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このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
目次
この章は、次の内容で構成されています。
シスコでは、Cisco UCS コンポーネントに対するすべてのファームウェアのアップデートをイメージのバンドルで配布します。 Cisco UCS ファームウェア アップデートは、Cisco UCS ドメインのファブリック インターコネクトに次のバンドルでダウンロードできます。
このバンドルには、次のコンポーネントのアップデートに必要な次のファームウェア イメージが含まれます。
このバンドルには、Cisco UCS ドメインのブレード サーバのファームウェアをアップデートするために必要な次のファームウェア イメージが含まれます。 Cisco UCS Manager で最新のインフラストラクチャ バンドルに含まれていないブレード サーバがサポートされるように、リリースに対して作成されたバンドル以外に次のバンドルもインフラストラクチャ バンドル間でリリースできます。
このバンドルには、Cisco UCS Manager に統合され、UCS Manager によって管理されるラックマウント サーバのコンポーネントのアップデートに必要な次のファームウェア イメージが含まれます。
![]() (注) |
このバンドルは、スタンドアロン C シリーズ サーバには使用できません。 このサーバのファームウェア管理システムでは、Cisco UCS Manager に必要なヘッダーを解釈できません。 スタンドアロン C シリーズ サーバのアップグレード方法については、C シリーズのコンフィギュレーション ガイドを参照してください。 |
また、シスコではリリース ノートも提供しており、バンドルを取得したのと同じ Web サイトから入手できます。
すべてのファームウェア イメージに、次の情報を含むヘッダーがあります。
Cisco UCS Manager には、ファブリック インターコネクトにダウンロードされているファームウェア イメージとそのコンテンツのカタログを示す 2 つのビューが用意されています。
このビューでは、ファブリック インターコネクトにダウンロードされているファームウェア バンドルが読み取り専用で表示されます。 このビューは、イメージのコンテンツではなく、イメージを基準にソートされます。 パッケージについては、このビューを使用して、各ダウンロード済みパッケージに存在するコンポーネント イメージを確認できます。
イメージ ビューには、システムで使用できるコンポーネント イメージが表示されます。 このビューを使用して、ファームウェア バンドル全体を表示したり、バンドルごとにイメージをグループ化したりすることはできません。 各コンポーネント イメージについて表示される情報には、コンポーネントの名前、イメージ サイズ、イメージ バージョン、およびコンポーネントのベンダーとモデルが含まれます。
このビューを使用して、各コンポーネントに使用できるファームウェア アップデートを識別できます。 また、このビューを使用して、古くなったイメージや不要なイメージを削除することもできます。 Cisco UCS Manager は、パッケージ内のすべてのイメージが削除された後にパッケージを削除します。
![]() ヒント |
Cisco UCS Manager によって、ファブリック インターコネクトのブートフラッシュにイメージが保存されます。 クラスタ システムでは、すべてのイメージが互いに同期されるので、両方のファブリック インターコネクトにおけるブートフラッシュのスペース使用量は等しくなります。 Cisco UCS Manager によって、ブートフラッシュの領域が不足していることが報告された場合は、古いイメージを削除して、領域を解放します。 |
Cisco UCS ドメインをアップデートするために、次のどのソフトウェア バンドルが必要なのかを判定します。
Cisco UCS インフラストラクチャ ソフトウェア バンドル:すべての Cisco UCS ドメインで必要です。
Cisco UCS B シリーズ ブレード サーバ ソフトウェア バンドル:ブレード サーバが含まれるすべての Cisco UCS ドメインで必要です。
Cisco UCS C シリーズ ラックマウント UCS 管理対象サーバ ソフトウェア バンドル:統合されたラックマウント サーバが含まれる Cisco UCS ドメインのみで必要です。 このバンドルには、Cisco UCS Manager がそれらのサーバを管理できるようにするためのファームウェアが含まれており、スタンドアロン C シリーズ ラックマウント サーバには適用されません。
ステップ 1 | Web ブラウザで、Cisco.com に移動します。 | ||||||||||
ステップ 2 | [Support] で [All Downloads] をクリックします。 | ||||||||||
ステップ 3 | 中央のペインで、[Servers - Unified Computing] をクリックします。 | ||||||||||
ステップ 4 | 入力を求められたら、Cisco.com のユーザ名およびパスワードを入力して、ログインします。 | ||||||||||
ステップ 5 |
右側のペインで、次のように必要なソフトウェア バンドルのリンクをクリックします。
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ステップ 6 | ソフトウェア バンドルをダウンロードする最初のページで、[Release Notes] リンクをクリックしてリリース ノートの最新版をダウンロードします。 | ||||||||||
ステップ 7 |
ダウンロードする各ソフトウェア バンドルについて、次の手順を実行します。
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ステップ 8 | Cisco UCS ドメインをアップグレードする前に、リリース ノートを参照してください。 |
