Host Hardware RAID Controller プロファイル
Cisco UCS は、SMI-S 1.2 Host Hardware RAID Controller プロファイルをトップレベル プロファイルとしてサポートします。
このプロファイルは、次のクラスをサポートします。
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CCIM_MegaRAIDHBA |
CIM_ComputerSystem |
Cisco UCS システムで検出された MegaRAID デバイスごとに、CCIM_MegaRAIDHBA クラスの単一インスタンスがインスタンス化されます。このクラスは、RAID コントローラ展開のトップレベルのシステム コンテキストを表します。関連付けられているすべての論理デバイスが、SystemDevice アソシエーションによって、このインスタンスに関連付けられます。 |
CCIM_PortController |
CIM_PortController |
Cisco UCS システムによる管理下にある MegaRAID コントローラごとに、CCIM_PortController の単一インスタンスがインスタンス化されます。 |
CCIM_EventLog |
CIM_MessageLog |
Cisco UCS システムによる管理下にある MegaRAID コントローラごとに、CCIM_EventLog の単一インスタンスがインスタンス化されます。EventLog は、MegaRAID コントローラが維持する AEN の基になるログへのアクセスを提供します。 |
CCIM_ConfigLog |
CIM_MessageLog |
Cisco UCS システムによる管理下にある MegaRAID コントローラごとに、CCIM_ConfigLog の単一インスタンスがインスタンス化されます。ConfigLog には、MegaRAID コントローラの現在のコンフィギュレーションを表す 1 つのレコードが含まれます。 |
Alarm プロファイル
Cisco UCS は、DMTF Alarm プロファイルを SMI-S 1.2 Host Hardware RAID Controller プロファイルの拡張としてサポートします。
MegaRAID デバイスには、DMTF Alarm Device プロファイル バージョン 1.0.0a に準拠してサポートされるオンボードの可聴アラームが搭載されています。
このプロファイルは、次のクラスをサポートします。
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CCIM_AlarmDevice |
CIM_AlarmDevice |
AlarmDevice は、問題のある状況に関連して音声または指標を発するデバイスの種類です。Cisco UCS システムによる管理下にある MegaRAIDHBA コントローラごとに、CCIM_AlarmDevice の単一インスタンスがインスタンス化されます。このクラスのインスタンスは、アラーム ハードウェアが存在する場合だけ作成されます。 |
CCIM_AlarmDeviceCapabilities |
CIM_AlarmDeviceCapabilities |
このクラスのインスタンスは、CCIM_AlarmDevice のインスタンスがある(アラーム ハードウェアが存在する)場合だけ生成されます。 |
Block Services プロファイル
Cisco UCS は、SMI-S 1.2 Host Hardware RAID Controller プロファイルで指定されている方法で、SMI-S 1.2 Block Services パッケージをサポートします。
Block Services 機能には、ストレージ ボリュームおよびストレージ プールの基本のボリューム管理アクションと状態表示が含まれます。
このプロファイルは、次のクラスをサポートします。
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CCIM_StorageConfigurationCapabilities |
CIM_StorageConfigurationCapabilities |
プールおよびボリュームの StorageConfigurationService ごとに、CCIM_StorageConfigurationCapabilities の単一インスタンスが列挙されます。 |
CCIM_StorageVolume |
CIM_StorageVolume |
各管理対象 RAID コントローラの MR_LD_LIST 構造体に存在する論理ディスクごとに、CCIM_StorageVolume のインスタンスが列挙されます。 |
CCIM_DiskPartition |
CIM_DiskPartition |
Cisco UCS の CIM 管理インターフェイスでは、論理ディスクがどのようにオペレーティング システム パーティションにマッピングされているかに関する情報を使用できることを前提にしています。これは、SNIA SMI-S HHRC 仕様の一部ではなく、LSI 拡張として追加されています。 |
CCIM_StorageConfigurationService |
CIM_StorageConfigurationService |
RAID コントローラごとに、CCIM_StorageConfigurationService のインスタンスが列挙されます。 |
