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目次
この章は、次の内容で構成されています。
Microsoft SCVMM をインストールする際は、以下の Microsoft SCVMM の依存関係を参照してください。
シスコ プロバイダー プラグインは、Cisco UCSM から Microsoft SCVMM にネットワーク オブジェクトをプルします。 Microsoft SCVMM にシスコ プロバイダー プラグインをインストールするには、次の手順を実行します。
(注) |
SCVMM サーバを立ち上げる前提条件については、Microsoft のマニュアル(http://technet.microsoft.com/en-us/library/gg610617.aspx )を参照してください。 |
Cisco UCSM プラグインをインストールした後、SCVMM GUI を起動します。 Microsoft SCVMM GUI で Virtual Switch Extension Manager(VSEM)のインスタンスを追加します。
論理スイッチには、データセンターのホスト全体にわたって仮想スイッチの動作を制御する設定情報が含まれています。 論理スイッチを作成するには、次の手順を実行します。
ステップ 1 | Microsoft SCVMM GUI で、[Networking] の下にある [Logical Switches] をクリックし、[Create Logical Switch] オプションを選択します。 [Create Logical Switch Wizard] ウィンドウが開きます。 左フレームの [Getting Started] タブに、論理スイッチを作成するための情報と前提条件が表示されます。 |
ステップ 2 | [Next] をクリックします。 |
ステップ 3 | [General] タブで、論理スイッチの名前を入力します。 |
ステップ 4 | (任意)論理スイッチの説明を入力します。 |
ステップ 5 | [Enable Single Root I/O Virtualization (SR-IOV)])オプションをオンにします。 |
ステップ 6 | [Next] をクリックします。 |
ステップ 7 | フィルタリング拡張はフォワーディング拡張と併用できないため、[Extensions] タブの [Microsoft Windows Filter] オプションをオフにします。 これは Microsoft に関連する制約です。 |
ステップ 8 | 論理スイッチで使用する [Virtual Switch Extensions] を選択します。 フォワーディング拡張として論理スイッチを選択します。 このオブジェクトは Cisco UCSM から取得されます。 |
ステップ 9 | [Next] をクリックします。 |
ステップ 10 | [Uplink] タブで、[Add] をクリックします。 [Add Uplink Port Profile] ウィンドウが開きます。 |
ステップ 11 | [Uplink Port Profile] を選択します。 |
ステップ 12 | [OK] をクリックします。 |
ステップ 13 | [Next] をクリックします。 |
ステップ 14 | [Virtual Port] タブで、[Add] をクリックします。 [Add Virtual Port] ウィンドウが表示されます。 論理スイッチのポート プロファイル クライアントが作成済みの場合、このウィンドウにはポート プロファイルと共に論理スイッチの名前が表示されます。 |
ステップ 15 | [Port Classification] フィールドで [Browse] をクリックし、デフォルトの SR-IOV ポート プロファイルを選択します。 |
ステップ 16 | 論理スイッチとそれに関連するポート プロファイルを選択します。 |
ステップ 17 | [Include a virtual network adapter port profile in this virtual port.] オプションを選択します。 |
ステップ 18 | ネイティブの仮想ネットワーク アダプタ ポート プロファイルとして SR-IOV プロファイルを選択します。 |
ステップ 19 | [OK] をクリックします。 [Virtual Port] タブに SR-IOV ポート プロファイルが表示されます。 |
ステップ 20 | [Next] をクリックします。 |
ステップ 21 | 左フレームの [Summary] タブをクリックし、設定を確認します。 |
ステップ 22 | [Finish] をクリックします。 SCVMM GUI に、論理スイッチ、アップリンク ポート プロファイル、ポート分類が表示されます。 |
VM 用の IP プールを適用します。 この手順は任意です。
ステップ 1 | Microsoft SCVMM GUI で、[Library] をクリックし、[Templates] メニューから [VM Templates] を選択して、[Create VM Template] を右クリックします。 Microsoft SCVMM GUI で [Create VM Template Wizard] ウィンドウが 開きます。 | ||
ステップ 2 | [Browse] をクリックし、新しい VM テンプレートのソースを選択します。 | ||
ステップ 3 | [OK] をクリックします。 | ||
ステップ 4 | [VM Template Name] フィールドに VM テンプレートの名前を入力します。 | ||
ステップ 5 | (任意)[Description] フィールドに VM テンプレートの説明を入力します。 | ||
