Cisco UCS Director リリース 6.0 管理ガイド（ラック サーバ用）

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Cisco UCS Director リリース 6.0 管理ガイド（ラック サーバ用）

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Cisco UCS C3260 サーバの管理

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2017年6月30日

章のタイトル： Cisco UCS C3260 サーバの管理

Cisco UCS C3260 サーバの管理

Cisco UCS C3260 高密度ストレージ ラック サーバについて

Cisco UCS C3260 は、デュアル サーバ ノードをサポートする高密度ストレージ ラック サーバです。これには、ビッグデータ、クラウド、オブジェクト ストレージ、コンテンツ配信などの環境で使用される大規模データセット用に最適化された 1 台のサーバを搭載することもできます。これは、Cisco UCS C-Series ラックマウント サーバ製品ファミリに属します。

Cisco UCS C3260 高密度ストレージ ラック サーバは、スタンドアロン環境で動作するように設計されています。また、Cisco UCS Director 統合で Cisco Unified Computing System の一部として機能します。Cisco UCS C3260 高密度ストレージ ラック サーバには、次の機能が含まれます。

  • 高速かつ可用性構成可能なディスク アレイ（RAID）および Just a Bunch Of Disks（JBOD）を活用した、エンタープライズクラスの冗長化構成に対応

  • Web ベース アクセス、管理可能なインターフェイス（Cisco Integrated Management Controller）

  • サーバ ノードの交換やアップグレード時にデータ移行が不要

  • サーバ シャーシの奥行きが短い設計

Cisco UCS C3260 高密度ストレージ ラック サーバの詳細については、Cisco UCS C3260 ラック サーバ [英語] を参照してください。

Cisco UCS Director における Cisco UCS C3260 サーバ管理

Cisco UCS Director を使用した Cisco UCS C3260 サーバの管理方法は、他のラックマウント サーバの管理方法とほぼ同じです。他の C シリーズ サーバでサポートされるいくつかの機能とタスクは、UCS C3260 サーバにも適用できます。ただし、これらのタスクの実行中に、多少の違いが生じます。これには次が含まれます。

  • ラック アカウントを追加する際に、仮想管理 IP アドレスを指定できますが、シャーシ管理コントローラ（CMC）IP アドレスは指定できません。CMC IP アドレスを入力するとエラー メッセージが表示されます。詳細については、ラック アカウントの追加を参照してください。

    インベントリ収集タスクの後に、[ラック サーバ（Rack Servers）] タブから Cisco UCS C3260 ラック サーバによって管理されるサーバを確認できます。

  • ポリシーを追加または適用する際、ポリシーが Cisco UCS C3260 サーバ専用かどうか指定できるようになりました。また、このサーバに対してのみ適用可能なゾーン分割ポリシーを作成できるようになりました。

    レガシー ブート順序ポリシーおよび Flex Flash ポリシーは、Cisco UCS 3260 ラック サーバでは使用できません。

  • サーバ レベルでファームウェア アップグレードを実行できます。ただし、サーバのアップグレード中に、サーバに関連付けられたシャーシ コンポーネントとディスク ドライブ コンポーネントもアップグレードされます。詳細については、ファームウェア イメージのアップグレードを参照してください。

シャーシの管理

シャーシの再起動

シャーシを再起動する場合は、次の手順を実行します。

手順
    ステップ 1   メニューバーで [物理（Physical）] > [コンピューティング（Compute）] の順に選択します。
    ステップ 2   左側のペインで、ラック サーバ グループを含むポッドを展開し、ラック サーバ グループを選択します。
    ステップ 3   右側のペインで [シャーシ（Chassis）] タブをクリックします。
    ステップ 4   リストからシャーシを選択し、[CMC の再起動（Reboot CMC）] をクリックします。
    ステップ 5   [シャーシ管理コントローラの再起動（Reboot Chassis Management Controller）] ダイアログボックスで、[CMC1] または [CMC2] のいずれかを選択します。
    ステップ 6   [送信（Submit）] をクリックします。
    ステップ 7   [送信結果（Submit Result）] ダイアログボックスで、[OK] をクリックします。 選択したシャーシが再起動されます。

    シャーシのタグの管理

    タギングは、リソース グループまたはラック サーバなどのオブジェクトにラベルを割り当てるために使用されます。タグは、ラックの位置、担当サポート グループ、目的、またはオペレーティング システムなどの情報を提供するために使用できます。シャーシのタグを追加または変更するには、次の手順を実行します。ラックマウント サーバのタグの追加については、ラックマウント サーバのタグの追加を参照してください。

    はじめる前に

    サーバがラック アカウントとしてラック グループに追加されています。

    手順
      ステップ 1   メニューバーで [物理（Physical）] > [コンピューティング（Compute）] の順に選択します。
      ステップ 2   左側のペインで、ラック サーバ グループを含むポッドを展開し、ラック サーバ グループを選択します。
      ステップ 3   右側のペインで [シャーシ（Chassis）] タブをクリックします。
      ステップ 4   リストからシャーシを選択し、[タグの管理（Manage Tags）] をクリックします。
      （注）     

