アクティビティの使用

この章の内容は、次のとおりです。

Activities

アクティビティは、ワークフローの入力変数に抽象化層を提供します。抽象化は、実際の実装からワークフロー仕様を分離することによって、管理シナリオ（テナントオンボーディングやアプリケーション導入など）を効率的に実行できるようにします。アクティビティを使用すると、次のことが実行できます。

ワークフローの入力プロパティを定義し、それらのプロパティに 1 つ以上のワークフローを関連付けます。これにより、一致する条件に応じて、アクティビティが適切なワークフローをトリガーするようになります。
アクティビティをワークフロータスクとして使用し、そのタスクを同様の、ただし異なる方法で実装された複数のユースケースシナリオで使用できるようにします。
アクティビティは、プログラムによってトリガーすることも、動的に入力を提供してトリガーすることもできます。

アクティビティの作成

アクティビティを作成するには、入力と出力を定義します。アクティビティを作成するには、次の手順を実行します。

手順

ステップ 1

[オーケストレーション（Orchestration）] を選択します。

ステップ 2

[オーケストレーション（Orchestration）] ページで [アクティビティ（Activities）] をクリックします。

ステップ 3

[Add] をクリックします。

ステップ 4

[アクティビティの追加（Add Activity）] 画面で、次のフィールドに値を入力します。


名前	説明
名前	アクティビティ名。
Label	アクティビティの表示ラベル。
[Description] フィールド	アクティビティの説明。

ステップ 5

[Next] をクリックします。

ステップ 6

[ユーザ入力の追加] 画面で、[（+）追加（(+) Add）] をクリックして、ワークフロー入力プロパティを追加します。

[入力フィールドへのエントリの追加（Add Entry to Input Fields）] 画面で、次のフィールドに値を入力します。


名前	説明
入力名（Input Name）	アクティビティワークフロー入力の名前。
入力ラベル（Input Label）	アクティビティワークフロー入力のラベル。
任意	ワークフロー実行中に入力をオプションとして設定する場合は、[オプション（Optional）] をオンにします。
入力タイプ	[Select] をクリックします。入力タイプを選択します。

[Submit] をクリックします。`

ステップ 7

[Next] をクリックします。

ステップ 8

[ユーザ出力の追加（Add User Outputs）] 画面で、[（+）追加（(+) Add）] をクリックして、ワークフロー出力プロパティを追加します。

[出力フィールドへのエントリの追加（Add Entry to Output Fields）] 画面で、次のフィールドに値を入力します。


名前	説明
出力名（Output Name）	アクティビティワークフロー出力の名前。
出力ラベル（Output Label）	アクティビティワークフロー出力の表示ラベル。
Output Type	[Select] をクリックします。出力タイプを選択します。

[Submit] をクリックします。`

ステップ 9

[Submit] をクリックします。`

アクティビティとワークフローの関連付け

アクティビティに 1 つ以上のワークフローを関連付けることによって、アクティビティをワークフローの一部として実行できます。関連付けられたアクティビティが [ワークフローデザイナ（Workflow Designer）] の [システムアクティビティタスク（System Activity Tasks）] フォルダにカスタムワークフロータスクとして表示されます。

始める前に

アクティビティと、そのアクティビティが含まれる 1 つ以上のワークフローがあります。アクティビティの作成方法の詳細については、アクティビティの作成を参照してください。

手順

ステップ 1

[オーケストレーション（Orchestration）] を選択します。

ステップ 2

[オーケストレーション（Orchestration）] ページで [ワークフロー（Workflows）] をクリックします。

ステップ 3

[ワークフローの追加（Add Workflow）] をクリックします。

ステップ 4

[ワークフローの追加] 画面で、次のフィールドに入力します。

名前

説明

ワークフロー名

ワークフロー名。

（注）

ワークフロー名に、\、"、%、&、'、*、+、,、.、/、:、;、<、=、>、?、^、および | を含めることはできません。

説明

ワークフローの説明。

ワークフローコンテキスト（Workflow Context）

ワークフローを使用可能なコンテキストを選択します。オーケストレータでは、次のオプションを使用できます。

[任意（Any）]：任意のコンテキストでワークフローを使用できます。
[選択済みの VM（Selected VM）]：VM を選択する場合にのみ、ワークフローを実行できます。

複合タスクとして保存（Save as Compound Task）

ワークフローを複合タスクとして定義するには、[複合タスクとして保存（Save as Compound Task）] をオンにします。

新しいフォルダに配置（Place in New Folder）

ワークフローを新しいフォルダに割り当てるには、[新しいフォルダに配置（Place in New Folder）] をオンにします。[フォルダ名（Folder Name）] フィールドが、[フォルダの選択（Select Folder）] ドロップダウンリストに置き換わります。新しいフォルダの名前を入力します。

[Select Folder]

ワークフローを格納するフォルダを選択します。

開始ユーザに実行のステータスを通知する（Notify status of execution to initiating user）

ワークフローの実行ステータスを電子メールでユーザに通知するには、[開始ユーザに実行のステータスを通知する（Notify status of execution to initiating user）] をオンにします。オンにした場合は、[電子メール通知を送信する追加のユーザ（Additional User(s) to send Email Notification）] フィールドに追加の電子メールアドレスを入力します。ワークフローの実行ステータスは次のいずれかになります。

完了ステータス（Completed status）
実行失敗ステータス（Failed execution status）
実行キャンセルステータス（Cancelled execution status）