ステップ 6 | [Next] をクリックします。 ウィザードの指示に従って、VM テンプレートを作成します。 | ||
ステップ 7 |
このテンプレートをソースとして使用し、VM をインストールします。 ホストを選択して、特定のネットワーク アダプタの仮想マシン設定を確認すると、論理ネットワークに関する Cisco UCSM の設定が SCVMM にプルされます。 このテンプレートを使用して、VM 用の IP プールを適用できます。
|
VM ネットワークを設定します。
ステップ 1 | Microsoft SCVMM GUI で [VMs and Services] をクリックし、[VM Networks] を右クリックして、[Create VM Network] を選択します。 Microsoft SCVMM GUI で [Create VM Network Wizard] ウィンドウが開きます。 | ||
ステップ 2 | [Name] タブで、VM ネットワークの名前を指定します。 | ||
ステップ 3 | (任意)[Description] タブで、VM ネットワークの説明を指定します。 | ||
ステップ 4 | ドロップダウン リストから論理ネットワークを選択します。 論理ネットワークは、Cisco UCSM 側で作成されるファブリック ネットワークです。 | ||
ステップ 5 | [Next] をクリックします。 Cisco UCSM 側でファブリック・ネットワーク用に作成された VM ネットワークが表示されます。 | ||
ステップ 6 | [Isolation] タブで、VM ネットワークの分離を設定します。 | ||
ステップ 7 | [Next] をクリックします。 | ||
ステップ 8 | [Settings] タブで、VM ネットワークの設定を行います。 | ||
ステップ 9 |
[Finish] をクリックします。 Microsoft SCVMM GUI に VM ネットワークが表示されます。
|
Windows 2012 Server Hyper-V のインストールの詳細については、Microsoft Windows 2012 Server のマニュアルを参照してください。
ステップ 1 | ホスト サーバに Windows 2012 Server Hyper-V をインストールします。 |
ステップ 2 | Windows Server Manager を開きます。 |
シスコ ドライバおよびユーティリティをインストールします。
ステップ 1 |
シスコ サポート サイトから、Cisco UCS B シリーズ ブレード サーバ ソフトウェア バンドル ISO ファイルをダウンロードします。 Cisco UCS B シリーズ ブレード サーバ ソフトウェア バンドルには、VM-FEX for Hyper-V 用のドライバ、インストール ユーティリティ、Cisco UCS プロバイダー プラグインが含まれています。 |
ステップ 2 | Cisco UCS Manager KVM 設定では、サーバからアクセスのための仮想メディアとしてソフトウェア バンドル ISO ファイルをマウントします。 |
ステップ 3 |
ホスト サーバから、ISO ファイルのディレクトリCSCO_VIO_INSTALLER_versionを開きます。 ディレクトリ名の version にリリース バージョン番号を入力します。 たとえば、リリース 2.2(1) のディレクトリ名は CSCO_VIO_INSTALLER_2.4.22 となります。 |
ステップ 4 | VM-FEX for Hyper-V のインストールと設定に関する最新情報については、readme.txt ファイルを開き、読みます。 |
Cisco VIO ドライバおよびユーティリティをインストールするには、ホスト サーバで次の手順を実行します。
(注) |
Cisco VM-FEX スイッチ ドライバは、ホスト上に最初に SRIOV 対応スイッチが作成されたときに、SCVMM によってインストールされます。 |
Cisco UCS B シリーズ ブレード サーバ ソフトウェア バンドル ISO ファイルはサーバにマウントする必要があります。
ステップ 1 | ホスト サーバの Powershell で、マウントされた ISO ファイルの内容の CSCO_VIO_INSTALLER_version ディレクトリを開きます。 | ||
ステップ 2 |
管理者として、CSCO_VIO_INSTALLER_64_version.msi を実行します。 コマンド名の version にリリース バージョン番号を入力します。 たとえば、リリース 2.2(1) のコマンド名は CSCO_VIO_INSTALLER_64_2.4.22.MSI となります。 |
||
ステップ 3 | [Typical] または [Custom] インストールを選択できます。 [Typical] インストールを選択すると、eNIC と fNIC のドライバがインストールされます。 [Custom] インストールを選択した場合は、次の手順を実行します。 | ||
ステップ 4 | 必要に応じて、ドライバ リストを表示するには、[VIO drivers] を展開します。 | ||
ステップ 5 |
[VIC iSCSI dump] をクリックし、[Entire feature will be unavailable] を選択します。
|
||
ステップ 6 |
[VIC VM-FEX Forwarding Extension] をクリックし、[Entire feature will be unavailable] を選択します。
|
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ステップ 7 | [VIC Teaming] をクリックし、[Entire feature will be unavailable] を選択します。 | ||