ソフトウェア バンドルをファブリック インターコネクトにダウンロードします。
![]() (注) |
クラスタ セットアップでは、ダウンロードの開始に使用されたファブリック インターコネクトに関係なく、ファームウェア バンドルのイメージ ファイルは両方のファブリック インターコネクトにダウンロードされます。 Cisco UCS Manager は、両方のファブリック インターコネクトにあるすべてのファームウェア パッケージとイメージを同期状態にします。 ファブリック インターコネクトの 1 つがダウンした場合でも、ダウンロードは正常に終了します。 オンラインに復帰したときに、イメージがもう片方のファブリック インターコネクトに同期されます。 |
必要なファームウェア バンドルをシスコから入手します。
次に、SCP を使用して ucs-k9-bundle.1.0.0.988.gbin ファームウェア パッケージをダウンロードする例を示します。
UCS-A# scope firmware UCS-A /firmware # download image scp://user1@192.168.10.10/images/ucs-k9-bundle.1.0.0.988.gbin Password: yourpassword UCS-A /firmware # show download-task UCS-A /firmware #
ファームウェア バンドルのイメージ ファイルが完全にダウンロードされたら、エンドポイント上でファームウェアを更新します。
ファームウェアのダウンロード操作が開始された後、パッケージがまだダウンロード中か、または完了したか判別するために、ダウンロード ステータスを確認できます。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope firmware | ファームウェア モードを開始します。 |
ステップ 2 | UCS-A /firmware # show download-task | ダウンロード タスクのステータスを表示します。 イメージのダウンロードが完了すると、タスク状態が Downloading から Downloaded に変更されます。 CLI の表示は自動的には更新されないので、タスクのステータスに Downloaded が表示されるまで何度も show download-task コマンドを入力する必要があります。 |
次に、ucs-k9-bundle.1.0.0.988.gbin ファームウェア パッケージのダウンロード ステータスを表示する例を示します。 ダウンロード状態によりファームウェア パッケージのダウンロードが完了したことが示されるまで、show download-task コマンドの入力を続けます。
UCS-A# scope firmware UCS-A /firmware # show download-task Download task: File Name Protocol Server Userid State --------- -------- --------------- --------------- ----- ucs-k9-bundle.1.0.0.988.gbin Scp 10.193.32.11 user1 Downloading UCS-A /firmware # show download-task Download task: File Name Protocol Server Userid State --------- -------- --------------- --------------- ----- ucs-k9-bundle.1.0.0.988.gbin Scp 10.193.32.11 user1 Downloading UCS-A /firmware # show download-task Download task: File Name Protocol Server Userid State --------- -------- --------------- --------------- ----- ucs-k9-bundle.1.0.0.988.gbin Scp 10.193.32.11 user1 Downloaded
イメージのダウンロード タスクは、タスクの進行中にのみキャンセルできます。 イメージのダウンロードの完了後に、ダウンロード タスクを削除しても、ダウンロード済みのイメージは削除されません。 イメージ ダウンロード タスクに関係する FSM はキャンセルできません。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope firmware | ファームウェア モードを開始します。 |
ステップ 2 | UCS-A /firmware # delete download-task task-name | 指定されたダウンロード タスクを削除します。 |
ステップ 3 | UCS-A /firmware # commit-buffer | トランザクションをシステムの設定にコミットします。 |
UCS-A# scope firmware UCS-A /firmware # delete download-task taskname UCS-A /firmware* # commit-buffer UCS-A /firmware* #
この手順は任意で、すべてのエンドポイントのファブリック インターコネクトの使用可能なソフトウェア イメージを表示します。 各エンドポイント モードでの show image コマンドの使用によっても、エンドポイントの使用可能なソフトウェア イメージを表示できます。
コマンドまたはアクション | 目的 | |||
---|---|---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope firmware | ファームウェア モードを開始します。 |
