Cisco UCS Director NetApp リリース 6.6 管理ガイド

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Cisco UCS Director NetApp リリース 6.6 管理ガイド

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NetApp アカウントの管理

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2018年9月6日

章のタイトル： NetApp アカウントの管理

NetApp アカウントの管理

この章の内容は、次のとおりです。

NetApp ストレージ システム管理

Cisco UCS Director は NetApp ストレージ インフラストラクチャをサポートします。Cisco UCS Director は、ノード、SVM、IP スペース、集約、SnapMirror などのすべての NetApp ファイラ コンポーネントを自動検出およびモニタリングし、完全な可視性を実現します。


（注）  

たとえば、システムが FAS と AFF のうちのどちらなのかを調べるために、管理対象 NetApp ストレージ システムのモデルを表示できます。[モデル（Model）] および [ストレージ アレイ タイプ（Storage Array Type）] の情報は、複数の NetApp レポート（クラスタ サマリー レポート、ノード レポート、ノード サマリー レポートなど）に表示されます。

Cisco UCS Director のレポートでは、すべての NetApp ストレージ システムを表示して識別できます。たとえば、特定の NetApp ストレージ システムのレポートには、その管理対象システムの名前、タイプ、サーバ IP アドレス、バージョン、モデル、およびストレージ アレイ タイプに関する情報が表示されます。

NetApp ストレージ システムを管理するには、ポッドを追加し、そのポッド内に NetApp アカウントを作成する必要があります。

Pod の追加

ポッドとは、コンピューティング用の HP アカウントやストレージ用の NetApp ONTAP アカウントなど、1 つ以上の物理アカウントまたは仮想アカウントが存在する物理コンポーネントおよび仮想コンポーネントの論理グループです。一般的に、ポッドは、FlexPod、Vblock、VSPEX など、単一の統合インフラストラクチャ スタックを表します。

手順

ステップ 1

[管理（Administration）] > [物理アカウント（Physical Accounts）] を選択します。

ステップ 2

[物理アカウント（Physical Accounts）] ページで [ポッド（Pods）] をクリックします。

ステップ 3

[Add] をクリックします。

ステップ 4

[POD の追加（Add POD）] 画面で、次のフィールドに入力します。

名前 説明

[Name] フィールド

Pod の記述名です。

[Type] ドロップダウン リスト

追加するポッドのタイプを選択します。サポートされている次のタイプのいずれかになります。

  • [VersaStack]

  • [仮想 SAN ポッド（Virtual SAN Pod）]

  • [ExpressPodミディアム（ExpressPod Medium）]

  • [FlexPod]

  • [ExpressPodスモール（ExpressPod Small）]

  • [VSPEX]

  • HyperFlex

  • Generic

  • [Vblock]

汎用ポッドには特定のポッド ライセンスは必要ありません。一般 Pod には任意のタイプの物理コンポーネントまたは仮想コンポーネントを追加できます。汎用タイプ以外のポッド タイプを選択する場合は、そのポッド タイプのライセンスが必要になります。また、汎用以外のポッド タイプは、特定の物理コンポーネントと仮想コンポーネントにのみ対応しています。ポッド ライセンスの詳細については、『Cisco UCS Director Install and Upgrade Guides』を参照してください。

[サイト（Site）] ドロップダウン リスト

Pod を追加するサイトを選択します。環境にサイトがない場合は、このステップを省略できます。

[Description] フィールド

（任意）Pod の説明です。

[Address] フィールド

Pod の物理ロケーションです。たとえば、このフィールドには Pod の市区町村、またはその他の内部的な識別子を入力します。

[POD を非表示（Hide Pod）] チェックボックス

統合チェック ビューにポッドを表示しない場合は、このチェック ボックスをオンにしてそのポッドを非表示にします。Pod からアカウントの追加または削除は引き続き実行できます。

たとえば、このチェックボックスを使用して、物理要素や仮想要素の存在しないポッドが統合チェック ビューに表示されないようにすることができます。

ステップ 5

[Add] をクリックします。

次のタスク

Pod にアカウントを 1 つ以上追加します。

NetApp アカウントの追加

始める前に

  • Cisco UCS Director では、NetApp デバイスの検出に Transport Layer Security（TLS）プロトコルが使用されます。NetApp デバイスで、options tls.enable on コマンドを入力して [TLS] オプションを [オン（ON）] に設定します。この設定により、Cisco UCS Director は NetApp アカウントを検出できます。

  • デフォルト ポッドを使用しない場合は、この NetApp アカウント用のポッドを作成します。

  • Cisco UCS Director のファイラ管理を使用するには、手動で ONTAP ファイラの集約を設定します。

手順

ステップ 1

[管理（Administration）] > [物理アカウント（Physical Accounts）] を選択します。

ステップ 2

[物理アカウント（Physical Accounts）] ページで [物理アカウント（Physical Accounts）] をクリックします。

ステップ 3

[Add] をクリックします。

ステップ 4

[アカウントの追加（Add Account）] 画面で、次のフィールドに入力します。

名前

説明

[POD] ドロップダウン リスト

アカウントが属する Pod を選択します。選択できるポッド タイプは、[デフォルト ポッド（Default Pod）]、[Flex]、および [汎用（Generic）] です。

