この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
目次
この章の内容は、次のとおりです。
ハード ドライブは、ブレード サーバをシャーシから取り外さなくても取り外しと取り付けが可能です。
このブレード サーバでサポートされるドライブには、ドライブ スレッドが取り付けられています。 スペアのドライブ スレッドは付属していません。 現在サポートされているドライブの一覧は、次の URL にある仕様シートで確認できます。http://www.cisco.com/c/en/us/products/servers-unified-computing/ucs-b-series-blade-servers/datasheet-listing.html
稼働中のシステムでドライブをアップグレードまたは追加する前に、Cisco UCS Manager でサービス プロファイルを確認し、新しいハードウェア設定が、サービス プロファイルで設定されているパラメータの範囲内になることを確認します。
注意 |
静電破壊を防止するために、作業中は静電気防止用リスト ストラップを着用してください。 |
ブレード サーバにハード ドライブを取り付けるには、次の手順に従います。
ステップ 1 | ハード ドライブ レバーの解除ボタンを押してレバーを開きます。 |
ステップ 2 | ブレード サーバの開口部にハード ドライブを差し込んでゆっくりと押し込み、ハード ドライブを装着します。 |
ステップ 3 |
ハード ドライブ レバーを押して閉じます。 RAID サービスのフォーマットと設定には Cisco UCS Manager を使用します。 詳細については、使用しているバージョンの Cisco UCS Manager の『Configuration Guide』 設定ガイドは、 次の URL で入手できます。http://www.cisco.com/en/US/products/ps10281/products_installation_and_configuration_guides_list.html RAID クラスタを移動する必要がある場合は、『Cisco UCS Manager B-Series Troubleshooting Guide(Cisco UCS Manager B シリーズ トラブルシューティング ガイド)』を参照してください。 |
ステップ 1 | 次の図に示すようにボタンを押し続けます。 |
ステップ 2 | カバーのバック エンドをつかんでカバーを後方に引き、引き上げます。 |
下記は、このサーバに付属しているエア バッフルを示しています。この装置は、サーバ コンポーネントに対する空気の流れを誘導して改善します。 これらの取り付けに工具は必要ありません。 DIMM の上部に配置し、スタンドオフに合わせます。
注意 |
バッフルのタブがマザーボードにあるスロットにセットされていることを確認します。セットされていない場合、サーバ カバーの交換が困難になったり、マザーボードが損傷したりすることがあります。 |
1 |
イジェクタつまみネジ |
7 |
ヒート シンクと CPU(下) |
2 |
SD カード スロット |
8 |
CPU ヒート シンク取り付けガイド ピン |
3 |
モジュラ ストレージ サブシステム コネクタ |
9 |
トラステッド プラットフォーム モジュール(TPM) |
4 |
USB メモリ |
10 |
アダプタ 1 は、Cisco VIC 1340 アダプタと Cisco VIC 1240 アダプタだけをサポートしています。 |
5 |
CMOS バッテリ |
11 |
|
6 |
DIMM スロット |
12 |
診断ボタン |
(注) |
ブレードの起動時に POST 診断によって CPU、DIMM、HDD、アダプタ カードがテストされ、障害があればエラー通知が UCS Manager に送信されます。 通知は Cisco UCS Manager システム エラー ログまたは show tech-support コマンド出力で確認できます。 エラーが検出されると、障害が発生したコンポーネントの横にある LED もオレンジに点灯します。 実行時に、ブレード BIOS とコンポーネント ドライバによってハードウェアの障害がモニタされ、必要に応じてオレンジ色の診断 LED が点灯します。
LED の状態は保存され、シャーシからブレードを取り外すと、LED の値は最大 10 分間継続されます。 マザーボードの LED 診断ボタンを押すと、コンポーネントに障害が発生していることを示す LED が最大 30 秒間点灯するので、コンポーネントの識別が容易になります。 シャーシにブレードを取り付け直して起動すると LED の障害値がリセットされ、プロセスが最初から開始されます。
