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目次
この章は、次の内容で構成されています。
ハイパフォーマンス モードの VM-FEX には、システムで提供されている VMwarePassThrough アダプタ ポリシーがあります。 ほとんどはデフォルト設定で十分です。 ただし、特定の実装に対応するために、このポリシーの内容とは異なる設定が必要な場合があります。 異なる設定が必要な場合は、特定の設定を含む別のイーサネット アダプタ ポリシーを作成することをお勧めします。 特に、次の設定について、特定の実装で動作するかどうかを確認することをお勧めします。
(注) |
複数の vCPU の VM を使用しており、VM-FEX for VMware を旧バージョンからリリース 2.1 にアップグレードした場合は、次のパラメータを指定された値に手動で変更する必要があります。 |
次の例は、システムで提供されているイーサネット アダプタ ポリシーを変更し、トランザクションをコミットする方法を示しています。
UCS-A# scope org / UCS-A /org* # scope eth-policy VMWarePassThru UCS-A /org/eth-policy* # set descr "This is an Ethernet adapter policy example." UCS-A /org/eth-policy* # commit-buffer UCS-A /org/eth-policy #
ダイナミック vNIC 接続ポリシーは、VM とダイナミック vNIC の間の接続を設定する方式を決定します。 VM がインストール済みでダイナミック vNIC が設定された VIC アダプタを使用しているサーバを含む Cisco UCS ドメインには、このポリシーが必要です。
各ダイナミック vNIC 接続ポリシーには、イーサネット アダプタ ポリシーが含まれており、ポリシーを含むサービス プロファイルに関連付けられた任意のサーバに対して設定できる vNIC の数を指定します。
ブレードのすべてのポートが標準モードの VM-FEX の場合は、VMware アダプタ ポリシーを使用する必要があります。
ブレードの 1 つ以上のポートがハイパフォーマンス モードである VM-FEX の場合は、VMwarePassThrough アダプタ ポリシーを使用するか、カスタム ポリシーを作成します。 カスタム ポリシーを作成する必要がある場合、プロビジョニングされるリソースは、最もリソースを必要とし、ハイパフォーマンス モードを使用するゲスト OS のリソース要件に等しい必要があります。
(注) |
VM-FEX の導入では、VIC アダプタに 2 つのスタティック vNIC(各ファブリックに 1 つ)、が vCenter の DVS に接続されている場合にのみ、VM がダイナミック vNIC に接続されます。 サーバに複数の VIC アダプタがある場合は、各アダプタに 2 つのスタティック vNIC が設定されている必要があります。 |
(注) |
ダイナミック vNIC が設定されているサーバを、VMotionを使用して移行すると、vNIC が使用するダイナミック インターフェイスで障害が発生し、 によってその障害が通知されます。 サーバが復旧すると、 はサーバに新しいダイナミック vNIC を割り当てます。 ダイナミック vNIC 上のトラフィックを監視している場合、監視元を再設定する必要があります。 |
次の例は、12 個のダイナミック vNIC に対してシステムで提供された VMWarePassThru イーサネット アダプタ ポリシーを使用する MyDynVnicConnPolicy という名前のダイナミック vNIC 接続ポリシーを作成する方法と、トランザクションをコミットする方法を示しています。
UCS-A# scope org / UCS-A /org # create dynamic-vnic-conn-policy MyDynVnicConnPolicy UCS-A /org/dynamic-vnic-conn-policy* # set adapter-policy VMWarePassThru UCS-A /org/dynamic-vnic-conn-policy* # set desc "Dynamic vNIC for Eth policy" UCS-A /org/dynamic-vnic-conn-policy* # set dynamic-eth 12 UCS-A /org/dynamic-vnic-conn-policy* # commit-buffer UCS-A /org/dynamic-vnic-conn-policy #
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope org org-name | 指定した組織の組織モードを開始します。 ルート組織モードを開始するには、/ を org-name として入力します。 |
ステップ 2 | UCS-A /org # delete dynamic-vnic-conn-policy policy-name | 指定された vNIC 接続ポリシーを削除します。 |