[Category] ドロップダウン リスト

[ストレージ（Storage）] を選択します。これはアカウントのインフラストラクチャ タイプです。

[アカウントタイプ（Account Type）] ドロップダウン リスト

アカウントに使用する次のいずれかのアカウント タイプを選択します。

  • [NetApp ONTAP]

  • [NetApp OnCommand]
ステップ 5

[Submit] をクリックします。`

ステップ 6

2 番目の [アカウントの追加（Add Account）] 画面で、次のフィールドに入力します。

名前

説明

[Account Name] フィールド

アカウントに割り当てる一意の名前です。

[Server Address] フィールド

NetApp サーバの IP アドレスです。クラスタ設定では仮想 IP アドレスになります。SVM アカウントの場合、SVM の IP アドレスになります。

[Use Credential Policy] チェックボックス

手動でユーザ名とパスワードの情報を入力する代わりに、このアカウントのクレデンシャル ポリシーを使用する場合は、このチェック ボックスをオンにします。

[Credential Policy] ドロップダウン リスト

[クレデンシャルポリシーの使用（Use Credential Policy）] チェック ボックスをオンにした場合は、このドロップダウン リストから使用するクレデンシャル ポリシーを選択します。

このフィールドは、クレデンシャル ポリシーの使用を選択した場合にのみ表示されます。

[ユーザID（User ID）] フィールド

アカウントが NetApp サーバへのアクセスに使用するユーザ名です。このユーザ名は、NetApp サーバの有効なアカウントである必要があります。

このフィールドは、クレデンシャル ポリシーの使用を選択した場合には表示されません。

[Password] フィールド

ユーザ名に関連付けられたパスワードです。

このフィールドは、クレデンシャル ポリシーの使用を選択した場合には表示されません。

[通信タイプ（Transport Type）] ドロップダウン リスト

アカウントに使用する次のいずれかの通信タイプを選択します。

  • http

  • https

[Port] フィールド

NetApp アカウントへのアクセスに使用するポートです。

[接続タイムアウト（秒）（Connection Time Out (Seconds)）] フィールド

タイムアウトするまでに Cisco UCS Director が NetApp デバイスへの接続の確立を待機する時間（秒単位）の長さ。

有効値の範囲は、0 ～ 1800 です。フィールドの値を空または 0 にすると、タイムアウト時間は無期限になります。

[Description] フィールド

（任意）アカウントの説明です。

[Contact Email] フィールド

（オプション）管理者またはアカウント責任者への連絡に使用できる電子メール アドレスです。

[Location] フィールド

（オプション）アカウントの場所です（該当する場合）。

[サービスプロバイダー（Service Provider）] フィールド

（任意）該当する場合は、アカウントに関連付けられるサービス プロバイダー名です。
ステップ 7

[Add] をクリックします。

Cisco UCS Director によって NetApp ストレージ システムへの接続がテストされます。テストが成功すると、NetApp アカウントが追加され、アカウントに関連付けられたストレージ システムのすべてのインフラストラクチャ要素（サーバの情報、スロット、プロセッサ、メモリ、NIC など）が検出されます。この検出プロセスとインベントリ収集サイクルの完了には数分かかります。

[管理（Administration）] > [システム（System）] の [システムのタスク（System Tasks）] で設定したポーリング間隔によって、インベントリ収集の頻度が決まります。ポーリング間隔の設定について、詳しくは『Cisco UCS Director Network Devices Management Guide』を参照してください。

NetApp アカウントへの接続のテスト

ポッドにアカウントを追加したら、接続をテストできます。

手順

ステップ 1

[管理（Administration）] > [物理アカウント（Physical Accounts）] を選択します。

ステップ 2

[物理アカウント（Physical Accounts）] ページで [物理アカウント（Physical Accounts）] をクリックします。

ステップ 3

接続をテストするアカウントを選択します。
ステップ 4

[Test Connection] をクリックします。

ステップ 5

接続テストが完了したら、[閉じる（Close）] をクリックします。

次のタスク

接続に失敗する場合は、ユーザ名やパスワードなど、アカウントの設定を確認してください。これらの項目が正しい場合は、ネットワーク接続に問題がないかどうかを確認してください。

NetApp アカウントの検出の検証

Cisco UCS Director に NetApp アカウントを追加したら、アカウントが正しく追加され、その関連データが収集されていることを検証できます。自動検出とデータの入力が完了するまでに数分かかる場合があります。

手順

ステップ 1

[物理（Physical）] > [ストレージ（Storage）] を選択します。

ステップ 2

[ストレージ（Storage）] ページで、検証する NetApp アカウントを含むポッドを選択します。

（注）   
左列のツリー構造は、[サイト（Sites）]、[未割り当てのポッド（Unassigned Pods）]、[マルチドメインマネージャ（Multi-Domain Managers）] のノードを一覧表示します。いずれかの [サイト（Sites）] ノードを展開すると、そのサイト ノードのすべてのポッドが表示されます。[未割り当てのポッド（Unassigned Pods）] ノードを展開すると、どのサイトにも割り当てられていないすべてのポッドが表示されます。[マルチドメイン マネージャ（Multi-Domain Managers）] ノードを展開すると、Cisco UCS Director に追加したすべてのマルチドメイン マネージャ アカウント タイプが表示されます。
ステップ 3

