* # commit-buffer UCS-A /org #
サーバの UEFI ブート モードは、プラットフォーム ハードウェアに保存されている情報によって決まります。UEFI OS ブート ローダに関する情報を含むブート エントリは、サーバの BIOS フラッシュに保存されます。2.2(4) より前の Cisco UCS Manager リリースでは、サービス プロファイルがあるサーバから別のサーバに移行されると、ブートローダ情報は宛先サーバで使用できなくなります。そのため、BIOS は、サーバを UEFI ブート モードでブートするためのブート ローダ情報をロードできません。
Cisco UCSM リリース 2.2(4) では、宛先サーバ上の UEFI OS ブート ローダの位置に関する情報を BIOS に提供する UEFI ブート パラメータが導入され、BIOS はその位置からブート ローダをロードできます。サーバは、そのブート ローダ情報を使用して、UEFI ブート モードでブートできます。
ブート モードが UEFI の場合のみ、UEFI ブート パラメータを設定できます。
Cisco UCS Manager をリリース 2.2(4) にアップグレードする場合は、サービス プロファイルの移行中に UEFI ブートが失敗しても自動的に処理されません。UEFI 対応 OS で正常にブートするには、ターゲット デバイスで UEFI ブート パラメータを明示的に作成しておく必要があります。
UEFI ブート パラメータは、セカンドレベルのブート順序をサポートする、M3 以降のすべてのサーバでサポートされています。
次のデバイス タイプの UEFI ブート パラメータを指定できます。
UEFI ブート パラメータは各オペレーティング システム固有のパラメータです。次のオペレーティング システムの UEFI ブート パラメータを指定できます。
ローカル LUN のブート モードが UEFI に設定されていることを確認します。
コマンドまたはアクション | 目的 | |||
---|---|---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope org org-name |
指定した組織の組織モードを開始します。ルート組織モードを開始するには、org-name に / を入力します。 | ||
ステップ 2 | UCS-A /org # scope boot-policy policy-name |
指定されたブート ポリシーの組織ブート ポリシー モードを開始します。 | ||
ステップ 3 | UCS-A /org/boot-policy #scope storage |
ブート ポリシーの組織ブート ポリシー ストレージ モードを開始します。 | ||
ステップ 4 | UCS-A /org/boot-policy/storage #scope local |
ブート ポリシー ローカル ストレージ モードを開始します。 | ||
ステップ 5 | UCS-A /org/boot-policy/storage/local/ # scope {local-any | local-lun | sd-card | usb-extern | usb-intern } |
ローカル ストレージのタイプを指定します。次のいずれかになります。
UEFI ブート パラメータを設定可能なローカル ストレージの唯一のタイプは local-lun です。 | ||
ステップ 6 | UCS-A /org/boot-policy/storage/local/local-lun # scope local-lun-image-path {primary | secondary} |
ローカル LUN のイメージ パスを指定します。 | ||
ステップ 7 | UCS-A /org/boot-policy/storage/local/local-lun/local-lun-image-path # create uefi-boot-param |
UEFI のブート パラメータを作成し、UEFI ブート パラメータ モードを開始します。 | ||
ステップ 8 | UCS-A /org/boot-policy/storage/local/local-lun/local-lun-image-path/uefi-boot-param* # set bootloader-name name |
ブート ローダの名前を設定します。 | ||
ステップ 9 | UCS-A /org/boot-policy/storage/local/local-lun/local-lun-image-path/uefi-boot-param* # set bootloader-path path |
ブート ローダのパスを設定します。 | ||
ステップ 10 | UCS-A /org/boot-policy/storage/local/local-lun/local-lun-image-path/uefi-boot-param* # set boot-description "description" |
ブート ローダの説明を記入します。 | ||
ステップ 11 | UCS-A /org/boot-policy/storage/local/local-lun/local-lun-image-path/uefi-boot-param* # commit-buffer |
トランザクションをシステム設定にコミットします。 |
次の例では、ローカル LUN の UEFI ブート パラメータを作成し、トランザクションをコミットする方法を示します。
UCS-A# scope org / UCS-A /org* # scope boot-policy bp1 UCS-A /org/boot-policy* # scope storage UCS-A /org/boot-policy/storage* # scope local UCS-A /org/boot-policy/storage/local* # scope local-lun UCS-A /org/boot-policy/storage/local/local-lun # scope local-lun-image-path primary UCS-A /org/boot-policy/storage/local/local-lun/local-lun-image-path # create uefi-boot-param UCS-A /org/boot-policy/storage/local/local-lun/local-lun-image-path/uefi-boot-param* # set bootloader-name grub.efi UCS-A /org/boot-policy/storage/local/local-lun/local-lun-image-path/uefi-boot-param* # set bootloader-path EFI\redhat UCS-A /org/boot-policy/storage/local/local-lun/local-lun-image-path/uefi-boot-param* # set boot-description "Red Hat Enterprise Linux" UCS-A /org/boot-policy/storage/local/local-lun/local-lun-image-path/uefi-boot-param* # commit-buffer
iSCSI LUN のブート モードが UEFI に設定されていることを確認します。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope org org-name |