ステップ 3 | UCS-A /org # commit-buffer | トランザクションをコミットします。 |
次の例は、MyDynVnicConnPolicy という名前のダイナミック vNIC 接続ポリシーを削除して、トランザクションをコミットする方法を示しています。
UCS-A# scope org / UCS-A /org # delete dynamic-vnic-conn-policy MyDynVnicConnPolicy UCS-A /org* # commit-buffer UCS-A /org #
VM が動作している必要があります。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope system | システム モードを開始します。 |
ステップ 2 | UCS-A /system # scope vm-mgmt | VM 管理モードを開始します。 |
ステップ 3 | UCS-A /system/vm-mgmt # scope vmware | VMware モードを開始します。 |
ステップ 4 | UCS-A /system/vm-mgmt/vmware # show virtual-machine | (任意) 実行中の仮想マシンを表示します。 |
ステップ 5 | UCS-A /system/vm-mgmt/vmware # scope virtual-machine uuid | ダイナミック vNIC を含む仮想マシンのコマンド モードを開始します。 |
ステップ 6 | UCS-A /system/vm-mgmt/vmware/virtual-machine # show vnic [detail] | vNIC プロパティを表示します。 |
次に、VM のダイナミック vNIC のプロパティを表示する例を示します。
UCS-A# scope system UCS-A /system # scope vm-mgmt UCS-A /system/vm-mgmt # scope vmware UCS-A /system/vm-mgmt/vmware # show virtual-machine Virtual Machine: UUID: 420a00c8-934b-4ae3-6af5-2ce9b8bd0f44 Service Profile: org-root/ls-PTS-ch6-7 Server: sys/chassis-6/blade-7 Status: Online . . . UCS-A /system/vm-mgmt/vmware # scope virtual-machine 420a08b0-cda7-9e0a-424f-01ec8653eea0 UCS-A /system/vm-mgmt/vmware/virtual-machine # show vnic detail vNIC: Name: 4479 Status: Online MAC Address: 00:50:56:8A:07:B5 Profile Name: VM-mgmt Virtual Adapter: sys/chassis-1/blade-1/adapter-1/host-eth-9 Vnic Dn: org-root/ls-PTS-ch1-1/ether-dynamic-prot-009 Current Task: UCS-A /system/vm-mgmt/vmware/virtual-machine #
VM ライフサイクル ポリシーは、Cisco UCS Manager でのオフライン VM とデータベース内のオフライン ダイナミック vNIC の保持期間を決定します。 この期間が経過した後で VM またはダイナミック vNIC がオフラインのままになっている場合、Cisco UCS Manager ではデータベースからそのオブジェクトを削除します。
Cisco UCS サーバ上のすべての仮想マシン(VM)が vCenter によって管理されます。 Cisco UCS Manager では、非アクティブな VM が一時的にシャットダウンされているか、削除されたか、またはアクセス不能と表示されるその他の状態のいずれであるかを判断できません。 したがって、Cisco UCS Manager ではすべての非アクティブな VM をオフライン状態であると判断します。
Cisco UCS Manager では、関連付けられた VM がシャットダウンされている場合、またはファブリック インターコネクトと I/O モジュールの間のリンクに障害が発生した場合に、ダイナミック vNIC がオフラインであると判断します。 まれに、内部エラーが原因で Cisco UCS Manager でダイナミック vNIC がオフラインであると判断される場合もあります。
デフォルトの VM およびダイナミック vNIC の保持間隔は 15 分です。 保持期間は、1 分から 7,200 分(2 日)の範囲を設定できます。
(注) |
Cisco UCS Manager によって表示される VM データベースは、情報表示と監視のためだけにあります。 Cisco UCS Manager で VM を管理できません。 Cisco UCS Manager データベースから VM を削除しても、VM はサーバや vCenter から削除されません。 |
