Cisco UCS Director Express for Big Data 管理ガイド、リリース 2.1
章のタイトル: Cisco UCS サーバ プール ポリシーの設定
Cisco UCS サーバ プール ポリシーの設定
サーバ プール ポリシー資格情報の概要
このポリシーは、ディスカバリ プロセス中に実行されたサーバのインベントリに基づいて、サーバを資格認定します。資格情報は、サーバが選択基準を満たすかどうかを判断するために、ポリシーで設定されたルールです。たとえば、データセンター プールのサーバの最小メモリ容量を指定するルールを作成できます。
資格情報は、サーバ プール ポリシーだけではなく、その他のポリシーでも、サーバを配置するために使用されます。たとえば、サーバがある資格ポリシーの基準を満たしている場合、このサーバを 1 つ以上のサーバ プールに追加したり、自動的にサービス プロファイルと関連付けたりできます。
サーバ プール ポリシー資格情報を使用すると、次の基準に従ってサーバを資格認定できます。
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アダプタのタイプ
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シャーシの場所
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メモリのタイプと設定
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電源グループ
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CPU のコア数、タイプ、および設定
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ストレージの設定と容量
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サーバのモデル
実装によっては、サーバ プール ポリシー資格情報を使用して、次を含む複数のポリシーを設定する必要があります。
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自動構成ポリシー
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シャーシ ディスカバリ ポリシー
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サーバ ディスカバリ ポリシー
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サーバ継承ポリシー
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サーバ プール ポリシー
サーバ プール ポリシーの資格情報の作成
ステップ 1
| メニューバーで の順に選択します。 |
ステップ 2
| 左側のペインで Pod を展開し、Cisco UCS Manager アカウントをクリックします。 |
ステップ 3
| 右側のペインで [組織(Organizations)] タブをクリックします。 |
ステップ 4
| ポリシーを作成する組織をクリックして [詳細の表示(View Details)] をクリックします。 |
ステップ 5
| [サーバプールポリシー認定の名前を入力(Server Pool Policy Qualifications)] タブをクリックします。 |
ステップ 6
| [追加(Add)] をクリックします。 |
ステップ 7
| [サーバプールポリシー認定の作成(Create Server Pool Policy Qualifications)] ウィザードで、ポリシーの名前と説明を入力し、[次へ(Next)] をクリックします。 |
ステップ 8
| [アダプタの条件(Adapter Qualifications)] ページで、次の手順を実行してアダプタの条件をポリシーに追加するか、それらを追加しない場合は [次へ(Next)] をクリックします。- [アダプタの条件の追加(Add Adapter Qualifications)] チェックボックスをオンにします。
- [タイプ(Type)] ドロップダウン リストから、ポリシーに含めるアダプタのタイプを選択します。
アダプタの条件を保存すると、このタイプは変更できなくなります。
- [モデル(正規表現)(Model(RegEx))] フィールドに、アダプタ PID が一致する必要のある正規表現を入力します。
- [最大容量を入力(Maximum Capacity)] フィールドに、選択したタイプの最大容量を入力します。
- [次へ(Next)] をクリックします。
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ステップ 9
| [シャーシ認定またはサーバ認定(Chassis/Server Qualifications)] ページで、次の手順を実行してシャーシ認定およびサーバ認定をポリシーに追加するか、それらを追加しない場合は [次へ(Next)] をクリックします。- [シャーシ認定またはサーバ認定の追加(Add Chassis/Server Qualifications)] チェックボックスをオンにします。
- [最初のシャーシID(First Chassis ID)] フィールドに、このポリシーに関連付けられているサーバ プールが取得できる最初のシャーシ ID を入力します。
アダプタの条件を保存すると、このタイプは変更できなくなります。
- [シャーシ数(Number of Chassis)] フィールドに、プールに含めるシャーシの合計数を入力します。この場合、[最初のシャーシID(First Chassis ID)] フィールドで指定したシャーシから数え始めます。
- [サーバ認定の範囲(Server Qualification Ranges)] フィールドに、使用するサーバの位置の範囲を入力します。
複数の範囲を入力する場合は、範囲をカンマで区切ります。たとえば、1:5,2:6 と入力します。
- [次へ(Next)] をクリックします。
例:
たとえば、シャーシ 5、6、7、8 を使用する場合、[最初のシャーシID(First Chassis ID)] フィールドに 5 を入力し、[シャーシ数(Number of Chassis)] フィールドに 4 を入力します。シャーシ 3 のみを使用する場合は、[最初のシャーシID(First Chassis ID)] フィールドに 3 を入力し、[シャーシ数(Number of Chassis)] フィールドに 1 を入力します。