ステップ 8 | [VICManagement] をクリックし、[Entire feature will be unavailable] を選択します。 | ||
ステップ 9 | [Next] をクリックし、ドライバをインストールする手順を実行します。 |
Microsoft SCVMM に Hyper-V ホストを追加します。
次の前提条件を参照してください。
ステップ 1 | Microsoft SCVMM GUI で、[All Hosts] をクリックし、[Add Hyper-V Hosts and Clusters] オプションを右クリックして選択します。 [Add Resource Wizard] ウィンドウが開きます。 |
ステップ 2 | [Credentials] タブで、[Run as Account] に詳細を入力します。 |
ステップ 3 | [Next] をクリックします。 |
ステップ 4 | [Discovery Scope] タブで、[Computer Name] ペインにホスト名を追加します。 ホストが検出されます。 |
ステップ 5 | [Target Resources] タブで、ホストを選択し、[Next] をクリックします。 選択されたサーバで Hyper-V のロールが有効になっていない場合、SCVMM は、ホスト追加プロセスの一部としてそれらのサーバでロールを有効にします。これにより、サーバが再起動します。 いずれかのサーバで再起動が保留されていた場合は、それらのサーバも再起動します。 |
ステップ 6 | [OK] をクリックして作業を続行します。 |
ステップ 7 | [Host Settings] タブで、選択したホストをホスト グループに割り当てます。 |
ステップ 8 | [Next] をクリックします。 |
ステップ 9 | [Migration Settings] タブで、現在のストレージ移行設定を選択し、[Next] をクリックします。 現在のストレージ移行のデフォルト値は 2 です。 |
ステップ 10 | [Finish] をクリックします。 仮想マシン ホストが Microsoft SCVMM GUI に追加されます。 ホストが Microsoft SCVMM に追加されると、SCVMM とホスト間の接続が確立します。 ホストを接続する際は、管理インターフェイスを使用してください。 ホストを追加すると、警告メッセージが表示され、指定されたホストの既知のストレージ アレイに対してマルチパス I/O が有効になっていないことが示されます。 これは、Microsoft に関連する既知の問題です。 推奨処置:SCVMM を使用してストレージをプロビジョニングする場合は、マルチパス I/O 機能を追加して、ホストで使用されるストレージ アレイに対してマルチパス I/O を有効にします。 |
以下のガイドラインを参考にして、Windows Server 2012 のホスト側の設定を確認してください。
SCVMM にホストを追加した後は、論理スイッチを作成して、それをホストに接続する必要があります。 ホストを接続すると、SCVMM からホストに拡張ドライバがインストールされます。
データ パスのインターフェイスが論理スイッチに対して有効になっていることを確認して、ホストを更新します。
ステップ 1 | SCVMM の [Host] タブで、[Properties] をクリックします。 選択したホストの [Properties] ウィンドウが表示されます。 |
ステップ 2 | Microsoft SCVMM GUI の [Hardware] タブをクリックします。 使用可能なインターフェイス(ネットワーク アダプタ)がペインに表示されます。 管理インターフェイスを選択し、インターフェイスの詳細を表示します。 インターフェイスはさまざまな論理スイッチに接続されています。 |
ステップ 3 | どの論理ネットワーク接続にも関連付けられていないインターフェイスを選択し、論理スイッチに接続します。 |
ステップ 4 | Microsoft SCVMM GUI の [Virtual Switches] タブをクリックします。 |
ステップ 5 | [New Virtual Switch] をクリックし、[New Logical Switch] オプションを選択します。 |
ステップ 6 | [Logical Switch] フィールドで、ドロップダウン リストから論理スイッチを選択します。 |
ステップ 7 | [Physical Adapters] パネルで、最初の物理アダプタを選択します。 論理スイッチを選択すると、その論理スイッチに応じたアップリンク ポート プロファイルが自動的に選択されます。 複数のアップリンク ポート プロファイルがある場合は、論理スイッチの作成プロセスで、論理スイッチに対して 1 つのアップリンク ポート プロファイルを選択できます。 |
ステップ 8 | [OK] をクリックします。 同じインターフェイスが複数のスイッチで使用されている場合は、メッセージ ウィンドウが表示され、SCVMM による変更の適用中は、ホストの接続が一時的に中断される可能性があることが示されます。 これにより、進行中のその他のネットワーク操作が悪影響を受ける場合があります。 |
ステップ 9 | [OK] をクリックします。 論理スイッチが Hyper-V ホストに接続されます。 |
SCVMM で VM を作成し、論理スイッチと VM ネットワークをVM vNIC に接続します。
ステップ 1 |
SCVMM GUI でホストを右クリックし、[Create Virtual Machine] オプションを選択します。 [Create Virtual Machine Wizard] ウィンドウが開きます。 仮想マシン(VM)を作成し、ハードウェア設定手順を実行します。
