この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
この章は、次の項で構成されています。
ファブリック接続ストレージ(FAS)システムや NearStore システムなどの NetApp ストレージ システムは、データアクセス用のマルチプロトコル環境をサポートするネットワーク アタッチド ストレージ(NAS)とストレージ エリア ネットワーク(SAN)の両方のストレージ デバイスとして機能します。このようなデバイスは、ユニファイド ストレージ デバイス(USD)と呼ばれています。
NetApp ユニファイド ストレージ システムはマルチプロトコル データアクセスをサポートします。また、ファイバ チャネル、Internet Small Computer System Interface(iSCSI)SAN、および NAS デバイスとして同時に設定できます。NetApp ストレージ システムは、集約、ボリューム、論理ユニット番号(LUN)、Qtree などのストレージ オブジェクトをサポートし、NetApp ストレージ システムのさまざまなコンポーネントのモニタと管理を可能にする Data ONTAP API、SNMP、SMI-S エージェントなどのオープン インターフェイスを提供します。
NetApp オープン インターフェイスはユニファイド ストレージの容量管理に使用されます。このインターフェイスは、複数のプロトコルがサポートされ、複数のオブジェクトが管理されている場合に NetApp ストレージ システムの容量管理を容易にします。NetApp ストレージ システムは、2 つの主要プロトコル(ネットワーク ファイル システム(NFS)と Common Internet File System(CIFS))を通してデータをファイルとしてエクスポートします。また、このストレージ システムはファイバ チャネル プロトコル(FCP)または iSCSI を通してデータをブロックとしてエクスポートし、SAN 接続ディスク アレイとして動作します。
詳細については、NetApp のマニュアルを参照してください。
Cisco UCS Director は、次のタイプの NetApp アカウントをサポートします。
OnCommand は、現在と過去のアクティビティに関するグローバルおよび詳細ステータス レポートにアクセスして、ネットワーク内の全 NetApp アプライアンス(ファイラと NetCache アプライアンス)を管理し、モニタします。Cisco UCS Director は、NetApp アカウントのすべてのストレージ要素(集約、RAID グループ、ディスク、ボリューム、LUN、Qtree など)を検出します。通常、検出プロセスは約 5 分、または [システムのタスク(System Tasks)] で設定した時間内に完了します。
Data ONTAP は、NetApp ファイラが使用するオペレーティング システムです。Data ONTAP には 2 つのモードがあります。
クラスタ モード:グローバル名前空間(GNS)を共有する接続された NetApp ストレージ コントローラ(ノード)のグループで構成されるアーキテクチャです。物理 NetApp ストレージ コントローラには、ディスク シェルフ、ネットワーク インターフェイス カード(NIC)、およびフラッシュ カードを接続できます。これらのコンポーネントによって作成される物理リソース プールは、データ アクセスを提供する論理クラスタとして仮想化されます。Cisco UCS Director によって物理機器が抽象化され、論理リソースに仮想化されることで、データ運用を中断せずに移行できます。クラスタ管理者は、クラスタ全体とクラスタ内の SVM を管理できます。
ストレージ仮想マシン(SVM):SVM(旧称:Vserver)は、複数のプロトコルとユニファイド ストレージをサポートするセキュアな仮想ストレージ サーバです。各 SVM はクライアントおよびホスト アクセス プロトコル(iSCSI など)に設定されます。各 SVM には少なくとも 1 つのボリュームと、少なくとも 1 つの論理インターフェイスが含まれています。SVM は、ストレージ システムと同じように、物理ストレージまたはコントローラに関係なくクライアントにデータ アクセスを提供します。
クラスタ管理者が割り当てる権限と機能に応じて、SVM 管理者は SVM とそのリソース(ボリューム、プロトコル、サービスなど)を管理できます。