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | Switch-A# scope system | システム モードを開始します。 |
ステップ 2 | Switch-A /system # scope vm-mgmt | VM 管理モードを開始します。 |
ステップ 3 | Switch-A /system/vm-mgmt # scope vm-life-cycle-policy | VM のライフ サイクルのポリシー モードを開始します。 |
ステップ 4 | Switch-A /system/vm-mgmt/vm-life-cycle-policy # set vmretention {minutes | 1-day | 1-hour | 5-days} | オフラインの VM がデータベースに保持される期間(分、1 日、1 時間、5 日)を指定します。 その期間を過ぎても VM がオフラインのままである場合、データベースから削除されます。 minutes 変数は 1 から 7200 にすることができます。 デフォルト値は、15 分です。 |
ステップ 5 | Switch-A /system/vm-mgmt/vm-life-cycle-policy # set vnicretention {minutes | 1-day | 1-hour | 5-days} | オフラインのダイナミック vNIC がデータベースに保持される期間(分、1 日、1 時間、5 日)を指定します。 その期間を過ぎてもダイナミック vNIC がオフラインのままである場合、データベースから削除されます。 minutes 変数は 1 から 7200 にすることができます。 デフォルト値は、15 分です。 |
ステップ 6 | Switch-A /system/vm-mgmt/vm-life-cycle-policy # commit-buffer | トランザクションをシステムの設定にコミットします。 |
次に、1 日間の VM 保存期間および 1 時間の vNIC 保存期間を設定し、トランザクションをコミットする例を示します。
Switch-A# scope system Switch-A /system # scope vm-mgmt Switch-A /system/vm-mgmt # scope vm-life-cycle-policy Switch-A /system/vm-mgmt/vm-mgmt/vm-life-cycle-policy # set vmretention 1-day Switch-A /system/vm-mgmt/vm-mgmt/vm-life-cycle-policy* # set vnicretention 1-hour Switch-A /system/vm-mgmt/vm-mgmt/vm-life-cycle-policy* # commit-buffer Switch-A /system/vm-mgmt/vm-mgmt/vm-life-cycle-policy #
ハイパフォーマンス モードの VM-FEX の場合、特定の BIOS 設定を行う必要があります。
(注) |
BIOS ポリシーまたはデフォルトの BIOS 設定による BIOS 設定の変更を Cisco Integrated Management Controller(CIMC)バッファにプッシュします。 これらの変更はバッファ内にとどまり、サーバがリブートされるまでは有効になりません。 設定するサーバで BIOS 設定のサポートを確認することをお勧めします。 RAS メモリのミラーリング モードなどの一部の設定は、すべてのCisco UCS サーバでサポートされているわけではありません。 |
ハイパフォーマンス モードの VM-FEX で使用していることを識別できるように、この BIOS ポリシーを VMwarePassThru という名前にすることをお勧めします。
これらのパラメータは次の BIOS 設定でイネーブルにする必要があります。
(注) |
64 ビットの VM を ESX/ESXi ホストで実行する場合は、VT をイネーブルにする必要があります。 VT がイネーブルでない限り、ESX/ESXi ホストでは 64 ビット VM を実行できません。 |
残りの BIOS 設定を適切に設定します。
目次
この章は、次の内容で構成されています。
- VMwarePassThrough イーサネット アダプタ ポリシーの変更
- ダイナミック vNIC 接続ポリシーの設定
- VM ライフサイクル ポリシーの設定
- ハイパフォーマンス モードでの VM-FEX の BIOS ポリシーの作成
VMwarePassThrough イーサネット アダプタ ポリシーの変更
手順ハイパフォーマンス モードの VM-FEX には、システムで提供されている VMwarePassThrough アダプタ ポリシーがあります。 ほとんどはデフォルト設定で十分です。 ただし、特定の実装に対応するために、このポリシーの内容とは異なる設定が必要な場合があります。 異なる設定が必要な場合は、特定の設定を含む別のイーサネット アダプタ ポリシーを作成することをお勧めします。 特に、次の設定について、特定の実装で動作するかどうかを確認することをお勧めします。
(注)