||
ステップ 2 | UCS-A /firmware # show image | ファブリック インターコネクトにダウンロードされたすべてのソフトウェア イメージが表示されます。
|
次に、ファブリック インターコネクトの使用可能なすべてのソフトウェア イメージを表示する例を示します。
UCS-A# scope firmware UCS-A /firmware # show image Name Type Version ------------------------------------------------------- -------------------- ------- ucs-2100.1.0.0.988.gbin Iom 1.0(0.988) ucs-6100-k9-kickstart.4.0.1a.N2.1.0.988.gbin Switch Kernel 4.0(1a)N2(1.0.988) ucs-6100-k9-system.4.0.1a.N2.1.0.988.gbin Switch Software 4.0(1a)N2(1.0.988) ucs-b200-m1-bios.S5500.86B.01.00.0030-978a.021920.gbin Server Bios S5500.86B.01.00.0030-978a.021920 ucs-b200-m1-k9-bmc.1.0.0.988.gbin Bmc 1.0(0.988) ucs-b200-m1-sasctlr.2009.02.09.gbin Storage Controller 2009.02.09 ucs-m71kr-e-cna.1.0.0.988.gbin Adapter 1.0(0.988) ucs-m71kr-e-hba.zf280a4.gbin Host Hba zf280a4 ucs-m71kr-e-optionrom.ZN502N5.gbin Host Hba Optionrom ZN502N5 ucs-m71kr-q-cna.1.0.0.988.gbin Adapter 1.0(0.988) ucs-m71kr-q-optionrom.1.69.gbin Host Hba Optionrom 1.69 ucs-m81kr-vic.1.0.0.988.gbin Adapter 1.0(0.988) ucs-manager-k9.1.0.0.988.gbin System 1.0(0.988)
この手順は任意で、すべてのエンドポイントのファブリック インターコネクトの使用可能なソフトウェア パッケージを表示します。 各エンドポイント モードでの show package コマンドの使用によっても、エンドポイントの使用可能なソフトウェア イメージを表示できます。
コマンドまたはアクション | 目的 | |||
---|---|---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope firmware | ファームウェア モードを開始します。 |
||
ステップ 2 | UCS-A /firmware # show package | ファブリック インターコネクトにダウンロードされたすべてのソフトウェア パッケージが表示されます。
|
次に、ファブリック インターコネクトの使用可能なすべてのソフトウェア パッケージを表示する例を示します。
UCS-A# scope firmware UCS-A /firmware # show package Name Version --------------------------------------------- ------- ucs-k9-bundle.1.3.0.221.bin ucs-k9-bundle.1.4.0.292.gbin ucs-k9-bundle.1.4.0.357.gbin ucs-k9-bundle.1.4.0.378.gbin 1.4(0.378) ucs-k9-bundle.1.4.0.390.gbin 1.4(0.390) Pubs-A /firmware #
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope firmware | ファームウェア モードを開始します。 |
ステップ 2 | UCS-A /firmware # show package package-name expand | 指定したファームウェア パッケージの内容を表示します。 |
UCS-A# scope firmware UCS-A /firmware # show package ucs-k9-bundle.1.4.0.390.gbin expand Package ucs-k9-bundle.1.4.0.390.gbin: Images: ucs-2100.1.4.0.390.gbin ucs-6100-k9-kickstart.4.2.1.N1.1.3.390.gbin ucs-6100-k9-system.4.2.1.N1.1.3.390.gbin ucs-b200-m1-bios.S5500.1.4.0.6.090220101221.gbin ucs-b200-m1-k9-cimc.1.4.0.390.gbin ucs-b200-m1-sasctlr.01.28.03.00_06.28.00.00_03.12.00.00.gbin ucs-b200-m2-bios.S5500.1.4.0.6.090220101221.gbin ucs-b230-m1-bios.B230M1.1.4.0.35.090220101135.gbin ucs-b230-m1-k9-cimc.1.4.0.390.gbin ucs-b230-m1-mrsasctlr.20.7.1-0020_4.18.00_NA.gbin ucs-b230-m1-pld.B2301008.gbin ucs-b250-m1-bios.S5500.1.4.0.6.090220101735.gbin ucs-b250-m1-k9-cimc.1.4.0.390.gbin