Intel E5-2600 v2 シリーズ CPU 用 Cisco UCS C シリーズ サーバ アップグレード ガイド
Cisco UCS C220/C240 のソフトウェアおよびファームウェアの最小要件
Intel E5-2600 v2 シリーズ CPU への Cisco UCS C220/C240 サーバのアップグレード
アップグレード シナリオ 1:UCSM 管理対象サーバ、バージョン 2.1(3) 以前の UCSM、Intel E5-2600 v2 以前の CPU
アップグレード シナリオ 2:スタンドアロン サーバ、1.5(3) 以前の BIOS、Intel E5-2600 v2 以前の CPU
アップグレード シナリオ 3:スタンドアロン サーバ、CPU は Intel E5-2600 v2、スペアの BIOS は 1.5(3) 以前
Cisco UCS C220/C240 サーバの Intel E5-2600 v2 シリーズ CPU のダウングレード
このマニュアルでは、Intel E5-2600 v2 シリーズ CPU を使用するように Cisco UCS C シリーズ サーバを正常にアップグレードするプロセスについて説明します。ダウングレードの場合についても説明します。
• 「Cisco UCS C220/C240 のソフトウェアおよびファームウェアの最小要件」
• 「Intel E5-2600 v2 シリーズ CPU への Cisco UCS C220/C240 サーバのアップグレード」
• 「Cisco UCS C220/C240 サーバの Intel E5-2600 v2 シリーズ CPU のダウングレード」
Intel E5-2600 v2 シリーズ CPU をサポートするために Cisco UCS C220/C240 サーバで必要なソフトウェアおよびファームウェアの最小バージョンは次のとおりです。
(注) このアップグレード手順では、サーバのダウン タイムが発生します。
• 「アップグレード シナリオ 1:UCSM 管理対象サーバ、バージョン 2.1(3) 以前の UCSM、Intel E5-2600 v2 以前の CPU」
• 「アップグレード シナリオ 2:スタンドアロン サーバ、1.5(3) 以前の BIOS、Intel E5-2600 v2 以前の CPU」
• 「アップグレード シナリオ 3:スタンドアロン サーバ、CPU は Intel E5-2600 v2、スペアの BIOS は 1.5(3) 以前」
• C220/C240 サーバが Cisco UCS Manager によって管理されている
• Cisco UCS Manager ソフトウェアは 2.1(3) よりも前のバージョン
• C220/C240 サーバの BIOS/CIMC は 1.5(3) よりも前のバージョン
• C220/C240 サーバの CPU は Intel E5-2600 v2 シリーズより前
この場合、サーバと CPU のアップグレードに次の手順を使用します。
ステップ 1 Cisco UCS Manager ソフトウェアをバージョン 2.1(3) 以降にアップグレードします。
リリース 2.1(お使いのソフトウェア バージョンによって異なる)用の適切なアップグレード ガイド『 Release 2.1 Upgrade Guides 』に記載されている手順を使用します。
ステップ 2 Cisco UCS Manager 2.1(3) を使ってサーバ CIMC をバージョン 1.5(3) 以降にアップグレードし、アクティブ化します。
『 Firmware Management Guide, Release 2.1 』に記載されている、GUI または CLI の手順を使用します。
ステップ 3 Cisco UCS Manager 2.1(3) を使ってサーバ BIOS をバージョン 1.5(3) 以降にアップグレードし、アクティブ化します。
『 Firmware Management Guide, Release 2.1 』に記載されている、GUI または CLI の手順を使用します。
ステップ 5 CPU を Intel E5-2600 v2 シリーズの CPU に交換します。
『 Cisco UCS C220 Server Installation and Service Guide 』または『 Cisco UCS C240 Server Installation and Service Guide 』に記載されている手順を使用します。
ステップ 7 Cisco UCS Manager がサーバを自動的に検出し、関連付けるのを待ちます。
• C220/C240 サーバの BIOS/CIMC は 1.5(3) よりも前のバージョン
• C220/C240 サーバの CPU は Intel E5-2600 v2 シリーズより前
この場合、サーバと CPU のアップグレードに次の手順を使用します。
ステップ 1 Cisco Host Upgrade Utility(HUU)を使ってサーバ CIMC と BIOS を 1.5(3) 以降のバージョンにアップグレードし、アクティブ化します。
このユーティリティ パッケージのダウンロードと使用については、リリース 1.5(3) 以降用の『 Cisco Host Upgrade Utility User Guide 』に記載されている手順を使用してください。
ステップ 3 CPU を Intel E5-2600 v2 シリーズの CPU に交換します。
『 Cisco UCS C220 Server Installation and Service Guide 』または『 Cisco UCS C240 Server Installation and Service Guide 』に記載されている手順を使用します。
このシナリオは、Intel E5-2600 v2 シリーズ CPU を使用しているサーバを交換する必要があるが、利用可能な唯一の代替サーバの BIOS がバージョン 1.5(3) 以前というフィールド サービス固有の状況です。
• 代替 C220/C240 サーバが Intel E5-2600 v2 シリーズ CPU を使用している(古いサーバから CPU を移行後)
• 代替 C220/C240 サーバがバージョン 1.5(3) 以前の BIOS/CIMC を使用している
次の手順を使って代替サーバの BIOS を必要なバージョンにアップグレードします。
ステップ 1 Intel E5-2600 v2 シリーズ CPU(およびその他のコンポーネント)を代替サーバに移行した後、代替サーバの電源をオンにします。