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ステップ 10
| [メモリ認定(Memory Qualifications)] ページで、次の手順を実行してメモリ認定をポリシーに追加するか、それらを追加しない場合は [次へ(Next)] をクリックします。- [メモリ認定の追加(Add Memory Qualifications)] チェックボックスをオンにします。
- 次のフィールドに入力します。
名前 |
説明 |
[クロック(Clock)]フィールド
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必要な最小クロック速度(MHz)。
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[最小容量(Min Cap)] フィールド
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最小限必要なメモリ容量(メガバイト単位)。
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[最大容量(Max Cap)]フィールド
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メモリの許容最大容量(メガバイト単位)。
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[幅(Width)] フィールド
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データ バスの最小幅。
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[遅延(Latency)] フィールド
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許容される最大遅延(ナノ秒)。
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[ユニット(Units)] フィールド
|
[幅(Width)] フィールドの値と関連付けられる測定単位。
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- [次へ(Next)] をクリックします。
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ステップ 11
| [CPU 認定またはコア認定(CPU/Cores Qualifications)] ページで、次の手順を実行して CPU 認定およびコア認定をポリシーに追加するか、それらを追加しない場合は [次へ(Next)] をクリックします。- [CPU認定またはコア認定の追加(Add CPU/Cores Qualifications)] チェックボックスをオンにします。
- 次のフィールドに入力します。
名前 |
説明 |
[プロセッサアーキテクチャ(Processor Architecture)] ドロップダウン リスト
|
このポリシーが適用される CPU アーキテクチャを選択します。
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[コアの最小数(Min Number of Cores)] フィールド
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最小限必要な CPU コアの数。1 ~ 65535 の整数を指定します。
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[コアの最大数(Max Number of Cores)] フィールド
|
CPU コアの許容最大数。1 ~ 65535 の整数を指定します。
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[スレッドの最小数(Min Number of Threads)] フィールド
|
最小限必要な CPU スレッドの数。関連付けられたテキスト フィールドで 1 ~ 65535 の整数を指定します。
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[スレッドの最大数(Max Number of Threads)] フィールド
|
CPU スレッドの許容最大数。1 ~ 65535 の整数を指定します。
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[CPU速度(CPU Speed)] フィールド
|
最小限必要な CPU 速度。
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[モデル(正規表現)(Model(RegEx))] フィールド
|
プロセッサ PID が一致する必要のある正規表現。
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[CPUステッピング(CPU Stepping)] フィールド
|
最小限必要な CPU バージョン。
|
- [次へ(Next)] をクリックします。
|
ステップ 12
| [ストレージ認定(Storage Qualifications)] ページで、次の手順を実行してストレージ認定をポリシーに追加するか、それらを追加しない場合は [次へ(Next)] をクリックします。- [ストレージ認定の追加(Add Storage Qualifications)] チェックボックスをオンにします。
- 次のフィールドに入力します。
名前 |
説明 |
[ディスクレス(Diskless)] ドロップダウン リスト
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使用可能なストレージをディスクレスにする必要があるかどうかを選択します。次のいずれかを選択できます。
-
[未指定(Unspecified)]:どのストレージ タイプも受け入れ可能です。
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[はい(Yes)]:ストレージ タイプはディスクレスにする必要があります。
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[いいえ(No)]:ストレージをディスクレスにすることはできません。
[はい(Yes)]を選択した場合、追加のフィールドは表示されません。
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[最小容量(Min Cap)] フィールド