ucs-b250-m2-bios.S5500.1.4.0.6.090220101735.gbin ucs-b440-m1-bios.B440M1.1.4.0.3.090120101140.gbin ucs-b440-m1-k9-cimc.1.4.0.390.gbin ucs-b440-m1-mrsasctlr.12.4.0-0028_3.13.00_NA.gbin ucs-b440-m1-pld.B440100C-B4402006.gbin ucs-c-pci-n2xx-acpci01.1.4.0.390.gbin ucs-c200-bios.C200.1.2.1.3.082520100537.gbin ucs-c200-k9-cimc.1.4.0.390.gbin ucs-c250-bios.C250.1.2.1.3.082520102328.gbin ucs-c250-k9-cimc.1.4.0.390.gbin ucs-m51kr-b.5.2.7.12.1.gbin ucs-m61kr-i.2.1.60.1.1.gbin ucs-m71kr-e-cna.1.4.0.390.gbin ucs-m71kr-e-hba.2.80A4.gbin ucs-m71kr-e-optionrom.5.03A8.gbin ucs-m71kr-q-cna.1.4.0.390.gbin ucs-m71kr-q-optionrom.2.02.gbin ucs-m72kr-e.2.702.200.1702.gbin ucs-m72kr-q.01.02.08.gbin ucs-m81kr-vic.1.4.0.390.gbin ucs-manager-k9.1.4.0.390.gbin UCS-A /firmware #
イメージのダウンロードが失敗した場合は、Cisco UCS でファブリック インターコネクトのブートフラッシュに十分な空き領域があるかどうかをチェックします。
コマンドまたはアクション | 目的 | |||
---|---|---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope fabric-interconnect {a | b} | 指定したファブリックのファブリック インターコネクト モードを開始します。 |
||
ステップ 2 | UCS-A /fabric-interconnect # show storage [detail | expand} | 指定したファブリックの空き領域を表示します。
|
次の例は、ファブリック インターコネクトの空き領域を表示します。
UCS-A# scope fabric-interconnect UCS-A /fabric-interconnect # show storage Storage on local flash drive of fabric interconnect: Partition Size (MBytes) Used Percentage ---------------- ---------------- --------------- bootflash 8658 50 opt 1917 2 workspace 277 4 UCS-A /fabric-interconnect #
パッケージ全体を削除するには、この手順を使用します。 パッケージから 1 つのイメージのみを削除することも可能です。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope firmware | ファームウェア モードを開始します。 |
ステップ 2 | UCS-A /firmware # delete package package-name | 指定したファームウェア パッケージを削除します。 |
ステップ 3 | UCS-A /firmware # commit-buffer | トランザクションをシステムの設定にコミットします。 |
Cisco UCS Manager によって、選択したパッケージおよび各パッケージに含まれるすべてのイメージが削除されます。
UCS-A# scope firmware UCS-A /firmware # delete image ucs-k9-bundle.1.4.0.433m.gbin UCS-A /firmware* # commit-buffer UCS-A /firmware #
この手順は、パッケージから 1 つのイメージのみ削除する場合に使用します。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope firmware | ファームウェア モードを開始します。 |
ステップ 2 | UCS-A /firmware # delete image image-name | 指定したファームウェア イメージを削除します。 |
ステップ 3 | UCS-A /firmware # commit-buffer | トランザクションをシステムの設定にコミットします。 |
UCS-A# scope firmware UCS-A /firmware # delete image ucs-2100.1.4.0.433k.gbin UCS-A /firmware* # commit-buffer UCS-A /firmware #
目次
- Cisco UCS Manager でのファームウェアのダウンロードと管理
- ファームウェア イメージの管理
- ファームウェア イメージ ヘッダー
- ファームウェア イメージ カタログ
- シスコからのソフトウェア バンドルの入手
- リモートからのファブリック インターコネクトへのファームウェア イメージのダウンロード
- ファームウェア パッケージのダウンロード ステータスの表示
- イメージ ダウンロードのキャンセル
- ファブリック インターコネクトの利用可能なすべてのソフトウェア イメージの表示
- ファブリック インターコネクトの利用可能なすべてのパッケージの表示
- ファームウェア パッケージの内容の判断
- ファブリック インターコネクトの空き領域のチェック