複数の vCPU の VM を使用しており、VM-FEX for VMware を旧バージョンからリリース 2.1 にアップグレードした場合は、次のパラメータを指定された値に手動で変更する必要があります。
コマンドまたはアクション 目的 ステップ 1 UCS-A# scope org org-name 指定した組織の組織モードを開始します。 ルート組織モードを開始するには、 org-name として / を入力します。
ステップ 2 UCS-A /org # scope eth-policy VMWarePassThru システムで提供されているアダプタ ポリシーの組織イーサネット ポリシー モードを開始します。
ステップ 3 イーサネット アダプタ ポリシーの設定を変更します。 (任意) イーサネット アダプタ ポリシーの設定の詳細については、『Cisco UCS Manager CLI Configuration Guide』を参照してください。
ダイナミック vNIC 接続ポリシー
ダイナミック vNIC 接続ポリシーは、VM とダイナミック vNIC の間の接続を設定する方式を決定します。 VM がインストール済みでダイナミック vNIC が設定された VIC アダプタを使用しているサーバを含む Cisco UCS ドメインには、このポリシーが必要です。
イーサネット アダプタ ポリシー
各ダイナミック vNIC 接続ポリシーには、イーサネット アダプタ ポリシーが含まれており、ポリシーを含むサービス プロファイルに関連付けられた任意のサーバに対して設定できる vNIC の数を指定します。
ブレードのすべてのポートが標準モードの VM-FEX の場合は、VMware アダプタ ポリシーを使用する必要があります。
ブレードの 1 つ以上のポートがハイパフォーマンス モードである VM-FEX の場合は、VMwarePassThrough アダプタ ポリシーを使用するか、カスタム ポリシーを作成します。 カスタム ポリシーを作成する必要がある場合、プロビジョニングされるリソースは、最もリソースを必要とし、ハイパフォーマンス モードを使用するゲスト OS のリソース要件に等しい必要があります。
ダイナミック vNIC 接続ポリシーの作成
手順
コマンドまたはアクション 目的 ステップ 1 UCS-A# scope org org-name 指定した組織の組織モードを開始します。 ルート組織モードを開始するには、/ を org-name として入力します。
ステップ 2 UCS-A /org # create dynamic-vnic-conn-policy policy-name 指定された vNIC 接続ポリシーを作成し、組織の vNIC 接続ポリシー モードを開始します。
この名前には、1 ~ 32 文字の英数字を使用できます。 -(ハイフン)、_(アンダースコア)、:(コロン)、および . (ピリオド)は使用できますが、それ以外の特殊文字とスペースは使用できません。また、オブジェクトが保存された後で、この名前を変更することはできません。
(注) 動的 vNIC 接続ポリシー名の値として「default」を指定しないでください。 Cisco UCS Manager は、「default」を参照している空のポリシーを自動的に解決します。 静的 vNIC のみが定義されたサービス プロファイルまたはサービス プロファイル テンプレートは、存在する場合に、自動的にポリシー「default」を参照します。 動的 vNIC 接続ポリシー名に「default」を指定した場合、それらのサービス プロファイルまたはサービス プロファイル テンプレート上で予期しない動的 vNIC が作成されることがあります。
ステップ 3 UCS-A /org/dynamic-vnic-conn-policy # set desc description (任意) ポリシーの説明を記します。
256 文字以下で入力します。 次を除く任意の文字またはスペースを使用できます。`(アクセント記号)、\(円記号)、^(カラット)、"(二重引用符)、=(等号)、>(大なり)、<(小なり)、または'(一重引用符)は使用できません。
説明にスペースまたは特殊文字が含まれている場合、説明を引用符(" ")で括る必要があります。 引用符は show コマンド出力の説明フィールドには表示されません。
ステップ 4 UCS-A /org/dynamic-vnic-conn-policy # set adapter-policy policy-name イーサネット アダプタ ポリシーをこのポリシーに使用するように指定します。 アダプタ ポリシーがすでに存在する必要があります。
ステップ 5 UCS-A /org/dynamic-vnic-conn-policy # set dynamic-eth {dynamic-eth-num | off} このポリシーに使用するダイナミック vNIC の数を指定します。
ステップ 6 UCS-A /org/dynamic-vnic-conn-policy # set protection {protected | protected-pref-a | protected-pref-b} ダイナミック vNIC は Cisco UCS で常に保護されますが、このコマンドを使用して優先するファブリックがある場合は、それを選択することができます。 次のいずれかのオプションを選択できます。ステップ 7 UCS-A /org/dynamic-vnic-conn-policy # commit-buffer トランザクションをコミットします。