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ステップ 2 | [Configure Hardware] タブで、VM のネットワーク アダプタを選択します。 | ||
ステップ 3 | 右側の [Connectivity] パネルで、[Connected to a VM network] フィールドの [Browse] をクリックし、先ほど作成した VM ネットワークを選択します。 | ||
ステップ 4 | [OK] をクリックします。 | ||
ステップ 5 |
[MAC Address] フィールドで、MAC アドレスのタイプを選択します。 MAC アドレスは [Dynamic] または [Static] に設定できます。
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ステップ 6 | [Port Profile] フィールドで、ポート分類として [SR-IOV] を選択します。 | ||
ステップ 7 | [Next] をクリックします。 | ||
ステップ 8 | [Select Destination] タブで、[Place the virtual machine on a host] オプションを選択し、[Destination] として [All Hosts] を選択します。 | ||
ステップ 9 | [Next] をクリックします。 | ||
ステップ 10 | 宛先ホストが強調表示されます。 [Next] をクリックします。 | ||
ステップ 11 | [Configure Setting] タブで、仮想マシンの設定を確認し、[Next] をクリックします。 | ||
ステップ 12 | [Add Properties] タブで、設定を確認し、[Next] をクリックします。 | ||
ステップ 13 | [Summary] タブで、設定を確認し、[Start the virtual machine after deploying it ] オプションをオンにします。 | ||
ステップ 14 | [Create] をクリックします。 VM ネットワークが作成され、GUI に表示されます。 警告メッセージが表示され、SR-IOV スイッチの仮想アダプタの帯域幅を設定できないことが示されます。 推奨処置:ネイティブ仮想ポート プロファイルをチェックし、問題を修正して再試行します。 | ||
ステップ 15 | GUI で VM を選択し、[Properties] をクリックします。 | ||
ステップ 16 | 設定した VM のプロパティを確認します。 | ||
ステップ 17 | VM の設定が完了したら、VM に eNIC ドライバをインストールします。 |
Cisco UCSM GUI で仮想マシンの作成状態を確認します。
ステップ 1 | [Navigation] ペインの [VM] タブをクリックします。 |
ステップ 2 | [VM] タブで、[All] ノードを展開します。 |
ステップ 3 | [Virtual Machines] を展開し、VM が GUI に表示されることを確認します。 [General] タブのフィールドで vNIC のプロパティを確認します([Name]、[MAC address]、[Profile Name]、[VMND Name]、[Status of the vNIC] フィールドなど)。 |
目次
- Microsoft SCVMM の設定
- Microsoft SCVMM の依存関係について
- SCVMM へのシスコ プロバイダー プラグインのインストール
- VSEM インスタンスの作成
- SCVMM での論理スイッチの作成
- (オプション)VM 用の IP プールの適用
- SCVMM での VM ネットワークの作成
- ホスト サーバのオペレーティング システムのインストール
- VM-FEX for Hyper-V 用のシスコ ドライバおよびユーティリティの取得
- PF ドライバおよび VM-FEX スイッチ ドライバのインストール
- Microsoft SCVMM への Hyper-V ホストの接続
- Windows Server 2012 のホスト側の設定の確認
- Hyper-V ホストへの論理スイッチの展開
- SCVMM での VM の作成
- Cisco UCSM GUI での VM vNIC の確認
この章は、次の内容で構成されています。
- Microsoft SCVMM の依存関係について
- SCVMM へのシスコ プロバイダー プラグインのインストール
- VSEM インスタンスの作成
- SCVMM での論理スイッチの作成
- (オプション)VM 用の IP プールの適用
- SCVMM での VM ネットワークの作成
- ホスト サーバのオペレーティング システムのインストール
- VM-FEX for Hyper-V 用のシスコ ドライバおよびユーティリティの取得
- PF ドライバおよび VM-FEX スイッチ ドライバのインストール
- Microsoft SCVMM への Hyper-V ホストの接続
- Windows Server 2012 のホスト側の設定の確認
- Hyper-V ホストへの論理スイッチの展開
- SCVMM での VM の作成
- Cisco UCSM GUI での VM vNIC の確認
Microsoft SCVMM の依存関係について
SCVMM へのシスコ プロバイダー プラグインのインストール
シスコ プロバイダー プラグインは、Cisco UCSM から Microsoft SCVMM にネットワーク オブジェクトをプルします。 Microsoft SCVMM にシスコ プロバイダー プラグインをインストールするには、次の手順を実行します。