DIMM 挿入エラーが検出されると、ブレードの検出プロセスが失敗する場合があり、エラーはサーバの POST 情報でレポートされます。これは、UCS Manager GUI または CLI から確認できます。 特定の規則に従って DIMM が装着されている必要があります。 このルールはブレード サーバのモデルによって異なります。 ルールについてはブレード サーバの各マニュアルを参照してください。
DIMM またはアダプタ カードで障害が発生すると、サーバの状態 LED は、軽微な障害ではオレンジに点灯し、重大な障害ではオレンジに点滅します。
すべての Cisco UCS ブレード サーバは、電源がオンになっているシャーシに装着されていない場合は、CR2032 バッテリを使用して BIOS 設定を保持します。
警告 |
バッテリを正しく交換しないと、爆発するおそれがあります。 交換用バッテリは元のバッテリと同じものか、製造元が推奨する同等のタイプのものを使用してください。 Dispose of used batteries according to the manufacturer’s instructions. |
ステップ 1 | 既存のバッテリを取り外します。 |
ステップ 2 |
交換用バッテリを取り付けます。
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サーバに新しい CPU を取り付ける前に、次の点を確認してください。
CPU が特定のモデル サーバでサポートされている。 これは、サーバの技術仕様注文ガイドまたは Cisco UCS 機能カタログの関連リリースで確認できます。
サーバが Cisco UCS Manager によって管理される場合、Cisco UCS Manager 内のこのサーバのサービス プロファイルによって新しい CPU が認識され、許可される。
CPU およびヒート シンクは異なっており、正しい場所に取り付ける必要がある。 前面ヒート シンクおよび CPU 1 と CPU 2 は、ブレード サーバの前面に取り付ける必要があります。 背面ヒート シンクおよび CPU 3 と CPU 4 は、ブレード サーバの背面に取り付ける必要があります。
このブレード サーバでサポートされる DIMM は定期的に更新されます。 現在サポートされていて使用可能な DIMM のリストは、次の URL にある仕様シートに記載されています。
http://www.cisco.com/en/US/products/ps10280/products_data_sheets_list.html [英語]仕様シートに記載されている DIMM 以外のメモリ DIMM は使用しないでください。 これらを使用すると、サーバに修復不可能な損傷を与え、RMA およびダウンタイムが必要になる場合があります。
Cisco UCS B420 の高性能ブレード サーバには、DIMM を取り付けるための 48 個のスロット(各 CPU に 12 個)があります。 各 CPU では 12 個の DIMM スロットが 4 チャネルに分散しています。 このブレード サーバでは、すべての装着された CPU に少なくとも 1 個の DIMM が接続されている必要があります。 CPU が不在のスロットに取り付けられた DIMM は認識されません。 最適なパフォーマンスを得るには、すべての CPU に DIMM を均等に分散させます。 DIMM コネクタ ラッチは青、黒、および白に色分けされており、この順序で DIMM を取り付ける必要があります。
各 CPU には 4 個のチャネルがあり、3 つの DIMM を構成しています。 各チャネルは 1 文字で識別されます。 各チャネル メンバは、1、2、または 3 の番号によって識別されます。
DIMM スロットは、それぞれの関連する CPU に隣接しています。 DIMM を取り付けるときは、次の表に示す構成で追加する必要があります。
アダプタ スロット 1 は、Cisco VIC 1340 アダプタと VIC 1240 アダプタだけをサポートしています。 これらの VIC は、Cisco UCS 6100 および 6200 シリーズ ファブリック インターコネクトを介して接続を提供します。 Cisco VIC 1200 シリーズ(1240 および 1280)は、UCS 6100 および 6200 シリーズ ファブリック インターコネクトの両方を実装する UCS ドメインで互換性があります。 Cisco VIC 1300 シリーズ(1340 および 1380)は、UCS 6200 シリーズ ファブリック インターコネクトのみと互換性があります。
(注) |
これを扱う作業では、アダプタ カードを取り外す必要があります。 |
ステップ 1 | VIC のボードを、コネクタがマザーボードのコネクタの上にくるように保持し、非脱落型ネジをマザーボード上のスタンドオフ ポストの位置に合わせます。 | ||