次の例は、12 個のダイナミック vNIC に対してシステムで提供された VMWarePassThru イーサネット アダプタ ポリシーを使用する MyDynVnicConnPolicy という名前のダイナミック vNIC 接続ポリシーを作成する方法と、トランザクションをコミットする方法を示しています。
UCS-A# scope org / UCS-A /org # create dynamic-vnic-conn-policy MyDynVnicConnPolicy UCS-A /org/dynamic-vnic-conn-policy* # set adapter-policy VMWarePassThru UCS-A /org/dynamic-vnic-conn-policy* # set desc "Dynamic vNIC for Eth policy" UCS-A /org/dynamic-vnic-conn-policy* # set dynamic-eth 12 UCS-A /org/dynamic-vnic-conn-policy* # commit-buffer UCS-A /org/dynamic-vnic-conn-policy #ダイナミック vNIC 接続ポリシーの削除
VM 上のダイナミック vNIC プロパティの表示
手順
コマンドまたはアクション 目的 ステップ 1 UCS-A# scope system システム モードを開始します。
ステップ 2 UCS-A /system # scope vm-mgmt VM 管理モードを開始します。
ステップ 3 UCS-A /system/vm-mgmt # scope vmware VMware モードを開始します。
ステップ 4 UCS-A /system/vm-mgmt/vmware # show virtual-machine (任意) 実行中の仮想マシンを表示します。
ステップ 5 UCS-A /system/vm-mgmt/vmware # scope virtual-machine uuid ダイナミック vNIC を含む仮想マシンのコマンド モードを開始します。
ステップ 6 UCS-A /system/vm-mgmt/vmware/virtual-machine # show vnic [detail] vNIC プロパティを表示します。
次に、VM のダイナミック vNIC のプロパティを表示する例を示します。
UCS-A# scope system UCS-A /system # scope vm-mgmt UCS-A /system/vm-mgmt # scope vmware UCS-A /system/vm-mgmt/vmware # show virtual-machine Virtual Machine: UUID: 420a00c8-934b-4ae3-6af5-2ce9b8bd0f44 Service Profile: org-root/ls-PTS-ch6-7 Server: sys/chassis-6/blade-7 Status: Online . . . UCS-A /system/vm-mgmt/vmware # scope virtual-machine 420a08b0-cda7-9e0a-424f-01ec8653eea0 UCS-A /system/vm-mgmt/vmware/virtual-machine # show vnic detail vNIC: Name: 4479 Status: Online MAC Address: 00:50:56:8A:07:B5 Profile Name: VM-mgmt Virtual Adapter: sys/chassis-1/blade-1/adapter-1/host-eth-9 Vnic Dn: org-root/ls-PTS-ch1-1/ether-dynamic-prot-009 Current Task: UCS-A /system/vm-mgmt/vmware/virtual-machine #VM ライフサイクル ポリシー
VM ライフサイクル ポリシーは、Cisco UCS Manager でのオフライン VM とデータベース内のオフライン ダイナミック vNIC の保持期間を決定します。 この期間が経過した後で VM またはダイナミック vNIC がオフラインのままになっている場合、Cisco UCS Manager ではデータベースからそのオブジェクトを削除します。
Cisco UCS サーバ上のすべての仮想マシン(VM)が vCenter によって管理されます。 Cisco UCS Manager では、非アクティブな VM が一時的にシャットダウンされているか、削除されたか、またはアクセス不能と表示されるその他の状態のいずれであるかを判断できません。 したがって、Cisco UCS Manager ではすべての非アクティブな VM をオフライン状態であると判断します。