CCIM_StoragePool |
CIM_StoragePool |
MegaRAID デバイスで構成されているアレイ(ドライブのセット)ごとに、CCIM_StoragePool のインスタンスが列挙されます。さらに、構成されている仮想 StoragePool(Cisco UCS システムで構成されているが StorageVolume が割り当てられていないアレイ)ごとに、CCIM_StoragePool のインスタンスが列挙されます。StoragePool の容量値は、StoragePool に関連付けられている RAID レベルに基づいて計算されます。 |
CCIM_GeneratedStorageSetting |
CIM_StorageSetting |
このインスタンスは、StoragePool から作成可能な Quality Of Service を表します。クライアントは、StorageConfigurationService.CreateOrModifyElementFromStoragePool を呼び出す前に、インスタンスを修正できます。ボリュームの作成に使用されないインスタンスは、クライアントで削除する必要があります。 |
CCIM_StorageVolumeSetting |
CIM_StorageVolumeSetting |
StorageVolume ごとに、CCIM_StorageVolumeSetting のインスタンスがインスタンス化されます。CCIM_StorageVolumeSetting の各インスタンスには、関連付けられている StorageVolume に適用する設定が含まれています。ほとんどの設定データは、特定の RAID レベルのボリューム間で共通です。 |
CCIM_EnabledLogicalElementCapabilities |
CIM_EnabledLogicalElementCapabilities |
ストレージ コンフィギュレーション サービス、プール、およびボリュームごとに、CCIM_EnabledLogicalElementCapabilities がインスタンス化されます。 |
CCIM_ParentStoragePoolCapabilities |
CIM_StorageCapabilities |
原始 StoragePool ごとに、CCIM_StoragePoolCapabilities の単一インスタンスが列挙されます。 |
CCIM_StoragePoolCapabilities |
CIM_StorageCapabilities |
作成された StoragePool ごとに、CCIM_StoragePoolCapabilities のインスタンスが列挙されます。機能の値は個別のプールごとに設定されますが、ハードコーディングされた値の多くは、StoragePool の RAID レベルに基づいて設定されます。 |
CCIM_ParentStoragePool |
CIM_StoragePool |
MegaRAID コントローラごとに、CCIM_ParentStoragePool の単一インスタンスが列挙されます。このインスタンスは、コントローラに接続されている使用可能なストレージ(割り当て済みと未割り当ての両方)を表します。このプールには、スペア ドライブの空き容量または最適状態でないドライブの空き容量は含まれません。SMI-S では、このストレージ プールを「原始」プールと呼びます。 |
CCIM_PottedStorageSetting |
CIM_StorageSetting |
原始 StroragePool には、サポートされる RAID レベルごとに CCIM_PottedStorageSetting のインスタンスがあります。ElementName を使用して、RAID レベルが識別されます。これらのインスタンスは、クライアントでは修正または削除できません。 |
Diagnostics プロファイル
Cisco UCS は、MegaRAID デバイスの基本テストを実行するための DMTF Diagnostics プロファイルをサポートします。
DMTF Diagnostics プロファイルは、CIM モデルによって、デバイスの診断機能を公開します。MegaRAID ファームウェアは、単一の診断コマンド(セルフチェック テスト)をエクスポートします。セルフチェックはオールインワン型のテストとして用意されており、さまざまなコンポーネントおよびインターフェイスが機能していることを確認します。このテストは、Diagnostics プロファイルの実装により、MegaRAID CIM プロバイダーを通じて使用可能になります。
このプロファイルは、次のクラスをサポートします。
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CCIM_DiagnosticResultsLog |
CIM_MessageLog |
診断テストが実行されるたびに、CCIM_DiagnosticResultsLog の単一インスタンスが作成されます。 |
CCIM_SelfCheckTest |
CIM_DiagnosticsTest |
RAID コントローラごとに、CCIM_SelfCheckTest のインスタンスが列挙されます。 |
CCIM_HelpService |
CIM_HelpService |
-- |
CCIM_SelfCheckIdentity |
CIM_SoftwareIdentity |
