Cisco UCS S3260 ストレージ サーバ用 Cisco UCS S3260 M5 サーバ ノードのサービス ノート

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Cisco UCS S3260 ストレージ サーバ用 Cisco UCS S3260 M5 サーバ ノードのサービス ノート

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S3260 M5 サーバ ノードの交換

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2018年5月10日

章のタイトル： S3260 M5 サーバ ノードの交換

S3260 M5 サーバ ノードの交換

この章では、S3260 シャーシでの M5 サーバ ノードの取り付け、シャットダウン、および交換の方法について説明します。

S3260 M5 サーバ ノードのシャットダウン

Cisco Integrated Management Controller（Cisco IMC）インターフェイスか、サーバ ノード前面にある電源ボタンのいずれかを使用して、サーバ ノードのグレースフル シャットダウンまたはハード シャットダウンを実行できます。ここでは両方の手順について説明します。

Cisco IMC GUI を使用したサーバ ノードのシャットダウン

手順

ステップ 1

ブラウザでシステムの管理 IP アドレスを使用して、Cisco IMC GUI にログインします。
ステップ 2

[Navigation] ペインの [Chassis] メニューをクリックします。

ステップ 3

[Chassis] メニューの [Summary] をクリックします。

ステップ 4

作業ウィンドウ上部のツールバーで、[Host Power] リンクをクリックします。

[Server Power Management] ダイアログが開きます。このダイアログには、システム内にあるすべてのサーバ ノードが表示されます。
ステップ 5

[Server Power Management] ダイアログで、シャットダウンするサーバ ノードに対して次のいずれかのボタンを選択します。

注意     

データの損失やオペレーティング システムへの損傷が発生しないようにするために、必ずオペレーティング システムのグレースフル シャットダウンを実行するようにしてください。ファームウェアや BIOS のアップグレードが進行中のときは、サーバの電源を切らないでください。

  • [Shut Down]：オペレーティング システムのグレースフル シャットダウンを実行して、選択されたサーバ ノードの電源をオフにします。

  • [Power Off]：選択されたサーバ ノードでタスクが実行されていても、そのサーバ ノードの電源をオフにします。

ステップ 6

[Chassis Status] ペインで、選択したサーバ ノードの [Power State] が [Off] と表示されていることを確認します。

（注）   

背面パネルの物理的な電源ボタンがオレンジに変わったら、シャーシからサーバ ノードを安全に取り外すことができます。

サーバ ノードの電源ボタンを使用したサーバ ノードのシャットダウン

手順

ステップ 1

サーバ ノードの電源ボタン/ステータス LED の色を確認します。

  • オレンジ：サーバ ノードの電源がオフになっています。シャーシからサーバ ノードを安全に取り外せます。

  • 緑：サーバ ノードの電源がオンになっています。次の手順に進んでください。
ステップ 2

グレースフル シャットダウンまたは緊急シャットダウンを実行します。

注意     

データの損失やオペレーティング システムへの損傷が発生しないようにするために、必ずオペレーティング システムのグレースフル シャットダウンを実行するようにしてください。ファームウェアや BIOS のアップグレードが進行中のときは、サーバの電源を切らないでください。

  • グレースフル シャットダウン：サーバ ノードの電源ボタンを押して放します。ソフトウェアによってオペレーティング システムのグレースフル シャットダウンが実行され、サーバ ノードの電源がオフになります。

  • 緊急シャットダウン：電源ボタンを 4 秒間押し続けて、サーバ ノードの電源を強制的にオフにします。

（注）   

背面パネルの物理的な電源ボタンがオレンジに変わったら、シャーシからサーバ ノードを安全に取り外すことができます。

S3260 M5 サーバ ノードの交換

この項の手順を使用して、シャーシでサーバ ノードの取り外しまたは取り付けを行います。

サーバ ノードまたはこれに接続されている I/O エクスパンダ内のコンポーネントを交換するには、サーバ ノードと I/O エクスパンダのコンポーネントの交換を参照してください。

