Microsoft System Center Virtual Machine Manager 向け Cisco UCS Director 管理ガイド、リリース 5.5
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章のタイトル: SCVMM インフラストラクチャの管理
SCVMM インフラストラクチャの管理
SCVMM の統合
Cisco UCS Director で SCVMM を統合するには、次の操作を行います。
PowerShell Agent(PSA)をインストールし、設定します。
Cisco UCS Director に PSA を追加します。
SCVMM とすべての SCVMM ホストで WinRM および WinRS を有効にします。
SCVMM の接続に使用されるドメイン アカウントが、SCVMM および SCVMM ホストのローカル管理者グループに属していることを確認します。
Cisco UCS Director で Hyper-V アカウントを作成するときに、PowerShell エージェントが Hyper-V アカウントに追加されていることを確認します。
PowerShell ExecutionPolicy サーバの設定
ステップ 1
PowerShell コマンド シェルから Get-Executionpolicy コマンドレットを実行して、現在のポリシーを確認します。
PS C:\Users\administrator\ Get-ExecutionPolicy Restricted
(注)
インフラストラクチャ アーキテクチャに基づいた正しいポリシー タイプが選択されていることを確認します。通常は制限されていません。
ステップ 2
既存の実行ポリシーを変更するには、Set-ExecutionPolicy-ExecutionPolicy ExecutionPolicy unrestricted を入力して Enter キーを押します。
PS C:\Users\administrator\ Set-ExecutionPolicy -ExecutionPolicy unrestricted
Execution Policy Change
The execution policy helps protect you from scripts that you do not trust.
Changing the execution policy might expose you to the security risks described in the about _Execution_Policies help topic.
Do you want to change the execution policy?
[Y] Yes [N} No [S] Suspend [?] Help (default is "Y"): y
WinRM および WinRS の有効化
PowerShell コマンドを使用するには、Windows Server 2008 R2、2012、または 2012 R2 用の Windows Remote Management(WinRM)を有効にする必要があります。WinRM を有効にすると、ハードウェアと運用システムの相互運用性が実現し、ターゲット サーバおよびターゲット サーバ ホストで Windows Remote Shell(WinRS)コマンドライン ツールを使用できるようになります。
はじめる前に
PowerShell Agent は、PowerShell リモート セッション内のターゲット サーバでのみ、コマンドレットおよびスクリプトを実行します。PowerShell Agent がリモート セッションを受け入れるには、WinRM の設定が必要です。これは、Windows PowerShell リモート セッションの要件です。
ステップ 1
ホストでコマンド プロンプトを開き、winrm quickconfig と入力します。
次のメッセージが表示されます。
WinRM is not set up to allow remote access to this machine for management.
The following changes must be made:
Create a WinRM listener on HTTP://* to accept WS-Man requests to any IP on this machine.
Enable the WinRM firewall exception.
Make these changes [y/n]?
ステップ 2
y と入力します。 WinRM がリモート管理用に更新され、リスナーが作成されて要求を受け付け、ファイアウォールの例外が有効になります。Make these changes [y/n]? y
WinRM has been updated for remote management.
Created a WinRM listener on HTTP://* to accept WS-Man requests to any IP on this machine.
WinRM firewall exception enabled.
ステップ 3
コマンド プロンプトで winrm g winrm/config コマンドを入力し、WinRS が有効になっていることを確認します。
ステップ 4
winrm set winrm/config/client @{TrustedHosts="*"} コマンドを入力して、WinRM の TrustedHosts テーブルに値「* 」を設定します。
(注)
TrustedHosts に " * " を追加すると、すべてのホストが信頼されるようになります。追加しない場合は、信頼される特定のターゲット サーバの IP アドレスのみをテーブルに追加します。
次の作業
ターゲット サーバの接続に使用するドメイン アカウントが、ターゲット サーバ ホストのローカル管理者グループに属していることを確認します。
SCVMM の管理