指定した組織の組織モードを開始します。ルート組織モードを開始するには、org-name に / を入力します。 |
ステップ 2 | UCS-A /org # scope boot-policy policy-name |
指定されたブート ポリシーの組織ブート ポリシー モードを開始します。 |
ステップ 3 | UCS-A /org/boot-policy #scope iscsi |
ブート ポリシーの組織ブート ポリシー iSCSI モードを開始します。 |
ステップ 4 | UCS-A /org/boot-policy/iscsi # scope path {primary | secondary} |
iSCSI LUN のイメージ パスを指定します。 |
ステップ 5 | UCS-A /org/boot-policy/iscsi/path # create uefi-boot-param |
UEFI のブート パラメータを作成し、UEFI ブート パラメータ モードを開始します。 |
ステップ 6 | UCS-A /org/boot-policy/iscsi/path/uefi-boot-param* # set bootloader-name name |
ブート ローダの名前を設定します。 |
ステップ 7 | UCS-A /org/boot-policy/iscsi/path/uefi-boot-param* # set bootloader-path path |
ブート ローダのパスを設定します。 |
ステップ 8 | UCS-A /org/boot-policy/iscsi/path/uefi-boot-param* # set boot-description "description" |
ブート ローダの説明を記入します。 |
ステップ 9 | UCS-A /org/boot-policy/iscsi/path/uefi-boot-param* # commit-buffer |
トランザクションをシステム設定にコミットします。 |
次の例では、iSCSI LUN の UEFI ブート パラメータを作成し、トランザクションをコミットする方法を示します。
UCS-A# scope org / UCS-A /org* # scope boot-policy bp2 UCS-A /org/boot-policy* # scope iscsi UCS-A /org/boot-policy/iscsi # scope path primary UCS-A /org/boot-policy/iscsi/path # create uefi-boot-param UCS-A /org/boot-policy/iscsi/path/uefi-boot-param* # set bootloader-name grub.efi UCS-A /org/boot-policy/iscsi/path/uefi-boot-param* # set bootloader-path EFI\redhat UCS-A /org/boot-policy/iscsi/path/uefi-boot-param* # set boot-description "Red Hat Enterprise Linux" UCS-A /org/boot-policy/iscsi/path/uefi-boot-param* # commit-buffer
SAN LUN のブート モードが UEFI に設定されていることを確認します。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope org org-name |
指定した組織の組織モードを開始します。ルート組織モードを開始するには、org-name に / を入力します。 |
ステップ 2 | UCS-A /org # scope boot-policy policy-name |
指定されたブート ポリシーの組織ブート ポリシー モードを開始します。 |
ステップ 3 | UCS-A /org/boot-policy #scope san |
ブート ポリシーの組織ブート ポリシー SAN モードを開始します。 |
ステップ 4 | UCS-A /org/boot-policy/san # scope san-image {primary | secondary} |
SAN イメージを開始します。 |
ステップ 5 | UCS-A /org/boot-policy/san/san-image # scope path {primary | secondary} |
SAN LUN のイメージ パスを入力します。 |
ステップ 6 | UCS-A /org/boot-policy/san/san-image/path # create uefi-boot-param |
UEFI のブート パラメータを作成し、UEFI ブート パラメータ モードを開始します。 |
ステップ 7 | UCS-A /org/boot-policy/san/san-image/path/uefi-boot-param* # set bootloader-name name |
ブート ローダの名前を設定します。 |
ステップ 8 | UCS-A /org/boot-policy/san/san-image/path/uefi-boot-param* # set bootloader-path path |
ブート ローダのパスを設定します。 |
ステップ 9 | UCS-A /org/boot-policy/san/san-image/path/uefi-boot-param* # set boot-description "description" |
ブート ローダの説明を記入します。 |
ステップ 10 | UCS-A /org/boot-policy/san/san-image/path/uefi-boot-param* # commit-buffer |
トランザクションをシステム設定にコミットします。 |
次の例では、SAN LUN の UEFI ブート パラメータを作成し、トランザクションをコミットする方法を示します。
UCS-A# scope org / UCS-A /org* # scope boot-policy bp3 UCS-A /org/boot-policy* # scope san UCS-A /org/boot-policy/san # scope san-image primary UCS-A /org/boot-policy/san/san-image # scope path primary UCS-A /org/boot-policy/san/san-image/path # create uefi-boot-param UCS-A /org/boot-policy/san/san-image/path/uefi-boot-param* # set bootloader-name grub.efi UCS-A /org/boot-policy/san/san-image/path/uefi-boot-param* # set bootloader-path EFI\redhat UCS-A /org/boot-policy/san/san-image/path/uefi-boot-param* # set boot-description "Red Hat Enterprise Linux" UCS-A /org/boot-policy/san/san-image/path/uefi-boot-param* # commit-buffer