      リストからサーバを選択するまでは、[タグの管理（Manage Tags）] ボタンは表示されません。

      ステップ 5   [タグの管理（Manage Tags）] テーブルにエントリを追加するには、[+] をクリックします。
      ステップ 6   [タグへのエントリの追加（Add Entry to Tag）] ダイアログボックスで、次のように入力します。

      フィールド

      説明

      [タグ名（Tag Name）]

      ドロップダウン リストからタグ名を選択して [送信（Submit）] をクリックするか、新しいタグを作成します。

      1. [+] アイコンをクリックします。

      2. [タグの作成（Create Tag）] ウィンドウで、次の手順を実行します。

        1. [名前（Name）] フィールドに、タグの記述名を入力します。

        2. [説明（Description）] フィールドに、タグの説明を入力します。

        3. [タイプ（Type）] フィールドで、ドロップダウン リストから [文字列（String）] または [整数（Integer）] を選択します。

        4. [可能なタグ値（Possible Tag Values）] フィールドで、可能なタグ値を入力します。

        5. [次へ（Next）] をクリックします。

        6. [適用性ルール（Applicability Rules）] ペインで、[+] アイコンをクリックして、[タグ付け可能なエンティティ（Taggable Entities）] テーブルに新しいエントリを追加します。

      3. [エンティティへのエントリの追加（Add Entry to Entities）] ウィンドウで、[カテゴリ（Category）] ドロップダウン リストからカテゴリを選択します。次のいずれかを設定できます。

        • [Physical_Compute] カテゴリの場合、ラック サーバのタグ エンティティが作成されます。

        • [Administration] カテゴリの場合、ユーザ用のタグ エンティティが作成されます。

      4. [シャーシ（Chassis）] チェックボックスをオンにします。

      5. [送信（Submit）] をクリックします。
        （注）      タグは、セットになったタグ付け可能なエンティティに応じてそれぞれのカテゴリの下に表示されます。

      6. 確認ダイアログボックスで、[OK] をクリックします。

      [タグ値（Tag Value）]

      ドロップダウン リストからタグ値を選択します。
      ステップ 7   [送信（Submit）] をクリックします。
      ステップ 8   [送信結果（Submit Result）] ダイアログボックスで、[OK] をクリックします。
      ステップ 9   [タグの管理（Manage Tags）] ダイアログボックスでタグを選択し、[編集（Edit）] アイコンをクリックしてタグを編集します。
      ステップ 10   タグ名とタグ値を選択して、タグを変更します。
      ステップ 11   [Submit（送信）] をクリックします。
      ステップ 12   [送信結果（Submit Result）] ダイアログボックスで、[OK] をクリックします。

      シャーシのタグの追加

      タギングは、リソース グループまたはラック サーバなどのオブジェクトにラベルを割り当てるために使用されます。タグは、ラックの位置、担当サポート グループ、目的、またはオペレーティング システムなどの情報を提供するために使用できます。Cisco UCS C3260 ラック サーバにタグを追加するには、次の手順を実行します。

      はじめる前に

      サーバがラック アカウントとしてラック グループに追加されています。


      （注）  

      複数のラック サーバを選択することもできます。

      手順
        ステップ 1   メニューバーで [物理（Physical）] > [コンピューティング（Compute）] の順に選択します。
        ステップ 2   左側のペインで、ラック サーバ グループを含むポッドを展開し、ラック サーバ グループを選択します。
        ステップ 3   右側のペインで [シャーシ（Chassis）] タブをクリックします。
        ステップ 4   リストからシャーシを選択し、[タグの追加（Add Tags）] をクリックします。
        （注）     

        リストからサーバを選択するまでは、[タグの追加（Add Tags）] ボタンは表示されません。

        ステップ 5   ドロップダウン リストから [タグ名（Tag Name）] を選択します。

        使用できるタグがない場合、この時点で新しいタグを作成できます。シャーシ管理用のタグを作成するには、xref を参照してください。

        ステップ 6   ドロップダウン リストから [タグの値（Tag Value）] を選択します。
        ステップ 7   [送信（Submit）] をクリックします。

        フロント ロケータ LED の設定

        サーバ ロケータ LED を使用すると、データセンター内の多数のサーバ間で特定のサーバを識別できます。選択したシャーシのフロント ロケータ LED をオンまたはオフにするときには、次の手順を実行します。

        手順
          ステップ 1   メニューバーで [物理（Physical）] > [コンピューティング（Compute）] の順に選択します。
          ステップ 2   左側のペインで、ラック サーバ グループを含むポッドを展開し、ラック サーバ グループを選択します。
          ステップ 3   右側のペインで [シャーシ（Chassis）] タブをクリックします。
          ステップ 4   リストからシャーシを選択し、[フロント ロケータ LED（Front Locator LED）] をクリックします。
          ステップ 5   [選択したシャーシのフロント ロケータ LED のオン/オフを切り替える（Turn the Front Locator LED for selected chassis on/off）] ドロップダウン リストから [オン（ON）] または [オフ（OFF）] を選択します。
          ステップ 6   [送信（Submit）] をクリックします。
          ステップ 7   [送信結果（Submit Result）] ダイアログボックスで、[OK] をクリックします。

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