Cisco UCS Director では、1 つの SCVMM インストールは 1 つのクラウドと見なされます。各クラウドには一意の名前が必要です。
ステップ 1
メニュー バーで、 の順に選択します。
Cisco UCS Director で使用できる仮想アカウントが表示されます。[仮想アカウント(Virtual Accounts)] タブでは、次のアクションを実行できます。
操作
説明
[更新(Refresh)]
現在のページを更新します。
[お気に入り(Favorites)]
現在のページを [お気に入り(Favorites)] タブに追加します。
[追加(Add)]
Cisco UCS Director に仮想アカウントを追加します。
ステップ 2
仮想アカウントを選択し、そのアカウントで以下のアクションを実行します。
ボタン名
説明
[表示(View)]
クラウドの詳細を表示します。
[編集(Edit)]
クラウドを編集します。
[削除(Delete)]
確認後にクラウドを削除します。
[接続のテスト(Test Connectivity)]
クラウドへの Cisco UCS Director の接続をテストします。
[タグの管理(Manage Tag)]
クラウドへのタグの追加、割り当てられたタグの編集、クラウドからのタグの削除を行います。
[タグの追加(Add Tags)]
クラウドにタグを追加します。
[タグの削除(Delete Tags)]
クラウドから 1 つまたは複数のタグを削除します。
クラウドの追加
Cisco UCS Director では、1 つの SCVMM インストールは 1 つのクラウドと見なされます。各クラウドには一意の名前が必要です。
ステップ 1
メニュー バーで、 の順に選択します。
ステップ 2
[仮想アカウント(Virtual Accounts)] ペインで SCVMM クラウドを選択します。
ステップ 3
[追加(Add)] をクリックします。
ステップ 4
[クラウドの追加(Add Cloud)] ダイアログボックスで、次のフィールドに入力します。
名前
説明
[クラウドタイプ(Cloud Type)] ドロップダウン リスト
クラウド タイプとして [Hyper-V] を選択します。
[クラウド名(Cloud Name)] フィールド
クラウドの名前。
すべてのレポートはこのクラウド名を使用してクラウドを参照します。
(注)
特殊文字の . 、$ 、@ はクラウド名に使用できません。
[ユーザ クレデンシャル ポリシー(User Credential Policy)] チェックボックス
ポリシーを使用してアカウントにクレデンシャルを割り当てる場合に、このチェックボックスをオンにします。
[クレデンシャル ポリシー(Credential Policy)] フィールド
このフィールドは、[ユーザ クレデンシャル ポリシー(User Credential Policy)] チェックボックスがオンになっている場合にのみ表示されます。クレデンシャル ポリシーを選択します。
[PowerShell Agent] ドロップダウン リスト
Hyper-V の PowerShell Agent を選択します。
[サーバアドレス(Server Address)] フィールド
SCVMM サーバの IP アドレス。
[サーバのユーザ ID(Server User ID)] フィールド
このフィールドは、[ユーザ クレデンシャル ポリシー(User Credential Policy)] チェックボックスがオフになっている場合にのみ表示されます。SCVMM サーバのユーザ ID。
[サーバのパスワード(Server Password)] フィールド
このフィールドは、[ユーザ クレデンシャル ポリシー(User Credential Policy)] チェックボックスがオフになっている場合にのみ表示されます。SCVMM サーバのパスワード。
[ドメイン(Domain)] フィールド
SCVMM サーバのドメイン。
[説明(Description)] フィールド
クラウドの説明。
[連絡先の電子メール(Contact Email)] フィールド
管理者またはアカウント責任者の連絡先に使用できる電子メール アドレスです。
[ロケーション(Location)] フィールド
アカウントのロケーションです。
[POD(Pod)] ドロップダウン リスト
アカウントが属するポッドを選択します。
[サービスプロバイダー(Service Provider)] フィールド
(オプション)該当する場合は、アカウントに関連付けられるサービス プロバイダー名です。
ステップ 5
[追加(Add)] をクリックします。
次の作業
クラウド アカウントへの接続をテストします。
クラウド接続のテスト
ステップ 1
メニュー バーで、 の順に選択します。
ステップ 2
[仮想アカウント(Virtual Accounts)] ペインで SCVMM クラウドを選択します。
ステップ 3
[接続のテスト(Test Connectivity)] をクリックします。
接続済みクラウドはグリーンで表示されます。
次の作業
クラウドとそのクラウドのデータが収集されていることを確認します。
クラウド検出の確認
ステップ 1
メニュー バーで を選択します。
ステップ 2
[すべてのクラウドのコンピューティング(Compute for All Clouds)] ペインで、SCVMM クラウドを選択します。
自動検出およびすべてのデータの読み込みが完了するまでに数分かかる場合があります。Cisco UCS Director が検出されたアカウントのコンポーネントに関する情報を表示するタブ セットを表示します。
トポロジの表示
VM ネットワーク、ホスト ネットワーク、およびクラスタ ネットワークのトポロジを表示できます。
ステップ 1
メニュー バーで を選択します。
ステップ 2
[コンピューティング(Compute)] ペインで SCVMM クラウドを選択します。
ステップ 3
VM のネットワークの接続性を表示するには、[VM] タブをクリックして次の手順を実行します。 VM を選択して [詳細の表示(View Details)] をクリックします。