はじめる前に手順シスコ プロバイダー プラグインをインストールするには、次の要件を満たしている必要があります。
(注)
SCVMM サーバを立ち上げる前提条件については、Microsoft のマニュアル(http://technet.microsoft.com/en-us/library/gg610617.aspx )を参照してください。
ステップ 1 Cisco UCSM VSEM プロバイダー パッケージをインストールします。たとえば、ローカル ドライブから Microsoft SCVMM に CiscoProviderUCSMInstaller_1.1.14 をインストールします。 インストーラは ISO イメージの Installers ディレクトリにあります(例:ucs-bxxx-drivers\Windows\Installers\Cisco)。 インストールが完了すると、Cisco UCSM の [VSEM Provider Package Setup] ウィンドウが開きます。 ステップ 2 [Finish] をクリックして、セットアップ ウィザードを終了します。
VSEM インスタンスの作成
手順Cisco UCSM プラグインをインストールした後、SCVMM GUI を起動します。 Microsoft SCVMM GUI で Virtual Switch Extension Manager(VSEM)のインスタンスを追加します。
ステップ 1 Microsoft SCVMM GUI で [Fabric] をクリックし、[Networking] の下にある [Switch Extension Managers] を右クリックして、[Add Virtual Switch Extension Manager] を選択します。 [Add Virtual Switch Extension Manager] ウィンドウが開きます。 拡張マネージャの接続設定を入力します。 ステップ 2 左フレームの [General] タブで、[Manufacturer] フィールドのドロップダウン リストから拡張マネージャの製造元を選択します(例:Cisco Systems, Inc)。 ステップ 3 [Model] フィールドで、拡張マネージャのモデルを選択します(例:Cisco UCSM 2.2)。 ステップ 4 [Provider] フィールドで、拡張マネージャの設定プロバイダーを選択します(例:Cisco UCSM Provider)。 ステップ 5 [Connection String] フィールドに Cisco UCSM の IP アドレスを入力します(例:10.2.2.2)。 ステップ 6 [Run as Account] フィールドの [Browse] をクリックします。 [Select Run as Account] ウィンドウが開きます。 [Run as Account] タブをクリックします。 ステップ 7 [Name] フィールドで、[Run as Account] の名前を入力します。 ステップ 8 [Run as Account] のユーザ名とパスワードを入力します。 これは Cisco UCSM のユーザ名とパスワードです。 ステップ 9 パスワードを確認します。 ステップ 10 [Validate Domain Credentials] チェックボックスをオンにします。 ステップ 11 [OK] をクリックします。 [Select a Run as Account] ウィンドウにアカウントが表示されます。 新しいアカウントを作成するか、手動でクレデンシャルを指定できます。 ステップ 12 [Next] をクリックします。 ステップ 13 左フレームの [Host Groups] タブで、Virtual Switch Extension Manager を使用できるホスト グループを選択します。 ステップ 14 [Next] をクリックします。 ステップ 15 左フレームの [Summary] タブで、設定を確認し、[Finish] をクリックします。 [Jobs] ウィンドウで、操作のステータスを確認します。 タスクが完了すると、Virtual Switch Extension Manager(VSEM)に Cisco UCSM が追加されます。 ステップ 16 SCVMM GUI で Cisco UCSM を選択し、[Refresh] をクリックします。 Cisco UCSM から SCVMM にネットワーク オブジェクトがプルされます。 SCVMM ごとに 1 つの Cisco UCSM のみサポートされます。
(注) 既知の問題:SCVMM で VSEM を更新すると、無害のエラーが発生することがあります。 次のようなエラーが表示されます:Error (2606) Unable to perform the job because one or more of the selected objects are locked by another job
いずれのネットワーク セグメントも変更しないようにしてください。Microsoft ではそのような変更をサポートしていません。 いずれのネットワーク ファブリックやネットワーク サイトも変更しないようにしてください。 ファブリック ネットワーク ツリーを大幅に変更することも避けてください。
SCVMM での論理スイッチの作成
手順