S3260 M5 サーバ ノードの装着ルール

次のルールに従ってください。

  • 同じ Cisco UCS S3260 システムに、S3260 M5 サーバ ノードと世代の異なるサーバ ノード（M3 または M4）を混在させないでください。M5 サーバ ノードは背面パネルの「M5 SVRN」というラベルで確認できます。

  • 単一ノード システム：

    • Cisco IMC リリース 2.0(13) より前：S3260 システムにサーバ ノードが 1 つしかない場合は、ベイ 1 に取り付けます。

    • Cisco IMC リリース 2.0(13) 以降：S3260 システムにサーバ ノードが 1 つしかない場合は、どちらのサーバ ベイにも取り付けることができます。


      （注）  

      サーバ ノードがインストールされているベイには、対応する SIOC が必要です。つまり、ベイ 1 のサーバ ノードは SIOC スロット 1 の SIOC とペアにする必要があります。ベイ 2 のサーバ ノードは SIOC ベイ 2 の SIOC とペアにする必要があります。

シャーシ内のノードの交換

サーバ ノードにはシステムの背面からアクセスするため、ラックからシステムを引き出す必要はありません。


（注）  

この手順では、システム シャーシの電源をオフにする必要はありません。取り外す前にサーバ ノードの電源がシャットダウンされていれば、シャーシの電源は入れたままで交換できます。

注意    

サーバ ノードを交換して、交換後の新しいノードでも同じ構成を使用する場合は、サーバ ノードを交換する前に、ノードから Cisco IMC 構成をエクスポートして保存してください。サーバ ノードの設置後に、保存した構成を新しく交換したノードにインポートできます。この章では、構成のエクスポートおよびインポートの手順を説明します。

手順

ステップ 1

任意：交換するサーバ ノードから Cisco IMC 構成をエクスポートして、交換後のサーバ ノードにインポートできるようにします。この場合、サーバ ノードからの Cisco IMC 構成のエクスポートの手順に従ってから、次のステップに戻ってください。

ステップ 2

S3260 M5 サーバ ノードのシャットダウンの説明に従って、ソフトウェア インターフェイスを使用するか、ノードの電源ボタンを押してサーバ ノードをシャットダウンします。

ステップ 3

システムからサーバ ノードを取り外します。

  1. 2 本のイジェクト レバーを持ってラッチをつまみ、レバーを開放します。

  2. 両方のレバーを同時に外側へ回し、ミッドプレーンのコネクタからサーバ ノードを平らにして取り外します。

  3. システムからサーバ ノードをまっすぐ引き抜きます。
ステップ 4

サーバ ノードに I/O エクスパンダが取り付けられている場合は、I/O エクスパンダ アセンブリの分解の手順を使用してサーバ ノードから取り外します。その後、I/O エクスパンダ アセンブリのリアセンブルに従って新しいサーバ ノードに I/O エクスパンダを再度取り付けてから、次の手順に進みます。

I/O エクスパンダが取り付けられていなかった場合は、次の手順に進みます。
ステップ 5

新しいサーバ ノードを取り付けます。

  1. 2 つのイジェクト レバーを開き、新しいサーバ ノードを空のベイの位置に合わせます。以下の構成ルールに注意してください。

    • Cisco IMC リリース 2.0(13) より前：S3260 システムにサーバ ノードが 1 つしかない場合は、ベイ 1 に取り付けます。

    • Cisco IMC リリース 2.0(13) 以降：S3260 システムにサーバ ノードが 1 つしかない場合は、どちらのサーバ ベイにも取り付けることができます。

      （注）   

      サーバ ノードがインストールされているベイには、対応する SIOC が必要です。つまり、ベイ 1 のサーバ ノードは SIOC スロット 1 の SIOC とペアにする必要があります。ベイ 2 のサーバ ノードは SIOC ベイ 2 の SIOC とペアにする必要があります。