[VM ネットワークの接続性(VM Network Connectivity)] タブをクリックします。
VM ネットワーク接続を選択し、[接続の表示(View Connectivity)] をクリックします。
[トポロジ ビュー:VM ネットワークの接続性(Topology View - VM Network Connectivity)] ダイアログボックスが表示され、VM 内のデバイスのトポロジと接続が表示されます。
必要な場合は、次の表示オプションを変更することができます。
[表示モード(View Mode)] ドロップダウン リスト:デバイスの間隔と位置を調整します。トポロジ ビューのカスタマイズに使用できるオプションは、このモードで決まります。次の表示モードを選択できます。
[階層(Hierarchical)]
[同心(Concentric)]
[円形(Circular)]
[強制の実行(Force Directed)]
[項目のスペース設定を許可(Allow Item Spacing)] チェックボックス:階層表示モードでのデバイス間の距離を大きくします。
[距離(Distance)] コントロール:同心表示モードでのデバイス間の距離を調整します。
[半径(Radius)] コントロール:円形表示モードで、円の半径を変更することでデバイス間の距離を調整します。
[厳密性(Rigidity)] コントロール:強制の実行表示モードでの厳密性を調整します。
[強制距離(Force Distance)] コントロール:強制の実行表示モードでのデバイス間の距離を調整します。
[閉じる(Close)] をクリックして、[VM ネットワークの接続性(VM Network Connectivity)] タブに戻ります。
[戻る(Back)] をクリックします。
ステップ 4
クラスタ ネットワークの接続性を表示するには、[クラスタ(Clusters)] タブをクリックして次の手順を実行します。 クラスタを選択して [詳細の表示(View Details)] をクリックします。
[クラスタ ネットワークの接続性(Cluster Network Connectivity)] タブをクリックします。
ネットワーク接続を選択し、[接続の表示(View Connectivity)] をクリックします。
[トポロジビュー:クラスタ ネットワークの接続性(Topology View - Cluster Network Connectivity)] ダイアログ ボックスが表示され、クラスタ ネットワーク内のデバイスのトポロジと接続が表示されます。
必要な場合は、次の表示オプションを変更することができます。
[表示モード(View Mode)] ドロップダウン リスト:デバイスの間隔と位置を調整します。トポロジ ビューのカスタマイズに使用できるオプションは、このモードで決まります。次の表示モードを選択できます。
[階層(Hierarchical)]
[同心(Concentric)]
[円形(Circular)]
[強制の実行(Force Directed)]
[項目のスペース設定を許可(Allow Item Spacing)] チェックボックス:階層表示モードでのデバイス間の距離を大きくします。
[距離(Distance)] コントロール:同心表示モードでのデバイス間の距離を調整します。
[半径(Radius)] コントロール:円形表示モードで、円の半径を変更することでデバイス間の距離を調整します。
[厳密性(Rigidity)] コントロール:強制の実行表示モードでの厳密性を調整します。
[強制距離(Force Distance)] コントロール:強制の実行表示モードでのデバイス間の距離を調整します。
[閉じる(Close)] をクリックして、[クラスタ ネットワークの接続性(Cluster Network Connectivity)] タブに戻ります。
[戻る(Back)] をクリックします。
ステップ 5
ホストのネットワークの接続性を表示するには、[ホスト ノード(Host Nodes)] タブをクリックして次の手順を実行します。 ホスト ノードを選択して [詳細の表示(View Details)] をクリックします。
[ホスト ネットワーク トポロジ(Host Network Topology)] タブをクリックします。
ホスト ネットワーク トポロジを選択し、[接続の表示(View Connectivity)] をクリックします。
[トポロジビュー:クラスタ ネットワークの接続性(Topology View - Cluster Network Connectivity)] ダイアログ ボックスが表示され、クラスタ ネットワーク内のデバイスのトポロジと接続が表示されます。
必要な場合は、次の表示オプションを変更することができます。
[表示モード(View Mode)] ドロップダウン リスト:デバイスの間隔と位置を調整します。トポロジ ビューのカスタマイズに使用できるオプションは、このモードで決まります。次の表示モードを選択できます。
[階層(Hierarchical)]
[同心(Concentric)]
[円形(Circular)]
[強制の実行(Force Directed)]
[項目のスペース設定を許可(Allow Item Spacing)] チェックボックス:階層表示モードでのデバイス間の距離を大きくします。
[距離(Distance)] コントロール:同心表示モードでのデバイス間の距離を調整します。
[半径(Radius)] コントロール:円形表示モードで、円の半径を変更することでデバイス間の距離を調整します。
[厳密性(Rigidity)] コントロール:強制の実行表示モードでの厳密性を調整します。
[強制距離(Force Distance)] コントロール:強制の実行表示モードでのデバイス間の距離を調整します。
[閉じる(Close)] をクリックして、[ホスト ネットワーク トポロジ(Host Network Topology)] タブに戻ります。
[戻る(Back)] をクリックします。