Microsoft System Center 2012、2012 SP1、および 2012 R2 の Operations Manager 向け Cisco UCS 管理パック ユーザ ガイド
偏向のない言語
この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
翻訳について
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- Updated:
- 2017年6月29日
章のタイトル： Cisco UCS Central 管理パックのカスタマイズ
Cisco UCS Central 管理パックのカスタマイズ
この章の内容は、次のとおりです。
- Cisco UCS Central 管理パックのカスタマイズの概要
- Cisco UCS Central インスタンス オブジェクト ディスカバリ
- ルール
- 重大度のマッピング
- 管理パック内のルールの一覧表示
- ルールのオーバーライド
- Cisco UCS Central から別のモニタリング サービスへの移行
Cisco UCS Central 管理パックのカスタマイズの概要
Operations Manager でモニタリングのために追加される UCS Central のそれぞれに対して、Cisco Unified Computing System の [Management Pack Templates] タブに管理パック テンプレートが作成されます。カスタマイズを行うため、管理パックのコンポーネントを理解しておくことが重要です。
Cisco UCS Central インスタンス オブジェクト ディスカバリ
オブジェクト ディスカバリはすべて一定間隔で実行され、モニタリング サービスからディスカバリ データを取得するため定期的に実行できます。パック内のオブジェクト ディスカバリの一覧を表示するには、以下の手順に従います。
Cisco UCS Central Root（オブジェクト ディスカバリ）
これはトップ レベルのオブジェクト ディスカバリであり、 UCS Central に最初に実行するディスカバリです。 Cisco UCS Central のインスタンスを Operations Manager に検出します。このディスカバリは、Cisco UCS モニタリング サービスを使用して Cisco UCS Central からのインベントリとモニタリング情報を取得するために実行します。これらのディスカバリはオーバーライドできます。以降のセクションで、オブジェクト ディスカバリをオーバーライドする方法を説明します。
このオブジェクト ディスカバリで利用可能なオーバーライドのセットを以下に示します。
-
CacheClass： UCS Central から収集されるインベントリとモニタリング情報の管理対象オブジェクトを定義します。
-
Discovery Level：Operations Manager 内で UCS Central からの組織とサービス プロファイルを検出する最大レベルを定義します。
-
Enabled：オブジェクト ディスカバリの有効化状態を定義します。
-
Interval Seconds：実行間隔を定義します。
-
ShowUnassociatedProfiles：関連付けられた、または関連付けられていないサービス プロファイルを Operations Manager 内で検出するかどうかを定義します。デフォルト値は True で、関連付けられていないサービス プロファイルが表示されます。
-
Logging Level：このオブジェクト ディスカバリにロギングを有効化するか無効化するかを定義します。
-
Timeout Seconds：ディスカバリ スクリプト実行のタイムアウト時間を定義します。
 （注） | デフォルトでは、Cisco UCS Central Root ディスカバリは 2 時間（7200 秒）ごとに実行されるようプログラムされており、 Cisco UCS Central からすべての変更を取得します。 |
オブジェクト ディスカバリのオーバーライド
PowerShell コマンドレットを使用したオブジェクト ディスカバリのオーバーライド
PowerShell コマンドレットを使用して、オブジェクト ディスカバリの無効化またはオーバーライドが行えます。詳細については、「Retetrieving, enabling, or disabling UCS Object Discoveries」を参照してください。
ルール
Cisco UCS コア ライブラリ管理パックでは、それぞれの UCS Central の障害についてルールが存在し、UCS テンプレート インスタンスが [Add Monitoring Wizard] から作成された場合はいつでも、ルールが継承されます。
（注） | ルールは、Severity が Critical、Major、Minor、Warning、Type であり、FSM や Configuration ではない障害に含まれます。 |
障害の発生する可能性のある UCS コンポーネントによっては、UCS 障害に対して １ つ以上のルールが存在する場合があります。
たとえば、F10000210 は次の UCS Central コンポーネントで発生します。
"org-[name]/ip-pool-[name]"
この例では、DN を後方から解析すると、Organization が検出されたコンポーネントとなります。このため、次のような 1 つのルールが使用できます。
Fault Rule : Organization.F10000210
さらに、エラー F10000195 についても考えます。これは次の UCS Central コンポーネントで発生します。