[ストレージ アカウント（Storage Accounts）] をクリックします。

ステップ 4

検証するアカウントの行をクリックして [詳細の表示（View Details）] をクリックします。

Cisco UCS Director に、ONTAP と OnCommand の両方のアカウント タイプについて、ファイラ レベルで NetApp サーバのコンポーネントが表示されます。ファイラのコンポーネントを表示するには、フィルタを選択し、[詳細の表示（View Details）] をクリックします。

Cisco UCS Director への SVM の追加に関する要件

SVM をプロビジョニングすると、その後 SVM を直接 Cisco UCS Director に追加できます。SVM を追加する前に、次の要件を考慮してください。

  • ユーザ アカウント：デフォルトの vsadmin アカウントまたは SVM で作成した任意のユーザ アカウントを使用します。デフォルトの vsadmin アカウントを使用するには、vsadmin アカウントのロックを解除してパスワードを入力します。

  • アクセス：選択したユーザ アカウントの ontapi アプリケーションへのアクセスを有効にします。また、Cisco UCS Director が SVM で必要な読み取りおよび書き込みアクションを実行できるように、ユーザ アカウントに対して vsadmin ロールを指定します。

    次に、SVM の追加に必要なロールとアクセス レベルの例を示します。

    a05-cluster::> security login show -SVM Goldfinger -username vsuser

SVM: Goldfinger
                                                                                   
UserName         Application      Authentication Method     Role Name        Acct Locked
-------          ------------     ---------------------     ---------        -----------
mynewuser         ontapi           password                 vsadmin            no

  • 管理 LIF：管理 LIF を SVM に関連付けます。LIF タイプを [データ（data）]、データ プロトコルを [なし（none）] に設定します。

Cisco UCS Director に SVM を追加直接する

手順

ステップ 1

[管理（Administration）] > [物理アカウント（Physical Accounts）] を選択します。

ステップ 2

[物理アカウント（Physical Accounts）] ページで [物理アカウント（Physical Accounts）] をクリックします。

ステップ 3

[Add] をクリックします。

ステップ 4

[アカウントの追加（Add Account）] 画面で、次のフィールドに入力します。

名前

説明

[POD] ドロップダウン リスト

[デフォルト ポッド（Default Pod）] を選択します。

[Category] ドロップダウン リスト

[ストレージ（Storage）] を選択します。これはアカウントのインフラストラクチャ タイプです。

[アカウントタイプ（Account Type）] ドロップダウン リスト

[NetApp ONTAP] アカウントを選択します。

ステップ 5

[Submit] をクリックします。`

ステップ 6

2 番目の [アカウントの追加（Add Account）] 画面で、次のフィールドに入力します。

名前 説明

[Account Name] フィールド

アカウントに割り当てる一意の名前です。

[Server Address] フィールド

SVM の IP アドレスです。

[クレデンシャル ポリシーの使用（Use Credential Policy）]

チェックボックス

手動でユーザ名とパスワードの情報を入力する代わりに、このアカウントのクレデンシャル ポリシーを使用する場合は、このチェック ボックスをオンにします。

[Credential Policy] ドロップダウン リスト

[クレデンシャルポリシーの使用（Use Credential Policy）] チェック ボックスをオンにした場合は、このドロップダウン リストから使用するクレデンシャル ポリシーを選択します。

このフィールドは、クレデンシャル ポリシーの使用を選択した場合にのみ表示されます。

[ユーザID（User ID）] フィールド

アカウントが NetApp サーバへのアクセスに使用するユーザ名です。このユーザ名は、NetApp サーバの有効なアカウントである必要があります。

このフィールドは、クレデンシャル ポリシーの使用を選択した場合には表示されません。

[Password] フィールド

ユーザ名に関連付けられたパスワードです。

このフィールドは、クレデンシャル ポリシーの使用を選択した場合には表示されません。

[通信タイプ（Transport Type）] ドロップダウン リスト

アカウントに使用する次のいずれかの通信タイプを選択します。

  • http

  • https

[Port] フィールド

NetApp アカウントへのアクセスに使用するポートです。

[接続タイムアウト（秒）（Connection Time Out (Seconds)）] フィールド

タイムアウトするまでに Cisco UCS Director が NetApp デバイスへの接続の確立を待機する時間（秒単位）の長さ。

有効値の範囲は、0 ～ 1800 です。フィールドの値を空または 0 にすると、タイムアウト時間は無期限になります。

[Description] フィールド

（任意）アカウントの説明です。

[Contact Email] フィールド

（オプション）管理者またはアカウント責任者への連絡に使用できる電子メール アドレスです。

[Location] フィールド

（オプション）アカウントの場所です（該当する場合）。

[サービスプロバイダー（Service Provider）] フィールド

（任意）該当する場合は、アカウントに関連付けられるサービス プロバイダー名です。
ステップ 7

[Add] をクリックします。

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