ステップ 2 | VIC のボードのコネクタをマザーボードのコネクタにしっかりと押し込みます。 | ||
ステップ 3 |
非脱落型ネジを締めます。
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ネットワーク アダプタとインターフェイス カードは、すべて同じ取り付け手順に従います。 これらのカードは頻繁に更新されます。 現在サポートされていてこのサーバに対して使用可能なモデルは、次の URL の仕様シートに記載されています。
http://www.cisco.com/en/US/products/ps10280/products_data_sheets_list.html [英語]
VIC 1340 および VIC 1380 アダプタには Cisco UCS 6200 シリーズ ファブリック インターコネクトが必要で、Cisco Nexus 2208XP および 2204XP ファブリック エクステンダ(FEX)モジュールをサポートしています。
VIC 1240 および VIC 1280 アダプタは、Cisco UCS 6200 および 6100 シリーズ ファブリック インターコネクトをサポートしており、また Cisco Nexus 2208XP、2204XP および 2104XP FEX モジュールをサポートしています。 VIC 1240 または 1280 を UCS 6100 シリーズ ファブリック インターコネクトで使用する場合、ブレード サーバには Cisco UCS Manager の最小ソフトウェア リリース 2.2 が必要です。
あるタイプのアダプタ カードを別のタイプのアダプタ カードに切り替える場合は、アダプタを物理的に切り替える前に、最新のデバイス ドライバをダウンロードして、サーバのオペレーティング システムにロードしてください。 詳細については、該当する『Cisco UCS Manager Software Configuration Guide』の「Firmware Management(ファームウェア管理)」の章を参照してください。
ステップ 1 | アダプタ ボードをコネクタがマザーボードのコネクタの上にくるように保持し、アダプタの 2 本の非脱落型ネジをマザーボード上のスタンドオフ ポストの位置に合わせます(番号 1)。 |
ステップ 2 | アダプタのコネクタをマザーボードのコネクタにしっかりと押し込みます(番号 2)。 |
ステップ 3 |
非脱落型ネジを締めます(番号 3)。
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トラステッド プラットフォーム モジュール(TPM)は、サーバの認証に使用するアーティファクトを安全に保存できるコンポーネントです。 これらのアーティファクトには、パスワード、証明書、または暗号キーを収録できます。 プラットフォームが信頼性を維持していることを確認するうえで効果的なプラットフォームの尺度の保存でも、TPM を使用できます。 すべての環境で安全なコンピューティングを実現するうえで、認証(プラットフォームがその表明どおりのものであることを証明すること)および立証(プラットフォームが信頼でき、セキュリティを維持していることを証明するプロセス)は必須の手順です。 これは Intel の Trusted Execution Technology(TXT)セキュリティ機能の要件であり、TPM を搭載したサーバの BIOS 設定でイネーブルにする必要があります。
(注) |
TPM の取り付けは、工場出荷後にサポートされます。 ただし、TPM は一方向ネジで取り付けられるため、交換したり、別のサーバに取り付けたりすることはできません。 TPM を取り付けたサーバを返却する場合は、交換用サーバを新しい TPM とともにオーダーする必要があります。 |
ステップ 1 |
TPM のハードウェアを取り付けます。
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ステップ 2 |
BIOS での TPM サポートをイネーブルにします。
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ステップ 3 | BIOS での TPM 状態をイネーブルにします。 | ||||
ステップ 4 | [TPM Support] と [TPM State] が [Enabled] であることを確認します。 | ||||
ステップ 5 |
BIOS での Intel TXT 機能をイネーブルにします。
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目次
- ブレード サーバの保守
- ドライブの交換
- ブレード サーバのハード ドライブの取り外し
- ブレード サーバのハード ドライブの取り付け
- ブレード サーバのカバーの取り外し