"extpol/reg/controllers/contro-[id]"
この例では、各 DN を後方から解析すると、UCS Central 管理パックによって検出されたコンポーネントがありません。このため、Cisco UCS Central のルート クラスをターゲットとする単一のルールが使用でき、次のエラー名となります。
Fault Rule : F10000195
ルールはイベントに基づきます。各ルールでは、Cisco UCS モニタリング サービスによって発生したイベントに基づいて、Operations Manager で複数のアラートを生成できます。
（注） | 現時点で、Cisco UCS 管理パックは Cisco UCS Central からの情報性エラーやクリア エラーの Operations Manager での表示をサポートしていません。 |
（注） | UCS Central FSM の障害は一時的な障害であるため、このバージョンの管理パックではサポートされません。管理パックでサポートされない FSM エラーの一覧については、次の URL を参照してください。 http://www.cisco.com/c/en/us/td/docs/unified_computing/ucs/ts/faults/reference/2-0/UCSFaultsErrorsRef_20/UCS_FSMs.html |
ルールの事前設定
すべての管理パックがインポートされたら、 Cisco UCS Central テンプレートが作成される前に、UI またはコマンドレットによってルールを設定（有効化/無効化）します。設定が完了すると、テンプレートのインポートが可能になり、後から追加されるすべてのテンプレートに設定が有効になります。テンプレートのインポート後にルールの設定を変更するには、ルールを再設定します。これは、既存のテンプレートおよび以降に追加されるすべてのテンプレートに対して自動的に適用されます。
PowerShell コマンドレットを使用したルールの有効化
PowerShell のコマンドレットを使用してルールを有効化できます。詳細については、「Retrieving, Enabling or Disabling UCS Fault Rules」を参照してください。
重大度のマッピング
このセクションでは、 UCS Central の障害の重大度と Operations Manager コンソール内のアラートの重大度との間のマッピングについて説明します。
次の表に、 Cisco UCS Central とルールとの間の重大度のマッピングを示します。
|
重大度 |
Cisco UCS（重大度） |
ルール（アラートの重大度） |
|---|---|---|
|
1 |
Critical、Major |
Critical |
|
2 |
Minor、Warning |
警告 |
（注） | デフォルトでは、すべてのルールが有効です。 |
管理パック内のルールの一覧表示
ルールのオーバーライド
| ステップ 1 | Operations Manager のメニュー バーで、[Go] を選択し、[Authoring] を選択します。 |
| ステップ 2 | ナビゲーション ペインで、[Management Pack Templates] を選択します。 |
| ステップ 3 | [Cisco UCS Central] を選択します。 |
| ステップ 4 | Cisco UCS Central インスタンスを右クリックし、 を選択します。 |
| ステップ 5 | [Rules] ページで、オーバーライドするルールを選択します。 |
| ステップ 6 | ルールを右クリックして、 をクリックします。 |
| ステップ 7 | [Override Properties] ページで、オーバーライドするパラメータを選択してから、オーバーライド値を変更します。 |
| ステップ 8 | [OK] をクリックして [Override] ページを閉じます。 |
| ステップ 9 | [Rules] ページを閉じます。 |
Cisco UCS Central から別のモニタリング サービスへの移行
複数の Operations Manager 管理サーバおよびエージェント管理されたコンピュータが存在する導入では、Cisco UCS モニタリング サービスを複数のコンピュータにインストールして、複数の Cisco UCS Central をモニタリングさせることができます。これは、複数の Cisco UCS Central の負荷を異なる管理サーバおよびエージェント管理されたコンピュータの間で共有するのに役立ちます。その過程で、 Cisco UCS Central のモニタリングを、ある Cisco UCS モニタリング サービスから別のモニタリング サービスに割り当てることが必要になる場合があります。
| ステップ 1 | Operations Manager コンソールのメニュー バーから、[Go] タブをクリックします。 |
| ステップ 2 | ドロップダウン メニューで、[Authoring] を選択します。 |
| ステップ 3 | [Management Pack Templates] を選択します。 |
| ステップ 4 | [Cisco UCS Central] を選択します。 |
| ステップ 5 | Cisco UCS Central インスタンスを右クリックし、[Properties] をクリックします。 |
| ステップ 6 | ドロップダウン リストから、別のマシン タイプまたはサービス マシン、または両方を選択します。 |
| ステップ 7 | をクリックします。 |
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