  2. サーバ ノードがミッドプレーン コネクタとかみ合い、シャーシと同じ高さになる位置まで、サーバ ノードをベイに押し込みます。

  3. 両方のイジェクト レバーが平らになり、ラッチがサーバ ノードの背面にロックされるまで、両方のイジェクト レバーを中央に向けて回転させます。
ステップ 6

サーバ ノードの電源をオンにします。
ステップ 7

新しいサーバ ノードで初期セットアップを行って、IP アドレスを割り当て、必要に応じてその他のネットワーク設定を構成します。『Cisco UCS S3260 Storage Server Installation and Service Guide』の「Initial System Setup」を参照してください。

ステップ 8

任意：ステップ 1 で保存した Cisco IMC 構成をインポートします。この場合、サーバ ノードへの Cisco IMC 構成のインポートの手順に従います。

サーバ ノードからの Cisco IMC 構成のエクスポート

この操作は、Cisco IMC の GUI または CLI いずれかのインターフェイスを使用して実行できます。以下の手順では、例として CLI コマンドを使用します。詳細については、Configuration Guides に用意されている S3260 ストレージ サーバ用の CLI および GUI ガイドで「Exporting a Cisco IMC Configuration」を参照してください。

手順

ステップ 1

交換するサーバ ノードの IP アドレスおよび CLI インターフェイスにログインします。
ステップ 2

プロンプトに応じて次のコマンドを入力します。

Server# scope cimc
Server /cimc# scope import-export
Server /cimc/import-export# export-config <protocol> <ip-address> <path-and-filename>
ステップ 3

ユーザ名、パスワード、およびパス フレーズを入力します。

これにより、エクスポートするファイルにユーザ名、パスワード、およびパス フレーズが設定されます。エクスポート操作は、パス フレーズ（任意の値を設定できます）を入力した後に開始されます。

エクスポート操作が正常に完了したかどうかを確認するには、show detail コマンドを使用します。操作を中止するには、CTRL+C を入力します。

以下に、エクスポート操作の例を示します。この例では、TFTP プロトコルを使用して、構成を IP アドレス 192.0.2.34 のファイル /ucs/backups/cimc5.xml にエクスポートします。

Server# scope cimc
Server /cimc # scope import-export
Server /cimc/import-export # export-config tftp 192.0.2.34 /ucs/backups/cimc5.xml
Username:xxxx
Password:****
Passphrase:***
Export config started. Please check the status using "show detail".
Server /cimc/import-export # show detail
Import Export:
Operation: EXPORT
Status: COMPLETED
Error Code: 100 (No Error)
Diagnostic Message: NONE

サーバ ノードへの Cisco IMC 構成のインポート

この操作は、Cisco IMC の GUI または CLI いずれかのインターフェイスを使用して実行できます。以下の手順では、例として CLI コマンドを使用します。詳細については、Configuration Guides に用意されている S3260 ストレージ サーバ用の CLI および GUI ガイドで「Importing a Cisco IMC Configuration」を参照してください。

手順

ステップ 1

新しいサーバ ノードの CLI インターフェイスに SSH でログインします。
ステップ 2

プロンプトに応じて次のコマンドを入力します。

Server# scope cimc
Server /cimc# scope import-export
Server /cimc/import-export# import-config <protocol> <ip-address> <path-and-filename>
ステップ 3

ユーザ名、パスワード、およびパス フレーズを入力します。

ユーザ名、パスワード、およびパス フレーズは、エクスポート操作で使用したものと同じでなければなりません。インポート操作は、パス フレーズを入力した後に開始されます。

以下に、インポート操作の例を示します。この例では、TFTP プロトコルを使用して、IP アドレス 192.0.2.34 のファイル /ucs/backups/cimc5.xml から構成をサーバ ノードにインポートします。

Server# scope cimc
Server /cimc # scope import-export
Server /cimc/import-export # import-config tftp 192.0.2.34 /ucs/backups/cimc5.xml
Username:xxxx
Password:****
Passphrase:***
Export config started. Please check the status using "show detail".
Server /cimc/import-export # show detail
Import Export:
Operation: IMPORT
Status: COMPLETED
Error Code: 100 (No Error)
Diagnostic Message: NONE

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