(注) BIOS のバージョンが新しい CPU で必要なバージョンよりも古いため、サーバは起動しません。
CPU を起動できない場合、CIMC および BIOS のアップグレードに通常推奨されている Cisco Host Upgrade Utility(HUU)は使用できません。ただし、HUU ISO イメージには、ブラウザからサーバを更新するために必要なイメージを含む ZIP ファイルが格納されています。次の手順に進み、ブラウザを使ってサーバ BIOS をバージョン 1.5(3) 以降にアップグレードします。
ステップ 2 Cisco.com からリリース 1.5(3) 用の HUU ISO ファイルをダウンロードし、ラップトップなどのコンピュータに保存します。
お使いのリリース用の『 Cisco Host Upgrade Utility User Guide 』に記載されている指示に従います。
ステップ 4 ISO イメージに含まれている zip ファイルを展開します。
(注) CIMC にログインできるように、ターゲット サーバの IP アドレスを確認するには、次の手順に従って、DHCP 対応ネットワークにサーバを接続する必要があります。
ステップ 5 アップグレードするターゲット サーバの IP アドレスを確認します。
a. 専用の管理ポートまたは LOM1 ポート(ターゲット サーバでどのポートがデフォルトで有効になっているかによって異なる)の物理 MAC アドレス ラベルを参照します。
b. 専用の管理ポートまたは LOM 1 ポートに DHCP 対応ネットワークのイーサネット ケーブルを接続します。
DHCP サーバによってポートに IP アドレスが割り当てられます。
c. 接続したポートの MAC アドレスに基づいて DHCP サーバで検索します。MAC アドレスに対応するポートの IP アドレスがリストされます。
ステップ 6 ブラウザで CIMC GUI を使い、ターゲット サーバの IP アドレスに管理者としてログインします。
ステップ 7 CIMC GUI を使って CIMC バージョン 1.5(3) 以降をインストールおよびアクティブ化します。
『 Cisco UCS C-Series Integrated Management Controller GUI Configuration Guide, Release 1.5 』に記載されている手順を使用します。
ステップ 8 管理者としてログインしたら、CIMC GUI を使って BIOS バージョン 1.5(3) 以降をインストールします。
『 Cisco UCS C-Series Integrated Management Controller GUI Configuration Guide, Release 1.5 』に記載されている手順を使用します。
(注) このダウングレード手順ではサーバのダウン タイムが発生します。
• C220/C240 サーバが Cisco UCS Manager によって管理されている
• Cisco UCS Manager ソフトウェアのバージョンが 2.1(3) 以降
• C220/C240 サーバの BIOS/CIMC バージョンが 1.5(3) 以降
• C220/C240 サーバが Intel E5-2600 v2 シリーズ CPU を使用している
次の手順を使って以前のサポート対象 CPU にダウングレードします。
ステップ 2 Intel E5-2600 v2 シリーズ CPU を以前のサポート対象 CPU に交換します。
『 Cisco UCS C220 Server Installation and Service Guide 』または『 Cisco UCS C240 Server Installation and Service Guide 』に記載されている手順を使用します。
ステップ 4 Cisco UCS Manager がサーバを自動的に検出し、関連付けるのを待ちます。
(注) サーバ CIMC および BIOS が含まれる CIMC 1.5(3) バンドルは以前のサポート対象 CPU と下位互換性があるため、次のファームウェア ダウングレード手順は任意です。
ステップ 5 任意:サーバ CIMC をダウングレードします。
『 Integrated Management Controller Configuration Guide, Release 1.5 』に記載されている、GUI または CLI の CIMC ファームウェア管理手順を使用します。
ステップ 6 任意:サーバ BIOS をダウングレードします。
『 Integrated Management Controller Configuration Guide, Release 1.5 』に記載されている、GUI または CLI の CIMC ファームウェア管理手順を使用します。
• Cisco UCS Manager ソフトウェアのバージョンが 2.1(3) 以降
• C220/C240 サーバの BIOS/CIMC バージョンが 1.5(3) 以降
• C220/C240 サーバが Intel E5-2600 v2 シリーズ CPU を使用している
次の手順を使って以前のサポート対象 CPU にダウングレードします。
ステップ 2 Intel E5-2600 v2 シリーズ CPU を以前のサポート対象 CPU に交換します。
『 Cisco UCS C220 Server Installation and Service Guide 』または『 Cisco UCS C240 Server Installation and Service Guide 』に記載されている手順を使用します。
(注) サーバ CIMC および BIOS が含まれる CIMC 1.5(3) バンドルは以前のサポート対象 CPU と下位互換性があるため、次のファームウェア ダウングレード手順は任意です。
ステップ 4 任意:サーバ CIMC をダウングレードします。
『 Integrated Management Controller Configuration Guide, Release 1.5 』に記載されている、GUI または CLI の CIMC ファームウェア管理手順を使用します。
ステップ 5 任意:サーバ BIOS をダウングレードします。
『 Integrated Management Controller Configuration Guide, Release 1.5 』に記載されている、GUI または CLI の CIMC ファームウェア管理手順を使用します。