Cisco UCS システムで検出された MegaRAID コントローラごとに、CCIM_SelfCheckIdentity のインスタンスが列挙されます。 |
CCIM_SelfCheckCapabilities |
CIM_DiagnosticServiceCapabilities |
SelfCheckTest 診断インスタンスごとに、CCIM_SelfCheckCapabilities の単一インスタンスが列挙されます。 |
CCIM_SelfCheckSettings |
CIM_DiagnosticSettings |
RAID コントローラごとに、CCIM_SelfCheckSettings のインスタンスが列挙されます。 |
(なし) |
CIM_SbmaSupportServiceProvider |
サポート メソッドを実行します。 |
Disk Drive Lite プロファイル
Cisco UCS は、SMI-S 1.2 Host Hardware RAID Controller プロファイルで指定されている方法で、SMI-S 1.2 Disk Drive Lite をサポートします。Disk Drive Lite モデル化機能には、RAID デバイスに接続されたディスク管理の物理的観点と論理的観点が含まれます。
CIM では、ディスク ドライブは論理および物理的観点でモデル化されます。ドライブの論理的観点には、ドライブに含まれるストレージ ブロックの範囲などの属性が含まれます。物理的観点には、デバイスのメーカなどの属性が含まれます。Disk Drive Lite プロファイルは、RAID デバイスに接続されたディスク ドライブのこれら 2 つの観点を結合します。
このプロファイルは、次のクラスをサポートします。
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CCIM_DiskExtent |
CIM_StorageExtent |
ドライブ(CCIM_DiskDrive)ごとに、CCIM_DiskExtent のインスタンスが列挙されます。この範囲によって、ドライブのブロックが表されます。各 CCIM_DiskExtent インスタンスが、原始 StoragePool に関連付けられます。この関連付けは、ドライブが具象 StoragePool に割り当てられた場合でも、維持されます。 |
CCIM_PhysicalDrive |
CIM_PhysicalPackage |
ドライブ(CCIM_DiskDrive)ごとに、CCIM_PhysicalDrive のインスタンスが列挙されます。このインスタンスは、ドライブの物理要素の観点を表します。 |
CCIM_DriveFirmwareIdentity |
CIM_SoftwareIdentity |
MegaRAID コントローラに関連付けられている物理ドライブごとに、CCIM_DriveFirmwareIdentity のインスタンスがインスタンス化されます。 |
CCIM_DiskDrive |
CIM_DiskDrive |
MegaRAID コントローラに関連付けられている物理ドライブごとに、CCIM_DiskDrive のインスタンスがインスタンス化されます。 |
Disk Sparing プロファイル
Cisco UCS は、SMI-S 1.2 Host Hardware RAID Controller プロファイルで指定されている方法で、SMI-S 1.2 Disk Sparing をサポートします。
MegaRAID コントローラは、障害ドライブの自動フェールオーバーを提供します。フェールオーバー動作を簡単にするため、システムで割り当てられているすべてのドライブについて、グローバル スペアの単一セットが利用されます。グローバル スペアは、グローバル冗長セットに関連付けられます。割り当てられていないスペア ドライブ以外のすべてのドライブを集約する単一の StorageRedundancySet が、グローバル スペアリング ドメインを表すために存在します。
スペアは、特定の基になるアレイにローカルとして割り当てることもできます。基になる各アレイは、追加の StorageRedundancySet として表されます。すべてのドライブ(割り当て済みのスペア以外)が、単一の StorageRedundancySet として表されます。グローバル スペアとして割り当てられたドライブは、CCIM_IsSpare アソシエーションによって、このセットに関連付けられます。すべての割り当て済みドライブ(ストレージ プールに割り当てられたドライブ)は、ドライブを含む基になるアレイを基礎とする StorageRedundancySet にも関連付けられます。基になるアレイのローカル スペアとして割り当てられたドライブは、CCIM_IsSpare アソシエーションによって、これらのセットに関連付けられます。
このプロファイルは、次のクラスをサポートします。
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CCIM_SpareConfigurationCapabilities |
CIM_SNIA_SpareConfigurationCapabilites |
MegaRAID デバイスごとに、CCIM_SpareConfigurationCapabilities クラスの単一インスタンスがインスタンス化されます。このインスタンスは、ドライブ スペアリングの管理用サービス インターフェイスの機能に関する情報を提供します。 |
CCIM_FailoverStorageExtentsCollection |