- エア バッフル
- 内部コンポーネント
- 診断ボタンと LED
- CMOS バッテリの取り付け
- モジュラ ストレージ サブシステムの取り付け
- ヒート シンクおよび CPU の取り外し
- 新しい CPU およびヒート シンクの取り付け
- メモリの取り付け
- サポートされている DIMM
- メモリ配列
- チャネル
- メモリのパフォーマンス
- mLOM アダプタの取り付け
- スロット 2 または 3 へのアダプタ カードの取り付け
- トラステッド プラットフォーム モジュールの取り付けおよび有効化
この章の内容は、次のとおりです。
- ドライブの交換
- ブレード サーバのカバーの取り外し
- エア バッフル
- 内部コンポーネント
- 診断ボタンと LED
- CMOS バッテリの取り付け
- モジュラ ストレージ サブシステムの取り付け
- ヒート シンクおよび CPU の取り外し
- 新しい CPU およびヒート シンクの取り付け
- メモリの取り付け
- mLOM アダプタの取り付け
- スロット 2 または 3 へのアダプタ カードの取り付け
- トラステッド プラットフォーム モジュールの取り付けおよび有効化
ドライブの交換
ハード ドライブは、ブレード サーバをシャーシから取り外さなくても取り外しと取り付けが可能です。
このブレード サーバでサポートされるドライブには、ドライブ スレッドが取り付けられています。 スペアのドライブ スレッドは付属していません。 現在サポートされているドライブの一覧は、次の URL にある仕様シートで確認できます。http://www.cisco.com/c/en/us/products/servers-unified-computing/ucs-b-series-blade-servers/datasheet-listing.html
稼働中のシステムでドライブをアップグレードまたは追加する前に、Cisco UCS Manager でサービス プロファイルを確認し、新しいハードウェア設定が、サービス プロファイルで設定されているパラメータの範囲内になることを確認します。
注意
静電破壊を防止するために、作業中は静電気防止用リスト ストラップを着用してください。
ブレード サーバのハード ドライブの取り付け
手順
ステップ 1 ハード ドライブ レバーの解除ボタンを押してレバーを開きます。 ステップ 2 ブレード サーバの開口部にハード ドライブを差し込んでゆっくりと押し込み、ハード ドライブを装着します。 ステップ 3 ハード ドライブ レバーを押して閉じます。 RAID サービスのフォーマットと設定には Cisco UCS Manager を使用します。 詳細については、使用しているバージョンの Cisco UCS Manager の『Configuration Guide』 設定ガイドは、 次の URL で入手できます。http://www.cisco.com/en/US/products/ps10281/products_installation_and_configuration_guides_list.html
RAID クラスタを移動する必要がある場合は、『Cisco UCS Manager B-Series Troubleshooting Guide(Cisco UCS Manager B シリーズ トラブルシューティング ガイド)』を参照してください。
内部コンポーネント
診断ボタンと LED
ブレードの起動時に POST 診断によって CPU、DIMM、HDD、アダプタ カードがテストされ、障害があればエラー通知が UCS Manager に送信されます。 通知は Cisco UCS Manager システム エラー ログまたは show tech-support コマンド出力で確認できます。 エラーが検出されると、障害が発生したコンポーネントの横にある LED もオレンジに点灯します。 実行時に、ブレード BIOS とコンポーネント ドライバによってハードウェアの障害がモニタされ、必要に応じてオレンジ色の診断 LED が点灯します。
LED の状態は保存され、シャーシからブレードを取り外すと、LED の値は最大 10 分間継続されます。 マザーボードの LED 診断ボタンを押すと、コンポーネントに障害が発生していることを示す LED が最大 30 秒間点灯するので、コンポーネントの識別が容易になります。 シャーシにブレードを取り付け直して起動すると LED の障害値がリセットされ、プロセスが最初から開始されます。
DIMM 挿入エラーが検出されると、ブレードの検出プロセスが失敗する場合があり、エラーはサーバの POST 情報でレポートされます。これは、UCS Manager GUI または CLI から確認できます。 特定の規則に従って DIMM が装着されている必要があります。 このルールはブレード サーバのモデルによって異なります。 ルールについてはブレード サーバの各マニュアルを参照してください。