- ファブリック インターコネクトからのファームウェア パッケージの削除
- ファブリック インターコネクトからのファームウェア イメージの削除
この章は、次の内容で構成されています。
- ファームウェア イメージの管理
- シスコからのソフトウェア バンドルの入手
- リモートからのファブリック インターコネクトへのファームウェア イメージのダウンロード
- ファームウェア パッケージのダウンロード ステータスの表示
- イメージ ダウンロードのキャンセル
- ファブリック インターコネクトの利用可能なすべてのソフトウェア イメージの表示
- ファブリック インターコネクトの利用可能なすべてのパッケージの表示
- ファームウェア パッケージの内容の判断
- ファブリック インターコネクトの空き領域のチェック
- ファブリック インターコネクトからのファームウェア パッケージの削除
- ファブリック インターコネクトからのファームウェア イメージの削除
ファームウェア イメージの管理
シスコでは、Cisco UCS コンポーネントに対するすべてのファームウェアのアップデートをイメージのバンドルで配布します。 Cisco UCS ファームウェア アップデートは、Cisco UCS ドメインのファブリック インターコネクトに次のバンドルでダウンロードできます。
- Cisco UCS インフラストラクチャ ソフトウェア バンドル
このバンドルには、次のコンポーネントのアップデートに必要な次のファームウェア イメージが含まれます。
- Cisco UCS B シリーズ ブレード サーバ ソフトウェア バンドル
このバンドルには、Cisco UCS ドメインのブレード サーバのファームウェアをアップデートするために必要な次のファームウェア イメージが含まれます。 Cisco UCS Manager で最新のインフラストラクチャ バンドルに含まれていないブレード サーバがサポートされるように、リリースに対して作成されたバンドル以外に次のバンドルもインフラストラクチャ バンドル間でリリースできます。
- Cisco UCS C シリーズ ラックマウント UCS 管理対象サーバ ソフトウェア バンドル
このバンドルには、Cisco UCS Manager に統合され、UCS Manager によって管理されるラックマウント サーバのコンポーネントのアップデートに必要な次のファームウェア イメージが含まれます。
(注)
このバンドルは、スタンドアロン C シリーズ サーバには使用できません。 このサーバのファームウェア管理システムでは、Cisco UCS Manager に必要なヘッダーを解釈できません。 スタンドアロン C シリーズ サーバのアップグレード方法については、C シリーズのコンフィギュレーション ガイドを参照してください。
また、シスコではリリース ノートも提供しており、バンドルを取得したのと同じ Web サイトから入手できます。
ファームウェア イメージ カタログ
Cisco UCS Manager には、ファブリック インターコネクトにダウンロードされているファームウェア イメージとそのコンテンツのカタログを示す 2 つのビューが用意されています。
- パッケージ
このビューでは、ファブリック インターコネクトにダウンロードされているファームウェア バンドルが読み取り専用で表示されます。 このビューは、イメージのコンテンツではなく、イメージを基準にソートされます。 パッケージについては、このビューを使用して、各ダウンロード済みパッケージに存在するコンポーネント イメージを確認できます。
- イメージ
イメージ ビューには、システムで使用できるコンポーネント イメージが表示されます。 このビューを使用して、ファームウェア バンドル全体を表示したり、バンドルごとにイメージをグループ化したりすることはできません。 各コンポーネント イメージについて表示される情報には、コンポーネントの名前、イメージ サイズ、イメージ バージョン、およびコンポーネントのベンダーとモデルが含まれます。
このビューを使用して、各コンポーネントに使用できるファームウェア アップデートを識別できます。 また、このビューを使用して、古くなったイメージや不要なイメージを削除することもできます。 Cisco UCS Manager は、パッケージ内のすべてのイメージが削除された後にパッケージを削除します。
ヒント
Cisco UCS Manager によって、ファブリック インターコネクトのブートフラッシュにイメージが保存されます。 クラスタ システムでは、すべてのイメージが互いに同期されるので、両方のファブリック インターコネクトにおけるブートフラッシュのスペース使用量は等しくなります。 Cisco UCS Manager によって、ブートフラッシュの領域が不足していることが報告された場合は、古いイメージを削除して、領域を解放します。
シスコからのソフトウェア バンドルの入手
はじめる前に手順Cisco UCS ドメインをアップデートするために、次のどのソフトウェア バンドルが必要なのかを判定します。
Cisco UCS インフラストラクチャ ソフトウェア バンドル:すべての Cisco UCS ドメインで必要です。
Cisco UCS B シリーズ ブレード サーバ ソフトウェア バンドル:ブレード サーバが含まれるすべての Cisco UCS ドメインで必要です。
Cisco UCS C シリーズ ラックマウント UCS 管理対象サーバ ソフトウェア バンドル:統合されたラックマウント サーバが含まれる Cisco UCS ドメインのみで必要です。 このバンドルには、Cisco UCS Manager がそれらのサーバを管理できるようにするためのファームウェアが含まれており、スタンドアロン C シリーズ ラックマウント サーバには適用されません。
ステップ 1 Web ブラウザで、Cisco.com に移動します。 ステップ 2 [Support] で [All Downloads] をクリックします。 ステップ 3 中央のペインで、[Servers - Unified Computing] をクリックします。 ステップ 4 入力を求められたら、Cisco.com のユーザ名およびパスワードを入力して、ログインします。 ステップ 5 右側のペインで、次のように必要なソフトウェア バンドルのリンクをクリックします。