ステップ 1 Microsoft SCVMM GUI で、[Networking] の下にある [Logical Switches] をクリックし、[Create Logical Switch] オプションを選択します。 [Create Logical Switch Wizard] ウィンドウが開きます。 左フレームの [Getting Started] タブに、論理スイッチを作成するための情報と前提条件が表示されます。 ステップ 2 [Next] をクリックします。 ステップ 3 [General] タブで、論理スイッチの名前を入力します。 ステップ 4 (任意)論理スイッチの説明を入力します。 ステップ 5 [Enable Single Root I/O Virtualization (SR-IOV)])オプションをオンにします。 ステップ 6 [Next] をクリックします。 ステップ 7 フィルタリング拡張はフォワーディング拡張と併用できないため、[Extensions] タブの [Microsoft Windows Filter] オプションをオフにします。 これは Microsoft に関連する制約です。 ステップ 8 論理スイッチで使用する [Virtual Switch Extensions] を選択します。 フォワーディング拡張として論理スイッチを選択します。 このオブジェクトは Cisco UCSM から取得されます。 ステップ 9 [Next] をクリックします。 ステップ 10 [Uplink] タブで、[Add] をクリックします。 [Add Uplink Port Profile] ウィンドウが開きます。 ステップ 11 [Uplink Port Profile] を選択します。 ステップ 12 [OK] をクリックします。 ステップ 13 [Next] をクリックします。 ステップ 14 [Virtual Port] タブで、[Add] をクリックします。 [Add Virtual Port] ウィンドウが表示されます。 論理スイッチのポート プロファイル クライアントが作成済みの場合、このウィンドウにはポート プロファイルと共に論理スイッチの名前が表示されます。 ステップ 15 [Port Classification] フィールドで [Browse] をクリックし、デフォルトの SR-IOV ポート プロファイルを選択します。 ステップ 16 論理スイッチとそれに関連するポート プロファイルを選択します。 ステップ 17 [Include a virtual network adapter port profile in this virtual port.] オプションを選択します。 ステップ 18 ネイティブの仮想ネットワーク アダプタ ポート プロファイルとして SR-IOV プロファイルを選択します。 ステップ 19 [OK] をクリックします。 [Virtual Port] タブに SR-IOV ポート プロファイルが表示されます。 ステップ 20 [Next] をクリックします。 ステップ 21 左フレームの [Summary] タブをクリックし、設定を確認します。 ステップ 22 [Finish] をクリックします。 SCVMM GUI に、論理スイッチ、アップリンク ポート プロファイル、ポート分類が表示されます。
(オプション)VM 用の IP プールの適用
手順
ステップ 1 Microsoft SCVMM GUI で、[Library] をクリックし、[Templates] メニューから [VM Templates] を選択して、[Create VM Template] を右クリックします。 Microsoft SCVMM GUI で [Create VM Template Wizard] ウィンドウが 開きます。 ステップ 2 [Browse] をクリックし、新しい VM テンプレートのソースを選択します。 ステップ 3 [OK] をクリックします。 ステップ 4 [VM Template Name] フィールドに VM テンプレートの名前を入力します。 ステップ 5 (任意)[Description] フィールドに VM テンプレートの説明を入力します。 ステップ 6 [Next] をクリックします。 ウィザードの指示に従って、VM テンプレートを作成します。 ステップ 7 このテンプレートをソースとして使用し、VM をインストールします。 ホストを選択して、特定のネットワーク アダプタの仮想マシン設定を確認すると、論理ネットワークに関する Cisco UCSM の設定が SCVMM にプルされます。 このテンプレートを使用して、VM 用の IP プールを適用できます。
(注) IP プールの設定方法については、Microsoft SCVMM のマニュアルを参照してください。
SCVMM での VM ネットワークの作成
手順
ステップ 1 Microsoft SCVMM GUI で [VMs and Services] をクリックし、[VM Networks] を右クリックして、[Create VM Network] を選択します。 Microsoft SCVMM GUI で [Create VM Network Wizard] ウィンドウが開きます。 ステップ 2 [Name] タブで、VM ネットワークの名前を指定します。 ステップ 3 (任意)[Description] タブで、VM ネットワークの説明を指定します。 ステップ 4 ドロップダウン リストから論理ネットワークを選択します。 論理ネットワークは、Cisco UCSM 側で作成されるファブリック ネットワークです。 ステップ 5 [Next] をクリックします。 Cisco UCSM 側でファブリック・ネットワーク用に作成された VM ネットワークが表示されます。 ステップ 6 [Isolation] タブで、VM ネットワークの分離を設定します。 ステップ 7 [Next] をクリックします。 ステップ 8 [Settings] タブで、VM ネットワークの設定を行います。 ステップ 9 [Finish] をクリックします。 Microsoft SCVMM GUI に VM ネットワークが表示されます。