DIMM またはアダプタ カードで障害が発生すると、サーバの状態 LED は、軽微な障害ではオレンジに点灯し、重大な障害ではオレンジに点滅します。
CMOS バッテリの取り付け
新しい CPU およびヒート シンクの取り付け
手順サーバに新しい CPU を取り付ける前に、次の点を確認してください。
CPU が特定のモデル サーバでサポートされている。 これは、サーバの技術仕様注文ガイドまたは Cisco UCS 機能カタログの関連リリースで確認できます。
サーバが Cisco UCS Manager によって管理される場合、Cisco UCS Manager 内のこのサーバのサービス プロファイルによって新しい CPU が認識され、許可される。
CPU およびヒート シンクは異なっており、正しい場所に取り付ける必要がある。 前面ヒート シンクおよび CPU 1 と CPU 2 は、ブレード サーバの前面に取り付ける必要があります。 背面ヒート シンクおよび CPU 3 と CPU 4 は、ブレード サーバの背面に取り付ける必要があります。
ステップ 1 CPU キャリアを両側から保持します(矢印で示すように)。 2 つの CPU キャリアのペグを自動ロード ソケット(SLS)のプラグ シートに挿入し位置を調整します。 適切な位置に配置されるように、ALIGN の文字の下にある黄色の横線が水平であることを確認します。 ステップ 2 カチッと音がするまで外側から CPU キャリアの上部をゆっくり押し込みます。 ステップ 3 ソケット ラッチを閉じます。 ステップ 4 自動ロード ソケット(SLS)のレバー を固定します。 ステップ 5 SLS のレバー を固定します。 ステップ 6 付属の熱グリースを使用して、CPU とヒート シンクを熱結合します。 ステップ 7 ヒート シンクを設置します。 マザーボードに取り付けられる黄色の CPU ヒート シンク取り付けガイド ピンは、ヒート シンクの切り欠き部を使用して調整し、ヒート シンクが適切に取り付けられるようにする必要があります。 ステップ 8 図に示す順序で 4 本の非脱落型ネジを締めます。
メモリの取り付け
手順
ステップ 1 カチッという音がするまで、両端が均等になるようにして DIMM をスロットに押し込みます。 DIMM には正しい取り付け方向があります。 通常の力で DIMM がソケットに収まらない場合は、DIMM のノッチの位置がスロット側と一致しているかどうかを確認します。
(注) DIMM のノッチがスロットに合っていることを確認します。 ノッチが合っていないと、DIMM またはスロット、あるいはその両方が破損するおそれがあります。
ステップ 2 DIMM コネクタ ラッチを内側に少し押して、ラッチを完全にかけます。
サポートされている DIMM
このブレード サーバでサポートされる DIMM は定期的に更新されます。 現在サポートされていて使用可能な DIMM のリストは、次の URL にある仕様シートに記載されています。
http://www.cisco.com/en/US/products/ps10280/products_data_sheets_list.html [英語]メモリ配列
Cisco UCS B420 の高性能ブレード サーバには、DIMM を取り付けるための 48 個のスロット(各 CPU に 12 個)があります。 各 CPU では 12 個の DIMM スロットが 4 チャネルに分散しています。 このブレード サーバでは、すべての装着された CPU に少なくとも 1 個の DIMM が接続されている必要があります。 CPU が不在のスロットに取り付けられた DIMM は認識されません。 最適なパフォーマンスを得るには、すべての CPU に DIMM を均等に分散させます。 DIMM コネクタ ラッチは青、黒、および白に色分けされており、この順序で DIMM を取り付ける必要があります。
mLOM アダプタの取り付け
手順アダプタ スロット 1 は、Cisco VIC 1340 アダプタと VIC 1240 アダプタだけをサポートしています。 これらの VIC は、Cisco UCS 6100 および 6200 シリーズ ファブリック インターコネクトを介して接続を提供します。 Cisco VIC 1200 シリーズ(1240 および 1280)は、UCS 6100 および 6200 シリーズ ファブリック インターコネクトの両方を実装する UCS ドメインで互換性があります。 Cisco VIC 1300 シリーズ(1340 および 1380)は、UCS 6200 シリーズ ファブリック インターコネクトのみと互換性があります。
(注)
これを扱う作業では、アダプタ カードを取り外す必要があります。