バンドル ナビゲーション パス Cisco UCS インフラストラクチャ ソフトウェア バンドル
をクリックします。
Cisco UCS B シリーズ ブレード サーバ ソフトウェア バンドル
をクリックします。
Cisco UCS C シリーズ ラックマウント UCS 管理対象サーバ ソフトウェア バンドル
をクリックします。
ヒント これらのパスからアクセスできる Unified Computing System (UCS) Documentation Roadmap Bundle は、Cisco UCS のすべてのドキュメントのダウンロード可能な ISO イメージです。
ステップ 6 ソフトウェア バンドルをダウンロードする最初のページで、[Release Notes] リンクをクリックしてリリース ノートの最新版をダウンロードします。 ステップ 7 ダウンロードする各ソフトウェア バンドルについて、次の手順を実行します。
ステップ 8 Cisco UCS ドメインをアップグレードする前に、リリース ノートを参照してください。
次の作業
ソフトウェア バンドルをファブリック インターコネクトにダウンロードします。
リモートからのファブリック インターコネクトへのファームウェア イメージのダウンロード
手順
(注)
クラスタ セットアップでは、ダウンロードの開始に使用されたファブリック インターコネクトに関係なく、ファームウェア バンドルのイメージ ファイルは両方のファブリック インターコネクトにダウンロードされます。 Cisco UCS Manager は、両方のファブリック インターコネクトにあるすべてのファームウェア パッケージとイメージを同期状態にします。 ファブリック インターコネクトの 1 つがダウンした場合でも、ダウンロードは正常に終了します。 オンラインに復帰したときに、イメージがもう片方のファブリック インターコネクトに同期されます。
コマンドまたはアクション 目的 ステップ 1 UCS-A# scope firmware ファームウェア モードを開始します。
ステップ 2 UCS-A /firmware # download image URL
(注) [TFTP] ではファイル サイズが最大 32 MB に制限されます。 ファームウェア バンドルはそれよりも大幅にサイズが大きい可能性があるため、ファームウェアのダウンロードに TFTP を選択しないことを推奨します。
IP アドレスではなくホスト名を使用する場合、Cisco UCS Managerで DNS サーバを設定します。
ステップ 3 リモート サーバのパスワードを入力します。 リモート サーバのユーザ名のパスワード。 プロトコルが tfpt の場合、このフィールドは適用されません。
ステップ 4 UCS-A /firmware # show download-task ダウンロード タスクのステータスを表示します。 イメージのダウンロードが完了すると、タスク状態が Downloading から Downloaded に変更されます。 CLI の表示は自動的には更新されないので、タスクのステータスに Downloaded が表示されるまで何度も show download-task コマンドを入力する必要があります。
ステップ 5 すべてのファームウェア バンドルがファブリック インターコネクトにダウンロードされるまで、このタスクを繰り返します。 次の作業次に、SCP を使用して ucs-k9-bundle.1.0.0.988.gbin ファームウェア パッケージをダウンロードする例を示します。
UCS-A# scope firmware UCS-A /firmware # download image scp://user1@192.168.10.10/images/ucs-k9-bundle.1.0.0.988.gbin Password: yourpassword UCS-A /firmware # show download-task UCS-A /firmware #
ファームウェア バンドルのイメージ ファイルが完全にダウンロードされたら、エンドポイント上でファームウェアを更新します。
ファームウェア パッケージのダウンロード ステータスの表示
手順
コマンドまたはアクション 目的 ステップ 1 UCS-A# scope firmware ファームウェア モードを開始します。
ステップ 2 UCS-A /firmware # show download-task ダウンロード タスクのステータスを表示します。 イメージのダウンロードが完了すると、タスク状態が Downloading から Downloaded に変更されます。 CLI の表示は自動的には更新されないので、タスクのステータスに Downloaded が表示されるまで何度も show download-task コマンドを入力する必要があります。
次に、ucs-k9-bundle.1.0.0.988.gbin ファームウェア パッケージのダウンロード ステータスを表示する例を示します。 ダウンロード状態によりファームウェア パッケージのダウンロードが完了したことが示されるまで、show download-task コマンドの入力を続けます。
