この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
目次
この章の内容は、次のとおりです。
ハイパフォーマンス モードの VM-FEX には、システムによって提供される VMwarePassThrough アダプタ ポリシーがあります。 大部分の場合、デフォルト設定で十分です。 ただし、特定の実装に対応するために、このポリシーとは異なる設定が必要になる場合があります。 異なる設定が必要な場合は、特定の設定を使用して別のイーサネット アダプタ ポリシーを作成することをお勧めします。 特に、次の設定を確認して、使用する特定の設定でそれらがうまく機能するかを確認してください。
次の例は、システムによって提供されたイーサネット アダプタ ポリシーを変更する方法と、トランザクションをコミットする方法を示しています。
UCS-A# scope org / UCS-A /org* # scope eth-policy VMWarePassThru UCS-A /org/eth-policy* # set descr "This is an Ethernet adapter policy example." UCS-A /org/eth-policy* # commit-buffer UCS-A /org/eth-policy #
ダイナミック vNIC 接続ポリシーは、VM とダイナミック vNIC の間の接続を設定する方式を決定します。 このポリシーは、VM をインストールして、ダイナミック vNICs を設定した VIC アダプタを持つサーバを含む Cisco UCS ドメインに必要です。
各ダイナミック vNIC 接続ポリシーには、イーサネット アダプタ ポリシーが含まれ、ポリシーを含むサービス プロファイルに関連付けられた任意のサーバに対して設定できる vNIC の数を指定します。
標準モードでブレード上にすべてのポートがある VM-FEX については、VMware のアダプタ ポリシーを使用する必要があります。
ハイパフォーマンス モードでブレード上に 1 つ以上のポートがある VM-FEX については、VMwarePassThrough のアダプタ ポリシーを使用するか、カスタム ポリシーを作成します。 カスタム ポリシーを作成する必要がある場合、プロビジョニングされたリソースは、大部分のリソースを必要とするゲスト OS のリソース要件と同じである必要があり、それに対してハイパフォーマンス モードを使用します。
(注) |
VMotion を使用してダイナミック vNIC で設定されたサーバを移行すると、vNIC によって使用されるダイナミック インターフェイスは失敗し、Cisco UCS Manager はその障害を通知します。 サーバが復旧すると、Cisco UCS Manager によってサーバに新しいダイナミック vNIC が割り当てられます。 ダイナミック vNIC でのトラフィックをモニタしている場合、モニタリングのソースを再設定する必要があります。 |
次の例は、12 個のダイナミック vNIC に対してシステムで提供された VMWarePassThru イーサネット アダプタ ポリシーを使用する MyDynVnicConnPolicy という名前のダイナミック vNIC 接続ポリシーを作成する方法と、トランザクションをコミットする方法を示しています。
UCS-A# scope org / UCS-A /org # create dynamic-vnic-conn-policy MyDynVnicConnPolicy UCS-A /org/dynamic-vnic-conn-policy* # set adapter-policy VMWarePassThru UCS-A /org/dynamic-vnic-conn-policy* # set desc "Dynamic vNIC for Eth policy" UCS-A /org/dynamic-vnic-conn-policy* # set dynamic-eth 12 UCS-A /org/dynamic-vnic-conn-policy* # commit-buffer UCS-A /org/dynamic-vnic-conn-policy #
次の例は、MyDynVnicConnPolicy という名前のダイナミック vNIC 接続ポリシーを削除して、トランザクションをコミットする方法を示しています。
UCS-A# scope org / UCS-A /org # delete dynamic-vnic-conn-policy MyDynVnicConnPolicy UCS-A /org* # commit-buffer UCS-A /org #
VM が動作している必要があります。
次に、VM のダイナミック vNIC のプロパティを表示する例を示します。
UCS-A# scope system UCS-A /system # scope vm-mgmt UCS-A /system/vm-mgmt # scope vmware UCS-A /system/vm-mgmt/vmware # show virtual-machine Virtual Machine: UUID: 420a00c8-934b-4ae3-6af5-2ce9b8bd0f44 Service Profile: org-root/ls-PTS-ch6-7 Server: sys/chassis-6/blade-7 Status: Online . . . UCS-A /system/vm-mgmt/vmware # scope virtual-machine 420a08b0-cda7-9e0a-424f-01ec8653eea0 UCS-A /system/vm-mgmt/vmware/virtual-machine # show vnic detail vNIC: Name: 4479 Status: Online MAC Address: 00:50:56:8A:07:B5 Profile Name: VM-mgmt Virtual Adapter: sys/chassis-1/blade-1/adapter-1/host-eth-9 Vnic Dn: org-root/ls-PTS-ch1-1/ether-dynamic-prot-009 Current Task: UCS-A /system/vm-mgmt/vmware/virtual-machine #
VM ライフサイクル ポリシーは、Cisco UCS Manager でのオフライン VM とデータベース内のオフライン ダイナミック vNIC の保持期間を決定します。 この期間を経過した後も VM またはダイナミック vNIC がオフラインのままである場合、Cisco UCS Manager はデータベースからオブジェクトを削除します。
Cisco UCS サーバ上のすべての仮想マシン(VM)は、vCenter によって管理されます。Cisco UCS Manager は、非アクティブな VM が一時的にシャットダウンされているか、削除されたか、またはアクセス不能と表示されるその他の状態のいずれであるかを判断できません。 したがって、Cisco UCS Manager ではすべての非アクティブな VM をオフライン状態であると判断します。
Cisco UCS Manager では、関連付けられた VM がシャットダウンされる場合、またはファブリック インターコネクトと I/O モジュールの間のリンクに障害が発生した場合に、ダイナミック vNIC がオフラインであると判断します。 まれに、内部エラーが原因で Cisco UCS Manager でダイナミック vNIC がオフラインであると判断される場合もあります。
デフォルトの VM およびダイナミック vNIC の保持間隔は 15 分です。 1 分間から 7200 分間(2 日)の間で保持間隔を設定できます。
(注) |
Cisco UCS Manager によって表示される VM データベースは、情報およびモニタリング用です。 Cisco UCS Manager を介して VM を管理することはできません。 VM を Cisco UCS Manager データベースから削除しても、VM はサーバまたは vCenter から削除されません。 |
次に、1 日間の VM 保存期間および 1 時間の vNIC 保存期間を設定し、トランザクションをコミットする例を示します。
Switch-A# scope system Switch-A /system # scope vm-mgmt Switch-A /system/vm-mgmt # scope vm-life-cycle-policy Switch-A /system/vm-mgmt/vm-mgmt/vm-life-cycle-policy # set vmretention 1-day Switch-A /system/vm-mgmt/vm-mgmt/vm-life-cycle-policy* # set vnicretention 1-hour Switch-A /system/vm-mgmt/vm-mgmt/vm-life-cycle-policy* # commit-buffer Switch-A /system/vm-mgmt/vm-mgmt/vm-life-cycle-policy #
VM-FEX をハイパフォーマンス モードにするには、特定の BIOS 設定を行う必要があります。
この BIOS ポリシーに VMwarePassThru という名前を付けて、VM-FEX がハイパフォーマンス モードになっていることを識別できるようにすることをお勧めします。
次の BIOS 設定でこれらの特定のパラメータをイネーブルにする必要があります。
(注) |
ESX/ESXi ホストで 64 ビット VM を実行する場合は、VT をイネーブルにする必要があります。 ESX/ESXi ホストは、VT がイネーブルでない場合、64 ビット VM を実行できません。 |
必要に応じて、残りの BIOS 設定を行います。