|
サーバ内のすべてのディスクの最小ストレージ容量(メガバイト単位)。
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[最大容量(Max Cap)] フィールド
|
ストレージの許容最大容量(メガバイト単位)。
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[ブロック数(Number of Blocks)] フィールド
|
最小限必要なブロック数。
|
[各ディスクの容量(Per Disk Cap)] フィールド
|
最小限必要なディスクあたりのストレージ容量(ギガバイト単位)。
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[ブロック サイズ(Block Size)] フィールド
|
最小限必要なブロック サイズ(バイト単位)。
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[ユニット(Units)] フィールド
|
ユニット数。
|
- [次へ(Next)] をクリックします。
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ステップ 13
| [電源グループ認定(Power Group Qualifications)] ページで、次の手順を実行して電源グループ認定をポリシーに追加するか、それらを追加しない場合は [次へ(Next)] をクリックします。- [電源グループ認定の追加(Add Power Group Qualifications)] チェックボックスをオンにします。
- [電源グループ(Power Group)] ドロップダウン リストから、ポリシーに含める電源グループを選択します。
- [次へ(Next)] をクリックします。
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ステップ 14
| [ラック認定(Rack Qualifications)] ページで、次の手順を実行してラックマウント サーバ認定をポリシーに追加するか、それらを追加しない場合は [次へ(Next)] をクリックします。- [ラック認定の追加(Add Rack Qualifications)] チェックボックスをオンにします。
- [最初のスロットID(First Slot ID)] フィールドに、このポリシーに関連付けられているサーバ プールが取得できる最初のラックマウント サーバ ID を入力します。
アダプタの条件を保存すると、このタイプは変更できなくなります。
- [スロット数(Number of Slots)] フィールドに、プールに含めるラックマウント サーバ スロットの合計数を入力します。この場合、[最初のスロットID(First Slot ID)] フィールドで指定したサーバ スロットから数え始めます。
- [次へ(Next)] をクリックします。
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ステップ 15
| [サーバモデル認定(Server Model Qualifications)] ページで、次の手順を実行してラックマウント サーバ認定をポリシーに追加するか、それらを追加しない場合は [次へ(Next)] をクリックします。- [サーバモデル認定の追加(Add Server Model Qualifications)] チェックボックスをオンにします。
- [モデル(正規表現)(Model(RegEx))] フィールドに、サーバ モデル PID が一致する必要がある正規表現を入力します。
- [次へ(Next)] をクリックします。
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ステップ 16
| [送信(Submit)] をクリックします。 |
サーバ プール ポリシーの概要
このポリシーはサーバ ディスカバリ プロセス中に呼び出されます。これは、サーバ プール ポリシー資格情報により、サーバと、ポリシーで指定されたターゲット プールが一致した場合にどのような処理が行われるかを定義します。
サーバが複数のプールに適合したときに、これらのプールにサーバ プール ポリシーがあった場合、このサーバはこれらすべてのプールに追加されます。
サーバ プール ポリシーの作成
はじめる前に
このポリシーでは、次のリソースの 1 つ以上がシステムにすでに存在している必要があります。
ステップ 1
| メニューバーで の順に選択します。 |
ステップ 2
| 左側のペインで Pod を展開し、Cisco UCS Manager アカウントをクリックします。 |
ステップ 3
| 右側のペインで [組織(Organizations)] タブをクリックします。 |
ステップ 4
| ポリシーを作成する組織をクリックして [詳細の表示(View Details)] をクリックします。 |
ステップ 5
| [サーバプールポリシー(Server Pool Policies)] タブをクリックします。 |
ステップ 6
| [追加(Add)] をクリックします。 |
ステップ 7
| [サーバプールポリシーの作成(Create Server Pool Policy)] ダイアログボックスで、次のフィールドに値を入力します。
名前 |
説明 |
[名前(Name)] フィールド
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ポリシーの一意の名前。
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[説明(Description)] フィールド
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ポリシーの説明。
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[ターゲットプール(Target Pool)] ドロップダウン リスト
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ポリシーに関連付けるサーバ プールを選択します。
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[認定(Qualification)] ドロップダウン リスト
|
ポリシーに関連付けるサーバ プール資格情報ポリシーを選択します。
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ステップ 8
| [送信(Submit)] をクリックします。 |