n 「Cisco UCS M1414 コンピュート カートリッジの概要」
n 「仕様」
n 「機能概要」
Cisco UCS Manager を使用してカートリッジをリモートで使用停止にします。UCS Manager は使用停止プロセス中に CPU サブシステムをグレースフル シャットダウンします。
詳細については、お使いのバージョンの Cisco UCS Manager のコンフィギュレーション ガイドを参照してください。コンフィギュレーション ガイドは、次の URL から入手できます。
1. Cisco UCS Manager を使用してカートリッジを使用停止にします。
UCS Manager CLI and GUI Configuration Guides
カートリッジがメイン電源モードで電源投入されている場合(電源 LED が緑)、シャーシからカートリッジを取り外さないでください。カートリッジ電源 LED は、CPU サブシステムがスタンバイであることを示すオレンジである必要があります。シャーシから取り外す前にカートリッジを使用停止にする必要があります。2. カートリッジの電源ステータス LED の色を確認します。
– 緑:CPU サブシステムはメイン電源モードにあります。カートリッジを取り外さないでください。
– オレンジ:CPU サブシステムはスタンバイ モードで、シャーシからカートリッジを取り外せます(UCS Manager で使用停止にした後のみ)。
– 消灯:CPU サブシステムの電源はオフで、シャーシからカートリッジをいつでも取り外せます。
3. 次のようにしてシャーシからカートリッジを取り外します。
a. カートリッジのロッキング メカニズムとリリース レバーを同時に強く押します(図 3 を参照)。
b. カートリッジをシャーシからスライドさせて外し、静電気防止用シートに置きます。
4. 次のようにしてシャーシにカートリッジを再び取りつけます。
a. カートリッジを水平に保ちながら慎重に空のベイの位置に合わせます。
b. ロッキング メカニズムがカチッと音がしてカートリッジが固定されるまで、カートリッジをシャーシにスライドさせて取りつけます。
注意: シスコ認定の CPU 交換部品以外は使用しないでください。
CPU とそのマザーボード ソケットは壊れやすいので、取り付け中にピンを損傷しないように、注意して扱う必要があります。次の手順に示すようにピックアンドプレース ツールを使用して、ソケットと CPU 間の接続ピンの損傷を防いでください。このツールは CPU オプション キットに付属しているので、この必須ツールを使用せずに作業を進めないでください。 CPU はヒートシンクとそれぞれのサーマル グリスとともに取り付け、適切に冷却されるようにする必要があります。CPU を正しく取り付けないと、サーバが損傷することがあります。1. シャーシからカートリッジを取り外す前に、「シャーシからのカートリッジの取り外し」の説明に従って、カートリッジを使用停止にして電源をオフにします。
2. 「カートリッジ カバーの取り外し」の説明に従って、カートリッジのカバーを取り外します。
注意: CPU またはヒート シンクを損傷しないように、ヒートシンクをスタンドオフから持ち上げられるまで各ネジを均等に緩めます。
a. No. 2 プラス ドライバを使用して、ヒートシンクの非脱落型ネジを 3 本緩めます(図 5 を参照)。
4. 慎重に CPU ソケットのロック レバーを解除し、ずらして隙間を空けます(図 5 を参照)。
注: レバーを勢いよく上に持ち上げたりしないでください。CPU が外れる恐れがあります。
5. ソケットのカバー プレートを開き、上に向かってずらして隙間を空けます(図 5 を参照)。
図 5 ヒートシンクを取り外して CPU ソケット メカニズムを開く
6. 予備の CPU に付属しているピックアンドプレース ツールを使用して、既存の CPU をソケットから取り外します。このツールを使用すれば、ソケットが損傷しないように CPU をまっすぐに取り外すことができます。図 6を参照してください。
a. ツールのリリース ボタンを押して、内部の留め具フックを外します。
b. CPU ソケットにツールを取りつけます。ツールにある矢印を CPU ソケットの登録マーク(小さな三角形)の位置に合わせます。