CIM_SNIA_FailoverStorageExtentsCollection |
MegaRAID デバイスごとに、CCIM_FailoverStorageExtentsCollection クラスの単一インスタンスがインスタンス化されます。このインスタンスは、デバイスの障害ドライブを収集します。 |
CCIM_SpareConfigurationService |
CIM_SNIA_SpareConfigurationService |
MegaRAID デバイスごとに、CCIM_SpareConfigurationService クラスの単一インスタンスがインスタンス化されます。このインスタンスは、ドライブ スペアリングの管理用サービス インターフェイスを提供します。 |
CCIM_StorageRedundancySet |
CIM_StorageRedundancySet |
MegaRAID デバイスごとに、CCIM_StorageRedundancySet クラスのインスタンスがインスタンス化され、グローバル冗長セットを表します。このインスタンスは、デバイスで使用可能なドライブのセットを表します。ストレージを構成するドライブ(StorageVolume の作成に使用されるドライブ)は、memberOfCollection アソシエーションによって、冗長セットに関連付けられます。統合されていないグローバル ホット スペアとなっているドライブは、IsSpare アソシエーションによって、グローバル冗長セットに関連付けられます。 |
Erasure プロファイル
Cisco UCS は、SMI-S 1.2 Host Hardware RAID Controller プロファイルで指定されている方法で、SMI-S 1.2 Erasure プロファイルをサポートします。
Erasure プロファイルは、ストレージ ボリュームおよびディスク ドライブを含むストレージ要素で消去アクションを開始するサービス インターフェイスを提供します。
このプロファイルは、次のクラスをサポートします。
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CCIM_ErasureSetting |
CIM_ErasureSetting |
消去可能なストレージ範囲(ボリュームおよびディスク)ごとに、CCIM_ErasureSetting のインスタンスがインスタンス化されます。 |
CCIM_ErasureCapabilities |
CIM_ErasureCapabilities |
ディスク ドライブおよびボリュームの ErasureService ごとに、CCIM_ErasureCapabilities の単一インスタンスが列挙されます。 |
CCIM_ErasureService |
CIM_ErasureService |
単一インスタンス。サポートされている消去方式のいずれかを使用して、ストレージ要素の内容を消去します。 |
Extent Composition プロファイル
Cisco UCS は、SMI-S 1.2 Host Hardware RAID Controller プロファイルで指定されている方法で、SMI-S 1.2 Extent Composition プロファイルをサポートします。
Extent Composition プロファイルには、Block Services プロファイルで提供された情報が含まれており、ボリュームがどのようにストレージ プールから割り当てられるかに関する情報が含まれます。
このプロファイルは、次のクラスをサポートします。
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CCIM_StoragePoolCompositeExtent |
CIM_CompositeExtent |
割り当てられているストレージ ボリュームに空き容量を提供する基になる各範囲(MegaRAID アレイ)ごとに、CCIM_StoragePoolCompositeExtent のインスタンスが列挙されます。 |
CCIM_FreeExtent |
CIM_StorageExtent |
StorageExtent は、データを保存し、データを取得できるようにするさまざまなメディアのうち、割り当てられていないか空いているものの機能および管理を説明します。 |
CCIM_ComponentExtent |
CIM_StorageExtent |
具象(原始でない)StoragePool に割り当てられているドライブごとに、CCIM_ComponentExtent のインスタンスが列挙されます。 |
Import プロファイル
MegaRAID コントローラには、他のコントローラが作成したコンフィギュレーションのインポートおよびクリア機能があります。これらの「外部」コンフィギュレーションをインポートする機能は、MegaRAID カードの交換が必要になったときのエンドユーザの使用例で不可欠です。カードの交換では、既存のコンフィギュレーションを外部コンフィギュレーションとしてインポートします。
この機能は、外部コンフィギュレーションのインポートのサポートを追加します。ストレージのインポートをサポートする公式プロファイルはありません。LSI ベンダーの拡張に従います。
このプロファイルは、次のクラスをサポートします。
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CCIM_ImportableStorageService |
CIM_Service |