UCS-A# scope firmware UCS-A /firmware # show download-task Download task: File Name Protocol Server Userid State --------- -------- --------------- --------------- ----- ucs-k9-bundle.1.0.0.988.gbin Scp 10.193.32.11 user1 Downloading UCS-A /firmware # show download-task Download task: File Name Protocol Server Userid State --------- -------- --------------- --------------- ----- ucs-k9-bundle.1.0.0.988.gbin Scp 10.193.32.11 user1 Downloading UCS-A /firmware # show download-task Download task: File Name Protocol Server Userid State --------- -------- --------------- --------------- ----- ucs-k9-bundle.1.0.0.988.gbin Scp 10.193.32.11 user1 Downloadedイメージ ダウンロードのキャンセル
手順イメージのダウンロード タスクは、タスクの進行中にのみキャンセルできます。 イメージのダウンロードの完了後に、ダウンロード タスクを削除しても、ダウンロード済みのイメージは削除されません。 イメージ ダウンロード タスクに関係する FSM はキャンセルできません。
コマンドまたはアクション 目的 ステップ 1 UCS-A# scope firmware ファームウェア モードを開始します。
ステップ 2 UCS-A /firmware # delete download-task task-name 指定されたダウンロード タスクを削除します。
ステップ 3 UCS-A /firmware # commit-buffer トランザクションをシステムの設定にコミットします。
ファブリック インターコネクトの利用可能なすべてのソフトウェア イメージの表示
手順この手順は任意で、すべてのエンドポイントのファブリック インターコネクトの使用可能なソフトウェア イメージを表示します。 各エンドポイント モードでの show image コマンドの使用によっても、エンドポイントの使用可能なソフトウェア イメージを表示できます。
コマンドまたはアクション 目的 ステップ 1 UCS-A# scope firmware ファームウェア モードを開始します。
ステップ 2 UCS-A /firmware # show image ファブリック インターコネクトにダウンロードされたすべてのソフトウェア イメージが表示されます。
(注) エンドポイントを直接アップデートする場合、ソフトウェア バージョン番号を指定する必要があります。 エンドポイントでファームウェアを直接アップデートする場合、右の列のバージョン番号に注意してください。
次に、ファブリック インターコネクトの使用可能なすべてのソフトウェア イメージを表示する例を示します。
UCS-A# scope firmware UCS-A /firmware # show image Name Type Version ------------------------------------------------------- -------------------- ------- ucs-2100.1.0.0.988.gbin Iom 1.0(0.988) ucs-6100-k9-kickstart.4.0.1a.N2.1.0.988.gbin Switch Kernel 4.0(1a)N2(1.0.988) ucs-6100-k9-system.4.0.1a.N2.1.0.988.gbin Switch Software 4.0(1a)N2(1.0.988) ucs-b200-m1-bios.S5500.86B.01.00.0030-978a.021920.gbin Server Bios S5500.86B.01.00.0030-978a.021920 ucs-b200-m1-k9-bmc.1.0.0.988.gbin Bmc 1.0(0.988) ucs-b200-m1-sasctlr.2009.02.09.gbin Storage Controller 2009.02.09 ucs-m71kr-e-cna.1.0.0.988.gbin Adapter 1.0(0.988) ucs-m71kr-e-hba.zf280a4.gbin Host Hba zf280a4 ucs-m71kr-e-optionrom.ZN502N5.gbin Host Hba Optionrom ZN502N5 ucs-m71kr-q-cna.1.0.0.988.gbin Adapter 1.0(0.988) ucs-m71kr-q-optionrom.1.69.gbin Host Hba Optionrom 1.69 ucs-m81kr-vic.1.0.0.988.gbin Adapter 1.0(0.988) ucs-manager-k9.1.0.0.988.gbin System 1.0(0.988)ファブリック インターコネクトの利用可能なすべてのパッケージの表示
手順この手順は任意で、すべてのエンドポイントのファブリック インターコネクトの使用可能なソフトウェア パッケージを表示します。 各エンドポイント モードでの show package コマンドの使用によっても、エンドポイントの使用可能なソフトウェア イメージを表示できます。
コマンドまたはアクション 目的 ステップ 1 UCS-A# scope firmware ファームウェア モードを開始します。
ステップ 2 UCS-A /firmware # show package ファブリック インターコネクトにダウンロードされたすべてのソフトウェア パッケージが表示されます。
(注) エンドポイントを直接アップデートする場合、ソフトウェア バージョン番号を指定する必要があります。 エンドポイントでファームウェアを直接アップデートする場合、右の列のバージョン番号に注意してください。
次に、ファブリック インターコネクトの使用可能なすべてのソフトウェア パッケージを表示する例を示します。