Cisco UCS Manager では、関連付けられた VM がシャットダウンされている場合、またはファブリック インターコネクトと I/O モジュールの間のリンクに障害が発生した場合に、ダイナミック vNIC がオフラインであると判断します。 まれに、内部エラーが原因で Cisco UCS Manager でダイナミック vNIC がオフラインであると判断される場合もあります。
デフォルトの VM およびダイナミック vNIC の保持間隔は 15 分です。 保持期間は、1 分から 7,200 分(2 日)の範囲を設定できます。
(注)
Cisco UCS Manager によって表示される VM データベースは、情報表示と監視のためだけにあります。 Cisco UCS Manager で VM を管理できません。 Cisco UCS Manager データベースから VM を削除しても、VM はサーバや vCenter から削除されません。
VM ライフサイクル ポリシーの設定
手順
コマンドまたはアクション 目的 ステップ 1 Switch-A# scope system システム モードを開始します。
ステップ 2 Switch-A /system # scope vm-mgmt VM 管理モードを開始します。
ステップ 3 Switch-A /system/vm-mgmt # scope vm-life-cycle-policy VM のライフ サイクルのポリシー モードを開始します。
ステップ 4 Switch-A /system/vm-mgmt/vm-life-cycle-policy # set vmretention {minutes | 1-day | 1-hour | 5-days} オフラインの VM がデータベースに保持される期間(分、1 日、1 時間、5 日)を指定します。 その期間を過ぎても VM がオフラインのままである場合、データベースから削除されます。 minutes 変数は 1 から 7200 にすることができます。 デフォルト値は、15 分です。
ステップ 5 Switch-A /system/vm-mgmt/vm-life-cycle-policy # set vnicretention {minutes | 1-day | 1-hour | 5-days} オフラインのダイナミック vNIC がデータベースに保持される期間(分、1 日、1 時間、5 日)を指定します。 その期間を過ぎてもダイナミック vNIC がオフラインのままである場合、データベースから削除されます。 minutes 変数は 1 から 7200 にすることができます。 デフォルト値は、15 分です。
ステップ 6 Switch-A /system/vm-mgmt/vm-life-cycle-policy # commit-buffer トランザクションをシステムの設定にコミットします。
次に、1 日間の VM 保存期間および 1 時間の vNIC 保存期間を設定し、トランザクションをコミットする例を示します。
Switch-A# scope system Switch-A /system # scope vm-mgmt Switch-A /system/vm-mgmt # scope vm-life-cycle-policy Switch-A /system/vm-mgmt/vm-mgmt/vm-life-cycle-policy # set vmretention 1-day Switch-A /system/vm-mgmt/vm-mgmt/vm-life-cycle-policy* # set vnicretention 1-hour Switch-A /system/vm-mgmt/vm-mgmt/vm-life-cycle-policy* # commit-buffer Switch-A /system/vm-mgmt/vm-mgmt/vm-life-cycle-policy #ハイパフォーマンス モードでの VM-FEX の BIOS ポリシーの作成
ハイパフォーマンス モードの VM-FEX の場合、特定の BIOS 設定を行う必要があります。
(注)
BIOS ポリシーまたはデフォルトの BIOS 設定による BIOS 設定の変更を Cisco Integrated Management Controller(CIMC)バッファにプッシュします。 これらの変更はバッファ内にとどまり、サーバがリブートされるまでは有効になりません。
設定するサーバで BIOS 設定のサポートを確認することをお勧めします。 RAS メモリのミラーリング モードなどの一部の設定は、すべてのCisco UCS サーバでサポートされているわけではありません。
ハイパフォーマンス モードの VM-FEX で使用していることを識別できるように、この BIOS ポリシーを VMwarePassThru という名前にすることをお勧めします。
これらのパラメータは次の BIOS 設定でイネーブルにする必要があります。
[Processor]:Virtual Technology(VT)と Direct Cache Access をイネーブルにします。
(注)
64 ビットの VM を ESX/ESXi ホストで実行する場合は、VT をイネーブルにする必要があります。 VT がイネーブルでない限り、ESX/ESXi ホストでは 64 ビット VM を実行できません。
- [Intel Directed IO]:次のパラメータをイネーブルにします。
残りの BIOS 設定を適切に設定します。