CCIM_DriveExtent(CCIM_ForeignExtentsCollection のメンバー)および CCIM_ImportableConfiguration で動作する外部メソッドを定義するサービス クラス。 |
CCIM_ForeignExtentsCollection |
CIM_SystemSpecificCollection |
このクラスは、すべての外部ドライブを集約するために使用されます。これには、インポート可能なドライブとインポートできないドライブの両方へのアソシエーションが含まれます。 |
CCIM_ImportableStorageCapabilities |
CIM_Capabilities |
この機能クラスは、ImportableStorageService のユーザが使用できる操作を定義します。 |
Indications プロファイル
Cisco UCS は、SMI-S 1.2 Host Hardware RAID Controller プロファイルで指定されている方法で、SMI-S 1.2 Indications プロファイルをサポートします。
Cisco UCS システムは、2 つの別々の指標クラスを発します。デバイス イベント(AEN)は、CIM_AlertIndication クラスのインスタンスとして、登録されたクライアントにディスパッチされます。Cisco UCS システムは、サポート対象のコンポーネント プロファイルの要件に合ったライフサイクル指標(CIM_InstIndication のサブクラス)も発します。各コンポーネント プロファイルに関連付けられているライフサイクル指標の ID については、個別のプロファイルのセクションを参照してください。
このプロファイルは、次のクラスをサポートします。
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CCIM_AlertIndication |
CIM_AlertIndication |
MegaRAID コントローラで生成されたデバイス イベントごとに、Cisco UCS システムが CIM_AlertIndication を発します。 |
CCIM_LSIESG_PortController_Created |
CIM_AlertIndication |
CCIM_LSIESG_PortController_Deleted |
CIM_AlertIndication |
CCIM_LSIESG_PortController_Modified |
CIM_AlertIndication |
CCIM_LSIESG_DiskDrive_Created |
CIM_AlertIndication |
CCIM_LSIESG_DiskDrive_Deleted |
CIM_AlertIndication |
CCIM_LSIESG_DiskDrive_Modified |
CIM_AlertIndication |
CCIM_LSIESG_StorageVolume_Created |
CIM_AlertIndication |
CCIM_LSIESG_StorageVolume_Deleted |
CIM_AlertIndication |
CCIM_LSIESG_StorageVolume_Modified |
CIM_AlertIndication |
CCIM_LSIESG_StoragePool_Created |
CIM_AlertIndication |
CCIM_LSIESG_StoragePool_Deleted |
CIM_AlertIndication |
CCIM_LSIESG_StoragePool_Modified |
CIM_AlertIndication |
Job Control プロファイル
Cisco UCS は、SMI-S 1.2 Host Hardware RAID Controller プロファイルで指定されている方法で、SMI-S 1.2 Job Control プロファイルをサポートします。
Job Control プロファイルは、Cisco UCS システムとの対話によって MegaRAID デバイスで引き起こされた実行中および完了済みのバックグラウンド ジョブを表します。
このプロファイルは、次のクラスをサポートします。
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CCIM_LdInitializeJob |
CIM_ConcreteJob |
CCIM_LdInitializeJob が、ボリュームを初期化する要求ごとにインスタンス化されます。 |
CCIM_ForegroundInitializationJob |
CIM_ConcreteJob |
フォアグラウンド初期化が開始されると、CCIM_ ForegroundInitializationJob のインスタンスが作成されます。 |
CCIM_LdReConstructionJob |
CIM_ConcreteJob |
ボリュームの再構築動作を実行する要求ごとに、CCIM_LdReConstructionJob のインスタンスがインスタンス化されます。 |
CCIM_BadBlockScanJob |
CIM_ConcreteJob |
ボリュームで整合性のチェックが起動されると、CCIM_BadBlockScanJon This job のインスタンスが作成されます。 |
CCIM_CheckConsistencyJob |
CIM_ConcreteJob |
