この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
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目次
この章の内容は、次のとおりです。
明示的に、あるいは階層内の親オブジェクトを削除することで、Cisco UCS Manager から分散仮想スイッチ(DVS)を削除すると、Cisco UCS Manager は VMware vCenter との接続を開始し、DVS の削除プロセスを開始します。 DVS が VMware vCenter から正常に削除されるまで、Cisco UCS Manager は DVS を保留中の削除リストに入れます。
ただし、次のように特殊な状況が発生すると、Cisco UCS Manager は VMware vCenter から DVS を正常に削除できません。
DVS を VMware vCenter から正常に削除できない場合、Cisco UCS Manager で保留中の削除が削除されるか、VMware vCenter から DVS が正常に削除されるように、保留中の削除のプロパティが変更されるまで、DVS は保留中の削除リストに残されます。 保留中の削除を削除すると、DVS は Cisco UCS Manager から削除されますが、VMware vCenter からは削除されません。 DVS が VMware vCenter に残っている場合、DVS を手動で削除する必要があります。
Cisco UCS Manager では、保留中の削除リストの表示、保留中の削除の削除、または保留中の削除のプロパティの変更を行えます。 たとえば、保留中の削除の VMware vCenter IP アドレスを修正すると、Cisco UCS Manager は接続を開始して、VMware vCenter から DVS を正常に削除できるようになります。 Cisco UCS Manager からの DVS の削除を取り消すことはできません。
次に、保留中の削除のリストを表示する例を示します。
UCS-A# scope system UCS-A /system # scope vm-mgmt UCS-A /system/vm-mgmt # scope vmware UCS-A /system/vm-mgmt/vmware # show pending-deletion Pending Deletion: Id Host Distributed Virtual Switch ---------- -------------------- -------------------------- 1169232 192.168.10.10 LabDVS 1176508 192.168.100.20 OpsDVS 1176508 192.168.1.30 MyDVS 1176508 192.168.1.40 OtherDVS
次に、割り当てられた番号(この例の場合は番号 1169232)を使用して、特定の保留中の削除のプロパティを表示する例を示します。
UCS-A# scope system UCS-A /system # scope vm-mgmt UCS-A /system/vm-mgmt # scope vmware UCS-A /system/vm-mgmt/vmware # scope pending-deletion 1169232 UCS-A /system/vm-mgmt/vmware/pending-deletion # show detail Pending Deletion: Id: 1169232 vCenter: vCenterLab Host: 192.168.10.10 Data Center Folder: Data center: Lab Folder: LabFolder Distributed Virtual Switch: LabDVS Extension key: Cisco-UCSM-b32cc112-83bb-11de-acc_7 Certificate: Current Task: external VM manager deletion from local fabric (FSM-STAGE:sam:dme:ExtvmmSwitchDelTaskRemoveProvider:RemoveLocal)
必要があれば保留中の削除項目のプロパティを変更し、Cisco UCS Manager が正常に接続を開始して DVS を VMware vCenter から削除できるようにすることができます。
次に、特定の保留中の削除(この例の場合は、番号 1169232)について、ホスト IP アドレスを 192.168.10.20 に変更し、トランザクションをコミットする例を示します。
UCS-A# scope system UCS-A /system # scope vm-mgmt UCS-A /system/vm-mgmt # scope vmware UCS-A /system/vm-mgmt/vmware # scope pending-deletion 1169232 UCS-A /system/vm-mgmt/vmware/pending-deletion # set host 192.168.10.20 UCS-A /system/vm-mgmt/vmware/pending-deletion* # commit-buffer UCS-A /system/vm-mgmt/vmware/pending-deletion #
保留中の削除項目を削除すると、DVS は Cisco UCS Manager からは削除されますが、VMware vCenter からは削除されません。 DVS が VMware vCenter に残っている場合、DVS を手動で削除する必要があります。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope system | システム モードを開始します。 |
ステップ 2 | UCS-A /system # scope vm-mgmt | システム Virtual Machine(VM; 仮想マシン)管理モードを開始します。 |
ステップ 3 | UCS-A /system/vm-mgmt # scope vmware | システム VM 管理 VMware モードを開始します。 |
ステップ 4 | UCS-A /system/vm-mgmt /vmware # delete pending-deletion deletion-id | 指定された保留中の削除を削除します。 |
ステップ 5 | UCS-A /system/vm-mgmt /vmware # commit-buffer | トランザクションをシステムの設定にコミットします。 |
次に、特定の保留中の削除(この例の場合は、番号 1169232)を削除し、トランザクションをコミットする例を示します。
UCS-A# scope system UCS-A /system # scope vm-mgmt UCS-A /system/vm-mgmt # scope vmware UCS-A /system/vm-mgmt/vmware # delete pending-deletion 1169232 UCS-A /system/vm-mgmt/vmware* # commit-buffer UCS-A /system/vm-mgmt/vmware #