ステップ 5

[Next] をクリックします。

ステップ 6

[ユーザ入力の追加（Add User Inputs）] 画面で、[アクティビティに関連付ける（Associate to Activity）] をオンにします。

ステップ 7

[アクティビティ（Activity）] ドロップダウンリストから、アクティビティを選択します。

選択されたアクティビティに基づいてユーザ入力テーブルが更新されます。

ステップ 8

[Next] をクリックします。

[ユーザ出力の追加（Add User Outputs）] 画面に、選択されたアクティビティに基づいてユーザ出力が表示されます。

ステップ 9

[Submit] をクリックします。`

ワークフローが作成され、[ワークフロー（Workflows）] レポートで使用可能になります。

ワークフローへのアクティビティの追加

1 つ以上のワークフローに関連付けられたアクティビティが、[ワークフローデザイナ（Workflow Designer）] の [システムアクティビティタスク（System Activity Tasks）] フォルダ内のカスタムワークフロータスクとして表示されます。選択したアクティビティを [ワークフローデザイナ（Workflow Designer）] 作業領域にドラッグアンドドロップすることによって、アクティビティをワークフローに追加します。ワークフローの [コンテキスト入力（Context Input）] テーブルで、アクティビティに関連付けられたワークフローの実行を制御するための条件を定義できます。

始める前に

アクティビティが [ワークフローデザイナ（Workflow Designer）] の [システムアクティビティタスク（System Activity Tasks）] フォルダ内のカスタムワークフロータスクとして表示されるように、アクティビティとワークフローを関連付ける必要があります。アクティビティとワークフローを関連付ける方法の詳細については、アクティビティの作成を参照してください。

[ワークフローデザイナ（Workflow Designer）] でワークフローを開きます。

手順

ステップ 1

[システムアクティビティタスク（System Activity Tasks）] フォルダからアクティビティを選択します。

ステップ 2

選択したアクティビティを [ワークフローデザイナ（Workflow Designer）] 作業領域にドラッグアンドドロップします。

[タスクの追加（Add Task）] ページが表示されます。

ステップ 3

[タスク情報（Task Information）] 画面で、次のフィールドに値を入力します。


名前	説明
Task Name	タスクの名前。
タスクカテゴリ（Task Category）	タスクのカテゴリの名前（選択済みの情報）。
Task Type	タスクのタイプの名前（選択済みの情報）。
注	その他のタスク情報を入力します。
再試行の実行（Retry Execution）	タスクが失敗した場合に、後でタスクを再試行するには、[再試行の実行（Retry Execution）] をオンにします。この機能は、リソースの状態が不明で、タスクの再試行がその状態に依存する場合に役に立ちます。
再試行数	再試行回数を選択します。
Retry Frequency	再試行間隔を選択します。タスクが成功するまで、または [再試行の頻度（Retry Frequency）] に指定された回数失敗するまで、ワークフローは失敗したタスクの先には進みません。これはワークフローの次のタスクに進むか、完了します。

ステップ 4

[Next] をクリックします。

[ユーザ入力マッピング（User Input Mapping）] 画面に、アクティビティ用に定義された入力が表示されます。

ステップ 5

ワークフロー内の対応する入力を使用する場合は、[ユーザ入力にマッピング（Map to User Input）] をオンにします。

ステップ 6

[コンテキスト入力（Context Input）] テーブルで、[（+）追加（(+) Add）] をクリックしてコンテキスト入力を追加します。

[入力フィールドへのエントリの追加（Add Entry to Input Fields）] ダイアログボックスで、次のフィールドに値を入力します。


名前	説明
ユーザ入力（User Inputs）	条件を適用する入力を選択します。
[条件の最小値（Minimum Condition）] リスト	入力に適用する条件を選択します。
値	条件に対して設定する値。
[関連付けられたワークフロー（Associated Workflow）] リスト	選択した条件を入力が満たした場合に実行するワークフローを選択します。

[Next] をクリックします。

ステップ 7

[再検証（Revalidate）] をクリックして現在の値を再検証します。

ステップ 8

[Next] をクリックします。

[ユーザ出力マッピング（User Output Mapping）] 画面に、アクティビティ用に定義された出力が表示されます。

ステップ 9

ワークフロー内の対応する出力を使用する場合は、[ユーザ出力にマッピング（Map to User Output）] をオンにします。

ステップ 10

[Submit] をクリックします。`

アクティビティのインポートおよびエクスポート

ワークフロー、カスタムタスク、およびスクリプトモジュールをインポートおよびエクスポートするために使用する [インポート（Import）] および [エクスポート（Export）] アクションを使用して、アクティビティをインポート、エクスポートすることもできます。

アクティビティをインポートする場合は、ワークフロー、カスタムタスク、スクリプトモジュール、およびアクティビティのインポートを参照してください。

アクティビティをエクスポートする場合は、ワークフロー、カスタムタスク、スクリプトモジュール、およびアクティビティのエクスポートを参照してください。

アクティビティの削除

アクティビティを削除できます。

手順

ステップ 1	[オーケストレーション（Orchestration）] を選択します。
ステップ 2	[オーケストレーション（Orchestration）] ページで [アクティビティ（Activities）] をクリックします。
ステップ 3	削除するアクティビティを選択します。
ステップ 4	[Delete] をクリックします。アクティビティの削除を確認するための [アクティビティ（Activities）] 画面が表示されます。
ステップ 5	[Delete] をクリックします。

Cisco UCS Director リリース 6.6 オーケストレーションガイド

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