d. ツールと CPU をソケットからまっすぐ持ち上げます。
e. ツールのリリース ボタンを押して、CPU を静電気防止用シートに置きます。
a. ピックアンドプレース ツールのリリース ボタンが押されていることを確認して、下側のつかみタブが開いているようにします。
b. 図 7 にあるように、ツールを逆にします。
c. 新しい CPU をパッケージから取り出し、上下逆になっているツールの上に、CPU の接続パッドが上向きになるように置きます。
CPU の登録マークのある角と、矢印のあるツールの角が揃うように配置する必要があります( 図 6 および 図 7 を参照)。d. つかみレバーを押して CPU 上のタブを閉じ、ツールに取りつけます。
図 7 上下逆のピック アンド プレース ツールに取り付けられた CPU
e. 新しい CPU が取り付けられたツールを慎重に空の CPU ソケットに設置し、ツールの矢印と CPU ソケットの登録マークの位置を合わせます(図 6 を参照)。
f. ツールのリリース ボタンを押して、CPU をソケット内にセットします。ツールを横に置きます。
8. CPU ソケットのヒンジ付きカバー プレートを CPU の上にかぶせて閉じます(図 8 を参照)。
9. CPU のロック レバーを閉じ、ラッチをかけます(図 8を参照)。
図 8 CPU ソケット メカニズムを閉じてヒートシンクを設置する
10. 次のようにして、CPU ヒートシンクを取り付けます。
適切に冷却されるように、ヒート シンクの CPU 側の表面には新しいサーマル グリスが必要です。キットに付属のサーマル グリスには特殊な温度特性があります。他で入手したサーマル グリスは使用しないでください。他のサーマル グリスを使用すると、システムに損傷を与える可能性があります。– 新しいヒートシンクを取り付ける場合は、新しいヒートシンクの底面のサーマル グリスにあらかじめ付いているパッドから保護テープを剥がし、ステップ d. に進みます。
– 以前に取り外したヒートシンクを再利用する場合は、次のステップに進みます。
a. ヒートシンク クリーニング キットは、予備の CPU(UCSX-HSCK=)に付属しています。ヒートシンクの古いサーマル グリスに洗浄液を塗布し、少なくとも 15 秒間吸収させます。
b. ヒートシンク クリーニング キット付属の柔らかい布を使って、古い CPU からサーマル グリスをすべてふき取ります。ヒートシンクの表面を傷付けないように注意してください。
c. CPU(UCS-CPU-GREASE=)に付属のサーマル グリスのシリンジを使用して、CPU の上部に 2 立方センチのサーマル グリスを塗布します。図 9 に示すパターンを使用して、均等に塗布してください。
予備の CPU にはサーマル グリスのシリンジが 2 つ付属しています。それぞれ青いキャップと赤いキャップが付いています。青いキャップのシリンジは UCS-CPU-GREASE= であり、このサーバで使用します。d. ヒートシンクを定位置にし、3 本の非脱落型ネジを CPU ソケットの 3 つのスタンドオフの位置に合わせます。
注意: CPU またはヒート シンクを損傷しないように、ヒートシンクを水平に保ちながら各ネジを均等に締めます。
e. 3 本のヒートシンクの非脱落型ネジを締める場合、No. 2 プラス ドライバを使用します(図 8 を参照)。
注意: シスコではサードパーティの DIMM はサポートしていません。シスコ以外の DIMM をサーバで使用すると、システムに問題が生じたり、マザーボードが損傷したりすることがあります。
注: サーバ パフォーマンスを最大限に引き出すには、メモリの取り付けまたは交換を行う前に、メモリ パフォーマンスに関するガイドラインと装着規則を熟知している必要があります。
CPU には、それぞれ 2 つの DIMM スロットがある 2 つのメモリ チャネル(A と B)があります。DIMM の取り付けを行うときは、次のガイドラインに従ってください。
n DIMM を取り付けるときは、まず各チャネルのスロット 2(青色のスロット)を載せます。最適なパフォーマンスを得るために、DIMM を A2、B2、A1、B1 の順に取りつけます。
n サポートされているのは DDR3 UDIMM だけです。
