Cisco Digital Media System(Cisco DMS; Cisco デジタル メディア システム)は、このガイドで説明する対象物を含む製品およびテクノロジー ファミリです。Digital Media Player(DMP; デジタル メディア プレーヤー)は、堅牢で、IP アドレスを設定可能な小型ネットワーク デバイスで、デジタル サイネージ コンテンツやエンタープライズ TV コンテンツを DMP ディスプレイ(LCD プロフェッショナル シリーズ ディスプレイ、または視聴者にメディアを表示する直結のテレビ画面、モニタ、またはプロジェクタ)に配信します(これらにはアナログ式またはデジタル式、標準画質または高画質があります)。 DMP を保護ケースに入れておくと、いたずらや盗難を防ぐことができます。保護ケースは別売りです。Digital Media Player Device Manager(DMPDM; デジタル メディア プレーヤー デバイス マネージャ)は、Web ベースのグラフィカル ユーザ インターフェイスで、初期セットアップ時の DMP の設定、DMP の管理、および DMP ディスプレイへのメディア配信を行うことができます。DMPDM は、管理対象の DMP 上で動作します。システム管理者、コンテンツ マネージャ、およびグラフィック デザイナは、DMM-DSM と呼ばれる Digital Media Manager(DMM; デジタル メディア マネージャ)ソフトウェア モジュールを使用して、DMP デバイスのネットワークの集中管理、サイネージ用のアセットの構成と編集、レイアウトの設計、および DMP ディスプレイへのメディア配信を行います。別にライセンスされる DMM-ETV ソフトウェア モジュールの機能を利用すると、IP ネットワーク上での VoD 配信やテレビ番組のライブ配信、Electronic Program Guide(EPG; 電子プログラム ガイド)の設定、EPG データ プロバイダー サービスへの登録の管理、および DMP 用リモート コントローラ(別売り)のプログラムを簡単に行うことができます。
DMS 製品および関連テクノロジーの詳細について、およびシスコ全般については、次の URL を参照してください。
Cisco DMP 4400G デバイス、および 2008 年 7 月以降の Cisco DMP 4305G デバイスは、リモート コントローラ(別売り)と互換性があります。リモート コントローラの機能を利用するには、DMP でリリース 5.0 以上のファームウェアを使用し、Cisco DMM アプライアンスでリリース 5.0 以上の DMM ソフトウェアを使用する必要があります。それよりも前のリリースの Cisco DMS からアップグレードする場合は、Cisco.com アカウントにログインし、 http://tools.cisco.com/support/downloads/pub/Redirect.x?mdfid=281723656 から必要なソフトウェアとファームウェアをダウンロードできます。
このガイドで説明する DMM 機能(リモート コントローラから使用可能な機能)のほとんどはライセンスされる機能です。これらの機能は、DMM アプライアンスにインストールして設定し、DMP 上で有効にする必要があります。ライセンスを与えてインストールできる DMM 機能については、 http://www.cisco.com/go/dms を参照してください。
各 DMP リモート コントローラの製品キットには、このガイド( Cisco Digital Media Player 用リモート コントローラ クイック スタート ガイド )の印刷版が同梱されています。また、このガイドは Cisco.com で参照することもできます。
リモート コントローラには、ライセンスによる制約事項がなく、機能が制限されていないボタンが 4 つあります。 Mute 、 Power 、 Show IP 、および Volume ボタンです。 「その他のボタンの使用方法」 を参照してください。
DMP リモート コントローラはバッテリを使用します。パナソニックや東芝など大手メーカー製の標準的な 3V CR2025 リチウム バッテリです。実際のメーカーの名称はバッテリの表面に記載されています。
バッテリの充電が切れたり、バッテリを取り外したりすると、バッテリを再度取り付けるまで、DMP リモート コントローラを使用できません。
DMP リモート コントローラのリチウム バッテリを交換する必要がある場合は、次の手順に従います。
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ステップ 4 新しいバッテリをプラス極(+)記号が上になるように挿入します。
ステップ 5 クリップをリモート コントローラに滑らせるようにして取り付けます。
一般的には、DMP リモート コントローラの中央にある Menu、Enter、↑、↓、←、および → の 6 つのボタンを使用します。これらはいずれも重要なボタンで、次のような機能を持ちます。
選択されているプログラムがすでに再生中の場合は、フルスクリーン モードを開始します。そうでない場合は、選択されているプログラムを開いて再生します。 |
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押されたボタンに応じて、プログラム リスト内を左または右に移動します。1 |
1.電子プログラム ガイドの左端のプログラムがすでに選択されている場合に ← を押すと、4 時間前のプログラムが表示されます。 |
前の表で説明した主要な 6 つのボタン以外にも 18 個のボタンがあります。
2.DMP にセットするオーディオ音量レベルと、他の接続デバイスにセットするオーディオ音量レベルが異なる場合や、競合する場合があります。そのようなデバイスを消音する場合に、必ずしも他のデバイスもすべて消音する必要はありません。誤って大音量になるようなことがないように、音量設定は注意して行います。 |
マニュアルの入手方法、テクニカル サポート、マニュアルに関するフィードバックの提供、セキュリティ ガイドライン、および推奨エイリアスや一般的なシスコのマニュアルについては、次の URL で、毎月更新される『 What's New in Cisco Product Documentation 』を参照してください。シスコの新規および改訂版の技術マニュアルの一覧が示されています。
http://www.cisco.com/en/US/docs/general/whatsnew/whatsnew.html