(注) VM ネットワークがある場合は、それを 1 つのネットワーク セグメント対してのみ指定できます。 オフライン状態の VM があり、それらが特定の VM ネットワークを使用している場合は、VM ネットワークの関連付けを変更しないでください。 関連付けの変更は、VM が削除された場合にのみ行うことができます。
VM-FEX for Hyper-V 用のシスコ ドライバおよびユーティリティの取得
手順
ステップ 1 シスコ サポート サイトから、Cisco UCS B シリーズ ブレード サーバ ソフトウェア バンドル ISO ファイルをダウンロードします。 Cisco UCS B シリーズ ブレード サーバ ソフトウェア バンドルには、VM-FEX for Hyper-V 用のドライバ、インストール ユーティリティ、Cisco UCS プロバイダー プラグインが含まれています。
ステップ 2 Cisco UCS Manager KVM 設定では、サーバからアクセスのための仮想メディアとしてソフトウェア バンドル ISO ファイルをマウントします。 ステップ 3 ホスト サーバから、ISO ファイルのディレクトリCSCO_VIO_INSTALLER_versionを開きます。 ディレクトリ名の version にリリース バージョン番号を入力します。 たとえば、リリース 2.2(1) のディレクトリ名は CSCO_VIO_INSTALLER_2.4.22 となります。
ステップ 4 VM-FEX for Hyper-V のインストールと設定に関する最新情報については、readme.txt ファイルを開き、読みます。
PF ドライバおよび VM-FEX スイッチ ドライバのインストール
手順Cisco VIO ドライバおよびユーティリティをインストールするには、ホスト サーバで次の手順を実行します。
(注)
Cisco VM-FEX スイッチ ドライバは、ホスト上に最初に SRIOV 対応スイッチが作成されたときに、SCVMM によってインストールされます。
ステップ 1 ホスト サーバの Powershell で、マウントされた ISO ファイルの内容の CSCO_VIO_INSTALLER_version ディレクトリを開きます。 ステップ 2 管理者として、CSCO_VIO_INSTALLER_64_version.msi を実行します。 コマンド名の version にリリース バージョン番号を入力します。 たとえば、リリース 2.2(1) のコマンド名は CSCO_VIO_INSTALLER_64_2.4.22.MSI となります。
ステップ 3 [Typical] または [Custom] インストールを選択できます。 [Typical] インストールを選択すると、eNIC と fNIC のドライバがインストールされます。 [Custom] インストールを選択した場合は、次の手順を実行します。 ステップ 4 必要に応じて、ドライバ リストを表示するには、[VIO drivers] を展開します。 ステップ 5 [VIC iSCSI dump] をクリックし、[Entire feature will be unavailable] を選択します。
注意 インストールは、iSCSI ドライバが選択解除されていないと失敗する可能性があります。 ステップ 6 [VIC VM-FEX Forwarding Extension] をクリックし、[Entire feature will be unavailable] を選択します。
注意 VIC VM-FEX フォワーディング拡張ドライバが選択解除されていないと、インストールに失敗することがあります。 VIC VM-FEX フォワーディング拡張は、論理スイッチの展開の一部として SCVMM 2012 から導入されます。 ステップ 7 [VIC Teaming] をクリックし、[Entire feature will be unavailable] を選択します。 ステップ 8 [VICManagement] をクリックし、[Entire feature will be unavailable] を選択します。 ステップ 9 [Next] をクリックし、ドライバをインストールする手順を実行します。
Microsoft SCVMM への Hyper-V ホストの接続
手順
ステップ 1 Microsoft SCVMM GUI で、[All Hosts] をクリックし、[Add Hyper-V Hosts and Clusters] オプションを右クリックして選択します。 [Add Resource Wizard] ウィンドウが開きます。 ステップ 2 [Credentials] タブで、[Run as Account] に詳細を入力します。 ステップ 3 [Next] をクリックします。 ステップ 4 [Discovery Scope] タブで、[Computer Name] ペインにホスト名を追加します。 ホストが検出されます。 ステップ 5 [Target Resources] タブで、ホストを選択し、[Next] をクリックします。 選択されたサーバで Hyper-V のロールが有効になっていない場合、SCVMM は、ホスト追加プロセスの一部としてそれらのサーバでロールを有効にします。これにより、サーバが再起動します。 いずれかのサーバで再起動が保留されていた場合は、それらのサーバも再起動します。 ステップ 6 [OK] をクリックして作業を続行します。 ステップ 7 [Host Settings] タブで、選択したホストをホスト グループに割り当てます。 ステップ 8 [Next] をクリックします。 ステップ 9 [Migration Settings] タブで、現在のストレージ移行設定を選択し、[Next] をクリックします。 現在のストレージ移行のデフォルト値は 2 です。 ステップ 10 [Finish] をクリックします。 仮想マシン ホストが Microsoft SCVMM GUI に追加されます。 ホストが Microsoft SCVMM に追加されると、SCVMM とホスト間の接続が確立します。 ホストを接続する際は、管理インターフェイスを使用してください。 ホストを追加すると、警告メッセージが表示され、指定されたホストの既知のストレージ アレイに対してマルチパス I/O が有効になっていないことが示されます。 これは、Microsoft に関連する既知の問題です。 推奨処置:SCVMM を使用してストレージをプロビジョニングする場合は、マルチパス I/O 機能を追加して、ホストで使用されるストレージ アレイに対してマルチパス I/O を有効にします。