サポートされる UDIMM:8GB、DDR3、1600 MHz、ECC、UDIMM/PC3-12800/dual rank/x8/1.35v
1. シャーシからカートリッジを取り外す前に、「シャーシからのカートリッジの取り外し」の説明に従って、カートリッジを使用停止にして電源をオフにします。
2. 「カートリッジ カバーの取り外し」の説明に従って、カートリッジのカバーを取り外します。
3. DIMM スロットの両端にあるイジェクト レバーを開き、スロットから DIMM を引き上げます。
DIMM を取り付ける前に、 「DIMM の装着に関するガイドライン」を参照してください。a. 新しい DIMM をマザーボード上の空のスロットの位置に合わせます。DIMM スロット内のアライメント キーを使用して、DIMM を正しい向きに配置します。
b. DIMM がしっかりと装着され、両端のイジェクト レバーが所定の位置にロックされるまで、DIMM の上部の角を均等に押し下げます。
各カートリッジには、垂直バッテリ ホルダーにリアルタイム クロック(RTC)バッテリがセットされています。サーバが電源との接続を解除された場合、RTC バッテリによってカートリッジ設定が保持されます。
バッテリ タイプは CR2032 です。シスコでは、ほとんどの電子ストアから購入できる業界標準の CR2032 バッテリをサポートしています。
1. シャーシからカートリッジを取り外す前に、「シャーシからのカートリッジの取り外し」の説明に従って、カートリッジを使用停止にして電源をオフにします。
2. 「カートリッジ カバーの取り外し」の説明に従って、カートリッジのカバーを取り外します。
3. バッテリの位置は、図 11 に表示されています。垂直ホルダーからバッテリを引き出すときに、バッテリの上から保持クリップをゆっくりと引き上げます。
バッテリのプラス(+)側(平らになっている側)をカートリッジの中央方向に向けます。5. 次のようにして、カートリッジの CMOS 設定を消去します。
a. CMOS のクリア機能を持つ DIP スイッチ 3 を見つけます(図 11 を参照)。
b. DIP スイッチ 3 をオンの位置にスライドしてから、デフォルトのオフの位置に戻します。
7. カートリッジをシャーシに戻し、電源をオンにし、Cisco UCS Manager を使用して再稼働します。
このカートリッジには、特定のサービス機能に使用できるデュアル インライン パッケージ(DIP)のブロックがあります。DIP スイッチは若干異なる方法で動作するため、ご使用の DIP スイッチでは次のいずれかの手順を使用します。
すべてのスイッチは、図 12 に示すようにデフォルトで開(オフ)になっています。
1. シャーシからカートリッジを取り外す前に、「シャーシからのカートリッジの取り外し」の説明に従って、カートリッジを使用停止にして電源をオフにします。
2. 「カートリッジ カバーの取り外し」の説明に従って、カートリッジのカバーを取り外します。
3. ドライバなどの小型の先のとがった物を使って DIP スイッチをオン(閉)の位置に動かしてから、デフォルトのオフの位置に戻します(図 12 を参照)。
すべてのスイッチは、図 12 に示すようにデフォルトで開(オフ)になっています。
1. シャーシからカートリッジを取り外す前に、「シャーシからのカートリッジの取り外し」の説明に従って、カートリッジを使用停止にして電源をオフにします。
2. 「カートリッジ カバーの取り外し」の説明に従って、カートリッジのカバーを取り外します。
3. ドライバなどの小型の先のとがった物を使用して、DIP スイッチをオン(閉)の位置に動かします(図 12 を参照)。
5. カートリッジをシャーシに戻し、電源をオンにし、Cisco UCS Manager を使用して再稼働します。
6. カートリッジをブートできるようにします。これにより、閉にした DIP スイッチの機能が強制的に使用されます。
7. シャーシからカートリッジを取り外す前に、「シャーシからのカートリッジの取り外し」の説明に従って、カートリッジを使用停止にして電源をオフにします。
8. 「カートリッジ カバーの取り外し」の説明に従って、カートリッジのカバーを取り外します。
DIP スイッチをデフォルトの開の位置に戻さないと、カートリッジをブートするたびに、スイッチの機能が強制されます。