ボリュームで整合性のチェックが起動されると、CCIM_ CheckConsistencyJob のインスタンスが作成されます。 |
CCIM_PdRebuildJob |
CIM_ConcreteJob |
物理ディスクで再構築動作が開始されると、CCIM_ PdRebuildJob のインスタンスが作成されます。 |
CCIM_SelfCheckJobProvider |
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SelfCheckTest が実行されるたびに、CCIM_SelfCheckJob のインスタンスが作成されます。 |
Physical Package プロファイル
Cisco UCS は、SMI-S 1.2 Host Hardware RAID Controller プロファイルで指定されている方法で、SMI-S Physical Package プロファイルをサポートします。
MegaRAID 製品に対する Physical Package プロファイルの適用範囲は、RAID コントローラ自体に制限され、サーバ シャーシ内の MegaRAID カードの物理的展開は含まれません。さらに、このプロファイルの範囲は、接続されている格納ラックの物理的観点までは拡大されません。接続されている格納ラックの物理パッケージの観点は、Storage Enclosure プロファイルの一部としてモデル化されます。
このプロファイルは、次のクラスをサポートします。
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CCIM_MegaRAIDProduct |
CIM_Product |
Cisco UCS システムで検出された MegaRAID コントローラごとに、CCIM_MegaRAIDProduct クラスの単一インスタンスがインスタンス化されます。 |
CCIM_EnclosureProduct |
CIM_Product |
Cisco UCS システムで検出された格納ラックごとに、CCIM_EnclosureProduct クラスのインスタンスがインスタンス化されます。 |
CCIM_DiskDriveProduct |
CIM_Product |
Cisco UCS システムで検出されたディスク ドライブごとに、CCIM_DiskDriveProduct クラスのインスタンスがインスタンス化されます。 |
CCIM_BatteryPackage |
CIM_PhysicalPackage |
Cisco UCS システムで管理されている MegaRAID コントローラごとに、CCIM_BatteryPackage クラスの単一インスタンスがインスタンス化されます。インスタンスは、MegaRAID デバイスにバッテリ パッケージがある場合だけ存在します。 |
CCIM_PhysicalCard |
CIM_Card |
Cisco UCS システムで検出された展開済み MegaRAID カードごとに、CCIM_PhysicalCard の単一インスタンスが列挙されます。 |
CCIM_BatteryCapabilities |
CIM_EnabledLogicalElementCapabilities |
Cisco UCS システムで管理されている MegaRAID コントローラごとに、CCIM_BatteryCapabilities クラスの単一インスタンスがインスタンス化されます。インスタンスは、MegaRAID デバイスに物理バッテリ パッケージがない場合だけ存在します。モデルからインスタンスを削除する代わりに、関連付けられているバッテリのデバイス状態として不足条件をモデル化します。 |
CCIM_Battery |
CIM_Battery |
Cisco UCS システムで管理されている MegaRAID コントローラごとに、CCIM_Battery クラスの単一インスタンスがインスタンス化されます。インスタンスは、MegaRAID デバイスに物理バッテリ パッケージがない場合だけ存在します。モデルからインスタンスを削除する代わりに、デバイス状態として不足条件をモデル化します。 |
CCIM_PhysicalAssetCapabilities |
CIM_PhysicalAssetCapabilities |
Cisco UCS システムで検出された MegaRAID コントローラごとに、CCIM_PhysicalAssetCapabilities のインスタンスが列挙されます。 |
Storage Enclosure プロファイル
Cisco UCS は、ストレージ格納ラックの物理および論理的観点を表す SMI-S 1.2 Storage Enclosure プロファイルをサポートします。
Storage Enclosure プロファイルは、MegaRAID コントローラに接続されているストレージ格納ラックにあるファン、電源モジュール、およびアラームをモデル化します。さらに、PortController クラスのサブタイプとして、格納ラック サービス モジュールの表現がサポートされます。最後に、プロファイルによって、格納ラック内での物理ドライブ デバイスの展開(各ドライブのスロット位置を含む)がモデル化されます。
このプロファイルは、次のクラスをサポートします。
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CCIM_DriveSlot |
CIM_Slot |