ステップ 1 VIC のボードを、コネクタがマザーボードのコネクタの上にくるように保持し、非脱落型ネジをマザーボード上のスタンドオフ ポストの位置に合わせます。 ステップ 2 VIC のボードのコネクタをマザーボードのコネクタにしっかりと押し込みます。 ステップ 3 非脱落型ネジを締めます。
ヒント VIC を取り外すには、上記の手順と逆の順序で行います。 マザーボードからコネクタを取り外すときは、コネクタとの接続が緩むまで、コネクタの長さ方向に基板を数回ゆっくり往復運動させると効果的です。
スロット 2 または 3 へのアダプタ カードの取り付け
手順ネットワーク アダプタとインターフェイス カードは、すべて同じ取り付け手順に従います。 これらのカードは頻繁に更新されます。 現在サポートされていてこのサーバに対して使用可能なモデルは、次の URL の仕様シートに記載されています。
http://www.cisco.com/en/US/products/ps10280/products_data_sheets_list.html [英語]
サーバには 3 つのアダプタ スロットがあります。VIC 1340 および VIC 1380 アダプタには Cisco UCS 6200 シリーズ ファブリック インターコネクトが必要で、Cisco Nexus 2208XP および 2204XP ファブリック エクステンダ(FEX)モジュールをサポートしています。
VIC 1240 および VIC 1280 アダプタは、Cisco UCS 6200 および 6100 シリーズ ファブリック インターコネクトをサポートしており、また Cisco Nexus 2208XP、2204XP および 2104XP FEX モジュールをサポートしています。 VIC 1240 または 1280 を UCS 6100 シリーズ ファブリック インターコネクトで使用する場合、ブレード サーバには Cisco UCS Manager の最小ソフトウェア リリース 2.2 が必要です。
あるタイプのアダプタ カードを別のタイプのアダプタ カードに切り替える場合は、アダプタを物理的に切り替える前に、最新のデバイス ドライバをダウンロードして、サーバのオペレーティング システムにロードしてください。 詳細については、該当する『Cisco UCS Manager Software Configuration Guide』の「Firmware Management(ファームウェア管理)」の章を参照してください。
ステップ 1 アダプタ ボードをコネクタがマザーボードのコネクタの上にくるように保持し、アダプタの 2 本の非脱落型ネジをマザーボード上のスタンドオフ ポストの位置に合わせます(番号 1)。 ステップ 2 アダプタのコネクタをマザーボードのコネクタにしっかりと押し込みます(番号 2)。 ステップ 3 非脱落型ネジを締めます(番号 3)。
トラステッド プラットフォーム モジュールの取り付けおよび有効化
手順トラステッド プラットフォーム モジュール(TPM)は、サーバの認証に使用するアーティファクトを安全に保存できるコンポーネントです。 これらのアーティファクトには、パスワード、証明書、または暗号キーを収録できます。 プラットフォームが信頼性を維持していることを確認するうえで効果的なプラットフォームの尺度の保存でも、TPM を使用できます。 すべての環境で安全なコンピューティングを実現するうえで、認証(プラットフォームがその表明どおりのものであることを証明すること)および立証(プラットフォームが信頼でき、セキュリティを維持していることを証明するプロセス)は必須の手順です。 これは Intel の Trusted Execution Technology(TXT)セキュリティ機能の要件であり、TPM を搭載したサーバの BIOS 設定でイネーブルにする必要があります。
(注)
TPM の取り付けは、工場出荷後にサポートされます。 ただし、TPM は一方向ネジで取り付けられるため、交換したり、別のサーバに取り付けたりすることはできません。 TPM を取り付けたサーバを返却する場合は、交換用サーバを新しい TPM とともにオーダーする必要があります。
ステップ 1 TPM のハードウェアを取り付けます。 ステップ 2 BIOS での TPM サポートをイネーブルにします。
(注) TPM サポートは、M4 ブレード サーバ(Cisco UCS B200 M4 ブレード サーバ、Cisco UCS B420 M4 ブレード サーバ、Cisco UCS B260 M4 および B460 M4 ブレード サーバなど)の BIOS ではデフォルトでイネーブルになっています。
ステップ 3 BIOS での TPM 状態をイネーブルにします。 ステップ 4 [TPM Support] と [TPM State] が [Enabled] であることを確認します。 ステップ 5 BIOS での Intel TXT 機能をイネーブルにします。