Windows Server 2012 のホスト側の設定の確認
以下のガイドラインを参考にして、Windows Server 2012 のホスト側の設定を確認してください。
Hyper-V ホストへの論理スイッチの展開
手順
ステップ 1 SCVMM の [Host] タブで、[Properties] をクリックします。 選択したホストの [Properties] ウィンドウが表示されます。 ステップ 2 Microsoft SCVMM GUI の [Hardware] タブをクリックします。 使用可能なインターフェイス(ネットワーク アダプタ)がペインに表示されます。 管理インターフェイスを選択し、インターフェイスの詳細を表示します。 インターフェイスはさまざまな論理スイッチに接続されています。 ステップ 3 どの論理ネットワーク接続にも関連付けられていないインターフェイスを選択し、論理スイッチに接続します。 ステップ 4 Microsoft SCVMM GUI の [Virtual Switches] タブをクリックします。 ステップ 5 [New Virtual Switch] をクリックし、[New Logical Switch] オプションを選択します。 ステップ 6 [Logical Switch] フィールドで、ドロップダウン リストから論理スイッチを選択します。 ステップ 7 [Physical Adapters] パネルで、最初の物理アダプタを選択します。 論理スイッチを選択すると、その論理スイッチに応じたアップリンク ポート プロファイルが自動的に選択されます。 複数のアップリンク ポート プロファイルがある場合は、論理スイッチの作成プロセスで、論理スイッチに対して 1 つのアップリンク ポート プロファイルを選択できます。 ステップ 8 [OK] をクリックします。 同じインターフェイスが複数のスイッチで使用されている場合は、メッセージ ウィンドウが表示され、SCVMM による変更の適用中は、ホストの接続が一時的に中断される可能性があることが示されます。 これにより、進行中のその他のネットワーク操作が悪影響を受ける場合があります。 ステップ 9 [OK] をクリックします。 論理スイッチが Hyper-V ホストに接続されます。
SCVMM での VM の作成
手順
ステップ 1 SCVMM GUI でホストを右クリックし、[Create Virtual Machine] オプションを選択します。 [Create Virtual Machine Wizard] ウィンドウが開きます。 仮想マシン(VM)を作成し、ハードウェア設定手順を実行します。
(注) VM を設定するにはいくつかの方法があります。 詳細については、Microsoft のマニュアルを参照してください。 ステップ 2 [Configure Hardware] タブで、VM のネットワーク アダプタを選択します。 ステップ 3 右側の [Connectivity] パネルで、[Connected to a VM network] フィールドの [Browse] をクリックし、先ほど作成した VM ネットワークを選択します。 ステップ 4 [OK] をクリックします。 ステップ 5 [MAC Address] フィールドで、MAC アドレスのタイプを選択します。 MAC アドレスは [Dynamic] または [Static] に設定できます。
(注) MAC アドレス プールに対しては Microsoft の推奨設定を使用してください。 ステップ 6 [Port Profile] フィールドで、ポート分類として [SR-IOV] を選択します。 ステップ 7 [Next] をクリックします。 ステップ 8 [Select Destination] タブで、[Place the virtual machine on a host] オプションを選択し、[Destination] として [All Hosts] を選択します。 ステップ 9 [Next] をクリックします。 ステップ 10 宛先ホストが強調表示されます。 [Next] をクリックします。 ステップ 11 [Configure Setting] タブで、仮想マシンの設定を確認し、[Next] をクリックします。 ステップ 12 [Add Properties] タブで、設定を確認し、[Next] をクリックします。 ステップ 13 [Summary] タブで、設定を確認し、[Start the virtual machine after deploying it ] オプションをオンにします。 ステップ 14 [Create] をクリックします。 VM ネットワークが作成され、GUI に表示されます。 警告メッセージが表示され、SR-IOV スイッチの仮想アダプタの帯域幅を設定できないことが示されます。 推奨処置:ネイティブ仮想ポート プロファイルをチェックし、問題を修正して再試行します。 ステップ 15 GUI で VM を選択し、[Properties] をクリックします。 ステップ 16 設定した VM のプロパティを確認します。 ステップ 17 VM の設定が完了したら、VM に eNIC ドライバをインストールします。