検出されたすべての格納ラックに含まれていると報告されたドライブ スロットごとに、CCIM_DriveSlot のインスタンスがインスタンス化されます。 |
CCIM_EnclosureChassis |
CIM_Chassis |
Cisco UCS システムの管理化にある MegaRAID コントローラで検出された格納ラックごとに、CCIM_EnclosureChassis のインスタンスがインスタンス化されます。 |
CCIM_PhysicalFan |
CIM_PhysicalPackage |
検出されたすべての格納ラックに存在すると報告されたファンごとに、CCIM_PhysicalFan のインスタンスがインスタンス化されます。このクラスは、ファン デバイスの物理パッケージを表します。 |
CCIM_PowerSupply |
CIM_PowerSupply |
検出されたすべての格納ラックに存在すると報告された電源モジュールごとに、CCIM_PowerSupply のインスタンスがインスタンス化されます。 |
CCIM_EnclosureAlarm |
CIM_AlarmDevice |
検出されたすべての格納ラックに存在すると報告されたアラームごとに、CCIM_EnclosureAlrm のインスタンスがインスタンス化されます。 |
CCIM_ESMController |
CIM_PortController |
検出されたすべての格納ラックに存在すると報告された ESM コンポーネントごとに、CCIM_ESMController のインスタンスがインスタンス化されます。 |
CCIM_PowerSupplyPackage |
CIM_PhysicalPackage |
検出されたすべての格納ラックに存在すると報告された電源モジュールごとに、CCIM_PowerSupply のインスタンスがインスタンス化されます。 |
CCIM_EnclosureFan |
CIM_Fan |
検出されたすべての格納ラックに存在すると報告されたファンごとに、CCIM_Fan のインスタンスがインスタンス化されます。 |
CCIM_ESMComponent |
CIM_Card |
検出されたすべての格納ラックに存在すると報告された ESM コンポーネントごとに、CCIM_ESMComponent のインスタンスがインスタンス化されます。 |
Direct Attached プロファイル
Cisco UCS は、SMI-S 1.2 Host Hardware RAID Controller プロファイルで指定されている方法で、SMI-S 1.2 Direct Attached プロファイルをサポートします。
Direct Attached プロファイルは、MegaRAID コントローラとホスト システムの間のインターフェイスをモデル化します。
このプロファイルは、次のクラスをサポートします。
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CCIM_DAPort |
CIM_DAPort |
Cisco UCS システムで管理されている MegaRAID コントローラごとに、CCIM_DAPort の単一インスタンスがインスタンス化されます。 |
CCIM_SCSIProtocolEndpoint |
CIM_SCSIProtocolEndpoint |
Cisco UCS システムで管理されている MegaRAID コントローラごとに、CCIM_SCSIProtocolEndpoint の単一インスタンスがインスタンス化されます。 |
CCIM_SCSIProtocolController |
CIM_SCSIProtocolController |
Cisco UCS システムで管理されている MegaRAID コントローラごとに、CCIM_SCSIProtocolController の単一インスタンスがインスタンス化されます。 |
CCIM_PCIDevice |
CIM_PCIDevice |
CCIM_PCIDevice クラスは、PCI コントローラの詳細情報を提供します。 |
Generic Initiator Port プロファイル
Cisco UCS は、SMI-S 1.2 Host Hardware RAID Controller プロファイルで指定されている方法で、SMI-S 1.2 Generic Initiator Port プロファイルをサポートします。
Generic Initiator Port プロファイルは、ドライブ側の接続を表す 2 つの方式をサポートします。Cisco UCS では、接続収集方式を使用します。Cisco UCS は、MegaRAID コントローラで構成されている SASPort ごとに、CCIM_ConnectivityCollection を列挙します。シリアル接続 SCSI(SAS)では、ポートは同じ SAS アドレスを共有する物理インターフェイスのセットです。コントローラの発信側ポート、およびコントローラのポートに接続されているドライブのすべてのターゲット ポートが、CCIM_ConnectivityCollection に含まれます。
このプロファイルは、次のクラスをサポートします。
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CCIM_InitiatorProtocolEndpoint |
CIM_SCSIProtocolEndpoint |
deviceInterface 構造体で構成されているポートごとに、CCIM_InitiatorProtocolEndpoint のインスタンスがインスタンス化されます。 |