UCS-A# scope firmware UCS-A /firmware # show package Name Version --------------------------------------------- ------- ucs-k9-bundle.1.3.0.221.bin ucs-k9-bundle.1.4.0.292.gbin ucs-k9-bundle.1.4.0.357.gbin ucs-k9-bundle.1.4.0.378.gbin 1.4(0.378) ucs-k9-bundle.1.4.0.390.gbin 1.4(0.390) Pubs-A /firmware #ファームウェア パッケージの内容の判断
手順
コマンドまたはアクション 目的 ステップ 1 UCS-A# scope firmware ファームウェア モードを開始します。
ステップ 2 UCS-A /firmware # show package package-name expand 指定したファームウェア パッケージの内容を表示します。
次に、ファームウェア パッケージの内容を表示する例を示します。UCS-A# scope firmware UCS-A /firmware # show package ucs-k9-bundle.1.4.0.390.gbin expand Package ucs-k9-bundle.1.4.0.390.gbin: Images: ucs-2100.1.4.0.390.gbin ucs-6100-k9-kickstart.4.2.1.N1.1.3.390.gbin ucs-6100-k9-system.4.2.1.N1.1.3.390.gbin ucs-b200-m1-bios.S5500.1.4.0.6.090220101221.gbin ucs-b200-m1-k9-cimc.1.4.0.390.gbin ucs-b200-m1-sasctlr.01.28.03.00_06.28.00.00_03.12.00.00.gbin ucs-b200-m2-bios.S5500.1.4.0.6.090220101221.gbin ucs-b230-m1-bios.B230M1.1.4.0.35.090220101135.gbin ucs-b230-m1-k9-cimc.1.4.0.390.gbin ucs-b230-m1-mrsasctlr.20.7.1-0020_4.18.00_NA.gbin ucs-b230-m1-pld.B2301008.gbin ucs-b250-m1-bios.S5500.1.4.0.6.090220101735.gbin ucs-b250-m1-k9-cimc.1.4.0.390.gbin ucs-b250-m2-bios.S5500.1.4.0.6.090220101735.gbin ucs-b440-m1-bios.B440M1.1.4.0.3.090120101140.gbin ucs-b440-m1-k9-cimc.1.4.0.390.gbin ucs-b440-m1-mrsasctlr.12.4.0-0028_3.13.00_NA.gbin ucs-b440-m1-pld.B440100C-B4402006.gbin ucs-c-pci-n2xx-acpci01.1.4.0.390.gbin ucs-c200-bios.C200.1.2.1.3.082520100537.gbin ucs-c200-k9-cimc.1.4.0.390.gbin ucs-c250-bios.C250.1.2.1.3.082520102328.gbin ucs-c250-k9-cimc.1.4.0.390.gbin ucs-m51kr-b.5.2.7.12.1.gbin ucs-m61kr-i.2.1.60.1.1.gbin ucs-m71kr-e-cna.1.4.0.390.gbin ucs-m71kr-e-hba.2.80A4.gbin ucs-m71kr-e-optionrom.5.03A8.gbin ucs-m71kr-q-cna.1.4.0.390.gbin ucs-m71kr-q-optionrom.2.02.gbin ucs-m72kr-e.2.702.200.1702.gbin ucs-m72kr-q.01.02.08.gbin ucs-m81kr-vic.1.4.0.390.gbin ucs-manager-k9.1.4.0.390.gbin UCS-A /firmware #ファブリック インターコネクトの空き領域のチェック
手順
コマンドまたはアクション 目的 ステップ 1 UCS-A# scope fabric-interconnect {a | b} 指定したファブリックのファブリック インターコネクト モードを開始します。
ステップ 2 UCS-A /fabric-interconnect # show storage [detail | expand} 指定したファブリックの空き領域を表示します。
(注) ファームウェア イメージ バンドルをダウンロードする場合、ファブリック インターコネクトに、ファームウェア イメージ バンドルのサイズの少なくとも 2 倍の空き領域が必要です。 ブートフラッシュに十分な領域がない場合は、ファブリック インターコネクトから、古いファームウェア、コア ファイル、その他の不要なオブジェクトを削除してください。
次の例は、ファブリック インターコネクトの空き領域を表示します。
UCS-A# scope fabric-interconnect UCS-A /fabric-interconnect # show storage Storage on local flash drive of fabric interconnect: Partition Size (MBytes) Used Percentage ---------------- ---------------- --------------- bootflash 8658 50 opt 1917 2 workspace 277 4 UCS-A /fabric-interconnect #ファブリック インターコネクトからのファームウェア パッケージの削除