CCIM_ATAProtocolEndpoint |
CIM_ATAProtocolEndpoint |
deviceInterface 構造体で構成されているポートごとに、CCIM_ATAProtocolEndpoint のインスタンスがインスタンス化されます。 |
CCIM_TargetProtocolEndpoint |
CIM_SCSIProtocolEndpoint |
MegaRAID ファームウェアで構成されている各ディスク ドライブの接続されているポートごとに、CCIM_TargetProtocolEndpoint のインスタンスがインスタンス化されます。接続は、MR_PD_Address.connectedPortBitmap 構造体に設定されるビットで示されます。 |
CCIM_TargetATAProtocolEndpoint |
CIM_ATAProtocolEndpoint |
MegaRAID ファームウェアで構成されている各ディスク ドライブの接続されているポートごとに、CCIM_TargetProtocolEndpoint のインスタンスがインスタンス化されます。接続は、MR_PD_Address.connectedPortBitmap 構造体に設定されるビットで示されます。 |
CCIM_SASSATAPort |
CIM_SASSATAPort |
MegaRAID ファームウェアで構成されている各ディスク ドライブの接続されているポートごとに、CCIM_TargetProtocolEndpoint のインスタンスがインスタンス化されます。接続は、MR_PD_Address.connectedPortBitmap 構造体に設定されるビットで示されます。 |
CCIM_ConnectivityCollection |
CIM_ConnectivityCollection |
deviceInterface 構造体で構成されているポートごとに、CCIM_ConnectivityCollection のインスタンスがインスタンス化されます。 |
Software Inventory プロファイル
Software Inventory プロファイルは、MegaRAID コントローラに展開されているファームウェアを表します。ベース ファームウェア バージョンの他に、コントローラ BIOS やデバイス ドライバ ソフトウェアに関する情報も提供されます。
このプロファイルは、次のクラスをサポートします。
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CCIM_ControllerBIOSIdentity |
CIM_SoftwareIdentity |
Cisco UCS システムで検出された MegaRAID コントローラごとに、CCIM_ControllerBIOSIdentity のインスタンスが列挙されます。 |
CCIM_FirmwarePackageIdentity |
CIM_SoftwareIdentity |
「現在の」ファームウェア パッケージ インスタンスを表す単一インスタンスのコンテキストでは、そのインスタンスは変更されません。上記のモデルは、別のプロパティを持つ別のインスタンスである「使用可能な」インスタンスを識別します。 |
CCIM_DriverIdentity |
CIM_SoftwareIdentity |
Cisco UCS システムで検出された MegaRAID コントローラごとに、CCIM_DriverIdentity のインスタンスが列挙されます。 |
CCIM_ControllerFirmwareIdentity |
CIM_SoftwareIdentity |
Cisco UCS システムで検出された MegaRAID コントローラごとに、CCIM_ControllerFirmwareIdentity のインスタンスが列挙されます。 |
Software Update プロファイル
Software Update プロファイルは、MegaRAID コントローラに展開されているファームウェアをアップグレードするインターフェイスを提供します。
このプロファイルは、次のクラスをサポートします。
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CCIM_SoftwareInstallationServiceCapabilities |
CIM_SoftwareInstallationServiceCapabilities |
RAID コントローラごとに、CCIM_SoftwareInstallationServiceCapabilities のインスタンスが列挙されます。 |
CCIM_SoftwareInstallationService |
CIM_SoftwareInstallationService |
RAID コントローラごとに、CCIM_SoftwareInstallationService のインスタンスが列挙されます。 |
Storelib Tunneling
このプロファイルは、次のクラスをサポートします。
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(なし) |
CIM_StoreLibCmd |
コントローラごとに、単一インスタンスが生成されます。 |
(なし) |
CIM_StoreLibCommandService |
このクラスは、プロバイダーから Storelib コマンドを直接起動するために使用されます。 |